246 とある結社の手記:9
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[>>136 パティが自分をかばうように話してくれていた。 さっきは不安だったが……あの娘は思ったより冷静だ。心強い。]
ああ……そう、俺は昨日この村に来た。 二十年もの間、薄情にも近寄りもしなかった。 そんな俺がどうしてこの、狼騒ぎの人狼だと言えるんだ?
[試すような口調でピスティオに語り掛けるが、もはやその目は明確な敵意を持っていた。]
……それと、お前の言うことが間違っている理由は”もうひとつ”ある。
[周囲を見回して、彼らの目を伺うだろう。 そこに疑いの目があるかどうか。 それと、ユージンをちらりと見た。彼が昨日『能力』について明確にしなかったように、黙しておくことも重要かもしれない。]
俺を疑う人間……『投票』するってやつが多ければそれは話す。 でなくとも、明日には話そう。 今はあまり語りたくないんだがな。
(138) 2018/07/30(Mon) 09時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2018/07/30(Mon) 09時半頃
子守り パティは、メモを貼った。
2018/07/30(Mon) 09時半頃
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[しかしそう答えているときに、>>127 >>131 他の『占い師』二人が断言する言葉が聞こえてきた。
これは……自分が疑いを免れれば、パティが疑惑の中心になってしまう。 まだ、イヴォンとノアのどちらが真実の『占い師』かわかっていないというのに。
先ほどの暗い笑みは消え、歯噛みするようにまた深く考察する顔になった。
――イヴォンは最初に名乗り出た占い師だが、言動にまとまりがない。 『狼側』であろうピスティオを人間と占ったが、そのピスティオに人間と占われている。ただ、これはさして問題がない。 ピスティオ側はイヴォンの言葉を聞いてから言った……誤魔化しの可能性がある。 ノアからも人間と言われている限り、ピスティオはおそらく『狂人』だ。 だが……そのノアだ。彼の語ることには根拠がいつもある。 正しいように見える。 しかし、その『占い方』は……良くない。 自分から見た偽物を占うことは、真っ当に見えて何も真実を広げない。
男は、まずノアを疑ってかかることにした。 昨日まで見知らぬ顔だ。その方が気楽であったのかもしれない。]
(139) 2018/07/30(Mon) 09時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/07/30(Mon) 09時半頃
ユージンは、下をみて、わし。と頭を掻いた。
2018/07/30(Mon) 09時半頃
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[ただ、それは……ノアを疑うことは、イヴォンを信じるということ。 つまり……パティを、『敵』と見なければいけなくなることだった。
――俺は、どうする。]
(140) 2018/07/30(Mon) 09時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/07/30(Mon) 10時頃
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[ピスティオが、モンドを人狼だと指弾する。 それに、舟守の男は黙って、 じっとモンドと周りの反応を見た。
ベッキーが驚きの声を上げるのも、 パトリシアがピスティオが出した答えに 異議を唱えるのも。]
お客さんが、かー……
[彼について違うといえる確たる根拠を、 男は持ち合わせていない。頭を掻く。]
モンドさんは、……考えてるように、 ……見えたけどねえ。
リンダお嬢さんに怒ったり、 ラルフに呆れたり。
(141) 2018/07/30(Mon) 10時頃
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[こちらに視線が来れば、ゆるく首を傾げた。 >>138 言葉を非難するような色はない。]
投票をあきらかにしろー。って?
[きついやつにとってはきつそうな提案だ。 すぐには乗らずに、首をかしぐ。]
… …まー… 昨日よりは、 まだましかー……
[なにせ情報がある。──疑っても許されるような気がしてしまう理由が。そう、思ってしまって。 うえ。と、自分が気持ち悪くて小さく出した舌を歯で噛んだ。]
(142) 2018/07/30(Mon) 10時頃
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[ピスティオと、イヴォンと、ノア。 三人の答えを聞き終えて、 >>126 犬死。とイヴォンがワンダについて言うのに そこだけ、はっきりと眉を寄せた。]
ローザスの奥様。……パトリシアが人狼っていうのは 占い結果ってことで、いーのね?
