171 獣[せんせい]と少女
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──畑──
[抜け駆けなんて語弊がある>>0:539 ユージンの声は風に乗って鼓膜をノックしたけれど、自分は肩を竦めてにやりと笑みを浮かべた。]
やっちまったなぁ。命を粗末にするなってまた誰かに怒られそうだ。
[長く無造作に伸びたままの前髪は時折便利だ。 彼の経験>>0:540を聞いても見た目は変わることなく耳を傾けられるのだから。]
困るよなぁ。
[本音を隠すには優れている。]
(5) 2015/10/08(Thu) 00時半頃
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[彼の能力を知らない訳でもない。 実際苦労することはあったのだろう。 今でこそ少女らを風で運んだりしているようだけど、それだって一歩誤れば事故になりかねない。 その点を考慮すれば彼の努力は評価されるべきなのだけど。]
ユージン。 これは泥棒じゃなくて、“採集のお手伝い”だ。
[提案には表し方を訂正しつつ二つ返事で承諾を>>0:541 収穫用の籠を探し出せば野菜を回収していく。
大きく鳴る腹の音は二重奏になったことだろう。 あまい匂い>>0:519が漂い始めれば尚更に。]
今日はご馳走だな。*
(6) 2015/10/08(Thu) 00時半頃
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─一年前のこと─
[皆で食べるごちそう>>21 全員の顔がこうして並ぶのはきっともうちょうど1年後まで。
匂いにつられて歩いていればクラリッサお手製のタルトタタン。 少し減っていたようだから先に食べていた者>>20もいたのかもしれない。
何にせよ残っていたことは幸運だったので頂戴して。]
確かに美味いな。こりゃたくさん林檎を手に入れるべきか。
[ユージンとは真逆のこと>>24を口に出して、ちらりと視線を。 あのやり取り>>0:282を忘れた訳ではなかったし、ベソをかいてないか気になったから>>0:480
でも目立った傷口は見当たらなかったし、]
ごちそう様。
[合格点だとばかりに親指と人さし指で円形を作った。]*
(44) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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[夜はユージンのお手製スープ。 なら自分は刻んだ野菜をたっぷり入れたチキンライスを卵で巻いた物を。
酒盛りの話>>18には便乗するように着いて行っては、暫く耳を傾けていたのだけど、羊の頭骨>>38 いつか視界に入れた顔には程遠いそれ。
……昔、夜中に部屋を飛び出している少女>>15がいたことは知っている。 随分とモスキュートが手を焼いていることも。
あの2人の間に何があったのか。 詳しくはこの目にしていないから、分からないのだけど。]
じゃあ、お先に。
[酒を呷りながらも頃合いになれば外の空気を吸うと残して自分は立ち去った。 一度、その光景を焼き付けるように一瞥しながら。]*
(45) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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[酔いが冷めた頃にはもうすっかり静寂が辺りを包んでいたように思えた。
いつもと同じ暗闇。 廊下を照らすランプの火。 ふと床を眺めた。 そこに水滴の跡はない。 なかった、けれど。]
………声?
[微かに聞こえた音>>29が、あの時の声>>0:368と似ているように思えたのだ。
時々廊下を照らすランプは、暗闇を照らすには心細い。 歩を動かしながら向かう。 そこは昔自分がいた窓に近い場所で、窓からだと星を探すには一番見晴らしの良い場所であり、]
ミツボシ。
[誰かを見つけるにも適した場所だった。]
(48) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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またねむれないのか。
[無意識に潜めた声に彼女からの返答はあっただろうか。 ただ、もし硬貨>>26が彼女の手にあったのなら薄っすら唇を引き結んだだろうが。]
………When the blazing sun is gone, When he nothing shines upon,
[二番の歌詞。 口遊むのは何となく懐かしさを思い出したからかもしれない。 まだちいさいけれど、成長した体へと腕を伸そうと思ったのだが、
畑の一件。黒ずんだトマトを思い出せば引き攣る親指。 沈黙。眉を寄せて息を吐く。 昔のように抱こうとして、………やめた。]
(49) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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[かといって眠そうに見えるものだから>>29 代わりに横抱きに抱えれば、]
Then you show your little light, Twinkle, twinkle, all the night. [一度、振り返る。 窓際から覗く空で何を探していたか気になったから。 だがいつまでもここにいては体を冷やしてしまうかもしれないから。 微かに伝わる体温をそのままに、彼女がいたであろう部屋へと。
