266 冷たい校舎村7
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―― 昨日:保健室 ――
[なに、といわれたら、 それは社会の真似事だよ、と答えた。>>406
あのな、でもそれはここに限った話じゃないんだ。 家族も。学校も。 結局は狩りの練習みたいなものじゃないかなあ。
だめだめ。 俺はそういうことを言ういきものじゃない。 馬鹿で成績が悪い養拓海なので、
臨時の先生に"もっとちゃんと看病して!"
そんなおねだりもしない、いいこですので 尻尾を巻いて犬のようにベッドの中に逃げるのです。]
(0) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[だから、 最後まで聞こえてしまった 回答のような、独白のような、 キョースケの言葉たちを>>3:413>>3:414>>3:421]
…………そっか。
[ただそこにあるものとして、受け取ったサインだけ。 一言だけ。 去りゆくキョースケに聞かせた。>>3:421
がらり、と扉が開いて、閉まるだけの音がして 足音が遠ざかっていく。
きちんとその足音が聞こえなくなってから―― 俺は、静かに自分の胸を押さえた。]
(1) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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……ごめんな。
[笑いながら俺は謝った。 胸が苦しくて痛くて、こんな感覚は初めてじゃない。
与えられた言葉たち。 渡された感情たち。
……ちゃんと理解できるよ。理解できてしまうから、 思い出させてごめんな、って、もう届かない背中に呟く。
手が触れたって同じ景色を見るわけでも 同じ温度になるわけでもないのに、 痛みだけ共有したみたいで 本当に馬鹿だな、と自分に嫌気がさす。]
(2) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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おやすみ。キョースケ。
[囁き落とすように呟いて 胸の中に痛みを抱えて、 ……そうして、眠りについた。*]
(3) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[進行停止、の赤をじっと見ていた。]
(4) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[小学生の頃だった。
新しい餌が入っていないので、仕方ないな、と器に盛る。 このところ母さんはたろの世話をサボりがちだ。 どことなく考え事が多くなったみたいだから それも仕方ないのかもしれない。
尻尾を振るたろはふんふんと湿った鼻を鳴らして おれの目の前でうろうろと歩いている。
乱れた毛並みは、別に換毛期だからじゃない。 柴犬は塊で毛が抜けるけど。 どことなくおぼつかない歩みは眠たいからじゃない。]
(5) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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たろ。おまえまた、父さんに蹴られたろ
[ドッグフードを食べながら尻尾を振る犬の頭を撫でて おれは苦い気持ちで、そう聞くけれど 「なあに?」っていいたげに、たろは鼻先を寄せてくるだけだ。
おれは黙って首輪を外した。 鎖をとって、ガレージを開け放った。 たろは、じっとおれを見ている。]
にげろよ。 にげて、いいよ。 それで、もっといい飼い主さがして。
……外、好きだろ
(6) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[たろの真っ黒な目に俺が映ってる。 「わん!」って大きな声で鳴くと リードを持ってきて、おれの周りを走り出した。 ちがう。そうじゃない。 おれは思わず「違う!」って言って、たろを蹴っていた。
――悲鳴が聞こえて 蹴った って事実に、目を見開く。
おれも父さんとおんなじ血が流れてる。 やだ。やだ。いやだ。絶対やだ。 あんなのとおんなじになんかなるもんか。 カッとなったら人を叩けばいいと思ってる。 あんなのとおんなじには……ならない。
首を横に振りながら「でてけ」をくり返した。 それでも、鼻を鳴らす音だけが響いて、 たろはガレージから逃げやしない。]
(7) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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わかってるんだろ。なんでにげないの。 なんで。なんで、なんで……
[逃げたいとか、逃げたくない、とか そういう話ですらなくて、 逃げることが…… 逃げられるんだって可能性があることが 頭からすっぽり消えてしまった。
そんな顔で、たろはおれを見ていて、 ]
[きっとそんな顔で、俺は親父を見ていた。]
(8) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[進行停止の赤を見ていた。
歩行者も多く車通りの激しい交差点。 そこの電柱に今年も花を供えて 高校生になった俺は赤であり続ける信号を見ている。
小学校六年生の冬。 走るのだってどこか痛そうで ずっと後ろをついてきていた犬が 青になった信号を見て、「わん」と一声鳴き
歩き出そうとしていた飼い主に先行して駆け出して、 ブレーキがかけられなかった車に轢かれて死んだ。]
(9) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[振り向いたあの黒い瞳は 俺にいったい何を訴えかけていたんだろう。 今でも考えることがある。
「あぶないよ」なのか 「先に死ぬね」なのか それとも。
「こうやって逃げてしまえばいいよ」なのか。]
[何にも知らないまま、青になった信号を渡る。 ――後ろから獣の足音が聞こえる気がしていた*]
(10) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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―― 小さな変化 ―― [薄暗い4階を歩くと、 獣のもののような息遣いが聞こえる。
何か鎖のようなものを引きずる音。 足音。 何かを咀嚼する音。
それは、ホラー映画のゾンビか あるいはけだものを思わせるように 静かな4階に響いて
…………振り向けば消えている。*]
(11) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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―― ・・・ ――
怨むの? 嘆くの? 苦しんでいるの? 死は、何かの反映なの?
