196 水面に映る影より遠く
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― 昨日・甘味処にて ―
抹茶クリームあんみつ!!
[いとちゃんの主張>>1:363は、葵に衝撃をもたらしました。なぜその存在を忘れていた……!という衝撃です]
うわぁ、めっちゃ悩むわー。 あきちゃんはどないするん? えっ、ヒナちゃんの、なにそれ。そんなんもあるん!?
[雛子ちゃんは豆腐クリームあんみつなんて言い出して、葵をさらに惑わします]
いやっ、ウチは白玉クリームあんみつ!! 決めた! もう迷わへん!
[自分に言い聞かせるようにそう宣言して、ぱたりとメニューを閉じました]
(52) 2016/08/21(Sun) 13時半頃
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あっ、ウチもウチもー!
[一口味見、という雛子ちゃんの提案>>12は、もちろん参加する気満々です。 いとちゃんが雛子ちゃんにスプーンを差し出す様子>>47を見れば、昨日のことを思い出してしまうわけですが、そんなわかりやすくぎくっとしたりはしなかったはずです]
いっちゃん、ウチも!
[動揺を隠すように、いとちゃんに向かって口をあーんと開いてみせました。 それから、どんな話に花が咲いたでしょうね。今日のプールの時の話題になれば、若菜君の所業>>1:340をみんなに暴露して憤慨してみせたでしょう]
女の子とハイタッチするのに、あんなに高く手を上げるなんてありえへんやろ!? めっちゃジャンプしたけど届かへんかった! ジャンプ力鍛えてぎゃふんと言わせなあかんわ!
[なーんて、本気で怒ってるわけじゃありませんけどね。 あ、ジャンプ力を鍛えるのはちょっと本気です]
(58) 2016/08/21(Sun) 13時半頃
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― 昨日・夜 ―
[宿題を切り上げると、リビングの両親のところへ行きました。 花火はコンビニにだって売っています。けれど、ドラッグストアなんかで購入する方が安上がりなのです。 そして、葵は所持金が心許ありません]
あのさー、明日の夜、補講のメンバーで花火しよってことになったんやけどさー。 夏休みって意外と物入りでさー。
[ゴマをすること15分、3000円のカンパに成功しました]
おおきに! そしたら、ちょっとひとっ走り買ってくる!
[ドラッグストアは意外に遅くまで開いています。そして、登校時間にはまだ開いていません。となると、行くなら今の内、とさっそく買いだしに行こうとする葵を、母が呼び止めました]
(68) 2016/08/21(Sun) 14時頃
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え。 浴衣?
[よーいどんのポーズのまま、顔だけ母の方に向けていた葵は、ぱちくりとまばたきします。 全然考えていませんでしたが、言われてみれば、確かに花火と言えば浴衣です]
んー、ちょっとみんなと相談してみる! おおきに! ほな!
[そう言って、葵は今度こそ家を飛び出しました]
(69) 2016/08/21(Sun) 14時頃
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[ドラッグストアに向かう道すがら、ぽちぽちとスマホをいじります。 歩きスマホは危険です。真似してはいけません。 小夏ちゃん、雛子ちゃん、いとちゃん、晶ちゃん。 補講参加女子グループに送信するのは、ついさっき母に聞かれたことでした。 花火といえば、確かに浴衣です。けれど、他のみんなが普段着なのに、ひとりだけ浴衣なんていうのも、もちろんその逆も居心地が悪い気がします。 こういうことは、事前の確認が大切なのです]
"ねーねー、明日の花火やけど、浴衣着る?"
[花火のマークのスタンプも添えておきました]
(76) 2016/08/21(Sun) 14時頃
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― 通学路 ―
[そういえば、樫木君の文面には"手持ち花火持ち寄って"と書いてありました。>>1:331 ということを葵が思い出したのは、いつもの荷物に加えて、結構な大きさの花火セットの入ったビニール袋を持って、学校へ向かう道すがらのことです]
……そういえば、手持ちやない花火も結構入ってたような。
[ロケット花火や、落下傘花火、ドラゴン花火なんかも入っているような気がします]
ま、ええか!
[基本的にあまり深く物事を考えない葵は、その一言でいいことにしてしまいました]
(79) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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― 教室 ―
花火!!