[確認をとるように、そう目を眇める。]
(143) 2018/07/30(Mon) 10時半頃
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[>>142渡し守は首を傾げていた。 彼のあの、のらりくらりとした感じは……わからないな、何を考えているのか。]
いや……俺だって投票に誰を書いたかなんて、公にして改めて自覚するのは……厳しい。 精神的にな。
……俺は、人狼と結社に恨みを持って、ここにきている。 イヴォン婦人と似たようなもんだが……つまり、『覚悟』はあるが……。
[その俺でも躊躇するのだ。えにいわんや他の娘っ子どもなど、身震いするような提案じゃないだろうか。]
だが……それも一つの策ではあるだろうな。 やるなら、俺は乗る。
けど、やらんなら……この俺を他の誰より疑いそうだ、と自分で思う人間は声をあげてくれ。 「犬死に」は――ごめんだからな。
(144) 2018/07/30(Mon) 10時半頃
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[言いながら、男はイヴォンとノアの真偽についてまだ考えている。 本当にノアが疑わしいのか……? イヴォン婦人が今日の占いを告げることを渋った理由はなんだ? そこに何の意味がある。 ――この思考は、ただパティを守りたいだけかもしれない。 その曖昧さを拭えないながらも、男は考えることはやめなかった。]
(145) 2018/07/30(Mon) 10時半頃
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[そうしてから、──深々と、深々と息を吐いた。]
…… 正直ねえ。オレまだ、 奥様が、 占い師って可能性も 考えちゃってるんだけど。
仇、とか。
… 口では言うけど、 討ちたくなくなってるよーに見えんの。
ピスティオのことも。 … ほんとは、なんだかおかしいって。
… 思ってるんじゃない?
[違う? と、そんな風に船守はイヴォンを見て首を傾けた。この人のコトも、嫌いにはなれない。 ──嘘つきの占い師が、人狼か狂った人だとして。それで、ピスティオやノアのように、『怖い』とも、思えない。]
(146) 2018/07/30(Mon) 11時頃
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人間は、……人間でも。 …… もしか、人狼が大事なひとだったら。
たとえ、他の誰を犠牲にしても、……
[はあ。と息を吐いた。服に隠れた腹のあたりを掌でする。胸の中が、チリチリとしている。目元を陰にしてくれる帽子が欲しかった。少し俯く。]
──嘘を、つくことだってある。って そう、……思うからね。
(147) 2018/07/30(Mon) 11時頃
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でもね。そういう選択は、 …… それはね。
…… まっとうな道じゃあ、ないよ。
(148) 2018/07/30(Mon) 11時頃
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[息を吐く。その場の全員、それぞれの顔を もう一度、きちんと見回す。
占い師三人の顔も、モンドの顔も、驚いた風のロイエの顔も、昨日自死を提案したラルフの顔も、疲れたようなルパートの顔も、昨日けなしめたリンダの顔も、ベッキーもスージーも──パトリシアのことも。全員。
二人ほど、ここに来たときからは 欠けてしまっている。
それに、息を吐いた。]
……ごめんね。
まあオレも、暈して嘘をついたようなもんなので 理由を聞かれたら答えるけど──
[いちど、全員に向けた言葉を挟む。苦笑するようにイヴォンに笑いかけようとして、結局、笑いきらずに眉間に深い谷が刻まれて口端の両端が一文字に結ばれる。]
(149) 2018/07/30(Mon) 11時頃
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[>>147 ユージンの言い様にハッとする。 ああそうか……人間だから、割り切れない。 そういうことも、あるかもしれない。
イヴォンのことを男は「自分側」だと思っていた。 恨みのために自分を使いつぶす覚悟のある、人間だと。 しかしそうでなかったとしたら。 この村で何十年も、人を見て、人を愛したただの女であることを、考えの範疇に入れていなかった。
かつての婦人を思い出しても……身近な人間を切り捨てられる人とは、思えなかった。]
(150) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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[ぎくり、とした。 イヴォンが知りたくないのかといった時。 ユージンが、人間だった、といった時。
少しだけ知りたくないとも思ってしまっていて、何かを言うことはなかった。でも、ただ。]
…マリオ…、…
[ワンダが人間だったとしたら、彼女の名前を書いた少年は、最後の最後に人殺しになってしまったのだ。顔に手を当てた。 でも、まだ、リンダからは何も聞いていなかったから、思わずそちらに視線を送る。]
