人狼議事


149 Hogwarts School ~ 2nd season ~

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【人】 若者 テッド

[こころが 子供みたいに、煩く喚き立てる。
 その裏腹に 頭は至極冷静で ああ、

 薄々 気が付きかけていた事実に
 ゆっくり 霧が晴れかけた世界を括目して、
 それでも 理解出来ない幼い心との
 二律背反は 酷く不安定に揺れ

 離れた手を 握りしめて ‟引く”。
  目は まだ虚像を求めるよう。 ]

 デージーだって、半マグルだけどいいやつだもん。
 だから 友達や、‟正義”に従うマグルは
  悪くないって 倒さねーよーに言ってきたもん。
 
  でも それに逆らうやつは 悪だ
  悪なんだ! 

 純血を尊ばないマグルは平気で裏切るし、
 大事なものを、 ……壊してくんだよ

(32) 時雨 2015/02/19(Thu) 04時頃

【人】 若者 テッド

[ふ と。

 思い出す。幼い頃、握り締めた杖を。
 鮮明に蘇える あの緑の閃光を。

 ―― 紛うことなき、俺の杖から出たあのいろは。
 きっと。きっと そう、マグルのせいだ。

  記憶が混ざってたのは 
  マグルに操られてたからなんだ。
  
 一瞬の躊躇いを間に変え 、
 しかし直ぐに 否定するよう 首をぶるり振るう]

 母さんも、父さんも
  ―― 叔父さんたちだって皆 そう言ってた。

  罪のない人なんて 倒してない!
  俺たちの世界を壊す
  ‟悪”だけを 倒してきたんだ!

(33) 時雨 2015/02/19(Thu) 04時頃

【人】 若者 テッド

 それの何が悪いんだよっ……!
   皆 皆、 なんでこんなに 騙されてるんだよ、

 ( 『かわいそうだな、盲信者』 )

[緑を煌めかせた 赤毛が頭のなかで嘲る。

 何よりも嫌う 世界を壊す‟悪”が
 ヒーローを何よりも願った俺自身だなんて
 薄々 分かってるけど けど、

  でも 俺に残された正義はこれだけ。
  それが なくなれば、
  それを 悪だと否定されれば 今までの俺は

   いったい 何が 残って
   いったい 何の意味が残るんだろう。 ]

(34) 時雨 2015/02/19(Thu) 04時頃

【人】 若者 テッド

[ 甘い紅茶と、綿飴のような白銀。

  その二人を まっすぐ
  見ることが出来なくて 俯く。

  獅子と言うよりは 噛みつく子猫のように。
  ‟ロザリンド”と聞くと 心なしか
  身体が強張ったように見えただろう。]

 ――― ……それ聞いて、どーする気?

 ロザリンドは、

  …… ロザリンドはっ!!

(35) 時雨 2015/02/19(Thu) 04時頃

【人】 若者 テッド

 死んだよ! 『稲妻』なんかに焼かれてっ!!

[あの 手を出す間も無く死んだ
 黒炭を、 ごわついた毛並を思い出して、

  噫 熱い。 苦しい。
  溢れそうになるのを堪えて
  
  吼えるのは これは俺にも分かるくらい、
  ひどい八つ当たりだ。 ]

  …… ッ、 もういい!!
  理解してくれないならっ!!
 
 二人も俺の敵だよ!! ばーか!!

  ずっと ずっと、友達だって
   親友だって 信じてたのにっ!!

(36) 時雨 2015/02/19(Thu) 04時頃

【人】 若者 テッド

[そうして 向けるのは 
 焦茶色の サンザシ ―― では無く、

 ぽたり 

  溜めきれず溢れる涙
  それから ‟友達でいたかった”、

   そう 願い 信じていた思い。

 た、っと 廊下を蹴り 

  逃げるように、一直線に 
  天文台の 上へ 上へ
  駆けあがっていく ――― 。 ]

(37) 時雨 2015/02/19(Thu) 04時頃

【人】 若者 テッド

 ― → 天文台 ―

[王子様と お姫様。
 静止の声も届かず 駆ける 駆ける。
 その足取りは骸の眠る 天文台へ。]

 …… っ、 はあ…

[息を止めるように がむしゃらにひた走り
 立ち止まった瞬間 一気に息が溢れるよう、吸う。

 荒ぐ息は 嵐吹きすさぶ 心が滲み。
 見あげた空が 綺麗だと

 思えなくなっているのは なんでだろう。]

