191 The wonderful world -7 days of MORI-
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『ミームちゃん、落ち着いて。あれはノイズだ』
[彼女を抱きとめて落ち着かせるように言葉を綴りながら。 目の前に現れたノイズたちを探るように、視線を巡らせる]
(クマ、と……オオカミが2匹)
[2mはゆうに超えているだろうか。彼女が驚くのも無理はない。。 タトゥーのような不可思議な形状の腕といい、 先ほど襲われたカエルと同じで、本来自然界にいる生き物とはだいぶ異なっているように見えた。 それは狼の姿をしたほうも同様だった。]
…。
[ノイズたちと睨み合いを続けながら、 ぽんぽん、と落ち着かせるように彼女の肩を叩く。]
(180) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[死神の相手はお勧めしないと死神が言う>>@7 どうも、彼には彼なりの事情があるようだ。
ならばと、矛先を収めようとしたところ、 空より響き渡るドスの利いた声>>2 何事かとぽかんとしていたが、話が終わるや否や、 不快そうに顔を歪めた。]
全く優雅でない……!
[声質からして女性だろうが、切られた啖呵のような 宣言は、まるでどこぞのヤクザのようである。 嗚呼、嫌だ、と悲愴感を漂わせていると、 襟元を急に掴まれて引っ張られた>>136]
(181) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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ふぐおおお……! は、離し給え!吾輩の一張羅に皺が……。
[襟首を掴む怒鳴の手を引きはがそうと持ち上げた手。 そこには赤く発光する数字が いつの間にかに刻まれている>>#1
そしてほぼ同時にメールの着信音が鳴りだしたが、 いまは携帯を開ける状態ではない。気道が締まる。
ずるずると引っ張られながら、幾何から遠ざかっていく。 >>@19 その時に聞こえた一言を問いただす事も出来ずに]
(182) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[それから、彼女を庇うように ノイズたちのいる前方へ歩を進める。
とはいえ、咄嗟に距離を詰められたときのことを考えて、 ある程度の距離を話しておくのは忘れない。]
…。
[まずは小手調べ。 右手の中指以下三本を折り曲げて「銃」の形を作る。 その人差し指を前方のクマに向けるとそのまま、BAN!と さながら拳銃で打つような仕草をしてみせる。]
(183) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[――次の瞬間、クマの胸部で光が爆ぜた]
(184) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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―― 西へ向かう道中 ――
[>>#0 何で怒鳴が西へ向かおうとしたのかは、 メールを読んでようやく理解した。
数多の書が揃う場所は三途川書店。 旅人が夜を過ごす場所はロイヤルホテル九曜。
二ヶ所に行く必要があるならば二手に別れた方がいいのでは? とも思ったが、周りに後の祭りである]
(185) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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ミスター怒鳴よ。 何だが、人だかりができているようだが。
[書店への道を進んでいくと、 不自然な人だかりができていた。 まるでそこから先には行けないように。
そしてちょうどその時。 人だかりから抜け出すように疾駆する影を見たのだった>>172]*
(186) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[単なる言葉の綾だと喚く鳥をスルーして、>>119 カエルが消えたのはどうしてだろう、と思案する。
…なので残念ながら、 彼の脳内には「主はそっちの方」とインプットされたまま。]
あ、あァー…? もしかしてこれが、契約ッてヤツか…?
[ウンウンと唸っていたところ、 ポケットの携帯端末が震え、>>1 メガホンで拡張された声が辺りに響いた。>>2]
(187) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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キェッ! 死にたくて死んだンじゃねェのに罪だッて?
俺の死が誰にどんだけ迷惑かけたッてのよ…。
[人のように葬儀も必要なければ、 面倒な法的手続きも何も関係がない。 …可燃ゴミとして出す手間くらいはありそうだが。 丁寧に埋めてもらえる気もしない。
ちらりと元ヒトであるインコを見やれば、>>122 その暢気な姿にまた殺意が湧きかけるのも止む無し。
こんな、ペットの世話すらろくにできない男でも、 一応は生き返るチャンスは与えられるようだ。]
(188) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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>>167
そーりゃ、羨ましいけどよ。 でも、今回は、圭一、お前を助けないとだなぁ。
[図星を言われて、肩を竦め、甥っ子に向けて、狼手でさむずあっぷ。 ま、一応ね。やっぱ。赤ん坊の頃から知ってるからなっと]
じゃ、いくかって、おお、また参加者かぁ?
