35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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双子 朝顔は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 00時頃
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[袖を引かれると、およ、と眉をかすかに上げて目を瞬く]
……仕様がないな。先に自慢をしたのは僕だ。 あさや、団子なら僕のうちだ。振舞ってやるけど、歩けるかい。
[喋りながら眠り込みそうだった先ほどまでの様子を思って尋ねるが。しっかり二本の足で立ち上がった今の様子を見ると、何の心配もなさそうに見える]
(161) 2011/08/11(Thu) 00時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 00時半頃
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そうだ、先に自慢したせんせーが悪い
[歩けるか、と問われたら 自分の足を眺めながら、何度か足踏みしてみる うん、大丈夫だと思う]
…――――
あるける
[大丈夫だと確信したので、頷いた 歩きながら寝たりはしない、と思うから]
二個、頂戴 一個は、夕ちゃんの
(162) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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[仁右衛門の話には、ふむ、と考える素振りを見せた。]
聞けば聞くほど御伽話のような話だな。 ……なんだったか、かぐや姫?が出てくる話のような。
そうか、奴はいつもどおりなのか、あれで。
[別に悪いとは言わないが、あれが一日中毎日となると、凄く元気そうな印象を受ける。 源蔵とはまた正反対な学者だ、と心の中で思う。]
……星へ行くことが叶わずとも、もし鳥のように空を飛べる船ができたら。 都や、その向こうへも行き易くなるね。
[空の海を走る船。確かに、発想はすごいと感心せざるをえない。 出来るかどうかは置いといて、だが。先生も携わっているのだろうか。 ……弟は先生に失礼をしてないだろうか。思考はいろんな方向へと遷移する。]
(163) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 00時半頃
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[足踏みしてまで確かめる様子はなんとも危なっかしいが、けれど本人が大丈夫というのだから信用することにする]
……ふふ、君らは本当に仲が良いな。少し羨ましい。
[朝顔に袖を掴ませたまま、ゆっくりと歩き出す]
己とうりふたつ、寄り添う命があるというのはどのような気持ちなのだろうなぁ。僕には見当がつかんよ。
[家族は、と問われれば、いない、といつも答えている。いや、近頃は、使用人の少年の名を挙げることも増えてきたか。 ゆっくりと歩くうちに、視線の先、道の向こう、その少年と、彼に傘をさしかける大男の背が見えてきた]
(164) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 00時半頃
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…―――?
仲良しなの、かな?
[羨ましい、との声に少し考え込みながらも 袖を掴んだまま、とてとて、歩く]
…――――
瓜二つ、限りなく近い、違う命 違うから、好き
[喋らなければ、きっと似ているのだろうけれど 性格や、話し方は随分と違うから だからこそ、私は、双子の彼女に憧れを抱く事が出来る]
いいものだよ? あったかいもの
[家族の事に言及する事など、必要を感じなかった 先生は、先生で 自分は自分 家族はあまり、関係がない 視線の先に影がみえれば、視線を送るだけに留めて]
(165) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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―回想/道端にて―
[まじないを唱えた>>26後、日向に手を振って別れると、あてなくゆっくりとした足取りで歩き出す。 勢に近づけば、小さく口ずさんでいる手鞠歌が聞こえるかもしれない。 目の端に毛玉のようなものが過ぎった気がしたものの、深く気に留めることなく歩を進めた]
……さて。今日の巡り先は全部回りきっちまったし、これからどうしたもんかねェ。
[団子屋の手前に差し掛かった頃、聞き覚えのある声がかかる。 振り向けば、大荷物を持った伊綱の姿>>33が]
オヤ、おみ──いや、伊綱ちゃん。ふふ、よく晴れていい日和じゃァないか。 部屋にこもってちゃ、それこそ熱が逃げなくていけないよ。
(166) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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伊綱ちゃんは働き者だねェ。