伸びた手足には知らぬふりをして。]*
(50) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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[一年後、そのことにも一瞬だけ、蓋をして。]**
(51) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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──始まりの朝・厨房──
[10回訪れる10度目の月。 まな板の上に野菜を置けば、トントンと包丁が小気味良い音を立てた。]
………さて、寝坊助はいるのか。
[9回までとはきっと、もう違うのだろう。
蜂蜜が欲しくてたった椅子の上からバランスを崩していた少女も、 夜眠れないと泣きついてきた少女も、 おねえさんだと言いながら食事を口にして食べカスを残していた少女も、 甘い果実のタルトが好きな少女も、 本を読みたくさんのことを知っていく少女も、 風に乗せられ残る鈴の音の少女も、みんな、
今日という日を迎えれば、いつこの門を出て行ってしまうのか。]
(60) 2015/10/08(Thu) 19時半頃
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そっちのジャガイモを切っといてくれ…って、あぁ。
[人参と、キャベツと。 野菜を切り分けながら傍へと視線をやる。
そこには誰かいただろうか。 同胞ならばまだしも、もしもあの日のようにお手伝いさんが来てくれていたのならば包丁を扱うことを思い出し、やっぱりいいなんて口にしながら切り分けポトフの具材にするのだが。]**
(61) 2015/10/08(Thu) 19時半頃
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[好きな食べ物>>0:535 鍋に投入したソーセージをオリーブオイルで炒めながら考えた。 ヒナコが読書家>>0:77ことは知っている。 気まぐれに覗いた巨大書庫で何度か姿を見つけているからだった。 といっても自分はさほど本を読まない。 だから彼女との接点と言えば、]
なんだ。やけに張り切ってるな。 よし。なら君に“お茶会”の準備は任せた。
[朝食なのだけど、ある御伽話めいた言葉で頼んだ。 柔らかい色の髪>>74 結わえられた一房は綺麗に彼女の左横で揺れている。]
(91) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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[おやつに、と。 たまーに授業を居眠りしている彼女>>0:426へ 焼き立てのクッキーと紅茶を差し出した時のことは忘れていないけれど、 帽子を被って「お茶はいかが?」なんて洒落込んでみた時、どんな顔をしていたっけ。]
届くかー。
[カチャカチャと合わさる食器の音を聞きながらも、ソーセージを炒め終えれば切った野菜も足して水とコンソメを鍋に入れていく。
去年の今頃は確かスープをアヤワスカが手伝ってくれていて>>0:410 どさどさと林檎を置いていたクラリッサ>>0:276がパティシアと共に現れた。
彼女たちもすっかり1年。 たった、1年なのに変化が見えてしまうもので。]
(92) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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林檎と桃。それと梨。 どれを朝に出すかな。
[籠に入れたままの果物の名前を呟きながら考える。 特別な1日であっても少しくらい変わらない瞬間があっても悪くはないだろうから。]
ただ、ちょっと足りないな。これは“林檎泥棒”に願うもあり、か。
[葡萄が足りない。自分なら干し葡萄にしてしまいそうだけど、パウンドケーキにするのもありか。 味付けは砂糖でも蜂蜜でも。なんて。]
(93) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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[ヒナコの提案>>110 漂う茶葉の香りとカップ越しに伝わる温かさははきっと、喜んでくれるだろう。 覗く金貨。外の気配。 繰り返すまなびやの夜は限りのある猶予期間。 いつかこわいと言っていたあの子はもう泣きつくことはなかったけれど、せめてその瞬間は楽しんでくれたらいい。
続きの言葉>>96を知ることはなかった。 知らないふりをしていたなんてことも、知らなかったけれど。]
………。
[かたん。>>112 こっそり帽子の中で耳がぴくりと動く。 いつかバランスを崩し椅子から落ちたクリスマスを思えば案外根強く残っているらしい記憶。 少女の中でも小柄な枠に入るヒナコ。 またコリンの張り上った声を聞いたら落ちてしまうかも、なんて。 今日に限って、静寂が身を包む。
だから、笑おう。]
(126) 2015/10/08(Thu) 23時頃
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欲張り、だなぁ。 まぁ、みんなで、…食べた方が果物だって嬉しいだろ。 よし今日は我慢せずに食えるぞ、ヒナコ。
[必要な分だけ。そうとは口にはせず、]
まさか。お手伝いをお願いするだけだ。 ヒナコがおっきくなれるように協力して貰うだけだが?
