140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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[巨大な鳥の尾は早速引き裂かれていたが>>89 それを咎める事はせず、ただ背中で流れて行く呟き>>90を聞く。]
モグラさん……。 立場とか役割とかそう言うの置いといての話です。 穴を塞ぐ以外に、何もないです?
[押し込められ、疎まれ忘れられた歴史達。 繁栄し平和なこの世界の代償の様な世界は、歪として 狂い壊れた者達を生みだしたのかも知れない。]
また見ないふりして、蓋をすればいいです? 全部あの世界のせいにしてイイです? 受け入れて、また共に歴史を刻む事は、無理だと思うです?
[この現状で叶う筈は無いと判っていても、 誰かに問わずにいられなかった。]
(95) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[あまりの苦しみに悶え、椅子におとなしく座っていることもできなかった。 ハワードの方へ倒れこみ、ぐったりと身体を預ける。
そうして、静寂。]
…… ぅ、
[その呻き声がなければ、死んだと思えたかもしれない。]
(96) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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…… そ っか ……
[ゆっくり目を見開いて、 ぼんやりと、皺の増えたように感じる顔を見上げる。 言葉をひとつひとつ、探すようにして。]
おぼえてて、くれたんだな…… 『やくそく』。
[掠れた声で呟いて、弱弱しいながらも、笑いかけた。]
(97) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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─ 《ソラ》へ ─
……あぁ、聞こえてるよ。
[異変は、光翼町だけに逗まらず、世界全土へと広がっている。 おそらく抗う者達の中には、『TRAIN』の構成員も数多くいることだろう。
───地下組織『TRAIN』
それは、確かに存在する。 だが、それが何処にあるのか、何人いるのか。 誰にも分からない。
ただ、来るべき時に備え、セカイの崩壊を防ぐため、志を同じくする者達の、総称というべきか。
意志を、希望を、連なる《TRAIN》者達。]
(98) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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きっと…… 僕が生まれたのは、偶然だったんだけどね。
人によっては、エラーだ、って思うかもしれないモノ。
[それはもしかしたら、気紛れだとしても望まれて産まれたキミ《エリ》よりも、意味の無い誕生。 それでも僕は、こんなに幸福で]
(99) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[苦々しい顔を見詰め、思う。 彼女は僕を壊したって、楽になんかならないで、きっと≪Eliminate≫の意味のままの存在になりそうだって。
でもね]
ねえ、エリ。
[僕は呼ぶ。
君の名前は、エリ、だって。 記録されているんだから]
(100) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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――――ッッ!!
[暴発は突然に。>>87
それらを全て至近距離で受け止めれば、紙色のシャツも皺の刻まれた肌も、 切り裂かれ、朱色のインクが散り滴る。
逃げなかったのは、 鋼の盾すら作らなかったのは、 その植物の暴走を食いとめる為。]
落ち着きなさいと、 先も言ったでしょう!
[植物をかき分けて、赤の散る手を伸ばすのは彼の心臓。]
(101) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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お父様は、 此方に居ります。
だからそう、悲しまないでください。
[伸ばす手に雷神の置き土産を乗せて、その形状は武器では無く、
暖かくも冷たい、幾つもの雪の結晶。
それが花を切り裂いて、魔法の暴発を遮って。 雷を含んだソレに、自身《ハワード》の金属の装飾は震え、ページは舞い、端に僅かな焦げを作っただろう。 それでも千年前の一撃と比べれば、こんなもの何十文の、何百分の可愛い物。雷神の発するようなそれは《礼見丈》越し、きっと白い少女にも響いて。
歴史書の手が胸に触れれば、その崩れた瓶は、いとも簡単にその姿を現した。]
(102) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[そうして小さな蓋は数年後し、やっとその役目を終えただろう。
紡がれた言葉に目を細めて、]
ええ、勿論ですとも。
[>>96>>97 インクの散った顔で、笑った。]
(103) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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あぁ〜?
[荒れ狂う風が、竜の鱗をしゃらしゃらと揺らす。 そこに混ざってきたヨアヒムの問いかけ>>95に、思案するよう、大きく首を傾げた。]
……何も、か?