[煮えている、と視線で指された先を覗き込み。感心なこと、と目を細めた。 乱れた髪の毛に気づけば、さりげない手つきで整えてやり]
アタシにゃ伊綱ちゃんも十分一人前に見えるけど。
[荷物を運ぶ手伝いを申し出ようと口を開いた丁度そのとき、伊綱の意識が先生に向いた。同時に、勢にもなじみ客から声がかかる] …おっと。急な用事かね。ちィと呼ばれてくる。
[ひらりと手を振り、伊綱と別れた]
(167) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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[去り際に声をかけてくれた源蔵>>55に笑みを向ける]
ふふ、ありがと。センセ。蜜豆はまた次の機会に。 相変わらず綺麗な髪だね。男のものにしとくにゃ惜しい。 良ければ今度弄らせておくれ。そこらの床屋よか上手くやる自信はあるよ。
[軽口を発しつつ、ひらひらと手を振り団子屋を後にした**]
(168) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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[幸せそうに茶をすすり、葛きりをつつく彼女を見やれば、つられて口元が緩み。自分も残りの葛きりを戴いた。]
ご馳走様。勘定、ここに置いておくよ。
[店の人にそう言い、座っていたところに二人分の代金を。 麦茶を飲み干せば立ち上がり、日向の方へと身体を向けて]
お嬢。今日のこの事は友達には内緒に、な。
[皆が聞いたら羨ましがるかもしれないし、と。 おどけたように口の前で人差し指を立てた。 贔屓をしているわけではなく、他の者が居たら奢ったのだろうが、居なかったのだから仕方が無い。仕方ないのだ。]
さて。涼んだことだし、私はそろそろ先生の家へ向かおう。 お嬢、話し相手になってくれてありがとう。楽しかったよ。
[頭を下げた。日向がどうするかにもよるが、途中まで道を共にするかもしれないし、その場で別れたかもしれない。 とりあえず、祭りの準備がどんな様子か広場の方へと寄って行こうと、幾分日差しが弱まった道を歩いて。]
(169) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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髪結い 勢は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 00時半頃
髪結い 勢がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(髪結い 勢は村を出ました)
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[朝顔の、淡々とした、けれどどこか歌うような声。静かに耳を傾けて]
「違うから、好き」か。なるほどなぁ。
[呻る声には、何か感心したような響きが混じる]
自己と他者の違いを認め、愛することは、とても尊い。 あさはなかなか、オトナだね。
[自分の口調ではなかなか伝わりづらかろうが、声にはいくらか、敬意を滲ませて]
(170) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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[それほど経たない内に、子どもの身体にとってはずいぶん大きな番傘を抱えて戻ってきた。 神楽の邸の双子は、村の中にも知れ渡っているから、『今日のうちに返しに来ますから、お願いします』と頼めば、信用はある。のである。]
よいしょ。 はい。これで帰れるよね。
[下を向けて番傘をきれいに開ける体格がまだないから、閉じたまま明之進に差し出すことになる。]
(171) 2011/08/11(Thu) 00時半頃
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おーい、ぺーた。一平太。
[袖掴ませていない方の手を上げ、ひらひら振って。遠くから呼びかける。 駆け寄るでもなく、声張り上げるでもなく、普段より少し大きくした程度の声]
あさにー、団子包んでくれんかぁー。
(172) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 01時頃
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――旅館――
…無理しすぎ。ばか。
[膝の上でぐったりとしている真昼に小さく文句を言う。 すぐに水を与えて、こうやって部屋の中で休んではいるものの、あまり症状が改善しているようには見えなかった。]
ここじゃ、やっぱり落ち着かないかな。
[ふわふわの真っ白な毛を梳かしながら、そっと目を伏せる。]
(173) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 01時頃
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尊い…――――?
