人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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視点:


【人】 救星隊 アマルテア

……それほどでも。

[>>1:435過激なのは、普段からこうじゃないから許してほしい。
わたしだって抑圧されればストレスが溜まるもん。

笑い方を訊ねた直後、彼から返ってきたのは曖昧な笑みで、
わたしもそれと似たような表情を返す。まねっこ。
こういう笑い方で、いいのかしら。

わたしが噂話を伝えている間、聞いている彼の表情を覗いていた。
そしたら、さっきまでとは違うように、彼は笑みを引っ込めた。
そのことに気付いて。]

(31) 2017/03/12(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

……あ。

[今、“服を着た”のかなって、
そう感じ取ったわたしの勘は、合ってるのかな。]

(33) 2017/03/12(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

……やっぱり、探し出したほうがいいかな。
なんとかできるアテがあればいいんだけど。

そうじゃないのに、心を土足で汚したら、
きっと、

[息苦しいだけだよね。って、言葉の最後はボリュームダウンして、響く笑い声に溶け落ちる。

少なくともわたしは、そう思うよ。
そう思っちゃうんだよ。]

(34) 2017/03/12(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

まだ知らない人いたら、教えてみようって思うけど。

[>>0教室に戻る。それはわたしもそうしようと思ってた。
だから、彼に見られたら頷いた。

その時だった。2度目のチャイム。>>#0
そして、笑い声を掻き消す何かの音。>>#2

さっきまでうるさくガヤガヤと響いていた声が嘘のように掻き消えて、
一瞬だけ校舎に静寂が戻ったと思えば、

今度は、何やらすすり泣くような—— >>13]

(36) 2017/03/12(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[音が聞こえてきたのは、すぐ近く。
気付けば駆け出していた。
橘くんがどうするのかは確認もせずに。

そして、3階の渡り廊下。

そこの異様さが、視界に入る。>>#3

>>10赤色の中で立ち尽くす男子も、
>>22人のような形に寄り添って叫ぶ女子も、

なんの理解も、及ばぬまま。*]

(37) 2017/03/12(Sun) 00時半頃

救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/12(Sun) 00時半頃


救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/12(Sun) 01時頃


【人】 救星隊 アマルテア

[しばらく、立ち尽くしていたと思う。
頭の中を整理するには、そのキャパシティを超えていて。
オーバーヒートを起こしていた脳が落ち着いてきたと感じたのは、
放送される泣き声の中、同級生たちの集まる様子を見て、ようやく。]

……つばさ氏、って、
違う……。なに、それ。

[少し遠目から見ていた、その血を流すマネキンの出現した一部始終>>55>>56を、
聞いたところで、理解ができない。

つばさ氏。なんでか彼女のことは“氏”をつけて呼んでいた。あだ名みたいなもの。
“つばさちゃん”と並ぶ“ささらちゃん”は、どちらもひらがなしかない名前。
なんだか締まらないよねって、別の呼び方を始めたのはいつのことだったか。

彼女にもらった釣り餌、マロンクリーム餅ショコラの味を、思い起こした。]

(108) 2017/03/12(Sun) 14時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[>>105制服を着たマネキンの顔は、すぐに蝶美ちゃんのブレザーに覆われてしまうだろうか。

その後、わたしもつかつかとそれに歩み寄って、
マネキンの制服に、肌に、触れる。
ブレザーをめくって、ブラウスをぐいっと引っ張って、中を覗き見る。
下着までしっかり身に着けた、人形にしては精巧な何か。

端から見たらやりすぎだと咎められるかな。
でも、人形が服を着ているなんて、着せられているなんて、おかしいでしょう。
幼い頃に着せ替えして遊んだ、小さな玩具の人形とか、
デパートのファッション売り場で広報のために着飾らせた、マネキンのモデルとか、
……そういう意味があるのでないのなら。

人間の体温は感じない。これは見た目に違うことなく確かに人形だ。
それなのに、傷口から流れ出て、べっとりと周囲を汚すこの血は、本物にしか見えない。

手に付いた赤黒い液体を、舐める。
鉄錆のような味がした。]

(109) 2017/03/12(Sun) 14時頃

【人】 救星隊 アマルテア

……つばさ氏が、どこかにいないか探してみる。
いないかもしれないけど。

[手の中で血をにちゃりと握って、
そこに揃うそれぞれの生徒の顔を一回り、眺めて、
わたしはまた一人で先走る。

考えてもわからないなら、思い立ったことをするしかない。
つばさ氏がトイレにでも駆け込んでいて、そのうち何もなかったかのようにひょっこり現れる可能性も、
……まあ、ゼロだと思うけど、否定しきれないものだし。

どこへ向かおうか。
なんとなく、階下へ。1階へ。
誰かがついてきても、そうでなくても、歩みは止めようとせず。*]

