229 観用少年
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[――けれどある日、その関係は崩れた。 彼に好きだと告白されて、流されるままにその関係は変化した。
元々はノーマルだと思っていたが、案外そうでもなかったらしい。 流されるままだったものが、だんだんと自分の意思を伴うようになり。 今まで知らなかったことをたくさん教え込まれた。
それは、……男同士の、営みも含まれていて。
すっかり彼に慣れきって、嵌まりきってしまったそんな時。 彼との未来を考えるようにさえなっていた頃。
唐突にその関係は、終わりを迎えた]
(117) 2017/10/11(Wed) 11時頃
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[結婚することになった、と当然のようにその男は言った。 どうやら、親同士の決めた結婚だったようではあったが、 しかし満更でもない様子でその男は語った。
お前との関係も楽しかったよ、と。 なんてこともないように言い放った。
そこには、何の感情も含まれていなかったように思える。 自分が彼に抱いていた気持ちはいったい何だったのだろう。 彼が自分に言った好きは、どんな気持ちだったのだろう。
簡単に捨てて言ったその男の心を、今でも自分は理解できていない]*
(118) 2017/10/11(Wed) 11時頃
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[体温が燈る心地良さが眠りを誘い、 気付けば腕の中で目が醒める日が幾日か続く。
主たる青年は何か探るような視線を時折投げたけれど、 その意味を話すことはなく、ただ同じ夜を過ごす。 陽が登れば以前より親しみを持って接してくれる、 青年以外の人間たちと穏やかに話す機会も増えている。 彼が伴わず出かける寂しさもそれで癒え、 お土産の砂糖菓子を口に運ばれる日常に、ゆったりと笑う。
それが日常。欲しかったもの。 甘えるように頭を擦り寄せ、きゅっと抱きついて、 お菓子を食べて、ミルクを飲んで、眠る。 だからこそ、気にするのは当然で]
(119) 2017/10/11(Wed) 13時半頃
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けー、い、ち
[今宵もまた何かを堪えるような青年に、 眠りに落ちる前にその瞳を覗き込んで詠うように囁いた。
問いかけにも満たない、呼びかけだけ。 両手が伸びて頬を挟んで、柔らかな感触に口端を上げる]
(120) 2017/10/11(Wed) 13時半頃
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ケイイチ、……ぼくに怒ってる?
[そんなはずはない。 愛情が伝播して失われた色彩は戻ったし、 髪は弾力を取り戻し梳く指を妨げない。
満たされているのに、それでもこの質問を投げるのは、 どうしたって視線を彷徨わせることのある青年の、 その奥にしまいこまれた真意を知りたいためで]
(121) 2017/10/11(Wed) 13時半頃
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どうすれば喜ぶ? 楽しい? ぼくに教えて、ケイイチ。
[自分は彼のモノだと彼が言ったのなら、>>1:28 それを拒絶する心もなく、そうしたいと願うまま。
問いかけは以前と同じく無邪気に。 まさか悶々としているとは思わない青年へ投げかけた**]
(122) 2017/10/11(Wed) 13時半頃
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ん?
[呼びかけられれば>>120、答える声は短く けれどその一音にさえ多分に甘さは含まれる。 柔らかく頬を挟む両手のくすぐったさに目を細めて―― そして、]
えっ? 怒ってない、ぜんっっぜん! 怒ってない!
