212 冷たい校舎村(突)
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血塗れのマネキン……なんて、 ちょっと、冗談キツ過ぎる よ
[この場に居る、誰に宛てるでもなく呟いて ブレザーを脱ぎながら、マネキンに近付きます。
この場に居ない、"水野つばさ"を思い出させる、 その紫色のリボンを隠してしまおうと
ブレザーをそっと、マネキンの顔に*被せるのです*]
(105) 2017/03/12(Sun) 05時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/12(Sun) 05時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/12(Sun) 05時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[マネキンの顔の上、ブレザーを。 俯きがち、マネキンばかりを見ていましたから 近付いてくるささら>>109には、気付かず。
だから、彼女の行動を止める間なんてありません。 マネキンの纏う制服から覗く、白い、肌。 ちかり、電灯を反射して、目が眩む様]
……ささら?
[何をしているの。そういう意図の、呼びかけ。 止めもしませんし、咎めもしませんが。 その行動の意味が、私には解りません。
見るからに冷たい肌に、触れる彼女。 終いには、血であろう液体を、舐め始めて。 ささら。今度は、咎めるみたいに呼びかけました]
(217) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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…………、うん。 あの、……気を付けて。
[歩み出す彼女>>110を止められなかったのは。 在りし日の事>>1:49を、突き放す私の一言への、 彼女の反応>>1:50を、思い出して、しまったからです。
自分から突き放しておいて、 彼女を止める権利は、追う権利は、私にあるでしょうか。 危ないよ、その一言すら口には出来ず。
縮められない距離を、ただ口惜しく思うだけ]
(218) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[歩き去る彼女から目を逸し、唇を噛み締め。 じくりとする胸を持て余していれば、 通の言葉>>115への反応は、少し遅れてしまいます。
慌てて顔を上げ、彼を見詰めますけれど 長い前髪と、目深に被った帽子の所為で、視線は交わらず]
うん。それが良いと思う。
……教室には、私も、後から行くね。 食べ物を色々、食堂から持って来てあるの。 もしかしたら、必要かもしれないし。
[鞄を軽く叩いて、その中身を知らせます。 ……こんなのを見た後じゃ、お腹も空かないかもだけれど 一先ず教室に置いておいて、損は無いでしょうし。
気を付けてね なんて お決まりの言葉を贈って、通の事も見送りました]
(219) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[入れ替わる様に現れた、彼>>124。 何があったか>>125、私は知りませんから、 戸惑うように視線を揺らして、首を振るだけ。
委員長である私は、この状況だってちゃんと理解して、 皆に説明してあげなきゃならないのに。 ……それを知るのが怖くって、何にも、聞けないまま]
…………り、理一。 いや、あの…見て、気分良いものじゃないから。
[慌てた様子で伝えるけれど、 きっと 言い切る前にブレザーが取り払われて>>126。
無理矢理にでも、止めるべきでしたでしょうか。 だって、あれを見てしまえば、 嫌でも、此処に居ない"誰か"を連想してしまう]
(220) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[……でも、もう遅いんでしょう。 戸惑うみたいな理一>>127に、私は首を振るだけ。 "私は、何にも解らないの"。 繋いだままの莉緒の手>>203を、強く強く、握りながら 精一杯、そう意思表示するしか出来ません。
私が、しっかりしなきゃいけないのに。 説明役を、悠に押し付けて>>190 自分は首を振るだけだなんて、 ああ、まるで駄々を捏ねる子供みたい。
頭の片隅で、そんな事を考えていたもので。 後ろから聞こえてきた声>>142は、 まるでそれを咎められた様な心地で、肩が跳ねます。
それが私一人に向けられたものでないとしても、 奇妙な罪悪感は、消しきらずに。 那由多の方も見れず、視線を俯かせるだけ]
(221) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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────…… え?
あ、いや…でも、 …………あ、ありがとう。 後で、ちゃんと返す……ね。
[私よりずっと大きな、男の子のブレザー。 受け取るのを躊躇ったのは、そうされる事で、 私がやっぱり"女"なんだって思い知らされるから。 だって、男の子同士だったら、 こんな気遣いはしないでしょう?
……けれど、肌寒いのも確かですし それに、厚意はやっぱり、断れません。 だから私は、そのブレザーを肩からかけて。
「那由多もこういう事するんだね」って まるで、茶化すみたいに]
(222) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[肩にかけた那由多のブレザーを手繰りながら、 悠の呟き>>191を耳にすれば、気遣わしげな視線を。 大丈夫? そっと尋ねてはみましたが、 次いで聞こえた那由多の問い>>175に、意識はそちらへ]
…………なんで?
