158 Anotherday for "wolves"
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ご、め……なさっ……。 わたしが疑われてたんだよね。 ほっ、ほんどうは…っ! わたしの代わりに…… おと…さっ、んっ…――
[後の言葉は嗚咽と混じって うまく形成できなくて。 昨日芽生えた疑いは今日確信になって。]
守ってくれたの…うれしいけど……。 お父さんと……ッ! い、…しょがよかった…。 置いて…か…いで…。 ばか……。
[いっつもわたしに甘いお父さん。 そんなお父さんに無茶言って困らせて。 わたしは全然いい子じゃなかった。]
(160) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[わたしが摘んできたアネモネを父に 献花したのはたっぷり泣き終えた後。
母の墓石に一輪、真っ赤なアネモネを添えて。 新しい盛土に備えなかったのは父を亡くす原因になった『村人』の投票の後、『村人』によって掘られたものだとわかるから。 万が一にもスティーブン先生のお墓だったら嫌だから。]
[それから並んだ4つの膨らみの前でしばらく悩んで。 一番小さな盛土にもう一輪添えた。 マーゴに、捧げたつもり。]
(161) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―─ 翌朝/自室 ―─
[その朝、目が覚めたのは、何故だったか。 いつもなら鳥の囀る音が聞こえて、 窓際で休む鳥達が羽繕いするカタカタという音が聞こえるのに。
何の前触れもなく、目が覚めたのは。 とても平穏な夢を『視た』から、だろうか。 それでも、どこか虚ろな気がするのは。 誰かの手に寄って、失われていった人々を想うから。
ベッドから身体を起こして。 靄がかった頭を揺さぶり起こすように首を振る。
一番に目がいくのは、窓辺に置かれた洗面器。 ルパートとマーゴットの名が書かれた紙を避けるように傍らに置いたまま、洗面器を覗いたなら、水に浮かべたままの紙に変化があることを確かめる。]
(162) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[最初、ひん曲がりそうな。 いやな、肉が 髪が、 ひとが、 ものが ――― 、 焦げた匂いも、暫くいれば慣れさえする。]
[猫が落ち着きを取り戻したころ、 >>151ひとつの姿が見えれば、 ]
…… ―― サイ、
[どこか、申し訳なさそうな様子に、 ふるり 首を振う。
あっさり、骸を見せる気概も、 何とか気を浮上させたとて、そんな気分にも。 やっぱり なれやしなかったけれど。
その事実を認めるように、蒼は、 ――― 被せられた、白布の方に落ちただろう。*]
(163) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[そこで見たものは、夢で視たものを裏付けているかのように。 その存在を知らしめる。
『Mary』と書かれた紙の上に重なる、一枚の花びら。*] .
(164) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―― 本屋 ――
[一度、二度、瞬きをする。 はたとして、納得するようにグレッグ>>157に頷き]
ああ、そうだよね……。 うちも物置とか片付いてない場所を見られるのは ちょっと、いや、結構抵抗あるかも。
[それまで気付かなかったけれど 大事なことといえグレッグに無茶を言っていたかもしれない。 思い至らなかった事を恥じるように一度目を伏せ己の首筋を撫でる。 それがグレッグの冗談であることを気付かず真に受ける形となり。
返事の後、紡がれる言葉に、 答える声は密やかなれど確かな響き。]
(165) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[別に安堵などしていない。]
……今日の穴は一つでいいのか。
[少し心配になるが、まだ他では騒ぎは聞いていない。]
スティーブンの横に並びたいんなら止めないが。 其処まで追いかける忠犬だったとは、驚きだな。
[>>156曰くどころではない、何かがそれにはあると思う。 猫を見下ろしてここだけ真面目な顔。]
(166) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[手に汁液が付くことも厭わず 捧げ終えたその手は 段々と所々赤い斑模様を呈していく。
毒が身体に回るように。]
(167) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―花屋― [本屋を出て向かう先は配送の時以外は 行き慣れない、色鮮やかな店先。
直ぐに扉を叩かずにぼんやり見上げたのは、 これから先小屋を見せることに対する少しの不安と 女の子の家の扉を叩いてご家族が出てきた時には どういう風に呼んでもらったらいいんだろうと そんな今更なことが脳裏を過っていたから。]
――――――……、
(168) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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どうしたら 終わるのかな…。
[この馬鹿げた騒動は。]
わたしは守らなきゃ
[兄を。そして、父が守ってくれた自分を。 母の墓石を険しいような泣き出しそうな顔で見つめた後 墓地を後にした。
宿屋に戻ろうか それとも、いろんな本を持ってるベネットなら 昨日、兄に掛けた穏やかな声を持つ青年なら 力を貸してくれるかもしれない、と思いながら**]
(169) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[人が──、アルカイドが、ジョスランが、ドナルドがいる教会の、祭壇がある場所。 その場所には、建物が燃えたものとは明らかに違う匂いが立ち込めており、男の眉間は自然と寄ってしまう]
……アル──、
[声をかければ、アルカイドがふるりと首を振り>>163、そうしてその蒼の瞳が何かをくるんだ白布の方へと落とされる]
……先生、なのか。
[確認をする言葉だが、誰よりも先に反応してくれたのがアルカイドで、答えは充分だった。
マーゴには届けられなかった、安らかな眠りを祈る言葉が自然と落ちた]
(170) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[話の区切りはグレッグのほう>>159から。 既に予定を聞いていたから――]
ああ、いってらっしゃい、かな。 うん、何か分かったら教えてくれると嬉しい。
話にきてくれてありがとう。
[掛けられる声に頷き、花屋へ向かうらしきを見送る。]
(171) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[>>151人手が増えた、と単純に喜ぶ訳には行かなかった。]
残念ながら、だ。
単なる火事じゃない有様だ。
[つまり四人目だということだ。]
お前忙しくなるな。
[代わりというわけにはいかないのだろうけれど、 当分下手な怪我も病気もできたものではない。 生きていればの話だけど。]
(172) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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─朝、森の中─
