人狼議事


105 CLUB【_Ground】

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視点:


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 02時頃


【見】 地下鉄道 フランク

―翌週・研究ルーム―

 あ゛あ゛―――――――。

[二週間前と同じ構図がここにある。
強いて言えば先々週よりはまともに睡眠もとっていたし、それほど汚くもなかった。
与えられたシャツとスラックスは、暫くの内に伸びて汚れてそのままだが
髪が脂っぽく、体が汗臭いだなんて事にはまだなっていないようだ。]

 風邪くらいほっぽっときゃ治るだろ過保護なんだよ、ったく。
 俺に移ったらどうしてくれる。

[いつだかに買われて行った動物のケアが最近立て続けに入っていた。
冬の寒さにやられたらしく、風邪を引く個体もあるらしい。
男はわしわしとぼさぼさの頭を掻いた。
すこし、鼻を啜って。]

(@2) 2013/12/21(Sat) 02時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[一週間の間に、残された動物たちの世話も勿論行った。
誰に対しても男の口調は淡々としていて、愛も温度も優しさも与えることはなかった。
虎からの呼び出しが増えた気はしたが、二回に一度は部下を向かわせた。
男に世話をされる事に、意味を見出してしまわぬように。]

 さぶ

[淹れたての珈琲を啜る。
一週間前も、部下が気遣ったのかなんなのか熱い珈琲を淹れてくれたか。
思い出して、ああもう一週間もたったのかと平然と思った。
仕事があるということは、色んなものを忘れさせてくれる。
実に都合のいいツールだ。]

(@4) 2013/12/21(Sat) 02時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 えーえーつーとー。
 今日は蛇がご成約ね、誰が“運ぶ”よ?

[手元ではキーボードを打ち込みながら、研究ルームにいる部下に問う。]

 他にいたっけ?
 つか、てことはあと一人か。

[成約を迎えていない客の数は、残り一人。
その客ももし決まれば、愛玩動物は必然二匹残る事になる。
残される動物は何を思うのか。
男は襟足に手を伸ばし、掻き毟る。
そこには先週ついた噛み痕も癒え、首に揺れる銀色もなくなっていた。]

(@6) 2013/12/21(Sat) 02時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 03時頃


【見】 地下鉄道 フランク

[通信は少しずつ増えている虎からのもの。
先週のあれは、おおいにマズったかと。]

 どっちでもいい、悪いんだが虎のとこ行ってくれねぇか。
 爪切ってほしいんだと。
 俺は世話を、ちょい離れる。

[それは虎だけでなく、単純に愛玩動物全体に対しての事である。
理由を聞かれれば隠すことなく“寮での生活に慣れさせないため”と
淡々とした声で答えるだろう。]

 代わりに、接客、シマス。

[そしてとても嫌そうに、眉をしかめてそう言っただろう。]

(@9) 2013/12/21(Sat) 03時頃

フランクは、切れた通信に溜息一つ。

2013/12/21(Sat) 03時頃


【見】 地下鉄道 フランク

[溜息を抑える方法はたった一つと言わんがばかりに
そこに誰が居ようとお構いなく、煙草を一本掴んだ。
数週間前にやってきた、まだ新品のはずの空気清浄機は 2
(1.壊れた 2.瀕死の音を立てている)]

 でーぇッ く しィッ !!!!

 さ  ―――っびい。

[くしゃみと寒さが体を駆けたのは、煙を吐き出すと同時。
一週間前とは違い、煙草の消費量は緩やかに元に戻っていた。
とはいえ今日も今日とて、灰皿は山のように煙草の死骸を溜め込んでいる。]

(@11) 2013/12/21(Sat) 03時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[まさか、捨ててしまったロケットが拾われているなど(>>@10
ましてやティーの白衣の中で眠っているなど知らず(>>@13
微かな重さを失い涼しくなってしまった首に、男が指を伸ばすことはない。]