[>>162>>165>>168 圭一に話しかけてきた参加者に瞬いた。 って、こっちもオンナノコがペアって、もうそれはいっか。]
(189) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[クマの咆哮が空気を震わせる。 流石にあの程度では致命傷にはならないみたいだ。
一番動きが鈍そうな―――言葉は悪いが攻撃が当たりやすそうなノイズを狙ったのだけど、そこは同時に一番堅いところでもあったらしい。
とはいえ、ぷすぷすと燻るクマの胸部はところどころ、ノイズの色とは異なるくすんだ黒い色に染まっている。
例えるならばそれは、燃え尽きた炭の色によく似ていた。]
(190) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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>>166 [で、青少年が上を指させば、ああ、長髪銀髪ヤローをやりにいくのかと、でも、そんな上にどうやってって…。]
へえええ、翅かあぁ。 こりゃあ、なかなかのもんだ。
[もちろん、飛べるならば、そりゃあ、もう、おまかせするしかなく、どうぞどうぞと。な、と圭一に目配せ。]
(191) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[はぁ、と溜息を零しつつ取り出した携帯を覗き、 鳥飼に指示されるままメールや地図を開く。>>133]
は、おまえの携帯? …そういやァ、二つ持ッてたっけな。 薬局の屋上とか面倒なとこ、置いてンじゃねェよ…
ホンヤ?ホテル?両端ってなんだ…?
[よくよく見れば手元にある黒い携帯は、 生前の鳥飼が仕事用に使用していたAndr○id端末だ。
本屋やホテルといった場所があることは知っているが、 フィリップは実際にそこを訪れたことがない。 まさに文字通り、籠の中の鳥であったもので。
カエルに追われた時は必死だったが、 一度落ち着いた今は、なんだか新鮮な気持ちだ。]
(192) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[そんなことを考えているあいだに クマの傍らにいた狼たちが動いた。]
…っ。
[今度は左右同時に彼らを指さす。 その瞬間両面から此方を狙っていた狼たちが 先ほどと同じく眩い光と共に爆ぜた。
思っていた以上に俊敏な動きに焦ったけれど、 その分動きは直線的で軌道が読みやすかったのが幸いした。 そしてオオカミたちのほうはクマほどの耐久性はなかったらしい。 きらり、きらりと白と金に輝く粒子になって空気に消えていく。]
(193) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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……ア゛ぁン?
[指示されるまま動かしていた手を止め、 急に険呑な声を上げた理由は。 スラスラと流暢な言葉が、脳内に直接響いたからだ。]
(194) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[非常に腹の立つ言葉を投げられたため、 無意識のうちに本来の言葉で思考を投げ返し。
現実では口を動かして、会話を続けた。]
鳥に…じゃない、取りに行く? っかァ、世話の焼ける奴! しゃあねェからついてッてやらァ。
この、オージョーッてのが薬局だな? で、これが道、今いる場所…と。
[初めて見る街。初めて見る地図。 …だがしかし、安心したまえ諸君。 大型インコというのは記憶力が良い。
端末の操作にもだいぶ慣れ、 ちらちらと画面と景色を見比べながら歩く。]
(195) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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>>173>>174>>15>>176>>177
あんれー?
[ちなみに、最初に圭一が指摘したオンナノコがいるペアから、 なんだか、すんごい視線を感じて、振り向く。 その際にも襲ってきたウルフノイズ1匹にパンチくらわしつつ。]
おんや。あいつみたことあっぞ? つか、あれー? あいつの彼女って、眼鏡がバリバリお似合いのキャリアおねー様じゃなかったっけ?