(110) 2017/03/12(Sun) 14時頃

救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/12(Sun) 14時頃


【人】 救星隊 アマルテア

— 回想:わたしたちの適切な距離 —

[>>70>>71それまでに、悠ちゃんも恋に上手くいかなかったらしい話はたまに聞いていたので、
答えをはぐらかされても、合わせるように笑う。
もし上手く行ったなら教えてほしいなあ。なんて、それくらいは思うけどね。]

総合的に、ひとりが気楽。
今日の結論はそれでいいよね。

自分のいいところだけじゃなくて、良くないところも含めて全部認めてくれる運命の人。
なんて、そんな都合のいいやつ、ドラマにしかいないって。

[>>73>>74もしもの話。彼女だってわかってる、そんな楽な幻想はどこにもない。
人は夢見る理想に折り合いをつけて現実に妥協するもの。
妥協することを妥協しないのが、気ままに生きていくためのコツ。]

(146) 2017/03/12(Sun) 19時頃

【人】 救星隊 アマルテア

ハダカで、ねー。
裸の私だけを愛して、なんて、なんかの歌詞にあったよね。

……まあ。
お互いにハダカを見せ合っても恥ずかしくない関係とか、
そこまで行ってこそのカップルってやつ。かな。

[それは精神的な意味でもあるし、肉体的な意味も連想させる。
わたしが到達したことのないステージに思いを馳せることもあれば、
折角の磨かれた体型を持て余してると揶揄されることもたまにはある。

カラダだけの関係ってどうなんでしょうね。
そういうのはあんまり考えたことなかった。

わたしが求めているのはそういうのじゃないなって、それだけは分かるから。]

(147) 2017/03/12(Sun) 19時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[悠ちゃんが、その服の下にどんな体を隠していたとしても、
わたしは絶対に否定しないよ、なんて、そんな言葉は吐けやしない。

本音を見せ合わない関係が一番楽だって、
わたしたちはお互いに分かっている。
と、わたしは思っているから。

ハダカなんてさ、醜いものなんだよ。
いくら綺麗な体に見えるように頑張ろうが、惨めさと情けなさは隠せないんだよ。
それは先生が教えてくれたこと。

だから、わたしは。
服を着こなすのが上手で、現実に折り合いをつけて生きていっているように見える、
入間 悠という同級生を、ほんのりと敬う気持ちがある。

文化祭で着ることになる衣装だって、彼女ならきっと似合うと思って作り上げた。
それはまた、別のお話。]

(148) 2017/03/12(Sun) 19時頃

【人】 救星隊 アマルテア

美大かあ。
別にそこまで興味はないかな……。
でも、進路も決めてないんだよね。全然。

[>>75彼女は気付いているのかもしれない、美術準備室で行われている何か。
補習にしてはあまりに長いそれを、問いただそうとしてくれない優しさ。]

ネル先生?
いいんじゃない。
確かになんでも受け入れてくれそうなところ、あるよね。

あ、じゃあさ。
悠ちゃんみたいな女の子のこと、どう思ってるかとか、
補習の時にこっそり聞いて来てあげようか。

[それは、わたしは先生のことを何とも思っていませんよっていう口振りで。
虚言を受け止めて、思いついたことを率直に言ってみただけのお返事。*]

(149) 2017/03/12(Sun) 19時頃

【人】 救星隊 アマルテア

— 1階:廊下 保健室前 —

[1階に下りて、教室を覗きながら歩く。
これまで、どこにもつばさ氏の姿は見当たらない。
見つからないってことはやっぱり、あのマネキンが代わりに?
考えたことが、放送の泣き声で掻き散っていく。

角を曲がった時、保健室のほうへ、誰かが向かうのが見えた。>>196
向こうもこちらに気付いたらしい。
長い前髪。それが見えて、誰だかわかった。]

(208) 2017/03/12(Sun) 21時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

制服?

[ああ、着替えを取りに来たのかな、
ってことまでは、その血まみれの姿を見て気付けたけど。]

中にあるんじゃない。
……あ、そっか。

[少し遅れて、血で汚さないようにしているのかも、って察する。>>168
前髪で隠れて目が見えなくて、いつもの勘は働かないけど、合ってるかな。]

ええと。
何着分?

[もしかしたら古辺くん以外にも着替えたい子がいるんじゃないか。
そう思って、聞きながら近付く。*]

(209) 2017/03/12(Sun) 21時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[>>214視線が返された、と思う。
前髪は目を隠している。けど、服とは違うから、なんとも言えません。
これはどうなんでしょうか、ネル先生。]

男女の制服、二着分ね。
? 別に持ってるだけならいいんじゃないの。

制服でなんか変なこと、しないなら別に。

[変なことってなんだろう。自分で口にして、それはちょっと失礼だったかも。
>>215彼のリクエストにそう返事をして、
無人の保健室へ立ち入って棚を漁り出す。*]

(227) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

― 回想:ネル先生との時間 ―

「そもそも裸が恥ずかしいのって、どうしてだと思う?」

[ポーズひとつ取ってもガチガチに固まっていた、ヌードを初めたばかりの頃のこと。
緊張を解すための先生の雑談が飛んできた。]

どうして、って、
変な目で見られるから……?