[尋ねた。 月も星も見えない暗闇の中で、笑った。
ここはどこだと思う? 公園じゃない。学校じゃない。 ましてや夜でもないし、昼でもない。
例えばあなたには当てられますか、宮古瑠璃。 ううん。いいんだ。聞こえていなくたって。]
(12) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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[例えば今投げかけた言葉を聞くのが、 俺の世界に紛れ込んできた 「あなたに捨てられたもの」の幽霊だったとしても
あるいは過去に瑕疵のある俺の 想像の産物、妄想上の恨み、
思い出の中の「公園の少年」、
――密かなあなたの後悔、
そのいずれであっても 語りかけることは、きっと変わらなかった。]
(13) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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いいよ。 思うまま、望むまま。 首を切りたいなら切っていい。 轢いていい。飛び降りていい。
好きにすごしていい。 望むままに裁判でもしようか。
この世界での皆の終わりだけ、 俺はおしまいに、もらっていくから。
(14) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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[みやこさん。あなたを怨むことはない。 けれど殺すことを厭いもしない。
だから、なあ。
いいんだぜ、なんにせよ。 俺は――気にしないから。
望むことは、ただひとつ]**
(15) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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[しばらく、 目を覚まして保健室のベッドから窓の外を見ていた。
降り積もる雪に 切れないシャッターを切る気持ちにもなれず ただただ、先ほどあったことを 深く考えないようにして
そこに誰かが来ることがあれば、 何か、話したかもしれないんだけど
いずれにせよチャイムは鳴って、 俺はゆっくりと、保健室から出て行く。]
(25) 2019/06/14(Fri) 09時半頃
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[誰がこのチャイムを鳴らしているんだろう。 そう思ったから、向かう先は放送室だった。 開け放たれたその場所に足を踏み入れて
……それから、**]
(26) 2019/06/14(Fri) 09時半頃
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―保健室―
[声が聞こえて、くるり、と 冷却シートを額に貼った俺が振り向いた。>>33
いつのまにか七月葉子がそこに立っていて ヨーコねーさん。と、ちょっぴり起きた頭で その人のあだ名を呼ぶ俺は 割といつもどおり マネキンなんかじゃない。]
マネキンとかゆ〜れ〜だったら ヨーコねーさんを驚かせられたのにな?
[あはは、って俺は笑ってる。 白いのに銀色の世界から目を背けて 生きて見える人を見て]
(41) 2019/06/14(Fri) 13時半頃
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具合わるいの? 俺もちょっと熱っぽくてさ。 ベッドあいてるよ。寝ていきなよ。
[まいっちゃうよな、と言って、再び窓を見る。>>34 七月の手ががたがたと窓を動かそうとするけれど びくともしないので、でらんないかあ、ってぼやいた。]
学校ごとすっぽり埋まったら、ぜってー寒い。 せめて外に出られたら雪合戦できるのになあ。
ほら、小学校の頃やったじゃん。 クラスで。雪だるまとか作って。
[思い出話に花を咲かせながら、 俺は少しだけ考えて、こう話を切り出した。]
(42) 2019/06/14(Fri) 13時半頃
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……高本と喧嘩でもしたの?
