278 冷たい校舎村8
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[ 本日も、愛宮心乃は 幸福 である ]
(200) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
[ 愛宮心乃の寝起きはいつもと違う 遠くに聞こえてくる文化祭のミュージック。
起床時間はいつもと同じ。 目を覚ませば、見慣れた天井ではなかった。 ギシ、と保健室のベッドが軋む。
既にぽつ、ぽつと空いているベッド。 そんなに遅い時間じゃなかったけれど、 みんな早起きだなあって思ったりしていた。 ]
せいかちゃん。おはよう 私、あさごはん用にスープ作ってくるね
[ 飲み物を買いに行くという彼女にご挨拶。>>100 ]
(201) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
[ しおりちゃんはまだ寝てたかな? それなら、起こさないように気を付けつつ、 『家庭科室に行ってきます』という書置きを残す。
けど、目が合ったなら言おう。 おはよう、って。 ]
(202) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
[ 朝食、つくろうかなって思った。 連城くんが持ってきてくれたパンをメインにして、 スープとか、あったほうがいいかなって。
朝のひんやりとした空気と、 やっぱり静まり返っている校舎の中を歩いて。 家庭科室までたどり着けば、昨夜洗った鍋を出す。
そうねえ、たまねぎ、にんじん、じゃがいも。 今度はコンソメスープでも作ろうかな、って。
食材を手にしたとき、だったかなあ。 ]
(203) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
[ 手を滑らせてたまねぎが落ちるタイミング。 チャイムが、鳴った。>>#0 ]
(204) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
[ ──── と、同時。>>2:824 鈍い音が外から聞こえた。 ]
(205) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
──現在・家庭科室──
え?
[ ぎゅ、って細い腕がすがるように しがみついていた感覚が、まだ残っている。>>2:652 その感覚を辿るように、自らの腕を掴む。 傍らに落ちているポーチと、見覚えがある。 おおきなカーディガンに、その背格好。 ]
……ちーちゃん?
[ それ≠ヘ心乃のよく知るものにそっくりだった。 ]
(206) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
[ 幸福 の筈、───だった* ]
(207) 2020/06/18(Thu) 14時頃
|
|
[ あなたはあなたのままでいいんだよ、>>2:730 ]
(208) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
──昨日・手洗い場──
[ いつもの心乃だったら、そう言っていた。 けれど、あまりにも真心に似ている彼の傲慢さに 心乃の内に蔓延る劣等感が顔を覗かせる。
聖母? なんてことはない、 それしかなかったのだ、心乃には。 そうでもしないと、生きてこれなかった。 ]
……うん、ありがとう
[ 振り向くことはできなかった。>>2:729 背中にかけられる声にだけ答えて、 私は逃げるように彼のそばから離れていく。
真心ちゃんから逃げるようなものだ、 認めたくない現実から、逃げるようなものだった。 ]
(209) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
[ 愛宮心乃は恵まれている。 ─── ただ、一点を除いては。 ]
(210) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
[ たとえば、そう。 心乃が小学生だった頃のお話しだ。
心乃はその頃から体型はかわっていない。 りんごのようにまん丸だった。
好きな人ができた。 多分、初恋だったように思う。 クラスで一番かけっこが速くて、背も高い。 かっこよくて誰にでもやさしい男の子。 当然、心乃以外の女の子にもやさしいし、 みんなの憧れの人気者だった。 ]
(211) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
[ バレンタインにチョコレートをあげた。 だれよりも上手な手作りだったと思う。
彼は言う。 「ごめん」って。 クラスメイトは言う。 「デブのくせに」って。
妹の真心ちゃんならよかったって。みんなして言う。
結局、彼はクラスで一番かわいい女の子と 両想いになって、なかよくしていた。 ]
(212) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
[ あーあ(笑) ]
(213) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
[ 愛宮心乃は恵まれてなどいなかった。
愛≠与えられるのに重要な、 容姿をもちあわせていなかったのだ。
やさしい両親?真心ちゃんにはね。 妹は、笑っているだけで愛を与えられていた。
おじいちゃん、おばあちゃん。 妹にはなんでも買い与えてた。 ……ねえ、心乃にはないの?