[いつものおはようの挨拶の代わりに、そんなことを言って葵は教室のドアをくぐります。 どやぁ!という顔で、花火の入った大きなビニール袋を掲げてみせました。 樫木君のメッセージ>>78を受け取ったのは登校途中のことです。どうせすぐ会うんだからいいか、と返事はしませんでした]
樫木君、いろいろおおきに! ウチはそれでかまへんよ。
[樫木君と顔を合わせたら、忘れないうちにそうお返事しておきます]
(80) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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[ところで、昨夜メッセージを送ってから気がついたのですが、葵は着付けができませんでした。 浴衣を持ってきても着られなければどうしようもありません。 ということで、メッセージは追加送信されることになりました]
"ちなみに、ウチは着付けできひんねんけど、誰かできる?(;゚(エ)゚) 誰もできひんのやったら、母さんが着付けたげるから家においでって言うてた。 あ、浴衣も余ってるで!"
(84) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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[葵の今日の持ち物に浴衣が入っているか、それは昨夜送ったメッセージ>>76>>84の返信次第です。 朝のホームルーム、先生が心配した生徒>>0は誰かいたでしょうか。 葵は今夜の花火が楽しみだったので、浮かない顔ということはなかったと思います。 もちろん、転校の話を忘れたわけではありませんでしたけれど。
誰か、転校のことをはっきり先生に聞いた人はいたでしょうか。>>3 その時だけは、葵の顔からも楽しげな表情は消えて、先生の反応を見逃さないようにうかがったと思います。 ともあれ、花火の前にまずプールです]
(99) 2016/08/21(Sun) 15時半頃
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― 更衣室 ―
昨日は楽しかったなー。 今度はこなっちゃんも一緒に行こな! いっちゃんの食べてた抹茶クリームあんみつ! めっちゃ美味しかったし、ウチ、今度はあれにするわ!
[女の子たちとわいわいと騒ぎながら今日も着替えを済ませます。 昨日も散々美味しかったと伝えた抹茶クリームあんみつの美味しさ>>97を、今日も熱く語りました。 もちろんヒナちゃんの豆腐クリームあんみつも、ウチの白玉クリームあんみつも美味しかったで! あきちゃんのあんみつもあっさりしてて美味しかったし!……なんて、結局あれもこれも美味しかったという結論のようです。みんな違ってみんないいって昔の詩人さんもおっしゃってましたよね]
(112) 2016/08/21(Sun) 16時頃
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よし!
[そういえば、今日の葵は一味違います。 昨日思い知りました。頑張りを見せたって、先生は冷たい。 だったらやっぱりこれが最善手ではないでしょうか]
普通のストローやと細すぎて酸素の確保が心配やし! タピオカドリンク用のやつにしてみた!
[ちゃきーん!と取り出したのは、タピオカドリンク用の太くて丈夫なストローでした。 葵は今日、すいとんの術を極めた忍者になります!**]
(113) 2016/08/21(Sun) 16時頃
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[受け取った返信は3人分。返事をくれた3人は浴衣に乗り気のようでした]
"りょーかい!( ・Θ・)ゞピヨッ!! 何着か持ってくね!"
[そう返信しておきました。 葵には姉が二人います。もう家を出て一人暮らしをしている姉たちは、浴衣は持っていかなかったので、姉の分の浴衣が余っているのです。 浴衣は着物ほど道具もいりませんしかさばりません。ちょっとした荷物にはなりましたが、持ってくるのはそんな難しいことではありませんでした。
いとちゃんからの返信はありませんでした。既読はついていたので、確認してくれたことはわかっています。 その上で返信がないのは、きっと]
(205) 2016/08/22(Mon) 00時頃
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また変に遠慮してるんとちゃうんかな。
[葵は、そう思いました。思い出したのは、あんみつに誘った時のいとちゃんです。 真っ先に誘ったのに「他の人の迷惑じゃないなら」なんて言ったいとちゃんのことです。
返信をくれた3人が「着付けはできない」と書いていたにもかかわらず、葵が浴衣を持ってきたのは、葵には確信があるからです。 きっと、いとちゃんは着付けができるという確信です。 “ヤタケは着付け出来たりする(・・?” 昨夜、小夏ちゃんが送ってきた文面です>>150。そしてやっぱり返事はありませんでした。 だからこそ、葵は思ったのです。 誰も着付けができない状況です。いとちゃんは着付けができないなら、きっと「着付けはできない」ということを返事してくれていると思います。 だって、いとちゃんには着付けができないのに、みんながいとちゃんならできるんじゃ、と当てにしたら。みんな困ることになります。 いとちゃんは多分、そういう展開になるのは避けたいと思うタイプだと思ったのです。
だから。 葵は今日、浴衣を3着持ってきています]
