16 漂流旅行
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狼
墓
少
霊
全
オスカーに1人が投票した。
アイリスに4人が投票した。
アイリスを処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
へクターが無残な姿で発見された。
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、イアン、メアリー、オスカー、アイリスの4名。
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― 回想 ―
?
[首を傾ぐ。 手も足も確りと感覚を残し、身体に残っている事を ゆらり、視界に入る『何時も通り』で悟る。]
……あれ? 私…―――
[何がどうなったのか、思い出そうとしても 直前の出来事が、霧に覆われたように思い出せない。]
……此処は?
[辺りを見回しても、真っ白で深い、霧に覆われていた。]
(+0) 2010/08/10(Tue) 06時頃
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……
[丸い眸を細め、霧の向こうを見つめる。 時折、一箇所だけ霧が薄くなるのに気づいたからだった。]
イアン……先生?
[其処に見えたのは、教師の姿。 何かを抱え、何処かへ歩いているようだった。]
(+1) 2010/08/10(Tue) 06時頃
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何……?
[抱えている物がどうしても気になった。 知りたい、という気持ちは何処か焦燥感に似ていて 身体をかりかりと細い爪で毟られるようだった。]
せ、
[其れが何か。 瞬間、見えてしまった、形。]
………
[失った言葉は、何度も何度も、魂を駆け巡る。]
(+2) 2010/08/10(Tue) 06時頃
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[魂をきゅうと締め付けられた。 感覚は、涙が頬を伝う温もりに似ていた。]
………ごめんなさい。
[其れでも其処に在ったのは温もりでは無かった。 全てを思い出し、向けてしまった言葉を悔いる、 冷え切った、温度。]
ごめんなさい…… ごめんなさい………… ごめっ、―――
[言葉が詰まり、霧散しそうになる魂。]
(+3) 2010/08/10(Tue) 06時頃
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[其処へ魂を呼ぶ声がする。 霧散しかけた魂が引き戻された場所は 相変わらず霧に包まれては居たが、]
……誰? 誰、なの?
[真っ白では無く、桃色だった。 >>3:70]
誰? ……お願い、応えて…!
[呼び続ける声に、問いかけても応えは帰らない。 疎通の出来ない、二つの気持ち。]
(+4) 2010/08/10(Tue) 06時頃
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え……?
[>>3:79 其処へ続く、声。 あちらからは此方の様子がわかるのだろうか、と 一瞬躊躇して、眸を凝らす。]
……
[>>3:82 けれど、何の確信も無い内に、 その声は『何か』に包まれてしまったようだった。 言葉には出来ない、不安のような感情が沸き上がる。]
(+5) 2010/08/10(Tue) 06時半頃
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……ねぇ。 イリス。 ……イリスでしょ?
[確信は無かった。 けれど、口から漏れた答えは何処か願いにも似た響き。 自身が良く知った、本当の、彼女。 繕った強さの内側で震えている、弱さ。]
……私の声、聴こえる?
[問いかけるも。 相手からの返答は、矢張り、無い。]
(+6) 2010/08/10(Tue) 06時半頃
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……きっと。 私の声は、貴女に届くって信じてるから。 ………だから、私は。
[相手からの応答が無くとも、続く言葉。 教師に対しての悔いが、 せめて、と親友に対する祈りの強さに代わっていく。]
……精一杯、声を、絞るから。 だから、お願い。
……届いて。
[最後は、聞いて欲しい、という受動的な祈りでは無く 届いて欲しいという、能動的な祈り。]
(+7) 2010/08/10(Tue) 06時半頃
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私の王子様で、居てくれるんでしょ?
[今はもう、懐かしむ事も出来なくなった過去。 それでも、優しくて、大切な、過去。 声は自然と柔らかな笑みで彩られた。]
悲しい、けど――― 私はもう、貴女に触れることも、傍に居ることも 辛いとき、慰めてあげることも、出来ない。
だけど……
[ >>3:88 弱弱しく、負けてしまいそうな友人の声。 笑みは悲しい色に変質するも、首を左右に振る。]
(+8) 2010/08/10(Tue) 06時半頃
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だけど………
[嘘を付くのが下手だな、と苦笑いする。 元気で素直で、けれど心は弱くて。 そんなアイリスだから、セシエルについて触れた言葉が どういう心算だったかなんて、嫌でも伝わってしまう。]
……だから。
[>>3:91 確かに霧の向こう、 その瞬間だけは、はっきりと見えたアイリスの眸。]
(+9) 2010/08/10(Tue) 06時半頃
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お願い。 此れからも、私の王子様で居て?
