人狼議事


48 マーメイドライン

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視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 本屋 ベネット

壁の向こうだ、やつの足音が聞こえる。いよいよ隣室に迫る。
明日は、もう……

(0) 2012/05/10(Thu) 09時頃

天のお告げ (村建て人)

「やあ、今日も魚が安いよ、買っていかないかい?」

 そんな陽気な声にあなたは視線を向けるだろうか。
 今日もうららかな日差しの港町。

 丘の上の学校では、日々勉学やスポーツに打ち込む学生たち。
 街では社会人となった人々がそれぞれの仕事に就いている。

 だけれど、忙しないわけではない、どこかゆっくりと時間が流れる場所。

(#0) 2012/05/10(Thu) 09時頃


天のお告げ (村建て人)

『ジリリリリ』

 古びた本屋の黒電話が鳴り響く。
 携帯電話なんてものはまだ普及していないから、
 家にあるクラシカルな電話で人々は連絡を取る。

「もしもし?」

 本屋ベネットが電話に出ると、一風変わった質問が寄せられた。
 その街の伝承の本はあるか、と。

(#1) 2012/05/10(Thu) 09時頃


天のお告げ (村建て人)

「あぁ、セイレーンとマーメイドの伝説ですね」

 わりと手近にあったその本を手に取り、軽く捲りながらベネットは続ける。

「ファンタジックですけど、何処か恐ろしさも秘めた伝承ですね。本のご注文で?」

 その後は商談へと入っていった。

(#2) 2012/05/10(Thu) 09時頃


天のお告げ (村建て人)

 マーメイドとセイレーン。
 舞台は近代ヨーロッパの港町で、
 貴女はマーメイドラインの誘いに、耳を傾ける。

 昔、海の魔女セイレーンは歌声で人々を魅惑したが、
 セイレーンは人魚姫《マーメイド》と出逢い、その美しさに魅了され
 うたかたの恋に溺れたと謂う。
 しかし女性同士の恋は人々に忌避され、
 二人の行方は海の泡しか知らない。

 そんな言い伝えと、マーメイドラインのある町の、
 小さな、少し切ないお話――**

(#3) 2012/05/10(Thu) 09時頃


手伝い クラリッサが参加しました。


【人】 手伝い クラリッサ

― 岬 ―

[防波堤へと叩きつける波の音を聞きながら、私は今日もこの岬から海を見つめていた。
 幼いころから聞いてきたフェアリーテイル。
 海の魔女と人魚姫の泡沫の恋に思いを馳せれば、心だけは自由に恋慕という名の海を泳ぐ]

 ……嗚呼。
 私のこの脚が人魚のそれならばよかったのに……。

[この脚が海を自由に泳ぐ魚のそれならば、
 おとぎ話の二人のようにきっとあの方の胸に飛び込んでいけるのに。

 陸に上がった人魚では、それももう叶わない――**]

(1) 2012/05/10(Thu) 09時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2012/05/10(Thu) 09時半頃


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/05/10(Thu) 09時半頃


楽器職人 モニカが参加しました。


【人】 楽器職人 モニカ

―自宅―

[潮騒の音が聞こえる古びたアパートの一室。
床に転がったノートの隙間から見えるのは、昔の新聞の記事の切り抜き。
ぱらぱらと風に捲られるページは無視されて、部屋の中を女の溌剌とした声音が満たす]

うん、うん。……そうだよ。元気でやってる。
連載、もらうことができなんだよ!
ほんとーに片隅だし、新聞の発行数も全然多くないけど、でも、連載だよ、連載!

だから、心配しないで。おかあさん。
あたし、この街が大好きなんだ。本当に、ここに引っ越して良かった。
素敵な人達にも、会えたしね。

うん、……うん、それじゃ。またね。

(2) 2012/05/11(Fri) 01時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[軽い音を立てて、電話の受話器を置く。
次に目を向けるのは、床に転がったノート……ではなくて、開け放たれた窓の外。
青い海が飛び込んでくる。古いアパートだけど、海の見える場所を借りて本当に良かったと思ってる]

素敵な街だよね。
海も、空も綺麗。雰囲気もすごい素敵だし、それに……。

[不思議な伝承。
胸が締め付けられるような伝承に惹かれて、きっと自分はこの街にやってきた。
人魚姫と海の魔女のような物語を、いつか書いてみたい。
誰にも言ってはいないけど、時々そんなふうに考えたことがある**]

(3) 2012/05/11(Fri) 01時半頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2012/05/11(Fri) 01時半頃


飾り職 ミッシェルが参加しました。


【人】 飾り職 ミッシェル

―― 町役場 ――

 必要な書類を纏めた分が此方です。
 ご確認下さい。 

[事務的に役場の窓口で住民に書類を手渡す女。]

 お気をつけて。

[形ばかりの挨拶を向け、業務に戻る。
 午後から会議室を使用する手はずを整えなければならない]

(4) 2012/05/11(Fri) 11時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[会議室の扉に手をかけた時、男性の部下から声が掛かる。
 手伝いましょうか、とおずおずと告げられる言葉に
 冷たい表情を浮かべて投げた言葉]

 自分の仕事もろくに出来ないくせに、
 人の仕事を手伝おうなんて何様の心算?
 
 会議室の準備は私がやるから
 さっさと仕事に戻りなさい。

[冷たくあしらうのもいつものこと。
 部下が悄げた顔をするのも、いつものこと。

 世の中は甘くない。こうして厳しい人間も居ないと回らない。
 それがきちりと制服を着こなした女の、プライドに近いだろうか**]

(5) 2012/05/11(Fri) 11時頃

飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。

2012/05/11(Fri) 11時半頃


村娘 ラディスラヴァが参加しました。


【人】 村娘 ラディスラヴァ

― 仕立て屋 ―

[柔らかな光沢を孕む白百合色の布に、針を落とす。
深い海色の硝子を拾い上げ、刺し、また海色の硝子を拾う。
今度は先程よりも淡い、透き通るような青]

――――……

[言葉も無く針を刺し続ける女の視線の先で、白が青に飾り立てられて行く]

……ふぅ。

[暫くして。
ぱちり、と鋏が糸を断つ音に重ねて、小さな吐息の音。
そのまま仕上げたばかりのドレスをトルソーに着せ掛け、少し離れて全体を俯瞰する]

(6) 2012/05/11(Fri) 14時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[織柄を浮き立たせるような、海の青、飛沫の白]

[煌めく白百合にそれはとても映えて見える。
長い前髪を留めたピンを外しながら、満足げな笑みを口元に*浮かべた*]

(7) 2012/05/11(Fri) 14時頃

村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2012/05/11(Fri) 14時頃


漂白工 ピッパが参加しました。


【人】 漂白工 ピッパ

―― 自宅 ――

[久々の仕事の休みで。自室の片付けに勤しむ。

机の上を片付けながら、ふと手に取る写真立て。
其処に写るは、自分と、今は亡き姉。

3年前、海から水死体となって見付かった姉。生きている時に、こっそりと教えてくれた、あの言葉。

『海の様に、とても綺麗な人を、見付けたの』

きっと、恋をしているのだろうと。いつか、紹介してくれるのを、心待ちにしていたのに―――]

どうして死んだの? 姉さん……。

[開け放たれた窓から見える、海へと想いを馳せて。**]

(8) 2012/05/11(Fri) 17時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2012/05/11(Fri) 17時半頃