 そうか。
 じゃ、もう一匹決まった時はサミュに行かす。
 ああいうのは、経験しとくべきだからな。

[目の前で目隠しが外されるという儀式めいた、それ。
一種の心的外傷(トラウマ)にもなりかねないもの。
“男”としては味わわせたくない事だが、“上司”としてはそういうわけにもいかず。]

 つわけなんで虎の方はサミュ、よろしく。
 ティーは蛇頼んだ。

[ぴらぴらと手を上げた。
男はまだ研究ルームを出るつもりがないらしい。]

(@14) 2013/12/21(Sat) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[引っ切り無しに印刷を続けるプリンターの音と、死にかけの空気清浄機の悲鳴。
ずぞぞ、と珈琲を啜る。
先週淹れられた引き立てのドリップに敵わないインスタント。
煙草と相俟って、口の中は泥臭く感じた。
モニターを確認すると、其々の動物達が見える。
広間には使い慣れたであろう三つのボール。
所々に散らばった10冊の本。]

 ――――――。

[思いだしたように、机の中の奥底から取り出したのは
怪獣が表紙に描かれていたものと同じ絵本。

ぱら、と捲る。]

(@15) 2013/12/21(Sat) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[ティラノサウルスがアンキロサウルスの子供を拾う、話。
はじめは餌にと捕まえたそれが、奇妙な親子関係となり。
そこに幸せを見出し、けれど結局結末は――――。]

 やっぱこれ“は”好きだな。

[他を読んだことがあるわけでもない。
新作を書くらしいが、中身はどんな内容になるのやら。
ただのラブエッセイとかありえるんじゃないか、なんて鼻で笑いながら。
絵本を数度読み返す間、煙草の煙が静かに *揺れた*]

(@16) 2013/12/21(Sat) 04時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 04時頃


【見】 地下鉄道 フランク

 あ゛ーーーーー…。

[端末から聞こえた客からの声に、ずると鼻を啜る。
部下たちに声をかけてから少し思案顔のまま。
まだ暫くは *研究ルームに*]

(@17) 2013/12/21(Sat) 10時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 10時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 10時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

―研究ルーム―

 ――――――チッ。

[ちらほらと届く通信、部下との会話。
その中にひとつ、男にとっては酷く返答に困難なものがある。
マイクが舌打ちを拾わなかったことには感謝するしかない。
深く考え、考慮を繰り返した結果。
繋いだ通信に乗せる声は、どんな色をしていたのだろう。]

(@24) 2013/12/21(Sat) 17時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ――――お前は“愛玩動物”だ。
 主人を選ぶ権利は、お前にはない。
 買われて目を合わせれば、それが絶対だ、抗えねぇ。

[酷く冷たく、ともすれば吐き捨てるような声。
当たり前の残酷な事実を淡々と告げる。]

 下らんこと思う前に、買われることでも考えろ。

[研究ルームに、あるいは繋がる小型通信機にさえ声が拾われる。
部下たちの耳にも、モニターの向こう側にも。]

(@25) 2013/12/21(Sat) 17時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 っ、たく。

[ままならん、一言だけ呟いて。
渡されていた爪切りを手に寮へと歩き出した。]

 ――――――。

[過去は重なれど、既に捨てたもの。
感情は重なれど、既に殺したもの。
固く閉ざし。]

(@26) 2013/12/21(Sat) 18時頃

【見】 地下鉄道 フランク

―寮・虎の部屋―

[中からは丁度、爪を研ぐ強い音が漏れている。
荒れてるな、と客観的に思いながら扉を強めに叩いた。]

 おい、虎。
 来てやったぞ、目隠ししろ。

[来ないといいながら訪れる声に、虎の機嫌はどうなるか。]

(@27) 2013/12/21(Sat) 18時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 18時頃


【見】 地下鉄道 フランク

―寮・虎の部屋―

 入るぞ。

[少し間をおいたのは、通信に向けた怒気を掻き消すため。
しかし扉を開けるその手が、少しの怒りを残したままだ。
どんな瞳をしているかは、目隠しの下。
判断することはできず、見えた指先の惨状に。]