[自分のクッキーは食べて下さいとばかりに焼き立てを彼女に差し出した時、ミルクみたいな笑み>>110が見えたものだから。
彼女を大きくしたり小さくしたりする力はないし、寧ろ止めるばかりの能力ではあるが、]
(127) 2015/10/08(Thu) 23時頃
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それにアヤワスカと違ってユージンは隠れるのが下手だからな。
[なんて、一言。 鍋を煮込む間に切り分けたバケット。 バターを小皿に盛り付けつつ、朝食の準備は、整う。 後は果物が届けばそれをデザートにするか。 要望があれば即席と気合いで何か作るのもありだけど。]
楽しみだな。
[片手間が空いた時にその小さな頭をぐりぐり撫でておこうか。 せっかく整えられた髪が乱れたら怒られるかもしれないけれど。]
さ、運ぶか。手伝いはいるか?…まぁその前に。
[スープ皿を出しつつ蓋を開ければ塩胡椒で味付けされたポトフの匂いが広がる。]
(131) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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味見はする?
[お手伝いさんの特権を口にしつつも茶を配るのなら手伝おうと、視線を食堂に繋がる扉に向けた。]
(133) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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コインと交換で。
[相変わらず表情筋が仕事している気配のない様子>>138 いきなり現れた顔に内心左胸が動揺に揺れるに揺れた。 少し肩が跳ねてしまったことがバレたら咳払いをすることにするのだが。]
おはよう。クラリッサ。 今日は朝食に果物も用意する予定だよ。
[見かけたのならクラリッサにそう声をかける。 いやしかし、厨房に何か用があったのだろうかと首を傾げて、合点。]
よしエフ。コインはなしでお手伝い係に君を採用するか。 代わりにポトフでも一口食べてくかい?
[砕けた様子。冗談めいたものだが半分は本気。 役割を分担した方が残りの時間はめいいっぱい使うことが出来るだろうから。]
(144) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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[任務を無事終えたことをその笑み>>152が教えてくれたのならば、いつものように緩く口角を上げたことだろう。
しかしヒナコの言葉>>152には、少しだけ唇を引き結ぶ。
10年過ごしてきた彼女ら一人がいなくなるのだとすれば、何度この時を迎えたって寂寥感は募る。 でも喜んでくれるのならば>>154 便乗するように軽快に言葉を切り出せたから。]
なんだ。おねだりなら叶えてやるのに。 でもちゃんと足があるんだから自分のことは自分でやらないとな。
[ただいつもは甘やかしていたとしても今日は少しだけ突き放す。 でも結局頭を撫でてやる頃には鞭は紐になっていて。
昔より僅かに近くなった距離感に、このまま撫で続けたら止まってしまうんだろうか、なんてセンチメンタルな気分に陥ってしまってものだから。]
ほら完成。
[一歩飛び出たアホ毛が雛みたいだったものだから整えてやれば、はにかみ隠した。]
(172) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[味見はするようで>>156 小皿にポトフをよそってやった。 しかし唐突に現れたエフに動揺したのはヒナコもだったようで。 スプーンの音。 ヒナコはすぐに拾ったようだけど、後ほどヒナコが口にした特別扱いの1日>>163をクラリッサはどのように感じただろう。
自分はといえば彼のコメント>>169には笑ってしまったわけだが。]
まぁただジャガイモの数はヒナコに多めにしようか。 働かぬもの食うべからず。
[働き手が欲しかったのは本音。 それが彼の計画の一環であるとは露知らず、纏う空気が和らいだのなら自分も結局肩を竦めて受け入れた。
クラリッサも手伝ってくれるのならば同じように味見と称して小皿に持ったポトフを渡しただろう。 だがそれ以上は食事のお代わりの際に。 どっかの誰かさん>>165みたいに間食し過ぎてはみんなと食べる時にお腹いっぱいなんて寂しいものだから。(今は大丈夫だろうけど。)
だが味見で終わる範囲は大歓迎。]
(175) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[さぁ、みんなで働こうかと精を出している間、その傍聞こえた話題>>174 に首を傾げる。