(206) 2016/08/22(Mon) 00時頃
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[葵は窓際の席が好みです。けれど、今の葵の席は、窓際ではありません。 まあ、小夏ちゃんの席の近くだしいいかなと思っています。でも、今度の席替えの時は、くじ引きで絶対窓際の後ろの方の席をゲットしてやるぞ!とも思っています。 そんな葵は、窓際の席じゃなかったので、目撃せずに済んだ光景があることを知りません。>>185 きっと、見つけてしまっていたら、葵の心は曇ったでしょうから、葵にとってそれは幸運なことでした。
しかし、そんな幸運も知らなければ当然自覚はできません。 故に、葵は水泳の補講をどう乗り切るかで頭がいっぱいで、浮けないのに泳がされるなんて理不尽!ウチって可哀想!の気持ちでいっぱいです]
(210) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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― プール ―
[タピオカドリンク用のストローはいい仕事をしました。 抜かりなし!これなら何時間でも潜ってられんで!と思ったものです。全身ふやける覚悟もできていました。 しかし……]
な、なんでバレるん!?
[先生に見つかってしまいました。さすがに補講最終日ともなると、先生もいつもよりやる気を出してしまったようです。夏休みやねんから、そんなやる気いらんのにーなんてぼやいたら、先生に耳をつかまれました]
ギブ! ギブ!
[じたばたする羽目になりました。ストローは補講が終わるまで没収だそうです。補講が終わった後なら返してくれなくていいです]
(213) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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わかったわ先生。ウチの本気見したる。
[昨日も見せた気がするのですが、仕方ありません。 葵は、浮けません。浮けませんが、前に進むことはできます。微々たる速度ではありますが。 ならば、沈みながら、意識不明になるまで前進あるのみです。 久水葵!今日がお前の命日だ!という気持ちで、スタート地点に立ちました。 できるだけたくさん酸素を確保すべく、深呼吸を繰り返します。 いっきまーす!とは今日も言いません。酸素がもったいないからです。 先生に向かって厳かに頷くと、覚悟を決めて葵はプールの壁を蹴りました]
(214) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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ごぼべぶばぶがぶごぶがぶっ!!
[本日の葵の記録、24m 葵は水底で、真っ白な灰になりました]
(216) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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[根性論ではどうにもならないことが世の中にはあります。 しかしこのケースはどうにかなってしまったようです。それでも1m足りないというツメの甘さが葵の葵たる所以でしょう。 来年の課題は、残り1mの克服と、溺れているように見えない泳ぎ方の研究です。 とりあえず一つ目の課題のために、肺活量を鍛えようと思います]
(218) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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― 教室 ―
[補講の後のホームルームが終わり、解散となった後、まっすぐに葵が向かうのは同じ列の後ろの方の席です]
いっちゃーん。
[向かいながら、昨日はいとちゃんが葵の席に来てくれたこと>>1:258を思い出しました]
あきちゃんも、こっちこっち。
[いとちゃんの席の方へ、あきちゃんも勝手に手招きます。へらっと、当たり前のような顔で笑いました。 いつも通りは意識した途端、いつも通りではなくなってしまう。そんなことわかっていて、それでも葵は“いつも通り”の顔をしてみせるのです]
浴衣持ってきてん! 先に選んで!
[いつまでも着れるものを、と両親が買ってくれた浴衣は、クラシカルなデザインです。 どれがええかなあ?なんて3着並べてみせました]
(221) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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着替えは、やっぱ更衣室やんな? いっちゃん、着付け頼むな!
[いつもの葵なら「頼むわ〜」と言っていたような気がします。しかし葵は「頼むな!」と強い口調で押し切りました。やっぱり葵は“いつも通り”ではありません。 でも、そんなこと、気づかない振りをしました]
いっちゃんがおってくれて助かったわ〜。
[気づかない振りで、笑ってみせるのです]
(227) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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むしろ着てくれへんかったら、ここまで持ってきたウチの労力返せ!って言うわ。 遠慮せんといて!