[心底、理解出来ないと言った口調。 この反応は、多分正解だったでしょう。 だって悠も、咎めるみたいな声をあげています。
伸ばされた手>>178は、けれど一度、止まって。 けれど、悠は行ってしまう>>193。 その背中に、投げつけられる言葉>>205>>206>>207。
ああ── 聞きたくない。聞きたくない。 もしそれが本当だとして、だからって、 それを言って、どうなるっていうの?]
(223) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[みんなみんな、バラバラになってしまう。 それぞれ、好き勝手動いていて。 誰かを不安にさせる言葉を、簡単に吐いて。 それを繋ぎ止めるのは、諌めるのは、私の役目なのに。
──……くるしい。 そう思ってしまう事にすら、罪悪感。
私が、"弱い女"だから。 だから、やるべき事も出来ないんだ。 男の子ならきっと、こんなに、揺れたりしない。
あの女の血が、流れているから 弱々しく、誰かに縋って、しまいたくなっているんだ]
(224) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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……やめてよ。
[水野だなんて、言わないで。 とてもよく似たマネキン。それで良いじゃない。 そんな、困ったみたいな表情、狡い。 困るなら、最初っから、言わなきゃ良いのに。
ぶつけそうになる、幾つもの言葉を飲み下せたのは、 健士郎の宥める様な語りかけ>>213のお陰でしょう。 ほんの少し、荒くなる息を整え様と 呼吸を深くすれば、滑り込む、鉄錆の臭い。
すん と、鼻が鳴ったのは、 泣いているんじゃなくって、その臭いの所為]
(225) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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……わた…し、は、教室、戻るね。 あの、さっき通にも言ったけど 食べ物、教室に置いておくから。 食べたければ、勝手に食べて良いから。ね。
…………莉緒は、一緒に行く?
[深呼吸の後、幾らか落ち着いた心地で。 少しだけ冷めた声音になってしまったのは、きっと 感情を表に出してはいけないと、気を張った所為。
最後、手を繋いだままであろう莉緒へと首を傾げ 場合によっては、その手を離して教室へ向かうつもりで]
(226) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[水野つばさを、探す>>278。 何故でしょうね、その発想は、私にはありませんでした。
もう、高校生なんだから 校舎内に居るなら、教室までは来れるだろう とか。 そんな尤もらしい"言い訳"を考えて そうやって、その問題から、目を逸らしたかったのかも。
だから、探そうって主張されなくて、助かりました。 その時私は、どうすれば良いのか、解らなくなるから。 笑みを浮かべる莉緒に、私からも柔く笑って]
そっか。ありがとう。 ……そうだね。歩き回って、疲れちゃったし。 色々済ませて、今日は早寝しようか。
[有難く、彼女の提案に乗るのです。 彼女>>286もまた目を逸しているなんて、知らないまま]
(331) 2017/03/13(Mon) 00時頃
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[鞄を持って、二人で歩き出します。 そこに未だ那由多が居たなら、 ブレザー、ありがとね って、もう一度。
来た時とは違い、ゆっくりとした足取りで階段を降り 教室へ向かう途中、 誰か>>294>>299>>321に会う事もあったでしょうか。
態々此処で合流せずとも、 三人の行き先が教室だと知れれば 軽く手を上げて挨拶するだけに留め、廊下を進みます。 程無くして、無事、見えてくる三年三組の扉]
(332) 2017/03/13(Mon) 00時頃
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[教室へ着けば、教卓の上に鞄の中身を広げました。 パンだとか、お弁当に、飲み物だとか。 てきとうに持ってきましたから、 皆が欲しい物があるかは解りませんが。 暫く、これで食い繋ぐ事は出来るでしょう]
"自由に食べてください"……っと。 書き置きしておけば、平気かな。
[ノートの切れ端に、書き置きを一枚。 教卓の上、食べ物の隣に置いておきます。
この場に莉緒以外の誰かが居たなら、 「好きなの食べて良いからね」 なんて言いながら、 再び教室を後にしようとするでしょう。
何とはなし、そうするのが当然みたいに思えて、 此処まで一緒に来た莉緒の手を、きゅっと握ります。 まるで、この場に繋ぎ止めるみたいに]
(333) 2017/03/13(Mon) 00時頃
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さ、いこっか。 シャワー、浴びれれば良いんだけど。
[そうして再び、キラキラする廊下へ。
暑くないのに、じとりとかいた汗。 ……ああ。那由多のブレザーを脱いでくるのを、 すっかり、忘れてしまっていました。