(151) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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[まっすぐに、イヴォンを見る。真面目な顔と言ってやるには、瞼は相変わらず眠たげだったし、眉も情けなく下がりぎみになっていたけれど。]
でも、奥様。パトリシアが人狼だって事だけは
──ナイんだよ。100%、絶対に。 [それでも、ぐでついた曖昧な言い方をする男にしては、 少し珍しく断定的な言葉で向かい合う。]
…… パトリシアのコトだけは、
オレは、人間だって知ってるから。 [信じてるではなくて。知っていると、そう男は口にして]
(152) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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[そうしているうちに、三人の占い師が占いの結果を告げ始めた。]
も、…
[モンドの名前を聞くと思わずそちらに視線をやって、口元を結ぶ。 次にパティ、小さい頃からこの村にいる、少し年上の彼女。イヴォンは彼女の事を人狼だといった。 頭が追いつかないうちに、ノアはピスティオを人間だという。 噛み砕くのに、額にずっと手を置いたまま。]
…… ピスティオは。 他の占い師の二人に占われたから、 どうあっても、人間。それでいいのね。
本物か、狂人ってのかは解んないけど。
[泣くことができなかったまま。感情的になることができなかったまま。思考だけは動かさなければ。]
(153) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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正直、私やっぱりイヴォンさんの事は、 信じられない。
朝の、なに、あれ。 おばあちゃん、あんなに愛してるって言ってた旦那さんを、狼に殺されたんでしょ? それなのに、 …ああなったマリオを見て、…同じようになったマリオを見て、どうしてあんなに嬉しそうにできるの?
わかんない、解んないわ。 結社たちとおなじ、頭おかしいでしょ。
おばあちゃんが狂人なんじゃないの? 言葉通り。
でも、でもそうしたら。 ピスティオは人間だから… 本物で…そしたら…ノアさんが人狼?それもまさかよ。信じられない。だってノアさんでしょ? あんな、だって、あんなうだつの上がらない人が、誰かを殺してました。なんて… やっぱり信じられない。そうでしょ。 まあ甲斐性がないのはピスティオもだけど、…まだ、せめて、ノアさんは人間っていわれたほうが、納得できる。
(154) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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でも、でもね。 ピスティオが…ピスティオがモンドさんを、人狼って言って…私の中で納得できてしまったの。
私は、あなたを疑うわ、モンドさん。 も … もしかして。
もしかして、20年前…、 パパを、ジェフをつれてったのは。 ─── 食べるためだったの?
とか、思っちゃうじゃない。 だから、ほとぼりが冷めるまで、ここに寄り付かなかったんじゃないの?
[私は父親について何も知らない。彼がどんな思考で彼らに着いていったのかとか。人狼に対してどう思っているかとか。だからきっと父親が彼に語った方が、真実なのだ。]
(155) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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あるじゃない! 村に来る理由。 結社を恨んでるって今、言ったじゃない。
人狼、3人いるんでしょ? ここに仲間がいるのを知ってて…結社を恨んでるなら、あるじゃない。今、このタイミングで、この村に来る理由が!
[それは"仲間"を助けて、結社に復讐する道だ。 この考えが、今の思考にどうにもはまってしまっていた。]
(156) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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[>>152 ユージンが「断言」したことを聞き逃さなかった。 これは……本当なのだとしたら、考えていたことがひっくり返る。 自分の浅さを省みる。
――と、金髪の娘スージーが自分を疑うと言った。>>155]
……ああ、ジェフはお嬢ちゃんの親父なのか。
[ジェフについて、語るかどうか一瞬迷う。]
(157) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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[ピスティオに向けたモンドの表情を見た。 口元を結んで、眉を寄せて、それでも息を吐く。]
… え?
[そうして、ユージンの言葉に耳を傾けて。 暈して嘘をついたようなもの、…嘘って何?と、視線を向けて。]
… 知ってる。 知ってる?