[静かに、雪が積もる外を眺めながら**]
(43) 2019/06/14(Fri) 13時半頃
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―― 昨日:保健室 ――
あははー。 シャレくらいいわないと、 暗くなっちゃうぞ?
[ほら、そういう顔のほうがいい、って 七月を見て俺はくすくす笑ってた。>>55]
聞いた。 皆がマネキンになってくんだもんな。 …………そうだな。
[俺はどっちだろ。 微妙な気持ちのまま、頷く七月を心配した。]
(64) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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そんなに熱はないけど 頭が痛くてさー。こんな場所だからか。 でもまだ大丈夫だ。元気!
[いえい、とピースしてみせて、大丈夫だと示す。 それから思い出話に耳を傾けた。
黒板と向き合う時間は中止して 皆で雪のじゅうたんの上を転げまわった。 融けていく雪に土が混ざる様も、 皆の赤い頬も、それは鮮明に覚えている。]
(65) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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楽しかったあ。 そうそう。白い雪だるまと茶色いのが ぼこぼこと並んで…… 雪が減ってきたら、春が近づいてきた気がして…。
…………いまは、そーでもないんだ?
[同じだと思ってた。 その言葉に、懐かしさと、悲しみを感じ 俺は少し首をかしげて
その悲しみの原因を探りたかったからか 問いかけずにはいられなかったからか、 高本との話を持ち出した>>58]
(66) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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[皆で無邪気にはしゃぎあって笑いあう、 そんな思い出の中から帰ってきた七月葉子が 俺を見る。
そうして、少しの沈黙をおいて 同級生の顔をして寂しげに笑った。]
振られちゃった、かあ。
[浮気まがいのことしたんだろうな、って 俺は高本の顔を思い出している。 何、とは知らないけど。
傷ついた七月の様子を、俺はじっと見てる。]
(67) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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うん。…………今は、悲しい? いや。自分がどう思ってたかなんて すぐにわかんないって。
ぜんぜん、笑えない。 ヨーコねーさんにそんな顔させるあいつやっぱひでえわ。 っておもうけど。
[笑えないかなあ、って言って、俺は自分の手を組んだ。
――七月が自殺者かもしれない。
そう言っていた高本を思い出して、 もう一度くらい心の中で高本に悪態をついた。]
(68) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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あいつ、ヨーコねーさんのこと心配してたよ。 どうして喧嘩しちゃったんだろって 罪悪感抱いてた
それ以上のことはよく知らないけど。 ばかじゃねーの、ってとりあえず言っといた。
[俺は高本の言葉のすべてを話すことはない。 そういうのは、本人たちがすべきことだ。 だけども、やっぱり
悲しくて、土に汚れた雪みたいに ぐちゃぐちゃな感情を見せてる七月が心配で あのね、って声をかける。]
(69) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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我慢しなくていい 泣いてもいいし、言っていい。
俺、聞いてるから。 ヨーコねーさんの気持ちは、 ヨーコねーさんだけの気持ちだから 誰にも笑わせなくていい。大事にして。
今な、ヨーコねーさんがすごく、 ……壊れそうにみえるから
今感じてるそれ、 吐き出してくれたら、嬉しいけど。
[それすらもきっと、自由だ。 チャイムが鳴って誰かが消える前 俺はただ相対して、七月を見てた。*]
(70) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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―― チャイムが鳴った後のこと:放送室付近 ――
[開け放たれた防音扉が見えている。
放送室に踏み入る前の廊下か、 それとも中に踏み入ってからか どっちか、はわからないのだけれど、
動いている人二人。>>63>>54 田所とキョースケを見かけたなら きっと声をかけるだろう。]
また誰か倒れたの? ……手伝ったほうがいいか?
