140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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[時が過ぎて、町は随分と様変わりした。 最近の話題はご当地グルメの「セカイちゃんのトンカツ」だ。 いまや世界中で愛されるキャラクターとなったセカイちゃんだが、ごく初期のキャラクターイラストが載ったお皿で出される昔懐かしいトンカツが、リバイバルじみてブームになっているらしい。
彼女はといえば、老いた身でトンカツを食べる気にはとてもなれなかった。 結婚もせず、子供もいない独り身。 この先、トンカツを目にかける機会はなさそうだ。
悪くした足を杖で支えながら、木漏れ日の優しい道を歩いて行く。]
(135) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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[時が経って、いろいろなものが変わった。 けれどいつまでも変わらないものも、もちろんある。
そうして辿り着いたのは光翼高校。 数年前に建て替えられた、まだ新しい校舎が白く眩しい。 彼女が過ごした英語科準備室も無くなってしまったけれど、まだここに来る理由が彼女にはあった。
階段を上り、屋上へと出る。]
(136) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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[屋上に向かって手を伸ばすように伸びている、天地樹の枝。 彼女はその枝に、持ってきた女神の人形を引っ掛けた。]
……御機嫌よう。 今日の土産物は、マダガスカルの導きの女神像、だそうだ。
[土産物をオーナメントにして、樹に飾る。 ふと何気なく始めた習慣が、こうして続いて早数十年。 幸いにも、この樹はオーナメントを飾っても飾っても飾りきれないほど大きかったし、飾ったオーナメントは時が止まったかのように美しくあり続けていた。]
(137) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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世界には美しいものがたくさんあって、 私は私を知る皆の手で、こうして世界を「観測」できる。
とても満ち足りた気分だよ。
[置いてあるベンチに座って、天地樹を見上げた。 葉の間から観える青空が清々しくて、彼女は深く深呼吸をする。 オーナメントが、賑やかに揺れる]
あの頃求めていたM・N・U《Mythical Neverending Utopia》は、 貴様が私に見せてくれたんだな……。
(138) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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[グラウンドの歓声が、少しだけ遠く聞こえる。 今日も若者たちが青春を過ごしているのだろう。 いつまでも、変わらない光景であるようにと願う]
………少し、眠る。
[やわらかな陽の光の下で、目を閉じた**]
(139) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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──せんぱいといっしょ──
人間業じゃないって、こういうときに使う気がしますよ…… ……まあ。人間、ですけど。
[先輩も、俺も。 おかしな力があっても、それをなくしても、 今のところは、人間だ。
転がって、横になってやっと見上げる位置になる先輩を見る。]
(140) kokoara 2014/11/26(Wed) 22時頃
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[聞かなかったことにしよう、と思ったのはもう遅かったか。 目を見開いて、僅かな驚きの声をこぼして。
やがて、ゆるゆる首を傾けた。]
……それは、『よかった』。
俺も好きですよ、先輩。
[どちらにも重ねた呟きを返して、笑いかける。 軽口に似たこんなやり取りができる時間が心地よくて、 そっと目を閉じた。*]
(141) kokoara 2014/11/26(Wed) 22時頃
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[歩むうち、感じた違和感は焦りへ変化する。 デジャブを覚えるのはこの場所と、本の内容だけ。
本そのものの存在は違和感として処理されて、そうしてますます足は速まって。 焦燥感に上靴のスリッパを脱ぎ捨てれば、冷えた大理の、広い図書を駆け抜ける。
歴史書《イストワール》の身体は、その一冊で事足りる。 ムゲンと言われたページにその全てを内包して、この図書がこうも多くの本で溢れる事は無かった筈だ。 故に、この図書の棚は永劫を空であり続ける。 ここの主人が消えぬ限り。]
(142) mzsn 2014/11/26(Wed) 22時頃
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[辿りついたのは、広い空間。>>110立ち並ぶ本棚はそこには無く、代わりに家具の類がその場に満ちて、伸びた螺旋階段は天地樹のように。
嗚呼、 全てが、 酷く、 懐かしい。
全力疾走なんてしたの、何時振りか。 インドア派の身体にそんな運動耐えられる筈もなく、粗い呼吸をやっとの思いで整えて。《前》は大丈夫だったはずなのに《今》は酷く脆いのだなと、そんな思考に疑問を覚える余裕も無い。