 …… わかんないよ

(51) 時雨 2015/02/20(Fri) 01時頃

【人】 若者 テッド

[くしゃり ブラウンを乱す。
 ぼさぼさになっても構わなくって
 
 なにも 考えなくてよくなったらいいのに
 それでも 俺は『リーダー』だから。

 ‟けじめ”って言うのをつけずに、
 放りなげることなんて 出来ないんだ。

 カルヴィンや デメテルと
 …… デージーや スヴェンたちと、

 嗤いあえたあの日を 思い出して、
 籠る熱は 身を焦がすように 更に灼く。 ]
  

 …… っ、 ひっく、 …は っ、

(52) 時雨 2015/02/20(Fri) 01時頃

【人】 若者 テッド

 もう、 戻れるわけねーじゃんっ ……!

[濡れた血の全て、なんて。
 盲いヘーゼルの前に 決して映る筈が無かった。

 空を背に 崩れ落ちるよう、しゃがみ込めば。
 拭う手から伝う、透明は止まらない。

 悪戯のように 怒られたら 
   逃げて、はいおしまい。

 それが出来たら どんなにいいだろうなあ。 ]

(53) 時雨 2015/02/20(Fri) 01時頃

【人】 若者 テッド

[かつり 、 かつり。

 階段に響く 足音に
  びくり 身体を震わせて、
  埋めるようにした顔をあげると

 人影がみえるよりも先に
  鼻声で 静かに ぽつり、
      杖を掴み 唱える。]

 …… Serpensortia(ヘビよ出よ)
    Avis(鳥よ)

[ぬめりを帯びた 鱗がちろり 赤い舌を出し
  空に舞うは、勇猛な鷲の姿。

 人影を見れば 二匹はあからさまな敵意を示し。
 ヘーゼルは 潤ませた瞳で、めいいっぱいに睨む。]

(54) 時雨 2015/02/20(Fri) 01時頃

【人】 若者 テッド

 こっち、来るなよ!!
  それ以上来たら 倒してやる!

[殺す と 倒す。

 その違いの区別が 
 未だ ‟ヒーロー”の現実と理想のように
 曖昧な線引きのなかで ごちゃ混ぜになったまま。

 敵なら絶対に倒さなきゃいけないのに、
 整理がつかないまま 交錯した感情を吼えたてて

 びしり 、 強く杖を握りしめ 人影に向ける。

 ( 裏切り者め )

 そんなことばは 喉につっかえて、でてこない。
 噎び泣くような かっこわるい音が漏れ出るだけだ。*]
 

(55) 時雨 2015/02/20(Fri) 01時頃

【人】 若者 テッド

[ぱちり。

 紅茶色と交差する ヘーゼル。
 鈴を鳴らす赤毛は 滴で像を歪ませ
 強大な魔物のように 虚像を映す。]

 じゃあ、なんで 俺を悪だって言うんだよ!
  ―― なんでっ、俺を惑わすんだよ…!!

  デージーの正義が何で 悪が何なのか
  本当の 正義も 悪も、もう分かんねーけど
  俺だって 血は流したくない、ないんだよ!
  
  でも、皆わかってくれねーんだ!  
   じゃあ、どーすればいいんだよ!

(65) 時雨 2015/02/20(Fri) 04時頃

【人】 若者 テッド

[戻る事すらも、出来ない。
 そう分かっている少年は嘆き。

 喚く。不条理な世界を。
 歪な倫理の狭間で、浮かんだのは
 ヘクターの抱いた‟正義”。

  分かりかけていたそれも、
  受け入れかけた それすらも、

 複雑に入り組んだ感情の中では
 自己防衛するように ふるり 首を振るい]

  俺には ひとつしかないんだ
   俺の正義を、 『俺』を、っ!! 

   否定するやつなんか、友達じゃない!!

 ( 裏切られて 突き落とされるのは
    もう もう、嫌なんだ ―― ! )

(66) 時雨 2015/02/20(Fri) 04時頃

【人】 若者 テッド

[いっそ。 

 悪だっていうなら、杖先を向けられた方が楽だ。
 そうすれば 俺だって、完全に敵として見れるから。
 
  高揚と嘆きに上擦る声を 隠しもせず。
  じ と睨めつけ 寄る足先には、
   牽制するように 杖を振るう。]

  Oppugno(襲え)!