[続いた言葉があまりに予想外で>>121 眠りにつく前のベッドの中にはふさわしくない大きさの声が出る。
どうしてこんな質問を――と、 疑問が浮かんだのは一瞬で。 要するに己の不自然な態度にガーディが不安を抱いたのだと 思い至るのは早かった。]
(123) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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……お前が傍にいてくれて、 一緒に話したり、ご飯たべたり、 それだけで嬉しくて楽しいよ。
[本当だ。 ケイイチの日々は今、かつてないほどに満たされ満ちている。
だから――柔らかく髪を梳いて、瞼を下ろすよう促す。 あの夜、ガーディが云った「我慢」の言葉が離れない。 髪を撫でた手は下りて、優しく背中を叩く。]
僕がちょっと変に見えても大丈夫。 ガーディにとって怖いことは何もしない。絶対に。 誓ってもいい。
[獣の欲求は人の理性で封じ込める。 でなければ何が人か、何が王か。 ガーディに気にさせてしまったことを深く反省しながら、 その日のケイイチは瞼を閉じて――]
(124) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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―翌日―
と、言うわけだから、いっそ家に呼ぼうと思うんだ。男娼。
[ガーディから刹那離れ、ケイイチは従者の前で堂々言い放った。 この場に居ない従者は今、ガーディの相手をしている。 絶対に聞かせてはならない会話故に声こそ潜めているものの、 態度はあっけからんとしたものだ。 言われたほうの従者は、なんとも苦い顔をする。]
お前たちの言いたいことは解る。 言いたいことは解った上で――無視する。
[ケイイチはきっぱり言い放つ。 横暴、暴君、王様のへんたい、 そんな言葉が飛んでくるが、ケイイチの瞳に迷いは一点もなかった。]
(125) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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最初ガーディ用にあてがってた部屋があるだろ、あそこを使おう。 夜九時以降に来てもらって朝七時までにお帰り頂く。 僕はスッキリできるし、ガーディに不安がらせることも減る―― うん、それでいこう。ていうかそれでいくから。 手配とかモロモロよろしく。
それとも、お前たちのだれかが相手してくれるのでも―― ……あー無理だな、全員男っぽすぎる。無理だ。抱けない。
[従者たちもまた冗談じゃないとばかりに首を横に振っている。]
セキュリティの問題とか身元の問題とかは、 ぜーんぶどうにかしてくれるよね? だって僕の従者だもんな?
[にっこり笑顔で言い放てば、重い溜息が人数分返ってきた。 とはいえ言いだした時点でケイイチが引き下がる気がないのは明白で、 故にその作戦は密かに動き出すのだった。]*
(126) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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[問いかけに過ごす日常を返されて その言葉に納得するかといえば別だった。>>124 日常を過ごしていて夜の不審さは、 けれどそれに意を返すほど人形に勢いはない。
促され、瞼を鎖した。 背を叩かれて膨らみかけた頬は平常に戻ったけれど、 それで眠れるかといえば――
彼の寝息が聞こえたなら瞼を落としたまま不安に揺れる]
……どうしよう
[小さな音はくぐもって腕の中で掠れて消えて、 不安の発露が届かないことを祈り、指先を彼の髪へ]
(127) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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[ゆるゆると撫でて満足するには遠い意識を、 宥めて、誤魔化し――その理由を知らないまま眠りへと]
(128) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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― 翌日 ―
[一番仲がいい、というよりは、 主人の姿に似ている従者を宛がわれて不満顔だった。>>125
何やら察しているらしき男は何も言わず、 両腕で抱いたテディベアを撫でて気を紛らわせてはくれる。 けれど求めるものはそうではなく、 じっと半眼で男を眺めて、幾度目かの質問を投げつけた]
(129) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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ケイイチは?
[家にいるのは分かっている。 だからこその言葉は後半にいくにつれ揺れて、 まるで泣いているかのような趣に変化していきながら。
慌てる従者にテディベアを押し付けて、 椅子から滑り落ち、部屋を出ようとする。 探しているのは勿論ケイイチで、部屋の外にいる筈なのだ。 小さな身体は留めようとする従者の手をすり抜けて、 そうして、扉を開きかけ聞こえてきた声に>>125]
(130) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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だんしょうって何?
[問い詰めること幾度も、幾度も。 その話し合いを最後までは聞き取れず、>>126 途中で扉から引き剥がされはしたものの。
望む答えが返ってこなくとも、決意を秘める]
(131) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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[つまりは、ケイイチ以外の人間から施しを受けない。 それを護ってさえいれば――
夜9時を過ぎても、眠らなくても怒られない。
大事な約束を守ってさえいれば、笑ってくれる。 だから、これは――きっと]
(132) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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[その日もまた、いつも通りに過ごした。――日中は。 ミルクを与え共に本を読み話をし、 優しく髪を撫で抱きしめて、 夜になれば共に寝具に入る。
けれど、いつも通りはそこまでだ。]
……ガーディ?