艶やかな黒いテーブルと、揃いの黒と朱色の椅子。 何度、その椅子を引いただろう。 何度、その椅子から、傍らの自分を見上げられただろう。 何度、向かいあって座ることを許されただろう。 何度、何度も、その記録は自分の中に蓄積されて、
何度も、何度も何度も何度も、その姿を夢に見て来た。
眠りにつく《 》は、愛おしい記録のまま。 その姿を変えず、静かにそこに居ただろう。>>111]
(143) mzsn 2014/11/26(Wed) 22時頃
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…――キミ、 あの、ちょっと。 起き、
ねえってば、
きゅ、救急車、を、いま。
[尻のポケットに押し込んでいた筈の携帯電話は何処にも無く、そもそも呼んだとして、此処は何処だと説明するつもりなのか。
叫べた筈の名前は思い出せぬまま、"君"と、少し寂しい呼び方をしてしまう。 震える手、やっと触れた肩を何度も揺さぶっても反応は無く、ヴァーミリオンの長い髪が揺れただけ。 視界が揺れて歪んでも、その朱だけはしっかりと目に飛び込んで来る。
意識の無い人間を起こすにはどうしたらいいかなんて、そんな事咄嗟に思い付ける筈もなく。 ポケットを漁っても手持ちの品はゼロのまま、ハラリと、翡翠色の葉が零れ落ちただけ。
それは風もないのに宙を踊り、 ゆっくりと、黒のテーブルの上に落ちた。]
(144) mzsn 2014/11/26(Wed) 22時頃
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ねえ、
…ごめ――、
もうしわけ、ございませ、ん。 おまもり、できず、 ほんとうに、
[口を突いて出る謝罪も、感情を支配する記録も自分が経験した事では無い。 訳の分からぬ衝動に支配され、《前》とは違う、透明な滴が謝罪と共に零れただろう。
胸の痛む理由も、《 》の事も、自分の事も、未だ曖昧へ沈ませて、 抱き寄せた彼女のドレスを、ただ滴で濡らすだけ。]
(145) mzsn 2014/11/26(Wed) 22時頃
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− 天地樹はただそこに在り続ける −
[理を覆したからと言って、全てが元通りになったわけではない。 まだ時々起きる次元の揺れや、姿を見せる邪妖や各地で起こる 紛争を解決する為に奔走する戦士達。 その中に筆頭宝珠魔道士の部下達もいた。 筆頭の不在に密かに訪れた大臣や嘗ての部下達が 延々と樹の前で説教をするというおかしな光景が多々見られたが、 内容を聞く事が出来たの者はいないだろう。]
(146) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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元々ボクちん指導なんてしてないです。 大丈夫です。 王様と女王様と、皆を信じてるです。 それになんでしたっけ? 《雷光の槍神》と《堅固にして柔軟なる盾》? その2人が現れる戦場は 必ず彼らに祝福の風が吹くと聞いてるです。 師事するなら彼らにでも戦い方習うです。
[絶対無理だと判っていて平気で投げた。]
(147) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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判ってるですよ。 ここは元々特異点です。 多分これらからも何かが起きるかも知れないです。 それでも皆はボクちんが思ってるよりずっとずっと。 一生懸命生き抜いてくれるって信じてるです。
[ざわざわと琥珀の葉が揺れる。 大きな腹を叩いて笑う様に。]
あ、それからいつお客様が来ても良い様に。 お屋敷や綺麗にしておいてくださいです。 美味しいパンに、ケーキに、クッキーに。 紅茶や珈琲、ジュース。 そうだ、ボージョレーヌーボーとか言うのも忘れずにです。
[大臣達だけでなく、主人を恐れぬ使用人も訪れた。 彼らに言い付けるのは、お茶会の準備。 招待主がこんな所に突っ立っているのだから、 誰も来る筈は無いのだが、 それでもいつもお茶会の用意はされている。]
(148) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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いつか……世界中の皆とお茶会してみたいです。 [世界樹に誰かの笑い声が届いた。 この学校の生徒は良く笑う。 謎のマスコットが流行っているのが不可解だが、 子供達が笑顔になるならそれでいい。]
(149) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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───願わくば、泣く人が少しでも少なくなるセカイへ。
[天地樹は祈る様に葉を揺らし、今年も彩りの花を咲かせる。 《チ》と《ソラ》をしっかりと掴み支えながら**]
(150) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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− if −
[何度翡翠の葉を琥珀へ変え、花を咲かせ、 女神像の下で変わって行く生徒達を見て来ただろうか。 変わったのは生徒達だけではない。 街の建物も、そこを行く人も、そして教師も変わって行く。 だがずっと変わらないものがあった。]
また来てくれたです?
