97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
― op.0 夜空へ捧げたノクターン ―
[死んだ様に眠り、長い夜の夢に沈んだ。 役目を終え、眠るセレストの軽い軽い身体を抱えながら。
楽人の少年は、指揮存在の青年に歩を近づけた。
その彼の傍には、子供の様、背を撫であやされる様に泣き寝入る姿。 奏者の身体に存在した魂は、誰なのだろう。 目尻には雫の軌跡を残し、朝を待つ様に眠る。
背を撫でられる姿で、覚えてしまう羨望のやり場に少しだけ困りながら]
(44) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
[こちらに気付けば、彼も気付くろう。 奇跡の色した翅を散らし、深い、深い眠りに着いた、天使の姿に]
……おやすみ。だとさ。
九時にはまだ早いと思うけど。 良い子はもう寝る時間みたいだな。
[近くの椅子を探り当て、眠る天使を安らかに座らせた。 奏者も同じ様に座らせるつもりなら、再び椅子を引いて]
(45) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
俺は悪い子だから、夜更かし位別にいいんだよ。
それより……覚えてる?
『後で覚えてろよ。不治馬鹿似非神父』
[パキ、コキ。肉弾戦の柔軟体操、と少年は拳の骨を鳴らして。 近くに良い段差は存在しただろうか?手頃な立ち居地で。 少年はにこりと満面にも相応しい笑顔をひとつだけ展開して。
―――― 青年の額へ結構全力で、手刀を振り下ろした。
当たるか否かは至極どうでも良かった]
(46) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
――…バカヤロウ ッ。
結局泣かせたままなんだな。 そいつの事だけじゃ無いぞ。
自分を犠牲にする奏で方とか。 俺が云ってもそいつが、誰が云っても。 お前は最後には結局自分の考えを通すんだし。
人泣かせとか、罪作りとか言われた事あるだろ。
(47) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
お前が、そいつの事とか自分の事とか。 どう考えてるのか。
……俺は、聴かないでいいけど。
もう子供なんかじゃない。 けど大人だとも云えないよ?俺。
(48) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
…………覚悟してろ。
俺には、この鎖があるお陰で。 お前の云う通り。 これから、先も見えない 悠久の時間がまだまだあるんだ。
だからお前の悪癖とか。 時間を掛けても俺が絶対に強制してやるからなッ。
(49) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
俺は――ワガママで欲張り、なんだから。
[共にいれる。なら次には、を求めてしまう、その位には]
(50) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
[手刀を打ち込んだ後、その手で指を突きつけて。 緋色の瞳は、じい、と変わる事の無い強い意志で彼を見詰めていた]
――それじゃあ…イアン。
そろそろ、おやすみの時間だ。 どうしよう、か。
[未だ理解していない。お互いが《指揮存在》故に、求められる楽曲のフィナーレを迎えた後には、楽曲の指揮者はやがて退場のカーテンコールを迎える。 お互い共、残された時間、これからの自分達は。 窺う様に、楽人の少年は、イアンの双眸を見上げていた*]
(51) 十六夜 2013/10/08(Tue) 01時頃
|
|
―― 20XX年 ――
[過去の未来と、未来の未来。 ふたつの未来を別つは、運命の変奏曲。
気分屋さんのステップの様に≪Rondo Capriccioso≫......
様々に足を踏み変えられた、楽曲の旋律はやがて。 誰も知らない、新しい交響の詩を引き連れてきた]
(95) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
ロバート・グウェンドリン様
世界総譜の導きに従い、今
ようやく、貴方をお迎えにあがりました
(96) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
[その少年は、ある日、霧の濃い夜空の中現れた。
黒衣を身に纏う、燃える様な緋色の眼が柔らかく微笑む。
夜風の唄に紛れて、黒い天使の羽が辺りに散ばり。
世界の祝福を受けている様な、音無き幻想曲が響き渡るなかで。
黒く輝く緋色の鎖を左腕に巻きつけた少年は、その右手を差し伸べた]
(97) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
[その狂気の境界を走る音色は、決して雑音《ノイズ》ではない。 逢いたくて寂しい、その純粋な想いは、音色を遥か高き次元の旋律へと導く]
[今度こそは、きっと大丈夫。 その硝子の音色は、何かを必ず覚えているはずだから]
[世界へ導かれる硝子の駒鳥。彼に少年はこう名乗った]
[ ―――― "旧約" の アルト ]
(98) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
―― 20XX年/帝国機密某所/??? ――
[五体に並ぶ天使像が囲う広間の中心。
高まる音《力》は後少しこの世界に解き放たれるべきでない旋律。 緻密な紋様、古の旋律を記す楽譜を布に刻み付けた様な、その長衣。
大英帝国響議会を――機関を指揮する若き総長。
最近は少し、総長の貫禄が、見え隠れする様になってきた。 最も彼は、"自分よりもまだ若いから"、成長はこれからだろう]
(99) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
[――"調律指揮"。楽曲を破綻に導きかねない危険音律の、調律。
漸く、響界機関も、重い腰を現代になりあげてくれたか。 実は少年に、その権限は無い。 飽くまで、今の旋律を導く者は今に生きる《奏者》達であるべきが故に。
高まり続けていた、音《力》の鎮まり。
響界機関総長、ロバート・グウェンドリンの指揮――――みごとだ。
繊細に誂えられた金冠…古より続く、響議会議長の証。 だが少年には少し堅苦しそうに視えるのが、少年の苦笑を誘う]
(100) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
[少年は始終を上座で監督させて戴いていた。 霊廟の祭壇。奥まりに位置する天使像の傍らから歩み出]
お役目なんて、ロバート様。 俺は唯の"監督役"だよ。
[嘗て叶えられずにいた旋律を奏で、今"この世界"の中心に立つ少年。 それを視るのが不思議な感覚で、彼が首を傾けた方向と、逆に首を傾けた]
[『アルト』…機関が祭りし天使像に刻まれし天使の一柱。 その名を奏でて、運命と共に現れた、歌の天使はひとつの特徴。
――音域天使《メロディ・レンジェル》は謳わない]
(101) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
[そう云えば――先程の"調律指揮"で何かが聴こえた様な…。 ふと、気掛りな音が存在した、何だったのだろう、ぼんやり考えようとした時]
……あ、うん。 どうか、したの?
