158 Anotherday for "wolves"
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 17時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 17時半頃
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―少し前―
[可哀想だと言われれば>>127 その言霊に自らの置かれている現実が 浮彫になって、
寂しさ、絶望、憎悪、孤独、殺意
よくない感情が湧きたちそうになる。]
…っふ…!!
[堪え切れずに むせび泣くのもまた 可哀想に映ったかもしれない。]
(152) 2015/05/20(Wed) 19時頃
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[甘やかな 毒の言葉と共に ラディスラヴァは一層口端を吊り上げて>>128 それがまた怖いと思ってしまう。
そんな時、中性的な声が通りの方からして。>>120 ラディスラヴァを視界に入れながら、 ちらりとそちらを見た。]
……スティーブン先生のところの…。
[実は、少女は彼の名前を知らない。 勝手にクロと呼んでいた(いつでも身なりが黒いから) 若い頃のルパートを知っていることに対して 青い嫉妬を抱き スティーブン先生と仲が良いと思えば 悪者の仲間だと決めつけて 彼のことを知ろうともしなかったから。]
(153) 2015/05/20(Wed) 19時半頃
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[たじろいで二人のやり取りをかたずを呑んで見守れば 青年はそのしなやかな体躯をそのまま 黒々とした獣のそれに変えて。>>135]
[その姿が昨日の兄と被って見えて 咄嗟に身を捩ってその光景から 目を背ける。
飛び出した狼に、鈴の音の彼女はどうなったのだろうか。 様子を窺うべく、首をもたげた時、蒼い、凍てつくような瞳と目があった>>138
『伏せろ』と言わんばかりに顎だけを動かす仕草のままに 伏せて、すこし離れたところまで這って 暴れる胸に手を当てて、そっと鎮めようと。]
(154) 2015/05/20(Wed) 19時半頃
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ベネット…!
[ラディスラヴァに会った時から、 一晩中で外で気を失っていた少女の体力は ほとんど残っていなくて
父を殺され、兄を手に掛けたと思ってるその精神力も ほとんどすり切れていて]
[昨日ほど覇気もなくベネットや その傍らにクラリッサがいるならば そちらも一瞥し
ベネットの方に手を伸ばすと]
た、たすけて…
[と。]
(155) 2015/05/20(Wed) 19時半頃
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[――彼女の密やかな覚悟を知った時、 ベネットもまた覚悟を決めた。
残るは情を向ける者ばかり。 いずれか選ばねば前には進めない。
ならば手強き者をこの牙にかけよう。 禁を犯した育て親を屠った友を――。 己の為、彼女の為、家族の為、 耐え忍ぶ“共存”を終わりにする為に。]
(156) 2015/05/20(Wed) 19時半頃
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メアリー …っ、
[メアリーの呼ぶ声>>155に駆け寄る。 伸ばされた彼女の手を取ろうと己もまた手を伸ばす。 助けを求めるようなその響きは常より力なく感じた。]
(157) 2015/05/20(Wed) 19時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 20時頃
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[触れられる手のぬくもり>>157に 少しの安堵を得るが
疲れ果てた身体や弱り切った心を癒すに至らず。]
こうかい……。
[力なく、ぽつりと言葉を落として。]
(158) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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─ サイラスの家 ─
[>>140>>141 出迎えたサイラスは顔色も冴えず この数日の疲労が滲み出ているかの様で]
すまねえ、事が事だけに 他に頼めそうなヤツがいなくて
[猫からはそれとなく 前夜、グレッグが何者かに というのは聞いてはいたものの
酒も入っていたのもあり それが彼だというのは知らず
だが、考えてみたら 他にいない事に気づき愕然とする]
(159) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[彼もまた、自分と同じく友を亡くし そして、それより先に最愛の女性を失って その悲しみはどれ程だろうかと]
ありがとう…助かる
[手際よく差し出された 幾らかの布を受け取り、ジョスランの家へ戻った]
(160) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[そう呟くのとひとすじ 熱い涙が溢れるのは 同時…―――――]
(161) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[後悔]
[その言葉がすんなりと腑に落ちる。 後悔。
どこから後悔すればいい?
オーレリアから首輪を強請ったところ? はずみの事故で彼女の命を奪ったところ? 人食い人狼のせいにしようと死体に工作したところ? 友達のマーゴを見殺しにしたところ? 自分を庇って父が殺されることになったところ? 憎き父の仇をとったところ? 無実の兄に罪を着せてしまったところ? 兄を疑う村人に殺意を覚えたところ? そんな兄の命を自らが奪ったところ? それなのにまだ死にたくないと思ってるところ? そして今大好きな仲間を犠牲にしようとしてるところ?]