[晶ちゃんは浴衣を気に入ってくれたようです。>>237 もちろん!と頷いてみせたのは、晶ちゃんへの返事ですが、いとちゃんへの思いも籠められていたでしょう。 折角持ってきたのに、無駄になんかせぇへんよね?……なんていう、笑顔の圧が感じられたかもしれません。 もちろん、本当の本当に、いとちゃんが行きたくないと思っているなら、無理強いする気はないのですけれど。 葵は、いとちゃんの気持ちを聞いていません。行きたいとも行きたくないとも。 だから、いとちゃんにはっきり拒絶されるまでは、あきらめないのです]
じゃ、あきちゃんはそれな! いっちゃんはどっちがええかな。
[……ちなみに、はっきり拒絶された時、盛大に落ち込む準備はできています**]
(244) 2016/08/22(Mon) 02時半頃
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[“いつも通り”の感じで、わいわいとにぎやかに楽しげにしている葵は、けれど本当は“いつも通り”ではありません。 本来の葵は、他の人が関わる物事をこんなに強引に押し進めようとするような人間ではありません。もっとも、葵自身のことに関して言えば、わりと強行突破したりすることはありますけれど。そう、さっき、多くの人の感動を呼んだ水泳の新記録樹立のように。 けれど、教室内は今夜のイベントでそわそわと浮き足立ったような、いつもとは違う空気が流れています。 その空気にまぎれて、いつにない葵の圧に気づいていたのは、多分圧を感じている本人であるいとちゃんだけだったでしょう。 いとちゃんはどっち?と笑顔を向ける葵の瞳が時々揺れているのに気づいたのは、きっといとちゃんだけだったでしょう]
…………へっ?
[そんな葵にかけられたいとちゃんの言葉>>264に、虚をつかれました。“いつも通り”の仮面がぽろりとはがれそうになります]
(275) 2016/08/22(Mon) 12時頃
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[なんで?別になんもあらへんよ?……そう返事しようとして、けれど胸が詰まってしまいます。 葵は一度にたくさんのことを考えるのが苦手です。そうして棚上げしてしまったあれこれは、棚の上に乗っているだけで、なくなったわけではありません。 “いつも通り”のメッキがはがれそうになったその時]
! せやろ?
[天の助けの小夏ちゃん>>245。いとちゃんの「ひょえあっ」という悲鳴にまぎれて、葵の仮面は剥がれ落ちるのを免れました。 小夏ちゃんの援護射撃に内心感謝しながら、浴衣が可愛いという話にどやぁ、という顔で頷きました。 頷いて、下を向いた一瞬、小さく小さく漏らした本音は、いとちゃんに届いたでしょうか]
(276) 2016/08/22(Mon) 12時頃
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[そして、とうとういとちゃんが観念したように浴衣を選んでくれました>>267。ほっと息を吐き出してしまったことは、誰かに気づかれてしまったでしょうか]
りょーかい! そしたら、ウチはこっちってことで!
[最後に残ったのは濃紺の浴衣でした。白抜きの柄は、実は葵の葉っぱだったりします。 葵に向けてくれるいとちゃんの笑顔がどこか困ったようなものであることには、気づかない振りをして]
着付け頼ってしもて、堪忍! いっちゃん、おおきにね。
[着付けへの謝罪と感謝に、その返事はこっそり籠めておきました]
(277) 2016/08/22(Mon) 12時頃
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わー! めっちゃ可愛い! ヒナちゃん、プールの時も可愛い髪形してたもんなー!
[それから葵は、雛子ちゃんの取り出した巾着の中身に目を奪われます。>>274 そんな葵はいつも髪なんてブラッシングするだけです]
ウチは髪の毛短いもんな〜。 みんながどんな風になるんか、めっちゃ楽しみ!
[葵の女子力では、こんな長さの髪形がどうにかなるなんて想像もできません。 自分は完全に部外者のつもりで、雛子ちゃんの髪留めの数々を楽しげに眺めました**]
(278) 2016/08/22(Mon) 12時半頃
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― 花火へ ―
眼福やわぁ。
[浴衣姿の女の子たちの並ぶ姿に、葵はご満悦でした。 いとちゃんに教わりながら、着付けにチャレンジした子はいたでしょうか。葵は完全にいとちゃんにお任せしてしまいました。 浴衣を着て、髪形も変わると、みんなぐっと雰囲気が変わって、なんだかこの場所が学校なのがとても不思議な感じがしました]
こなっちゃんの浴衣も、ヒナちゃんのもめっちゃ可愛いやん!