(71) 2019/06/14(Fri) 20時半頃
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[もしも二人が運ぼうとしているマネキンに イヤホンが見えたなら――
あとでそのイヤホンを××なければ、と思う。 そういう約束だったから。
けれど今は、ひとまず、 マネキンを運ぶ二人を見ているだろう]*
(72) 2019/06/14(Fri) 20時半頃
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―― 放送室を出た廊下 ――
[何かに包まれていないマネキンを見る。 それは少し前に体育館で話した姿に似ていて 俺は少し、言葉を詰まらせた。
視線をつうと滑らせて、 段差に躓いたキョースケと 腕をぷるぷるさせている田所を見る。
ええと。うん、って>>75>>79 どっちを手伝うか、 それともいっそ一人でもつか、 一瞬考えた。
けれども、田所さんのほうに近づいていき]
……確かに、重そうだなー。 持つよ。
(80) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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気分はへーき。ありがと。 えーと。キョースケ。……もてるよな?
[男だし。一応。 といって、俺は田所と場所を変わろうとするだろう。 あるいは、加勢したか。
落ちかけたイヤホンを見て、それに手を伸ばす。 そしてひとまずころんと自分のポケットに落とし 柊くん。といわれたマネキンの頭と肩あたりをもって、 体育館への道のりを行く。]
(81) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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皆どんどんいなくなるなー。 元の世界に帰ってるといーんだけどさ。
[って道中、ぼやくように言う。*]
(82) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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―― 2階:廊下 ――
[まじめに「もてる」と言われたので 俺は信じることにした。>>87
前に話したようなことだと知らない俺は、 気を使ってくれた田所さんの反対側 マネキンの右側を持って>>86]
なんだろうなあ。 わかったら、いいのになって思う。
[って、少し笑って相槌を打つ。 それから聞こえてくる意見に>>88 そっか。とうなずいた]
(90) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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俺が会った時の紫苑は マネキンになるのはやだっていってたから どーかなー。希望。なー。 何かを見つけたら、なのかもしれない。 うまくいえないけど。
[何か、が何かって、うまく説明できないうちに 聞き覚えのある声と、苦しげな呼吸が聞こえた >>85
俺は高本の方に視線を移して、 それから柊のマネキンに視線を戻した。 顔をあげて田所を見る。]
(91) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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俺は、大丈夫。 昨日もういののマネキン運んでるから。
あっち手伝ってあげてくれる?
[柊の足を持つより、 あちらの小さめのマネキンの足のほうが軽かろうと 動かないキョースケの手元と見比べて、 田所に言うけど、どうだったかな。 ……それ、誰?
って言葉は引っ込めて、 俺は高本が持つマネキンをじっと見た。]
(92) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[首を裂かれて、腹をつぶされて、 足が、折れ曲がって まるで処刑されたみたいだ。]
……ひでえな。
[思わず呟き、顔をしかめた。 今は何にも思い出してないからな*]
(93) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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―― 2階:廊下→ ――
[田所が高本を手伝ってくれるというので>>97 「ありがとう」と言って、俺は柊を運ぶのに専念する。]
そうかもしれない。 ううん、でも、 文化祭から出て日常に戻るなら、 もっと違うことかもしれない。
[答えを求めていない返事をした。>>100]
(107) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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死に方が違うから。とか。 ……なんだろな。理由はわかんね。
[ぽつ、と聞こえた言葉に言葉を返し>>101 みやこ、と呼ばれていたマネキンを見る。>>94
ういののマネキンも、 柊のマネキンも人のかたちを保っているのに こんなに、と思い、言葉を詰まらせ
手にもっている赤い首輪を見ては、 嗚呼。と、どこか腑に落ちる俺がいた。]
(108) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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首輪に執着があったのかも。
[ううん、それだけじゃなくて。 きっとその先につながっているはずの、何かに。]
