人狼議事


158 Anotherday for "wolves"

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【墓】 宿屋 ルパート

[腕に縋り来る娘へと視線を落とす>>+47
彼女に自分の今の顔はきっと見られてはいないだろう。
情けないような、泣き笑いのようなその表情は]



  (救われているのは、───どちらの方か)


[絡めた指先に、抱き寄せた腕の中のぬくもりに。
存在を、ここに在ることを確かめ許して貰った気になっているのは、むしろ、こちらの方かも知れなくて]

(+59) 2015/05/18(Mon) 16時頃

【墓】 宿屋 ルパート

ああ。

[サイラスから、生きる大切な者から目を背けて。
搾り出すように湿った声で紡がれる、愛しい娘の名前>>+48

こたえた男の声は、罅割れてはいなかったか。
後悔やら悲しみやら罪悪感やら、それでも断ち切れぬ未練やら。
そうしたものを綯い交ぜに、ほつりと短く声が落ちる]


      … ああ。


[あの子も、置いていかないでとあんなにこの腕に縋っていたのに]

(+60) 2015/05/18(Mon) 16時頃

【墓】 宿屋 ルパート

そうだね、

[この娘は気付いているだろうか。
自分を励ますだろうその言葉、
それがこの愚かな男をも励ましてくれていることに。

犯した罪悪、それを口にするのはやめた。
少なくとも今この時彼女に告げるべきことではない。
言えば自分は楽になろうか、彼女をきっと苦しませて。

そんなことはもう、充分以上にやって来た。
己の為に友を苦しませ、娘を甥を嘆かせた。
この上更に、重ねることに意味があるのか。

 …───それともこれも、弱い愚かな男の逃げか]

(+61) 2015/05/18(Mon) 16時頃

【墓】 宿屋 ルパート

傍にいて欲しいと、きっと思っているよ。

[君にはつらいことだろうけど。
そう音にせず思うのは、互いに知ることだろうから。
だからと、彼女が与える希望だけを口にして]


君は強いな。強い、いい子だ──…
ああ。行っておいで、マーゴット。
気をつけて行くんだよ。

[自分勝手な感傷を裡に押し込め、目を細め、
かつて、宿から娘と出掛ける彼女に向けたと同じ声を掛ける。
そして淡い花の微笑>>+49に、笑みを返した*]

(+62) 2015/05/18(Mon) 16時頃

【墓】 宿屋 ルパート

─ 墓場 ─

[聞き覚えのある声>>160がした。
男はは、その声>>160に呼ばれるようにそっと動き出す。
マーゴットのような強さを持ってのものではなく。
ただ”呼ばれた”のだ。

見えるのは、娘一人の”おそう式”
震える肩はやはりあどけなく、ひどく小さく見えた]

メアリー……

[嗚咽。嘆き。
この娘をもっと見守っていたかった。
ずっと傍にいて守ってやりたかった。

…ああ、これが未練かとぼんやりと思う。
未練が未だに、この身を縛り付けているのかと]

(+63) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート


  …………、

[いつものように、大丈夫だよと言える声も腕もなく。
風に紛れて寄り添い、娘の肩を抱くようにする。
透明な腕は草も娘もすり抜けていて、気付かれることもないけれど]

(+64) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[娘が泣き止むまでそうしていて、
やがて真っ赤なアネモネが供えられるに手を添えた。
娘の目が、花と同じように真っ赤に泣き濡れている。

涙を拭ってやれる指はなく、
男は微かに歯をかみ締めて俯いた。
喉に手を当てる。ああ、やはり涙の代わりに血が流れている]


 ……、すまない。


[死んだというのに、妻の気配は近くにはない。
こんな罪に塗れた男に、もはや彼女に会う資格もないのか]

(+65) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート




 ────…、すまない …。

[もう一度繰り返して、立ち上がる娘を見守った。
決意を口にする健気さ>>169に目を伏せる。
願い篭めるようにして、その小さな背を見送った。
暫くの間、ずっと、ずっとそうして*いた*]

(+66) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

─ ??? ─

[おとなになる。ということが、
どれだけ変わったことかと───今は、思う。

死後に、こんなことを考えていても仕方ないのかも知れないが。
まったく、大人になってどれだけ成長したかと思う。
未だ若い者たちからは、男は大人に見えただろうか。
───とんでもない。

まったく、残念なほどに成長していない。
それどころか、身動き硬くなった分だけより悪い。
友と呼んだ男を八年苦しめ続けたことなど、その最たるものだ]

(+67) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[妻を喪い、その死を嘆き。
救えなかった──救ってくれなかった彼を恨んだのは本当だ。
悲しみに沈みながら恨んだ…怒った。
そうしていないと、悲しみに押し潰されそうだった。
そうしていることで、自分を支えた時期が確かにあった。

ひどい話だろう。
医師はなにも、神じゃない。
救えない患者がいたって当然だ。
分かっている──…分かっていた、けれど。
彼なら、スティーヴならと思ってしまったのだ。
妻を助けて欲しいと、無茶な願いで縋ってしまった。

