266 冷たい校舎村7
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―― 1階廊下 ――
[京輔の口から列挙される“不安原因の推測”に 俺は微かに口元を緩めた。>>1:636
必死に俺のために考えてくれている京輔に 「本当に真面目だなあ」と感謝もしたし、 いくつか原因を羅列されれば 俺の心のざわつきもきっと 仕方のないことなのだ、と思えてくる。
――去り際の、拓海の瞳を忘れようとする。
眼前に見えるシャッターで封鎖された昇降口に 京輔はさほど衝撃を受けているようには見えず、 むしろ彼の注意は俺に向いているように思われた]
(0) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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[だから俺も、誤魔化さずに蛭野京輔と向き合う]
(1) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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本当に性格の良い奴は、 “諦め”を知っていると思うんだ。京輔。
仕方ない。社会ってそんなものだ。
そうやって“諦めて”、 社会や周囲に反感なんて抱かずに。
自分なりの生きる理由を見つけて、 かろうじて日々を生きてる。
それに耐えられなければ、きっと。 死んで現実から逃げるしかない。 ――この世界に俺らを招いた、自殺者みたいに。
(2) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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でもさ。 俺は性格が悪いから、諦められないんだ。
仕方なくなんてない。 俺がこんな目に遭うのはおかしい。 悔しくて妬ましくて仕方ない。
みんなみんな道連れにしてやる。 俺と同じところまで、落っこちてこい。
[そこまで言って、言葉を切る]
俺には、お前が仕方ないって “諦めている”ようには見えないから。 だから少し似てるって、そう思うんだ。
(3) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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だって、おかしいだろ。こんな社会。
(4) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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[正直な京輔の言葉>>1:640に、俺は笑いを響かせて]
はは、言ってくれるね。京輔は。
俺がメールの送り主なら、 お前も道連れで地獄行きだぞ。それでいいのか。
[言いながら、それでもきっと目は笑っていない]
……だからそんな、謝るなよ。
[くるりと背を向けた京輔に、そう言葉を掛けて。 そんな瞬間だっただろう。 甲高い女の悲鳴>>#1とチャイム>>#2が響いたのは]*
(5) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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―― 回想 / うどん屋 ――
……げ、
[と小さな声が出た。 テーブルに座った女性客の顔>>1:486に、 見覚えがあったからだ。
よりにもよって灰谷彩華か、と俺は思う。
葉子と別れてから、あまり灰谷から よく思われていないという自覚はある。
言いふらされたら面倒だ、という思いが勝った]
(67) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[だから俺は タカモトジャナイデスヨーという顔を 平気でして、店内に立っている。
俺は高本悟に似た店員。 そういう設定にしようと心に決めた。
バツが悪そうな顔をしてる?>>1:487 気のせい気のせい。 だって俺は別人だもの]
(68) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[仲の良い女友達と別れた男が 古臭いうどん屋で働いてる。
そんなのダサすぎるし、 格好の噂話のネタだろう?
