131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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さて…
[白銀の翅を捉え、本部に戻ったラディスラヴァの姿は、互選が行われるための礼拝堂にいた。教皇の選任はとりわけ秘儀の最たるもの、対魔力、対聖霊力、対物、あらゆる外的な力からの防護結界が特に入念に敷かれている。とはいえ、教皇自身の部屋もそれは同じことのはずであったのだが]
…あら、お早くお集まりになっているのですね。 ブルーノ卿、ツェツィーリヤ卿、…
[クラウディアやノックスがまだ来ていないのは別名のためだろうか。とは言え、かなり多くの枢機卿がこの場で待機しているようだった。]
パルック聖下がお隠れになり、下手人がまだ確保されていない今、一刻も早く次代の教皇選出が必要なのですが…ご存じの通り、多数の方がお認めになった方でなければ、そう簡単に選出はされないのが道理のこと。 私も、皆様のなかでは若輩とは言え、そのことは、身に染みて存じております。
……ですから。
(19) 2014/08/18(Mon) 01時半頃
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ーーかつて偉大なるお方が仰った言葉をそのままここで引用し、私は皆様に申し上げましょう。
「ナバテの滝の前で偉大なるお方は人々の前に現れ、まずこう語った。 『我が姿を見なさい、そして我が声を聞きなさい。私の語る通りにし執り行いなさい。それは幸いへとあなた達の、人々の至る最も着実な道なのですから』」(詩編30(0..100)x1:72(0..100)x1)
[その声が響き渡るとともに、礼拝堂は一筋の光に包まれ、居並ぶ者達を徧く照らした**]
(22) 2014/08/18(Mon) 02時頃
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----- ×月×日 奪還した「王の錫」の白封転化より既に12日目。かなり闇色が抜け、聖別されてきた。転化率72.56%。これほどの闇の力を封じるとは、アマト・カザミヤ個人の力、或いはそれ以前の何人もの先達の手によるものか不明。しかし侮れぬものはある。 現段階では本来のイレブンナインクラスへの純化は破損の恐れあり。製造から遥かな年月を経ているだけに、急激な存在質への干渉は危険と判断する。残り5種に関しては変わらず、純度99.999999999%にて安定。
休憩を挟み午後、精錬プラントの稼働状況確認。とりわけ「王の目」「王の座」起動に必要な聖霊力の素体からの精練、芳しからず。対してテストケースの術師からの抽出は良好の様子。生体プネウマ濾過による濃縮過程のためか。検討を要す。
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(97) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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[ほんの僅かの時間のような…数時間の間、礼拝堂の扉は閉め切られていた。
――――やがて礼拝堂から煙が上がる。
―――そして扉は開く。それは、常の互選(コンクラーベ)に要する時間を鑑みれば、驚くほど早い時間であった。歴代最短であったと考えてもいい。
開け放たれた扉から、枢機卿達の姿が現れる。その中にクラウディアやノックス卿の姿はなぜかなかったのだが。
そしてその奥から、遅れてラディスラヴァと自ら名乗ったその女は再び現れた。]
(111) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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[下の方で、騒ぎが聞こえる。戦いが繰り広げられているのだろう。その中には、ノックス卿もいるかもしれないが、それより何よりもクラウディア卿がいるはずだ。]
……彼女の意志とは言え、少々心苦しいものがなくもないわね。 まあ……けれどこれも大いなるお方の意思か。
[闇に加担する者の軍勢と神聖十字軍らとの戦いは激しさを増しているようだったが、それも関係がない。 いや、今は先になすべき事がある。
大聖堂の先、教団本部前の広大な広場を一望できる鐘楼へと続く螺旋階段を、高位の聖職者達が占めた一同は、物々しく守られながら登って行った]
(146) 2014/08/18(Mon) 23時頃
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―クロス・オブ・メサイア教団鐘楼―
[その姿は突然に現れた。 長らく人々の前に姿を知られることのなかった枢機卿。 しかし、それは今や純白の司教服と、純白の司教冠をかぶった、先代の教皇パルックと全く同じものであった。 そして……その姿は、鐘楼の上だけにあるのではなかった。
その姿は王都レグレシアに、ブラック・ダーク・デス教国の滅びた跡に、カーライル王国に、遥か東の国に、 地上のあらゆる場所の空に、巨大な蜃気楼のごとき映像(ビジョン)となって浮かんでいた。 それが8つのレガリヤの一つ――「王の姿見」の成せる技だと知る者は、多くはないだろう。
浮かび上がったビジョンは、口を開きゆっくりと語り始めた]
(213) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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全地上の―――――――― 生きとし生ける全ての知性ある生命に私は告げます。
私は……ラディスラヴァ・セラフィールド。 これはクロス・オブ・メサイア教団の枢機卿の一にして、第99代クロス・オブ・メサイア教皇の名前―――
先代の教皇パルック聖下に代わり、新たなる神の意志の伝道者として選ばれし人間の名前、
(215) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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であった。
そう、つい先刻までは。
[その言葉とともに、その立像が光に包まれる。 そして、その背後から光背のように、純白の翼が舞い上がる。映像の中、白き羽が舞い散った。 翼は6枚。その姿は白銀に彩られ、世界に映し出される。]
(217) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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我が名はラディエル。
貴方達が天上楽土と呼ぶ地より遣わされし、貴方達が天使《アンゲロス》と呼ぶ者。
その中の、人類を導くため地上に降りし第一の督使。
そしてその名は、大いなるお方の意思を受け、この世の闇を取り払い、遍く光をもたらす者の名だ。
(218) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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この名前、覚えておく価値がある!