 ――――お前、なにしてんだ。

[消そうとした怒りが滲む。
つかつかと歩みより、赤い筋を描く指先をひっつかむ。
迷うことなく口に運び、鉄錆を舐め上げた。
暫くの間!何も喋らない。]

(@36) 2013/12/21(Sat) 20時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[ふつりと切れた通信に、男は考える。
乾いた砂の音、長い沈黙、先にきられたことご決定打。
部下が何を考えているかなど、明確に知ることは出来ない。
ただぼんやりとした輪郭が、店のランタンの明かりのように浮かび上がった。

気付かない。
気付かないで。

そんな防波堤。]

(@37) 2013/12/21(Sat) 20時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 22時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

―寮・虎の部屋―

[男は暫く無言であった。
時折何か唇を動かしたが、それは明らかに虎に宛てた声ではなく。
向かう先は幾つかの通信。
それが重なる度、男に降り積もる白い雪。

不機嫌に返す虎の声(>>53)に何も返すことなく
無残な死体と成り果てた爪研ぎ板と、掴んだ指先を交互に見やり。
水音だけを響かせて、鉄錆を舐めあげた。]

 ――――――。

[無言は語るよりも雄弁に怒りを表す。]

(@49) 2013/12/21(Sat) 23時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/21(Sat) 23時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

 ――――おい。

[虎の小さな歯軋りが聞こえる。
男は口を話すと、指に刺さっていた破片を自身の手に吐き出した。
白衣のポケットに突っ込み、黒縁の向こう側で眉間にシワを寄せ。
落とした声が酷く低く、苛立っていたのだということを漸く自覚する。
落ち着けるようにと息を吐き出し。]

 先週、「ここにいたい」って言ったな。

[指の傷については、今叱るべきではないと判断を下す。
感情の吐露、発散。
人間とは違うのだ、こんな風にしか表せない事くらいわかっている。
代わりに問うのは、先週背中で聞いた言葉。]

(@54) 2013/12/21(Sat) 23時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[男は乱雑に付けられた目隠しに指を掛ける。]


 “何で”だ?


[それは解く為ではなく、固く結ぶ為に。]

(@56) 2013/12/21(Sat) 23時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 00時頃


【見】 地下鉄道 フランク

 ――――。

[“痛い”と告げる声が、余程痛い。
伸ばされる腕に抗う術を男は持たず、また拒否するつもりもなく。]

 ――――――。

[けれど、受け止めることもない。

残酷だ。
どこかの誰かが無垢な少女を唆す悪魔だとするならば。
男のそれは、覚えてはならぬ感情を植えつける黄金の果実。]

(@58) 2013/12/22(Sun) 00時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 だから「ここにいたい」のか?
 “痛い”んだったら、ここから出てちゃんと愛してもらえばいい。

[男の指先は、目隠しを縛る。
決してここで剥がれ落ちることのないように。]

 俺から離れれば、“いたい”のもなくなる。

[服を掴む手に触れ。
落とすのは――――]

(@59) 2013/12/22(Sun) 00時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ――――“わかったな”。

[それは確認ではなく、強く教え込む言葉。
残酷な声を落とし、冷酷な言葉を残し、男は立ち上がる。
仕事は多い、揺れていてはならない。
掴む手を引き剥がし、呼び止められても男が足を止める事はない。]

 爪、後で消毒に来させる。
 体を疵物にするな、いいな。

[言い残し、外へ。]

(@61) 2013/12/22(Sun) 00時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 
 
        (ああ)

                              (どうして)

    (何故)                  (アイツは)


            (お前らは)



               (俺は――――)
 
 

(@63) 2013/12/22(Sun) 01時頃

【見】 地下鉄道 フランク

―通路―

[男の足音は早く、早く、早く。
研究ルームに向かう途中、通信機から声が落ちた。

歩調が変わる。

Prestissimo to ritard.
Ed pesante.

無音の通路に響く演奏。

――――Fermata.]

(@64) 2013/12/22(Sun) 01時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[――――――ダンッッ!!!!!]