[そりゃもー、しっかり覚えていましたとさ。 スーツで微笑んだ超爽やか青年。*]
(196) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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へえ、二股ってやつかぁ? 顔に似合わずやるねぇええ。
[仲間認定した。率にとっては大いに大迷惑である。*]
(197) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[薬局までの道はすぐで、特に障害もなく。 鳥飼が屋上に向かう間、ぼんやりと辺りを眺める。
世間知らずなトリは思う。 ニンゲンと言うのは冷たい生き物だと。 通りでいくら叫んでも、誰も反応しない。 生前、鳥飼があまり構ってくれなかったのも、 或いは仕方のないことだったのかもしれないと…。
反応の有無はUGとRGの差であると彼が知るのは、 まだ少し、先のこと。]
(198) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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けッ!重い? 甘えてンじゃねェよ。
…今回だけだぞ。
[主張されたトリ権に悪態を吐きながらも、>>138 素直に持つのは、それが不便だと知っているから。
人の身でできることと、鳥の身でできることは違う。 この数十分でそれを実感しているから、 トリにできないと判断したことはなるべく、 嫌でも手助けをしてやる心積もりでいた。
…もっとも、それも鳥飼の態度次第のようだが。]
(199) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[その脇を通ってクマのほうに近づく。
未だ咆哮を上げ続けていたクマではあったけど 自分に近づく“敵”の姿を認めれば、 その鋭い爪を敵へと向けて振り下ろす。]
…。
[ノイズでも、やっぱり痛みは感じるんだろうか。 燻る胸部をまっすぐに見つめながら、同じく指先をクマの胸部に向けて――、再び、いや今度は先ほど以上の眩い光がクマの身体を飲み込んでいく。]
(200) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[――さらり、さらり。 白と金の粒子が、空気に流れて消えていく。
クマとオオカミ、計3体のノイズが消えたところで、 銃の形に握り締めていた手を緩めて、ふぅと息を吐く。]
…。
[そのまま、がくっと地面に両膝をついた。*]
(201) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[ 暫しの思案のあと。 返ってきたのは ダメ>>177 とか。 …なんとも、悲しい言葉で。
参加者に何か思うところでもあるのか、 それこそ今周辺で威嚇している狼よろしく、 相手を牽制して、警戒して。
それでもって、己は抱き寄せられたけれど。 ]
(202) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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桐原君。…あの。 それだとずっとこのままだよ。 ミッションクリア、遠いよ。
[ 多分。 今回は己の方が、正しかったと思いたい。
それに、この状況。 一般女子だとときめく展開なのかもしれないけれど。 あいにく 森 里佳 って奴は。 他の女の子にばれたら殺されそう とか。 ああやっぱり そんなことを思うのだ。 ]
(203) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[ ── なんだ、みんな意外と優しいんだな。
おれは無邪気にそう思う。
イケてるメンズ二人組の反応は、至って好意的>>171>>191で、 それから、なぜか、ちょっと褒めてくれた。 思いがけない反応に、おれはぺこりと頭を下げる。
あとから来たやつに手柄を横取りされるとか、 そういう思考はないのかなあとか、 ”到達する”ことがゴールなんだから、 屋上に足がついた時点で、それは到達じゃないのかなあとか、
桐島 率と森 里佳って、仲が良かったんだなあ、とか、 あ、とはいっても、二股はかけてるんだな。>>197とか。]
(204) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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ごめんね!
[ 両手でパートナーの身体を ぽん と押して。 スカートを翻らせて 彼のものを離れていく。
二股認定>>197した参加者に近づくと同時、 視界の端 再び 知った顔>>166を見つけたけれど。 彼らに挨拶するよりも、 会いたく なかったな と 思うよりも 先に。 ]
(205) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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――→北区→――
[カフェぱせり。 先日探偵が被害者の殺人事件があったと聞いた気がするが、 今日は営業しているのだろうか。しているんだろう、多分。
その被害者の姿もちらっと見たが>>186 まさか本人だとは思わないまま。
コロシアム前の通りを抜けて走り、 北上後、東へすぐ。
途中追ってくる狼たちを一瞥すれば、 相手などしている暇はないと、進んでくる道に罠をしかける。
落とし罠で一匹の足を滑らせ、 トラバサミめいたもので一匹の足を潰し、 向かってきた鴉には――]
(206) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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―― おじさま!
[ これでも しゃちょーれーじょー ですから。 ちょっとだけ よそ行きの顔は 姿は 心得ている。 ]
お近づきの印に。 握手をお願いしても よろしいですか?
[ ドレスの代わりに、制服をまとって。 ガラスの靴の代わりに、ローファーを鳴らして。 爪の整えられた両手を 差し出して。 ( ―― 片手は 数字が浮かんでいるから アレだけど )
ふわりと笑んで 淑女 の 挨拶をしよう。 どうか手を取って くれますように。 ]
(207) 2016/06/05(Sun) 20時頃
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[ なんにもない私が 何かを 得られますように。 ]
(208) 2016/06/05(Sun) 20時半頃
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貴様にやる餌はないッ
「Gyaw!」
[ドラッグオージョウで買ったペットボトルをぶん投げると 鴉の一体に当たった途端、プラスチックの棘つき縄に変えて その身体を縛るように再構築する。
ポイ棄て? 資源の有効活用です。
よろよろ落ちていくそれを素通りし、 カフェぱせりに辿りつく。 店内に駆け込んでくるや否や、]
(209) 2016/06/05(Sun) 20時半頃
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