219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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……誰が、何企んでるのよう
[ ええん、もうやだと、 ほとほと困り果てた声で、 泣き言吐きつつ、死神は北上。
北エリアの方へと、足──いえ、羽を進めて、**]
(@41) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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─ 5th day/九想屋近辺路地裏 ─
[話は少し前にさかのぼる。 そろそろ九想屋にたどり着こうかと言うその時、 悲鳴が聞こえて駆けつけた。 そこに居たのは参加者だったのだろう。 いく匹もの闇蛙に集られて幾度も打撃を喰らい、 もう叫びもか細くなりつつあった。 懸命にサイキックを駆使し何とか掃討するも もう、死出の旅に再び出そうなのは見て取れた。
内臓が破裂して居たのか、抱き起こそうとすれば 血を吐かれて両手が染まる。 そして消えた、その直後か。 間に合わなかったその人の相棒が、 その人の場所を探りようやく辿り着いたのは]
(83) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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[両手を血に染める自分を見て 激昂した相手の叫びは超音波となり 頭が割れるような痛みを発して居た。 それが、どれだけ続いたのだろう。 話をする間もなく、殺意に満ちた眼差しを向けられ このままでは殺される……そう、思った直後。
超音波が、止んだ。 彼の声を止めるよう、掌を相手に向けて 氷槍を放ち相手を貫いたからだ]
(…………それとも、ほっとけば、 相棒が、いないから、死んでいた?)
[ズキズキと痛む頭を堪えながらどこか呆然と しかし冷ややかにも見える眼差しで見た氷の欠片は。 花が咲いたような赤色は]
(84) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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…………綺麗だなあ。
[その台詞>>81へとつながっていく]*
(85) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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[ 伸ばした手の甲と、手首と、腕と。 うっすら見えていた痣が、 最初から無いかの様に、消えていくのが見えた。
…脚も、ちゃんと繋がっていたし、 変な方向に折れていないし、 本当に、あんなに殴られたのが嘘みたいだ。
── どうして意識があるんだろう。 ぼんやり ぼんやり。 消えていく痕を見ながら思っていれば
目が 合った>>@33。 ]
(+16) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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── …
[ ぱた、手が落ちる。 どうして?って顔を、向けていたけれど 不思議そうな顔をしていたのは相手も同じで。
ここでようやく 私は立ち上がった。 よた っと。 血に塗れたお姫様のドレスで。 ]
(+17) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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………、 死神に殺されると、死神になるの?
[ そう聞いてはみたけれど、 生憎羽は生えていないから、 きっと違うだろうな という、予測はあった。
おはようの相手を 暫く じ、と見てから ふと ゆるり、辺りを見て シーシャの姿が見えれば 息を吐く。 よく分からない、けど 私たちは運が良かったか あるいは相当にしぶといらしい。 …どちらにしても、暫く眠らせてあげよう。 頭、割られてた から。 ]
(+18) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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[ 視線を戻した先。 三ヶ峯サンの手元のカメラには、 よぅく見覚えがあった。 投げ出されている学生鞄。 口が開いていたから…取ったのだろう。 あ、とか そんな声は小さく上げたけれど、 ── "中"を見たんだろうな と 思えば、 そして、あまり変わっていなさそうな表情を見れば、 眉を下げて もう一度息を吐いた。 息を吹き返した蛇で鞄を引き寄せ、漁る。 ]
(+19) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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手、出して。 ── 返す。
私、……どうしてこうなったか分からないけど、 あの鉄パイプ野郎に殺されたし、 きっと、だめ でしょ。
[ 乾いた血が目立つ、私の指先には 何時か前借りとして貰った、 青色のバッジがあった* ]
(+20) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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―カタミ薬局―
熊さん、場所いわなかったけど… 近くなのかな。
[>>82 薬局前のガードレールに座り、足ぶらぶら。 結局、バッジは2つもらって、一つは自分が。 もう一つは集人が持つことにした。
持つと言っても、陽菜の持分は スカートの裏地にじゃらりとくっつけておくという 女子力の欠片も無いことをしているのだが。]
(86) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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……ん?
[なにやら騒がしい気がして。そちらに目を向ける。>>#5 黒い蛙が一匹。 薬局に来た参加者をものすごい勢いで蹴り倒して 消滅するのが見えた。]
何………蛙っ…… しかも、なんか!真っ黒!!!!
[蛙と目が合う。 こっちへ…ぴょーん…]
ふぇぇぇぇ!!!こっち!!!来ないでぇぇぇ!!!
[猛ダッシュで薬局の裏へ…]
(87) 2017/06/19(Mon) 22時頃
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[ 真っ暗の中、目を覚ます ]
(+21) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 何も見えないのに、 自分の手は、身体は、はっきりと見えて、 倒れ伏したまま、動けない。
目だけ何とか動かして、 そして闇の中に、白を見た。
あれは、なに? あれは …… 人?