だから俺は、高本似の店員なんだ。 もう顔は見られている。厨房に引っ込んでも遅い]
(69) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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お待たせいたしました。 ご注文のきつねうどんです。
[まったく灰谷に気付いていない体で、 テーブルの上にきつねうどんの盆を置いた。
「おお」>>490だなんて声を出して うどんを前に顔を輝かせる灰谷に、 なんだ可愛いところもあるじゃんと思ったのは秘密だ。
こちとら、不機嫌に詰め寄ってきたり 塩対応された記憶しかないもんでね]*
(70) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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―― 1階廊下 ――
[いいよ>>28、と宣言する京輔の声は 存外に大きく廊下に響き渡った。
俺は大きく目をぱちぱちと瞬きさせて、 それから、ああ京輔は間違いなく メールの送り主ではないのだな、と思い至るのだ。
気が楽になる、と事もなげに言ってのける京輔は どう考えても普通の男子高校生のそれではない。
あのメールの文面から読み取れた愚直な願い。 「残りの時間を楽しんで」>>1:2だなんてことを 言えるような、そういう奴では、ないんだ。
ひん曲がっている。俺も、京輔も]
(71) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[だから俺は京輔に、共感を覚えたんだ]
(72) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[「お前ってそういう奴だよな」と 続けようと思った言葉は、 悲鳴>>#1とチャイム>>#2に掻き消される]
……行こう、京輔。
[京輔と顔を見合わせ、>>30 俺は悲鳴の聞こえた方向へと走り出した]*
(73) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[自分勝手で、性格が悪いという自覚はあるんだ。 だって俺は賢いから。 自分のことは1番ようく知っている。
だから何度京輔に「性格悪くないと思う」と 言われたところで、それを肯定することはない。 そして自分で悪いと思ってるこの性格を 直す気も、ない。
我儘で高飛車でない俺など、 俺ではないんだ]
(74) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[でも、人に嫌われるのは苦手だから 上っ面だけは整えるんだ。
寂しいのは嫌だ。 置いて行かれるのも嫌だ。
周囲の人々を馬鹿どもめと蔑みながら、 同時に好かれたいと願う。
矛盾してるだろ? ――知ってる]
(75) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[あのメールを読んで思ったのは、 「こいつ性格いいな」ってことだった。
やっぱり、メールの送り主は 俺じゃあない。そう思う。
もしも不慮の事故に遭って俺が死んだのならば、 みんなまとめて交通事故で死ねって 俺は思ってしまう。
もしも突然の病気で俺が死んだのならば、 やっぱりみんなまとめて病気になって死ねって 俺は思ってしまう]
(76) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[あんな、やさしいメール文は書けない。 生きてくれると嬉しい>>1:1、だなんて]
(77) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[どうせ性格が良くて、悩みを抱えてて、繊細で。
そんな奴が受験のプレッシャーに負けて 自殺でも選んだんだろ、と。 俺はそんなことを考えている。
その条件に合うのは誰かを考えていて、 一番最初に顔が浮かんだのは――……]
(78) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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[なぜか、七月葉子の顔だった]*
(79) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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―― 3年7組教室前 ――
……相原。
[教室の前に広がる惨状>>#4に、息を飲んだ。 噛み千切られたように破損した人形に、 思わず顔を顰める]
マネキンか。悪趣味だな。
[それが人間の死体ではないことに安堵するが、 隣でへたり込んでいる葉子の顔>>66が 青ざめているのを見遣り、その肩に手を置いた]
(80) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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大丈夫か、葉子。
[努めて、冷静で穏やかな口調を心がける。
今更彼氏面をするな、と 周囲に思われるだろうかという不安が脳裏に過ぎったが 彼女が心配だという気持ちが勝った]**
(81) 2019/06/10(Mon) 04時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/10(Mon) 04時頃
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[その決定的なひとこと>>1:606に 俺は何も言い返すことができなかったんだ]
(110) 2019/06/10(Mon) 12時頃
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―― 回想 / ペット ――
[ペット候補、という単語を 俺は当たり前のように受け入れていた。
