191 The wonderful world -7 days of MORI-
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[行き先を考えながら立ち上がると、ちりっと足が痛んで眉を顰める。]
んー、これ見る限りでは、北と東は参加者の誰もが思い浮かびそうなんだよな。 人数が減ってきてる所を考えると、裏を考えた方がよさげか? エコーシティ辺りに行ってみねーか? 南も西もカバーできそうな位置だし。 それから……
移動途中で、ドラッグオージョウに寄ったりできないかな。 ちょっとだけ買い物がしたい。
[実は、エコーシティを先に出したのは薬屋に寄りたかった為の理由付け。 それがばれないよう理由をつけたので。 やや、決まり悪そうに皆方の顔を見た。*]
(99) 2016/06/11(Sat) 15時半頃
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ほー、裏か。 なかなかカッコいいこと考えるな。 まあ、そうだな、カバーできるところをカバーしたほうがいいだろう。
[圭一の提案にのりつつ、エコーシティに目的地うなずいたが、 その寄り道、に、じーー。]
痛いのか?
[薬家といえば、滋養強壮剤、か、鎮痛剤だと決めつけている。 怪我を見せてみろ、と視線で訴える。]
乗り物、バイクでいーや。 何とかできる?
[そして、手短にそこに停めてあった、無断駐車のオートバイを指差した]
(100) 2016/06/11(Sat) 16時頃
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ミナカタは、バイクを手に入れれば、うしろに乗せて薬屋出発だ。**
2016/06/11(Sat) 16時頃
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>>100 …う………。 ……少しだけ。 こういう時はほら、念には念を入れろっていうしな!
[妙に視線が強い。自分の視線は徐々に下へと下がる。 しぶしぶ見せた傷口は、昨日の重症よりはかなり改善されているが… それなりに痛々しくは見えたかもしれない。]
バイクか。了解だ。 すぐに、乗れるようにするぜー。
[ことさらに、好調を強調するように力強く答えて。 小さい光の玉を作り出し、バイクのキーの強制解除に成功した。 皆方の後ろに乗りこみ、出発進行。]
(101) 2016/06/11(Sat) 16時頃
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―ドラッグオージョウ―
[寄り道なので、行動はすばやく迅速に。 店に入るとすぐ、鎮痛剤として使える頭痛薬を手に取る。 さらに、救急キットより本格的なガーゼ・包帯・固定用テープをさくさくさくっと籠の中へ…。 皆方が、他に希望するものがあればそれも入れただろう。]
輝にい、会計の時はこれも一緒に出してなー。
[皆方に清算を任せる際、クレカと共に、黄色いドラッグオージョウ会員カードも手渡してポイントもしっかり付加。 一瞬だけ、死んでるのに何やってるんだろうと自分の行動に苦笑した。**]
(102) 2016/06/11(Sat) 16時頃
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ミナカタは、チュッパチャプスも一本、レジで追加したおいた。**
2016/06/11(Sat) 16時頃
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………
[流石に情報が無さ過ぎるか。 しばし思案した後に]
……それぞれ、好むものが違う。
[ぽつりと、呟いた。 それ以降は決して口を開かないだろう。
そして、もし2人がこの場を離れるというのなら、着いていくだろう。 危害は加えず、かと言って手助けもせず。
目的を聞かれても口には出さないだろう]**
(@11) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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本当に自分は正しいのか。 もしかしたら、答えが欲しいのかもしれない。
(@12) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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―4d―
[今日も今日とてミッションを伝えるメールは届く>>#0。 東西南北。これまた少数の参加者では達成できないミッション。 自分以外を蹴り落とすやり方では消滅の一途を辿るものだ。
しかもこの食い逃げ犯、おそらく豚さんだろう。 あれはいくら殴ろうが蹴ろうが、この豚野郎と激昂しようが 惰眠を貪る奴だ。ナマケモノかい君は]
…んー。
[少しだけほんのり考えて、 僕が向かったのは、西側]
(@13) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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― 回想/家族の話 ―
[世間一般における、ごく“普通の家族”というものが 具体的にどんなものか僕は知らない。
ただ一つ言えることは、僕の家はその“普通”の基準からは おそらく外れているのだろうな、とは思う。
父も母も、音楽家としてとても優秀な人だった。 彼らが家にいたことは、記憶にある限りごく僅かで、 言葉を交わすこと自体少なかったと記憶してる。
高校に入るまで僕ら兄弟を育ててくれたのは、 もっぱら母方の祖父母たちだった。 母の方は、一時期家にいた時期があったが、 僕が高校に上がる前には、再び家にいることが少なくなった。