[霧が再び、二人を遮ってしまう間際。 届くかも解らない祈りを、眸に込めた。]
――――、さよなら。
[必死で繕った笑みは、 何時までも包んであげられない、弱い掌は。 大切な友に*伝わったのだろうか*]
(+10) 2010/08/10(Tue) 06時半頃
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[洞穴から少し離れた位置まで進む。 それから辺りを見回した。]
…この辺で、この辺で彼女を見失ったんだ。
[そのままヘクターの様子を観察する。 何かを言っているのか、言っていないのか分からないほど集中をする。 辺りの様子、誰もいないことを確認、獣の気配もないことを確認。 そして、ヘクターがこちらに背を向けた瞬間…。]
苦しみも…恐怖も…絶望も…感じない程に…。
[小声で呟きながら、手に持っていた槍で彼の心臓を一突きに…。 そのまま素早く抜き、次は喉を狙って一突きにし、押し倒した。]
…まずは…一人…ヘクター…人は絶望でも死んでしまうんだ。 それは人として壊れてしまうことなんだ…。 人として、まだ帰れるかもしれないと言う希望があるうちに、死を迎えさせてあげるのが、今の俺に出来ること…。
[そう言うと、彼の死体を背負って、再びどこかへと向かって歩き始めた。]
(0) 2010/08/10(Tue) 11時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 11時半頃
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[分かってる。/知っている。/知覚している。
自分は、死んだのだと。/この世に存在しないと。/あたしは獣に殺されたのだと。
それを知っていても/分かっていても/理解していても思うのは人の事。
いつか誰かを殺さなければ/存在理由を奪わなければいけない時が来ると、 理解していても/知っていても、それを望みたくはなかった。
人が/自分が恐ろしくて。 言葉が/思いが怖くて。
――何も、出来なかった。
自分が殺された/死んだ場に留まる。 誰かを恨むことなく、ただ立ち尽くす。*]
(+11) 2010/08/10(Tue) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 21時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 22時半頃
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―??????―
[彼の遺体を岩場に押し込めるようにしまうと、再び蓋をするように岩を積み重ねた。]
おやすみ、ヘクター。 大丈夫だよ、寂しい事なんかない。すぐに他の子たちも一緒になれるから…。
[そう告げて、黙祷をささげると、その場を後にした。]
次は…そうだな。アイリスはどこにいるんだろうか? 死んでいれば死体を持ってこよう。生きていれば殺して持ってこよう。 一つの場所に…遺体は一つの場所に…。
(1) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 22時半頃
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─森の中・桃色の霧─
[ずっと探していた親友の姿を離したくなくて、ずっと抱きしめていた。]
[ただ、なにかがおかしい]
[こんなに、冷たくてかたい身体だっただろうか。]
(2) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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[けれど、目の前にいるのは親友であることに間違いない。] [彼女が大事にしている長い髪。そして校則通りに着ている、皺のない綺麗な制服。]
……制服…?
[なぜ、彼女が制服を着ているのだろう。]
(3) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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マーちゃん、着替えに行って…… それで服を残して居なくなっちゃって……
[目の前の親友の姿がだんだんぼやけていく]
(4) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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―回想―
………。 いって、らっしゃい。
[押し殺した声を押し出し、 オスカーと共に、先輩と教師の2人組を見送った。]
(5) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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[霧が薄くなって、見えたものは]
……っ!!!
[親友の姿ではなかった。]
(6) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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アイリスは、身体に絡みつく植物を、必死に振り払った。
2010/08/10(Tue) 23時頃
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―洞穴―
…。
[風も無いのに近くの木の梢が揺れた、気がする。
……野生の獣がやって来たのかもしれない。
荷作りをする手を一度止め、周りを伺った。]
(7) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時頃
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―洞穴―
メアリー?
[何かに気付いたらしき友人の方を見る。 じっと彼女の視線を追った。木々の奥がざわめいている]
また、化け物かな。
[囁きかける。念のため、ナイフをしっかりと握り締めた]
(8) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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―洞穴―
[ちらりと火を見る。 しばらく木をくべていなかったため、もうすぐ燃え尽きて消えてしまいそうだ。 そう考えた時、]
(9) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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「しゃげー」
[おかしな鳴き声と共に、木の上より跳び下りてきた
それは丸く大きな頭と鋭い牙、逞しい四肢をもつ動物。 だがその全身の色は、派手な紫色だった。]
(10) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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― ??? ―
――…………ん?
[ふと気付けば、ふわふわとした浮遊感。 目の前に見えるのは、鬱蒼と茂る森の木々に、年若い教師の肩口。]
――……あ、れ?
[咄嗟に負われていると気付けなかったのは、周囲からいつ何が出てくるか判らない状況のせいもあっただろうか。]
――……俺、倒れちまったのか? ――悪ぃな先生、重かったろ。つか、引っ叩いて起こしてくれりゃいいのに。
[笑って、声を掛けようとして。]
[…………喉が、動かない事に気付く。]
(+12) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――……あれ。
[……喉だけではなく、指一本すらまともに動かない。 ろくに何も食べなかったのが今頃響いたのか。不思議な事に、密着している筈のイアンの背の温度すら、感じ取れなかった。]
――……。…………?
[……空腹で倒れると、ここまで感覚が鈍る物なのだろうか。その割に冴え渡った意識が違和感を訴え始めた、その時だった。]
(+13) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[……するり、と。 切り取られるように、意識だけが肉体から離された。]
(+14) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[絡みつく無数のツルを、ただひたすら振りはらう] [やっとの思いで5m離れると、もうツルはこちらに伸びてくなくなった。]
……あぶなかった…。 絡みついてる……
[手首に巻きついたツルは、本体から千切れてもなおまだ巻きついていた。締め付けることはないが、堅く石のようになっていて、外れない。]
(11) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――……え、おい。
――何これ。幽体離脱ってヤツ?
[慌てて肉体を追い掛け戻ろうとするが。意識が、巧く肉体と重ならない。]
――え、ちょ。待て。何だこれ。
[幾度も試みるも、自分の後頭部が見えてしまう。]
(+15) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――夢でも見てンのか、俺……?
[……と。不意に見えた自分の背が、何やら赤く染まっているのに気がついて。]
――……。 ――なんだ、これ?