[大人だね、と言われたら なんだか、褒められたような気がして 表情はあまり変わらないけれど、少し、ほんの少しだけ 口元が、綻んだけれど]
夕ちゃんの方が、大人だよ
[彼女の方が、自分よりもしっかりとしている 少なくとも、自分ではそう想っている]
せんせーの方が、もっと大人だよ
[そして、その彼女に読み書きを教えたりする先生は 更に大人なのだと、そう想っていて]
(174) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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[滲む汗は時折り手拭で拭って。 駆けて行った夕顔が戻るのを待つ。 時折り吹き抜ける風が、それが運ぶ声が、優しい]
ああ、ありがとう、ゆう。
[>>171 戻ってきた夕顔から、傘を受け取って開く]
うん、これならもう少し頑張れそうかな。 久しぶりに、歩きたくなっているしね。
……ゆうは、これからどうするの?
(175) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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ぺーた、ぺーた、団子包んでー
[先生の真似をして、声をだしてみたけれど 普段からあまり声を出さないので、やはり小さな声で 真似は、上手く出来なかった]
むぅ…――――
[悔しい気がして、声の出し方を考えてみたけれど 考えて、声がでるようになるはずもなく]
(176) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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………
[脳裏に浮かぶのは、幼い頃、兄のように慕っていた男の顔。 困っていると、いつも助けてくれた。 泣いていれば、いつも笑わせてくれた。
母が再婚し、その存在を疎ましがられるようになった毎日の中で、唯一頼れる存在だった人物。]
駄目だ駄目…僕はもう、子供じゃないんだから。 博史…さん…だって、生活があるんだから。
[でも、いつからだろう。 いつからか、あの頃のようには話せなくなってしまっていた。 頼ってばかりで、負担にしかなっていなかった幼いころの自分に気付いて、嫌気がさしてしまったからかもしれない。]
(177) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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―村の中心通り― [ゆっくりとした歩幅で、村の通りを歩く。 それぞれに飾られた祭りの象徴。 見やれば自然と笑みがこぼれた。]
張り切ってるな。今年も良い祭りになりそうだ。 っと?……ふむ。
[目の前には一平太と団十郎の後ろ姿。 その先には源蔵と朝顔の姿。 ちょっとした茶目っ気と悪戯心が芽生えたか。そろりそろりと音を立てないようにして一平太に近づく。 一平太以外の誰かに気づかれても、静かにしてくれという合図をする。
もし、一平太に気づかれずに背後につけたら。両手でそっと一平太の目を隠し。だーれだ、と優しく声をかけるだろう。 逆に一平太に気づかれたら、残念だと笑い飛ばすに違いない**]
(178) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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[明之進に問われて。 少し誇らしげに説明する。]
えっとね。 浜までお使いなの。
お祭りの『やく』で、いつも家まで届けに来てくれてる沼さんがすごく忙しいんだって。 それで、沼さんのお隣の辰さんに、頼みに行かないといけないって。
……急がなきゃ。 夕方になっちゃうね。
[途中であれこれ、時間を使ってしまったことを思い出した。]
(179) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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源蔵様と、朝顔様。
[届いた声に振り返れば、主人と朝顔の姿を認める。頭を下げようとして、抱えていた大荷物が崩れかけたので、断念して。 足を止め、ゆるりと彼らが近づいて来るのを待った]
――――――…嗚呼、御団子ですか。 分かりました。戻ったら直ぐに用意いたしましょう。
……………?