[一度小屋に戻ったグレッグくんは、布袋を持って帰ってきました。>>59 その頃には涙もなんとか止まっていましたが 遺体を入れるための袋をみるのは、もう何度目になるでしょう。 それでも案内を頼まれたなら、足は重くても立ち上がりました。>>85
奥まった森の奥。 風にゆらゆらと揺れる、逆さまの体。 罠に注意しながら、その姿を再び見つけたなら。 私は彼を見上げていました。
ほんとうに、酷いと、おもいます。 これが人の仕掛けたものだとすれば、尚更に。]
(173) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―花屋―
……クラリッサ、 クラリッサ、いるかな。
[花屋の扉を叩きながら名前を呼ぶ。 そうしたら、 本人が出てくるんじゃないかと悩んだ末の。]
(174) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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ああ、本当に残念……だな。 忙しくなるって、ただの薬屋だぜ俺……。多少はどうにかなるけど。
[そうして男はジョスランを見て、投げられた言葉>>172に肩を竦めてみた]
そういや。 お前さんが貸してくれたヤツ、きちんと洗って返すからな。
[思い出したようにジョスランに昨日かぶせられた黒い布への礼を告げ、何かあるならば暫しその場に留まり、教会を後にするだろう。**]
(175) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時頃
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[グレッグくんがレオナルドさんを降ろすと決めたのなら、 私はこくりと、頷きをみせたでしょう。
とても変わった研究を続ける学者さんでした。 お医者さんや、宿屋のご主人と仲が良かったのだと、どこかで聞いたことがあります。 家に引きこもって本に埋っていた、というのも噂だったでしょうか。 迷っていた私に、どうすればいいか。 道標をくれた人でもありました。
だからこんなところで、一人きりになんてしておきたくなくて。 私に出来ることなんてきっと少なかったでしょうが 私はグレッグくんと、学者さんをこの地に降ろしました。]
(176) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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それでも俺らよりは知識もあるだろうし。 頼りにしてんぞ。
[少しでも軽くしようとは思うのだけど、 猫の前ほど上手くもいかないのは 今日はまだサイラスが無事だったから。]
ああ、いいよ。洗わずに貸したものだし適当で。
[>>175ひらりと手を振って、 犬臭かっただろうなんて言葉も添えて。**]
(177) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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[ 掴むことが叶った手。>>+42 ああ、やっぱり。
( ……ルパートさん…! )
詰まった喉が、ことばを遮る。 わたしは 彼が痛みを抱える理由を知らないけれど 家族のように接してくれた彼の手から どこか なにか 恐れるような そんな違和を掬う。
けれど まだまだただの子供のわたしは かけられたあたたかい言葉たち>>+44>>+45へ倒れるように 音もなく吸い込まれて、覚束ぬ呼吸を整える。 ]
るぱー と、さん……… ……ありがとう…。
[ 視てくれるひとが居た安堵と。それが 誰も知らぬ街で、まず心許した「おとな」だったことに わたしは彼の胸中も知らず、 頭を撫でてくれる優しくて大きな手に甘えてしまうんだ。]
(+47) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時頃
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[ ……どれくらいそうして貰っただろう。
近づく力ない彼>>79の足音に、わたしはびくりと 躰を震わせる。 来ないで欲しいとおもうほどに 声はあるのに触れられない、視てもらえないことが つらい。
けれど。 それもサイラスが生きていてくれるからだと そう自分に言い聞かせて ルパートの腕に額を埋める。
声の方へ手を伸ばしてしまったら 多分また 目からしょっぱいものが流れでてしまうだろうから 両手はぎゅっと 触れられるひとの腕を握って。]
ルパートさん。メアリーもきっと泣いているよね。
[ 彼に触れられるということは ………たぶん。 さっきすれ違ったメアリーの”おと”を思い出す。 慰めたいひとを慰められないことは、きっとわたしより 彼のほうがつらいのではないかと。]
(+48) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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―─ →花屋 ―─
[教会の火事は、朝一番に母から伝え聞いた。
夜の間中、消火のために騒ぎがあったのだと。 村の外れまでその声が聴こえることはなかったけれど、 窓の外を覗いたならばきっと、暗闇を染める赤い火が見えたのだろう。
母の話に耳を傾けながら、 スティーブン先生に頼まれた注文の品を揃えていく。
サフラン、キキョウにスイカズラ。 それに今朝仕入れたばかりのライラックを添えて。
すぐに水を枯らしてしまう人だから>>1:154、 先日上げたマーガレットにライラックを足して 水の入れ替えもしなければまた枯らしてしまう。
枯らしてしまった花を眉根を寄せて眺めるその姿を、 思い出して、ふ、と笑った。]
(178) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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なにもできないのに傍に居たって、いいですよね。
[ 遠ざかる、わたしを抱えたせんせいの足音。 もっと早く遠ざかる、大好きなひとの足音。
伝えられないことに慣れないといけないな と 心のなかで薄く自嘲して わたしはそんな問いを ”父親” たる人へ投げ。]
だから、行ってきます。 …ありがとう。
[ 両手をおなかに添えて、丁寧なお辞儀。 勝手でも、なんでも。 わたしは貰った大きな勇気と決意を足に乗せ、 ほんのすこうし わらうことができた。*]
(+49) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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[配達する傍らこの事件の話を、 スティーブン先生と話そうと。
配達の花を手に、扉へと向かったなら 入り口の前で躊躇うグレッグの姿を見つけた。>>168
思っていたよりも早い彼の登場に。 少し驚きながらも、出迎えようと足を運ぶ。
遠慮がちに叩かれたノックの音に>>174、扉を開いて]
おはよう、グレッグ。 早いのね。 ……小屋の中を、見せてくれるの?