(162) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[後悔なんて してもしきれない…――]
(163) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[力ないメアリーの声>>158が彼女の憔悴を思わせる。 父親を失い、兄のように慕ういとこを失ったばかりなのだから それも当然のことだろう。 触れる彼女の手を、そっと握る。]
――…メアリー、
[密やかな声を聞き、ベネットは酷く痛そうな顔をする。]
(164) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[ 「大丈夫さ」 って言うせんせの声>>+75が なんだかとっても小さくて、さみしくて わたしは口元をきゅっと結んで、降り注ぐ声にわらいかける。
相変わらずどこか皮肉っぽくて、諦めたような笑い声は 「しめっぽいなあ」と思ったけれど。
( カビちゃいますよ )
そう言うかわりに、手のある場所を伝い探して 握られた拳>>+76ごと包み込む。
( わたしの手じゃぜんぜんおさまりきらないけれど ) ]
……さいしょはね。 だあれもわたしを見てくれないのが、怖かった。 けどもう寂しくないです。 ……きっと、みんなどこかに居るから。
[ おとうさまとおかあさまも、何処かにいるかしら。と。 ]
(+85) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[温度のない掌で覆っていた拳がふわりと動いて それを追いかけようとした指は 髪を撫でる感触に ぴたりと止まる。
なんでだろう。 どうしてだろう。 死んだ誰かと話ができると知ってしまったからか いま、サイラスが彼を屠っていると知るからか
ひどく曖昧になる 死の概念。
生前とさして変わらぬ白いまんまの指と指を小さく交わして せんせに触れようとする 寂しがりやの手を互いに縛る。
父も 母も あの街で喪った皆が もし。 今もこんなふうに どこかに居るかもと思ったら ―――わたしは。 ]
わたしは――
(+86) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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「また」 ひとりで残るよりは ぜんぜん。 いまのほうがいい。 だって、呼んだらせんせが来てくれたのだもの。
[そんなことを言って。
くしゅっとした笑い顔と共に すまない。なんて言う しめっぽいせんせ>>+76の手が浮くくらいに 首を振る。
ほろりと零れた彼の名に、動かぬ臓が締め付けられて つい慟哭の中に響いた声を思い出してしまうけれど
サイラスはまだ、大丈夫。 優しいまんまで居てくれるはずだから。
そんなしめっぽい自分とせんせを吹き飛ばすような おおきな深呼吸をひとつして
すう、ともひとつ胸を膨らませたのなら 森へ向き]
(+87) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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せーーーーんせー!!!!
[闇夜に抜けるでっかい声は、死者の憂いの影もない。]
…このくらいで叫んだら、次もせんせに届くかしら。
[薄ら白い少女の影はそう言って いたずらに、わらった。]
(+88) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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ねえ、せんせ。 これは何色?
[暫し後、わたしはじぶんが知る時よりも増えた土山を ひとつ ひとつと確かめ歩き それぞれに捧げられた花達を撫でながら色を問う。
献花にしては裁ち揃えられていないままの紫苑は 一体誰からだろうとか。 ひとつ、毒が香る一輪>>4:117に迷いなく触れれば あの時>>+23鼻を掠めたアネモネが眼下に咲く。 手を斑に腫れさせた日は、どうしてこんなに遠いのだろう。]
……また、増えるね。
[たぶんもうすぐ。幾つになるかな、の問いは飲み込んで、 わたしは微かに目を開けた。
血に濡れた金の獣を背負った彼>>20の足音が 聞こえてきたから。]
(+89) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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─ ジョスランの家、再び ─
[>>142>>143>>144 ジョスランの亡骸と兄さんの不在を 目の当たりにしたサイラスの叫びは痛々しく 家の中に響き渡る]
いや、俺もさっき…似た様なことしてたし
[一度は「護符」を渡していたのに 昨夜、渡せていたのならと 自分の無能さに呆れていたのだから
自分の甘さが、彼を護れなかったのだと 帰ってくるなら、何度でも叫んだだろう]
(165) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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……………。
[ルパートと居た時と同じように わたしは彼を避けるように、せんせの背後へと隠れ 背中に走るひどく大きな恐れを押し込める。
気づかないで、見えないで、生きていて と 気が付いて、話して、またあの手を と
どちらもほんとうのわたしの声が、 体の中で叫ぶんだ。
震えながら伸ばした手は もう一度 あの夜のように>>2:=1 包んでもらうことは叶うだろうか**]
(+90) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[>>145 彼の歪んだ顔とその涙 そしてこれまでの言葉の数々は 嘘偽りもないものなのだろう