(109) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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[そう遠くない道のりを四人で行く。
道中俺の口数は少なくて、 体育館に辿り着けば人形を横たわらせ、 昨日見ることができなかった灰谷のマネキンもあわせて 手を、あわせる。
それが何かの真似事であると思いながらも、 しばらく黙祷して、
それから、ポケットの中に手を伸ばした。
……さっきから思っていたのだけれど このイヤホン、うるさい。>>3:432
なんなんだろう、と少し耳に近づけて 耳を劈くような雑音に、びくりと肩を震わせた。]
(110) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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[誰かの笑い声が聞こえる。 テレビのCMが雑にながれていて、 本のページをめくる音がそれにまざる。 髪をかわかすドライヤーの風音に鼻歌が混じり その鼻歌が、あえぎ声に塗り変わった。
粘膜がこすれる音がする。 けだものの息遣いが聞こえる。
……何かと何かがぶつかる音がする。]
(111) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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……っ
[そういった誰かの生活が 脳みそを塗り替えていくのに耐え切れなかった。
知らない。知らない。こんなのは知らない。 何を思って柊がこの音を聞いたのかさえ。]
……俺先行くわ
[ぞわぞわと鳥肌が立つような感覚に 俺はふらり、と体育館を後にしただろう*]
(112) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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―― 1階トイレ→4階へ ――
[ぽちゃん、 ――と。]
[水の音がする。 溜まった皿を洗う時より沈んだ目で 消火バケツの奥底に沈めたイヤホンを見つめる。]
(125) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[音。音。声。声。声。音。声。音。音。声。声。声。声。] (あいしているよとだれかがのろうようにささやいていた)
(126) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[その機械の息の根が止まるまで、 ……イヤホンが壊れるまで、 じっ、と、バケツの底を見つめて、
カチ、と鳴らしたライターは、やけに火がつかない。
そういえば轟木はどこに行ったんだろう。 どこかに行く時は誰かに伝えろ、といったくせに 轟木はそれを守っていないように見えるのが なんだか、それらしいな、と思って]
(127) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[無理につけたライターで煙草に火をつけて
ゆら、と煙を揺らしても、 遅い四月一日に靴音を鳴らして”彼女”はこないし 火をわける相手も、今はどこにいるやら 4階で追いかけっこしていることなんてしらないから
煙草を口に咥えたまま、俺は4階へ歩いていく。 誰かに怒られたらどうしよう。
……考えるほどの余裕がない。 頭がぼーっとしている。]
(128) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[かつん、かつん、かつん…………]
[誰か>>106を脅かすような、靴の音を響かせて**]
(129) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[一階から四階へ歩きながら、 高本から ちらちらと向けられていた視線のことを考えていた。
気まずい、と思ってんだろうなあ。 俺の方から「悟」、なんて犬っぽく行くの、 ちょっと待ってるんだろうなあ。
そういうこと、ちょっと想像してしまうから ……なんにもいえなかった。
ごめんな。って心の中で謝っておく。 ごめんな、野良犬、本日閉店休業みたいです。 だからそんなにしょげるなよ。
……このところずっとお休みしてるのは ほら、明日になったら元に戻るんじゃないかな。]
(170) 2019/06/15(Sat) 05時頃
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[それから、普段聞かないような事を聞いて 大事な奴の傷口を穿って そのくせ、ろくに言葉を返さずにベッドに沈む、とか。
そういうことも、 多分、元気になった俺はいい子だからしないはず。 このところ少しだけおかしいけれど、 少しだけ、だから。
多分ね。*]
(171) 2019/06/15(Sat) 05時頃
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―― 現在:4階 ――
[声、が聞こえて、少なくとも俺はほっとした。 とうに消えてしまったんじゃないかって 実は、結構心配していたんだぞ。
とか、言いませんけど。>>134>>135
ただ、……そうだな、 「ここは危険だ」といいたげに あたりを伺ってから轟木が出てくるから、 俺は、ちょっとあたりを見渡した。]
(172) 2019/06/15(Sat) 05時頃
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……よお。ふーた。 元気にしてた? よかった。
俺? ……んん、 煙草吸いたくて、ここに。 外でらんねえじゃん。だから。
……表情険しくなってンですケド なに。怒らないで。ね?