[やや離れた位置から確認すれば。 シャツが、夥しい量の血液で濡れていて。教師が手にしている槍が、やけに赤く濡れていた。]
(+16) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[ふと。蘇るのは、直前の記憶。 アイリスを見失ったという場所まで案内され。森の奥に目をこらそうと、辺りを見渡して。]
――……そうだ。確か、急に胸ントコに後ろから何か当たって……。
[急な衝撃に振り返れば、喉元にも何かが当たり。 赤に染まる視界の中、最後に見えたのは。]
[……何やら呟く、年若い教師の姿、だった。]
(+17) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[そこまで思い出せば。出る答えは、一つ。]
――……あれ。俺、もしかして。
――…………殺され、とか? ――……先生に? 何で?
[……導きだした仮説に、怒りより哀しみより先に沸き上がったのは……疑問。]
――あんだけ熱心にマーゴやアイリス探してた先生が、俺殺すワケねぇよな……? ――……俺の、記憶違いか?
[最後に見た光景が、嘘なのだろうか。自分を背負ったイアンの歩む道を、首を傾げながらも追ってみる事にした。]
(+18) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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へクターは、イアンの後ろを、幽体の感覚を持て余しつつも着いていった。
2010/08/11(Wed) 00時頃
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しゃげー? ……!
[流れ着いた日に追われた緑色のバケモノ。 それの色違いのようなものが現れた]
メアリっ……
[浮かんだのは、メアリーが八つ裂きにされる姿]
いや
[ナイフを左手に移し、焚き火の薪を引っつかみ、 メアリーを背の後ろに匿うようにして立つ]
そんなの、いやだ
[右足の痛みなど忘れていた]
(12) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[咄嗟に手近の松明を取りあげた。 緊張で呼気が高まる。]
[鋭い牙をむき、その動物が迫って来る。]
[対して、自分を匿うようにして立つオスカー]
ちょっ、オスカー君…なにをー?!
[君は逃げて、と言いかけ、言い直す。]
――に、逃げようってば!
[震える手で石を拾い、動物へ投げつけた。]
(13) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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―森の中―
さてと…どこにいるかな…。
[木になっていた紫色をした木の実を口に運ぶ。]
うっ…ぺっ!! な、なんだこれ…全然味がしない…。
[口にしたものは全く味がしなかった。 仕方無しに、他のものを口に運ぶが…]
…これも、味がしない…?…味覚が…消えた…のか?
[それでも空腹を紛らわすために、とにかく胃の中に食べ物を押し込む。 いつしか、辛かったはずの疲労感は既になかった。 ふと、手に血がついているのを見つけた。]
血…?誰のだ?さっき確かに洗い流した…これ…。
(14) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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メアリーは、自分はてんで戦力にならないと思っているためか、逃げ腰だ。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[血をたどると、腕の方まで続いていて、辿り着いた先はぱっくりと割れていた。]
これは…俺の血か…。 一番狂っているのは、俺自身だったんだな…。
[痛覚、味覚、気付けば嗅覚も失われている気がする。]
五感が全部無くなったわけじゃない。
まあたいした事じゃない。早く、アイリスを探して…それからメアリーたちと合流して…。
[あと少し…という言葉は飲み込んで、辺りを探し回るようにうろついた。]
(15) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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大丈夫……腹が弱点なんだ。
[メアリーが投げた石で、バケモノの注意がメアリーに向く]
うあぁあああああ!
[薪で紫の腹を殴ってやろうと、一気に怪物の傍に飛び込んだ]
(16) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[動く植物が見えなくなるぐらいまで距離を取った。]
ここ……どこだろう。
[どう走ってきたかすっかりわからない。] [ただ、留まっているよりはいいだろうと、歩くことにした。]
(17) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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え、腹?
…って、オスカー君っ!! 怪我人でヘタレのくせに、なにやってんのおおお
[怪物へ跳びこんでいく幼馴染の姿に、悲鳴をあげる。]
[援護しようと無我夢中で駆け、滑りこみ、松明の炎を怪物の腹へと向けた。]
(18) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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― ????? ―
[やがて辿り着いた岩場に肉体が押し込められ。石棺に納められるが如く、岩が重ねられていく。]
――……マーゴも、ここに居るんだな。
[優しく『お休み』と語りかける教師の声色に滲む、静かな狂気。 真摯な黙祷は、徒に屠った命に対する物にしては……真っ直ぐ過ぎて。]
――人は絶望でも死ねる、……か。
[最期に聴こえた教師の呟きが、今さらくっきりと浮かんできた。 マーゴの事なのか、或いは別の誰かの事なのかは、判らなかったが。]
――…………。
――……アイツらはそんな事、望まねぇだろ……。
[オスカーに、メアリーに……アイリス。 三人の顔が浮かび、そして……消える。]
(+19) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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[大きく振りかぶった薪を必死に怪物にぶつける。 が、巧く当たっていなかったようで、怪物は唸り声を上げながらオスカーを狙った。 身構えたその時、メアリーが松明を持って飛び込んできた。 絶叫をあげて怪物が倒れる。 焦げた紫色から胸が悪くなるような匂いがした]
はぁっ……はぁっ。 メアリー……? よかった、はぁっ…… あいたっ。
[強く踏み込んだ右足が痛む]
ねぇメアリー…… 俺の事、ヘタレって思ってたんだ……
[少し飛び散った紫色を払いながら苦笑した]
(19) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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[一つ、石を持ち上げようとする。 ……が。その手は虚しく、空を切った。]
――……さわれない、か。助ける事も出来ねぇのかよ……。
[…………ため息を吐き。]
――なあ、先生。
――……少なくとも俺は、死んだ後の方が絶望してるぜ。
[後輩達の生を願うが、自分には見届ける事しかできそうに無く。 辺りを見渡すと、生前気になっていた場所へ向かう事にした。]
(+20) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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|
― 森の中 ―
――この辺……だったよな。
[それは、女教師の最期の場所。彼女の肉体がまだそこにあるのかは彼の位置からでは見えないが、夥しい血の痕が惨劇の凄まじさを物語っていて。]
――……あ、れ。
[と。其処に、どこかぼんやりとした姿を見つけた。]
――セシエル先生……アンタ、生きて……!?