さなぁ。 俺ぁ、俺のできることをやろうってぇだけだ。
見ないふりするかどうかとか、誰のせいにするかとか。 そんなもんは、俺の決めることじゃねぇ。
受け入れてもいいって奴がいるのなら、そいつらが頑張ればいい。 案外、どうにかなるんじゃねぇのか。
[遠くへと向けた視線は、やはり、どこか他人事のよう。]
───おまえさんは、どういうセカイを見てぇんだよ。
(104) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[影人形に対するように、僕はハワードの真似のように、巨大な白銀の盾《シールド》を生み出す。 重量はあっても僕の腕でも羽のように軽く扱えるそれを、力任せに人形に向かって突き出した。 その勢いで、影を壊すべく]
そっか、トール・ド・ヴィンとキミは戦ったんだっけ。
[世間話のように言葉を重ねながら、盾をすり抜ける攻撃には、彼女が見覚えのあるだろう雷撃の火花を浴びせ]
(105) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[悲鳴を上げて暴れて、けれど捕まったそれに腕力はない。 礼見から力を吸い上げた分、接触も可能になっていたそれの腕に、 >>102歴史書の手が触れた。]
『 や、 ぱぱ、 』
[聞き分けのない子供そのものの暴れ方が、 結晶の形に触れた瞬間、びくりと止まった。]
『 ぱぱ …… ? 』
[ひんやりした感触に、けれど刺激されるのは過去だ。 摩耗して、それでも消えなかった、大事な”なんでもない”一日。]
(106) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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『 ぱぱぁ …… 』
[結晶を強く握りしめ、きつく目を閉じる。 ぱきん、と小さな音が響き、割れた瓶に絡んでいた蔦がおちた。]
『 あいたい、 』
[願いを呟いて、結晶を抱きしめて。 暴れることも忘れたのか、乳白色は身体を丸めた。]
(107) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[小さな紙片と、未だ舞う雪の結晶。 それと、彼に隠したインク瓶の、最後の一滴《力の一部》。
それらが空中で渦を巻いて、青年の膝の上に落ちたのは一つの金属。
普段自分が作る者と随分形を違えたそれは、小さな小さな栞。 それは、稲妻と雪の結晶を包むよう花と蔦のモチーフが巻き、所々に天青石《セレスタイト》>>3:219。 それと金のリボンを揺らして。
《礼見丈》には悪いが力を一部拝借して、 なに、別段支障はあるまい。 ほんの一滴。 共に過ごした彼の、残り香の様に。
新しい家の住み心地は保証しないが、以前より、懐かしくはあるだろう。 少女はゆっくりと、その身を元の存在に近付けて。]
(108) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[>>103微笑みを見て、転がった小瓶を見て、俺は自分を取り戻していく。 もう、ずいぶん時間が経ってしまった気がする。]
……皺。増えた? 白髪も。
[前あったときは、もっと若い見た目だった。 それが、迷い子が無意識に望んだせいなのか、 その頃の彼に何かあったのかはわからないが。]
……無茶、しやがって。
…………… ありがとう。 思い出させて、くれて。
[もはや金絹の翅衣《ゴルディオン・スカーフ》は、俺の手を拘束しない。 俺の持ち物が、俺の動きを妨げるわけがない。
するりと抜け出た右手で、銀色の髪へ触れた。]
(109) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 00時頃
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/* >>108 ハワードはめっちゃうまいんだが、 なんかすっごくキラキラしたものにされて 芝、が、wwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwww
(+70) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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/* ここで礼見がまさかの光落ち……? 改心とも言うか。
どうなっていくのか全く予想がつかぬ。 どきどきして見守るしかない。
(+71) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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……何ですか。 エリの名は棄テるのですが。
[世界ごと壊してしまえば、名を名乗る必要も無くなるのかも知れないが。 少なくとも、こんな名前は、もう必要無い。 呼びかける声>>100へ、胡乱げな視線を向けて]
(110) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[盾>>105に阻まれると影の動きは止まり、光の加護に吸い込まれるように霧散する。人形《マリオネット》に強い雷のダメージが蓄積すると地に崩れ、地に消える]
…私に戦イ方を教えてくれた方です。 それが、何か?
[済んだことで、終わったことで、最早関係の無いことだろう。 苛立ったように髪を掻き上げ彼女を睨む。じくり、と腕の火傷痕が疼いた]
(111) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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……皆戦っているですね。
[短い返事>>98に振り返る事無く小さく頷いた。 モグラも身を置いた組織があるはずで、 そこで知った者達もいるだろうと沈黙する2人の間を風が吹いた。]
出来る事をやる……ですか。 簡単なのに、難しいですね。
[答え>>104はモグラらしく、傍観者の様で真理でもある様だった。 どんなセカイを見たいのかと問われて、ジャニスが最後に 望んだ言葉を思い出す。]
ボクちんが見たいのは。 壊れた世界でもその先の世界でも無いです。
[ではどんな世界なのか。問われてもまだ答えは出ない。だが]
(112) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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皆が皆、平和で笑って幸せになる世界は 難しいのは判ってるです。 でもボクちん達が嫌な事を押し付けて良い世界も無いです。
今は無理でも……いつか、忌み嫌われし歴史《シェケツ・シックーク》と ボクちん達の歴史が交わる世界になれば良いと思うです。
[忌み嫌われし歴史《シェケツ・シックーク》だけでなく、 琥珀に封じられた者たちも。 当たり前の様にある世界。 答えながらも振り返る事は無い。 もう目の前に次元孔《ワームホール》が迫っていた。]
(113) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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エリ、ちゃん。 そっか、戦いを教えてくれた方、か。
