158 Anotherday for "wolves"
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手伝い クラリッサは、メモを貼った。
milkxxxx 2015/05/22(Fri) 22時半頃
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―― 教会 ――
[ さくり。 さくり。 土を踏む。 歩む先は暗くとも、その足取りに迷いはない。 時折、パキリと乾いた音が鳴る。 乾燥した木の枝を、踏み分け行き着いた先は、 焼け焦げた、教会の残骸。]
――……。
[辛うじて建物の名残である事を伝えるような入り口を潜り抜け、 中へと足を踏み入れる。 半身を失った教会は、屋根も残さず焦げ落ちて、 見上げれば闇を彩る瞬く星が、天井の代わりとなっていた。
村の唯一の医者であった彼の人を埋葬する為に、 避けられた建物の残骸と、辛うじて形を残した長椅子の合間を縫い、 今はもう跡形も無くした聖母を見上げた。]
(107) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[静謐な空間だった場所に、さざめく森の音。
もう、サイラスはベネットの手に掛かった後だろうか。
彼らの会話が終わる前に、席を立った。 二人の会話を邪魔せぬように。 先に席を立ったドナルドの後を追う為に。
サイラスの最期を、見ない為に――。]
(108) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[紅い石を持っていた手に今あるのは。 自室に戻った時に洗面器から拾い上げた 紅く染まったマーガレットの花びら達。
その足で墓地に向かおうと思っていた。 墓地に並んだ墓碑に花を手向けて、弔いたかった。
行くことは、出来なかった。 私は――]
(109) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[夜風が頬に当たる。 掌を開けば、ふわりと。 風に紅く染まった花びらが舞い散る。
聖母を失ったこの場所で。 紅く染まった『信頼』の名の花が
ひらり、ひらりと
夜空に舞い上がり、夜闇に溶ける。
その行く末を見届けながら、弔う事の出来なかった同胞へ]
『 』
[口にした言葉は音を為さず。 最期の一枚までその花を見届け、別れを惜しんだ。*]
(110) milkxxxx 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[口にした言葉は音を為さず。 最期の一枚までその花を見届け、別れを惜しんだ。*]
[名を呼ぶ声が耳に届いて、その声の主を探す。 夜の闇に紛れた姿が、月の灯りを借りてその姿を映し出し、 その眼に留めれば]
――ベネット。
[確かめるように彼の名を呼んだ。 花びらを送り出した手を丸め、彼が歩み寄るのを待つ。 月夜の中でその表情を捉える程に近づいたなら、さくりと一歩音を立て。 胸の内に収まるように歩み寄る。 顔を上げて見上げたなら、その瞳を覗く。]
(113) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 00時半頃
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[何と言葉を掛ければいいのか。
躊躇いに、目を伏せる。 うまく言葉にすることは出来ずに。 丸めた拳を開いて、そっと彼の頬に手を伸ばして]
……終わったの?
[そう一言、口にして彼の答えを待った。*]
(114) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 00時半頃
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[背に回る腕に身を委ねながら、 問い掛けには緩く首を振り揺らす。]
どこかで。 貴方が来るような気がしていたから。
[怖くはないと。あの時伝えたように、 そう告げたなら、声が返るのを待った。
静かな彼の言葉が夜の闇に落ちて。 言い換えられたその言葉に、意味を悟る。 迷いのないその言葉に、彼の決意が見えた気がした。]
(119) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
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[ゆっくりと瞬きを一つ、肯定の代わりに返す。 労う言葉も、悼む言葉も。 きっと今彼が求めるものではないのだろう。
彼が浮かべた笑みにつられたように、淡く笑みを作る。 笑みを形作るその様子が、どこか憂いているようにも見えたから。 指の腹で、見えない涙を拭うように。 彼の頬を撫でたなら、驚かせてしまっただろうか。]
(120) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
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ねえ、ベネット。 貴方の今までの話を聞いたら、 これからの話をしましょう?
.
(121) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
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[終焉を迎えたこの騒動にピリオドを。 そしてこれから始まる物語を。
童話のように綺麗なものではないけれど。 貴方が望んだ道ならば、共に歩みたいと切に願って。*]
(122) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 02時頃
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[不安を零す声を聞いたなら、また一つ。 ふるりと首を揺らして]
何も。……何もなかったわ。
[不安を取り除くように、微笑う。
かつての同胞達が、居なくなってしまった今。 何かあるとしたならば、それは。 人狼族を怖れた人間の手によるものだろうかと。 そんな考えが頭を過ぎったけれど。 今は未だそのことは口には出さずに。
瞬く黒の瞳に、自身の瞳を重ねて、 彼の罪の告白に耳を傾ける。 彼が手を下した名を連ねれば、 震えそうになる手は彼の頬から肩へと下り、二の腕へと落ちて。 やがて、事のはじまりを知ったなら、 見つめていた瞳が、僅かに揺らぐ。]
(186) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 22時半頃
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[言葉を紡ぐ彼の言葉に耳を傾ける中で、 二の腕へと落ちた手は、掌に重なって。 数多の同胞を手にかけた指先に触れ、その手を覆い、掬い上げる。
巻き込んだという彼を否定するように、首を振り]
違う。違うの、ベネット。 巻き込んだなんて、言わないで。
[再び重ねた瞳は、俄に滲んでいた。
平和を望む気持ちは確かにあった。 族長に渡した花は、教会と共にきっと形を無くしただろう。 先生に渡した花も、水が与えられないまま枯れてしまっただろう。
残った花は、貴方に託した物だけ。]
(187) milkxxxx 2015/05/26(Tue) 22時半頃
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[私を優しいという貴方に。 浮かんだ笑みは少し自嘲の意味も含めて。]
私も、狼の子よ?
彷徨う貴方を探すためなら、 森を駆けることだって出来るもの。
[流れる血は貴方と同じだと告げるように、小さく鳴いた。 赤い頭巾を被った少女は人の子。 狼の私は物語の主人公にはなれずとも、狼と共に森を往きましょう。
頬に触れる手は温かく、確かに血が通っている事を伝える。 それは誇り高き狼の血。
彼の優しさの奥に、気高きその血を見たのなら、 その血を守るため、自らの身を捧げましょう。]
(205) milkxxxx 2015/05/27(Wed) 01時頃
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[想いを口にしたなら、じわりと頬を持つ熱に俯いて。 不意に持ち上がる身体に]
きゃっ……。
[小さく悲鳴を上げ、咄嗟に肩口に手を添える。 驚き、瞬いて彼を見つめたなら、 紡がれるのは未来の言葉。 ふわりと、自然、口元が綻んで笑みを作って]
――はい。 貴方となら、どこまでも一緒に。
私も、貴方を守るわ。
[今は一抹の不安を胸に隠して、彼との旅路を夢に見る。 彼との秘密を共有して、これからは二人で生きるのだと。 誓うように、彼の頬へと口付けた。**]
(206) milkxxxx 2015/05/27(Wed) 01時頃
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