[校舎へと伸ばした枝先がほんの僅かに重くなる>>137 ジャニスはもうこの高校の教師では無くなったけれど、 毎年変わらずここに来てくれた。 そしてほんの少しだけ枝を重くしていく。
樹の巨大さから考えれば何の妨げにもならないが、 込められた重さに静かに葉を揺らした。]
(151) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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マダガスカル? また新しいものを《観測》してきたですね。
[その表情に、琥珀と翡翠の葉が太陽の光を反射して照れた様に 輝いた。 言葉が届いているかどうか判らないが、 決してオーナメントが色褪せない事の意味を 彼女は判ってくれるだろうか。]
(152) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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おやすみなさいです。
貴女の眠りが安らかであるようにです。
[見上げる彼女はいつ見ても美しかった。 最初に出会った時は宝珠魔道士が見上げた筈だが、 今は逆転しているそれが少し楽しいと、ざわりと葉を揺らす。 だが音を立てたのは一瞬だけ。 目を閉じた彼女に温もりがいつまでも降る様にと 少しだけ木漏れ日を調整して、 静かに樹は眠る姿を見守り続ける**]
(153) pannda 2014/11/26(Wed) 23時頃
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── 帰路にて ──
あ。エリちゃん。 今日は帰りが遅いのね?
[部活を終えて家に帰ると、ちょうどお隣の 玲良さんちのエリちゃんに会った。]
お買い物? 私は、部活。 エリちゃんも、一緒にどう? 楽器、楽しいわよ。
[私の楽器は、帰路で壊れたりしたら嫌なので、 学校に置きっぱなしだ。 今度見せてあげてもいいかもしれない。]
(@10) ここあら 2014/11/26(Wed) 23時半頃
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エリちゃんも、大きくなったわよね。 背、追いつかれるかな……もうちょっと、かな?
[並んでみると、差はもう余り残っていない。 私があんまり大きいほうじゃないから、なおさら。 『あのころのエリちゃん』なら、絶対負けないと思うんだけど。]
じゃあね。またお茶しよ?
[声をかけて、家の中へ。]
(@11) ここあら 2014/11/26(Wed) 23時半頃
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[自室に入れば、そこは私の空間だ。 両親にも入らないように言ってあるそこに、 あの頃を示す特別なものは何もない。
今の私はあの頃のような『目』を持っていないし、 けれど何にも干渉できない不自由な両手じゃない。
机の上に並べた、お手製の小さな独楽をつつく。 楽器を抱えた独楽。 白衣を纏った独楽。 黒鎧を纏った独楽。 眼鏡をかけた独楽。 執事服を着た独楽。 幼い少女姿の独楽。 若い青年姿の独楽。 丸い貴族服の独楽。 姫君の装いの独楽。
そして、金の王様の独楽。]
(@12) ここあら 2014/11/26(Wed) 23時半頃
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あの日までの私達に、B・Y・E《ビョルン・ヤース・エイテルン》……
そして、この平和な日々よ、
――― 永久となれ………
(@13) ここあら 2014/11/26(Wed) 23時半頃
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なんて、ね。
[くすりと笑って、独楽の立つステージにガラスの蓋を被せる。
明日を思って見つめた独楽たちが、微笑んでいる気がした。**]
(@14) ここあら 2014/11/26(Wed) 23時半頃
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[生まれ落ちた一冊の歴史書は、朱の姫君に抱かれて。
始めは、小さな体で彼女のドレスを追い掛けて。 次第に目線は近く、やがて追い越して。 彼女はずっと変わらぬまま。