それでも、彼らの公演の話にはいつも胸躍らせていたし、 雑誌に彼らの記事が載れば、小遣いを出し合って書店で欠かさず三冊買った。 日本に戻ってくると聞けば、二人揃って彼らに会いに行ったものだった。]
(103) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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[さて、僕には弟がいる。>>1:161 六歳年下の、僕とは違ってなんでもできる本当に優秀な弟だ。
勉強だって運動だって、弟はなんだってできたし、 なんだって人並み以上にこなすことができた。 ピアノもまた、然りだった。
両親にとっても、彼は自慢の息子だった。 会いに行くたび、両親が嬉しそうに弟を出迎えるのをいつもみてきた。
弟のことで両親が不満を感じていることといったら、 精々ピアノの練習が好きではなかった――いっそ嫌いだったことくらいか。]
(104) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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「僕はサッカー選手になるから、ピアノは兄さんがやってよ」
「そのくらいなら、兄さんにだってできるでしょ」
[まだ幼い頃、ボール片手に無邪気に笑いながら、 弟はよくそんなことを言っていたっけ。
サッカー選手とか船の操縦士とかお笑い芸人とか、 「将来の夢」の内容こそちょくちょく変わったけれど、内容自体はさして変わらなかった。
――…僕はピアノを、弟はそれ以外でそれぞれの道を歩いていこうと。
あの子のようには、弟のようにはなれないことはよくわかっていたから。 そのこと自体に、僕は特に異論はなかったんだ。>>3:104*]
(105) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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― 4th day/ヴァニタスコロシアム前 ―
「兄さん」
……。
[意識が途絶える前、聞こえたような気がした。>>0:49 ……なんとはなしに、彼や“家族”のことを思い出したのは、 あのとき聞こえた、彼女の“声”の影響だろうか?]
(106) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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「こちらから入れる4番ホールは 現在、封鎖されていまーす」 「現在待機列での熱中症が多発しておりまーす、 皆さま各自日射予防や水分補給をお願いしまーす。」
…。
[不意に眩しさを感じて目を開ければ、 いつかと同じ、ヴァニタスコロシアム前。>>38 とっさに東側を振り向く。 この位置からその光景はいまいち判然としないが、 あれだけの爆発があったとは思えないような、 いつもどおりの光景と街並み。]
[あの男たちは無事だったろうか? 今となっては確かめようもない。 ただ、無事であればいいと今は祈るしかないだろう。
――…それよりも。>>34]
(107) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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[きょろきょろとあたりを見回して彼女の姿を探せば。 果たして、彼女はそこにいただろうか>>40]
「………ごめんな、さい。」
[彼女の傍に駆け寄って言葉を紡ごうとすれば、 沈んだ声に遮られた>>40 声ばかりではなく、顔色もかなり悪い。 昨日、意識が途絶える前のことを思い出して]
『いや……僕のほうこそ、ごめん。』
[あのとき、もう少しで僕は一番大切な人を、 あの爆発の中に置いていくところだった。
……誰よりも一番、大事にして。 守らなければいけない、かけがえのない存在は たった一人の「パートナー」である彼女だけのはずなのに。]
(108) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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[――死んで、ほしくなんかなかった。>>3:473 たとえそれが、誰であったとしても。 たとえ、自分や他の参加者が既に死んだ存在であったとしても。 だって……。
そして、それは自分がトレイルであろうとそうでなくても、 その思い自体は何も変わらない。]
「兄さんは馬鹿だよ」
「守れもしないのに無茶ばっかしようとするんだからさ。 ほんっと、馬鹿みたい」
[――それでも。 昔、弟に言われた言葉が今更ながらに胸に刺さる。 でも、それ以上に胸に刺さったのは、 あのとき聞こえてきた彼女の“声”>>75]
(109) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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[そっと手を伸ばして、彼女の髪を撫でる。
よしよし、と、いつだったかコロシアムで出会った、 マブスラの男の子にしたのと同じように彼女の頭を撫でて。
彼女が、いつもつけていたイヤホンがなくなっていることに気づいたのはそのとき。 駐車場で爆弾を探している時か、避難している時に失くしたのだろうというのは容易に想像がついた。]
『……君が、無事でいてくれてよかった。 逃げてくれて、全然よかったんだよ。』
『君が逃げてくれたから、僕は今ここにいる。 謝らなければならないのは、 あのときふたりでの避難を優先しなかった僕のほうだ』
[頭一つ背の低い、彼女の目線に合わせるように、 少し屈んでみせながら“言葉”をかけた。――それから]