そんな事を思えば、不意に ごめん、って>>314 何処か弱々しく見えた彼の姿に、胸が痛みます。 ……彼は、正しい事を言ったのかもしれません。 けれど臆病な私は、それを受け入れられなくって。 謝るべきなのは、私達、なのかも。
嫌な汗が、また、じわり。 誰かに謝らなければならない事が、また、増えました]
(334) 2017/03/13(Mon) 00時頃
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…………、莉緒。 莉緒は、勝手にどっか、行っちゃわないでね。
[階段を降りて、一階へ向かいながら。 繋いだ手の力を、いっそう強くします。
"つばさみたいに"──── とは 流石に、言う事は出来ませんでしたが*]
(335) 2017/03/13(Mon) 00時頃
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[教室へ向かう途中ですれ違う悠は、笑っています>>336。 無理をしているのだろう と。 そう思ったのは、"此処"に閉じ込められて すぐの彼女を覚えていたからです。
あの時は、あんなに怯えていて。 さっきだって、取り乱した様子で。 今更笑みを浮かべられたって、 それを素直に受け取る事なんて、出来ませんでした。
よっぽど、大丈夫?って尋ねたかったけれど 私も、曖昧に、困った風に、笑い返しました。
先程までの、渡り廊下のやり取りで 彼女が知るべき事もあったでしょうが。 それだって、口に出来ないまま]
(364) 2017/03/13(Mon) 01時頃
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うん。ごめんね、やらせちゃって。 何か必要な物があったら、 後からでも良いから、言ってね。
[どうやら彼女が廊下の掃除をする予定なのだと>>337 そう知れば、少々申し訳なさげな口調で。
押し付けても良いのかしら。 そんな葛藤を抱きつつも、 あまり人数が多くても逆に邪魔だろうと、 甘えてしまう事にします。
代わりと言ってはなんですが、 何か必要な物でもあれば、用意するつもりで。 ……彼女が聞きたかった事なんて、 一つも教えられないまま。 一足先に、教室へと足を踏み入れた*でしょう*]
(365) 2017/03/13(Mon) 01時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/13(Mon) 01時頃
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[書き置きを置いた、直後。 莉緒が正にその書き置きを見詰めているのに気付き>>381、 私は内心、小さく首を傾げました。
何処か変な所でもあるかしら。 彼女の頭を過ぎった事柄を知りませんから、 一度改めて書き置きを見直して。 けれど、小さな疑問は結局解消されないまま、 彼女の手を握って、歩き出します。
莉緒とも、そして先程の悠ともそうですが。 こうして、手を繋いで。 安らぎを得ているのは、私の方なのかもしれません]
(434) 2017/03/13(Mon) 14時半頃
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[廊下は、笑い声が溢れていた頃の方がマシでした。 文化祭の装飾に、イルミネーションに、 お葬式みたいな啜り泣きは、あんまりにも不釣り合い。
煩わしいと、最初は思っていましたけれど。 もしこれが誰かの心の中だとして──── これは、その誰かが、泣いているという事なんでしょうか。 私には、どうしてもそう思えてしまって 聞く度、何だか、責められている様な心地になるのです。
沈んだ気分は、出来るだけ表に出さない様に いいえ、繋いだ手に力を込めてしまいましたから 私の心が穏やかでないのは、気付かれてしまうかもですね]
ありがと。 私も、何処にも行かないから。
[此方を見詰める莉緒>>382に、私は小さく笑いかけます。 不確かな口約束だって、確かに安堵を齎すもので 包み込まれた手の温かさに、ほぅと息を吐き出しました]
(435) 2017/03/13(Mon) 14時半頃
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[重ねられた手を、私も空いた手でそっと撫でて。 穏やかな声音で、「行こっか」なんて言いながら また、改めて歩き出します。
やがて、そう時間もかからずに シャワー室へ辿り着いたでしょう。
誰も居ないのに、電気だけは爛々としていて これで水音でもすれば、怪談の出来上がりなんでしょうが 幸か不幸か、聞こえて来るのは啜り泣きだけ。 …………いいえ、ある意味ホラーな状況でしたね]
なんか、この状況、学校の怪談…って感じ ……あ、お湯、ちゃんと出るみたいだよ。
[並ぶ個室の一番手前に入って、コックを捻ると 最初は冷たくても、段々と温かなお湯が出てきます。 血でも出てたらまたホラーでしたが、 そんな事もありませんでしたね]
(436) 2017/03/13(Mon) 14時半頃
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[悠に伝えてあげなくちゃ、とか 着替えは保健室のもので良いかしら、とか。 そんな事を考えながら、 ふと、隣に居るだろう莉緒の方を見て]
……そういえば、さっき 書き置き見てぼうっとしてるみたいだったけど、 何か、変な所とかあったかな?