読書家 ケイトが参加しました。


【人】 読書家 ケイト

―港―

…ぃよっと。

[釣り針と餌を付けただけの、即席の釣り糸。
左手首に付けた、ブレスレット状の糸巻。
兄に頼んで加工してもらった釣り具を海に投げ込み、
少女は港に座り込む。]

…帰ってこないかねー。馬鹿アニキ。

[本を読みつつ呟いて、
糸が引かれれば左手を振る。
なんて事の無い少女の日常。
何にもならない少女の日常。]

(9) 2012/05/12(Sat) 00時半頃

【人】 読書家 ケイト

…ありゃ。流れ藻か。
アニキみたいに上手くはいかないもんだね、どーも。

[大物を捕ると沖に出て、半年経っても帰らない。
父は一月で死を認め、母は三月で諦めた。
諦めきれない少女は一人、本を読みつつ船を待つ。]

…何時になったら帰ってくんのかねー。ホントに。

[少女も半分諦めて、既に理由は意地が八割。
流れ藻外し、沖に投げ、
餌付け直して投げ込んだ**]

(10) 2012/05/12(Sat) 01時頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 01時頃


【人】 手伝い クラリッサ

[――…しゅるり。
 衣擦れの音を残して白い靴下を脱ぎ棄てる。
 二つに分かれた脚を放り出すように海へ投げ出し、
 白く泡立つ波をぱしゃぱしゃと跳ねあげて、遊ぶ]

 ……ふふ、つめたい。

[まるで小さな子供のようだと。
 あの時貴方が私に言った言葉が心に降りてくる]

(11) 2012/05/12(Sat) 01時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 今の私を見ても、同じことを言ってくれるかしら。

[飛沫を跳ねあげるのをやめれば、
 緩やかに打ち寄せる波が脚を包んでまとわりつくかのよう。

 心に浮かぶ影に瞳を伏せて。
 波の誘う音に。
 ただただ耳をすませていた――**]

(12) 2012/05/12(Sat) 02時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[身体に沿うよう優美な線を描くドレス。
その膝下から尾鰭のように広がるフレアの流れを確認し、もう一度満足げに――或いは疲労を露わに――息を吐く]

んーー……!

[凝り固まった身体を解すよう、伸びを一つ。
小さな店舗兼アトリエの扉を開くと、厚い前髪の向こうで強い日差しが迎えてくれた]

(13) 2012/05/12(Sat) 05時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

いい、天気ね。
――あら。

[つと視線を落とせば、そこにあるのは同居者の姿。
彼は朝方、ふらりと何時の間にやら、いつものように出掛けて行ったきりだった]

お前、帰って来てたの?
……そう。そういえばもう良い時間ね。

[空腹を訴える彼に、店を出る前に目にした時刻を思い出す。
今は昼が少しばかり多めに回った時間。少々根を詰め過ぎたようだ]

いらっしゃい。ご飯にしましょ。

[言われずともそのつもりだったろう彼を促し、足元に纏わるのもそのままに石畳の道を歩む]

(14) 2012/05/12(Sat) 05時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[道なりに進むにつれ香る潮の香り。
海風が、活気に溢れる陽気な声を運んでくる]

おじさん。これ――そう、それと、あとその小さいの一匹。
ええ、お願いします。

[馴染みの魚屋で、いつもの買い物。
慣れた手付きで袋を手にした魚屋の主人は、「これ売り物になんないからオマケね」と首の折れた小魚を一匹袋に入れてくれた]

(15) 2012/05/12(Sat) 05時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

― 海岸公園 ―

[魚屋に礼を言い、港に続く石畳を更に抜けた先にある公園へと向かう。
いつもの散歩道、いつもの寄り道。
この地に伝わる悲劇的にも美しい伝承を示すモチーフが、時折思い出したかのように点在した道]

人魚と海の魔女の道ならぬ恋――ね。

[この街に伝わる伝承。
だとしても、生まれた時から身近にある伝承など、沢山ある御伽噺の一つと何ら変わらない。
何代か前にこの街に移り住んだという祖先なら、その伝承にも何らかの感傷を抱けたのだろうか]

(16) 2012/05/12(Sat) 05時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

……それに。

[伝承が伝えられているからといって、この街での同性愛者への視線が優しいものである訳でも無いだろう。
自身も、思春期特有の憧憬を同性に抱いた事が無い訳でも無いけれど、それも昔の事。
今は気の迷いだったとはっきりと思える。
後は、人並みより少しばかり乏しい程度に付き合いを重ね、別れ]

それに、あたしにはお前が居ればいいわ。

[目の前で、魚を綺麗に骨だけ残し平らげ満足げに毛繕いを始めた猫。
ふっくらとした彼の頭を撫で、長い毛足に指を*通した*]

(17) 2012/05/12(Sat) 05時半頃

村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 06時頃


【人】 飾り職 ミッシェル


 毎日毎日……

[同じ事の繰り返し。]

 何度怒鳴れば解るの。
 何度言い聞かせればいいの。

 あなたは私の部下であり唯の傀儡じゃないの。
 人間らしくもっと知恵を働かせないと、
 餓鬼扱いされるわ。

[全く――と大袈裟に手を振り、額に乗せる]

 いい?
 人間らしく在りたいなら其れらしく行動しなさい。
 頭や身体を動かしなさい。
 応用力ってものを働かせなさい。

(18) 2012/05/12(Sat) 18時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[部下への小言が終わると、そろそろ定時の頃。
 この開放的な町では残業というものが滅多に発生しない。
 それをいいことに、部下たちはさっさと姿を消し
 自分が簡単な後片付けを行う]

 ぃくしっ

[小さくくしゃみ一つ。
 今頃部下の誰かが自分への忌み事でも言っているんだろうと
 気にせずに軽く鼻を擦った。]

(19) 2012/05/12(Sat) 18時頃

【人】 飾り職 ミッシェル


 毎日、毎日――

[繰り返される日常。
 修羅と化して生きることも必要なのだと
 自分に言い聞かせるけれど、
 それでも心には虚ろな穴が空いている。]

 ……。

[は、と小さく息を吐き、
 ツーピースにボトムスという扮装の私服に着替え
 しんとした町役場を後にする。]

(20) 2012/05/12(Sat) 18時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[磯の香りが微かに漂う、この町には
 心を揺り動かす伝承が残っている。

 マーメイドとセイレーンの、禁断の恋。
 悲劇として残る伝承は少しだけ、
 シェイクスピアの物語にも似ていると思っていた。]

 ……ジュリエットが死んでいると勘違いしたロミオは
 毒薬を飲んでジュリエットの後を追ったが、
 ジュリエットは目覚め、ロミオの死に慟哭する。
 そしてロミオの腰の鞘に収められた短剣で自ら――

 どうして人は悲劇に焦がれるのかしらね。

[ふふ、とシニカルな笑みを浮かべて
 海の方向を一瞥する。
 少しの逡巡の後、そちらへと歩き出したのは
 何の気まぐれか。]

(21) 2012/05/12(Sat) 18時半頃

飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 18時半頃


楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 18時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

―港―

[飛んでゆく海鳥の姿を目で追っていたら、すれ違う人とぶつかった。小さく謝って、視線を空から水平線の方へと戻す]

今晩はお魚もいいかな……。
サラダは作りおきのものがあるから、それを食べちゃわないとね。

[慣れない一人暮らしだが、この街で出会うものは何でも新鮮で、だからこそ慣れないことが楽しい。
軒先で売り込みをかける魚屋に微笑みかけてひやかしたり、遠くやってきた船の姿に足を止めたり。
人の多い中を、自由自在に歩いて]

