266 冷たい校舎村7
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──── 通学路 ────
[ 足元に寄ってきたそいつは、 生物があたたかいことを知っているのだろうか。 宇井野はとても筋肉質だったから、 人よりも体温が高い分、暖を取られやすい。
角を曲がってきたところらしい。 大きな身体を まぁるく 低くして 見上げるちいちゃな猫を、見下ろした。
可愛い小動物に、スマホを向けることはしない。 見せるような相手なんぞはいないし、 そういうことは 女子が好むものだ。
別段、男子がそうしてたって、 宇井野は何も言わないし、 寧ろ撮影の腕を褒めるような具合だったが。 ]
(223) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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[ 「 にゃ 」。 と、また鳴いた。 野良だったら拙いから、 撫でることは、しなかったが。
気ままに生きる小動物は、 どこにでもいるし、いつでもみかける。
どこにでもいるような、 そいつらの眸は、なんとなく。 苦手な部類ではあった。 誰にも言ったことはないし、愛らしいとは思うけども。 ]
(224) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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見ている眼差しがいとおしかった 今となっては おそろしい
どうか 見てしまったそれらを 全部全部 気紛れに相応しく 忘れてしまっていてほしかった
(225) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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波打つ髪を伸ばした ハーフらしい顔立ちの 可愛らしいと評された子供の姿も
親の目を盗んで 花を摘んだ白い手も
プールの時間に 耐え切れなくなったみたいに タオルをかぶって 顔を真っ赤にして 膝を抱えた 一度きりの泣いた記憶も
(226) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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全部 全部 誰も彼も 忘れていてくれれば 良かった
(227) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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[ 気紛れの猫は 少し擦りよって、 とととっと何処かに去っていく。 行く先に、ちっちゃい足跡は残っていたから、 それを辿るように、角を曲がった。
大雪のせいだろう。 いつもよりもずっと 人の少ない道に、 見慣れた制服姿を一つ、見つけた。>>55 ]
おはよ、宮古。
[ スマホを仕舞いこんだ手を、ひらりと。 傘は持ってきていないから、 もう片方はポッケに突っ込んで。 ]
(228) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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寒ィな。 こんな時でも学校とか、勘弁。
[ なんて からから笑う。 軽口の類だ。宇井野は冗談をわりかし好む。
風上に立てば、大きな身体は良い雪除けだ。 そんなつもりはなくとも そうする癖が、ついている。
宇井野は 特に嫌がられなければ、 男子でも女子でも関係なく、 通学路を共にするような男でも、あった。 *]
(229) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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──回想:盗難──
[ 最悪だ。 反吐が出そうだ。 この顔が本当に × × × だ。
この時の俺といったら、 小学生が大嫌いな人参を母親に 無理やり食べさせられるみたいな、 形容し難い感情の渦にある顔をしていた。 ]
ドーモ。
[ 委員長然とした顔に吐き捨てた。>>101 夕焼けの作る翳りの中の其奴の顔は まさに高みの見物≠ニ笑う奴らと同じだ。 俺の尤も嫌うものだった。 ]
(230) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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イインチョーサマも教師たちと同じだな 根拠もなく他人を信じられんだろ?
[ 1番に君臨し続けていることに対しては 努力もあるだろうとやっかんだりする気はない。 する気はない筈なのに、この男は妙に鼻につく。
俺に声をかけるのは、 委員長としての素ぶりを見せるのは、 まるで儀式のようだと、思った。 ]*
(231) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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[ 信号を渡ってきた矢鱈目付きの悪い男に、 眉をぐ、としかめてみせた。>>219 挨拶もなしに、舌打ちときた。 つくづくコミュニケーションのできないやつだ。 それができないせいで他者から勘違いを招く。 ]
挨拶くらい返したら?