彼女が助かるならば、自分は何だってしただろう。
禁忌を犯すことすら出来たろう。
けれどその前に彼女は死に、その機会は永遠に失われた。

 ─── 見殺しにされたと、あの時思った]

(+68) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

メアリー…

[愛しい娘の嘆き声が微かに聞こえる。
ああ、彼女は今どうしているだろう。
生前最後に聞いたのは、悲しい絶叫>>3:169

可哀相なことをしてしまった。
彼女の為に生きなくてはと、確かに思っていたはずなのに]

(+69) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[妻の居なくなった世界は、色を失ったようだった。
あの時、多分、男のどこか大切な部分も一緒に死んだのだろう。
それでも時の流れは残酷で、痛みも次第に麻痺をする。

気付いたのはいつ頃からだったろう。
妻の墓に、折に触れてはそっと供えられる花のあることに。
甥ではない、娘でもない。
レオナルドに、それとなく聞いてみたこともある]


 『いや。ルパート、多分それは──…』


[それは多分、”彼”の供えた花であろうと]

(+70) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[…かつてキャサリンが笑って教えてくれたことがある。
スティーブンに教えて貰った、おまじない。
願いをするには蒲公英の綿毛を吹いて、一息で飛べば叶うだろう。

他愛もない、可愛らしいまじない>>1:345だ。
そんな無邪気なことを口にするところもある男だった。
あの時の彼女の願いは、叶ったか。
そういえば結局、聞きそびれてしまった。

優しい思い出の向こうに、冷たい雨音と嗚咽が重なる。
遠く記憶の向こうに蓋をしてきた声>>1:101と一緒に。



        ────「すまない」と。繰り返し、響く]

(+71) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[花の贈り主が分かっても、彼との関係が変わることはなかった。
変えられなかった…というのが、少し正しい。
もう、無邪気に声を掛けられる間柄ではとうになかった。
顔を合わせても、気まずい沈黙の続くばかり。
やがてすぐ耐え切れずに、どちらかが居なくなるという感じだ。

臆病だったのじゃないかと思う。
どちらも、相手に声を掛けることが出来ずにいた。
いや、声を掛けるなら自分からだったろう。
でも出来なかった。
もう何を言っていいのかすら、分からなくなっていた]

(+72) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[それでも、表向きは互いにどうにかやっているようだった。
村医者は偏屈ながらも村人に頼られる医者としてやっていたし、
宿の主も細々ながらも一見穏やかに、店を続けていた。

年を取ればそれなりに出会いもあるもので、
どのみち幼い娘と多感な年頃の甥がいて家は賑やかだったし、
時折やって来る奇妙な傭兵の世話も焼いたし、
宿に長逗留した、気の毒な娘の世話も家族で焼いた。

彼らから、男は大人に見えただろうか。
穏やかに人当たりの良い、父や年長者に見えただろうか。

天秤は危うい均衡を保ち続ける。
平穏はそうして続いていくはずだった]

(+73) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート


[ ───けれど ]
 

(+74) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[”裏切り者”が捕まれば、それで良いのだろう?]

     (”彼ら”は逃れられるかも知れない。)

[同胞を殺すなど───、愚かなことを。]

     (”裏切り者”と何が変わるというのだ。)

[死は、八年前のあの日からずっと身近にあり。
届かない憧れのように、男の傍らに座り続けていた。
天秤が揺らいだ時、その壁も、また揺らいだ。

身近にやって来た死の誘惑に手を伸ばす。
…ああ!なんて強い誘惑だったことだろう。
彼らのため、子どもたちのため。
そんな言い訳を幾ら尤もらしくつけてみても、知っている。

これは単に、男が自分の為に望んだことだ。
何ひとつ”大人らしい”思慮分別もなしにして。
ひどく傲慢でわがままな子どものように]

(+75) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

グレッグ、

[遠い日の少年も、逞しい青年になった。
彼が居てくれるからと、少し安堵があったのを否定はしない。
…しないけど。最後に見た彼のまなざしを思う。
”また”彼に、親を亡くす痛みを負わせてしまった]

メアリー…

[愛しい娘の嘆き声が、聞こえ続けている。
お前にそんな思いをさせるつもりじゃなかった。
…いや、分かっていたのだ。分かっていたはずなのに。

怯えたように服の裾を掴んで、
どこにもいかないでと願う娘の瞳に確かに知っていた筈なのに。
それなのに、その切なる願いを破ってしまった]

(+76) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

(……お前たち、)

[お前たちが生き延びる道ならば、と。
男は共存のまどろみから醒めた者らに語りかけた。

ほんとうに、それは願いだったのだ。
だから聞こえる嘆きにも、悲しみにも]

(忘れておくれ)

[復讐など考えてくれるなと。
彼に重荷背負わせたのは自分なのだと───…]


        ( …ああ、)


[声を届けることが出来たら良かったのだけど]

(+77) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

………、スティーヴ。

[八年間。あれ以上苦しめたくはなかったなと思う。
遠い昔、彼は心優しい少年だった。
大人になってもそれは同じこと。
ならば八年、苦しんだんだろうなと思う。

苦しめたのは自分。
その上、更に背負わせたのもやはり自分だ。そしてその上、]