(22) 2012/05/12(Sat) 19時頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 19時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 19時半頃


洗濯婦 ベッキーが参加しました。


【人】 洗濯婦 ベッキー

―路地裏―

 ははっ。

[港の街並みから隠れるように存在する影。
 伊達眼鏡の中の瞳が細くなり。
 その影の中で一人ほくそ笑む。]

 カモもいいとこ。
 間抜けが多くて助かるよ。

[手の中でくると回転するように動くは、
 たった今、その本来の所有者の胸元から離れた財布。]

(23) 2012/05/12(Sat) 21時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

 けっこうあるじゃない。 
 ほんと運がいい。

[財布の中から抜き取った金額は想像以上。]

 さて、と。
 今日はもう店じまい。

 これだけあれば、ね。

[既に用済みとなった財布を路地裏のゴミ溜めに投げ、
 一仕事終えたとばかりに、
 女は、満足そうに唇に指を当てた。]

(24) 2012/05/12(Sat) 21時半頃

洗濯婦 ベッキーは、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 21時半頃


【人】 洗濯婦 ベッキー

 久しぶりに――。

[何か美味しいものでも。

 そう、喜色交じりに呟くと。

 路地裏から足取りも軽く、
 港町の中心部に向けて歩き出した**]

(25) 2012/05/12(Sat) 21時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 港 ―

[掃除をするのにも飽きて。

 小腹が空いたのと、冷蔵庫に夕飯のおかずになる物が何も無くて。この時間なら、売れ残りの魚が安く手に入るだろう、と。アパートを抜け出して、港へと。

 ―――港の市で、お目当ての安い魚を買って。ついでに料理に使う用にと、オレンジを三つ。

 海からふく風が、とても心地よくて。キラキラと光る海に目をやる。とても綺麗で、御伽噺の人魚でも出てきそうな、そんな雰囲気を感じて。

 桟橋に腰掛けて。海を眺めながら、オレンジを一つ頬張った]

(26) 2012/05/12(Sat) 23時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 23時半頃


【人】 洗濯婦 ベッキー

―港―

 あら、おいしそう。

 市場で?
 
[港の市に向かう途中。
 ちらと視線に入ったのは、
 桟橋に腰掛けながらオレンジを頬張る>>26の姿。

 にこ、と笑みを浮かべ。
 持ち前の気安さで、語りかけた。]

(27) 2012/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 読書家 ケイト

―港―

………せりゃーっ!

[腕輪に糸を巻く溝を付けただけの糸巻と、
その糸の先に付けた針。
…要するに、釣具としては肝心な釣り竿が無い訳で…]

…むー。大暴投。
やっぱ、回さないと飛ばしずらいねー。

[重りが有っても結局手投げ。
飛距離は正直微妙なところ。
一度回収し投げ直し、
のんびり座って読書再開。]

(28) 2012/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[オレンジを頬張りながら、ぼーっと海を眺めていると。
 不意に声が聞こえて。
 辺りを見回しても、オレンジを食べて居るのは自分だけ。
 声のする方へ、視線を移すと>>27

 心地の良い笑みを浮かべて、
 気さくに声をかけて来る女性の姿が目に入った]

 えぇ、市場で見つけたので。
 おいしいですよ?

[相手が女性なので、特に警戒する風も無く。
 ただ、普段から無愛想と言われてる自分。
 笑みが浮かべられたかどうかは解らない。

 自分が桟橋まで来た道の方を指差しながら]

 この道の先、威勢の良い魚屋の隣。
 そこの青果店のオレンジが、一番美味しそうだったから。

(29) 2012/05/13(Sun) 08時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2012/05/13(Sun) 08時半頃


【人】 洗濯婦 ベッキー

 いいわよね。
 あの市場って、新鮮な果物も揃っていて。

[指差された方を見詰め、
 普段、無愛想と言われているとは知らぬまま、
 警戒されていない様子に、さらに表情を緩めた。]

 アタシもオレンジ買おうかしら。
 今日はね。

 ちょっと裕福なのよ。

[聞かれてもいない事を語りつつ。
 美味しいのならオレンジを仕入れるのも悪くない、
 幸いに金銭事情は悪くないのだから。]

(30) 2012/05/13(Sun) 20時半頃

洗濯婦 ベッキーは、メモを貼った。

2012/05/13(Sun) 20時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

[名も知らぬ女性が、なにやら嬉しそうに喋っているのを見て。
 多分、何か良い事が有っての事だろう、と。
 それ以上は、別に気になる事も無く]

 えぇ、色々と揃いは良いですよね。

 でも、あの青果店のオレンジ、買うなら早く行った方が良いかも知れないですよ?残り少なかったから。


[裕福が、羨ましいとは思わない。
 けれども、臨時収入が入った時の事を思い出せば、
 やはり嬉しいな、と。表情の緩んだ彼女につられて軽く微笑んだ]

(31) 2012/05/13(Sun) 21時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

 あら、残り少ないの。

[>>31なら、早く行った方がいいのかもしれない。
 売り切れていたら、折角の運が落ちそう。]

 あそこのお店ね。
 ありがと、いいこと教えてもらったから。

 今度、美味しいモノ見つけたら……。
 そうね、お礼に何か、しなくちゃ。

[つられて軽く微笑む姿に。
 くす、と目を細める。]

 あッ、そう、言い忘れていたわ。
 アタシはベッキー。よろしくね。

[ヤダと笑ってから、とびきりの笑顔を浮かべた。]

(32) 2012/05/13(Sun) 21時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[>>32お礼に何か、と言われて]

 あ、そんな。
 別に何もお礼をされる様な事でも無いですし。

[と、一言口早に。次いで名を聞けば]

 あ、私はピッパです。

 本当、そんな大した事では無いですから。
 お礼とかはお構いなく。

[名を告げて、改めて丁重にお断りする。
 流石に、名を聞いたからと言って、初対面の人に其処までして貰う義理は無い、と。

 少しだけ、困った様な表情を見せた]

(33) 2012/05/13(Sun) 21時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

 あら、そう。
 
[少しだけ困った表情を見せ、
 丁重に断る様に、自分とは違ったタイプかも、と。
 そう、興味を抱くように視線を向ける。
 断る素振りにそれ以上強要する心算もなく。]

 でも、知り合ったのも何かの縁だと思うの。
 ほら、此処って不思議な言い伝えもあるでしょ。

 また、機会があったらよろしくね。
 ピッパさん。

[今、教えて貰った名を目を細めながら紡いでから、
 教えてもらった市場の青果店に向けて足を向けた。]

(34) 2012/05/13(Sun) 21時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ベッキーの、興味を抱く視線には気がつかずに。
 軽く返された言葉に、少し安堵の表情を浮かべて]

 えぇ、確かに。縁、が有れば。
 どこかで会う事も有るかもしれませんね。

 はい、機会が有れば。

[ベッキーが青果店に向かうのを見て。ホッと一息つき。

 視線を再び海へと移し、ベッキーの言った不思議な言い伝えの話に想い巡らせた]

(35) 2012/05/13(Sun) 22時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[口には出せないが、自分は、男性に興味が無い。
 姉が、恋をしている風に見えて、安堵したのはそのせい。
 姉が結婚してくれれば、自分が道を外れても大丈夫だろう、と。
 しかし、姉は死んでしまった]

 ……まさか、ね。

[姉の死は、事故で処理された。
 岬から、滑り落ちた跡が見付かったのと、遺書みたいな物が見付からなかった事と、事件性になる物も見付からなかったからだが。

 もしかしたら姉も私と同じ?本当は、自殺?と――]

(36) 2012/05/13(Sun) 22時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[そこまで考えて、首を振った。
 姉は、そんな簡単に自殺する様な人では無かった。

 とても無邪気で、明るくて、誰に対しても優しくて。
 そして皆から愛されていた]

 姉さん……。私、辛いよ。結婚とか、したくないよ。
 どうして死んでしまったの……。

[再び小さく一人ごちて。
 手の内に有る、オレンジの残りを口に詰め込んだ]

(37) 2012/05/13(Sun) 22時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2012/05/13(Sun) 22時頃


【人】 読書家 ケイト

・・・あ。引いてる。

[手首を引かれる感覚に、魚がかかったと分かったけれど。
読みかけの本も良い所。
わざと合わせず放置して…]

………うひゃぁぁっ!?