[ さらりと言葉を紡ぐ。 顔を背けられれば、いらぬお節介かと、 再びビニール傘を持ちやすい位置へ。 視線を颯太から通学路へと戻す。 ]
(232) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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なに? 不良に傘を貸すと内申下がるって? 御生憎様。 そんなわけあってたまるか。
[ その上、内申点に頼らずとも、 希望大学に合格できる程度の学力はある。 模試の結果が合格の可能性は80%以上だと告げていた。
ざくり、と隣で音がする。 まだ赤なのに、と顔を顰めるもすぐ信号は青に変わる。 ]
(233) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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[ 仲良く登校なんて、言葉は似合わない。 けれども、わざわざ急いで離れる理由もない。
だから。 怜奈は怜奈の速度で、通学路を往く。]*
(234) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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別段 正義漢というわけでもない
全部全部 自分で描いた偶像だ
(235) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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──── 盗難 ────
[ クラスで相次ぐ盗難事件>>6 それを知った時の感想といえば、
“ 予備のノート作っててよかった ”
だった。
持ち歩く物も、 行く場所も多いものだから、 どこでうっかりをしても良いように、 念には念を入れていたものだから。 ]
(236) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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[ 委員長や副委員長には及ばないが、 教師曰くの 優等生 に、向く矛先はなく。
ノートや教科書を取られたとしても、 平然とした顔を見せるような男は。 ]
ま、ノート写したりってのも、案外復習になるしな。
[ なんて、ポジティブを吐き出して。 気を付けようぜ、くらいで、終わらせた。
真っ先に疑われる奴にも>>41 其処に問を投げる奴にも>>78 教師に質問攻めされる委員長にも>>6
朗らかな笑みというものは、平等だ。 ]
(237) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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これくらいで 傷ついていられない 小さなことだと笑って流して
それぐらいが “ ちょうどいい ”
(238) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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でも、教科書は厄介だな。 写し作っておくか。
[ 教科書丸ごとの写し。 数学の図面を含めた丸ごと。 そんなのを、さらっと言って。 空がまだ夜の色をしているころに、 さらっとやってのけるような男だった。
教科書がなくなっても良いように。 誰かが困っていても渡せるように。
あとは、 教科書の写しも、勉強になる。 巡り巡って、何もかもが自分のために。 宇井野の中で、盗難事件という存在は、 存外軽い所に、置かれていた。 *]
(239) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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──回想:役割分担──
[ お姉さんの、という声>>177が含む驚きは、 明らかに、僕が手を挙げたことへではなく。
僕は、返事を求める風でもない声に、 ただ微笑んだまま視線を向けた。そうです。
勤勉な、クラスメート。 小学校から校区が被っていて、 よくできる子だったから、今も縁がある。 七月葉子。
彼女は、いつだって定位置を持っていて、 今は、二番目。もっと幼いころは、一番。]
(240) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ 定位置を持つことの喜びや重みは、 僕にはわからない。僕は知らない。
このクラスには賢い人が多い。 その程度の認識でいて、それは高本悟や、 七月葉子や、宇井野堅治をひっくるめての感想だ。 僕とて、5位から20位までくらいをふらふらと、 不規則に漂っているので、賢い人間の部類だろう。
とりとめのない思考が流れていくのを、 よろしく。>>197という挨拶が引き戻した。]
うん、よろしく。灰谷さん。 ……こういうのも、最後だろうから。
[ 珍しい。と指摘されたことに、 恐らく僕の返した理由は適切だっただろう。 それが理由のすべてだったかは、さておき。*]
(241) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ O brave new world! ]
(242) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ かの有名な劇作家の生み出した言い回しにおいて、 僕が最も気に入っている一節である。それだけ。
さて、作業中に声をかけられて>>205、 僕は一拍置いてから顔を上げた。
自分に向けられている。と脳が処理するのに、 やや時間がかかってしまったためだ。
視線の先では、養拓海が何かをつくっている。 どうやら、クラスのほうで使うものらしかった。
お化け屋敷で使う小物を作っている人間に、 怖い、と声をかけられるというのも不思議な話だ。 僕は自分の手元に一瞬視線を落とし、微笑む。]