[浴衣着る?って聞いてみてよかったと思います。 まあ、ウチが持ってきた浴衣も負けてへんけどな!なんてドヤ顔することも忘れません。 晶ちゃんといとちゃんの浴衣姿に満足げに頷いてから、あ、と声を上げました]
いっちゃん、メガネ外したら全然見えへんの?
[浴衣姿のいとちゃんは、しっとりとした和服美人という感じでとても素敵でした。 メガネを外したらもっと雰囲気が出るような気がして、何の気なしに聞いてみます。 もちろん、全然見えないのは危ないですし、ましてや夜です。無理強いをするつもりはありませんでした**]
(284) 2016/08/22(Mon) 14時頃
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― 教室でのこと ―
[誰にも聞こえないかと思った呟きは、いとちゃんの耳に届いていたようです。いとちゃんからのお返事>>323も、果たして葵へのお返事なのかもあいまいな、小さな小さな呟きでした。 その呟きが耳に入った時だけは、葵の笑顔は消えてしまっていたかもしれません。 いとちゃんは、本気で言っているのでしょうか。ええ、きっとそうなのでしょう。冗談には、聞こえませんでしたから。そもそも、冗談というものは、楽しいもののはずですから。 いとちゃんは、本気でそう思っている。 それは……それは、とても不本意なことです。 これ以上楽しい空気は壊したくないので、深追いは、しませんけれど]
(347) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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えっ、ウチもええの?
[どの髪留めがいいかと雛子ちゃんは聞いてくれます。>>312 完全に部外者のつもりだったので、目を丸くしました。でも確かに、晶ちゃんの髪でも請け負える雛子ちゃんです]
あっ、可愛い! うん、これにする!
[雛子ちゃんのお見立ては、すっかり気に入りました。 もともと、葵はそういうセンスに自信がありません。浴衣の帯もどれを合わせればいいのかよくわからなくて、母に見立ててもらったものを持ってきたくらいです。 雛子ちゃんの手鏡にうつる後頭部を眺めながら、嬉しげに頷きました]
(354) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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― 花火へ ―
[腹ごしらえは、コンビニでおにぎりを買って済ませました。みんなでファミレスにでも行ければよかったですが、あいにく葵のお財布はそこまで余裕がありません]
いっちゃんも、ヒナちゃんも、ほんまにおおきに!
[いとちゃんに着付けてもらって、雛子ちゃんには髪を飾ってもらって、自称大和撫子のできあがりです。 葵は心から感謝しているのですが、恩をあだで返す女でした。 自覚のない悪女というのが一番たちが悪いのかもしれません>>344]
えっ、見えるん!?
[いとちゃんは、メガネがなくても見えるということが判明したのです! 思わずずずいと身を乗り出しました]
せやったら、浴衣の間は外しといたら? 絶対似合うし!
[とはいうものの、花火への参加をかなり強引に誘ったという自覚はあります。メガネを外すことまで強要するつもりはありません。 ただ、期待に満ちたきらきらした目でいとちゃんを見たりはしましたけどね]
(363) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[選ぶ花火にも個性が出るような気がします。女子力の差も出るかもしれません。 雛子ちゃんが線香花火を多目にした>>355という話は聞いたでしょうか]
ウチは、なんか大きいの買うたら、手持ちやないのがいっぱい入ってたわ!
[そんなことを言って、大きな花火セットの入ったビニール袋>>79を掲げてみせました]
こなっちゃん、さすがやわ! 用意ええなー。
[小夏ちゃんのバケツ>>353にはそんなコメントをします。 ウチ、全然気がつかへんかったー。なんて言いながら、グラウンドへ向かうのです。 男子たちと合流したら、言うことは決まっています]
(369) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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刮目せよ! 以後、馬子にも衣装発言禁止!!!
(370) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[こういうのは先手必勝と相場が決まっていますからね。 絶対言われそうな気がしたので、先手を打っておきました]
って言うか、男子全員揃ってるん? お待たせー!