[餌だけ取らせて逃がそうと、放っておいたら強く引かれた。
どう考えても大物です。
慌てて足場にしがみつき…]

…さて。どーしたもんか…
というか、何処行ったハサミ。

[糸巻だけでは引けないし、
糸を切らなきゃ腕が危ない。
鋏をきょろきょろ探すけど、何処に置いたか分からず終い・・・]

(38) 2012/05/13(Sun) 23時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[何処かで、悲鳴にも似た様な声が聞こえて>>38
 思考の迷路からハッと現実に返り、辺りを見る。

 少し離れた所に、足場にしがみ付いてる
 人の姿を目に捉えた]

 あ、危ない。

[買い物袋を手に取ると、
 急いでその人影の見える方へと走った]

(39) 2012/05/13(Sun) 23時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[近付くと、腕を何かに引っ張られている様な感じで。
 このままだと、海に落ちてしまう、と。

 咄嗟に、買い物袋を投げ出して、
 慌ててその女性の体を捕まえて]

 大丈夫ですか?その糸巻き、外せないんですか?

[引っ張られて、痛そうな腕を見ながら、口早に質問する]

(40) 2012/05/13(Sun) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

えと、釣りしてたら大物かかっちゃって…
普段だったら糸切るんだけど、鋏がどこに行ったか…

[捕まえてくれた女の人に、困り顔になってそう返す。
糸巻を外せばいいのだろうけど、
兄が作ったのはこれ一つだけで。]

…外せなくはないけど、一つしかない物だから無くしたくなくて…
どうにかして糸が切れればいいんだけど…

[…流石に本だの鉛筆だのじゃ、どう頑張っても糸は切れない。]

(41) 2012/05/13(Sun) 23時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[糸を切らないといけないと聞いて、
 ポケットから布に包まれたソーイングセットを取り出して。
 
 ハラリとそれを広げて、スッと鋏を取り出して。
 有無を言わさず糸を切った]

 大事な物なのに、切っちゃってごめんね。

(42) 2012/05/13(Sun) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

いや、大事なのはこの糸巻の方なんで…
糸の方は結構よく切ってるんで大丈夫です。

[根がかりしては糸を切り、大物釣っては糸を切り。
しょっちゅう切っている物だから、謝られると逆に困って。
わたわた慌てて首を振り、とりあえず糸を巻き直し。]

えと、ありがとうございました。
………あのままじゃたぶん海に落ちてたし。

(43) 2012/05/13(Sun) 23時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ホッとした様子の彼女を見て。
 自分も安堵の表情を浮かべる]

 あぁ、良かった……。
 あのまま、引きずり込まれてたら……危なかったね。

[海に飲まれるイメージが横切って。ゾッとして軽く頭を振り。
 引っ張られて少し痛そうに見える、彼女の腕を。
 無意識に撫でた]

(44) 2012/05/14(Mon) 00時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

― 海岸公園 ―

[どれくらいそうして佇んでいただろう。
時計をしていないから正確な所は判然としないけれど、肌に当たる風が冷たい。
昼食には多分に遅い買い出しへ出た筈が、この分では夕食になってしまいそうだ]

……――くしっ。

[屈み込む己の傍らで微睡んでいた猫が、嚔に驚き身体を跳ね上げた。
鼻を啜り、立ち上がる。
円い目を此方に向けるついでなのか、潮と血の香る袋へと注がれる視線には苦笑を零し]

ダメよ。これはあたしの。
それにお前、ちょっと太りすぎよ?

[ふくふくでっぷりとした体型の彼を窘める。
人魚程の大きな魚でも呑み込んでしまいそうな食欲を見せる彼は、他の家や道端でも餌を貰っているに違いない]

(45) 2012/05/14(Mon) 00時半頃

【人】 読書家 ケイト

単に落ちるならまだしも、
魚に引きずりこまれるとか絶対やですしね。

[冗談めかしてくすりと笑い、
腕を撫でられてもされるがままで。
絆創膏はあったろうかと、
頭の中は上の空…**]

(46) 2012/05/14(Mon) 00時半頃

村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 00時半頃


【人】 村娘 ラディスラヴァ

人魚を食べてしまったら。
お前も、人魚と一緒に消えてしまうのかしら。

[ふと思い付いた、埒も無い事を言いながら袋を持ち直し海の果てを見る。
視界の端に飛沫>>11の煌めきが留まり、其方へと視線を移した]

……――――。

[何かを口にしようと開き、そのまま閉じた。
少女の姿が美しかったからか、年嵩にしては幼いその行動にか、その姿があまりに儚げだったからか。
その理由は、自分でも判然としない]

(47) 2012/05/14(Mon) 00時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[厚い前髪の中に隠した、深海色の瞳を眇め見る。
良く良く見れば、彼女は岬で幾度か見掛けた少女だった]

……ふふっ。

[古い伝承になど思いを馳せていたせいか、人魚が波と戯れているようだなどと考えていた事に思い当たり、自嘲が零れる。
馬鹿みたいだ。
尤も、餌を強請る猫を足元に放り突然笑い出す状況も、冷静になれば中々に恥ずかしい]

(48) 2012/05/14(Mon) 00時半頃

手伝い クラリッサがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(手伝い クラリッサは村を出ました)


手伝い クラリッサが参加しました。


【人】 手伝い クラリッサ

― 岬 ―

[ばしゃり、ばしゃりと水遊びを楽しめば、ゆうくりと水にぬれた脚を引き上げた。
 タオルなんて持ってきていないから、どうしようかと思案した後、濡れたまま裸足で海浜公園と続く道を歩く]

 ……はじめて土を踏んだ人魚姫も、こんな気持ちだったのかしら。

[ぐじゅぐじゅと濡れた脚に土がまとわりつく感触が気持ち悪い。
 眉根を寄せると僅かに顔をしかめて、モノクロームの現実が待つ街へと歩みを進めた]

(49) 2012/05/14(Mon) 02時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[海浜公園の入り口まで来れば、少し離れた場所に見える女性と猫。
 まさか先ほどの水遊びを見られていたなんて知りもしないから、
 ただただ女性と猫の組み合わせにほっこりとしたものを感じて、自然と浮かぶ笑み]

 こんにちは、お姉さん。
 可愛い猫さんね。

[お姉さんの飼い猫……?
 と、潮の香りのする髪をゆるり傾いだ]

(50) 2012/05/14(Mon) 02時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 02時頃


【人】 村娘 ラディスラヴァ

[少女から視線を外し、暫く海の青を眩しげに見遣る。
ああ、あの色はとても綺麗。似た色のビーズがあるからブローチにでも――]

――あっ、こら。
ダメだってば。

[魚入りの袋を狙う猫の額を慌てて押し留める。
思考が逸れた隙を狙う彼と、小さな攻防を繰り広げていると笑み混じりの声>>50が掛かった]

…………あら。

[先程波と遊んでいた少女の姿に、一度瞳を瞬く]

こんにちは。
ええ、うちの子。クラリッサ[[who]]って言うの。

[見ての通り食いしん坊で困ってるわ、と苦笑を浮かべ、答えた]

(51) 2012/05/14(Mon) 02時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 クラリッサ……?
 まあ、すごい偶然。私の名前もクラリッサって言うのよ。

[同じ名前ね、と。
 魚の入った袋を狙う猫を抱き上げ、腕の中へと包んで笑う]

 なんだか不思議ね。

[くすくす、くすくす。
 鈴をころがす様な声が、静かな公園に響く]

(52) 2012/05/14(Mon) 02時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

え?