ああ、あれは ―― リョウだわ。 白いドレスを纏った少女が、倒れている。
ねえ、アナタどうして倒れてるの? ねえ、リョウ、返事をしてよ。 ねえ、―――― …… !? ]
(+22) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ ―――― 白いドレスを穢す、赤黒い斑点 ]
(+23) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ それに気付いて、目を瞠って、 影の中に、“ 影 ”を見た。
黒い翼を持つヒトガタをした影。 その手には、赤染みた鉄パイプ。
それが、白い少女にゆっくりと近づいていく ]
(+24) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 目が、合った。>>60 ]
(@42) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ …… ねえ、待ってよ、止めて。
リョウ、お願い起きて、逃げて。 お願い、お願い、止めて、助けて助けて。
誰か、誰か誰か誰かだれかだれかだれか ]
[ ずりずり、鉄パイプが地面を擦る ]
(+25) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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―― Side:Twins ――
[ 素敵な色。 温度のない、黒曜みたいなそれは 確かに、私たちを見て。
嗚、この人も おんなじ、なのね。
(藤色の似合う、素敵な人。 王子様に憧れる年頃だもの きっと、私たち その瞳を見ることも、出来ないの。 ――――きっと、生きていた頃なら。) ]
(@43) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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―カタミ薬局裏―
ひっさぁぁつ!!!デッキブラシアターーーック!!
[世の中に、カワイイとカワイクないがあるとしたら、 この蛙は間違いなく後者。 襲い掛かる蛙を相手に、デッキブラシを構えて…
ぶよん&スカッ!
蛙は柔らかくなったのだが、 デッキブラシには当たらず… 猛烈な跳躍力が仇となり、薬局の壁に激突するのが見えた。]
(88) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 自分から、教えてくれたの。 私たちと、同じだって。 紙を見たなら、そうでしょう?>>61
それなら その優しい問いかけだって、信じちゃあいけないのね。 悪意なんて、無さそうでも。
だって、私たちにとって あの人の言葉が、全てだもの。 ]
(@44) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ じ、と、見上げて それだけで、わかる。 この人は、簡単に、いのちになってくれないのね。
それでも、やらなくちゃいけないの。 私たちのいのちのために、 この優しそうで、 (私たちの失ったものを持っている) とっても綺麗な男の人を。 (羨ましくて、仕方ないわ。) ]
(@45) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 止めて、近づかないで、その子を殺さないで。 止めて止めて止めてやめてやめて。 動けない動いてうごいて、お願い ]
[ 動けない。息がつまる。 ―――― 鉄パイプが持ち上がる。]
[ アタシは、アタシは、 アタシは、その子を ―――――― ]
(+26) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 左右対称のよっつの目。 隠し事をしたつもりでも、 冷たくて、淀んだ色は、隠せないって 私も、わたしも、気づいていない。 それから、小さな手。 よく見たら、指のさきに、赤い色。 手招いて、背伸びをするの。
こっそり、内緒話をしたい子供の顔をして しゃがんで、って、
そうしてくれたら、私たち あなたを、何もわからないままに、
殺してあげることが、出来るから。 ]*
(@46) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ その子を失いたくないの!!! ]
(+27) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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……………。
えいっ!!!えいえいっ!!!
[このまま戻るか迷ったが、自分はともかく 集人が一人の時とか。 他の参加者の前に現れたら危険と判断。
勇気を出して、モップの柄で黒蛙を叩いていた。 ガスッガスッガスッガスッガスッ…
一生懸命叩いていたので、集人に黒い蛙と遭遇したとの連絡をいれそびれていた…]
(89) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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…… っ、は ッ!?
[ 目が、覚める。
息苦しい。 酸素を求めるように 荒く息を吸って吐いて、繰り返す。 まるで水の中にいたかのように。
うつ伏せで、コンクリートに伏していた。 嫌な汗が額から滲む ]
(+28) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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( 今のは …… )
[ 朧気だったのは一瞬。 すぐに思い出して、目を見開く。
―――― 死神に、襲われた。 リョウを庇って、それから …… それから?
勢いよく上体を起こして、 それは直ぐに目に入った ]
(+29) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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リョウ …… !
[ 随分と汚れていたドレス姿だったけど、 彼女の姿は確かにそこに在った。 ああ、良かったと思って、涙腺が緩む ]
良かった、アタシ、 アナタが死んじゃったかと思って ……
あれ、アタシ、頭治ってる?
[ 鉄パイプで確かに割られたはずなのに、 傷どころか痛みすらない。 おかしい、と思いながら立ち上がって、ようやく気付く ]
(+30) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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あら、おはよう。 …… サブミッション?
[ >>@33 三ヶ峯の姿が目に留まる。 随分と間の抜けた顔をしているような。
彼が此処に居るという事は、 またバッジをかけたミッションがあるのだろうかと、 首を捻って、その姿を見つめた ]*
(+31) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ ずっと、調子のよかった私たち。 だから、わからないままだったの。
私たち、子供、だから。 大人の男の人を、いのちにする、なんて 簡単じゃあないってこと。
生き返ることに必死で ボーナス欲しさに、無作為に手を出して。
そうして、狭くなったせかいは 大切なものを、見逃してしまう、なんて。 ]*
(@47) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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