朝が賑やかなのはいつものことだと流していた自分からすれば、別段気になることかとおもっていたのだけど、ユージンと言えば去年の記憶>>0:540
あの時、自分は彼の能力を少し羨ましいと思ってしまった。 何故彼が能力を調整しているのか、そんな理由すら知らずに。]
知らないな。 彼は隠れんぼが苦手な癖に隠し事は得意なのかもしれない。
[あの時、もう少し真っ直ぐに受け止めていたのなら心当たりは出来たのかもしれない。 だが過去は幾年も時を過ごしたから分かる。 変えられないし帰れない。 だから自分は知らないと頭を振って他の者はどうだろうと手を動かしながら様子を窺った。]
(179) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[ここを出て行ったら。 ヒナコ>>181の言うように、どうなるのかなんて自分ですら見当がつかない。
きっと何年も顔を付き合わせていた同胞らだって今度また会えるかの保証もなければ、少女らがおねえさんとして戻って来るかも分からない。 だから、]
なら今のうちにたくさんすることだな。 思い出と記憶は物語を綴る上でも大切な要素だ。 それとも、………
[せんせいを一人選んで、そいつにやってもらえばいい。 なんてことはいちいち口に出さなくても良いことだろう。]
(194) 2015/10/09(Fri) 02時頃
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[随分と伸びた髪。 ミルクを足した紅茶のような色彩>>182 癒すような力があったのなら旋毛から毛先まで指を滑らせただろうけど、おしまいは呆気ないもの。 だから代わりにオマケをひとつ。]
“世界で今一番綺麗なのはあなたです。”
[鏡の役割を果たすように口ずさむ。 けれど彼女は御伽話の一員ではないのだから、]
ちょっとへんにした。
[冗談を添えた。]
(195) 2015/10/09(Fri) 02時頃
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[何かを得るにはその対価を支払わなければならない。 いつかミツボシが手にしていたコインがエフの授業に用いられていたなんて知らなかったけれど、知ったとしても“やりそう” その一言で片付いてしまいそうだった。
だが結果として自分の知らぬところで教え子>>183はスキルアップしているようだ。
いやしかしやっぱり控えめな量を所望の彼女は、これだからチビなんだと。 それも感想>>189を耳にすれば当然だろうと胸を張る。 ジャガイモの花は白くて愛らしい。 春が旬の野菜だけども、年中使えて重宝している。]
案外不便なもの、なのかもな。
[でも話題が移ろいユージンのことになれば、一言こぼして。]
(196) 2015/10/09(Fri) 02時頃
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どんなものも使い方次第さ。 それにどんなに生きてたって失敗だってきっと。
[まさに長く生きていたらいろいろある>>180 この言葉に尽きると。 心配なら後で声でもかけるといいと口にしながら自分もエフの言葉を反芻させる。
いろいろ、あったし、これからもいろいろあるのだろうけれど。 いつか蓋をしたものが出てきそうで押し込むように息を吐いた。]**
(197) 2015/10/09(Fri) 02時頃
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[テーブルを拭いてもらうのはエフ>>169に任せて、一応人数分の食器を磨いたテーブルの上に並べておく。 茶葉は少し寝かせれば風味も良くなる。 時間も時間だし、きっとそろそろ人も集まることだろう。 誰かが食堂へ顔を覗かせれば挨拶をして、ついでに手が開いてたらバケットの盛った皿を持って行ってもらおう。 自分はその時ついでに食事の有無を尋ねて必要ならばスープ皿によそうだろう。
何かに塗るのならば、バターに砂糖にジャムに蜂蜜。 好きなものを選べばいい。 ポトフに染み込ますのも悪くはないだろうが。
ヒナコが用意したお茶とセット>>155の配膳の手伝いも人手が足りなかったら引き受けて。 果物は切り分けたもののお盆に乗せたまま。これも運ばなければ。 このように朝ごはんの準備も進んでいく。
きっと、賑わう頃にはひと段落ついているだろう。]**
(198) 2015/10/09(Fri) 02時頃
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──あまいの、すっぱいの──
[アヤワスカはあんまり朝に強くはない>>0:410 朝もよくシーツの中で隠れんぼうしているのをちらっと扉の隙間から何度か見たこともある。(膨れていて分かったけれど)
そんな彼女に料理を作ってみる?なんて言ったのはいつがきっかけだろう。]
スープなら簡単だが。作ってみるか?