[壁を殴りつける音が響いた。
握り締める掌、獣ほど鋭利でない爪が皮膚に食い込み。
噛み締めた奥歯は骨の軋むようなざらついた音で。]

 ――、――――。

[言葉を紡げない、息さえ吐き出せない。
だからカメラに映らない位置で、動物たちには届かないように。
ただ、部下たちにつながる通信機だけが音を拾ったなど思いもしないで。]

(@65) 2013/12/22(Sun) 01時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[息を、吐き出す。
息を、吸い込む。
単純なその二つを繰り返し。]

 ――――、ッゲホ!

[喉奥から咳を溢して、男は歩き出した。
壁を殴るほどに激昂出来る若さがあったのかと、どこか客観的すぎる感想を溢して。
心を凍てつかせ、降りしきる雪の中に佇むよう。
音もなく、冷たく。
冷静さを取り戻し、男は研究ルームへ向かった。]

(@70) 2013/12/22(Sun) 01時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

―研究ルーム―

[パソコンの中に眠る情報の山の中を掻き分ける。
クリックする指先は、“痛い”。
しかし迷うことなく救い上げ、プリンターが過去を数枚吐き出し始めた。]

 ――――――。

[煙草を取り出し、火を灯す。
昇る白い煙、苦い苦い、タールとニコチン。
銀色が揺れる。
男の首にではなく、黒縁のガラス板に映る“誰か”の胸元に。]

(@73) 2013/12/22(Sun) 02時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 02時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 02時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 02時頃


【見】 地下鉄道 フランク

[背中に普段聞かないノックの音が響く。
丁度印刷が終わった紙を手にとり、煙草のフィルターを噛んだ。]

 ああ、珈琲でも飲むか。

[代わりに普段はやらない、珈琲の支給。
挽きたてのドリップではなく、泥臭いインスタントだが。
黒く深い、その色を渡し。]

 ま、座れ。

[カチリと、通信機のスイッチを入れたままにする。
本来ならばここに呼ぶべきであろう、もう一人の部下へ。
職務を言い渡し、呼びつけるわけにもいかない。]

(@83) 2013/12/22(Sun) 02時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 寒いからな、つか降ってんのか。
 寒いはずだ。

[珈琲を啜る、熱く感じないのは熱が出始めているからだろうか。
気取られぬように、咳を噛み殺した。]

 ああ。

[印刷物、一字一句間違うことなく記憶している情報。
渡して、情報を読み上げていく。
それはどちらの部下もまだ男の元に配属されていない、遠い遠い記憶。
男が製作に始めて携わった、一匹の記録。]

(@87) 2013/12/22(Sun) 03時頃

【見】 地下鉄道 フランク

TT:9003 【Clarissa】

height/162.7
weight/48.0
type/Holland Lop

----------

垂れ下がる大きな耳、小さな尻尾の特徴を確認。
寂しがる性質が強いが、主張を苦手とする。
性的欲求は元の個体故に強いが同じく主張を嫌う為、留意する事。
認識した相手にはよく甘える。
詩集、音楽、絵本などを好む。

≪追記≫
成約済み
立ち会い ― “Frank.F”

(@88) 2013/12/22(Sun) 03時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[インクが描くのは、柔らかな笑みを見せる兎の愛玩動物。
桃色の愛らしいキルティングに身を包む。
その胸元に揺れるのは、銀色。

男の唇が辿る情報は、印刷物と全く同じ。
そして追記された立ち会いの名は、部下には見覚えのないものだろう。
上からはFFと呼ばれている、男の本名。]

 どこから、話すかね。

[話す口調は、御伽噺の一つでも語るよう。]

 もう、十八年も前になるか。
 俺が二十歳になった頃の話だ。

(@90) 2013/12/22(Sun) 03時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 03時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 03時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

 切欠なんぞ、たいしたこっちゃなくてな。
 単純に人と付き合うのが苦手で、頭動かすのは得意だからこの職に就いた。
 十八で入って二年働いて、初めて製作に携わる事になって。
 つっても、勿論今ほど重役じゃなかったけどな。