[其処まで答えて、何故か悔しげな様子の朝顔に気づき、理由が分からず不思議そうに瞬いた]
(180) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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― 村内 ―
余計に力を入れすぎたせいだろうか。 とても腹の虫が中々鳴っておる。 我慢は…今日はやめておこう。
[普段なら我慢を考えたものの、その結果道端にへたり込む結果となったことを考えて。]
致し方なし、たまには蕎麦でも行くか。
[目についた蕎麦屋に、すうっと入る。]
(181) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 01時頃
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[不思議そうな、一平太の様子を見て やはり自分の声は届かなかったのだろうと、更に悔しくなった だから、距離が近くなってから、もう一度言った]
ぺーた、お団子包んで
[今度は聞こえたろうかと、じっと顔を見る]
(182) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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―海寄りの道端の木陰―
明日の議題は星はどうして降るのか。 でもこれは、ご先祖様が帰るからですねー。 うーん。
[明日の議題のことを考えていなかった。]
でも、みんなお祭りの準備やらで構ってくれないかもですねー…さみしい。
[つならなそうにして呟く。 落ちていた木の枝を拾って右手で持つ。 それで地面に線を引きながら歩き始めた。]
(183) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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[日ごろあまり表情を変えぬ朝顔の、微かな、笑みの気配に。眼鏡の奥の目が、ほんの少し細まる]
勉学ができたとて大人とは限らんよ。頭や図体ばかり大きくなっても、心が追い付かないとねぇ。
[己を戒めているかのような言葉だが、淡々とした表情はいつも通りで]
ぺーた、ぺーた。
[声を上手く出し切らぬ様子の朝顔に、重ねるように声を合わせて。 少年がこちらに気づいて振り返った頃に、自分は少年の背後に忍び寄る怪しい影に気がつく。
もちろん『怪しい影』に声をかける野暮はせず。 一平太の方へと歩みよりながら、そっと朝顔に目の端で眼差し送り、「静かにな」の*合図*]
(184) 2011/08/11(Thu) 01時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 01時頃
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ああ……お祭りのお使いだったのか。
[>>179 誇らしげに語る様子に、ふと浮かぶのは、穏やかな笑み]
それは、引き止めてしまってすまなかったね。 私は、大丈夫だから、急いで行っておいで?
夕餉までに戻れないと、叱られてしまうかも知れないからね。
[そうなったらなったで、間に入るつもりはあれど。 今ここで、それを口にする事はしなかった。 そうでなくても、双子の母からは、子供たちに甘すぎる、と言われているから。 多少は、気をつけなくては、という思いもある]
(185) 2011/08/11(Thu) 01時半頃
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心…―――?
[心が追いついたら、大人になれるのだろうか 髪を結ったら、大人になるのではなくて よくわからないけれど、そう言うものなのかと想って]
…――――?
[合図の意味は、良くわからなかったけれど 元々声を出す方ではないし、慌てたりもしないし 一平太に忍び寄る影には、何の反応もしない事だろう]
(186) 2011/08/11(Thu) 01時半頃
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[朝顔の様子をじっと見つめていた所為もあってか、背後に近づいて来る朧の姿には気づかず。 改めて御団子の催促を受け、こくりと頷いた]
―――――――……はい、分かりました。 朝顔様と夕顔様と。二つ御包みいたしましょう。
[少しだけかがんで、朝顔と視線を合わせるようにして。
兄が少年の真後ろまで辿り着いたのは、丁度その時だったか。 不意に隠される視界]
………わわっ!?
[突然のことで驚いた為か、珍しく年相応の声を上げ。 荷物を持ったまま緩くよろめいて後ずされば、背中が兄の身体に支えられる格好となったか]
(187) 2011/08/11(Thu) 01時半頃
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[そうして、その優しい声の主には直ぐに思い当たり]
――――――――…兄様。兄様ですね。御帰りなさい。 もう戻っていらしたのですね。
[声色はあまり変わらないが、言葉を重ねる様子に喜色が滲む。 目隠しが外されれば、背の高い兄の姿を見上げて、僅かに微笑みを零した]
(188) 2011/08/11(Thu) 01時半頃
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うん、夕ちゃんのと二つ ありがとう、ぺーた
[視線があえば、笑おうと努力してみたけれど やはり、上手には笑えないようで 目元がすこし緩んだ程度の、表情の変化]
…――――?
[そして、一平太の視界は閉ざされて 後ずさったり、声をあげたり忙しそう でもなんだか、楽しそうではあったので 夕ちゃんにやってみようかな、と少し想ったけれど お団子を持ちながらじゃ難しい事に想い到り、やめた]
(189) 2011/08/11(Thu) 01時半頃
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