[そう言って、バケツのそばにどさりと花火の入ったビニール袋を置きました]
(371) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[使い切れるかな、という切原君>>374に、葵は普通に返事できたと思います。どんな顔をしたらいいのかわからない居心地の悪さはやっぱりあるのですが、気まずくなりたいわけではないのです]
ドラゴン花火とか、並べて一気に火つけたりせえへんかった? 案外減りが早いから、大丈夫とちゃうかな。
[ドラゴン花火を5つほど並べて、いっせいに火をつけるのがなかなか綺麗で、葵のお気に入りなのです。コツはできるだけ火をつけるタイムラグを少なくすること。いっせいに始まっていっせいに終わるのがいいのです。 ……と考えて、あ、という顔になりました]
しもた。 ウチ、浴衣やから走れへんやん。
[すばやく火をつけてさっと離れなければならないというのに、軽やかな身のこなしが封じられているじゃありませんか!]
(380) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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[男の子たちの反応は上々で、気をよくしてにんまり笑ってしまいます]
みんなめっちゃ可愛いやろ? 昨日みんなで相談して、いっちゃんが着付けしてくれてん!
[功労者!といとちゃんの背中をどーんと押したいところではありますが、いとちゃんが目立ちたくないタイプであることくらいはさすがにわかっています。 さすがに自重しました]
(382) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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[浴衣の威力ってすごいなあ。そんなことを思いました。 もちろん、みんなとてもよく似合っていて可愛いので、当然です。けれど、仮に可愛らしいドレスで着飾ってみたって、ここまでの反応はされないのではないでしょうか。なんというか、熱量が違う気がするのです]
花火といったら浴衣やし! へへー、おおきに!
[賛辞は素直に受け取っておきます。だってほめられたのは、葵個人ではありません。 浴衣の女の子たちという集団に向けられたものなのですから、当然!という気持ちです。 だってみんな、本当に可愛いですからね!]
(386) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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あっ、ドラゴン花火やってくれるん?
[走れない葵に代わって、切原君が申し出てくれました。>>385 別に大したコツとかあらへんねんけど、なんて言いながら、葵は買ってきた花火セットを開封します。 箱状のドラゴン花火を5つ取り出しました]
えっとねー、蓋開けて、すぐ火をつけられる状態にしておいて、並べるねん。1m間隔くらいかなー。 で、できるだけすばやく点火して、ダッシュで逃げる!
[そんな説明をしながら、ドラゴン花火の蓋を開けます。手元を見ていれば、目のやり場に困らなくて済みますからね。 こんな感じかなあ、なんて言いながら並べるところまでやりました]
そしたら、切原君、点火は任すわ!
[ダッシュで逃げられない葵は、点火は切原君に任せて、安全圏に避難します。 ここまで逃げてきたら大丈夫やよ!と手を振りました]
(390) 2016/08/22(Mon) 23時頃
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[切原君の点火技術(?)はなかなかでした。 5つの花火から、ほぼ同時に火花が噴きあがります>>392]
わー! キレー!!
[なんというか、派手なのでオープニング!という感じがしました。花火大会でも、最初と最後は華やかなものですからね。 夏場とはいえ、この時間になると日も落ちて大分暗くなっています。花火が鮮やかに咲いた時だけ、昼間のように明るくなりました]
切原君、ぐっじょぶやで!
[花火が終わるとふっと暗くなります。まだ真っ暗というほど暗い時間帯ではないはずですが、花火の明るさに慣れた目に、ずいぶん濃い闇に感じられました。 よく見えないからこそ余り緊張せずに、ぐっと親指を立てて切原君に笑顔を向けることができました]
(396) 2016/08/22(Mon) 23時頃
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[メガネを外したいとちゃんは、思ったとおりとても綺麗でした。>>401 やっぱり、メガネのない方が浴衣がよう映えるわ!なんて騒いだものです。 浴衣発案が葵だと雛子ちゃんに言われたら>>397、髪型のプロデュースはヒナちゃんやで!なんて宣伝のお返しをしちゃいます。 そんな風にわいわいしていたつもりだったのですが……気がついたら、なんだか切原君と二人みたいな空気になっているような? いや、いけません。こういうのは意識したら負けです。二人じゃないです。みんなすぐそばにいます。 そんなことを自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、動悸が激しくなります]
せやろ? こういうノリでやってたら、あっという間になくなっちゃうん。
[5連ドラゴン花火を切原君も気に入ったようです。>>403 同意を得られたことが嬉しくて、だから使い切れないなんて心配はご無用!なんて動悸が激しいのを誤魔化すようにまくし立てていたら、小さな声が聞こえました。 えっ、と思わず声が止まってしまいます]