[改めて確認する事でも、ないのかもですが。 悠にシャワーが出るって伝えるでも、 着替えを取りに行くでも、一度此処を離れるんですし 再び外へ出ようと緩く足を動かしながら
雑談の種の一つとして、投げかけて*みたり*]
(437) 2017/03/13(Mon) 14時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/13(Mon) 22時頃
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お湯出す時、ちょっとドキドキしちゃった。
[良かったっていう彼女>>484は、 何だか私と同じ事を考えていた様に思えて。 ふふ なんて笑いながら、 もう一度コックを捻ってお湯を止めます。
そうして、足は再び廊下へと。 ゆるゆる、鈍い足取りで向かいながら 深い意味も無く、問いかけを一つ。
ほら。字が間違ってたりしたら、恥ずかしいですしね]
……そっか。そっかあ。
["手紙のやり取り">>486。 成程、と 思いました。 やっぱり、文通相手は、莉緒だったという事です]
(523) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[一先ずは、 変な所が無くて良かった、みたいな調子で肯いて。
似てるんじゃなくて、多分、 その手紙の字は、正真正銘私の字だと思うよ。 ……って そう言ったら。 彼女は一体、どんな反応をするかしら。
そんな事を考えながら、そわり。 開こうとした口は、続けられた言葉に閉じられます。
────その人がここにいれば。 さらりとした風に告げられる、その言葉は 私にとっては、重く、苦く。 なんて返せば良いかも、解らなくなってしまいます]
(524) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[私は、此処に居るけれど 彼女の望む様に、皆を無事に返してはあげられない。
だって私は、自分が"ホスト"だとは思えませんもの 心の中に、皆を招き入れる、なんて そんな事、絶対に出来ません。
けれど彼女が、その"文通相手"が居れば、 皆を無事に返せるかもしれない と、 例え戯れでだって、そう言ってくれるのなら。 私は、ただ、柔く笑ってみせましょう]
……そんなにすごい人なの? だったら、その人が、此処に居れば良かったのにね。
[これは、正しい選択だったでしょうか。 痛む胸を押さえ付けて、笑って、わらって、]
(525) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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私、習字とか習ってたから 字が似てたなら、同じ所で習った人かもね?
[習字教室が同じなら、字も似るかも って それは少し、強引な考え方だったかもしれません。 でも他に誤魔化し方を知らず、そうやって濁すだけ。
そんな会話を交わしながら、廊下を歩いていって*]
(527) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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─ 三年三組教室 ─
[確かめる事は確かめられましたから、 私達の足は再び教室へ向けられました。 短時間の内に階段を昇ったり降りたり。 運動不足の体には、少しだけ辛かったです。
皆への報告は莉緒がしてくれたので>>517、 私は「ただいま」だけ言って、教室を見回します。
探していたのは、那由多の姿。 だって、ブレザーを借りたままです。 ……探してはみても、どうやら、居ないみたいで。 もしかして、まだ渡り廊下に居るのかもしれません]
(542) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[少しだけ、心配ではありましたが、 ブレザーは、彼の椅子にかけておきましょう。 何にも言わないのも無愛想なので、 ノートの切れ端に、「ありがとう」って お礼を書いて ついでに、鞄に入っていた飴を二つ、置いておきましょう。
……なんとはなし ブレザーを借りた時の彼の様子>>301を思い出して 帽子の下、軽く眉を顰めました。
茶化すみたいに言った一言に、深い意図なんか無くて 通みたいに、女子に甘いっていう イメージの無い彼が、気障っぽく思えたのが、 ちょっとだけ、意外だったっていう話なんですが。
返されたあの笑い方が 少し、ほんの少しだけ、引っ掛かったんです]
(544) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[椅子にかけた、ブレザーを指先で撫でていたら
"遠くに行きたくなったら">>305 そんな話をしていた事も、思い出してしまって。 あの時は、普通に、仲良しだったのに 先程は、あんな風に、責めるみたいにしてしまって。
じわじわ、 心に重いものが、広がっていく、みたい]
(545) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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[教室に来て暫くは、そうして俯いていたでしょうが ささらが暗幕作り>>532をするなら、 それを手伝いましょう。 生憎、私はあんまり背が高くありませんから、 取り付けの方は無理だったでしょうが。
暗幕の事を言い出してくれた彼女と、 それとそれを取り付けてくれた人>>538にも、 ちゃんとお礼を言いましょうね*]
(546) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
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