[俺は軽く両手をあげて笑って、 少しだけ茶化してから、]
(173) 2019/06/15(Sat) 05時頃
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お前は、どうした? 颯太。
[こんなところでどうしたんだよ、って 轟木の深くなる眉間のしわを伸ばそうとして、 人差し指を伸ばした**]
(174) 2019/06/15(Sat) 05時頃
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―― 保健室にて ――
[この世界の意味も、ホストの目的も、 俺にはまだ、保健室の薬の配置と同じくらい わからないものだから、 そうだなあ、って首をかしげて考えた。>>143]
わからないよな。 そいつにとって文化祭は楽しかった、って それくらいしかわからない。
うん。ありがと。 多分ただの頭痛だから、すぐ治るよ。
[薬を探してくれることに、ありがとう、を添えた。]
[「同じじゃないこと」に耳を傾けて>>145 それに気づかないでいられた時代に、思いを馳せる。]
(175) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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そっか。……でも確かに。 何にもしないでも、 人は変わってくんだもん。 ちょっと困っちゃうよな。
一緒、がいいのに。そうしたら寂しくはないのに。
[いつから変わってしまうんだろうな。 進路希望を書くようになってから? それとももっと小さな頃から?
思い出そうとしても思い出せなかった。]
(176) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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[それから、高本と七月の話、に移ったと思う。 あふれている感情を前に どうしていいかもわからない女の子を 俺はじいっと見つめて
明かされる内緒話に、耳を傾けた。>>147>>148]
……うん、 ノートとか教科書。盗まれてた。
…………うん、
[零される言葉にひとつずつ、相槌を打つ。] [高本の教科書を盗んだ犯人を知って、] [その理由、に瞬きをいくつかした。>>150]
[告白、あるいは今の感情を理解するのに ほんの少し間をおいて、 「ごめんなさい」に首を横に振る。]
(177) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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ヨーコねーさんは、 あいつを守りたかったんだ?
成績が優秀な奴のが盗まれない、なんて おかしいし
……とにかく、そういうことなら、 俺に謝る必要は、ないって。
[教科書代を俺が払ったわけでもない。 貸して迷惑をしたわけでもない。
だからどういうことをしたのであれ、 けなげな女の子の気持ちを否定することはしない。]
(178) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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…………ヨーコねーさん。
[それから―― 渡された痛みに、 思わず少し表情をゆがめてしまう。>>151
……その悲しみは笑えない。 …………笑えないなあ。
どうして人って変わっちゃうんだろうな。 きっと問われつくされたことで、 問うても、責めても、仕方ないことなんだけれど。]
(179) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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大丈夫。聞いてるから。 無理でも……いいだろ。
[悲しい、という感情があふれて雨になる。 雪が融けて水になる。
俺はそれをじっと見つめて、 眉を下げて、努めて言葉をかけた。
今のあなたに何がしてあげられるだろうな。
昔、雨の中を濡れて帰ってきた俺に、 優しかった頃の母さんがしてくれたことを思い出した。]
(180) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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……ヨーコねーさん。 ちょっと、ごめんな。
[何か聞けることがあるなら、聞く。 そんな言葉まで聞いてから
保健室にあった、人がすっぽり包めるくらい 大きな白いタオルケットを手にとって
ふわ、と 七月の頭と背を隠すように包もうとしただろう。 雪と同じくらい白くて、 雪よりもきっと暖かい]
(181) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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外に出られないから、雪の代わりだ。 気が済むまで埋まっていいんだ。 気休めでしかないかもしれないけど、 元気になったら、出てきて。
[母さんが俺にそうしてくれたみたいに 軽く優しく、頭を撫でてから ここにいるのが高本だったらよかったのになあ、って笑う。
笑ってから、少し困ったように視線をさまよわせて]
(182) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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[…………あのな。 その問いには、頷いてあげられないから、>>153 あなたが打ち明けてくれたように、 俺も少しだけ、話そうと思う。]
(183) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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………、よくわからないんだよな。
戻りたいとも思うし 戻りたくない、とも思う。 ヨーコねーさんみたいにうまくいえないけど。
…………でも ヨーコねーさんは俺よりずっと賢いから。 わかったら、教えてほしいことがあるんだ。 同じようなことを、俺も悩んだことあるから。
[ひとつ呼吸を置く。]
(184) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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変わっていっちゃう。 同じじゃなくなっちゃう。