[モデル台の上で斜めに体を傾けて座った、比較的楽な姿勢のわたしは首を捻る。
物心ついたら服を着るのが当たり前であり、それに疑問を持つことなんてないわけで。
いろいろ思いつく理由はあるけど、難しい話はよくわからない。]

(243) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

「まず衣服の役割のひとつは、気温や日差しや乾燥から身を守るためのものだ。
 じゃあ、その危険がない時なら構わないと思わないかな?」

いやいや。
だって、やらしい目で見られたり、するし。

「同性だけの時は、どう?」

その時は……。
他の子と比べて、体つきがどうこう言われるのとか、やだし。

(244) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

「それが、まずひとつ。」

え?

「裸ってのはいわば、“何も隠していない無防備な状態”ってこと。
 逃げ道がない、人の個性そのものなんだ。
 それを攻撃されるんじゃないかという不安を抱えることを、本能的に避けたいんだ。
 だから、恥ずかしいって思うんだ。」

はあ……。

[わたしの体。わたしの個性。
それを守って生きている自覚は、言われてみれば、思い当たることばかり。

普段もそうだし、今もなお、こうして全裸でいる今もなお、
毛の処理が甘くなかっただろうかとか気にして、先生に笑われたくなかったし、
化粧で消した小さな古傷やシミの跡とか、
そういうのに触れられたくないなって、思っている。]

(245) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

「もうひとつは、人間としての尊厳の問題かな。
 例えば、遠い昔の話……異なる民族同士での戦争があった時のこと。
 戦争に勝った民族は、戦争に負けた民族の王族を捕まえて、
 裸にして鎖に繋ぎ、民衆の前に晒したという。
 そうして屈辱を与えることで、勝者と敗者の差を明確に見せつけたんだ。

 つまり衣服は、身に着けている者の立場の証明に使われた。
 だからこそ、何も着ていないことは、情けなくて醜い、恥ずかしい負け犬の姿という、
 歴史の通念が生まれたわけさ。」

[王様が豪奢な衣装を着て、高価な冠や宝石を身に着けることにも、同じ意味があってね……と、
先生の話は続いて行く。

続く話は聞くだけ聞いていた。
ハダカを恥ずかしいと感じる理由。人の個性。人の尊厳。

服を着るのが息苦しくて仕方なかった。
だけど、それを脱ぎ捨てたら、わたしは人ですらないのかもしれない。
そんな醜い姿を見せつけて、恥を恥とも思わずに胸を張るなんてできるものか。]

(246) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

「……まあ、だからこそ。
 僕ら芸術家は、その有りのままの人間の真実を追求していきたいんだ。
 裸は醜いものではなく、美しいものであるとね。」

[わたしの心中を察してか、いや、察してはいないのだろうけど、
先生はわたしに顔を上げさせた。]

「いやあ、頼んでみて良かったよ。
 綺麗な体してるから、描きがいがある。」

先生、なんかそういうの、ヘンタイっぽい。

「絵描きはみんなヘンタイだよ。知らなかったかな。」

……あはは。初耳。

「ふぶきも呼んで、2人で並んでアダムとイヴの構図。いいんじゃないか。」

何言ってんの。先生ってば。

(247) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[先生の前では、胸を張って体を晒そうと、この時初めてそう思った。
この人は本気で芸術のためにやってる、立派なヘンタイで、信頼できる兄さん。

絵を描くだけなら写真を撮ってそれを使うだけでもいいはずなのだけど、
写真に残れば拡散の危険性があるから、こうして毎週直接脱ぎに来ている。
学校の美術準備室って、よく考えたらすごく綱渡りな気もするけど。]

「別に、美術部の連中もね、悪ふざけ半分でたまにやってるんだよ。」

[真実か冗談か分からないけど、先生はそんなことを言ってたっけ。
もし変なことがあればすぐさま叫んでいいよって言いながら、笑って先生は筆を動かす。

キャンバスの中の裸婦像は、わたしなのだけど、わたしじゃないかのように見えた。]

(248) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

服を着ても服を脱いでも、
鳥にもなれない、魚にもなれない、花にもなれない、水にも風にもなれない、
ただのホモサピエンスの雌のわたしが、キャンバスの中で変身した。

この時は、まだ。
恋愛に疲れたわたしは、先生の言葉を素直に信じて、救われていたのかもしれない。
いや、誤摩化されていたのかもしれない。

ハダカを見せることは、醜くて、情けないことだということを、
この人の前では忘れることができた。それだけ。]