[しかし。よく見やれば、その気配は自分と同じ。感覚で言うならば、生者の物ではなくて。]
――…………。 ――……なあ、先生……。
[もし応えがあれば、彼女の死の際にアイリスの手を引いて駆け出した事を詫びようと、そっと声を掛けた。**]
(+21) 2010/08/11(Wed) 01時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 01時頃
|
[熱い焚き木で殴られ、焼かれ、 怪物は倒れて痙攣した後、動かなくなった。] [それを確認し、安堵の息を大きく大きく吐く。]
大丈夫?
[屈み、オスカーの足の包帯を見やってから。]
へ、ヘタ…?あー、う、うん…… [口が滑ったという雰囲気で、視線を泳がせた]
けど今の、ちょっと格好良かったからね、 ヘタレ言ったの、取り消す
かもしれない。
(20) 2010/08/11(Wed) 01時頃
|
メアリーは、自分も苦笑した。
2010/08/11(Wed) 01時半頃
|
おーい!誰かいないかー!?
[森の奥まで入っていくと、草むらから色々な音がするのが聞こえた。 獣達の呼吸音や、移動する音。]
耳が変だな…妙に過敏な気がする…。 お陰で常に辺りを警戒できるが…。
[こちらが警戒しているからだろうか? それとも、勝手に死ぬのを待っているのか、どちらにせよ、獣がこちらを襲ってくる様子はない。]
…まあいっか…とりあえずアイリスを探すのが先決か…。
(21) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
|
|
あんな怪物も来たし。やっぱここも安全じゃないみたいだね。 あんまし、居座らないほうがいいか…。
安全な所と…アイリス君を、探しに行かない?
[松明を置き、さっきの出来事のせいで散らかしてしまった 荷物をまとめなおした。]
(22) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
|
|
[分かっている。理解している。 でも、心がついていけないのは、何故?
どれだけの時間、そうしていたか分からないけれど、 名を呼ばれた気がして、恐怖に体を竦めながらそちらに視線を送った。**]
(+22) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 01時半頃
イアンは、アイリスを探して、森の中をさまよっている**
2010/08/11(Wed) 01時半頃
|
……ってぇ、大丈夫。
[実は痛みが強くなってはいるけれど、にっこりと笑った]
かっこよかった、か。あは、は。 なら、まぁいいのかなぁ……
[自分がふるった薪は余りちゃんと当たっていなかった気がして、もう一つ苦笑した]
そう、だね。火も消えちゃったし。 せんせーとヘクター先輩、どうしてるかなぁ……
[言いながら、ヤシの殻を拾い上げて伝言を残す]
『安全なとことアイリスを探します オスカー・メアリー』
(23) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
|
オスカーは、伝言を書き上げると荷物の残りをまとめ、歩き出した**
2010/08/11(Wed) 01時半頃
|
……僕を守ってくれたんだもの、 カッコよかった、よ。
[静かな声でありながらも、はっきり言いきる。
あの怪物は始め、自分を狙っていた それなのに先にオスカーを危険へ跳び込ませしまったことに 罪悪感も感じながら。]
痛みで歩けない時は申告してね。 肩を貸すくらい、やるからさ。
[オスカーにつとめて軽く言い、荷物をまとめ終える。 松明を掲げ、洞穴を出た。**]
(24) 2010/08/11(Wed) 02時頃
|
|
― セシエル死亡現場 ―
先生、俺だ。俺。
[身を竦めて視線を向けてくる教師の姿に、はたはたと手を振る仕草。 どこかぎこちない仕草に、教師の最期の視界に映されたであろう己の所業を思い返し。]
……怒ってる、よな。 助けるどころか、速攻逃げ出して……ごめん。
[……目を臥せ、頭を下げた。**]
(+23) 2010/08/11(Wed) 12時半頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 21時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 22時半頃
|
─海岸─
[あてもなく歩いて出た場所は、自分が流れ着いた海岸だった。]
ここは……最初の場所だ。 よかった……これなら洞穴の場所まで戻れる…。
[まわりに危険な動物は見当たらない。]
森の中よりは死角が少ないから、安心かも。
(25) 2010/08/11(Wed) 22時半頃
|
|
―洞穴―
[ようやく洞穴に戻ってくると、一匹の怪物が倒れていた。]
…化け物か…。アイリスとオスカーは無事なのか?
[そうやって呟きながら、倒れているソレを槍で突く。]
もう死んでいるみたいだな。 二人ともどこにいるんだろう…? ん?これは…書置きか…。
[洞穴に残された書置き>>23を見つけて読んだ。]
と言うことは、ここを襲われたって事か。
[そう言うと、そのままその場から離れて、声をあげて人を探し始めた。]
(26) 2010/08/11(Wed) 23時頃
|
|
[洞穴から離れて暫くすると、不意の物音にそちらを振り向いた。 見ると、緑色をした巨大な類人猿が木の棒を持って襲い掛かってきた。]
しまったっ!!