[確か1年前のあの日よりもっと前。 途中から参加してくれる彼女に助かってはいたのだけど暇潰しにどうかと尋ねてみたのだ。
小瓶に入った調味料。 順番にこれが塩、砂糖、胡椒、…。 並べて伝えたつもりなのだが、いざ味見をしたらあら不思議。]
(222) 2015/10/09(Fri) 21時頃
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こんなあまいスープは飲んだことがない。
[砂糖と塩。同じ色。 ぱっと見は似たそれを隣同士に合わせてしまったよう。 彼女はどんな顔をしたかな。 自分はといえばそれくらいフォローできるのだけど>>202せっかくだ。
いつもより甘いパンプキンスープを夕食に出した。
評判は割と良かったと記憶している。 でもそんなに砂糖が好きなのかと自分は思ってしまったものだから、]
君に一人で食事の準備を任せたら楽しそうだ。
[なんて。 尋ねた数年後、つまり1年前に彼女が作ったスープにはもう甘さは程良いものになっていたのだけど、今思えば少し懐かしい思い出。]*
(223) 2015/10/09(Fri) 21時頃
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[クラリッサは1年前のあの日からも何度か厨房に立っていた>>52 もとより物覚えのいい少女だ。 割と長い間水場にとっている自分でもその成長っぷりは何処か眩しく見えた。]
クラリッサの好物だろ? タルトタタンもアップルパイも、お茶にしても美味いがどうせならそのままで。
[まなびやの中の果物や野菜は新鮮だ。 あまり傷んでいるものを見たことは、ない。 だが外に出れば回る地域によって、生では親しみのない場所もあるかもしれないから、今のうちに。]
(224) 2015/10/09(Fri) 21時頃
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まぁ、パティシアやヴェラに感謝しなきゃな。 スープをよそうから運んでってくれるか。
[手伝いを頼みつつ、昔のように彼女の両手がふさがるなら扉を開けてやる。 自然、また僅かに埋められた身長差に肩を竦めたのだけど。]
あんまり時間がかかるとまた俺の腹の虫が騒ぐから。
[なんて昔聞かせてしまった虫の鳴き声の話を口にしながら自分も準備を進めただろう。]**
(225) 2015/10/09(Fri) 21時頃
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[厨房の常連さん>>229 冷え込む冬の水場は大変なのだけどよく現れるクラリッサには頷いて。]
正解。 二人がいるから果物や野菜も美味しく食べられる。
外に出ても、その心は忘れないように。
[言葉足らずな自分に対しても彼女は思慮深い>>231 手伝ってくれる彼女を送り出す時は行ってらっしゃいと声をかけた。]*
(244) 2015/10/09(Fri) 21時半頃
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ひとつの本に収まるくらいのも勿体無い。どうせなら巨大書庫を覆うくらいの大きさを狙うか。
[ヒナコ>>249は物分りが良い方に思える。 言わずとも言葉の先を察してくれるような力はきっと外に出たって役立つと自分は勝手に思っている。
せんせいが、少女が、誰かを選ぶ。 それは今日の朝の鐘をもってして立証されたもの。 自分は、少女が願うのならば。 だが望まぬのならば。
こんな能力を貰ったところで物語をハッピーエンドで終わらせるには、不便な力だから。]
なんだヒナから牛になるのか。 いやぁ、そんな本は読んだことがない。
[自分を選ぶなんてよっぽどのバカか、運が無い奴のか、優し過ぎるのか。
未来のことはまだ少しばかりもわからないけれど、まだ少し残る日常の気配にそっと目元を緩めた。]*
(258) 2015/10/09(Fri) 22時半頃
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[そんなこんなで食堂と厨房を行ったり来たり、各々動いていれば真打登場>>232というよりは、噂をすれば何とやら。]
………“盗”って?