人は慣れる生き物だ。
この悪魔のような女に執着することにも 全てを曝け出すことにも 徐々に抵抗がなくなってゆく。
その方が、楽だったからだ。
彼女の気が向いた時だけ、その首を差し出す。 そうして彼女と過ごすその時間は、 変なプライドも、傲慢さも全てを捨てて 俺はすべてを“諦め”ることができるんだ]
(111) 2019/06/10(Mon) 12時頃
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[きっと宮古は、俺の他にも こういった人間を飼っているのだろう。
候補のまま本命のペットにならないのは ある意味、気楽ではあった。
俺も彼女を利用する。自分が楽になるために]
(112) 2019/06/10(Mon) 12時頃
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……ない、です。
[煙草を吸ったことある?>>1:611という ただそれだけの質問に、 俺はびくりと肩を震わせる。 そうして、期待した目を宮古に向けるんだ。
お願いだ。 俺は大した人間ではないと、 この身に分からせてくれ]
――――ッ、
[肌が灼ける感覚に、身悶える]
(113) 2019/06/10(Mon) 12時頃
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[押し付けられたタバコの火>>1:611は 醜い痕を俺の白い肌に残す。
実を焦がすような痛みに、 しばし荒い息を吐き出して。
それから、宮古の顔を見上げてひとこと]
すごく、美味しい。
[犬のように床に這いつくばり、 感謝を示すために みっともなく宮古の靴を舐めた]
(114) 2019/06/10(Mon) 12時頃
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[いびつな関係だ、と思った。
俺も、宮古も。 きっと矯正できないくらいに歪んでる]*
(115) 2019/06/10(Mon) 12時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/10(Mon) 12時頃
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―― 3年7組教室前 ――
――――っ、
[葉子に、手を払いのけられる。>>97 そのとき向けられた瞳は 怯えの色を含んでいた。>>98
なんで、お前までそんな瞳を俺に向けるんだ。 あのとき>>1:422の拓海みたいな。
苛ついて仕方がなくって、 でも表情と口調は努めて穏やかなまま]
(121) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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平気じゃない。けど、受け入れるしかない。 とりあえず、落ち着こう。
[葉子の両肩に手を置いて まっすぐにその瞳を見つめた。 探さなきゃ、と譫言のように呟く葉子>>100に]
……葉子。
[子供に言い聞かせるように、やさしく けれど有無を言わさぬ瞳で葉子を見つめる]
(122) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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異常事態だ。
俺は委員長でおまえは副委員長だ。 わかるな。
[念を押すように、ゆっくりと先を続ける]
俺たちは本来なら 落ち着いた姿を周りに見せなきゃ いけない立場だ。 不安は、周りに伝染する。
……俺が、いるから。 だから落ち着いてほしい。
(123) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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[それから、拓海に顔を向けて>>90]
分かってる、拓海。
相原、に似た このマネキンのことは頼む。
[テーブルクロスを探しに行った拓海と颯太、 寝床を探すといってこの場を後にする>>109 京輔をそれぞれに見送って]
(124) 2019/06/10(Mon) 15時半頃
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相原を、探すか。
[どうせ、もうここには いないだろうという予感を抱えながら]
(125) 2019/06/10(Mon) 16時頃
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[それから再び葉子に視線を戻し]
一緒に各教室を見て回ろう。 今のお前、なんか危なっかしい。
[そうして、葉子の手を掴んで 廊下を歩いて行こうとする。
もちろん葉子がその手を振り解くのなら ひとりで探しに行くのだけれど]**
(126) 2019/06/10(Mon) 16時頃
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―― 回想 / 文化祭後 ――
[文化祭後の打ち上げで盛り上がる級友たちを のんびりと遠巻きに見つめていた。
はしゃぐ彼らには明日があって、 「文化祭終わっちゃったね」「あとは受験だ」などと 他愛もない話に花を咲かせている。
――終わってしまったんだな。
なんだかそれを認めるのが寂しくって ジンジャーエールをちびちびと飲みながら 教室の壁にもたれかかっていた。
いつもは級友たちの真ん中にいる俺は、 教室の端で馬鹿騒ぎを見つめている]
(127) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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[やっぱり馬鹿にはなりきれない俺は、 拓海に「写真、撮らせてくれない?」>>1:398と 話しかけられてようやく、顔を上げた]