[耳を貸せと、何かありげな様子に、素直にその首を傾けた。 彼が担うのは英國全域、或いは世界にも及ぶ、旋律の指揮。 今や機関の内情は彼を中心に廻る。何か知らない情報でもあるのかと――…]
(102) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
≪ इ इ शु ≫ 『 テノール 』 が 覚醒める ?
[待ち望み続けていた囁きに、心が弾みの音色を鳴らした]
(103) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
[死した魂は廻り、やがて新たな旋律を芽吹かせる。
"新約"の天使達の――目覚める日が近い。
嘗ては天空に誇り、五翼の天使が旋律を奏で。 総譜と云う楽曲を、旋律の導きを指揮する者がいた。 創世記から奏でられし旋律達。 "旧約"の天使達はこの世を去り、そして"新約"の天使達が目覚める]
(104) 十六夜 2013/10/09(Wed) 19時半頃
|
|
[重なる音域の予感を感じつつ、楽人の指揮存在は笑いながら告げた]
それじゃあ。 早く、"新約"のアルトを探さないとね。
[彼をこの世界に導いたその時、彼へ説明したのだ。
我は緋き鎖を誇りし"旧約"の天使。 人が統べし旋律の約定を違え、夜の翼を棄てし"古の天使"――と]
(105) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
[20世紀、響界機関には、過去最高のグウェンドリンと謳われし総長が居た。 然し、その頃の機関には――"音域天使は存在しなかった"]
[機関を導きし、詩の聖者、天使の末裔、そう今は謳われし者。 然し、何れ"新約の扉"が開かれし時、"誰も自分を覚えていないだろう"]
[罪が誇りしキズナの鎖は、指揮存在の証へと百年余りで昇華された。 "指揮"の共有――それはつまり、"抹消"の共有を意味する事を楽人の少年は気づいて]
[《総譜》の自浄作用は、何れ新たなる"新約"のアルトを送り出す。 高次の存在へシフトした楽人は、『アルト』としての役割を失くしている故。 それを理解したのは、過去に"前例"が存在した事に少年が気づいたから]
(106) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
新しい『アルト』が目覚めた時、五人目の天使が漸く現れる。
[意味深な笑みを浮かべ、楽人は、総長の少年の傍ら、天使像を撫でていた。 その古めかしい天使像、それの名前は、擦れて読む事が出来ない]
アルトと"テナー"はふたつでひとつ。 ふたつが合わさり最強にして最高の旋律がひとつ生まれる。
"前の俺達"はお互い、やがてそんな事関係無くなったけどね。
アルとテナが、今再び重なる時。 響界へと導く旋律の天使が生まれ、世界は新たに動きだす。
(107) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
最終天使《ラスト・レンジェル》 『アルテナ』
君は、どんな音律を奏でてこの世界を導きたいんだい…?
[少年は眠り仔に対する様に、名の擦れた天使像を眺めていた]
(108) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
…… …… …… …… …… ……
(109) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
[数刻も経ち、やがて人の途絶える厳かな霊廟。 総長の少年が、調律の指揮を施した、広間の中心で。
楽人の少年は、小さな白刃を片手に立ち尽くしていた]
(110) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
[新たなる世界の扉は、やがて開かれる時が来るだろう。
本来の指揮存在は、楽曲の破綻、旋律の乱れに際して現れる存在。 今生まれ変わる、新たなる響界機関を導く、旋律指揮を助ける。 それこそが、今少年が100年後の世界に訪れた理由。
やがて役目を終え"抹消"を辿る未来だが。 覚悟はしている。嘗て存在した夜色の翼を棄てて、少年は今この世界に…在る。
世界に広がる旋律達を導く為に 世界に溢れる音楽達を繋ぐ為に]
(111) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
――この俺、オスカー=アルト・ヴィルヘニアの。
[少年の腕に、青い蝋燭の炎を淡く照り返す刃が走る]
(112) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
"旧約"のアルト、『指揮楽人』の血に於いて。
[腕を走る紅い線から、じわりと溢れた雫が、床面に零れる]
(113) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
やがて啓かれし、新約の扉にこの詩この一節を請う。
[零れ落ちた少年の血に、霊廟は緋色と蒼色の幻想的な光輝を放つ]
(114) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
封印りし 始原響界音律≪ローゼスコール≫ の元に――
(115) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
|
世界交響詩《ユグドラシルファンタジア》よ
どうか うつくしい 光で満ちていますように――
[皆さんに、天使の贈り物《ギフト》が"聴こえ"ます様に......**]
(116) 十六夜 2013/10/09(Wed) 20時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る