[それを思いっきり振り上げて、殴りかかってくる。 とっさに木の槍で身を守ろうとした。]
(だめだ、こんなので身を守れない!しかも武器が…)
[予測したことはものの見事に当たってしまい、木の槍は砕け、そのまま身体を吹き飛ばされた。]
うっっっ…槍が…。
[唯一の武器が砕けると、反撃の術は失われた。]
(27) 2010/08/11(Wed) 23時頃
|
|
ダメだな…野生の獣から逃げられるとは思えないが…。
[武器はすでになかった。 難しいと思っても逃げることしか考えられなかったが…。]
うっ…最悪だな…。肋骨が逝かれたか…。 不運が続いちまっているが…俺は、俺はまだ死ねないんだよ…。 あの子達を"救う"ためには、まだ死ねないんだよ。
[彼の中にある救うはすでに意味は一つしかないのだが…。 重い身体を必死に動かしてその場から逃げ出した。]
(28) 2010/08/11(Wed) 23時頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 23時頃
|
─海岸沿い─
[海岸沿いをあるいていくと、オスカーと出会ったときに遭遇した怪物が、皮だけになっているのを見つけた。]
こんな怪物でも食べちゃう生き物がいるのかな…… それとも死んだらこうなっちゃう生き物なのかな。
とりあえずこれがいるってことは、方角は間違ってないね。 ここをまーっすぐいったら風穴のとこにいけるはず。
(29) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
|
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 23時半頃
|
―森の中―
メアリー、これ持っててよ。 俺、この棒使う。
[安全な場所やアイリスを探しながら、メアリーと森を歩く。 手ごろな棒を拾い、ナイフをメアリーに差し出した]
(30) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
|
|
[石と砂を拳一つ分握り締める。 それを例の猿の目に向かって投げつけた。]
『ぐぉぉぉぉぉっ!!!!』
[大きな叫び声と同時に、目を押さえて猿は膝を着いた。]
よし…好機到来だな…。
[そう言うと身体を引きずりながらその場から離れた。 そのまま隠れられそうな場所に引っ込むと、息を潜めた。]
…くそ…このままやられちまうのか…。武器…武器さえあれば…。
[ポケットを漁ると、ヘクターに渡して、殺した後に取り戻したナイフが一本入っていた。]
…こんな武器じゃ、あれは殺せない…。
[息を潜めながら、呼吸を静かに整え始めた。]
(31) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
|
|
…ヘ、クター君?
[はたはたと揺れる手に、声に感情が戻る。]
――なんで、こちらにいるんです、か? ………生きて、いてくれれ、ば。 あたしは…、それでよかったのに…。
[感情が戻ると共に、どこか鈍く理解していたことを受け止める。 目をそらしているものも、中にはあるが。]
あなたは、正しい選択を、したから。 ちゃんと、生きようと、してくれたから。
――いいんです。
[優しく優しくヘクターの髪を撫でた。]
(+24) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
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セシルは、きっと、ヘクターから事を聞けば、赤い狂気を思い出し体を強張らせる。
2010/08/11(Wed) 23時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 23時半頃
|
─風穴付近─
[風穴を覗いてみたが、誰も居ない。]
……いない。
[少し寂しくなってきた。]
洞穴なら、居るかな。 それとも、みんな移動しちゃったかな。別のところに。
[呟きながら森の中へ足を踏み入れる。]
(32) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
|
|
…………。
ごめんな。 いや、……ありがとう。
[何故ここに、とセシエルに問われるが、自らの見たイアンの狂気を語る気にはなれず。]
……俺も、殺されちまったみてえだ。先生と違って、相手は人間だったけど。
[誰に、とは濁し事態を告げると。教師の手が髪を撫でるがままに任せた。]
……ありがとう。
[見捨てて逃げた自分の命を祈ってくれた事に、礼を述べ。自らの話がセシエルを怯えさせていまいか、と、その目に向き合った。]
(+25) 2010/08/12(Thu) 00時頃
|
|
―森の中―
う? これ、ナイフ…? う、うん…。
[危なっかしい手つきオスカーからサバイバルナイフをで受け取り、右手で握りこんでみた。] [そうして左手に松明、右手にナイフを持ち、歩む。]
(33) 2010/08/12(Thu) 00時頃
|
|
襲われたらさ、俺が止めるから。 その間にそれで刺してくれたらバッチリだよ、きっと。
[メアリーにナイフを渡すと、ゆるく笑んだ]
……俺、かっこよくないよ。
[歩きながら呟く]
お腹すいたのに夢中で、周り見えてなかったし。
(34) 2010/08/12(Thu) 00時頃
|
|
――……? [こてん、と首を傾げた後、ふる、と頭を左右に振った。]
お礼を、言われることは、してない、です。
[普通のまま、ありのままでありたいと、思っていたから。]
………そう、ですか。 その方は…何があっても、いきたい、んでしょう、か。 手が、血に塗れても。
[赤い狂気を、知っている。 でも、目をつむり見ないふり知らないふりをする。 自分を護るために。]
………? どう、いたしまし、て?