やーだよ。
[あっかんべーをして 手持ちの携帯電話でぱしゃり、と 拓海を撮影してやる。不意打ちの攻撃である]
フラッシュ攻撃だ。
[連写して、フラッシュを焚いてやる]
(128) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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[そうしてスマホの画面を見遣って]
うわ。拓海、変な顔。
[なんて笑ってやった。
「部活の打ち上げがあるから」などと言って ひとり、またひとりと打ち上げから 級友たちが消えていっても、 俺はそうやって、いつまでもそこに残っていた]
(129) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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[委員長だから。片付けをやらなきゃいけないから。
自分自身にいくら言い訳をしたところで 結局のところ、俺は名残惜しかったのだろう。 明日になれば級友たちは大学受験へと 意識を切り替えてゆく。
――俺を置いて、いってしまう。
だから、いつまでも この文化祭の空気を吸っていたくて。
みんなが帰るまで、ずっと ジンジャーエールをちびちびと飲み続けていた]**
(130) 2019/06/10(Mon) 16時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/10(Mon) 16時半頃
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―― 2階へ ――
[葉子の手を引いて、歩く。
思えば葉子と手を繋ぐのは 別れて以来だな、ということに気付いた。 3階の教室をひとつひとつ確認しながら 俺は葉子の様子を窺った]
……たぶん、俺の勘が当たっていたら。 相原はどこにもいないはずだ。
[葉子の掌を握る手に、すこし力を込めて きっと葉子の望む答え>>133ではないものを返す。 俺は、嘘をつかない人間だ]
(136) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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[気休めを言うよりは、 正しいことを伝えたかった]
……ホスト。 メールの送り主のことだろう。 あの遺書めいた。
[3階の教室を粗方探し終わると 階段を下りて、葉子と共に2階へ向かう。 薄暗い踊り場は、不気味な雰囲気に包まれている]
(137) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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不可思議な集団失踪事件。 人間の頭の中に閉じ込められた、という 謎めいた生還者の証言。
噂くらいは、 葉子も聞いたことがあるんじゃないのか。
[階段を下りきると、2階の廊下を歩き出す。 葉子と繋いだ手は離さない]
あのメールの送り主の精神世界に、 閉じ込められたんじゃないかって。 俺は、そう考えてる。
(138) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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[がらり、と美術室の扉を開けたところで 俺は葉子を振り返った]
この世界の主(ホスト)を探してる。
……葉子。 お前、死にたいと考えるくらい 悩んでることがあるんじゃないのか。
[それは、まっすぐな物言いだった。 遠回しな「お前が犯人ではないか」という 問いであった]**
(139) 2019/06/10(Mon) 19時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/10(Mon) 19時頃
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―― 美術室前 ――
葉子なら、あんなメールを送っても おかしくはない、とは思ってる。
……繊細なとこあるから、お前。
[ほら、お前の瞳はそうやって揺れている。 存外に強い声音で返ってきた言葉>>155に 俺はひょいと肩をすくめて]
今さら彼氏面するつもりもないけど。 ただ、見ていて様子がおかしかったから。
[葉子をじっと見つめ返す。目線を、逸らさない]
(221) 2019/06/10(Mon) 22時頃
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[そうして返ってきた質問>>158>>159に ぱち、ぱちりと大きく瞬きを2回して]
…………………どうだろうな。
[それだけを返した。 俺は、嘘をつかない人間だ。 はっきりと答えなかったのは、 俺のやさしさだった]
(222) 2019/06/10(Mon) 22時頃
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[俺は自分勝手で、性格の悪い男なんだ]
(223) 2019/06/10(Mon) 22時頃
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[手と手が、離れる。 葉子のぬくもりが遠ざかる。
彼女の口から紡がれた言葉>>161に、 頭が真っ白になって、そして。 気付けば、葉子の両肩を掴んで 力尽くで美術室の扉に押し付けていた]
何の悩みもないように見えるか。俺が。
[存外に、低い声が出た]
(224) 2019/06/10(Mon) 22時頃
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呑気に受験に勤しんでいるお前に、 いったい何が分かるっていうんだよ。
俺の、何が……!