[その頃は若く、自分の見えている世界が全てで。
ただ目の前の今日を、明日を、生きていた。]

 アイツが生まれた時は、そりゃあ、嬉しくてな。

[忘れるはずがない、柔らかな雪が舞い落ちる夜。
神の祝福を受けて“生まれた”のだと思うほど。]

 一番下っ端だった俺が、世話係に就いた。

(@94) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 この“仕事”がどういうモンなのか、全然わかってなかったんだろうな。

[こうして冷酷で在る現在(いま)は、過去のそれ故に。
虎にも、フェネックにも、ティーにも、サミュにも。
他にも、誰にも落とした冷たい雨音。]

 俺も、アイツも、すぐに惹かれあった。
 “世話”なんぞしてると、そうなっちまうのかもしんねぇ。
 若い所員にはよく在る詰まらん話だ。

[最初は警戒していた兎が、徐々に慣れ。
男に甘えるようになり、寂しくなれば呼び、詩を詠い。
男もすぐに足を向け、小さな体を抱き締め、絵本を読み聞かせ。
目隠しを外したい衝動を何度抑えたか。
体を重ねたい欲求を何度慰めたか。]

(@95) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ――――愛してたよ。

[目を閉じなくても、耳を塞がなくても、すぐそこにまだ残る感触。
部下の小さな声(>>@98)に、重なったのは偶然か。]

 揃いのロケットなんて買って、こっそり渡したりしてな。
 “いつか”一緒に写真をとって、お互いで持とうなんて
 下らん未来を、叶えられると信じてた。

[減俸もペナルティも、研究所を追い出されても構わなかった。
二人で並んでいけるなら、歩んでいけるなら。]

 それが“愛”だと信じてた。

[その愛(プロセス)は、かくも脆く。
“いつか”なんて曖昧なもの、いつまで待っても訪れる事はない。]

(@101) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 まあ、愛らしい顔だったから。
 アイツに買い手が着くのは遅くなかった。
 出荷されてすぐに成約になった、飼い主の顔なんざ覚えてねぇが。

[一度珈琲に視線を落とす。
兎の顔は忘れずとも、飼い主になった男の顔は思い出せない。]

 世話係として、立ち会いが決まった。
 俺はその場をぶち壊して、奪って逃げようとも思ってた
 ……その頃は、若かったからな。

[そう、もう二〇年も経ってしまった。
それほどの若さも、眩しさも、真っ直ぐさも、“数週間前(いま)”の男にはなく。]

 アイツもものすごく嫌がってた。
 でも、それは決定事項で、どうしようもない事だ。
 お前なら、わかるだろ?

[赤い羽根の記憶、深層で触れた男とサミュの似た部分。]

(@102) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 普段泣くようなヤツじゃねぇのに、泣き喚いて暴れまくって。

[それはともすれば、虎と重なる。]

 主張なんてあんましねぇのに。

[それはともすれば、狼と重なる。]

 俺もアイツも所員に羽交い絞めにされて。
 俺の場合は、見せしめだったんだろうな。
 “お前が携わる仕事は、こういうことだ” っつう。

[神聖なあの部屋は、小さな教会(しょけいだい)。
無惨にも、目隠しを外すというただ一つで落ちる刃は
いったいこれまでにいくつの想いを刎ね飛ばして来たのだろう。]

(@103) 2013/12/22(Sun) 04時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 泣き喚いた顔は、目隠しを外されて見る見る変わってったよ。
 俺だけにしか向けてなかった、向けない、そう思ってた表情に。
 ご大層に誓いのキスまでやってのけて、アイツは振り向いた。

 余程、だったんだろうな。
 『解離性系統的健忘』、記憶喪失ってやつだ。
 俺の事だけ、すっぽりなんもかんも、忘れて。

 警戒した目で、言ったんだ。



 「 ――――“Who” are you ? 」
 
 
 
 っ、てな。

(@105) 2013/12/22(Sun) 04時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[そこから先は語るに至らない、とても下らない話。