(243) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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……どうかな。でも、 納得がいくまで、やめられない。気がする。
[ 僕の返事は曖昧だったかもしれない。 けれど、それが本心だったのだ。
僕の人生には、mustもshouldもwantも然程なく、 ただ、今いる場所まで流れ着いたようなものだから、 それは僕にとって、大変奇妙な感覚だったのだけど。]
……拓海くんは。 クラスの準備だよね、それ。 部のほうには、何か出すの。
[ 美術部は例年どおり、展示スペースを設けるはずだ。 その準備は? という疑問を投げかけ。*]
(244) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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──古い記憶>>201──
[ ”怖い”って、どういう意味だろう。 ──と、僕は考えたものだ。心を痛めるでもなく。
僕の姉は怖いらしい。ゾンビみたいで。 ゾンビの弟をからかいに来た上級生は、 悪意を以て気持ちが悪いと称したけれど、 同級生や低学年の幼い感性からすれば、 僕の姉の見た目は、純粋に怖いらしい。
僕に声をかける人の動機は、 大体の場合が興味や好奇心だったけれど、 それが、絵を見てということなら>>202、珍しい。]
(245) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ 絵を描くのは、嫌いじゃなかった。 運動はどうにも苦手だったけれど。
遠くへ行くと言われたら、 日よけの帽子をかぶってついていった。 姉が使わない、ひまわりのついた麦わら帽子。
僕は昔から、そういうことに無頓着であるらしい。 だって、それが一番日差しを遮ってくれる。
後ろをついて歩く。ような関係だったと思う。 ただ機嫌よく、そこで微笑むだけの僕に、 なぜ彼が飽きもせず、声をかけてくれたのか。
僕には理解のできないことだけれど、 社交性の低い僕が、学校という小さな社会で、 彼に助けられていたことは、言うまでもない。*]
(246) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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──回想:文化祭──
[ 3年7組は、 定期テストで1位2位3位と並ぶ生徒が所属している。 仲冬高校に入ってから、 この三人全員と同じクラスになったのは初めてだった。 4月から彼ら三人、 というより二人の間で恋愛事もあったようだが、 クラスの進行に何も問題なかった。 手腕確かな悟に、彼の補佐を行う葉子。 そして、なんでもできる堅治。>>207
さぞかし円滑に話が進むだろうと推定した通りに、 とんとん拍子とばかりに事が決まっていく。 出し物は、『お化け屋敷』。 作り込みさえすれば、人気が出ることは見込まれる。 ]
(247) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ お化け屋敷を作るのにあたって、 必要な役割もまた決まっていく。 クラスの一員として静かに話を聞いていた。 会計、に立候補したのは、経験があったからだ。 去年一昨年の経験と、節約することへの自信は、 手を挙げるには十分だった。 その際にいくつか視線が突き刺さったのは、 恐らく気のせいだ。 ]*
(248) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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──現在:朝──
[ 睨めっこがすぐに始まる。>>232 この女とはそういう奴だった。
他者からの誤解など想定内で、 コミュニケーションができずとも 問題はないと思っていることなんて 此奴は決して知らないだろうに。 お節介ってやつには眉尻が下がる。 ]
……お得意のお勉強も、 風邪引いたら元も子もないだろ
[ 歩幅を揃えているつもりはなかった。 ただ単に、向かう場所が同じなだけだ。 ]
(249) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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……まぁ、田所にとっちゃ、 んなもん関係ねえのかもしんねーけど
[ 少し後ろにある気配を感じながら、 30秒も経たずに足跡が消えゆく道を歩きながら
──不意に、小学生の頃のある日、 だれかに傘を差し向けられた記憶が過った。 ]
(250) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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──回想:子供の時分──
[ それは、蒸し暑い初夏の頃。 今よりも幾分にも目付きは鋭くなく、 どちらかと言えば大人しそうな少年だった。
あの日は、全身が泥んこまみれで 新品の靴なんて片っぽは行方不明。 ランドセルは半分空いた状態で ノートを取り出してひらけば落書きだらけ。
───汚くて ぼろぼろな子どもだった。 ]
(251) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ そして、雨が降る。突然に。 堰き止めていたものも共に流れ出し わんわんと声を上げて泣いた。犬みたいに。
綺麗なレインコートを着た子たちが 羨ましく思えた。妬ましかった。 ずるかった。許せなかった。 ]
(252) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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