[感情が昂り、声が裏返る。 葉子の肩を掴む手に、力が籠る。 そこでようやく、俺は我に返ったのだった]
……ごめん。
[ため息を吐いて、葉子を解放する]
(226) 2019/06/10(Mon) 22時頃
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取り乱した。
[くしゃり、と前髪を掻き上げて。 苦しげに息を吐いた]*
(227) 2019/06/10(Mon) 22時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/10(Mon) 22時頃
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―― 美術室前 ――
穏やかで、やさしくて、人気者で ――そして、聡明で。
そういう高本悟を気に入って 俺を彼氏にしたんじゃないのか。葉子は。
取り乱した俺を見たいって、おかしいよ。 幻滅してくれていい。
[自嘲気味に笑って、昏い瞳で葉子を見つめる]
俺は、きっと お前が思っているような男じゃあないよ。
(313) 2019/06/11(Tue) 00時頃
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[それから、葉子から逃げるように 美術室の中を確認しようとして。
葉子のその問い>>299に、自嘲の笑みを濃くした]
煙草の火傷痕だよ。
[鎖骨付近の、醜い火傷痕を指でなぞる。
白い肌に刻まれた丸い根性焼きの痕は、 きっと俺のイメージにそぐわないものだろう。
見ればわかる。それは故意につけられたものだと]
(314) 2019/06/11(Tue) 00時頃
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……ほら。 お前が思っているような男じゃなかったろう。 高本悟というやつは。 [他人事のように言って、笑った]*
(315) 2019/06/11(Tue) 00時頃
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―― 回想 / 文化祭後 ――
はっはっは。 やめろと言われてやめる奴はいないのだ。
[覚えてろよ、だなんて>>256 三下の悪役みたいな台詞を吐いて去ってゆく拓海を ケラケラと笑いながら見送った。
そうしてまた俺は、ひとりきりになる。
教室の壁に凭れかかりながら、炭酸を口に含む。 そうして、自らの掌を見つめた]
(327) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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[京輔にメイクしてもらったおどろおどろしい両手は そのままにしてある。
家に帰って落とすのが惜しいくらいに、 精巧にメイクされたゾンビの手]
(328) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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……楽しかったな。
[ぽつりと呟いたその瞬間、 近くでぱしゃり、という音が響いた。>>257
見ればカメラを構えたまま にんまりと笑う拓海の姿がある。 そのままヘッドロックのように肩を組まれると 無理矢理にツーショット写真を撮られた]
(329) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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あのなあ、お前。
[俺の口元に浮かんでいたのは、 「しゃーねえなあ」という苦笑だ。
写真に写るのは すましたいつもの爽やかな笑顔ではなく、 素の高本悟の顔だ]
(330) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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うっせー。同い年だろうが。
[ちびちびとジンジャーエールを飲む姿は、 確かにひとりビールを煽る中年サラリーマンのような 哀愁に満ちた姿だったかもしれない。
走り出した拓海を、追いかける>>258]
(331) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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[餓鬼の頃の拓海は俺の憧れで、 いつだってその背には追いかけていた。
あいつは、駆けっこが早いんだ。 すごいやつなんだぜ。本当に。
でも、早くて早くて。追いつけなくって。
――お願い。俺を置いていかないで。
俺は、必死に走ったんだ]
(332) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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捕まえた。
[拓海の服の袖を、掴んだ]
ちゃんと打ち上げの片付けを手伝え。
[すっかりお開きといった 雰囲気の教室を見回してため息を吐く。 なんだかこういうの久しぶりだなって思った。 餓鬼の頃を思い出して、懐かしい]
(333) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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逃がさねえぞ。
[ほら、俺はお前を道連れにする男だ]**
(334) 2019/06/11(Tue) 00時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/11(Tue) 00時半頃
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/11(Tue) 00時半頃
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―― 美術室 ――
厳しいことを、言うね。
[好きじゃなかった>>359という言葉を 否定はしない。俺は嘘をつかない男だ。 曖昧に笑って葉子を見つめる]
人間っぽい俺なんて、 価値がないだろ。
[うどん屋に立つ自分の姿を思い浮かべる。 教室にいる時よりも ずっと人間臭い自分の姿を]
(383) 2019/06/11(Tue) 02時半頃
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みんなが好きなのは 委員長で、穏やかで、やさしくて 頭の良い優等生の高本悟なんだから。
人間っぽい俺に、価値はない。
本当の俺は、性格が悪くて、自分勝手で 傲慢な、どうしようもならない奴だ。
……最初から素を出してたら、 葉子は俺の恋人になってくれていたかい?