 言ってるだろ!? 近寄んなって!!
  話なら、そこでも出来んじゃねーの!

(67) 時雨 2015/02/20(Fri) 04時頃

【人】 若者 テッド

[‟拒絶”の‟拒絶”。

 突き放される未来を畏怖して、
 臆病な獅子は壁を作り上げれば
 叫ぶと同時 蛇と鷹をけしかければ

  二匹は鋭き眼光を光らせ 
  ‟敵”へと 襲いかかろうとするだろう。 *]

(68) 時雨 2015/02/20(Fri) 04時頃

【人】 若者 テッド

[‟数日さえ無ければ”。

 重く 重く
 石のように圧し掛かる。

 だって 幾ら嘆いたって、
 時間は 戻らないんだから。]
 
 ―― 赦さなきゃいけない?

 (マグルが、 人が、裏切っても。
   正義が 悪が ―― 仲間を殺しても、)

[跳ねっかえるように上がる顔は
 くしくも 紅茶が自答したことと同じ。
 ばん と、杖を持たない手を 床に叩き付け]

 ならっ、 デージーは、
  俺を 俺たちを、 赦せるっていうのかよ!?

(87) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時頃

【人】 若者 テッド

 仲間を殺されて!
 いっぱい いっぱい、うしなって ―― 。

[それでも。

 心優しきお姫様は、許せるのか。
 ‟綺麗事”は要らない。

  欲しかったのは ‟俺自身”を
  受け止めてくれる そんな‟親友”。

 全ては言葉にならない。
  ぽたり またひとつ 
    零れた滴も 戻らない。 ]

(88) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時頃

【人】 若者 テッド

[叫ぶまま 感情の牙を剥けた鷲と蛇は
 杖先の導くまま 跳ねかえり、地に転がる。

 獅子は 唸るよう 見つめ、
 開けた道を また一歩入り込んで来る存在に
 サンザシを向けようと して、

 振ろうと力が緩んだ手からその杖を 閃光が奪い
 紅茶色の足元へ からり 転がっていくだろう]

 …… !

[手を伸ばしても それは間に合わず
 坂道を下るように まるで、磁石のように。

 追い掛けようとしても 足が竦んで、
 ‟拒絶”が怖くて その場から一歩も動けなかった。]

(89) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時頃

【人】 若者 テッド

 …… 返せ、よ ……!

[牙を奪われたライオンは何も出来ず
 その場で竦むよう、在り続けるだけ。

 情けなく 地を見て、
 踏みしめるように 天に近い場所に立って
 直後 >>86響いた声は、

 白銀の王子でも 紅茶色の姫でもない
  ジンジャーの刺激を加えた チョコレート。]

 …… ショーコ?

 ( …… 何 言ってんだよ
   俺の正義は、 ひとつ ―― )

(90) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時頃

【人】 若者 テッド

[驚くように 見開きながら、
 握り締めた手には なにもない。

 牙となる杖も
 友達も仲間も 自分から手離して

 ‟あのとき” 手紙の上で交わした
 もうひとつの 純粋な、想いを思い出して
 膜の張る 淡褐色が瞬き

 小さな声をも 吹き抜けを通る
 風が運べば、すこし 光を、取り戻す。

 唯一 植え付けられた正義なんかじゃない
 俺自身の ‟答え”。

  その思いさえ 喪いかけたなんて、]

  …… ヒーロー失格、だ な…。

(91) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時頃

【人】 若者 テッド

[ごしごし

 溜まった涙をぜんぶ 拭い去るように
 か細い 蚊のなくような声で呟いた。
 ローブの袖で顔をたっぷり擦ったあと

 こちらを心配気にみる蛇と鷲に 首をふるり
 ヒーローに、涙は似合わない。
 俺には やっぱり その資格はないのかもしれないけど]

 ( 友達を 皆を 守りたい )

[偽物の正義を掲げても
  それだけは 嘘 偽り 曇りない、願い。
  与えられた正義に、いつしか塗り替えられ
  霞んだけれど、 でも、

   顔を  あげた。 ]

(92) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時頃

【人】 若者 テッド

[救いの声は 
 盲く閉ざしたヒーローには聞こえなかった。

 何も 届かない 聞こえない
 偶像だけを求めた俺は 

  口先ばかりで 何も 救えはしない。]

 …… そう、 そうだよ。

 俺は 守りたかった。
 皆が 傷つくのが嫌だった……!