[ハッとしたように態とらしく口元に手をやったけれど冗談だ。 厨房の台の上に置かれた瑞々しい果物に目を細める。
そして今回の共犯…ではなく協力者がクリスマスだと聞けば>>233、はにかむ。]
そろそろ悪い子も卒業、か。
[結局10年間戸棚の奥にしまわれたみかん花の蜂蜜の入った瓶もあと数日分しか残っていない。 外の世界に行けば色んなものが口に出来るだろうけど、好物はもう全部出しておこう。 アカシアと蓮華と菫と橡と、計5つ程度を並べておいた。]
(276) 2015/10/09(Fri) 23時半頃
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ちょうど葡萄を切らしてたんだ。これも出すか。 なんたって特別な日だしな。
[からからいはすれど感謝する姿勢。 エフから聞いた話>>174も思い出したけれど、]
さて、働き者には飯を。 力を貸してくれてどうも。
[なんて遠回しな礼を口にしてはへらりと笑った。]*
(277) 2015/10/09(Fri) 23時半頃
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[朝食の準備はもうほとんど終わっていた頃だと思われる。 だがまだ切り分けた果物を取るための小皿を運ぶのがまだだから
持っていた皿をモスキュート>>256にお願いしようとして。 覗く顔。 腕を引いた時そこにあった筈の顔はすっかり他のものに変わっていたけれど。]
命の恵みに感謝して食べないとな。
[命の尊さ。 自分なりに考えてはいるけれど、まだ。 明確な答えはわからない。]
(279) 2015/10/09(Fri) 23時半頃
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[日中ならばいい。 太陽に透ける少女達は眩しくて愛らしい。 だが、やっぱり。 月明かりに照らされる少女の腕を触ることはまだ躊躇われてしまうのはまだ恐らく、自分だけの秘密だ。]*
(280) 2015/10/09(Fri) 23時半頃
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[お茶とポトフと切り分けられたバケットと果物と。 みんなで協力して手に入れたものを磨かれた机の上に並べていく。
ふんわりと花の香り。 誰かが生けてくれたのだろうか。 分からないけれど席に着けば今日は両手を合わせて食事をとろうか、なんて。
腹の虫が鳴いてる音>>263を都合よく拾えたら待たせたな、なんて一言と共に朝の挨拶を。
そう、始まりの朝を。]*
(282) 2015/10/09(Fri) 23時半頃
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──あまいの、すっぱいの──
[もちろんいいとも。 きっかけはある一人の少女だったのだけどもそれは昔の話。 今を生きる少女が楽しげに声をあげてくれるのならば役得だ>>267
シーツを剥がされる時、アヤワスカがぐずる時、まるで猫みたいな声を上げていたことを思い出せば猫の手はなんだか、しっくりときた。 同じ猫科だからとかは関係ないけれど、2人揃って猫の手だ。
ただ経験の差は現れてしまうようで。]
水に晒してたらある程度痛まない筈なんだが。 まぁ、せんせいだからな。
[理由をうまく説明出来ないもので、適当な理由を盾に笑う。 その時若干油断したせいで自分の目尻にもたまねぎの汁が突き刺さったことは内緒だ。]
(288) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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[いろんな大きさのかぼちゃ。 自分より小さな手が切り分ける具材の形はまちまち。 でも、それがまなびやで過ごす獣や少女らのようで。
味にしたってそう。 人によって同じ料理でも全然違うのだから、面白いのだ。ただ、]
足せば足す程、濃くなるだろ。 色と一緒だ。 他の味に変えたいなら、他の色味にしたいのなら、まずは水気を使って調節しないとな。
[な?と言い聞かせている隙に塩を取り上げた。]
(289) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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[結果オーライ。 自分はのんきに過ごしていたものだが、アヤワスカの言葉>>269に口角を上げる。]
そうか。ならみんなに食べてもらうように練習するか。 腹が減っちゃ倒れちまう。 厨房は猫の手も借りたいくらいに忙しい。 だからまた気が向いたら手伝いに来るといい、が……。
[親指を頬に持っていけば掠めるように]
付いてたぞ。
[食べカスを拭って。 それ以来料理を教えつつ時折現れるその姿を見るたびに、たまにからかっていたのだった。]*
(290) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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[ミツボシの声>>285 反応するように自分は右手をゆるりと上げていた。]
おはよう。ミツボシ。 まるでいつかの生誕祭みたいな混み具合だったから気にしなくても大丈夫だ。 優秀なコマドリさんのお陰で助かったな。
[ヒナコ>>296の声に自分も揃って胸を張る。 そう彼女の提案があったからこその食べ放題と変わったのだから。
さて10番目の月>>255といえば裾野の街ではお祭りが行われる。 彼女達はそこに行くことはまだ出来なかったからその代わりにみんなが楽しめるような食事>>257を集めてきた素材で振舞うこともあった。
だけどもう今年は、違うだろうから。 自分で選んだ言葉の癖に、困ったように肩を竦めた。]
(304) 2015/10/10(Sat) 00時半頃
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[────…1年前>>94 手のひらに乗せられたコインはきらりと輝いていた>>95 閉鎖されたまなびやでは扱わない外部へのツール。 着実に近づく旅立ちの気配。
廊下を歩いてはべそをかいていた少女はもういなかったけれど、こわいと口にした彼女にまた、歌を紡いだ。]
Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are!