[その声は荘厳に響き、なおも人々の前に立って話し続ける。]
一つの影が、地上を彷徨っています。 安寧の闇という名の下、世界を闇に染めんとする不逞の輩が徘徊している。
それは闇黒神ルゥ=カタストロフを信奉するブラック・ダーク・デス教国の亡霊。 そして、生命亡き白き闇に心を凍てつかせたカーライルの者達の一部の名。
(220) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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かつてこの地に我らより啓示を受けたルンフィアの聖王は宣言しました。 「ここに聖王国の成立を宣言する。この地は永遠の祝福に包まれ、如何なる闇も我らを脅かすことはないだろう」。
そして預言者は語った。「約束された1000年の終わり、この地を覆う光が翳り、護りが揺らぎ、闇がその手を伸ばす時が訪れる。王と、我らと、皆に等しく試練が訪れる」―――――と。
聖王は何と語ったか―――――聖なる教えに浴する者ならば、声を荒らげずとも分かるはず。 「ならばそれが永遠となるよう、より強き光でこの地を照らそう。そして全ての闇をこの地より追い払おう」。
――――――と!!
(221) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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私はここに宣言しましょう。かつてこの地に結ばれた、人と天との契約もて、今ここに、地上の恒久楽土を――― 全ての争いの終結と、永遠の調和、完全なる秩序の到来をもたらす事を!
人の子よ、原初に帰れ……純朴に、欲望を捨て、ただ清貧に、ありのままに生きなさい。 環境はそれを許すのです。貴方達はそこへ進まねばならない。 それは、争いばかりに彩られた、人類の歴史の終わりです。 その先には、再び我ら天の使いは地上に降り、再び人と共に在り続けるでしょう!
その時を見る事を誉としなさい――――光を信奉する神の恩寵を受けし子達よ。
(222) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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そして――――覚悟しなさい、闇を信奉する異端の者達よ。
この決断が下されれば、貴方達の肉親の血が流されるかもしれない。 あるいは涙も流れよう。知人の悲嘆、隣人の慟哭を聴くかもしれない。
しかし、この我らの決意を、誰が止める事ができようか。
何なりと叫ぶが良い。天に向かって唾棄する事をも認めましょう。 しかし決してその刃、我らに届くまい。 私は全てを受け止める覚悟もてこの場に立っている。
(223) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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それは、我々が貴方達よりも、正しき義で動いている故!!
これより、その覚悟を示します。しかし、どうか忘れないでください。 我らは、常にその左手に教書を携えているという事を。救いを求め、光にすがるのならば、何時であれ、クロス・オブ・メサイアの門は貴方達の前に開かれているという事を。
遍く人の世に光あれ! 人々の未来に大いなる光あれ!
[その言葉とともに、ビジョンはかき消える。そして、王都レグレシアよりも遥か彼方の空が、真昼の太陽を数個集めたように輝いた。 それが一筋の光となって、何処か遠くの地上に降りたように、人々には見えただろう。新しい教皇の就任の宣言は、それで終わった。]
(225) 2014/08/19(Tue) 00時半頃
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[『王の姿見』の力が消え、誰からも見える事のなくなった鐘楼で、天使ラディエルは一人呟いた。]
偉大な、そしてあの温厚であった方、パルック聖下を屠った愚か者……ブラック・ダーク・デス教国亡き後もいまだ蔓延る彼の教団に――――まず第一に、光の鉄槌を。
「王の目」はお前達の姿をもはや捉えて離す事はない。その目より零れ落ちた、王の涙に沈め――――!!
