151 宇宙船は旅浪者の夢を見るか?
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― 廊下 ―
………、ん。
[眉をフラットにしてこくこく、頷いた。>>0:191 もはや挨拶代わりといった扱いである。 アーサーにとってはそう珍しいリアクションではないだろう]
……まあ、その、なんだ。 見た目はこうだがいいやつではあるんだよ。いいやつ。
[ぽつり、と呟く。(どちらかというと「トリ」にとっての)フォローになるかもわからないそれ。 アーサーがミルフィを心配してよこした言葉の方が、>>0:192 よほど説得力があるように思えたが]
(8) 2015/03/01(Sun) 00時半頃
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… む、っ
[でも小難しい話はノーサンキューだ。レポートを書き終えた直後だからなおさら。 反射的に耳を手で覆ったが、声が途切れればそっとずらして]
あ、……ああ、またなー。
[片方の手をひらひらと振ってアーサーを見送った]
(9) 2015/03/01(Sun) 00時半頃
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[その後、今度は壁に手をつきよいしょっ、と立ち上がり。 仲良くミルフィに向き直った少年と「トリ」に気の抜けた笑みを向けていたが、>>2 少年の口から「滑る」という言葉を聞けば瞬間的に笑みが固まった]
あ、うん、せいぜい気をつける、……。
[根拠のない心配に襲われ始めるミルフィ。 と、手に何かが押しつけられる感覚があった。>>3 次いで手を取られぶんぶんと上下にシェイクされる。三度]
は、はあ、なんだか難しい言葉をご存知で……。
[ずれた返答。 ぽかーんと相手の中途半端な笑みを見おろす双眸]
じゃなくって、…ぁー、ありがとうね。
(17) 2015/03/01(Sun) 01時頃
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[我に返ると立ち去る少年と赤い鳥を見送って。 それからゆっくりと手の中に残ったものが何か、確かめる。 少年の髪色や「トリ」の羽色とは全く異なる渋い緑色ラベルが目に入る。 そこに書かれていた文字を目で追った。ゆっくりと]
こ れ は、―――……抹茶プリンじゃないか!!
[数あるフレーバーつきプリン――否、数ある甘味の中で、 ミルフィがもっとも好むものが手の中にある。 さっきまでの心配などあっさり吹っ飛んで、無邪気に目を輝かせた]
こ、この縁は一生忘れないからねー!
[たぶん、という言葉を浮かべることもなく。 さっきよりも大げさに手を振り続けた。彼らの姿が見えなくなるまで**]
(18) 2015/03/01(Sun) 01時頃
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……。しかし「鳥」とそっくりだったな。 あんなのが二羽もいればアーサーもよろこ――いやいや大変そうだ。 ……別もの、だよな?
[同じ学科の男子生徒、フィリップが肩に乗せている方の真っ赤な鳥と比較しつつそんなことを。
最初は何らかの理由で「鳥」があのプリンの少年に受け渡されたのかと思ったが、 思い返せば少年は「トリ」と呼んでいたから、 別ものなのだろう、という考えにとりあえずは至る。
微妙で微細な発音の違いはなんとか聞き分けることができた模様]
(72) 2015/03/01(Sun) 20時半頃
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……そーだ。
[歩き出す前に手帳型端末を再度取り出した。 今度はまさに手帳を広げるようにして持つ。 表紙らしき部分の明滅は止み、メールフォルダを映し出してホログラムは展開する。 新着メールの件数を見て思わず呻き声っぽいのが漏れた]
いつのまにこんな……、 ―――へっ?
[内容をチェックして驚いた声をあげる。 最初に開いたメールこそ、噂の発端となったチェーンメールであり、>>0:55 残りのメールにも、ヘスヒニデス内に瞬く間に広まった噂の一端が記されていた。>>0:@5]
プロポーズ……学生結婚……。いやいやいや、
[切なげな表情から一転首を横に振る。 まだ噂だ、これは。ゆえに本人に確かめよう。暇だし]
(73) 2015/03/01(Sun) 20時半頃
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[少々考え込んだ末、アドレス帳の“取材対象”のカテゴリから、 「ケイイチ・ソノダ」の名を選び出しメールを作成する。
取材といっても件のケイイチの私生活を暴きにいったわけではない。 単に彼の専攻する分野に興味を持ち聞きかじりにいき、 そのついでに連絡先を知ったという次第。
当時のミルフィは時間移動が関わる話を構想中だった]
……。
[短い文面を作成する。
もう片方の渦中の人物――クリスティアに対しては、 野暮用もあることだし後で聞こうと別の文面を作成する]
(75) 2015/03/01(Sun) 20時半頃
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[――送信完了。(二つとも)
目的地に変化はない。 もうすぐお別れする(予定の)愛しの根城、第二資料室へと向かって歩き出した*]
(76) 2015/03/01(Sun) 20時半頃
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― 第二資料室 ―
………。
[扉が開いた。 誰もいない“部室”内を見てゆるく息をついた後、 端末と抹茶プリン入りパウチを机の上に置いて室内をがさごそと漁り始める]
確かこの辺に……あった!