(110) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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―西エリア Barメメント前―
[バーの前を陣取ってぐーすぴ眠る豚を見下ろしながら、 僕は建物の上で腰掛け脚を揺らしている。 barメメントは別に高層ビルみたいな建物じゃないし、 遠くからでも縁に腰掛けている僕に気付くかもしれないけど、 街中で眠る豚の方に気をとられるかどうかは、君たち次第。
僕は僕で何をしているかというと、 カフェぱせりまで買いにいったクレープを堪能中。 最初のあたりから駆け込む参加者を見ていて、 なんとなく食べたくなっていたものだ。 ちなみに食べているのは定番人気の「カスタードチョコアイススペシャル」 甘味をほどよく抑えたカスタードに、たっぷりチョコが絶妙にバランス良くアイスの濃厚さと絡み合う。らしい]
(@14) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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『ね、ミームちゃん。 このあと、少し付き合ってもらってもいい?』
[いつだったかと同じように>>0:546 彼女にそう声をかけた。*]
(111) 2016/06/11(Sat) 17時頃
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おうおう。 混み合って来たなァ。
[>>@2八千代ちゃんが北エリアにノイズをばらまいたもんで、 この周辺も一気に騒がしくなってきた。 >>94未だに生き残って奮闘している少女と、パートナーの男を目で追った。]
別ンとこ行くかァ。
[ふわ、とあくびをひとつして。 ペンギン2匹を侍らせ、タワー前を離れ、 北エリアから中央エリア方面へ向かおうと歩き出すとしよう。
チョコバナナクレープは持ったまま、まだ食ってない。 いや、なんか、こういうのって食うの勿体なくねェ?**]
(112) 2016/06/11(Sat) 17時半頃
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…むぁ、 アイス垂れた…
[ぽとりと指に落ちた液状のアイスを舌で舐め取る。 その傍らには宵越屋で買ったスナック菓子「チョコの実」。 ころころとしたお手軽チョコがいつでもどこでも楽しめる おやつ時や小腹が空いたときにもってこいの品だ。
もし誰かが僕を見つけたら――あるいは、僕が誰かを見つけたら 僕はまた、君たちを囲むように不可視の壁を作るだろうね。 そうすれば流石に君たちだって、僕に気付かない訳はないか*]
(@15) 2016/06/11(Sat) 17時半頃
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つまり、このミッションの目的は、 この“食欲の権化”……ブタさんを起こして、 “身柄を確保する”ってことですね。
[銀髪の青年の肯定>>@6で、 目の前のノイズと、ミッションの対象がつながったのは、 僕にとっては大きな収穫でした。
けれども、その手段が、今のところ分からないのですから、 幼馴染の視線を受けて、>>89僕は顎に手を当てて、考えます。
青年のヒント>>@11が、答えの一端になっていたので、 そこまで考える時間は長くはなかったでしょうが。]
(113) 2016/06/11(Sat) 18時頃
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その、もしかして、だけど。 食欲の権化、なら、何か、食べ物 ――好きな食べ物を持って来たら、 それを食べるために起きてくれる、ってことじゃないかな……?
[どうかな?と、幼馴染と、 それから、銀髪の青年を盗み見るようにして、問うたでしょうか。
後者からの反応は芳しくはありませんでしたが、 きっと、幼馴染なら同意を返してくれたでしょう。
何にせよ、公園に食べ物はありません。 ましてや、“好みが違う”なら、適当な食べ物を持ってきても起きてくれないかもしれません。 ですから、幼馴染と二人、公園を出て、 食べ物のある場所、或いは、ブタさんの好みのヒントを探しに向かおうとしたところで―――]
(114) 2016/06/11(Sat) 18時頃
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つ、着いてくるんですか?
[僕らの後ろに、誰かが――今しがた会話をしていた青年が着いてきたものですから、 僕は面食らったように、青年にそう問いかけたと思います。
何より、彼に蹴りつけられて、地面に叩きつけられた幼馴染は、 相当警戒を露わにしていたと思いますから、 僕は、その腕を引くようにして、小さな声でそれを諫めました。]
(115) 2016/06/11(Sat) 18時頃
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『死にたいなら、かかってこい。 生きたいなら、起こしてみせろ。』 ……って、さっき、言ってたし、 だから、下手に喧嘩を売るような真似は、 ……その、ダメだと思うんだ。
[死にたくはありません。 ですから、彼に危害を加えるのは不味いと思います。 それに、もうひとつ、気にかかることもありました。]
それに、僕らを倒すつもりなら、ノイズとか、ミッションとか。 そういうのを出してきそうだし、 その……着いてくるだけなら……いいんじゃ、ないかな?
[そう、幼馴染に言い聞かせましたが けれども、目的が分からない以上、警戒するのも尤もでしたから、 僕も、もう一度彼を振り向いて、 じ、と表情に乏しい青年の顔を見つめます。]
(116) 2016/06/11(Sat) 18時頃
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……その、危ないことは、やめてくださいね?