親戚のひとたち。 心乃もダイエットしなよって言う。 真心ちゃんみたいになりなよ、って言う。 なれたら、苦労はしないでしょ。 ]
(214) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
[ 容姿を持たない自分が憎かったんだ、ほんとはね ]
(215) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
[ その言葉、信じられるわけないじゃない?>>208* ]
(216) 2020/06/18(Thu) 15時半頃
|
|
──昨夜のこと──
[ ちーちゃんとくっついて帰ってきた教室。 途中、身長差もあったし歩きにくさはあったけど 嫌いじゃなかったよ、ああいうの。
鞄の中から自分のポーチを取り出して、 黒板に増えているメッセージを読みながら、 採点を終える彼女を待っていれば増える顔ぶれ。 おかえりなさい、>>2:781 どういたしまして、>>2:806 って挨拶をしたのなら、 みんなと連れ立ってごはんを食べに行く。 ]
(217) 2020/06/18(Thu) 16時頃
|
|
[ 家庭科室へ向かえば、 減っているシチューにちょっと嬉しくなる。 四人でいただきますとごちそうさま。
デザートのクレープを食べたら、 すぐに身についちゃうんだろうな。と思うケド。 ちーちゃんが食べたいみたいだから、たべる。 こんな奇妙な空間にいるんだもの。 糖分補給しないと、またイライラしちゃう。 それじゃあ、愛宮心乃が成り立たないし。 ]
(218) 2020/06/18(Thu) 16時頃
|
|
[ 夜も遅い時間に、クレープなんて冒涜的だった。 とくにカスタードクリームまみれだなんて、 ダイエットのダ≠フ字に、ほど遠い。
せいかちゃんと同じように、 フルーツにすればマシだった? 連城くんのチョコもおいしそう。
今おもえば、 全部乗せ、してもよかったなあ、と思う。 ]
(219) 2020/06/18(Thu) 16時頃
|
|
[ お腹が満たされて、三人とお話しして、 なんだか気がまぎれたような気がする。
連城くんとお別れして、保健室へ向かえば すでに、まなちゃんとしおりちゃんがいて。 おやすみなさいをして、案外眠れたんだよね。 おなかいっぱいだったからかなあ? そうして、翌朝を迎えたんだ。>>201* ]
(220) 2020/06/18(Thu) 16時頃
|
|
──回想・打ち上げ──
[ あれ。あれはあれ、だよね。>>2:611
ないの、知ったし。大体察することもできる。 だからジェスチャーで判別できたけど。 お揃いの中の、お揃い。
そう、今日は忙しかったから、 いつも以上に自分の距離感を測りかねていて どこかに引っ掛けて、びりびりーっと外れた。 至極全うで、正当な理由に他ならない。 ]
(298) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
思ってたより、忙しかったもんねえ あっちへいったり、こっちへいったり
[ ものにぶつかることは、よくあるよ。 自分の避ける能力を把握しきれてないぽいから。
そうだね、きっと。 なくしただけで、怒るような二人じゃないし、 許してくれるんだと思うの分かってる。
心乃の勝手な印象ではあるけれど、 でも、やっぱり、なくしたら悲しまれはするかも?