男が“Foo(存在している)/Who(誰)”と名乗りはじめたことも。
あの兎を追い求め、何度も同じものを作り出そうとしたことも。
目隠しを外す“客(にんげん)”を憎んだことも。
同じような思いをさせぬ為に辛く当たる態度も言葉も。
貫くような所員としての動きも。
感情でわかっていながら、立場が雁字搦めに縛り付けていることも。
何一つ、男にはしてやれることがないことも。
そんな自分自身を、一番憎んでいることも。

口にしてしまえば簡単で、実に面白みのない物語(じんせい)。]

(@107) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[話し疲れたのか、男は少し間を置いた。
声が揺れる事はなく、まるで御伽噺のような口調。
切り捨てた過去を震え声で語る資格は、男にはない。


――――愛してたよ。

――――そう、愛して “た” 。


少し冷えた珈琲を啜る。
窓から見上げるのは、空。
真っ白な、雪。]

(@108) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 長くなったが、そういうこった。
 全部投げ出しても欲しいもんが、あった。
 まぁ、手には入らなかったけどな。

[淡々と話す様は他人事であるかのよう。
そして、一時戻るのは“上司”としての顔。]

 で、お前には居んのか。
 買いたいやつが。

[それが蛇とリスでなければ。
フェネックか虎であれば、買えなくはない。
買い取りという形になり、減俸もペナルティもついてしまうが。
心の内を聞けるかと、向ける瞳は強く。]

(@109) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[サミュからの返事がある前に、もう一人の部下と繋がった通信を切った。
白衣のポケットに眠る銀は、全て聞いてしまったのだろう。
聞かせたくなどなかった。
いつまでも、いつまでも “愛してる” と。

嘘でも、貫き通したかった。]

(@111) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 もし、だ。
 お前が買いてぇヤツが居たとして。
 そいつがお前と同じ気持ちなら、俺は何も言わん。

[新しい煙草を取り出して、火を灯す。
空気に溶ける白は、雪よりももっと穢れている。]

 買い取る時も、出来るだけ上に掛け合ってやる。

[そう言って話し終えた“上司”の灰皿の上。
押し付けられた煙草は、強い噛み痕が残っていた。
どこかにも淡々と降り積もる、涙(ゆき)の *かわりに*]

(@117) 2013/12/22(Sun) 05時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 05時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[話していくお伽噺は何処か遠く。
男の過去とサミュの現在が重なり、離れては、また重なる。
弾かれ上がる顔が、狼狽え。

そして、男が落とした“余談”に返るものは。
本当に、笑い話のような現実であった。

黒縁の奥を丸め、少ししてから。
緩やかに上がったのは口角。
下がったのは眉。]

(@132) 2013/12/22(Sun) 11時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[打ち明けられる、偽らざる想い。
とても醜く、情けなく、柔らかな、優しい底辺。
震えそうになる手を握り込む手に、重ねる手は
この場所を離れ行くシマリスが“魔法の手”と比喩したもの。
ゆっくりと重ね、震えを取り去ろうと。
壁を殴り付けたその冷たい手で、指先を撫でた。]

 ――――――。

[似ていても、否なるもの。
その想いをまっすぐに受け止めて、途方に暮れたような
それでも何処か清々しささえみせる彼に、男は唇を開いた。]

(@133) 2013/12/22(Sun) 12時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 言っただろ、お前とそいつが同じ気持ちなら何も言わんと。
 認めるも何も。

[手が離れ、肩に乗り、ぽんとただ一度だけ叩く。
“背中を押す”ように。]

 ただ、まだ仕事が残ってんだろ。
 先ずはそれをこなせ。
 ―――、――ッ、ゴホ!

[肩からも離れた手は、煙草を掴み。
白煙を吐き出して溢れるのは *噛み殺し損ねた咳だった*]

(@134) 2013/12/22(Sun) 12時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[咳き込む白衣に、赤黒い染み。
モニターの向こうに泣き濡れる、虎の姿をすこし眺めて。]

 ああ、そうだ。
 虎の手の消毒―――ゴホッ、げほ!