(234) 2014/08/19(Tue) 01時頃
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[右手を上げる。]
[その刹那、その場所にいた者達には聞こえただろう。遥か上空よりガゴン...と、一瞬何かが駆動する音が。
その次の刹那――――何か、巨大な光が視界をよぎるのが見えただろう。
そしてさらにその次の刹那――――彼らの世界は轟音と、閃光の中に包まれ、地上から蒸発して、消えた。 跡には、教団の寺院の跡と思しきものが焦げ跡となって残っているかもしれないが。]
天上に浮いている「王の目」だから老朽化が進んでいる。あまり頻繁に酷使はできないけれど……一応稼働はするみたいね。
……闇の教えに堕した者達よ。貴方達は誅罰を受けた。だから私達はもう貴方達を全く心から許します。 良い。これで良いのです。
[誰にも聞かれぬ呟きをこぼし、その姿は鐘楼から降りて消えていった**]
(235) 2014/08/19(Tue) 01時頃
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―鐘楼―
ご苦労様。そう、レガリヤは……「王の姿見」は、先に持って降りなさい。枢機卿達の安否は確保すること。
[巨大な等身大以上の、鏡のように滑らかな、しかし銀白色のビジョンを指差して、直属の配下の特務機関員に指示を出す。 ふと何かに気付いたように鐘楼の外の屋根を見やった]
……ああ、私は後から降ります。少しやる事がありますのでね。大丈夫、これも神の秘跡を人の子に示す技なのですよ。 さあ、あまり畏まらずに。私は、今でも世のために尽くす気持ちは貴方達と何も変わらないのですからね。
[そう言って見送り、近づいてくる者の影に注意を向けた。その眼にはもはや先程までのような慈愛の光はなく、代わりに荘厳な色が宿る]
――――不遜の者が……
(300) 2014/08/19(Tue) 21時頃
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―大聖堂・鐘楼―
………下の方の騒がしさは気になるところだけれど……
[気になるのは白銀の翅もさることながら、地下聖具室に安置しているレガリヤだ。]
肝心のものは置いていないけれど……王の声と王の錫は安置したままだったな。さすがにそう易々とは侵入できないとは思うけれど…… 念のために、見ておかなければ。
―――――その前にこちらを何とかしてではあるけれどね。
[振り向くと同時に、外壁から響く声が聞こえた。>>311]
誰も彼も血の気の多い事……
[ゆっくりと振り返り、右手のひらを外に向けてかざす。]
(312) 2014/08/19(Tue) 21時半頃
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何をそんなに怒っているの? 貴方達の輩はすでに「許された」のに……
[パチン、と指をはじくと指先から凝縮された聖霊力が光の粒となって迸る。 クラウディア卿は聖霊力を多種多様な属性に転化して戦う事を得意とするという―――
しかし自分はと言えば、もっぱら聖霊力を光として、あるいは全くの純粋なエネルギーとして撃ちだすのみだ。
その理由は簡単で――――つまり、転化によって威力が落ちる事を抑えられるから、だったのだが。]
(313) 2014/08/19(Tue) 21時半頃
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もっとも、最大の理由は他にあるのだけれどね……
[言いながら、右の人差し指の先に聖霊力を集めていく。大気に漂う、聖なる元素の力、聖霊の力が一点に集中していく。 それとともに、左手は手にした聖典の一頁を開き、一説を口ずさんだ。]
『その時エミヤの子はこのように言った。 ”偉大なる御方、私が貴方に忠実であるがゆえに、今一度これが我が敵を打ち払う光でありますよう(ラディエルの書27(0..100)x1:92(0..100)x1)”』
(321) 2014/08/19(Tue) 22時頃
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赦すのは私です。お前に許される道理の私ではない。
しかしそう、死者の無念は聖者が背負うもの。 だから私も貴方達のために泣こう。 正しき信仰を得られなかった貴方達のために。 だから貴方がこうして戦う必要は……ない!!
[その言葉とともに、右手が聖霊の眩い光に包まれる。その五指は闇の双刃を挟みこむように広がり、指先で空を切り裂く闇の刃に触れ、弾く。]
――――闇が薄い!!
(325) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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おや、随分な言い方だ事。 まあ、仕方ないか。人の子は不完全……おまけに、もう片方の黒い羽根の者達はもうかつての我らの戦で滅んだか、この世には姿を見せる事がないのだものね……?
奴らに比べれば我らがどれほど人の子に寛容だったか……まあ、過ぎた事を言っても仕方がないな…
[ふわりと羽を広げ、その姿は宙に浮く。といっても狭い鐘楼の中ではそう自由に立ち回れはしない。 床から伸びて襲い来る闇色の杭に、右手を素早く2回、身の回りの空間を払うように薙いだ。 その手が触れた場所が滑らかな光の盾となり、闇の杭に穿たれながらもその動きを止めていく。]
――知らないのね、本当の闇の暗さを…… 本当の光の眩さを……!
