193 ―星崩祭の手紙―
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[小さな殺風景な彼女の部屋で。
ぽつんと置かれた机に向かい、彼女は紺色の便箋に黄色のインクで手紙をしたためます。
夜空に煌めく星のように紡がれる文字は、少し癖のある丸みを帯びていて。
年頃の少女のようなその文字をアンドロイドが書いたとは、誰も思わないことでしょう。]
『どんな手紙を書いているんだい?』
[マスターが彼女の手元を覗き込みます。 彼女はさっと便箋を裏返して、秘密だと言うように自らの唇に人差し指を当てました。 女の子の手紙を見ようとするなんて、マスターは少しデリカシーが足りませんね。
マスターは肩を竦めて、仕立てたお祭り用のドレスを部屋の壁にかけると部屋を出て行きました。]
(1) 2016/07/16(Sat) 02時半頃
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[彼女はまた手紙を書き始めます。
“私”はそれを見ないように瞳を閉ざそうとしますが、それは叶いません。
手紙の内容に、私は心を軋ませます。
彼女の小さな心が軋むのに呼応するように。 その横に寄り添う更に小さな私の魂がキリキリと油の切れた歯車のような音を立てます。
私はこんなにも近くにいるのに、彼女がそれに気づくことはありません。
涙を零すことはもうない二つのガラス球が、哀しみの色に揺れていても彼女を抱きしめることすら叶わないのです。
それは私に与えられた罰。
けれど、手紙を書く彼女の魂が少しだけ暖かくなったのを感じて救われた気分になるのです。
それは私のエゴ。 私が人間であった、証。]
(2) 2016/07/16(Sat) 02時半頃
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[どうやら、彼女は手紙を書き終えたようです。
手紙と、引き出しから取り出した一枚のフィルムに口付けを落とすとカプセルに大事そうにしまって。
部屋を出てマスターにそれを託しました。
マスターのカプセルと一緒に流された彼女をカプセルは、さてどこの誰に届くのでしょうか。
それは彼女はもちろん、私にもわかりません。]
(8) 2016/07/16(Sat) 12時半頃
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[そうして、 BARの営業時間が始まれば 彼女は舞台の上をいつものように舞い、 閉店となれば新しい踊りの練習をします。
マスターが眠るために部屋に戻れば彼女も自室に戻り。
二つのガラス球に瞼の帳を下ろすのでした。
彼女はどんな夢を見るのでしょうか。 私はそれを少しだけ感じることができます。
もちろん彼女が見る夢は電気羊でもなければ砂嵐でもありません。
きっと今夜は、素敵な夢が見られることでしょう。
おやすみ。ミツボシ。 私の愛しい娘。]
(9) 2016/07/16(Sat) 13時頃
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