(418) 2016/08/23(Tue) 00時頃
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[小さな声は、我ながら可愛げがありませんでした。思わず視線が地面の方を向いてしまいます。 差し出された線香花火>>409を無言で受け取って、こっくり頷きました]
(419) 2016/08/23(Tue) 00時頃
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おおきに。
[切原君が火を用意してくれました。>>421 しゃがみこんだ葵はぽつんとお礼を言って、じっと線香花火を見つめます]
嘘。
[さらっとお礼を言って、受け流してしまえばいいのに、どういうわけか今の葵にはそれができません。 かたくなに首を横に振りました。手元が揺れて、線香花火はゆらりとしますが、なんとかぽとりと落ちることなく持ちこたえました。 危ない危ない、と揺らさないように気をつけながら、抑えた声をぽつりぽつりと落とします]
(425) 2016/08/23(Tue) 00時半頃
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[花火が綺麗なことには同意できたので、こくんと頷いておきました。 その拍子に、とうとうぽとりと落ちてしまいます]
……あ。
[ただの紙紐になってしまった線香花火をしげしげと見つめて、残念そうな顔をしました]
(429) 2016/08/23(Tue) 00時半頃
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!! い、言わんといて。
[言わずにいようと思っていたのに、思わず口をついて出てきてしまった言葉は、案の定墓穴となりました。 暗闇の中でも切原君の顔が見られません。もう終わってしまった線香花火を見るしかありません。 まるで、まだ花が咲いているかのように、線香花火の先を凝視します]
そ、れは……。
[ちょっと、あの時はうろたえていて、自分でもどうしてあんなことをしたのかよくわからなくて。 言い訳の言葉はたくさん浮かびました。それが、まともな言い訳であるかは別として、ですけれども。 けれど結局、どの言い訳も口にできなかったのは、その言い訳が間違ってはいなくても、決して正しくもないということを、自覚してしまったからでした。 きっと葵は、いくらうろたえて、パニックになって、勢いで行動したって……きっと、切原君以外の人には、あんなことはしなかったでしょう。 そう、自覚してしまったのです]
(439) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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酷い、って。
[けれど、非難の言葉>>430には唇を尖らせます。酷いことを言ったつもりなんかありません。 葵が気にしていない方が、切原君には都合がいいはずです]
いや、せやから、謝ってもらわんでも、かまへん、って。
[気にしないでって言っているのに、どうして葵が嫌がってるという話になるんでしょう。 切原君が何を考えているのかさっぱりわかりません。 それとも、謝罪をさらっと受け入れて、流してしまうのが正しい対応なんでしょうか。 そんな風に思った次の瞬間、切原君の言ったことに、今度こそ葵は言葉を失いました]
(441) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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[思わず、嘘、とまた言いかけて飲み込みます。そんな風に受け取るのは、とても失礼なことだと思いました。 だけど、信じられない気持ちです。 あんなに切原君の顔が見られなくて、暗がりに安心していたのに、今は暗くて切原君がどんな顔をしているかよくわからないのがもどかしい気持ちになります。 闇の中を、一生懸命目を凝らして、切原君の方を見つめました]
……せやったら。
[ぽろりと出てきたのは、葵にとっても思いがけない言葉です]
今度、また31に一緒に行こ? あ、もちろんウチの分はちゃんと払うし。
[眉を下げて、照れたように笑ったのは、切原君に見えたでしょうか。 そうして、葵は白状するのです]
ほんまは、あの時、めっちゃ緊張してて、チョコミントの味、全然わからへんかってん。
[せやから、リベンジ。 そう言って、小指を差し出しました。 ほら、指切りげんまんはお約束でしょう?]
(449) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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[そうして、切原君が指切りをしてくれたら、小さな小さなささやきを落とすのです。 それから、勢いよく立ち上がります]
花火! もっとやらな! ウチ、もろてくる!
[浴衣のことを忘れて、走り出しそうになります。ちょっとカクンとしました。かっこ悪いです。動揺してるがバレバレです。 けれど、恥ずかしくて、もうじっとしていられませんでした]
ほら、次はロケット花火とかええんちゃうかな!?
[あれなら大して明るくなりません。 今明るく顔が照らされてしまうのは、いろいろ都合が悪いですからね!**]
(453) 2016/08/23(Tue) 01時半頃
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