だから、ふりふりを差し出されて、 ちょっとだけ、困ったなあって顔になる。>>2:614 ]
(299) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
いいの?……ありがとう
[ でも、もう文化祭は終わりだし。 ふりふりをつける機会もほとんどない。 差し出されたふりふりは、 ありがたいなって顔をして受け取るけれど。
結局つけることはなく、鞄の中へ仕舞ってた。* ]
(300) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
──ふりふりの話──
『 それ、かわいいね 』
[ 文化祭の合間。>>0:1347 取り巻きと共に訪れた妹は、 心乃のふりふりを指さしてそう言った。
そうね、私なんかより妹の方が似合う。 周りの男の子たちも、そう言っている。
ほしいの?って聞いたら、うんっていうの。 おねえちゃんには、似合わないよ。って。 そうだね、似合わないよね、って答える。 ]
(301) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
[ 値踏みされるような視線が痛かった。 きっと、真心ちゃんの姉だからって、 期待していたんだと思う。それくらい分かる。
あからさまにがっかりしたような、 そんな声や、表情も、わかるよ。わかっちゃう。
いっつも、妹と比べられていたんだよね。 比べられて、劣っていないようにって、 がんばったつもりだったんだけどね、 ]
(302) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
[ クレープを食べて、口周りを汚す妹に ハンカチを差し出そうとしたら───
取り巻きの男の子たちが すかさずにお世話、していたの。 ]
『 おねえちゃん、まこはもう大丈夫だよ 』
[ 笑っている妹をみて、 肩の力が、すごく抜けた。脱力感。 ]
(303) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
[ なんだかどうでもよくなっちゃった。 ]
(304) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
[ 外したふりふりは妹にあげた。 ふりふりだけじゃ、何にもできないけど。 ほしいっていうから、あげた。
そのあとは、またねって手を振って。 忙しくてよかったなあ、なんて仕事に戻った。
ただ、それだけのお話し。* ]
(305) 2020/06/18(Thu) 20時半頃
|
|
──現在・家庭科室→──
[ 窓の外におちている、もの。 は、っとした後から、 鍵に手を伸ばして、ガチャガチャとする。 でも、黒板に書いてあった通りだった。
───…… 開かない。 ]
なっちゃんも、かえってこないし ちーちゃんも、どこにいっちゃったの
[ 例えば、ここが誰かの頭の中だとして。 そこから追い出されたらどこへゆく? 元の世界に、帰れただけなら百歩譲っていい。
でも、もしも違ったら? 死んじゃった? ]
(324) 2020/06/18(Thu) 21時頃
|
|
[ 家庭科室には、昨夜の宴のあとが残っている。 ちょこっと残ったシチューは小さな鍋に取り分けて、 使ったテーブルは汚したまま、だった。
なっちゃんの座ってた椅子、 ちーちゃんの座ってた椅子。
なんだか、触れなくって。 そのまま乱雑なままに、しておいた。 綺麗な黒板に残るメッセージには>>2:735 『 ありがとう 』と、お返事を書き記した。 朝ごはん、作る気も失せちゃったなあ。 そう思えば、ここに用はないもので。 弔いの品が落とされるのを見る前に、 家庭科室の扉を開けて、外へと向かった。 ]
(326) 2020/06/18(Thu) 21時頃
|
|
[ ここへ来てから、 自分のことでいっぱいいっぱいで、 他人のことを考えるひまがなかったなあと思う。
もしも、この世界が、だれかの世界なら。 この世界を知ることを始めないと、と。 いまさらながらに思うので、ちょっと探検。 ]
……?
[ さっそく、何かみつけた。 鍋が、ころんとおっこちている。>>10 階段をみると、点々とスープが落ちている。 ]
(328) 2020/06/18(Thu) 21時頃
|
|
[ 上にのぼってみようかな、って思ったんだけど。 廊下の奥の方。体育館への通路がみえる。
うしろを振り向いた。 あっちにも、ある。 ]
ええ……?