そうであればいいと 願わずにはおられなかった]
このままじゃ、帰って来たとしても 兄さんに顔向け出来ねえしな
[帰って来ない様な気もしたが それはいう必要もない
まだずっと幼い頃、人間だった兄さんが どんな人だったかは覚えていないが ジョスランと遊んでいて、頭を撫でてくれた誰か もしかしたら、その人なのかも知れないなと]
(166) 2015/05/20(Wed) 21時半頃
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─ 墓地 ─
[>>146>>147 休みながらもどうにか埋葬を終え 2人で祈りの言葉を
祈る神などいるのかと 思う事も多々あれど、死者を悼むのに 相応しい言葉はやはりそれだった
近くに並ぶマーゴの墓 オーレリアもそうだが彼女も まだこれから光の中で過ごせる筈だったのに 野に咲く花の様に最も容易く摘まれて行った
本人が望むと望まないとも関係なく それを奪うという事は、やはり罪深い事だと]
(167) 2015/05/20(Wed) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 21時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 21時半頃
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ああ、クラリッサの「視た」って話か 俺は昨日、ルパートを見たのは聞いてたな
ルパートは無実だったのに 投票してしまったって、かなり取り乱して
[グレッグがクラリッサを襲うなら その力への警戒だろう意見に頷いて]
ベネットが、味方なら…大丈夫そうだが
[>>150 と、返せば 心許ないのを見透かすが様な]
(168) 2015/05/20(Wed) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時頃
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そういえば、ラディは最近見てねえ 最後に会ったのは…まだ族長もいた時だな
って、メアリーともそうなんだが
ベネットは…昨日会った時には 確かに誰が怪しいとはいってなかった
改めて…その話を聞きてえと思っている
[>>151>>137 宿の方から聴こえる咆哮に 向かうというサイラスに手を振って 本屋へ向かう事にする
グレッグと同じく彼もまた 護らんとする者を持つ身の上 その想いは時に禁よりも重くなるのだと 既に積まれた死体が物語っているのだから*]
(169) 2015/05/20(Wed) 22時頃
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[後悔、という言葉に、メアリーは何か思うよう。
ベネットにも後悔はあるけれど
族長を手にかけ、――の、糧としたことも、 ジョスランを狩り、――の、糧としたことも、
共存の天秤の、均衡を揺るがすことも、
己の選んだ道ゆえに後悔するつもりはなく。]
(170) 2015/05/20(Wed) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[悔いるとすれば、許嫁を守れなかったこと。 悔いるとすれば、グレッグを守れなかったこと。 悔いるとすれば、――]
ラディスラヴァ、
[キミにこんなことをさせてしまったこと。]
(171) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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―― 本屋――
[背を撫でる手はまるであやすよう。>>76 宥める声に逸る気持ちを抑えながら、彼の問いかけを肯定する為に、何度も頷きを返す。
伝えた名前を、彼が繰り返したなら。 向けられた瞳を真っ直ぐに見返して]
赤い瞳を、していたの。 子供の頃見た彼女の瞳と同じ、赤い色。
[幼き頃、綺麗な瞳だと思ったその瞳が、今は、怖い。 夢の獣を思い出し、胸に添えた手に微かに力が篭もる。
昨日と同じように支えられた手に、身を委ねるように]
(172) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[喧騒に紛れた声は確かに耳にしていた。 ただ応えることが出来なかった。
グレッグを想う彼を其処に見たから。 支えようとした手を取れなかったのは、 彼と道を違えた時、 もう一人では立てなくなるのではないかと 怖れたから――。]
(173) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[ふるりと身を震わせ、黒の瞳を覗き込む。 気遣わしげに見えたその瞳の奥に、救いを求めるように。
そんな時だっただろうか。 彼の唇から意外な言葉を聞いたのは>>125]
――え……?
[ どうするって。 ]
[ それは ]
(174) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[思ってもみない問い掛けに言葉を失う。 一瞬、何を問われたのか分からなかった程に。
今まで見たこともない夢。 それは、ラディが人を喰らう狼だと示唆するもの。
それを見た、私は――?
答えを出せずに、ベネットに問いかけるように。 両の目を大きくして、言葉もなく彼に問う。
問いかけに応えはなく、返ってきたのは。 また、新たな問い。>>126]
(175) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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