[下手に探りを入れて、彼の機嫌を損ねたくはありませんでしたので、 そのひとつだけ、釘を刺したと思います。
髪に隠れて、余りその顔色は伺えなかったでしょうが、 頷くとか、或いは、敵意を見せないようでしたら、 警戒しつつも、そのまま足を進めただろうと思います。
時折、鋭い眼差しを背後に向ける幼馴染を、 腕を引くようにして諫めながら、でしたが。*]
(117) 2016/06/11(Sat) 18時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/06/11(Sat) 18時半頃
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― ロイヤルホテル九曜前 ―
[ぐっすり寝て起きれば、大抵は回復するものだ。きっと。
という訳で、ロイヤルホテル九曜前前にて、昨日より大分回復した様子で今日のミッションを確認していた。 いつもと違うのは頭に被ったヘッドフォン。昨日のミッションの物だから、持ち主に会い次第返すか、既に脱落していたならば形見としていただいてしまうか。形見って言葉便利だな、とてもそう思う。]
さて……
[何処に向かおうか。今回はピグノイズ、あちらこちらを逃げ回る彼らを捕らえる、しかも4匹となれば中々忙しないだろう。]
(@16) 2016/06/11(Sat) 19時頃
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[足元のノイズ<フォックス>を撫でたり、眠っている愛らしい青い豚を眺めていたりすれば、 やってくる、参加者一組>>95 唐揚げを飲み込んで、狐を連れて、参加者へと歩み寄ろう。]
サブミッション でーす
[途端、足元の狐が、二方向に分かれて駆けだす。 一体は、宵越屋へ。もう一体は、モリ美術館へ。 狐の首に、小さな小袋のついた紐が結ばれているのを、 彼らは見ただろうか。]
(@17) 2016/06/11(Sat) 19時頃
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こんこんと おぉにごっこー! 捕まえたらぁ いーこと、あるかもぉ。
あ、これはねぇ 別に、やんなくったっていーんだよぉ。 やるかどーか、君たち次第、でーす!
[言い終えれば、唐揚げロールへとかぶりつき、ベンチへと戻る。 壁を作ったわけでもない。サブミッションをスルーしようが、ミッションクリアは可能だ。
宵越屋へ向かったキツネには、チリソース味の辛いキャンディを。 モリ美術館に向かったキツネには、レモン味の酸っぱいキャンディを持たせている。 捕まえたところで、労力と引き換えに得られるのは、クリアへの鍵が一つだけ。]
(@18) 2016/06/11(Sat) 19時頃
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[ きみと一緒に考えこむ。
食欲の権化。ブタ。 いつか、きみと並んで見た映画。 醜いブタに変えられた人間を見て、 きみはわんわん泣いたけれど、 おれはおれで、そのあまりの醜悪な姿と、 主人公に課される理不尽な運命に恐怖し、 その後しばらく頑なにトンネルをくぐらなかった。
そんな、映画を楽しめているとは言えない様子のおれたちに、 きみのお母さんは、そっと再生を止めてくれたので、 結局のところ、おれはあの映画の結末を知らない。
── なんていうのは、ただの思い出話だけれど。]
(118) 2016/06/11(Sat) 19時頃
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── 食欲の権化を揺さぶるのは、食べ物?
[ どうやら、無事きみと同じ結論にたどり着いた>>114ようで、 おれは少しほっとしながら、きみに頷いてみせる。]
……で、東西南北、それぞれ好みが違う。
[ 今度は、銀色の死神を一瞥。>>@11 これは結構、いいことを聞いた気がする。 やったね!という顔で、おれはきみに視線を送る。]
食べ物で好み、って言ったら、 和食・洋食・中華とかの種類か、 味の系統か、肉とか野菜とか、食材か。
[ そんなところかな? とおれはきみに首を傾げ、 一切反応を見せない銀色の死神をまた一瞥し、
ひとまず、動かないことには始まらないぞ、と。 きみとともに、動き出そうとする。>>114]
(119) 2016/06/11(Sat) 19時頃
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[── と、]
…………。
[ おれの疑問はきみが代弁してくれた。>>115
なぜか背後霊がごとく後ろを陣取るヤツは、 なんにも言わないこともあいまって、気味が悪く、 おれは、前回の空中戦を思いだす。
当然、印象は良くない。
きみに危害をくわえようとした赤い死神や、 きみとおれを分断した上、 きみの本まで持ち去った小さい死神よりはマシと云えど、 初っ端からふつうの戦闘に持ち込んで、 ミッション達成を邪魔しようとした死神に、 信用の”し”の字もあるはずもなく、
── おれが翅を出そうとしたところで、きみが腕を引いた。]
(120) 2016/06/11(Sat) 19時頃
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