[がたりと椅子に *座り込んだ*]

(@135) 2013/12/22(Sun) 12時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 12時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 13時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 13時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 16時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[重なる手、撫でる指先、合わせ鏡と、背中合わせ。
囁きの中に久し振りに笑みを落とす。
笑い方を忘れていたのか、喉奥を鳴らすようなものにしかならなかったが。
咳き込めば差し出されるのは水。
牛乳飲みてぇとか内心我儘を連ねたのは、秘密の話。]

 悪いな、先週濡れっぱで動いたから、ゴホ!
 あ゛あ゛ーーーー、風邪とか勘弁してくれ。

[仕事もしにくいし、頭も上手く回りにくい。
余計なことを考えたくないと、仕事に打ち込もうとする姿勢はバレているのだろう。
よく似た、この関係の延長線上に。]

(@141) 2013/12/22(Sun) 17時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[懺悔に重ねられた柔らかな祈り。
幸せになどなれない男の幸せを、願うなどと。
その気持ちを無碍にはしたくなく、けれど頷ける訳もない。]

 Thanks.

[We wish you every happiness.]

 充分、幸せだよ。
 “お前ら”が幸せならな。

[それが嘘も偽りもない、脆い本心。]

(@142) 2013/12/22(Sun) 17時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 おう、行ってこい。

[通信の気配、あの小さな部屋に降るのが無音の祝福たれと願う。
部下が荷物を抱えて部屋を出たならば、もう片方に通信を。]

 あ゛あ゛ーーーー、ゴホッ。
 だめだ、牛乳だ、牛乳が足らんのだ。

[そう残し、立ち上がるのはVIPルームへ。
動物に風邪を移すわけにいかないが、客に移すのは大いに結構だ。
失われた牛乳成分を求める廃人は、少しだけ足をもたつかせながら歩き出す。
印刷した過去はもう一人の部下のデスクの上、書類を片付けない上司のいつもと変わらぬ *悪い癖だった*]

(@143) 2013/12/22(Sun) 17時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 18時頃


【見】 地下鉄道 フランク

―VIPルーム―

 おー…つと?

[向かう部屋、既にそこに人の気配はなく。
ならば何を遠慮することもない、禁煙のそこで煙草に火をつけた。
モニターを眺めれば動物たちの様子が知れる。
虎の部屋にはフェネック、他はもう静かなものだ。
小さなあの場所で、リスの受け渡しがされている。
蛇はたった一言を残し、あの軍人に貰われていった。]

 ――――――。

[高級な革張りの椅子に深く腰かけて。
暫く、考え事に更ける。]

(@149) 2013/12/22(Sun) 22時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[このグループが終われば、また別のグループが運ばれる。
がらんどうになることのない寮と工場。
こちらから見え、向こう側からは見えない魔法の鏡。
買われて行って空き部屋になった一つ一つを黒縁は映す。

――――あれから。

鶯は冬の雪空、星にさえ近い場所で小さな羽根を震わせて歌声を上げ。
ペットとしてではなく、大切な伴侶として、あの物腰柔らかな主人に抱かれたのだろう。

狼は片付けられた部屋の中、ただ一人にだけ向ける蜂蜜色で。
春夏秋冬これからの絵本を描きあい、あの男と溶け合ったのだろう。

蛇は、そしてリスは。
また今日から新しい御伽噺を飼い主と共に。]

(@150) 2013/12/22(Sun) 22時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ごほっ。

[空咳が記憶を霧散させる。
店員に運ばせた牛乳と、煙草の煙を吸い込みながら。
白衣についた虎の血が、赤から酸化して黒ずむ。
こんな状態で咳を溢してたら「死ぬんじゃ」なんて言われかねない。]

 全く。

[「わからない」と叫んだ悲痛な声。
モニターに視線を落とした。]

(@152) 2013/12/22(Sun) 23時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 23時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 23時頃


【見】 地下鉄道 フランク

[窓の外を見上げる虎を見て、呟く。]

 “わからねぇ”
 って素直に言えても、苦しいんかね。

[男にはそれを口にするつもりも、素直さもなく。
頑固に捩れたものを早々直す事など出来ない。
黒縁のガラス板が過去と現在を重ね、音が、声が耳に繰り返す。

ここに座っていた、男の事を。]

(@155) 2013/12/22(Sun) 23時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ――――――。

[手を、伸ばす。
冷えた指先は空を掻く。
流れるジャズ。

Lamentabile.
Più perdendosi.]