[ どっちが、本物だろう? 多分、後ろが本物で、前にあるのが偽物。 教室の配列からしたら、そうでしかない。
ひとりで行くのは、ちょっと怖いけど。 おっこちてた鍋を武器代わりに手にもって、 真っすぐ、もうひとつの体育館へと歩き出した。* ]
(330) 2020/06/18(Thu) 21時頃
|
|
──現在・もうひとつの体育館──
……お邪魔しまーす、
[ ご挨拶、と共に踏み入れたその場所は、 形は勝手知ったる体育館、だけれども
床が真っ青な海のように、なっていた。>>11 ]
(417) 2020/06/18(Thu) 23時頃
|
|
[ 青い色。 嫌いじゃないけれど、ここまで真っ青なのは、 どういうことなんだろうなあ、って思う。 ぺたり、と床に触れる。掌は真っ青だ。
ここを作り出した人の頭の中で、 なにかこの青に意味はあるんだろうなあって、 その中に、一歩踏み出していった。
もちろん、偽物の体育館なので、 だれかとだれかのマネキンはないっぽい? 文化祭のときと同じような配置をみて、 おかれている椅子の方まで、ゆっくりと進んだ。 ]
(418) 2020/06/18(Thu) 23時頃
|
|
[ 文化祭中、こうして椅子に座って 舞台を見上げることは最後までなかったな。
舞台袖で、大道具の配置のチェックをしたり、 小道具の受け渡しをお手伝いしたり、いろいろ。 いろいろやってたから、みんなで作った劇を、 真ん前で見ることはなかったんだよねえ、って。
だれもいない壇上を見上げていた。* ]
(419) 2020/06/18(Thu) 23時頃
|
|
──現在・もうひとつの体育館─
あ、しおりちゃん
[ 声が聞こえて、入口の方を向いた。>>440 ちょっと頬、蒸気してるのかなあ、って。 お風呂上りっぽいしおりちゃんを見る。
ふり、と軽く手を振って、 よいしょっと椅子から立ち上がった。 ]
(465) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
|
|
これ、どうおもう?
[ 床一面に広がった、青い色。 べたべた、って上靴の跡を残しながら、 彼女の元へ近づいていく。* ]
(466) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
|
|
──現在・もうひとつの体育館──
うん、青いねえ ……どうして、こんな風になってるんだろ
[ 青い色。 やすらぎ、信頼、知性、えとせとら。 色への感想を言うのなら、こんな感じ。 ]
(507) 2020/06/19(Fri) 01時頃
|
|
冷たい、かあ。
私は、後者のイメージの方がつよいかも やさしく包み込んでくれそうな色 青色って、好きな色なの。
しおりちゃんは、好きな色ある?
[ 青く染まった掌で、鍋を持つ。 ちょっと、……いやかなり?シュールかも。
私より下にある顔をちょっと見下ろして、 べたべただね、って上靴を示す。 ]
(508) 2020/06/19(Fri) 01時頃
|
|
……舞台を、見てたんだ〜 しおりちゃん、文化祭の時に客席から劇みれた?
私、みれなかったから、客席からの景色って どんな風になってるのかなあ って。
見てみたかったな、
[ ちらり、と舞台へ視線を流す。 そこに役者はひとりもいない。 ]
(509) 2020/06/19(Fri) 01時頃
|
|
あ! しおりちゃんも食べてくれたんだ? ちょ〜っと、思ったようにいかなかったやつ お口にあったなら、何よりだよ〜
そういえば、今朝のごはん。 作ろうと思ってたのに、作れてなくてごめんね? もし、ごはん待ってたなら、 今からでも作るけど、どうかな?
[ 書置き、読んでくれたかな? ……嘘書いたみたいになっちゃってたなあって、 いまさらながらに、思い出した。* ]
(510) 2020/06/19(Fri) 01時頃
|
|
──現在・もうひとつの体育館──
[ そこかしこに散らばるインク。>>516 それを見てると、ほら、ちょっと前に流行ってた、 インクを塗るゲームあったでしょ? そんな、感覚がした。陣地とりゲーム、みたいな。
って、学校に塗られてる色は二色じゃないから 何個の陣営が戦ってることになるんだろ。 ]
(555) 2020/06/19(Fri) 02時半頃
|
|
……ガスコンロの火も、確かに青いよね そういえば、化学で習ったよね、火の青さの理由
不安定なものが、安定なものに変わるとき エネルギーを放出するときに光になってるんだよね
あの青い炎の中に、 緑とか紫とか、混ざってるように見えないよねえ ……光の屈折とか、なのかなあ
[ よくお料理はしていたので。 ガスコンロの火とは、おともだち。 だから、そんなうんちくを語る。 ]
(556) 2020/06/19(Fri) 02時半頃
|
|
ふふ、ありがとう いまなら、ホッカイロ機能つきだよ〜
しおりちゃんはねえ、ピンクとか似合いそう
[ なんてことない、世間話。 こんな真っ青な空間ですることじゃないけど。 ]
(557) 2020/06/19(Fri) 02時半頃
|
|
なっちゃんも、辰美くんも、 連城くんも、いつもと違った顔してるの こう、舞台袖じゃなくてちゃんと見たかったね
舞台の再現、ちゃんとするなら、 そもそもぜんぜん足りないよねえ、残念
[ 役者がいない舞台は、もの悲しくも見える。 それこそ、孤独に耐えるような、そんな感じ。
この校舎という舞台からも、 役者が少しずついなくなっていく。 最期に残されるのは、一体なんだろう?