(249) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[アダムとイヴは、知恵の果実を食べて、
裸であることが恥ずかしいということを知り、イチジクの葉で身を覆った、という。*]

(250) 2017/03/12(Sun) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[>>272それを、待っている古辺くんに渡そうとした時、
返ってきたのはお礼と、ひとつの呟き。
ああ、と肩を竦める。]

なんか隠し事でもしてるの。
なんて。……癖だからね。ごめん。

[服が嫌いなわたしは、必然的に、人を見る時に判断する時に目を覗き込む。
目というか、顔というか。表情も含めて。]

別に、見つけようってつもりも、ないけど。
嫌なら見ないようにする、から。

[その人が“服を着てる”かどうか分かったとしても、
踏み込むラインはしっかり定めているから、許してほしい。]

(287) 2017/03/12(Sun) 23時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[でもね、今は。]

……古辺くんは、さ。

ここから出たいって、思う?

[この精神世界が、この中にいる誰かのものなら、
踏み込まないまでも、それを探ろうとしてしまうことくらいは、
……許されるかな。ダメかな。*]

(288) 2017/03/12(Sun) 23時頃

救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/12(Sun) 23時頃


【人】 救星隊 アマルテア

[>>307嫌じゃないなら続けちゃうけど。
肩を竦めて、彼の振った手から血が飛んだのを目で追った。

わたしの質問を受けて、驚いたのかな。
>>308前髪の向こうの表情はよく見えないけど、一瞬だけ変わったような気がする。]

……そう、だよね。

[>>310この上なく明確な答えが返ってきた。
それに少しも濁りがなくて。印象論だけど、古辺くんは違うのかもって思った。
ホスト自身が作り出した校舎だもの、ホストは出るのを躊躇うような場所なんじゃないかなって、そう思うから。]

わたしも、出たい。

[——というか、]

(322) 2017/03/13(Mon) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[わたしは出たくなくとも出なきゃいけない。

って、ぼんやりと、そう感じている。]

(323) 2017/03/13(Mon) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

わたしもちょっと、ここにいるとイラついちゃって。
笑い声に、泣き声だし。
止まんないし。

[それをどちらも求めたことはないし、
聞いた記憶もない自分は、たぶん違うんだろうなって、思うもの。]

閉じ込めた理由……か。

[>>313それを聞かれるのは別に構わなかったから。
わたしも知りたいし、わたしの考えでよければ、少し考えて口を開く。]

(324) 2017/03/13(Mon) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

みんなにも、自分の気持ちを知って欲しかった。
……とか。

[ホストの気持ち。
それが“苦しみ”とか“悲しみ”とか、はたまた“希望”なのかすら、分からないけど。

>>1:0「みんなと同じものになりたくて、死んでみようとした」ホストにとって、
わたしたちは、必要だったということで。

あの文化祭を電飾で塗り潰したような、この校舎は、
何を訴えかけているんだろうか。*]

(326) 2017/03/13(Mon) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

— 回想:可愛い愚弟のはなし —

[天ケ瀬ふぶきは、小癪で可愛い自慢の弟。
目鼻立ちは整っているほうで、たぶんクラスでは“イケメン”と分類されるくらいじゃないかな。
っていうのは、姉の贔屓目?

姉弟が揃ってハダカになって、アダムとイヴをするなんてネル先生の思いつきは、
流石に、流石にね、冗談で終わったけれど。
というかふぶきも、流石にわたしが脱いでるなんて、知らないだろうし。

それでも可愛い弟は、わたしにとって素で接することのできる唯一の相手と言っていい。
変な気を遣わずに、思ったことを遠慮せずに言える相手。

2度の失恋の後は特に、ふぶきにばかり相手をしてもらっていた。と思う。
鬱屈した学生生活で息苦しかった後の、深呼吸とばかりに。]

(343) 2017/03/13(Mon) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[とある日、とある夜の、スマホのトーク画面。]

2:12 ささら:(手招きをするパンダのスタンプ)
2:13 ささら:見た?
2:13 ささら:テレビ

2:14 ふぶき:なに?
2:14 ささら:ランキング1位
2:15 ささら:ふぶきの推しバンド

2:15 ふぶき:うん
2:15 ふぶき:しってる
2:15 ささら:(ばんざいするパンダのスタンプ)

2:18 ささら:(首を傾げるパンダのスタンプ)
2:18 ふぶき:予想してたし
2:18 ささら:そっか

(344) 2017/03/13(Mon) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

2:20 ささら:新作CD発売だって
2:20 ふぶき:即買い
2:21 ささら:貸してね
2:21 ふぶき:(サムズアップする宇宙人のスタンプ)

2:24 ささら:(ごろごろするパンダのスタンプ)
2:24 ふぶき:なに
2:24 ささら:寝ないの?
2:25 ふぶき:勉強中
2:25 ふぶき:もう少しだけ
2:25 ささら:(応援するパンダのスタンプ)
2:26 ふぶき:(お辞儀する宇宙人のスタンプ)