[なんとなく、そういった方がいい気がして。 自分より背の高いヘクターを揺らぐことなく見上げる。]
(+26) 2010/08/12(Thu) 00時頃
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……ん、なんだろ。 逃げちまったからってのもあるけど、結構呆気なく死んじまったからかな。 生きろって思ってくれてたって聞いたら、何か言いたくなった。
[自分を見上げる教師に、苦笑を返し。]
……わかんね。 ただ、何だろ。……絶望、しちまったのかな、その人。生きてるって事に。
[何があっても生きたいと言うより、生きる方法が無いから皆を殺そうとする狂気。理解しえないその感情を形にするにも、そんな言葉しか思いつかず。小さく頭を振った。]
(+27) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
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|
―森の中―
…なるほど。連携プレイというやつか。
[いささか自信なさげに口にし、呟きを聞きとめた。]
周りみえてなかった…? んー、気にすることないって。 それだけオスカー君の体が生きる方向に向かってたんじゃないの。それなら責めることないさ。
[考えてみれば、仲間内で食料の奪い合いが起こっても おかしくない状況だと思う。]
ま、チョコパイ独り占めまでやらかしたりしたら、怒るけどね。
(35) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
|
へクターは、風に揺れる薄赤いハート型の葉に、手を伸ばしてみた。
2010/08/12(Thu) 00時半頃
|
─森の中─
あれ……?
[少し距離はあるが、あの人影2つは見覚えのある姿な様な。]
おーい、メアリー先輩とオスカー君ー?
[ちょっと叫び声をあげる。]
(36) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
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へクターは、自分の手が葉を突き抜け空を切るのを見て、項垂れた。
2010/08/12(Thu) 00時半頃
|
うぐっ。
[イアンが来なければ、チョコパイを独り占めしていたかもしれない。 それは口に出さずに、友人の一言を胸に刻み付ける]
……メアリ。
[足を微妙に引きずりつつ歩いていたが、突然足を止めた]
なんか、音しない? ガサガサガサって、足音みたいな。
(37) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
|
|
[言った直後、女の子の声が聞こえた]
今の、アイリス? ……いこ、あっちだ。
[声がした方向を見ると、それらしき人影。 メアリーを促すとゆっくりと人影の方に近寄る]
(38) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
|
|
足音…。
[耳を澄ましてみると、足音ともに叫び声が。]
――あーーっ アイリス君!
(39) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
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『ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!』
[再び叫び声と同時に、身を隠していた大岩が砕かれた。]
ば、馬鹿力過ぎるだろ!おいっ!!
[とにかく一度距離をとるが、折れた肋骨が痛む。]
痛っ…くそっ、寄るな!
[ぐっと握ったナイフを一度振った。 相手の拳を切り裂き、痛みを与えたようだったが、それがよけに怒りを買ったようだ。]
くそっ、冷静になれ…冷静に…。
[必死に頭を冷やそうとしたが、痛みで思考は落ちていた。 それでも、相手に背を向けないように後ろに下がりながら逃げる。]
(40) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
メアリーは、アイリスの姿を見つけると、ぶんぶんと松明をふった。
2010/08/12(Thu) 01時頃
|
[どうやら間違っていなかったようで]
二人とも移動中?
[二人の元へ駆け寄る。]
(41) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
メアリーは、オスカーに頷き、アイリスへ歩み寄る。
2010/08/12(Thu) 01時頃
|
アイリス、無事だったんだ。 イアンせんせとヘクター先輩がすっげ心配してた。
[アイリスと合流し、無事を喜ぶ]
洞穴さ、怪物がきちゃって。 安全な場所探してくるって伝言残してきたんだけど……
先輩とせんせー、無事かなぁ。
[少し顔を暗くした]
(42) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
|
なんで、なんで分かったんだ…。いったいどうやって…。
[ふと影から相手を見ると、再び見失ったようで辺りをきょろきょろとし、そして足元を見た。]
…足跡か…思ったより頭がいいのか…?それなら…
[何かに気がついたように服を脱ぐと、それを近くの草葉に少しだけ見えるように隠した。 自分自身は、そうして、すぐに木の上まで登っていく。]
痛い…けど、いまは我慢だな…。
[案の定、猿はこちらに向かってくる。 そして草葉の陰に隠した服を見つけると、そこに向かって思いっきり拳を振り下ろした。]
(ここだっ…)
[飛び降りると同時、相手の頭上に向けてナイフを突き刺した。]
(43) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
|
アイリス君、見つかった、 よかったー。
[怪我などしてないかと、アイリスの全身を見、]
アイリス君、 その手首んとこ…どうかした?
[眉をひそめ、オスカーの説明を聞きながら、同様に表情が暗くなる。]
(44) 2010/08/12(Thu) 01時頃
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|
『ぐぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!』
[三度、大きな叫び声をあげる猿。 ナイフは見事に脳天に突き刺さった。 しかし、絶命する直前、最後の馬鹿力によって身体を吹き飛ばされ、木に叩きつけられた。]
ぐっ……や、やった…のか…?