[書物を持つ左手を後ろに、右手がオスカーの方を指差す。そこから光の矢が一筋生まれ、放たれる。それこそ光のような早さで… そしてその後から、幾条も追加の光矢が放たれていく。]
(349) 2014/08/19(Tue) 23時頃
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ふ……ふふ。 パルック聖下を暗殺したその罪は万死に値するものだけれど…惜しいわ。その一途な信仰は誤りではあっても、瑞々しいものがある。せめて正しい教えの元にあれば…
まあ、過ぎた話か。人間は、レガリヤほど簡単に白染めができないからね…
[光の矢はやがて闇の盾となって防がれる。それを打ち破って迫り来る闇。咄嗟に身を翻した。]
その左腕では、次は反撃もままならないでしょう…!
[一歩、とっさにその重い聖衣を翻して飛び退く。闇が、その衣を裂き、体を掠める。]
感服ゆえに、2つほど教えておいてあげましょう。 一つは…私にとって、聖霊力とは術ではないという事。
[三対六枚の翼を広げると、白い羽根が鐘楼の中に舞い散る。それらがオスカーから放たれるぬばたまの闇を包み、己の白さの中に吸収し、オスカー自身をも包むように広がっていく]
この一挙一動が一つの聖霊魔術、この声が聖霊を操る言霊、呼吸は聖霊への干渉そのもの、羽も一枚一枚が対闇の護符、ということです。
(373) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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もう一つは、なぜ黒い羽根の者達が貴方達に闇の教えを伝えたか…… その昔地上に人間と共にあった白と黒の羽の者がどうして地上から姿を消し、私一人が今こうして現れたか……
いえ、けれどこれは…やはりやめておくわ。人間に聞かせるのは少々酷でもあるし。良いわ、私からの慈悲という事にしておきましょう。 せめて、手づから終わりにしてあげる。それが、救いを拒む貴方への私の見せる最大の慈悲、という事よ。
[右手を宙に掲げる。左手に持った書物が、ある一頁を指差した。]
(379) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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『その時天より光が放たれ、大いなる方に弓を引く者の目を白く潰し、光以外の者が見えぬようにさせた(ラディエルの書27(0..100)x1:26(0..100)x1))』……!!
[真近に太陽を見たような暴力的な量の光量が―――弾ける]
(380) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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………そう。全く、見上げた殉教者ね。 良いわ。私は個人的にあなたを赦しても良い。貴方は既に罰を受けたのだから。
[真実がどうであれ、同じ道を歩み続けたろうという、その言葉は少し天使を神妙にさせないでもなかった。]
さて、それはともかく……貴方。 見慣れない顔だけれど、…?!
[手にしたものを見て、前髪に隠れた目の色が変わった。]
「王の錫」を、なぜ…まさか、聖具室に侵入したの?! く、なんてこと…… いや、けれどその容貌… もしかしてアマト・カザミヤの血縁の者かしら。 そう言えば彼には弟がいたと言っていたな……
まあ、何でも良いわ。それは返してもらうわよ。
(402) 2014/08/20(Wed) 00時頃
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そう。あくまでも呪詛の中沈むのね。 ならば、救わない事こそが貴方にとっての救いとなるのでしょう。
そこの彼も……聞いてないわね。そう言えば、アマト・カザミヤにはばいんばいんだとかなんとか、いろいろと失礼なことを言われたものだっけ。
……思い出したら少し度し難いものが込み上げてきたな……良いわ。 諸共に―――――沈め。
[その先の言葉を紡ぐ代わりに、表情一つ変えることなく、指先から凝集した聖霊力が2人に向け散弾のように降り注いだ**]
(429) 2014/08/20(Wed) 00時半頃
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―――――うん?!
[同時に、目の前の錫が暴走した魔力を増幅させ無軌道に放つ。それは鐘楼へと飛び火し、鐘塔の天辺であるその場所を揺るがし、打ち砕く。さらには、空をも黒い稲光が覆い、轟音が辺りに轟いていた]
―――――やれやれ。 ……レガリヤを持っていなければ正直なところものの数ではない…けれど、現状、レガリヤを破壊せずに止めるには少し骨が折れるかもしれないわね。
まあいい。それなら、私もそれはそれで都合がいい。
[聖具室の様子が気にかかる。一箇所にまとめて安置してはいないが、「王の声」は回収されてしまっているかもしれない。 後は、信徒達に声をかける事もせねばならないのだろうか。それこそ、聖具室の方を特務機関の者達に任せてでも]
――――――やはり、人間の役職というのは厄介なものだな…
[天使はそう言い残して、崩れゆく鐘楼を今度こそ去っていった**]
(437) 2014/08/20(Wed) 00時半頃
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