(345) 2017/03/13(Mon) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

2:31 ささら:ねえ
2:33 ささら:(手招きをするパンダのスタンプ)
2:35 ささら:(膝を抱えるパンダのスタンプ)

2:36 ふぶき:なに
2:36 ささら:明日、雨降るかもって
2:37 ささら:傘忘れずに
2:37 ふぶき:はい
2:37 ふぶき:忘れないし

2:39 ささら:(傘を差すパンダのスタンプ)
2:42 ささら:(傘を差したまま転ぶパンダのスタンプ)
2:43 ふぶき:(なでなでする宇宙人のスタンプ)
2:44 ささら:(微笑むパンダのスタンプ)

2:49 ささら:ねえ
2:50 ささら:(手招きをするパンダのスタンプ)


……… …… …

(346) 2017/03/13(Mon) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[——後日、ふぶきが姉からの構われ方についての愚痴を零していたことを、
ネル先生を経由して知った。

「あんまり甘えないほうがいいんじゃないかな。
 ふぶき、文句言わない子だろ。」

[甘えていた。
そんな自覚はなかったけれど。でも、うん、そっか。

ふぶきは基本的にスマホ中毒者だったし、気付かなかった。
>>0:371いつでもすぐに返事をよこしてくれるから、それが普通だと思っていた。
即答してくれていたのは、そうしないとわたしが拗ねると、あいつが知っていたから。

弟でさえ、わたし相手に“服を着ていた”らしい。
わたしはずっと、ハダカで接していたつもりでいたのだけれど。
……あいつにだけは、息苦しさを感じずにいれたのだけど。]

(347) 2017/03/13(Mon) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[でも、悪いと思いながらもずっとそれをやめられていない。
気を付けようとはしているけど、……やめられずにいる。

文化祭が終わってからも、今もなお。]

(348) 2017/03/13(Mon) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[ねえ、天ケ瀬ささら。
とうとう、分かっちゃったね。

ハダカのまま生きていくことなんで、できるわけないじゃん。

ほんと、ばかじゃないの。*]

(349) 2017/03/13(Mon) 00時半頃

救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 00時半頃


【人】 救星隊 アマルテア

そうだね。
……それは何より。

[>>354わたしは違う。ホストじゃない。
うん、わたしもそう思うんだ。
認識の一致。

なんとなく、なんとなくでしかない。
だけどわたしの勘はよく当たるから。

だからといって、ホストが何を考えているのかを当てるのは、
実際お手上げ状態であるから、彼と同じように苦笑をするのみ。
>>358前髪がずれた時、今まで曖昧にしか見えなかった瞳と、目が合った。気がする。]

(383) 2017/03/13(Mon) 06時頃

【人】 救星隊 アマルテア

うん。
閉じ込められっぱなしは、息苦しいね。

[>>359彼の、含みを持った言葉には、
少し目を丸くさせてから、素直に頷いてみせる。

ああ、踏み込んじゃいけない線が見えたかも。
曖昧な笑みをこちらも返して、去り際の彼に向かって思い出したように。]

古辺くんも。
みんなも、一緒に帰ろうね。

[経験者でもなんでもないけど、それだけ、願うように呼び掛けるのは。
あの時の思い出を共有したみんなへの、微かな思いから。]

(384) 2017/03/13(Mon) 06時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[彼を見送ってからしばらくの間、保健室の前で立ち尽くして、
窓の外の、暗い色を見つめた。

点灯したままの電飾が目に眩しくて、
外に吹雪いているはずの雪の色が、何も見えない。

窓は凍り付いたかのように冷たく、開けようとしても開かない。
帰れるなんて、まさかね。どうやって。
自分の勘を嘲笑ってみた。]

(385) 2017/03/13(Mon) 06時頃

【人】 救星隊 アマルテア

— 回想:わたし —

[悩み事がある。
そう、ネル先生に指摘された、文化祭の後のこと。

ハダカのままのわたしの心は、逃げ場を無くしている。

服を着たままの人付き合いは息苦しい。
服を着ないままのわたしは、酷く惨め。

クラスメートからも一定の距離を置いて、
知り合いと友達と親友の境目もよく分からないまま過ごしてきて、
自由気ままな日常を好んできたはずが、それが揺らいでいるのは間違いなく、

——あの文化祭が、楽しかったから。]

(386) 2017/03/13(Mon) 06時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[息が詰まりそうなほど苦しかったのに、
それでも楽しいと感じたあの日々は、きっと、
矛盾でもなんでもなくて、ただ明確な現実だった。

人に好かれ、楽しむためには、自分の一部を殺すしかない。
そうして人は世の中と折り合いをつけて、大人になっていくんだ。
それが、みんな、当たり前なんだ。

それすらできない今のわたしは。
逃げて、逃げて、弟に甘え続けて。

いつまで子供じみたワガママを続ける気?]