[そう、問いながら] 私も、あなたに伝えなければいけないことがあるの。
[花を手に、店の外へと。**]
(179) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時頃
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―― 本屋 ――
[ふと目を向けるのは読みかけの本でなく 花瓶にあるマーガレットの花。 香りが、その姿が、クラリッサを思い出させる。]
――…ああ、そういえば、
[視線は本棚へと移ろう。 植物の本が並ぶ一角は薬草の本の近く。 けれど今は、どちらかといえば女性が好みそうな、 花言葉が記された本を手に取り、 マーガレットの花のページを探す。
ページを捲る音が静かな店内に響く。]
(180) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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─村への帰り道─
[死んだ『人』が入った袋を背負うグレッグくん。 それを隣で支えながら、黙々と帰っている最中。 グレッグくんから溢れたのは、場面にそぐわないような言葉でした。>>88]
「覚えてないくらい昔、みたいに感じるね。」
[少しくすぐったそうにする彼の手の甲に、答えを落としました。 長く経ちすぎてしまったのと。 たった数日間の出来事が、昔を更に遠くにしました。]
「楽しかった。楽しかったよ。」
[昔はなんでも素直に謂えて、笑って、泣いて、怒って。]
「すごく、楽しかった。」
[戻れるなら、戻りたい。]
(181) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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[見つけたページを読み確かめる花言葉は無論ひとつきりでなく。]
族長に贈る花だったはずだから、 意味はこれ、かな。
[なぞる文字は信頼。 クラリッサが己にわけてくれたのは家族分という事もあり 意味があると考えるのも、考えすぎなのかもしれない。 ゆる、と首を振り、困ったように笑う。]
ああ、けど…………
[意味があるなら嬉しいだろう、と そんな事を思いながら本を仕舞った。**]
(182) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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―花屋― [クラリッサの店の前からは、色んな花の香を感じた。 慣れない男は、すんと鼻を鳴らした後くしゃみをする。 >>178出てきたクラリッサの花を手にする様子は、 いかにも女の子、といった姿で。 なんとなく、目を合わせて喋り辛いと男の視線は 彼女の持つ花の方へと吸い寄せられる。]
――…おはよう、クラリッサ。 うん、早起きだったんだ。
[火事と、その後の森で見つけた姿については 今はクラリッサには口にはせずに。]
(183) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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[小屋の話には頷いて。]
…そうだよ、昨日約束したから。 確認だけ、できたらいいんだろ…?
さっき本屋に寄ってベネットには伝えてきた。 確認したら、伝えに行くってことも、言ってる。
[それでいいかな?とクラリッサに瞳を細めて。 先程幼馴染にしたように、 花を持つ手を取ろうとすることはない。 先導するように、クラリッサの少し前を歩いていく。 >>179伝えなければならないこと、 背から聞こえるクラリッサの声には少し歩みが遅くなり]
(184) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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……それは、 今から行く場所にも…関係してること…かな。
[つまりは、彼女の言う夢の話だろうかと。 少し目を伏せてから、歩みを止めずに宿へと向かう。 まずは、小屋を確かめてしまおうと。
小屋の前に辿りついたのなら、 クラリッサへと振り返って。 緊張と不安げな面持ちは隠しきれていないだろう。
少し息を詰め、ゆっくりと吐いた後。 爪の短い手で小屋のドアノブを捻り、扉を開けた。**]
(185) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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[戻れない、時間。 村へと戻る、帰路。
途中に聞きたいことがあると謂われて。>>89 なんだろうと、私は小首を傾げていました。 その言葉に返す答えは、彼の手のひらの中に。]
(186) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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