[輝き弾けるような光を自分は得意とはしないけれど、いつか教えてとねだった彼女に合わせるように。
昔はまだたどたどしく歌っていた声は綺麗に重なっているように聞こえた。]
(305) 2015/10/10(Sat) 00時半頃
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ミツボシ、
[星と同じ名前。 だからといって同じ者など一人もいないように、たとえ太陽が沈んで輝くものが何もなくなったとしても。
君が君でいることに変わりはない。]
大丈夫。きっと、こわくない。きみはひとりじゃないんだから。
[それに旅立ちの際はひとりではないから。 だからせめて良い夢が見られるようにと目を閉じた。]*
(306) 2015/10/10(Sat) 00時半頃
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[でも、今の様子>>285は少し晴れやかに映る。 何が彼女をそうさせたのかは分からないけれど、]
よく眠れたなら良かった。 もう子守唄も卒業か。寂しいもんだな。
[なんてはにかんでは、その誰かさんに感謝しつつ。 ヒナコとの自信作の出来はどうだろうか。 みんな揃った頃にちらちら様子を窺いながらも楽しみ半分と、寂しさが、はんぶん。]**
(307) 2015/10/10(Sat) 00時半頃
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──少し前・厨房──
[悪い子じゃないことくらいは分かっている。 でもどうしたって数年前の記憶は長く生きる自分からすれば数時間前くらいのように真新しいもので>>330 だからこそ目に見えて分かる成長>>332に目を細めた。]
それはみかん花の蜂蜜。 昔、みかん狩りでちょっと盛り上がったことを思い出したもんだから。
[かくれんぼの後に収穫したみかんはゼリーにしなくてもいいくらいに美味しかったもので。 流石果物と深い関わりのある男だ。 なんて口では言いつつもユージンに素直に関心したのはまだ明るい記憶だけど、あのことが教えてくれたことは。]
力を持っていても一人じゃ、な。 誰かと助け合ったら酸っぱいもんだって甘くなるもんだ。 たまには我慢も必要かもしれないが。
[少しずつ手伝えることを担って。 それは不満じみた声>>281だとしてもきっかけになったはずだから。]*
(373) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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おいおい。友達は大事にしないとな?
[冗談の延長線>>295 エフの言葉>>336に乗っかるように戯けながら視線は周囲への向けた。 ここから出て行けば多くの人との出会いだってあるだろうから。 だから、さり気なく忍ばせた一言も何処かで残るといいと思う。]
なるほど君の本領発揮か。 君の本気、楽しみにしていようか。
[少女達の関心を一身に浴びるユージンにはハードルを上げておこう。 何ちょっとくらい高くしたって応えてくれるだろうと目論み。
彼の作品>>297が素晴らしいことは知っている。 それもきっと素敵な彼自身の能力だ。]*
(374) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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──食堂──
[しんみり>>315
昔の、みかん狩りの日。 あの時はヒナコがあんな風に言い出した>>281のは珍しいものに思えたけれど、ちょっとからかったら良い反応>>249をくれるもので。
夜更かしした次の日に船を漕ぐような少女が早起きをしていたことに、少しだけ目が細まった。
ただ得意げな中に紛れる瞳の色。 小柄で愛らしく美しい声でさえずる鳥の名。 あの童話じみた言葉>>195は嘘ではないのだけど。]
…………、
[口角を上げる。]
(386) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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[命の尊さ>>363 借りた数冊。 「感謝して食べないと。」 交代によって飼われていた鶏>>360
卵から孵り雛として生まれ育てられ、また生まれる命を“感謝”して喰らう。
そんなものが本当に感謝と言えるのか。 いいや、しなくてはいけない。 でなければ今まで学んできたと思っていた数多の命を、どう量りをかければ良いのか、分からなくなる。
だから、笑って。感謝して。次に繋げて。迎えに行って運悪く捕まった少女に少しでも願いを叶えてやれるようにして。
感謝しながら命を喰らう。 せめて忘れないよう。二度も死なぬよう。感謝して刻み付ける。
つけなければ、いけない。]*
(390) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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片付けを手伝ってくれるのか。 それは助かる。奥でユージンが果物を使って何か作ってくれてるから今日は食器で溢れかえるかもしれないからな。
[ミツボシの申し出>>308は有難いもので。 歓迎だとばかりに口角を上げたけれどいつもは途中からでも手伝いに来ているアヤワスカがいない。
今日の寝坊助は彼女だろうか。 こんな時いつもならコリンが起こして引っ張ってくれそうなものだが。]