(387) 2017/03/13(Mon) 06時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[鳥にもなれない。
魚にもなれない。
花にもなれない。

何もかもを脱ぎ捨てたところで、
そこに露になるありのままのすがたは、

どうせ、胸を張れない惨めな臆病者。]

(388) 2017/03/13(Mon) 06時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[着飾った社会の中にぽつんと佇む、
生まれたままの姿のまま、漠然と生きてきただけの少女は、

せかいを見渡してみれば、どうしようもなく心細いことを思い出して、

体に掛かる重みに、息ができなくなる。**]

(389) 2017/03/13(Mon) 06時半頃

救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 06時半頃


救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 21時頃


救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 22時半頃


【人】 救星隊 アマルテア

— 3-3教室 —

[保健室から、手当り次第に教室を覗き見て、
ようやく教室へと戻ってくる。
そのどこにもつばさ氏はいなかったのだけど。
やっぱり、あのマネキンって、そういうことなのかな。

空腹もだんだん増してきた頃。
食欲はあまりなかったけど、軽食を販売していた教室があったので、
ポップコーンを両手に、二容器分、持ち出して。
そのまま教室まで持ち帰ってきた。]

(500) 2017/03/13(Mon) 22時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

今、どんな感じ?
みんなは?

[教室には誰が戻っていただろう。
>>333書き置きがされた教卓にポップコーンを混ぜて、
ひとくち、ふたくち、口に詰め込みながら、
その場にいる顔ぶれを見渡した。

これからどうすればいいのかは分からないけど、
もし手伝えることがあれば手伝うつもりで。]

(501) 2017/03/13(Mon) 22時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

— 回想:ともだち —

[>>231>>232>>234悠ちゃんとの会話は弾む。
それが表面上のものだったとしても、嘘偽りなく弾む。
恋バナから進路の話へ。まだ明確にしていない、わたしの未来。]

わたしも進学かな、最低限。
衣装の次回作って言われても、そんな大したことしてないよわたし。
そういえば、つばさ氏はファッションデザイナーの専門学校行きたいって、こぼしてた。
あれについていく自信はないなー……。

[美術。被服。思いを巡らせれば、いろいろやれそうなことはある。
実現するかはともかく、目指してみることは自由だ。
……ヌードモデルだけで食べて行くことなんて、できないしね。]

(518) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 救星隊 アマルテア

うん、じゃあ今度、聞いてみる。
なに、成績目当て? 可愛い顔して悪女だ、悠ちゃん。

秘密、秘密。
わかってるよ。

[彼女がわたしの噂を掻き散らすための口実を作ってくれたことなんて、
その時は知る由もなかったし、
悠ちゃんがわざとそうしてくれたなんて、まさかね、って。

気のせいかもしれない共犯関係。
だけど、“気になる人がいる”らしい、嘘か本当か分からない彼女の言葉を、
素直に受け取るのが礼儀というか、ともだち関係を続けるコツだと思う。

本音を隠し合った会合。
でも、お互いをある意味では信用し合っていたのは間違いない。よね?
わたしはそう思ってるよ。]

(520) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[これぐらいの距離感が、一番疲れないから。
こういう関係を続けられる悠ちゃんのことが、わたしは好きです。

ちなみに、「悠ちゃんみたいな生徒って、どう思う?」って、
ネル先生に聞いてみた結果。
「一度描かせてもらいたいんだよね」って言ってましたよ。

モデルとしてそのうちスカウトされる可能性、無きにしもあらず。
ああ、ヌードは流石に無いと思うから安心して。……たぶん。*]

(521) 2017/03/13(Mon) 23時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[>>505進展は特になさそう。
橘くんの様子が物語っていた。

>>512寝床の話まで考えてるんだ、って、
そこまで思考が至らなかったわたしは暢気なのか、はてさて。
夜も遅くなっているし、眠くもなってきている。]

わたしはいいよ。
というか、保健室ってけっこう便利なとこ、もらっちゃっていいの。

[少し遠慮しつつ、まあでも、
ベッドの数の問題もあるし、それくらいは気にすることじゃなさそうか。
なんて思って。]

(530) 2017/03/13(Mon) 23時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

……電気、消えないんだっけ。
安眠のために何か、明かりを隠せそうなもの作れるかな。

[黒い布かなんかを縫い合わせて、それっぽいものができないだろうか。
衣装作りで覚えたつばさ氏直伝の手の動きが、役に立つかしら。]

あ、シャワーもあるんだ。
至れり尽くせりだね、案外……。

[>>517莉緒ちゃんの報告を聞けば、そんな感想。
今日はもう適当に食事して、疲れも不安もシャワーで洗い流して、寝るべきだろうか。
ポップコーンをもうひとつまみ。塩味が染み渡る。]