[少女の名を聴き、また一つ瞳を瞬く。
厚い前髪の下の事、相手には分からないだろうけれど]

そうなの?
それは面白い偶然ね。

[猫と少女を見比べ、小さな驚きを覚える。
少女と同じ名を持つ猫は、くすくすと笑む少女の腕の中で暢気に欠伸をしていた]

(53) 2012/05/14(Mon) 03時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[大きな口をあけて欠伸をする猫の額を指の先で撫でる。
 ごろごろと心地よさそうに喉を鳴らす様に、笑みはより深くなるか]

 クラリッサ、なんてそんなによくある名前でもないのに、ね。

[ね、クラリッサ…と、腕の中の猫に話しかければ、
 にゃぁと呑気な声を返すのにますます楽しそうに笑って]

 はい、お前の主人のもとへお帰り。クラリッサ。

[ひょいっと、猫を差し出した]

(54) 2012/05/14(Mon) 03時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[公園に響く澄んだ美しい音が、猫の名と同じ別の少女の声音に重なる]

[冗談混じりに自分の名を雄猫に勧めた彼女は、今何処で何をしているだろう。
昔むかし、両親も健在で己が未だ少女だった頃。
淡い淡い憧憬を寄せていた、少女は]

……ちょっと人懐こすぎやしないかしら。

[クラリッサと名乗った少女の腕の中で我が物顔をしている猫に、じとりと視線を送ってやる]

(55) 2012/05/14(Mon) 03時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[受け取る様子のない年上の女性に、ゆるりと首をかしげば、潮の香りのする髪が一房流れて落ちる。
 目の前の女性と、差し出した猫と。ゆらりと泳ぐ視線]

 同じ名前だからかしら。

[人懐こすぎるとの呟きにそう返して]

 いつもはもっとやんちゃなの、クラリッサ。

[ぶらんと尻尾を揺らす猫に尋ねた]

(56) 2012/05/14(Mon) 03時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

え、あ。
……いいのに。

[ひょいと渡される猫を受け取り、慌てて弁明を入れる。
直前の己の言葉を思い返し、誤解させてしまっただろうかと]

その子、可愛い名前だけど男の子なの。
人が付けてくれた名前でね。

[あまり無い名の由来を付け足して、そういえば一方的に彼女の名を聞いた事になるのだと気付いた。
行きがかりの相手に名乗るべき状況かは、微妙な所だけれど]

ああ、あたしはラディスラヴァ・スナイダー。
街の裏通りで仕立て屋をしているの。

[重い猫を抱え上げ、営業用の笑みを浮かべた]

(57) 2012/05/14(Mon) 03時半頃

ラディスラヴァは、猫が直ぐさまクラリッサの元に戻る様子に呆れ顔を一つ。

2012/05/14(Mon) 03時半頃


村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 03時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

 まあ。てっきり女の子だとばっかり…!

[男の子だと聞いて、赤い瞳をまぁるく見開くとまじまじと猫を見つめる。
 むんずと女性の腕に抱かれた猫の後ろ脚を両手でつかみ左右に開けば、現れる男の子印にまあまあと呑気な声を一つ上げた]

 裏通りの…?
 この間ね。ハイスクールのお友達が可愛い小物が置いてあるお店が裏通りにあるって言ってたの。
 きっとお姉さんのお店の事ね。

[ぽん、と手を打ち、にっこり笑って]

 お店のお名前も教えてもらってもいい?
 また、クラリッサくんにも会いたいから。

[だめ……?と見上げる赤い瞳は上目づかいに、ラディスの顔を映している]

(58) 2012/05/14(Mon) 03時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 03時半頃


クラリッサは、じぃっと見上げたまま、ラディスの返事をわくわくと待っている**

2012/05/14(Mon) 04時頃


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 04時頃


【人】 村娘 ラディスラヴァ

[少女が近くになるにつれ、潮の香りが強くなる]

[まじまじと猫を見詰める少女の細い手が、戸惑いなく猫の両脚を広げた。
儚げに見えた少女の思わぬ大胆さに、思わず頬の辺りが熱くなった]

……え、ええ。
あの辺りで小物を扱っているのはうちだけだと思うわ。

[大通りには女性好きする雑貨を扱う店が沢山あるけれど、裏通りには見掛けない。
仕立ての仕事が無い時には小物等を店舗に出し、クラリッサの年頃の女の子も時折買いに来てくれていた]

『Sen o moi』というの。
よければ、クラリッサ――あ、猫の方ね。会いに来てあげて。

[貴女が好きみたいだから、と為すがままの猫をぶらりと持ち上げる。
見上げる少女の赤い瞳。
その瞳に映る己から視線を外し、逸らすように**]

(59) 2012/05/14(Mon) 04時半頃

村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 04時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

[不思議な響きの店名に、きょとりと動く赤い瞳。
 ぶらりと揺れる猫の足を振りながら。
 そらされた瞳を追いかけるように見やって]

 お姉さんのお店には、私の夢も置いてあるのかしら。

[くすくす、くすくす。
 鈴の音はころころと転がる様に笑みへと変わる]

 きっと、逢いに行くわ。
 クラリッサにも。それからお姉さんにも――…!

[猫の脚から手を離せば、ふわりと舞うスカートのフレア。
 ごきげんよう、と。軽やかに手を振り、裸足のまま街へと戻る道を歩く。
 後には仄かに、潮の香りだけを残して**]

(60) 2012/05/14(Mon) 13時半頃

天のお告げ (村建て人)

 本日0時前くらいに開始します。
 少人数スタートですが、概ね見込んでいた人数程度ですので
 ご了承下さいませ。

(#4) 2012/05/14(Mon) 17時頃


【人】 飾り職 ミッシェル

―― 港 ――

 ……。

[防波堤近くの街灯に手を当て
 ぼんやりと海を眺む]

 また、

[明日も、明後日も、明明後日も
 部下に怒鳴って、上司に指図される毎日が繰り返すのだと
 そんな、特別でも何でもない日常が
 全て、この海に飲み込まれてしまえばいいのに、と]

 下らない……

[海に身を投げたって悲劇のマーメイドにもなれないのだ。
 ただ密かに新聞の片隅に名前が書かれ
 悲しむ人も殆どいない。部下からは喜ばれるかもしれない。]

(61) 2012/05/14(Mon) 17時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[飽いた。
 飽いてしまった。
 辞表でもつきだしてやろうかと思う。