きっと、いまのしおりちゃんは、 そんなこと考えてないかもだけど。 ]
(558) 2020/06/19(Fri) 02時半頃
|
|
え、喜多仲くん、も? ……あのね、しおりちゃん。 ちーちゃんも、マネキンになっちゃってた、よ しってる?
[ いろいろ、に、含まれていた、>>518 もう一人のクラスメイトの失踪を知れば、 愛宮心乃の顔面は青ざめることになる。 まるで、体育館の青いインクみたいに。
だから、心乃も自ら知っている情報を伝える。 ]
(559) 2020/06/19(Fri) 02時半頃
|
|
[ そして、 ]
あの、メールの主さんにとって、 追い返してるひとたちは、さ。 ……いらない≠フかなあ
[ 傍においとく必要のない存在だから? 問いかける、というよりも、独り言ちるみたいに。 愛宮心乃は、そんなことを呟いた。 ]
(560) 2020/06/19(Fri) 02時半頃
|
|
あ、いいの? ……じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな しおりちゃんの得意料理、食べたいな
[ 親孝行、だなんて。 そんな資格をもってないよって心の中で言う。 心乃の心の中でだけ、言う。 ほほえみ、を見たら、そうだね、って微笑み返す。
本当は一緒に作るって手伝いをかってでたいけど、 もしかしたら、秘伝の味とかもあるかもだし、 だめ、って言われたら、ついていかないよ。
楽しみにしてる、って背中を見送るんだと思う。** ]
(561) 2020/06/19(Fri) 02時半頃
|
|
──現在・廊下──
[ しおりちゃんの背中を見送ったあと、 本当の体育館の方へ向かおうかな、と悩んで。 ……やめた。 ひとりでいくにはちょっと勇気が足りなかった。
ただ、座ってごはんを待つには落ち着かなくて ロッカーの中から、箒を取り出した。 お掃除しよう!って、思った。 ひとりでするには、範囲があまりに広くって 今日だけじゃ終わりそうもなかったけど。 ]
(652) 2020/06/19(Fri) 16時半頃
|
|
[ 箒、だけじゃ足りなかったかも。 バケツに雑巾、あと理科準備室から薬品も、 ペンキの跡って簡単に落ちないじゃない?
廊下とか、手すりとか、 べたべたついてる足跡や手形。 消えないかなあってごしごしする。 箒も持って、埃やゴミも集めるよ。
だれかが通りがかれば、 あんまり汚さないようにねって 声をかけたりもするだろう。 ]
(653) 2020/06/19(Fri) 16時半頃
|
|
ここの創造主さまへ
あなたの心、少しでも晴れやかになりませんか? なりませんか、そうですか。 私は無心になれて、ちょうどいいです**
(654) 2020/06/19(Fri) 16時半頃
|
|
[ お掃除をしている最中だった。 夢中になりすぎてどこにいたのか、 もう覚えてなかったんだけど。 ]
(783) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ ひた、ひた。 ひたひたひた、
止まれば、止まるし、 歩けば、ついてくる。 足音に合わせて、なにかの音がする。
ちょっとだけ走って、ばっと振り向いた。 どす黒い、何かがいる。 ぼんやりとして形はわからないけれど、 そいつは、私のあとをついてきていた。 ]
(785) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
── 悪魔だ、と思った。
(786) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ 目が合った、と思ったら終わりだった。 ( どこに目がついてたのか、分からないけど )
すごい勢いで、近づいてくる。 あまりの恐怖に足がすくみそうになる。 なんで、どうして、呪われるようなことしたかな 考えれば考えるほど、自分のことばかり。 ]
(787) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ まこちゃん、かわいいまこちゃん。
彼女に、姉の存在を否定されたあの瞬間から お前なんか不必要≠セと言われてしまってから 自分がどこか浮いているように感じていた。
縋る場所が、もうないじゃない? 外見だけで愛される妹よりも優位に立てるのも、 ……もう、できないじゃない。 ]
(788) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
もう、いらない、のかなあ
(789) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ 掠れた声が漏れる。 掠れていても、その声音はいつもと同じで 変えられようもない、ゆったりとしたものだった。