(531) 2017/03/13(Mon) 23時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[ぽつりぽつりと、そのまま会話を交わしたと思うけど、
眠気もやってきていたからあまり覚えていない。

いったん他の教室を探して、暗幕を1、2枚ひっぺがしてくる。
それで蛍光灯の明かり避けの、天井から吊るすタイプの幕を作ってみた。

見た目は無骨でも、背の高い男子に頑張ってもらって取り付けてもらえば、
寝る時に眩しくないくらいの空間は作れた、と思う。

一仕事終えた後に、欠伸をしつつシャワーを浴びに向かったのであった。*]

(532) 2017/03/13(Mon) 23時半頃

救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/13(Mon) 23時半頃


【人】 救星隊 アマルテア

……うん。

ありがと、古辺くん。

[>>539声に、振り返る。
そして、頷いた。

帰れるよ。きっと。みんな。
そう思うくらいは、自由だよね。]

(547) 2017/03/13(Mon) 23時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[そうしてシャワーを浴び、保健室を借りて眠った。

暗くしてみても、あまり眠れることはなく、
わたしはベッドを抜け出して廊下の様子を見てみたい衝動に駆られた。
明け方の、まだ暗い時刻。
それはきっと、莉緒ちゃんもまだ眠っていた頃のこと。

他の子を起こさないように、そうっと抜け出す。
そして、廊下の散策を始めた。

自由すぎるって怒られちゃうかしら。
でも、こうでもしないと、気が紛れない。
すすり泣く放送の声は、静まり返ると不気味に響くのだから。]

(548) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[そうして、足を運んだのは、
いや、何かに招かれるようにしてやってきたのが、

ネル先生と“バイト”をしていた、あの部屋の前。]

(550) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

— 美術準備室 —

[何か、変な感覚だった。

その部屋を覗いてみれば、いつものバイトの時のように、ネル先生が中で準備をしていた。
おかしいな、わたしたち以外の人はいなかったはず。
そう、頭に巡る疑問は、先生がかけてきた声で遮られた。]

「待ってたよ。ほら、早く始めよう。」

[いつも通りに。何も変わらないまま、先生が手招きするものだから、
ああ、そういうものだっけって、少し慌てて、
上履きを脱ぎ落としてそのまま、部屋の中に入る。

暖房がよく効いていて蒸し暑い美術準備室。
先生が整えているキャンバスと、わたしが乗るモデル台。
そして、部屋の隅に整頓された画材の数々と、積み重なる机と椅子。
いつもの、わたしと先生の時間のように。]

(551) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[先生が待っているから、早く準備をしなくちゃって。
何かがおかしいと分かっているのに、体が勝手に動く。

仕切りの裏に入り、手際よく制服を脱いで、
タイツも、下着も、全部畳んで、タオル1枚を纏う。
いつもやっている熟れた動作の繰り返し。]

準備、できたよ。

[仕切りから出て、モデル台の上に立つ。
今日はそんなポーズを取ればいいの。先生の指示を待つ。
先生の言う通りにすれば、わたしはキャンバスの中で変身できるのだから。]

「今日はね、ゲストがいるんだ。
 みんな、ささらを見たいそうだよ。」

[先生が手のひらをひらりと返す。すると、さっきまで何もなかったはずの空間に、
制服を身に纏った生徒たちが、十数人。
整列して、全員が無表情で、こちらを見ていた。]

(552) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[それらは覚えのある顔ではなかったけど、どこかで見かけたかもしれない顔。
タオル越しに体を抑えて、身震いする。]

待って、先生。だめ。

「どうしたの。さあ、見せて。
 そうじゃなきゃ描けないよ。」

だめなの。
こんなに見られるなんて、聞いてない。

「君は、有りのままの姿を見てもらいたいんじゃなかったのか。」

違う。だって、そんなの……。

(553) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[そうしようと思って、それはできなかった。
そういう生き方はできるわけがないと諦めるしかなかった。
だって、先生が教えてくれたこと。
ハダカを晒すことは、自分の醜い部分も全て曝け出すということで、
それは恐ろしく、惨めで。

だからこそ服の着方を身につけなければならなかったのに、
——息苦しさを言い訳にして、わたしは今までずっと何をしてきたんだろうね。]

(554) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[タオルを取り落とす。
露になったわたしの裸体に、生徒たちの視線が集中する。
惨めさで頭がどうにかなってしまいそう。

顔が真っ赤になって、ポーズを取ることもできず、体を縮こまらせて、
腕を使ってなんとか隠そうとしてしまう、わたし。]

待って、先生。
こんなの、やだ、やだ。

[わたしを見守る先生は、呆れたような声で、でも、それでも、
優しさを保ったまま、言う。]

「君にできることは、そうして震えていることだけ?」

(555) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[わたしにできること。

こんな息苦しい世界で、溺れそうになりながらも、
生きていくしかないのなら。

わたしは、
そう、わたしは、

何にもなれないわたしは、]