[>>110>>111彼女の言葉に、一つ頷き。 消える影の残響音に、すう、と息を吸う]
僕は、とっても我侭だから、キミに名前を棄ててほしくない。 覚えててほしい。 思い出してほしい。
……だから、キミの要らないものは、僕に頂戴。
[ばさり、と白銀の盾はまるで布のように棚引き、消える。 そんなものは必要なかったんだ。
僕は、エリに向けて杖を振るった。 彼女の侵す災厄の香りを、杖に煌く宝珠を介し、僕の中の白紙の頁へと吸い取る為に。 攻撃を、彼女を覆う闇色《災厄と災禍》を出し尽くせたなら、吸い取れたなら。
僕が容量オーバー《パンク》しなければ。 エリはもしかすると、元に戻るかもしれない]
(114) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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──避難所──
「エリちゃんがいないんです!」
[そこは、体育館だった。 ただでさえ、緊急事態で一斉避難した人々が集められた狭い室内だ。 それに加えて、数名”行方不明者”がいることが、 混乱に拍車をかけた。]
「エリちゃん、教室を出て行って…… それから、戻ってきてないんです。 探しに行かないと!」
[担任であった女性。 クラスメイトの子供たち。 どんなに騒いでも、いないという事実は変わらない。]
(115) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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──避難所2──
「委員長がいないとか、マジ?」 「礼見もいねえよ」 「まさか、あいつら二人で……!」
[一方。 行方不明者は、こちらにもいた。 集まったクラスメイトがそんな冗談を口にするのは、 もしかしたらという不安をどこかへ追いやるためだ。
そんなはずはない。 きっと彼らは、戻ってくる。]
「……きっと、大丈夫よ。」
[信頼を、より明確に口にしたのは、 クラスでも比較的美村と仲の良かった女生徒だった。]
(116) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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「実は私ね、見たの。 夢芽ちゃんが、ソラを飛んでるところ。」
[秘密よ?なんて微笑んで。 >>1:34学校から飛び出していく、彼女を見たのだと。]
「魔法使いみたいだった。 夢芽ちゃんって、すっごく責任感強いし。 いま、きっと戦ってるんだと思う。」
[友達だから。 クラスメイトだから。 驚かなかったといえば嘘になるけれど、 わずかに見えた真剣な表情は、確かに目に焼き付いている。]
「私たちが心配して騒いでたら、逆にあっちに心配かけちゃうかも。 待ってたらきっと、夢芽ちゃんは帰ってくるわよ。」
[言いきった女生徒の周り、自然と頷きは広がっていった。]
(117) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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まあ、私も人の子の形をしていますからね。 老化は緩やかであれど、 やはり、…老けますよ。
[以前と比べ、全てシルバーに変わってしまった髪は、血色のインクがこびりついて、 つまりは満身創痍と言った所。
その緩やかな筈の"老化"が人並みになってきている事は、特に深く語らず。
触れられれば目を細めて、振り払う事無く、彼の望むように。]
そりゃあ、無茶もします。 私は貴方の事を、友人だと思っているのですから。
[きっと、あの日の図書館で、 幼い彼と共に本のページを捲った時から、 約束と、指切りをした時から。 ずっとずっと、友人だった。
長くは離れていたけれど、再び相見える日を望んで。]
(118) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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「……いないといえばさ。 知ってる? 夢芽ちゃんが通ってる、ゲーム同好会って。
そこにね、寒川っていう男の先輩がいてさ…… そのひとも、いま、いないんだって。」
[えー?それってもしかして、とざわめきが広がった。 彼らの中に広がりかけていた、不安という名の災厄は解けていく。
彼らの隠れた避難所のソラから、>>3:@9焔の欠片が降り注ぐ。 明るい明日を信じて、未来を願った。*]
(119) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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――そういえば、
確かに記憶を封じもしましたが、 友人にこうも綺麗に忘れられるとなると…、 流石の私も悲しかったですよ?
[そう言って意地悪そうな顔もしてみせる。 それはまるで、子供のように。
だが、次の瞬間、 男の身体は力無く崩れ落ちただろう。
紙色のシャツ《ページ》も表紙も裂けて、滴るインクが綴られた文字を暈かす。 宝珠魔道士からの宝珠は、スラックスのポケットに入ったまま。]
(120) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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/* >>117 うわっ
めめちゃん、目撃されちゃったんだ……… ソラ飛んだとこ……
可哀想にwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwww
礼見やばい怖い…… wwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwww
(+72) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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難しく考えようとすっから、難しいんだよ。
……ふぅん。 ま、だったら、他の連中と一緒に、どんなセカイにしてぇのか、のんびりと考えりゃいい。 まだ何も終わっちゃねぇのに、理想ばっか口にしたってしょうがねぇ。
[ヨアヒムの回答に耳を傾けながらも、口ぶりは、やはり傍観者のそれのまま。]
だろうな……そんな綺麗事が実現するとすりゃぁ、それは、個性も何もねぇ、つまらないセカイだろうよ。
忌み嫌われし歴史《シェケツ・シックーク》との共存は……生半可な覚悟じゃ、できねぇぞ。 100年そこらの歴史じゃねぇんだからな。
[霞む眼は、またゆっくりと、視力を落とし始めている。 しかし、それだけ、次元穴《ワームホール》の接近も、強く感じ取るに至る。]
(121) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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