[それは彼にしては珍しい断定の口調。 ぱっとパトリシアの方を見た。]
共鳴者…?
(158) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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そうよ、20年前、私とママを置いてった、 あの、あの… あの男…。
聞きたかったのはその話。 どうして、とか、なんで、とか。 あの後どうしたのか、とか。
全部、全部、聞きたかったけど…。
[(>>157)聞くのも怖くて、怖くって。思わず視線を下に向けた。]
(159) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/07/30(Mon) 11時半頃
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[>>156賢い娘だ。精神的には追い詰められているだろうに、考えられる限りをしっかり話そうとしている。 さすが、ジェフの娘か。]
結社がいるのを知ってて来たのはその通りだ。 なるほど……「行方不明者」を出した人狼の仲間を俺が助けに来た、か。
(160) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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……言うべきじゃないかもしれんが…… ジェフはまだ、生きてる。
[>>159 下を見て言葉の途切れる娘に、悩みながら告げた。]
あいつは……今は俺たちの「仲間」だ。 本当はこういうのは、身内に言うものじゃないんだが……。
(161) 2018/07/30(Mon) 11時半頃
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― ロビー ―
[ラルフとの掃除を終え、ロビーへ皆が集まっている。 話し合いはどうせ長引くだろう。 昨朝の様子からそう察して、切り分けた黒パン、チーズ、ナッツ類、水分補給用にごく薄い酒類……と軽くつまめるものだけ、いつものロビーのテーブルにまとめて置いておくことにした。]
(162) 2018/07/30(Mon) 12時頃
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[ピスティオはモンドを人狼と告発した。]
……モンドが、人狼。 ……。
[ピスティオの言葉に難しそうに眉根を寄せ、視線をモンドに向けた。]
(163) 2018/07/30(Mon) 12時頃
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だいたい、元からこの村にそんなにたくさん人狼とやらがいたなら、もっと気づけてるはずじゃないの? わかんないけど…だから、増えた可能性を私は高く見る…。みたい。
[残った面々を思い出す。この中にあと三人?信じられないじゃない。]
イヴォンさんが、人狼だったらいいのに。
[彼女を人狼と思う、ではなく。だったらいいのに。だ。先ほどから漏れているのは、願望もふくんでいる。 だって、そうしたら。 イヴォンと、モンドと、ワンダはまだ解らないけれど、そうしたら、あと一人だ。あと一人くらいなら…と、そこまで考えて、首を振る。
胸の奥がしんどくなったように、少しだけ胃の辺りをおさえた。]
(164) 2018/07/30(Mon) 12時頃
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えっ?
[けれどその言葉(>>161)に顔を上げる。]
ま、まって。 まって、詳しく教えて。
生きてるの? パパが?ほんとに?
そもそも、仲間。ってなんなの? [疑問は次々とあふれ出る。]
(165) 2018/07/30(Mon) 12時頃
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悪いが、モンド。
……二十年の間、ウチの村に近寄らなかろうが、 ウチに結社の連中が来たから ここへ来てくれたっていくら言ってくれてもだ。
たとえば…… この近くに潜んで人殺しをしてたが また離れるつもりでいた。
ウチの村長だのフーバー様だのに 呼ばれた結社の連中に見つかって 村のやつとおんなじに ウチに放り込まれてるんじゃあないかって 一切想像しないじゃあなかったよ、おれは。
結社に対して文句たらたらだったおれたちに おまえは助けをくれるって言ったんだ。 スージーのいう「復讐」だってもしかしちまうかもな。
(166) 2018/07/30(Mon) 12時頃
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……人が死んでいなきゃあ、想像しなかったろうが。
……だから、悪いな。 パティと違って旅人を日ごろから 相手にしてるせいかねえ。 そこを鵜呑みに信じてやるわけにゃあ、 どうにもいかない。
おれはモンドと旅をしたワケでもなければ ここに来る直前まで何をしてたんだかも、知らねえ。
[本当ならば、それは旅の土産話として聞きたかったことだ。こんな形でしたかった話では決してない。苦いものを舐めたかのように苦しい顔をして、額をおさえて俯いた。]
(167) 2018/07/30(Mon) 12時頃
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