            …  ごめん  …。
 

(+78) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[赤々と教会を焼く炎が闇の向こうに見えている。
あれは今か過去か未来か、時の流れは今や曖昧で。

ただ、男はその中に誰がいるかを”知っている”
十字架に貫かれた人が誰かを、分かっている]

(+79) 2015/05/18(Mon) 18時頃

【墓】 宿屋 ルパート

[己の罪の末路だ。
真に焼かれるべきは、この愚かな男じゃなかったか。

自分に───彼に手を下させてしまった。
彼にも、あの子らにも。
ではこの罪をどうしたらいいのだろう…
こたえを求めて、ゆらり頭を巡らせる。

向かうべきところは一つだろう。
マーゴットに、死なせてしまった娘に貰った
なけなしの勇気を手に、目を上げる。

生前避け続けてきた”彼”のところへ。
幽霊はゆらり、彷徨い*はじめた*]

(+80) 2015/05/18(Mon) 18時頃

宿屋 ルパートは、メモを貼った。

2015/05/18(Mon) 18時半頃


宿屋 ルパートは、メモを貼った。

2015/05/18(Mon) 18時半頃


宿屋 ルパートは、メモを貼った。

2015/05/18(Mon) 22時半頃


【墓】 宿屋 ルパート

[ゆらり、幽霊の行き着いた先は懐かしき木の根元。
死出の道行にも見かけた、一本の木の下に>>+87


  …─────、


[ひゅう。と、喉から開いた穴から空気が抜けた。
これではタンポポの綿毛は飛びそうにない。
向こうを向いたまま、昔がたりを口にする黒焦げに、
そんな、他愛もないことを思って]

(+89) 2015/05/18(Mon) 23時半頃

【墓】 宿屋 ルパート

… スティー 、ヴ

[名を呼び返す音は掠れて聞き取りにくく、
ひゅうと空気の通る不快な音が混じる。
おかしいなと喉に手を遣れば、またそこから血が滴っていた。

少し眉を顰めてみる。
こんな姿を、また晒しに来たかった訳じゃない。
これでは、あまりにこれ見よがしではないか。
とはいえ向こうも黒焦げなのだから、これで丁度というわけか]

(+90) 2015/05/18(Mon) 23時半頃

【墓】 宿屋 ルパート






 ……………………………。


[ああ、やはり。彼を前にすると言葉を失う。
なんだ、これは死んでも同じか。
死んでも人は変わりはしないか…当たり前の話だろうか。

血を押さえるようにして、喉に手を当ててみる。
可笑しかった。こんなに穴から空気を吐いて、
なお、喉に言葉が詰まるとでもいうつもりか]

(+91) 2015/05/19(Tue) 00時頃

【墓】 宿屋 ルパート


 ……………………。






         … 謝りに、……───来たよ。


[長い沈黙の後、ひどく聞き取りにくい囁き声を風に乗せ。
一歩を踏み出しす足が、タンポポの上に重なった。

透き通る足の下、タンポポの白い綿毛が身体を抜けてふわり、闇に白く浮き上がる*]

(+92) 2015/05/19(Tue) 00時頃

宿屋 ルパートは、メモを貼った。

2015/05/19(Tue) 00時頃


【墓】 宿屋 ルパート

[かつての友から向けられる声は、あくまで柔らかく>>+95
それが逆に、彼まで届く距離の遠さを思わせた。
実際には目前にすぐ、手を伸ばせば届く位置にあるというのに]

 ……、君に、

[手を、伸ばそうとする。
持ち上げられた腕は、躊躇うように宙で止まった。
黒焦げの背後に、ゆらと揺れるものがある。
息を失った鼻腔に焦げ臭さまで漂うようで、
差し伸べた手は宙に軽く握られ落ちた]

(+96) 2015/05/19(Tue) 02時頃

【墓】 宿屋 ルパート

辛い、 思いを───…




           …  させた、ろう ?

[あの時の、瞳の奥の迷いと恐れ>>3:10に。
あの時押し殺した声で呼ばれた、名の響きに>>2:276

どうして気付かない筈があったろう。
彼とは親しい───友だったのに]

(+97) 2015/05/19(Tue) 02時頃

【墓】 宿屋 ルパート

…………。
君が悪かった───…、




           …─── わけじゃ、ない。

[いつの。とは言わぬまま]

(+98) 2015/05/19(Tue) 02時頃

【墓】 宿屋 ルパート

…もう恨んでも、 ない。

だから、




          …────、ごめん。


 君にそれだけは、言って……おきたかったんだ。


[仲直りというには不器用に、男はゆらと頭を下げた。
けど、これだけはというように、
空気の漏れる喉から切れ切れに声を押し出して。
下げた腕を再び伸ばすことなく、ついと向こうへ身体を*向けた*]

(+99) 2015/05/19(Tue) 02時頃

宿屋 ルパートは、メモを貼った。

2015/05/19(Tue) 02時頃


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