おかげで、黒い何かが教室一個分のとこまで来た時 私の足は動き始めることができた。
全力疾走。 でも、そんなことしたって速くない。 廊下に足音を響かせて、乱れる呼吸音が止まなくて 額から、腋窩から、背中から、汗がじんわりと滲む。
でも、おかしいな。って思った。 黒い影との距離は案外縮まらなくって むこうも、思っていたより遅いのかな。 ]
(790) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ 逃げて、逃げて、逃げて行って。 階段を昇ったり降りたり、とってもきつい。
点々と零れるスープを踏んだら、滑って転びそう。 足元、見る余裕なんてなかったけど、幸運だった。 とにかく、一番下まで駆け下りていったんだ。 何階あるんだっけ、黒板に何か書いてあったかも。 数を数える余裕すらもないから、わからない。
ただ、なにかおかしいな、とは思った。 ]
(791) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
( 悪魔の世界に誘導でもされてる? )
[ 焦った頭で考えながら、その廊下をも走り出す。 家庭科室って札が見えたから、 急いで、走って、そこに駆け込んだ。 ]
(792) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ そこかしこが真っ赤だった。 知っている教室なんかじゃない。 でも、その判別をする余裕もなくって、 鍵をかけたいのに、手が震えてうまくしまらない。 ガチャガチャとしていたら、扉が開いてしまう。
逃げるように教室の奥まで行くけれど、 距離感をうまくつかめていないので、 器用に机にぶつかって、転倒した。
黒い悪魔は、もうすぐそこまで来ている。 じりじりと後ろへにじり寄るけれど、──ああ、 どうやら行き止まりのようだった。
頭上に、黒板が見える。 これ以上は、下がれない。 ]
(793) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
神様、お助けください……!
[ 両手を合わせてお祈りポーズ。 エクソシストなんて、ここにはいないので、 自ら、神に祈るしかもう、方法がなかった。
迫り来る悪魔の、姿形がはっきりとしてくる。 ……見覚えのあるシルエット、縦にも横にも大きい。 口角は持ち上がり、その悪魔は微笑んでいた。 ]
(794) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
悪魔は、自分自身だった
(795) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ 自信がなかった。 認められたかった。 存在証明をしたかった。 生きていてもいいと、許されたかった。
心乃が誰かに愛を施し、奉仕する理由は、 だれかの為ではなく、自分のためだ。 偽善、とでも表現できるのかもしれない。
「だれかを助ける立場にあるという事実」をもって 愛宮心乃は幸福である、と結び付けたかった。
価値を見出したかったのだ、己の存在の。 不幸であると、認めたくなかった。
愛≠ほしがった、愛宮心乃の闇の部分。 ]
(796) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ だれよりも、救済を求めていたのが 自分だった、なんて笑えちゃう ]
(797) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
ねえ、いらない、わけじゃないんだよね ………いられない、だけだよね
(798) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
愛宮心乃の腕の中、あいてます 向こうで広げて待ってるからね
(799) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
[ ───8時50分、幾度目かの鐘が鳴り響く。
物音などひとつもしない。 増築されたB1F歪な形の家庭科室の黒板の下。 うつ伏せに横たわる一体のマネキンがいる。 背中には、お掃除用の箒が2本突き刺さっている。 それは、まるで逆十字のように見えなくもない。 ごろん、と身体を動かしてみれば、 額には赤いペンキで十字架が書かれており、 両手は合わせられ、祈りを捧げていた。 ]
(800) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
|
ああ、そういえば、 おにぎり、食べたかったなあ ツナカレーおいしそうだと思いました。まる**
(801) 2020/06/19(Fri) 23時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る