 だけれど世の中の歯車から外れたところで
 自堕落な生活が待っているのは分かりきっている。
 プライベートは駄目な生活。
 部屋はゴミこそないものの、物の整頓は出来ていないし
 料理なんて面倒くさいからと買い食いばかりしていれば
 従姉妹の様に太ってしまうのだろうし。]

 私は、何を望んでるんだろ、 ね。

[人当たりの悪い性格を簡単に治すことなど出来ず、
 かといって独りになった所で世界が優しくなるわけじゃない。
 残酷な現実の中で、アイデンティティを維持しているのは
 結局はこの性格ありきなのだ。
 
 この性格の所為で恋人という恋人も出来ないし
 仮令付き合った所で建前と嘘を塗り重ねて駄目になる。]

(62) 2012/05/14(Mon) 17時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[そもそも、異性との恋愛なんて―――]

 ……

[言ってしまえば、根っからの同性愛者だ。
 世の中から忌避される、風あたりの強い存在。
 この立場でそんなことをカミングアウトしたら
 職場での視線がどれだけ冷たくなることか。

 自分が同性愛者であるという問題は些細なことに過ぎない。
 恋愛なんて切欠と相性でどうとでもなるものだ。
 問題なのは、誰とも相性が良くない、この欺瞞に満ちた性格。]

 ――…あー。もうだめ、だ。

[ぐちゃぐちゃと頭の中が混乱する。
 建前の強い自分、人に厳しい性格、
 そしてそれを自己嫌悪する感情。]

(63) 2012/05/14(Mon) 17時頃

【人】 飾り職 ミッシェル


 よ、……と

[テトラポットの上に乗って、
 打ち付ける波を見つめる。
 海の藻屑になればこんな靄も消えるだろうか。
 
 酷くつまらない日常。
 先行きの真っ暗な未来。
 そしてこの足は、今―――]

 ……無理。

[シニックに口元を歪めて、動かないどころか後退する足を見る。
 身を投げる勇気なんて微塵もないし、
 何から何まで情けない。]

(64) 2012/05/14(Mon) 17時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[>>46魚に引き込まれると聞いて。
 海へと誘うセイレーンの事が少しだけ頭を過ぎったが。

 無意識に擦った彼女の腕に、
 少しだけぬるりとした感触を感じて。

 よくよく見ると、うっすらと滲む血]

 魚に引きずり込まれるとか。洒落にならないね。
 ちょっと、血が滲んでる。待ってて。

[彼女の腕から手を離して。
 先ほど無造作に広げたソーイングセットを手に取る。
 小さなポケットの中に、絆創膏が3枚。

 片付けるのが面倒で、無造作にポケットに突っ込んでおいたソーイングセット。
 たまたま持ち歩いてた奇跡に感謝しつつ、彼女の傷をハンカチで優しく抑えてから、絆創膏を貼った]

(65) 2012/05/14(Mon) 17時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[――その時、不意に吹いた強風は、
 余りにも不意打ちで]

 ……!

[テトラポットという不安定な足場から、
 ふらり、身体が攫われたかと思うと
 大きな水音を立てて海に投げ出される身体。]

(66) 2012/05/14(Mon) 17時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

 これで、大丈夫かな。
 でも、家に帰ったら、綺麗に傷を洗って、貼り直してね。

[そう言いながら。糸を切った鋏を片付けて。
 包み直したソーイングセットを、またポケットに無造作に突っ込んだ]

 じゃぁ、私そろそろ行くから。
 大事にしてね。

[軽く会釈をして、買い物袋を拾い。
 少し放心状態の彼女を置いて行くのもどうかとは思ったが。
 家の片付けがまだ終わって無い事も気になり。
 後ろ髪引かれる思いで、その場を去った]

(67) 2012/05/14(Mon) 17時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 17時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

[家に帰ったら、片付けは何処までしようか、とか。
 買った魚を、どう料理しようか、とか。
 思案に暮れながら。港の防波堤沿いをゆっくりと歩く]

 ちょっと、風が強くなってきた、かな。
 窓開けっ放しだし……少し急いだ方が良いかな。

[一人ごちながら少しだけ歩く速度を上げたその時。
 ――不意に吹いた強風。
 思わず髪を押さえて。軽くかき上げたその時。

 視界に一瞬だけ、人の姿が見えた気がした。
 その後に聞こえる、何かが水に落ちた様な音]

(68) 2012/05/14(Mon) 17時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[このままじゃ死ぬ―――、
 でも縋るものすらなく、どうしようもない。
 強風に煽られて転倒、
 海の底に沈みもう終わる。
 短い人生でした。
 間抜けな死に様でした。
 どうぞお笑い下さい。
 くそう、悔しい―――等と
 海に落ちるまでに頭脳がフル回転したのだが]

 あ"っ!!

 ……冷た…いったぁ……

[テトラポットの傍の海は、
 浅瀬だった。

 こんなのテトラポット詐欺じゃないかと思うくらい
 深い海の色は唯の空の色だった。]

(69) 2012/05/14(Mon) 17時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ え?まさか?!
 と、思い。一瞬だけ見えた様な気がした、その場所へ。
 防波堤の上に荷物を置いて覗き込めば。

 海の中から顔を出して居る女性の姿が目に入る>>69]

 だ、大丈夫ですか?

[今日は、なんだかアクシデントを目撃する、そんな日なのだろうか、と。軽く困惑の表情を見せながらも、海の中に居る女性に声をかけた]

(70) 2012/05/14(Mon) 18時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[見られた。
 人に見られた。>>70
 テトラポットから落ちたら浅瀬で間抜けな声が出た所まで
 一連の軽事故を、見られた、だろう、か]

 だっ

[大丈夫、とひねり出そうと立ち上がり無事を示そうとした所で
 海の藻に足を取られ再び転ぶ]

 ぶっ

[だめだもう一層、このまま死んだ方が良かった。
 恥ずかしさで死にたい。
 赤くなる顔を両手で抑えて、
 浅瀬に座り込んだまま小さく告げた]

 大丈夫だけど、足に力入らない……

(71) 2012/05/14(Mon) 18時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[慌てた様子の女性を見て、
 でも大丈夫そうだと確認すればホッと軽く息をついて。

 両手で顔を押さえながら、小さく告げる彼女の言葉は。
 風の音でよく聞き取れなかったが]

 今、そっちに行きます。

[そう言って。防波堤を乗り越えて、テトラポットの上に。
 ゆっくりと、足場を確認しながら、彼女に手を差し伸べた]

(72) 2012/05/14(Mon) 18時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 あ、ありがとう……

[半泣きである。
 服はずぶ濡れ、矜持はズタボロ。]

 ……

[差し出された手に、そっと手を重ねると
 はぁぁ。と大袈裟に息を吐きながら
 立ち上がり、こうべを垂れた]

 ご心配おかけしてごめんなさい
 あと
 この事件は無かったことにしてください。

 私は海に落ちてない。私は海に 落ちて ない。
 あなたが見たのは幻です。
 いいわね?

[無かったことにするつもりだ。]

(73) 2012/05/14(Mon) 18時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[温かくなってきたとはいえ、まだ海水浴には程遠い陽気。
 強くなった風のせいでも有るだろうが、取った彼女の手は冷たくて。

 濡れた髪が、服が、彼女の女性らしさを引き立てて。
 ちょっと不思議な感覚に囚われながらも、
 彼女の発した言葉に、軽く笑った]

 あ、ごめんなさい。
 大丈夫です。私は、何も見てません。

 でも……。その格好では、他の人から何が有ったのか聞かれそうですよ……ね?