(@156) 2013/12/22(Sun) 23時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[部下からの報告に、我に返る現実。
労いを返せば映るのは。]

 アホ虎め、なにしてんだ。

[自ら指を傷めておきながら。
いつもの元気はまるでなく、そうさせているのは男自身であるが。
熱を与えてしまっては同じ事を繰り返す、だから離れているというのに。
既にそれが手遅れであろう事には気付くことのないまま。]

(@157) 2013/12/22(Sun) 23時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 23時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[壁越しに擦れ違う新たな主従は、友であり恋人であり。
闇夜に消え行く車を見送るのは柔らかな白、降り積もる雪。

モニターに映る虎に向ける指。
画面をなぞるのは、そっと優しく。
二年前、あの爪で引き裂かれた時に

「大丈夫だ」

と、言葉の代わりになぞるものと同じ。]

(@158) 2013/12/23(Mon) 00時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 00時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 00時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[煙草を灰皿に押しつけ、捻くれた灰色を霧散させる。
そろそろ店も閉める準備をする頃。
男にもまた仕事がひとつ、ふたつ。]

 あー、ったく。
 ティーも減俸だな、覚悟しとけ。

[暫くしても姿の見えぬ部下の査定、給料日をお楽しみに。
通信を入れると立ち上がる。
不意に、店員が渡して来たのは書き損じた何か。
個人情報だから処分を仰いできたらしい。]

 あ、ずかっとく。

[紙切れ一枚を煙草と同じ胸ポケットに仕舞いこんだ。]

(@159) 2013/12/23(Mon) 01時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 01時頃


【見】 地下鉄道 フランク

―寮・虎の部屋―

 ――――――。

[特に声は掛けず、コンコンとノックを響かせる。
手には救急箱、消毒やテープの入ったそれを持って。
フェネックは外に出た後だったろう、中の気配を窺う。

通信で乗せた男の声が多少ざらついて、返る言葉に心配の色が見えた。
だからといって何かを返したわけではなかったが。]

(@160) 2013/12/23(Mon) 01時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[中からはえらく慌てた音や声。]

 準備できたんだろうな?

[深い深い溜息を一つ。
まさか目隠しを引き裂いているなど、男は知らなかったから。
入るぞと一声かけて、中へ。
視線は辛うじて、履き潰したサンダルを見ていて。]

(@161) 2013/12/23(Mon) 01時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 あ?

[呼び声に顔が向くのは至極当然の事である。
何の気なしに顔を上げて。

上げて。

あげ。]

(@162) 2013/12/23(Mon) 02時頃

【見】 地下鉄道 フランク




 ―――――あ。
 
 
 

(@163) 2013/12/23(Mon) 02時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[――――――Jesus.

あー、目の色濃青だったっけ。
虎の目って石あるけど綺麗だよね。
今日何曜日ですっけ週末ですっけ。
そういえば最近仕事ばっかりで休みなかったな。

そうだ、雪山にでも行こう。

そこで凍死体にでもなってしまおう。
人生リセットだ、そうしよう。]

(@164) 2013/12/23(Mon) 02時頃

【見】 地下鉄道 フランク





[思考が遁走し、その間ずっと濃青直視している。]

(@165) 2013/12/23(Mon) 02時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[興奮すると金褐色になるんだっけか。
そうそう、データがね、あったよね。


かなり混乱したままの男が口を開くのは、暫くたってからの *ことである*]

(@167) 2013/12/23(Mon) 02時頃

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