恋心を抱いた事も、無かった訳じゃない。 けれど、自分の容姿の年齢が彼女を大きく超えてからは該当項目を黒く黒く塗りつぶし、朱の復元典《本人》に読まれぬよう破り捨ててしまった。 そうして長い、久遠の時が過ぎて、 通常の歴史書《イストワール》よりも随分長く《存在》出来ていると気付いた頃。その時初めて、自分の期限が彼女に引き伸ばされていた事に気付く。
自惚れてしまっても、良いのか。 彼女にとって自分が大切な存在であると、引き伸ばしをしてまでも、傍に置くことを望んでくれているのだと。 今は、自分の歴史書としての役割など遠く忘れて、幸せな勘違いだけを噛みしめて居たい。
そして、本の寿命の許す限り、ずっとそばに居られればいいと。 そう思っていた。]
(154) mzsn 2014/11/27(Thu) 00時頃
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[抱いた朱の本の最終頁は既にノンブルが振られた後で、それより後には続かない。 それは即ち完結と、本の眠りを意味している。
きっと彼女はもう目覚めない。 幾ら己が泣き叫んだって、エンディングは綴られてしまった後なのだから。]
(155) mzsn 2014/11/27(Thu) 00時頃
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[だが、終わった訳じゃない。
本は自らのページを開く事は出来ない。 しかし、の自分なら? かつての《歴史書》ではなく、今度は《読み手》として。翳した手に現れたのは一冊の本《過去の己と彼女の一部》
ページはひとりでに捲れ、開かれ、内包された章の項目は――]
(156) mzsn 2014/11/27(Thu) 00時頃
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[最終ページが割り振られた? ならば、【続編】を作ってやればいいだけの事。
確かに、”その記憶”を起こすのは、彼>>113ではない。 だが切っ掛けは、かの金の王《ゴルディオンカイザー・セイヴィア》
代償は幾らでも捧げよう。 舞う、天地樹の一部《翡翠の葉》を表紙に織り込んで、王からの贈り物《万年筆》は輝く金を溢れさせる。 その本に刻むのは己のサイン。 その本の創造主として、彼女と歩む半身として。]
…夢芽、 愛しい姫君。
もう一度、話しましょう。 時が満ちてからと、そう言ったではありませんか。
[三女神の真似事をするには、人の子の身体は力不足。 下手をすれば魂を捧げても、永劫苦痛に囚われてもおかしくない筈の歴史書の製本作業は、金の王と天地樹がそれを支えて。]
(157) mzsn 2014/11/27(Thu) 00時頃
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[朱と黒を中心に舞う風はゴウゴウと図書館中を駆け抜け、本棚を揺らし、キャビネットを揺らし、 そして、内部を作り変えて行く。
続編に合わせて、 その内装を大きく書き変えて、 過ごした広間はそのままと、棚は近く、少なく、より高く。 吹き抜けの広間と高い天井。太陽と月は誰の干渉を受けずとも自然にその役割を変えるよう。 管理者不在でも来客が迷わぬように、好きに本を探せるように。 高い本棚には丈夫な梯子を。追加の椅子とテーブルも設えて。
作り変える姿は随分とサービス精神に満ちていて、今まで以上に図書らしく。 白露の城は、今は、誰が居なくとも正常に機能するように。]
貴女が居ないと、寂しくて仕方ありません。 またお傍に、
いえ、
(158) mzsn 2014/11/27(Thu) 00時頃
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私が、傍に居たいのです。
[もう自分は、歴史書では無い。 彼女《続編》の性質の変化までは予測できないけれど、以前より繋がりは薄くなってしまった気がする。
なら《前》に塗りつぶして破り捨てたページは、《今》思い出してしまっても誰も咎めない。 継ぎ接ぎの項目をセロテープで補強して、塗りつぶした文字を新しく金のインクでなぞり直す。
作りを変えた図書館の中心。キャビネット達や黒いテーブル、椅子と螺旋階段は以前のまま、 透明な涙をぬぐう事も忘れ、抱き寄せた愛おしい存在にそっと口付けを。
姫君の目覚めは絶対にキスだと、そう言うセオリーは昔から変わらないし、 《前》の自分《ハワード》もそう"記録"しているのだから。]
(159) mzsn 2014/11/27(Thu) 00時頃
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