[一呼吸置いて。冷たい彼女の手を引っ張って引き上げながら]

 私のアパート、直ぐそこなんです。
 そんな格好では、風邪、引きますし……。
 良ければ、家に来ますか?

[特に下心や、何か見返りが欲しい訳でも無く。
 ただ、無かった事にしたいと言う彼女の為を思って]

(74) 2012/05/14(Mon) 18時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[彼女の視線に気付かないのは、単に鈍感だからか、或いは彼女がそこまで感情を込めて此方を見ていなかったか、のどちらかだと思う。] 
 
 ……うっ。
 そうね。その通りだわ。

[何があったか聞かれそう、との言葉には頷き、
 続く言葉にぱちぱちと瞬いて]

 いいの?
 それは、その、気遣いは凄く嬉しいけど。
 私、あんまり性格良くないわよ?

[先程まで海を眺めて靄々考えていた結果か、そんな卑下を思わず漏らして、微苦笑を浮かべる。
 引き上げる手に手伝われ、テトラポットを伝ってコンクリの地面に上がり、手を離した瞬間にふっと、女性の身体に触れるのも久々だな、なんて思ったりもした。]

 ……でも、性格の悪い私は貴女の善意を利用するんだわ。

[悪戯に告げるけれど、実を言えば彼女の言うとおり寒気が襲って風邪を引きそうなだけだった。]

(75) 2012/05/14(Mon) 18時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[彼女が。性格良くないと言えば]

 張り合うわけではないですが、私無愛想で通ってますから。
 多分、そんなに気にもしないと思います。

[そう言って。ゆっくり彼女を引き上げて。
 しっかりと、足が着けば手を離して。

 冷たい感触だけが、手の内に残った]

 利用出来る物は、利用すれば良いと思いますよ?
 片付けの最中で、少し散らかってますが。

[部屋に、誰かを招き入れるなんて、
 姉が死んでから一度も無かった、な。と想い巡らせ。

 軽く震えてる様に見える彼女に気がつき、荷物を手に取って]

 じゃぁ行きましょうか。

(76) 2012/05/14(Mon) 19時頃

【人】 漂白工 ピッパ

―― アパートの自室 ――

[先ほどの場所から、それほど遠くない距離。
 3階の自分の部屋へと、彼女を案内する]

 少しだけ、待ってて下さいね。

[そう告げて、一旦部屋に入って。
 部屋の中に散乱する、描きかけのスケッチが、風の強さを物語る。急いで拾い集めて、机の上に置き、窓を閉めた。

 浴室から、バスタオルを手に取り。
 急いで玄関へと戻る]

 お待たせしてごめんなさい。どうぞ。

[そう言いながら、彼女の肩にバスタオルをかけた]

(77) 2012/05/14(Mon) 19時頃

楽器職人 モニカがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(楽器職人 モニカは村を出ました)


【人】 飾り職 ミッシェル

 本当に無愛想な人なら、助けたりなんかしてくれないもの。
 きっと見た目だけ、ね?

[確かに少し表情から滲む愛想は乏しい女性かもしれないと、観察しつつ思ったりもする]

 やめて、冗談だって。
 利用なんてつもりない。
 感謝します。

[ふふ、と笑みを浮かべて返し、彼女の後をついてアパートへ。
 三階にある部屋へ案内されると、風に捲くられる描きかけのスケッチが印象的だった。]

 あ。有難う。

[ぼんやりと部屋を見ていると、肩に掛けられるバスタオルの柔らかさに僅かに表情を緩め、女性へ視線を向けて問いかける]

 ……絵が好きなの?

(78) 2012/05/14(Mon) 19時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[玄関を開けると、狭いダイニングキッチン。
 スケッチを置いた机に、椅子が二つ。
 机を挟んで、キッチンの反対側に、海が見える窓が有る。
 奥の方に、寝室らしき扉と、その横にはユニットバスの扉。

 買い物の荷物はキッチンに置き、浴室の扉を開けた]

 先に、シャワーを浴びて下さい。
 その間に、着替え。用意しておきますね。

[彼女の背格好を見つつ。多分これなら自分の服は着れるだろうと思って。
 彼女を浴室へと促しながら。>>78と問われれば]

 えぇ、下手の横好きですが。

(79) 2012/05/14(Mon) 19時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 19時頃


【人】 飾り職 ミッシェル

[着替え、と言われ、彼女と自分の身体の差が然程無いことに気づく。
 もしかしたら年齢も同じくらいだろうかと思案しつつ
 軽い笑みを向け]

 何から何まで有難うね。
 後、敬語じゃなくていいから。
 
[礼を告げ、ユニットバスに向かいつつ]

 ……ん。
 そういう趣味があるのは羨ましいな。
 私は仕事人間だからさ。

 後でゆっくり見せて?

[芸術、というものに疎いわけではないが、特別興味があるわけでもない。こういう機会に触れてみたかった。]

(80) 2012/05/14(Mon) 19時半頃

飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 19時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

[>>80敬語じゃなくて良いと言われて]

 あ、すみません。なんか、癖で……。

[少し俯きつつ、困った顔をするが。
 その後の、後でゆっくり見せて、の言葉に驚いて]

 え、あ。そんな。見せる程の物では無いからっ。

[思いっきり素で喋っていた。
 照れて頬を赤くして。しかし、話の話題には丁度良いのかも。
 という気持ちも有り。複雑な顔をしながら、浴室に向かう彼女を見送った]

(81) 2012/05/14(Mon) 20時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[彼女が浴室に入ったのを見届けて。
 その隣の寝室の扉を開ける。ベッドの上に散乱する洋服。
 あちこちに積み上げられた荷物に雑貨。

 ダイニングキッチンの方だけでも、片付けがそれなりに終わっていて、良かった。とため息をつきつつ。

 洗濯し終えたばかりの、少しゆったり目のオフホワイトのコットンワンピースと、それとセットのパステルカラーオレンジのプルオーバーを用意して。

 ふと、枕元に目をやると、姉の写真]

 姉さん……。

[絵を描く趣味は、元々は姉の趣味。
 自分は興味が無かったのだが、姉が死んでから、何気に描くようになっただけで]

 私の絵、見て貰うの、恥ずかしいよ。
 姉さんの絵でも、見て貰った方が良いのかな……。

(82) 2012/05/14(Mon) 20時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 んーん、気にしないで。

[癖で、との言葉に小さく笑み、続く言葉にはそんなことないよ、と首を振って、シャワー室へと。
 
 シャワーを浴びて、ついでにボディーソープも拝借。
 彼女が使っている香りなのかと思うと少しだけドキドキする。
 思えば同世代の女性の家に上がるなんて、異性を意識する男女同様、女性を意識する女性としては、一寸思うところもあるもので。]

 ……ん

[伝う温かい水滴に目を閉じて心地良くシャワーを浴びた後、バスタオルで身体を拭って、手短だがそろそろ上がろうかと様子を窺う]

(83) 2012/05/14(Mon) 20時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[そんな事を一人ごちながら。
 積み上げられた荷物の端に置いて有る、カルトンバッグも手に取って。畳んだ洋服と共に、寝室を出る。

 テーブルの横にはカルトンバッグを置いて。
 着替えは、新しいバスタオルと共に浴室入り口前に置いて有る籠に入れた]

 着替え、出て直ぐの籠に入れて有るので。
 これ着て下さいね。

[浴室の扉越しに、声をかけた]

(84) 2012/05/14(Mon) 20時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 ありがとう。