[握ったままのナイフ、そして倒れる巨大な緑の猿。 頭から大量の血を流していた。]
なんとか…なった…か…。
[ぬるっとした背中を触ると、結構な量の血が流れ、身体を動かそうとすれば、酷い激痛が襲ってきた。]
今…襲われたら、食われるしかねーな。
(45) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
|
そう、ですか。 [良くも悪くも、誰かに害意を持つのが苦手と言うのもあるが、なんとなく、ほんわかと笑った。]
生きてる、事に絶望…ですか。 それだけの何かが、あったん、でしょう、ね。
[誰の事かもわからないけど]
悲しい、ですね。
[何も出来ないことが。]
(+28) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
セシルは、へクターを、も一度撫でた。**
2010/08/12(Thu) 01時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/12(Thu) 01時頃
|
うう、先輩達にあとであやあまらないと……
あっちの方では見かけなかったよ。
[来た方角を指さして言う。] [手首のものを聞かれて]
これ、なんか変な植物に襲われた時のやつで…… 石みたいに堅くなっちゃって取れなくなったの。
(46) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
|
大丈夫だって、アイリス無事だったんだから怒らないよ。
[ヘクターが既にこの世にいない事を知らぬまま答える]
俺達あっちからきて見かけなかったから…… じゃあ、あっちかな?
[指した方向はちょうどイアンがいる方向]
わっ、なにそれ。 植物ならナイフで切れたりしないかなぁ?
[アイリスの手首を覗き込む]
(47) 2010/08/12(Thu) 01時頃
|
|
うわ、そんな目に遭ってたんだ… …堅いねこれ…
これでなら、切れる、か、な?
[アイリスの手首に巻きつくモノに触れてみて 取れそうにない態に、途方にくれた顔をして、唸り、それにナイフを当ててみようとして。]
……なんか今、 叫び声みたいなの、聞こえなかった?
(48) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
|
[……ふわり、と笑う教師にどこかで安堵しつつ。]
……だよ、な。
死んだら、二度も死ぬ事は無いにしても。 ……生きてなきゃできねぇ事も、山ほどあんだろ……。
[その狂気を《悲しい》と評した手の気配を、受け入れていた。]
(+29) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
へクターは、イアンらしき叫び声がどこからか聴こえた事に気づいた。
2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
切れるかなあ。
[手首のものを見ながら呟く] [するとオスカーの指さした方向から叫び声が聞こえて]
!! 聞こえた。メアリー先輩にも聞こえたってことは、空耳じゃないよね?
(49) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
メアリーは、ナイフを扱う手つきは危なっかしかった。
2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
[はらはらとメアリーがナイフを扱う様子を見守る。 少し、いやだいぶ、心配になった]
うん、俺も聞こえた。 ……俺、行ってみるよ。
[先ほどの方角へ数歩歩いて言いかける]
二人とも、危ないからここにいた方が……
(50) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
|
今の、叫び声……。
[死した身に聞こえたのは、空気の振動でなく、魂が奏でる音。 それをイアンの声と感じとると、そちらを見やり。]
…………。
[狂気に囚われ自分を殺した相手ではあるが、今となっては彼の生を祈る気持ちの方が、強く。]
……俺、行ってくる。
[何も出来なくとも、せめて見届ける為。彼はセシエルの言葉を待たず、声が聴こえた方へ向かった。]
(+30) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
|
うん、聞こえた。 もしかして、ヘクター先輩たちじゃ…
[もしかして彼らに何事かあったのだろうかと、 ごくりと、唾を飲む。]
いやオスカー君…僕も様子を見に行くよ。
[言い切って、ナイフを持ち直す。]
(51) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
|
― ???? ―
……
[何度も、何度も。 名を呼ぶ声が、した。]
……なんでだろう、ね
[声は一つでは無かった。]
私って此処まで見る目、無かったんだね……
[生ある間には気づけなかった、音。 今になって魂を縛る、強い後悔。]
(+31) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
|
もう、
[首を左右に振る。 面には悲しみと、悔しさが浮かぶ。]
……私の事は、いいのに あんなに酷い事を云った、のに …………どうして?
[問い掛けは、届いて欲しい場所に届かない。 きつく眸を閉じて]
……イアン先生。
[名を呼んでも、祈りは誰が聞き入れてくれるのだろうか]
(+32) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
マーゴは、一歩ずつ。時間を掛けながら自身を呼ぶ声の方角へ歩く。
2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
みんなでいこ。
独りで身に行くのは危ないと思うし。
[もちろん付いていく気まんまん。]
(52) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
|
|
……
[魂は未だ最後の畏怖を拭い切れては居ない。 歩み進むのが普段より遅いのは、その為だった。]
先生。
[其れでも逃げずに進むのは 伝えたい言葉が、ゆっくりと背を押してくれるから。]
(+33) 2010/08/12(Thu) 02時頃
|
|
ですよねー……
[予想通りの返答が返ってきた]
危ない事あったら逃げてよね。
[言いながらずんずん進む内、何かが争ったような跡を見つけた]
これ、せんせーの槍?
[屈みこみ、不自然に尖った短い木の棒を拾い上げる]
(53) 2010/08/12(Thu) 02時頃
|
|
先生のかも。 普通に折ったんじゃ、こんな形状にならないと思うし……
[オスカーの拾い上げた棒を見る。]
この近くにいるのかも
(54) 2010/08/12(Thu) 02時頃
|
|
[声の聞こえた方へと、三人して移動を始め。]
イアン先生の…槍? 折れてる……?!
それにアレ、争った跡みたいなのあるし…
[心配で、表情が曇る。]
先生たち、この近くにいるのかな。 …足跡とか、残ってないかな。
(55) 2010/08/12(Thu) 02時頃
|
|
……足跡、これかなぁ。 動物のじゃなくて、靴っぽい。 こっちむいてるよ。
[足跡を追い、警戒しながら進む。 人の足跡が一種類である事には気づかぬまま]
あれ、せんせー?