(384) 2019/06/11(Tue) 02時半頃
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[伸ばされた手を、掴む。>>361 そうして、醜い火傷痕へと押し当てた]
ごめん、口止めされてる。 俺から答えは言えない。
[それから、少し迷った末に]
――でも、この校舎の中にいる。
(385) 2019/06/11(Tue) 02時半頃
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傷つけられている時だけは、 嫌なことを全部、忘れられるんだ。
……終わってるよな。本当に。
[自嘲気味に笑って、手を離す。 そうして、美術室を見渡してぽつりと言ったんだ。 相原ここにもいないな、って]**
(386) 2019/06/11(Tue) 02時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/11(Tue) 02時半頃
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何も考えない。諦める。 それが俺にとっての、しあわせだった。
(402) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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―― 回想 / ペット候補 ――
[痛みに悶える俺を見下ろして>>261 薄らと笑みを浮かべる宮古は天使のように美しい。
彼女の悪魔のような所業に恍惚を覚えながら 這いつくばって靴を舐めていると、 頬をその爪先で蹴り飛ばされた]
――――あ、が、
[耳を押さえ、地面を転がった。 痺れるような痛みに、瞳が潤む]
(403) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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[苦しい。痛い。立ち上がれない。情けない。
ほら、俺は大したことない人間じゃあないか。 だからすべてを、諦めてしまえ。
屈んだ宮古と、視線が合う。 聖母のような慈しみの表情を浮かべる彼女に 俺はただ、溺れた]
ん、……ッ
[髪の毛を、引っ張り上げられる感覚。 無理矢理に顔を上げさせられて、小さく呻く]
(404) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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|
[蹴り上げられた左の頬と耳の、 感覚がなかった。
顔にまで痕が残ったら もう周囲に誤魔化しがきかないなと 他人事のように考えながら、 火照った瞳で宮古を見つめ返した]
……すまない。気を付け、る。
[かすれた声で、返した]
(405) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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|
[飼い犬のように従順に。
宮古にただ従えば、 こんなにも心が軽くなるんだ。
なにも、考えない。 彼女の言うことだけを聞く。
ペット候補という立ち位置は、 俺にとってただただ居心地がよかった]
(406) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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[あなたが俺を飼うことに喜びを覚えるのなら]
(407) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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すべてあなたの、仰せのままに。*
(408) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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―― 現在 / 多目的室へ ――
お前、本当に俺に夢中だったんだな。
[くしゃりとはにかんで、葉子を見つめた。
彼女が話す俺は、まるで絵本の世界の 王子様みたいだったから。>>397 知らない世界に連れ出してくれた、なんてさ。
まるで“優等生ではない俺”でも 受け入れたとでも言いたげな葉子の口振りに 困ったように、微笑む。>>398
そうして、先を続けた]
(409) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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クラスの馬鹿な奴らに 初めから興味はなかったんだ。
葉子は、俺と同じだと思ったから。 だから告白した。
……結局はお前も、普通の人間だった。
(410) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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好き、とかそういうのは よく分からない。ごめんな。
勉強ができる葉子に興味を持って、近付いた。
(411) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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ただ、いつも一生懸命な葉子は 可愛かったよ。
……はは。言ってて最低だな、俺。
(412) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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[価値がない。死んであげてもいい。>>401 必死に訴える葉子に、ますます 俺の笑みは濃くなった]