[扉越しに掛けられる声に礼を告げ、
 タオルで髪から足の先まで綺麗に水気を拭き取った。
 髪はまだ濡れているけれども、海水よりずっといい。

 ユニットバスから出ると、用意されていた着替えを身に纏う。
 パステルカラーは自分に似合うかな、と小首を傾いだけれど
 先程のリビングへ戻れば]

 シャワー、浴び終わりました。
 えっと……

[ハンドタオルで頭を拭きつつ
 スケッチに描かれた絵に視線を向ける]

 これ貴女が……あーえっと
 名前、聞いていい?私はミッシェル。ミッシェル・パーチェ。

 上手、ね。こういうのあんまり見たこと無いから、いい感想言えないけど。

(85) 2012/05/14(Mon) 20時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[彼女が着替えてる間に、ケトルに水を入れて。
 お湯を沸かしながらレモンを絞り、マグカップへとそれを入れる。

 机の上には、自分の描いた絵が、無造作に置かれていて。
 彼女に声をかけられて振り返る]

 あ、着替え。サイズ合ってる様で良かった。
 私?私は、ピッパ。ピッパ・オランジュです。

[少し照れくさそうにしながら、ゆっくりと自分の名を告げる。
 再び手元に視線を戻して。
 マグカップにお湯を注ぎ、砂糖を混ぜる。
 ホットレモネードを机の上に置いて、スケッチを手に取った]

 ホットレモネード、良かったら飲んで。

(86) 2012/05/14(Mon) 20時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[パラパラと、自分の描いたスケッチを捲る。
 風景画、の様な。でも少し、違う様な。

 所謂、幻想画]

 上手くは、無いよ。
 私の姉の方が、もっと綺麗な絵が描けたから……。

[そう言いながら、椅子に座って。ミッシェルも座るように促す。
 机の横に置いた、カルトンバッグを手に取ると、その中から姉の描いた絵を取り出して、机の上に置いた]

 姉は、こういう幻想画を描くのが、とても好きだったから。

[水彩画で。無数のシャボン玉と戯れる、小さな妖精の絵や、
 森の中で佇む、エルフと一角獣の絵。
 海の中を優雅に泳ぐ人魚の絵などが数枚出てきた]

 見よう見まねで描いてはいるけれども、姉ほど綺麗には描けないの。

(87) 2012/05/14(Mon) 21時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 うん、サイズは丁度いいわ。
 でも似合ってる?

[くるりと、一回転して小さく笑う]

 ピッパ。
 私のこともミッシェルって呼んで。

[ホットレモネードを差し出されば、ありがと、と礼を言って受け取り、彼女が手に取るスケッチを眺める。]

 お姉さんが、描いてるのね。
 ……描け、た?

[椅子に腰掛けてホットレモネードを手で包みながら、過去形であることに疑問符を乗せて]

 ……へえ。確かに、正直に言うとこっちの方が上手。
 でもピッパの絵も、なんていうか、個性があると思うの。
 絵は口よりも語るって、……言わないっけ?

 その、お姉さんは、もういないの?

(88) 2012/05/14(Mon) 21時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[少女の様にくるりと回って笑うミッシェルに]

 ミッシェル、良く似合ってる。綺麗だよ。

[そう言いながら微笑んだ。
 パラパラと、姉の絵を広げながら、自分もホットレモネードに口をつける。

 ミッシェルの口から出る、疑問符。
 少し顔を曇らせて、姉の絵を指差して答えた]

 3年前に、海で溺れて死んでしまったの。
 丁度、この辺りの絵を描いてた頃。

[指を指した先に有る絵は、マーメイドとセイレーンに纏わる絵]

 海をスケッチしに出かけたり、散歩と言って海を眺めに。
 そして、姉は帰らぬ人になってしまった……。

[其処まで言って、俯いて黙ってしまった]

(89) 2012/05/14(Mon) 21時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 えっ、あ、ありがと

[綺麗、とまでおまけされるとは思わず
 思わず赤くなって照れくさそうに鼻の頭を擦った]

 三年前……
 そう……

[ピッパの話を聞けば、少し視線を落とし、悪いこと聴いたかな、と罪悪感を覚えながらも]

 ……マーメイドとセイレーン、か。
 なんだかあの伝承は、……
 正直人事だと思えないのよね。

[椅子から立ち上がり、俯いたピッパの頭をそっと撫でて。]

 ん。……ごめん

[一つ謝った後、彼女の額にキスを落とす]

(90) 2012/05/14(Mon) 21時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[マーメイドとセイレーンの伝承。
 自分も、この町に住んでいて、よく耳にした話。
 許されない、同性愛――

 ミッシェルの手が、自分の頭を優しく撫でる。
 もう、あの冷たさは感じない。

 伝承を、人事だと思えないと言う彼女の言葉。
 謝罪の言葉と、額に、キスをされて。驚いて顔を上げた]

 え?あ。……こっちこそごめん。
 なんか辛気臭い話になっちゃって。

[慌てて、取り繕う。謝られた事に対してか、キスをされた事に対してか。自分でも解らないままに。

 ただ、キスを落とされた額に残る、柔らかな唇の感触の余韻が、じんわりと残った]

(91) 2012/05/14(Mon) 22時頃

【人】 飾り職 ミッシェル


 いいの。
 ピッパの話は、悪くない。
 ただ、その

[顔を覗き込むようにして、視線を合わせて
 だけど彼女の目を見ると恥ずかしくて思わず目を逸らしてしまった]

 マーメイドやセイレーンはこうやって
 誘ったのかなって。

 ……いえ、ね、

[口元に手を当てて、少し思案顔をした後]

 変なこと聞くけど、ピッパは同性愛ってどう思う?

(92) 2012/05/14(Mon) 22時頃

飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 22時頃


【人】 漂白工 ピッパ

[ミッシェルが、自分の顔を覗き込む。
 視線が交わった、かと思えば。
 恥ずかしそうに目線を逸らす彼女。

 人事とは思えない――

 その台詞が再び頭を過ぎって。
 その後告げられた、単刀直入な質問に、ドキッとする]

 同性……愛?
 どう思う?って言われると。よく、解らない。けど。

[ちょっとだけ、間を置いて]

 私は、否定はしないと思う。
 
 (私自身、男の人に、興味が向かない、から。)
 (もしか、する……と?私も?)

[否定はしないと言って。その後の言葉は、口の中でもごもごと。言葉になったかどうかは、自分でも良く*解らない*]

(93) 2012/05/14(Mon) 22時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 22時半頃


【人】 飾り職 ミッシェル

 ……ん。
 変なこと聞いてごめんね

[否定しないという言葉に淡く笑んで
 良かった、とでも言うようにピッパの髪を軽く梳いた。]

 この国では同性婚は認められていない。
 だから不毛だ、なんて言う人がいる。
 確かに子どもも産めない。非生産的だ。

 ――それでも。
 ドキドキしちゃうんだから仕方ない。

(94) 2012/05/15(Tue) 00時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[今日初めて会った相手に何を言っているんだろう。
 恥ずかしい。でもなんだか言葉が溢れてくる。
 ピッパの雰囲気がそうさせるのか。]

 帰らなきゃ。
 慌ただしくて、ごめん。 
 あ、えっと
 服は今度返しに来るわ。
 
 ありがとね、……ピッパ。

[深い響きで彼女の名を呼び、出入口で礼をして
 とんとんとん、っと廊下を駆け、階段を降りていく]

(95) 2012/05/15(Tue) 00時頃

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