[取り出したのはいくつかの種類のお菓子が詰め込まれた袋。 手土産代わりのそれを小脇に抱え机の上に再度目をやる。 閉じた端末の表紙にあたる部分は光っていた。返信があったということか]
(83) 2015/03/01(Sun) 21時半頃
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― 理科室 ―
は、早いね……。出てるとは聞いてたけど。 ――ほい。
[待つことになると思っていたが、扉を開けば既にクリスティアはそこにいた。>>82 まずは挨拶代わりにとお菓子の入った袋を机の上に軽く放り投げる]
で、メールの件だけど、いつまでかかりそう? ……うん、さすがに多すぎたかなーって思ったけど、 でもあれよ、大は小を兼ねるっていうし!
[片手に抹茶プリンのパウチを持ったまま、 両手を広げて言い募る。信頼度MAXの眼差し]
(84) 2015/03/01(Sun) 21時半頃
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頭脳労働に甘いものは必須だと思うよ? とりあえず食べときなって。
[あるいは普通のお菓子などお気に召さないか――とはふと思ったが、>>86 クリスティアが取引に応じ思案気に返事をすれば淡々と頷く]
わかった……今ある分だけで手を打つよ。 ってか、代わり……?
[取り出された薬をじいっと見つめる。毒々しい紫色]
あっはは、その説明を聞くとなんだか自分で使うより、 先生にでも使いたくなるね。締切を遅らせられそうだ。……やんないけれど。
[そもそもやる必要もなくなるはずだ。レポートさえ通れば]
とりあえずそっちももらっておくことにするよ。
(93) 2015/03/01(Sun) 22時頃
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中身はチョコ入りマシュマロだよー
[ミルクチョコの他、赤く色づいたイチゴチョコや黄色く色づいたバナナチョコもたまに混ざっている。 袋を開けるクリスティアを横目にミルフィも抹茶プリンの銀色パウチを開ける。
なぜか腰に手を当ててごくりと一口いただきご満悦の模様。
余談だがクリスティアにも抹茶プリンの良さは訴えているが、 今のところ彼女の一番の好物を変えるまでには至っていない]
(98) 2015/03/01(Sun) 22時半頃
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ミルフィは、勝手に椅子に座っていた。と、膝上に置いた端末に視線を向ける。
2015/03/01(Sun) 22時半頃
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………よしなよ。あたしはまだホントの作家じゃあないさ。
…わかってるわかってる。 それなり可愛い後輩を犯罪に加担させるわけにはいかないしー?
[へらりと笑って薬の入った入れ物を受け取り、>>95 なおもまじまじと眺めていたが、]
―――えっ葡萄味なの!?