怖いよ。すごく、怖いんだ。 …………それでも…………
(185) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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前を向いて、生きていける、と。 もし思えたなら、…………俺に教えて。
(186) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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[難しいかな、って俺は苦笑する。 それから、子供をあやすように、 もう一度だけタオルケットの上から 七月の頭を撫でてようとしただろう
そこから、何か話しただろうか。
…………チャイムが鳴ったなら、 俺はきっと「行くね」ってあなたに声をかけて、 部屋を出て行った。]
(187) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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[――ノックの音が響き渡った保健室>>142に、 あなたはいたのか、俺は知らない。**]
(188) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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―― 現在:4階 ――
なに、か……? いるか? へんなものが吊られてたりはしたけど……
[きょろ、とあたりを見渡したけれど 物音が聞こえないので首をかしげる。
轟木の眉間に寄るしわを伸ばそうとして 手を叩き落された。 なぜか猫パンチを思い出したが、俺はめげない。]
(231) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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つれねーの。そお、散歩。 おもしろいもんは見つかった?
[ほかに誰かがいる気配を感じないそこで、 轟木の視線の先を追う。>>230
上、横、それから、轟木の体が教室の方へ向く。 入れよ、と目線でいわれた気がして、 「ん」と頷き俺はその教室に踏み入った。
教室の窓はがらりと開いただろうか。 薄暗い教室の中で、 煙草を咥える轟木の横顔を見ている。
俺はそれを見て、ちょっと笑うと、]
(234) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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そうな。休憩しよーぜ。人生の休息的な。
[またくだらないことを言って 床に灰がこぼれそうなので 手近なゴミ箱を引き寄せてから
ライターを幾度か鳴らして、ようやくつけた火を 轟木に差し出して]
火。いる?
[って、尋ねて、笑っている。 煙を小さく吐き出しながら]
(241) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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紫苑、マネキンになったよ。 宮古さんも。 お前がいて、ほっとした。
[少し寂しげに、その事実を共有しただろう。*]
(243) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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―― 現在:4階教室 ――
俺が見たのはモビールだったよ。へんなの。 ああでも、4階屋上の窓は青空だったぜ。 ちょっと和んだ。
[りりしいとら。という字面を本人から聞いていたら 多分笑っていただろう。>>244 間をとって虎猫でいいんじゃないかな。]
(252) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[教室へ踏み出して、 何かに追われたらしい轟木に>>245]
何それ、こえー。こわくね? ゾンビ役がゾンビに追われるってシャレにならねえよ
[「こわがってんの?」じゃなくて「こわくね?」って 同意を求めるところに、 俺の轟木への愛を感じて欲しい。注意してますよ。]
(253) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[火をつける。ゆれる煙草の先に点って、 明かりが二つになる。>>246 だからって教室がめちゃくちゃ明るくなるわけじゃないけど 不気味さはちょっと減った気がして、息をついた。
煙が揺れている。]
何その言い方。クールじゃん。てか死ぬじゃん。 殺すな
[くだらない言葉を交わしながら、 マネキンがどうなっていたかを告げることなく いなくなった人間と、今いる人間を数える。]
(254) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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俺、お前、田所、七月、高本、蛭野。 …………さあ、なあ。 高本が七月じゃねえかって言ってたけど
[さっぱり、と肩をすくめる。 名前をあげてから、 渡された言葉>>247にどきりとした。
確かにそうだ。 いなくなった奴らが帰れたなら、それでいいし 轟木が残り続けたら、それはそれで
俺は苦笑して、とん、と灰を落とす。]
(255) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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颯太おまえ、鋭いなあ。 びっくりした。
…うまくいえねーけど。 あんまり、宮古のマネキンが良い状態じゃなくてさ。 無事に帰れるかもわからないから、 不安なんだよな。
ああ。でも、お前の言うとおりだよ。 このまま、取り残されるのか……って思うと
少し、怖い。 ……ううん、さびしい、かな。
[冗談めかして煙に吐き出して、 それから、小さく肩をすくめて轟木に問う。]
(256) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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お前はこわくねーの。 たとえば誰もこの校舎からいなくなって お前だけここに残ったら。 とりのこされたら。 ……どれだけ強くてもさ、 思うこと、ない?