(557) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[体の震えが止まった。
自らを抱き締めていた腕を解いて、姿勢を正す。
真っ直ぐに、こちらに注がれる視線に体を向けた。]

……そんなわけ、なかったね。

[本当の自分を曝け出そうが、服を身に纏って隠そうが、どちらにしても苦しい。
なら、もうわたしは目を覚ますべきだということ。
問題なのはそこじゃないってこと。

気付かないフリをしていたほうが、気楽なのは間違いなかったけど。
いい加減に、わたしは、甘えるのをやめなきゃいけないね。

終わりにするよ、先生。]

(558) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[モデル台から降りて、視線を向けてくる生徒の列へ、歩んでいく。
何も気にすることなく堂々と、その間をすり抜けて、前へ前へ。
ハダカのまま、何も恐れずに。
立ち向かっていく。
立ち向かっていく。

人の群れを掻き分けた先、辿り着いたのは暗色のカーテン。
中を見られないように常に締めていたそれに、手をかけながら振り返る。]

ごめんね先生、わたし、描き上がるまで待ってるつもり、ないからさ。

[薄く微笑んでみれば、先生は手を振って応えてくれた。

キャンバスの中に描かれるわたしを見せてもらうのも好きだったけど。
やっぱりわたしは何にもなれないよ。
何にもなれない、天ケ瀬ささらだったよ。

現実を見ないわたしを、甘えさせてくれてありがとう。]

(559) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[カーテンを開く。
そこに現れた窓の鍵に手をかけて、それも開く。
暖房の効いた室内に、雪風が勢いよく吹き込んできた。

外は真っ暗で、真っ白で、風の音以外に何も聞こえない。
素肌に直接寒さが突き刺さる。

息を吸ってから、徐に窓の縁によじ上って、身を乗り出して、
そのまま振り返ることもせず、

——ハダカのわたしは、白い世界に飛び込んだ。]

(560) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[落ちて行く。
どこまでも落ちて行く。

落ちている間も、わたしの体には雪が纏わり付いて、
凍り付いて、ああ、それでも、今、この今だけは、

絵画のように美しい、
白いドレスを纏っているように、見えるかなあ、

って、

 ]

(562) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[わたしは、帰るよ。
ここはわたしの世界じゃなかった。
誰の世界だったのかも、最後まで分からないままだったけど。

わたしはあの世界の一部として必要とされていたとしても、
死を選ぼうとした“あなた”を、連れ戻す役割じゃなかったってこと。

わたしは、あの放送の留まること無い笑い声を知らない。
塞き止めることのできない泣き声も知らない。
“死”も知らなければ、“別れ”も知らない。
弟や先生に甘え続けていたわたしには、“死んでみよう”と思ってしまうことなんて、きっとない。

だから、“あなた”の気持ちは分からないかもしれない。
他人に深く踏み込もうとしてこなかった、その代償かな。]

(563) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[だから、“あなた”に対して思うことは、
……例えどんな服を着ていたとしても、構わないから、
生きている姿がこれからも見たいな、ってことだけ。

あの文化祭が最高の思い出だったのは、
わたしも同じなんだよ。

だから。

ね。]

(564) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

— 8:50 3F 美術準備室 —

[この世界のチャイムが鳴る。

3Fの美術準備室。
そこの扉の前には、脱ぎ捨てられた上履きが落ちている。

扉を開けば、暖まっている室温が漏れ出すだろう。
暖房を確認すれば、服を着ているなら蒸し暑く感じるほどの高い温度が設定されていることに気付けるか。

部屋の中に見えるのは、片付けられた机や椅子、そして画材の数々。
そして、真ん中のモデル台の上に横たわっている、何も服を着ていないマネキン。
その体型と、セミロングの髪のウィッグは、天ケ瀬ささらの特徴そのまま。
何が原因なのか、後頭部にはヒビが入っており、そこから赤黒い血が流れ出ている。

マネキンのすぐ近くには、女子の制服のブレザー、スカート、そしてブラウスやタイツや、薄青色の上下の下着までもが、
丁寧に畳んで置かれていて、まるでマネキンが脱いだ服のように見えるだろう。]

(566) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[モデル台に向けて立てられているキャンバスには、
鉛筆で絵の下書きが途中まで描きかけられている。

それは誰をモデルにしたものなのか、
はっきりと分かる状態までは書き込まれておらず、

ただ、絵の中の少女の表情は、
微かに笑おうとしているようにも見えるかもしれない。]

(567) 2017/03/14(Tue) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[やっぱり、クラスメートに見られるのは恥ずかしいから、

できればあまり見つめないでくれると、うれしいな。


なんて、ね。**]

(568) 2017/03/14(Tue) 00時頃

救星隊 アマルテアは、メモを貼った。

2017/03/14(Tue) 00時頃


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