[じきに、随分と弱った人のような影が見える]
(56) 2010/08/12(Thu) 02時頃
|
|
[いつの間にか痛みも麻痺し始めていて、ぼんやりとしていた。 いつの間にか閉じていた瞳をゆっくりと開けた。]
……誰か…きたのか…?
[人の姿らしきものが一瞬見えた。 彼らを救うタイミングに恵まれたのだと、神に感謝した。 少しだけ身体を起こし、手を上げた。]
(57) 2010/08/12(Thu) 02時頃
|
|
[オスカーの後に続いて進み行き。 そして。]
なっ、先生……大丈夫?!
[流れる血、弱った様子の教師を発見すれば、仰天し イアンへ、無防備に駆け寄った。]
(58) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
― ??? ―
……っ!? おい、イアン先生!?
[辿り着いた場に広がっていたのは。壮絶な戦いの跡と、緑の大猿の死骸と……今にも命の灯火が尽きそうな教師の姿。]
アンタ、何無茶な事してんだよ……!
[しかし、やがて聴こえたのは。後輩達の声。]
…………!!!
[その声に身を起こすイアンと、駆け寄る後輩達の姿。無事アイリスが見付かっていた事にも気付く余裕が無いまま……彼は、息を飲んだ。]
(+34) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
オスカーは、メアリーに一歩遅れてイアンの傍へ。
2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
せんせ、どうしたの……?
[弱った教師の姿を見つけた。] [血が流れている。]
大丈夫……?
[心配しながら声をかける。] [そしてふと]
ヘクター先輩は?
[姿の見えない先輩の事を問う]
(59) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
…………。
[考えるのはこの後のこと。 今救おうとしても、彼らを一つの場所に運んであげることは出来ない。 それならばと…]
いや、あんまり大丈夫じゃない。 多分、もう長くはもたねーよ。 だから…頼みがあるんだ…俺をあそこまで連れて行ってくれないか?
[指差す位置はマーゴとヘクターを埋めた場所。]
まだ…やらなければならないことがあるんだ…。
[辿り着くまでもつかは自信がないが…。]
(60) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
そんな、もたないだなんて。
[言いつつ、傷の様子が目に入ると内心イアンの死を覚悟する]
せんせ、肩貸すよ。 俺だけじゃ心もとないから、反対側メアリーお願い。 アイリスは何か襲ってきたら、こいつでぶん殴って。
[アイリスに棒を差し出すと、屈んでイアンの腕を肩に乗せた]
(61) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
[アイリスの顔を見れば、少しだけ安心したように笑ってみせて]
よかった…。無事だったんだな…。 少し冷静になれたみたいでよかった…。
[それだけ告げて、>>59ヘクターを探す様子のアイリスに。]
ヘクターは……彼は、あれに殺されたよ。
[さらりと偽りを述べる。 指差す先にあるのは、例の猿の化け物の死体。]
俺もあいつのせいで、肋骨と背骨、あとは腕を一本逝かれちまった。
[笑ってみせるが、既に咳き込めば血を吐き出し、内臓がやられているのもわかった。]
(62) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
[……イアンが指差したのは、彼の肉体が眠るあの岩場の方角で。 後輩達が肩を貸し、そちらへ向かう姿を、ただ追うしかできなかった。]
…………。
[……例え、イアンの告げた自分の死因が、偽りであれども。そして、イアンが尚も皆を殺そうとしている事に、気付こうとも。]
(+35) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
……。
[イアンの発言への理解はどうも覚束なかったが。 長くはもたないと宣言あった上での頼みごとに、了承せざるを得ない気がした。]
アイリス君、 この松明も持ってもらっていいかな。
[両手が塞がっていたため、 アイリスにそう頼むと、オスカーの反対側のイアンの肩を支えて 教師の指さした方向へ。]
(63) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
うん。
[オスカーから棒を受け取って]
オスカー君、メアリー先輩。 先生運ぶのお願いします。
[そして、姿の見えない先輩の事について聞くと]
……そう…ですか。
! せんせ、無理しちゃだめですよ!
[血を吐きだす様子が痛々しい。]
(64) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
アイリスは、メアリーから松明を受け取った。
2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
[オスカーの肩を借りると、折れた腕の痛みに顔を歪めた。]
すまないな…助かる…。 どうしても…どうしてもあそこにいかなければならいんだ。
[そう言って見つめる視線は変わらず、同じ場所。]
(そう…あの場所で、この子達を救わないと…。 大丈夫…恐怖で壊れてしまう前に…友達と…皆と同じ場所に埋めてあげるから…。)
[頭に残るのはそれだけ…。]
(65) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
|
|
……
[辿り着いた時、教師が指差したのは此方だった。 背の先には、身体が眠っているであろう場所。]
……もう。
[俯いて、眸を閉じ、首を左右に振る。 傍にヘクターの魂が在っても、 今は、声を掛ける事も無い。]
(+36) 2010/08/12(Thu) 03時頃
|
マーゴは、イアンへと手を伸ばそうとするが、もう一方の手で其れを緩く抑える。
2010/08/12(Thu) 03時頃
|
あの場所に…辿り着けるのが先か…。 それとも…
(自分が死ぬのが先か…。)
[ただ、そう考えながら、落ちそうになる瞼を幾度となく開いて、少しずつ歩みを進めた。]
(66) 2010/08/12(Thu) 03時頃
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