[てっきりもっと苦い味を想像していたのだけれど。あるいは毒っぽく無味。 気になる心をおさえて、ポケットにしまい込む]
苦くないなら別に改善しなくてもいいんじゃない? たぶん。
(100) 2015/03/01(Sun) 22時半頃
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[誰かが目の前で何かを美味しそうに食べる光景というのは活力になる。>>103 何やら奇遇な記憶を呼び起こされつつマシュマロを食べる情景は、 文章に起こすとどんな風になるか考えたのは束の間のこと。 端末は開くもメールのやりとりが優先して、 思うままにはメモファイルを書き込みで埋められないまま]
それ昔先生の誰かにも言ったなあ……。 出世払いを提案したらびしって断られて、 食ってかかったらまあ、…危うく課題増やされそうになった。 大人は厳しいのばっかりだぁ……。
[励ましてくれたとすれば嬉しいのだけれど、 良くない方の思い出が呼び覚まされてしまったから浮かべるのは苦笑になる]
あのねぇ、……そういうの本末転倒っていうのよ。確か。
[さて、葡萄味だけど副作用の重い方と、葡萄味じゃないけど副作用の軽い方、 どちらを選ぶかという話である。自分はどちらかというと後者がいい]
(106) 2015/03/01(Sun) 23時半頃
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あっはは、選択肢のひとつにでも入れておくよ。
[本気とも冗談ともとれない様子で言っちゃうのを見ていると、 「クリスティア……恐ろしい子っ」とかいう効果音的なセリフを言いたくなったが自重した。>>110]
………、じゃあ宇宙さんとやらに今度伝えておきな。 「ことわざ、侮るなかれ」――ってね。 うん、薬はちょっと苦いくらいが良いよ。
[まともなツッコミは飛ばす気にはなれず、 やんわりと告げてから苦笑を向ける。
――と、物思う眼差しで俯いてから、そっと端末を閉じる。 少々くまのできている目がまじまじとクリスティアを見つめる]
(120) 2015/03/02(Mon) 00時半頃
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それにしても君も隅に置けないねぇ、 ……お薬の研究以外に打ち込めるものが、いや、相手ができてたなんて。
聞いたよ。ソノダ君にプロポーズさせたって。 まぁ、愛する人にプロポーズされるのは女性の浪漫だもの、……気持ちは分かるよー
[ケイイチ本人がメールでプロポーズについて、 「半ば強引にさせられるような形にはなった」と言っていたことから逆算して、 クリスティアの方がケイイチにぞっこんだったと絶賛、思い込んでいるところ]
で、式はいつなの?
[ずいぶんと気の早い質問をするのも忘れてなかった**]
(121) 2015/03/02(Mon) 00時半頃
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― 理科室 ―
……苦くないだけじゃあだめなのよ、要は。 とりあえず昏睡期間を短くする方向で頑張ってみな。 それで苦くなってもだーれも文句は言わないだろうよ。
[しみじみと頷いて告げる。>>123 小難しい話が苦手なりに頑張ってみた……と思いたい。
そんな話の後だったからこそ、隅に置けないクリスティアをつつくミルフィの声はますます弾んだものとなる]
ふうん、………つまりソノダ君の方が乗り気であったとでも言いたいのかな。 でもね、お互いにお互いのことを愛しているなら、 それはもう両想いじゃない! けしからん爆発しろ!
(162) 2015/03/02(Mon) 23時頃
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[顔が赤くなったのを恥じらう様子と見たため、 ミルフィの中ではこのような結論になった。つまりどっちも悪い。 場所が場所(理科室)だけあって爆発しろ、との言葉は、 あまりシャレに聞こえなかったかもしれない]
むっ、さすがに気が早すぎたか。 ………学生結婚は大変だよー?
[悪びれもせずに告げた後、ぼそりと付け足す。>>125 ケイイチはともかくクリスティアはまだ卒業する年齢ではない。 噂では来春から別の学園艦に向かうとのことで――あれもしかしなくても遠距離もおまけでついてくる? うわあ、という声は内心だけにとどめて]
ま、あと少しになるんだろうけど、 ダーリンの近くにいられる時間、楽しみな、ね? あ、お薬ありがとう! じゃね!
[立ち上がるとひらりと手を振って理科室から出ていった*]
(164) 2015/03/02(Mon) 23時頃
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― →食堂 ―
彼らに幸いあれ、か……。 ふわ〜あ。
[派手なあくびをしながら歩く。 第二資料室に戻る前に軽く食事といこうと考えてのこと。 眠い。濃いブラックのコーヒーも必須かもしれない。でないとまた転んでしまうかもしれない。
ポケットの中では葡萄味の薬の入った入れ物が、 地味にその存在を主張している――が、今はまだ出番ではない。 じゃあいつが出番なのかと訊かれても分からない]
(181) 2015/03/03(Tue) 00時頃
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[眠気覚ましに理科室でのクリスティアとのやりとりを思い出す。>>168>>170
あの、いかにも、図星(この場合は両思いであること)をつかれてわたわたしていた表情!
――そう思っているのはミルフィだけでありクリスティアに確認は取っていない。 取っていない、が、ミルフィの中でそういうことにしておいたままである]
それにしても「私は爆発物の類は扱ってない」と切り返す辺りさすが理系……、おっと。
[気がつけば注文用のカウンターが間近に見えていた。 パンケーキセット(サラダと飲み物つき)という、 甘味で軽めで懐具合にも優しいメニューを注文した]
(187) 2015/03/03(Tue) 00時半頃
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[あとは注文の品が来るのを待つばかり、である]
ふんふんふーん♪ わたしのこの手が真っ赤に燃える〜♪
[機嫌よくテキトーな歌を口ずさみつつ歩く。 知り合いのいる席にでも潜り込もうかと思いつつ、 とある席の横を通り過ぎようとしたその時]
! ―――あつっ!