(391) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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[それも不意に落ちた声>>309 その意味に思わず懐かしみを感じた口元はゆるく三日月を描く。]
なんだ。そんなに子守唄が好きなのか。 …ばれてるぞ、ミツボシ。
[いつかの光景>>0:347を思い出せば口元を覆う手だっておかしなものだ。
彼女からのお願いを初めて聞いたのはきっとあの時>>0:480 煌めく星そのものを作ることは出来ないけれど、あれで満足してくれるなら、と。]
(392) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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そうだな。昔よりも随分、上手になったもんだ。
[美味しい食事の後のお披露目会>>259 ステージに立つ時に耳にした声と、 いちねんまえの眠れない夜>>26 すっかり丸みを帯びただけではなく透き通った声は夜道だって輝かせるはず。]
君の声は君にしか出せないものだ。 今度は君が誰かに聞かせて、教えて、一緒に歌ってやればいい。
[そこに誰かを、とは付け足せないけれど、] でも君が卒業する時には歌って見送るよ。
[なんて。 食事に口をつける姿を見送れば自分も湯気の立つスープへと視線を。]**
(394) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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──回想──
[あの日は、花を花瓶に飾ってみるのも悪くはないとは思っていた。
でもあのキラキラを見せてというものだから。 また、光を追いかける姿>>395がまるで流れ星みたいなものだったから。]
………あぁ。ちょうど暇してたしな。
[口角を上げて蹲っていた体を正す。 右手には萎れた花がひと束分。 どうしたのと問われたらこう返した。
「ダメになってしまったから埋める場所を探してるんだ。」、と。]
(410) 2015/10/10(Sat) 23時頃
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[コリンは少女の中では特に早起きだという印象がある。 誰よりも早く駆け抜けては鐘を鳴らしにいく姿を挨拶と共に見送ることは日常のワンシーンでもあったのだけど。]
大きな光、か。
[珍しく立ち止まった少女>>396 いつもは不敵に笑んだ口元が言いあぐねては諦めたように肩を竦めた。]
それは大きくなかったら駄目なのか?
[鐘楼の螺旋階段を登った先。 毎朝、“誰か”の元へと行っていること。 彼女の案を試してみれば確かに裾野の街にも届いて、それこそ其処で暮らす誰かにも届くかもしれない。
でも、その分の力を得るために失う命の数は幾らだろうか。]
(411) 2015/10/10(Sat) 23時頃
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光の強さの分だけ、力が必要だ。 それは、何でもいい。生きているモノならば。 花でも、虫でも、鳥でも、魚でも。 輝くための闇が無いと、使えないんだ。
[本当に不便極まりない力。 少女達の願いを叶えてやりたくても、困ったように首を傾げるしかない。 それでも望むのならばこの手で摘み取って夜空に花でも咲かせてやるけれど、]
なぁ、コリン。このままじゃ、ダメなのか?
[窓へと体を割りこませれば下ではなく上を見上げる。 少女と比べて大柄な自分でも遠い空。 腕を伸ばしたって掠りもしないのだけど。]
(412) 2015/10/10(Sat) 23時頃
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聞こえないし、届かない。 でも見ている光景は向こうにだって見えている。
夜だって同じだ。 声が届かなくたって、遠く離れてたって同じ星がそこに散らばってる。
だって未だ見ぬ誰かと同じ世界で君は生きているんだから。
[手のひらを下せばそのまま小さな頭へと伸ばして、]
それでも足りないならこうやって自分で会いに行くんだ。 君には風を切る足があるんだから。
[小さな肩甲骨を押して、窓の奥。 こちらを眺めては首を傾げた鳥へと視線をやった。]*
(413) 2015/10/10(Sat) 23時頃
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──まなびやでの午後──
[厨房はおそらく誰か使うだろうからさて自分は何処へ行こうかと。 そう言えば、今年もまたプレゼントがステンドグラスの元に届いているのだろうか。]
………。
[ポケットの中から取り出すのは、貝殻で出来た耳飾り。 細い金色の留め具に捕まった小ぶりの白い貝殻は年季の数だけくすんでいた。
それはあの時、たくさんの中のあの子が耳に付けていたもので。 さいごに持っててと渡してくれた宝物。
貝の死骸は手のひらに馴染む。 つめたくて、自分によく。]
(434) 2015/10/11(Sun) 00時頃
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[秋の風が前髪を撫でる。 煩わしいとばかりに掻き揚げた瞳は視力の落ちた灰色。
白でもなく黒でもなく中途半端なそれで眺めた先に映るものは何だろうか。 人か、物か、それとも。]
綺麗な景色だな。
[空を睨むように眺めてはため息を。 歌を口遊もうとして、息を吐き捨てた。]**
(436) 2015/10/11(Sun) 00時頃
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