[少し短くなってきた煙草を見る。 すえなくなるまで短くなったら、 この休憩を終えようと考えながら、
俺は轟木を見るでもなしにみて、 煙に視線を移した*]
(257) 2019/06/15(Sat) 22時頃
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―― 現在:4階 ――
さーあ? 誰かの世界だから、かも。 思い出と何かが混ざってるとかなのかね
俺は割といつでも暢気だけどな。
[頭がぼーっとしててね、とか>>258 そういうことはいわずに、けらけら笑う。 こわくね、の問いに何も返ってこないのは気にせず]
俺とお前の話かと思ってどきどきしたわ。そーゆーこと。
……。キョースケは、まあ違いそう。 どうかな。誰なのかね。
(266) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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…………ええ?まじ。 死んだ記憶ねーから困るわ
[逆パターン、を聞いて眉間にしわをよせる。 一人を除いて皆死んでいる。 それもそれで恐ろしい。>>260
薄暗い教室の中で、外を見て、 それから壁にもたれる轟木の挙動を見ている。
やっぱり怖いだろ、と言葉をなぞろうと、して 続いた言葉に目を見開いた。]
(267) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[珍しく笑う顔に>>263気を取られすぎて その間、きっと俺は間抜け面をさらしてたし 顔面に吹きかけられた煙を思い切り吸い込んで、 久しぶりに咳き込んだ。>>261]
……はっ、……うぇっ、げほっ おま、煙。煙、 この、おまえ
[言葉にしがたい観想を まとめて投げ渡すのに少し時間がかかる。 俺はようやく息を整えてから、 おまえな、と呆れたような声を出した。]
(268) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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お前がこの校舎に残ったら そりゃ追いかけにきますけど。ど。
もうちょっと不安に思ったりして 可愛げあるリアクションしても よろしいんですのよ。
もう……ほんと、 びっくりするこというなお前。 心中するみたいな物騒なこといわないの。 [茶化すように肩をすくめて、 俺はちびた煙草を吸う。]
(269) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[それから窓辺まで寄っていって、 横目に俺を見ていたとらね……虎の傍へ行き ふーっとじゃれるように煙を吐きかけてやった。]
ばーーか。当分飽きる予定はねーよ。残念。
[子供がじゃれるようにけらけらと笑って、 颯太の顔を覗きこんだ。 それから、窓辺の暗闇に煙草を放り投げて、 その教室を後にしただろう。]
(271) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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笑った顔。いーじゃん。 俺、お前のその顔、好きだよ 颯太
……なんつって。
[去り際にそんな言葉を落として]*
(272) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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―― それから ――
[そこからきっと、俺は階下におりて 実は全然食事をしていなかった事に気づき いくらか、購買のパンを食べた。
ふと、購買に置かれたメモを見つけては そこに記された言葉たちに笑ってしまう。]
(307) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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『3年7組の田所ちゃんにツケといてください』 蛇がのたくったような字。
『三年七組柊に、 ホットコーヒー代をツケておいて』 角ばった文字。
(308) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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……なーにしてんの。ほんと。
[この世界でのメモが いったいどうなるかはわからないけれど 俺はその文字たちもちゃんと覚えて、 パンの代金だけを置くと踵を返し、教室に向かった。]
(310) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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保健室じゃなくてもへーき。
[と言い張り、寝支度をした後 毛布にくるまって寝る俺の姿を いったい誰が見たか、は、知らないけど ほどなくして、きっと俺は眠りに落ちる*]
(314) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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