[火傷しそうな熱さの液体が足にかかった。>>189 立ち止まりスカートについた何かを払いのけるような仕草をとる]
(193) 2015/03/03(Tue) 01時頃
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…ん、大丈夫、………かな。
[熱々の液体(どうやらコーヒーらしい)がかかったところに、 黒っぽいしみができているくらい。>>196 ハンカチで拭かれればまともだった頃に近付くだろうか。
お掃除ロボットが近付いてくるのが視界の片隅に見えた。 さすが仕事が早い]
そっちこそ、……えっと、なんだ。どうしたの? わざとってことはないと思う、けど。
[まじまじとコーヒーこぼした女生徒を見る。 あいにくコモンスペースで歌ってる子、くらいの認識にとどまっていた]
(200) 2015/03/03(Tue) 01時半頃
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[コーヒーをこぼしたと聞いた時点で、ミルフィの表情は苦笑に彩られていた。>>202 まああれだ、不幸な事故ってやつだ。
相手が気心の知れた者ならちょい容赦ないツッコミをノリで飛ばしていたところだが自重した]
お詫びなんて別にいいって……。
[さてどうしたものか。 相手がイケメンさんなら「デート一回」とかへらりと言えそうなものなのだけれど。
あるいは、内に秘めた企みでもあれば、 それに巻き込ませることも出来たかもしれないが、 こちとらそんな企みのネタも種もない]
とりあえずお掃除これからだし席移ろうか、ね?
[視線が合えば素早い口調でそう提案するのだった**]
(205) 2015/03/03(Tue) 02時頃
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[あまり人のいない一角に空席を見とめた。 そこに女生徒の席を移してもらうことにする]
さて、と、……。
[彼女の向かいの席に座って早々一息ついて。 お詫びがどうのというところに気を取られ過ぎていたことに、 さっそく気付かされることになる]
……あたし、ミルフィ。
[そう、自ら名乗ることすらしてなかったなんて。 気を取り直して言葉を続ける]
あのね、ホント、気にしなくていいからね? 怪我とかしてないし、悪気があったわけじゃないのは、わかってるんだし。
(218) 2015/03/03(Tue) 21時半頃
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[丁寧な人だ、と。 頭を下げる姿を見てそんなことを思う。>>220
それに加えて、どうしてもお礼をしたいというなら、 むしろ受け取らない方が失礼かもしれないという心持ちで、 ミルフィは女生徒の――クラリッサの言葉を待った]
………なるほど。
[何がなるほどなんだろう。自分でもわからん。 とにかく、再度頷いた]
ん、いいよ。それで。
(224) 2015/03/03(Tue) 22時半頃
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あ、あたしはもう頼んだから。 ケーキセットサラダとコーヒー付き。 そのうちできるかな。でもお茶も飲むさ。
[端末を開いてじ、と目を落とす。 注文の品が出来れば端末に報せてくれる仕組みの恩恵にあずかっているところ。 画面の片隅には「あと10分くらいかかるでしょう」と記されている]
………。
[さて、何か話題を振った方がいいのだろうか。 ミルフィは沈黙が苦になるタイプではない。 ないが、クラリッサはそうではないかもしれないし、 そもそもコーヒーをこぼしてしまい少なからず恐縮しているであろう相手を前に、 黙ったままというのもどうかと思う。
話題を探す思考を打ち消したのはしかし、クラリッサの何気ない呟きだった]
(230) 2015/03/03(Tue) 23時頃
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…そうだね、………時々、思うもの。 黙ってても思いを伝えられるような機械でもいつか開発されないかなーって。
いや、それはそれで本音が駄々漏れになってめんどくさそうか……じゃあどんなのが理想だろ、んーと――、
[最初は何気なく返答を寄越すだけだったが、 しだいに自分の考えの中にはまりこみ始めた。
あーでもないこーでもないと言うばかりだったがしばらくして我に返る]
しまったいつもの癖が……。
[ばつの悪そうな顔でクラリッサを見てから、ぺこんと頭を下げた]
(231) 2015/03/03(Tue) 23時半頃
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