 だから 世界を壊す‟悪”を
  ぜんぶ ぜんぶ 倒したら

 みんな、苦しまなくなるって
  平和に めでたし めでたしって

  なるって そう ‟信じてた”んだよ

(93) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時半頃

【人】 若者 テッド

[ ―― でも。 
  世界はそうじゃなくて。

  俺に与えられた的は
  それは 誰かの ‟理想”だった。

 そう 自分自身で 全部 
 大事なものを 壊しきって ――。

  ぱちり 一度 ゆるく瞬けば
 徐々に ヘーゼルに、力が戻り始める。]

(94) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時半頃

【人】 若者 テッド

 …… ―― ありがとう、ショーコ。

 なんで なんで、 
  こんな 簡単な事に気付けなかったんだろーな 

  俺は、

[すう 、 と。

 泣き腫らした赤い目を。
 また 一回 擦って、 息を吸う。]

 仲間を 友達を 守りたかった!

  それは 今でも!
  でも もう 俺にはそれを言う資格は無いから
  ショーコの ヒーローにも、なってやれねーや

[それから。 
 二人の方も すい、 と向いて。 ]

(95) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時半頃

【人】 若者 テッド

 …… デージー、 スヴェン

 こんな俺じゃ、
 みんなと やっぱり友達でも居られねー よな

[ へへ、 と 力無く
  また泣きそうな それでいて
  無理矢理笑うような顔を形作って。

  つか と 胸が ずきり、
  疼くように 痛む、 けれど。

  かつ と 自ら ‟壁”を破るようにして
  デージーの元へ近付く。

 もし、どんな魔法を掛けられたとしても。
 敵意は もう見せず サンザシを拾いあげようとして。]

(96) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時半頃

【人】 若者 テッド

[それは 叶っただろうか。
 笑う顔は、 すこし 哀しげに。

 拾うことができなければ 天文台に落ちた
 ‟仲間”の杖を拾いあげ。

 大好きな 広い天が一望できる手摺りの傍へ、
 杖を 濃灰色の空へ翳し]

  ――― Deletrius (消えよ)

[俺にとっての ‟正義”だった 闇の印を消した。
 信じていたい友達を

 一度 突き放しても 信じていたかった
 残った彼 彼女達の 昏い顔を見る方が

 ヒーローにとって 相応しくないから。
 だから、せめて 最期は。
 望んだヒーローらしく "けじめ"をつけよう。]

(97) 時雨 2015/02/20(Fri) 08時半頃

【人】 若者 テッド

 やっぱり俺は。
 仲間たちの命を、全部 無駄には出来ねーや。

 でも、

[それでも 気付いた。
 気付かされて 気付いてしまった。]

 俺の中の 世界を壊す‟巨悪”。
 それを 俺は許せないし 罰されなきゃいけない。
  醜さを晒して このまま‟友達”に倒されるのを

  俺は それをいいと思わない。
  だから。 このまま 俺の中の悪は、

  ―― 責任を持って 俺が自分で 倒すよ。

   

(98) 時雨 2015/02/20(Fri) 09時頃

【人】 若者 テッド

 …… へへ、 めーわく、掛けてごめん
 
 なーんて 許されねーけど
  俺 気付いたんだ。

  …… やっぱり 俺。
  みんなを、 敵だって 
   裏切り者だって! 思う方ができない!

 だから 最期、 
  俺は、 これ以上傷つけないために
   皆を守って、 …… 旅立つよ。

[静止されても 聞かずに
 背を ゆっくり 空へ凭れかけて 、 ]
  

(99) 時雨 2015/02/20(Fri) 09時頃

【人】 若者 テッド

 ―― もっと早く気付けてたら、
  
  皆と また 笑いあえたのかな。

  でも 俺は、 俺よりも
   俺が消えたとしても
 
    皆に わらっていてほしい。

 ( 出来れば こんなヒーローの名前を
   覚えていてほしいけれど それは、

    きっと 我儘だから。 )

(100) 時雨 2015/02/20(Fri) 09時頃

【人】 若者 テッド

 ―― へへっ、 ‟また” な!

[ヘクターにした ‟別れ”の挨拶のように。
 ぶん と 大きく手を振ると

  風にひとつ 言葉を乗せて
  そのまま ブラウンは

 晴れ晴れとした表情で、宙に沈んでいこうとした。]

(101) 時雨 2015/02/20(Fri) 09時頃

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