本当にお前は危なっかしい女だな。
[ぐい、と葉子を抱き寄せる。 恋人だった時のように]
だから俺みたいな駄目な男に引っかかる。 心配になるよ、本当に。
(413) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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――もっといい男を、探せ。
(414) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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[そっと、葉子の額に口付けた]
(415) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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もしも、ここを出られて。
それで受験も何もかも失敗して お前が、本当に価値のない人間に 成り下がったら――……
そのときは、俺が一緒にいてやるよ。
[傲慢に、上から目線に、性格悪く 呪いの言葉を吐いてやるんだ。
俺のところまで落ちてこい。 それが俺にとっての、道連れだった。
彼女は、どんな顔をしただろう。 いっそのこと、ぶん殴って欲しかったけれど]
(416) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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[葉子を先導して、美術室を出る。 続いて多目的室の扉を開けた。
やはり、相原愛子の姿はない。 2階にも彼女の姿は、なかった]
……教室に戻ろうか。 きっと彼女は、もうここにはいない。
[道連れにならずに、逃げおおせたんだ]**
(417) 2019/06/11(Tue) 17時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/11(Tue) 17時半頃
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/11(Tue) 22時頃
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―― 現在 / 3年7組へ ――
[両手で胸を押されて、突き放される。 葉子との、距離が開く。>>438
明確な、拒絶。 当たり前だ。俺はそれだけの酷いことを しているのだから。
やはり俺は困ったように笑って、 自嘲気味に頬を掻こうとしたところで。
その言葉>>439は、降ってきた]
(523) 2019/06/11(Tue) 22時半頃
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……え、
(524) 2019/06/11(Tue) 22時半頃
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[葉子の発したそれは、 俺の予想もしていなかった言葉だった。
だから、まじまじと葉子を見つめる。 こんなときばかりは、 気の利いた言葉が出てこない]
葉子。それって、
[彼女の、名を呼んで。 馬鹿みたいに目を見開いて 葉子をただ見つめていたんだ]
(525) 2019/06/11(Tue) 22時半頃
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[考えれば考えるほどに、俺は糞野郎で。 好かれる要素なんて欠片もなくって。
だから「信じられない」という顔で 葉子を見つめるより他ない。
提案に、首を振られる。>>441 ひとりになりたいと言う彼女を 止めることなど、俺にはできようはずもない]
(526) 2019/06/11(Tue) 22時半頃
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……ごめん。
[ただそうひと言、葉子に告げて踵を返した]
(527) 2019/06/11(Tue) 22時半頃
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[3年7組の教室へ向かう道すがら、 自分の前髪をくしゃりと掻き上げて]
ああ、もう。くそったれ。
[自分の糞野郎さに、腹が立った]*
(528) 2019/06/11(Tue) 22時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/11(Tue) 23時頃
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―― 3年7組 ――
ああ。 葉子なら2階に……って、ちょっと灰谷。 行ってしまった。
[教室に着くなり、 慌ただしく葉子を探して外へ飛び出す灰谷を 俺は頭を掻きながら見送った>>511]
(560) 2019/06/11(Tue) 23時半頃
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[黒板に文字を書き足す。 『電話は不通。テレビは砂嵐』 『相原愛子の捜索をしたが見つからず』
それから自分の席に座ると、 すっかり冷たくなったチキン南蛮弁当を 食べ始めた]
(561) 2019/06/11(Tue) 23時半頃
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柊。ご苦労さま。
[おにぎりやパンを抱えた柊>>542が 現れれば、俺は軽く片手を上げる]
食糧問題は解決だな。
[ごちそうさま、と空の弁当箱を ゴミ箱に放り込んで、自席に戻った]*
(562) 2019/06/11(Tue) 23時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/11(Tue) 23時半頃
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