[夜九時を過ぎて暫く。 ケイイチは不意に目を開けると、小さな声でガーディに呼びかける。 念のため頬までつついて、 それでも無反応なことを――つまり、眠っていることを確認すると 音もなくベッドから抜け出した。]
(133) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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[部屋の外には、従者が既に待機している。]
準備は?
[潜めた声で訪ねれば、問題ないという返事。 ケイイチは満足気にひとつ頷くと、 まずはシャワーを簡単に済ませた。 それから、従者を下がらせ、 ガーディの部屋にしようと思っていた空き部屋に向かえば―― そこに居たのは、身体の細く女とも見紛うような容姿の男娼。 ――ガーディにはあまり似ていない。 誘惑するための薄い肌着に身を包み、 ケイイチの姿を認めれば目を細めて笑った。 ケイイチもまた、己の獣の部分を隠さず笑う。]
今日はわざわざすまないね。 それじゃあ――はじめよう。
[ベッドに乗り上げてそう言うと、 男の髪を梳いて、早急に唇を重ねた。]
(134) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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おい、てめえ。
[枯れるにクエスチョンマークが付いているのが ありありとわかって呆れ果てるやら怒ればいいやらわからない。>>113
尤も重要事項なのに気づいて無かったのか。
一層、見上げた根性だとも思う。 あと自分が今までよく枯れなかったと自分で自分を褒めたかった。]
……枯れるっつーのはいいや。また今度な。
[ダメ男の覇者は悪い悪いと平謝りをするだけだった。 もう一度言おう。最重要事項だ。
何故今まで枯れなかったのか本当に不思議だとさえ思った。]
(135) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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店にミルクがないのが悪ぃ。 ま、細かいこと気にすんなよ、ハゲるぞ。
[悩んでいる南方がこちらを見下ろしてくる。 実際には一瞥しただけだろうが身長差のせいだ。
外で食べても特にオスカーは何も言わなかっただろう。 最初の持ち主は南方が言う通り大層な金持ちだった。
その為、オスカーにはよくわからない会食やら、コース料理やらを 食べに行くのに連れて行かれたりもした。
庶民の味に餓えていたことにだけは感謝すべきだろう。 オスカーが作る料理は庶民のものだ。]
(136) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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[その時、他人が親しげに南方に話し掛けた。
それだけで気分を少し害したのは 誰かと会ったらおとなしくしているように言われたせいもあるだろう。
面白く無さそうに南方の後ろから黙って二人のやり取りを聞いていた。 不意にその視線が自分へと注がれる。
艶やかな黒髪、黒曜石のごとき瞳、白皙の美貌の少年。 一見してわかる者にはわかるのか、もしくはどこかで自分を見掛けたのか。
あろう事かその男は自分を観用少年《プランツ・ドール》だと見破ってきた。
―――…俺と別れた後で、とか。 ―――…趣味が変わったのか、とか。
大枚はたいてどんな風に仕立ててるのか、という声で限界だった。]
(137) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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コースケに野卑たこと言ってんじゃねえよ。
[黙っているようにという言いつけすら守れないのだ。]
俺は中古品の粗悪品≠セよ。 前の持ち主に刷り込まれたことデリート出来ねえ。
……間違えて買われただけで家事以外求められたことねえよ。
[人間に悪感情を覚えるのも、矢張り欠陥しているのだろうか。]
コースケから俺に”そういう意味で” 触ってきたことなんかただの一度もねえのに
[ぎりっと歯噛みした敵意は明かだったろう。]
何も知らねえ癖に……
(138) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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てめえ何ぞがコイツを貶めてんじゃねえよ!
[ガンッと蹴ったのは男の隣の壁だ。 口と態度の粗暴さと射殺すような視線で男が呆然とする。
人間を害することが出来ないことは知らないらしい。]
おい、帰るぞ。
[こんなところ一秒足りとて居たくない。 南方が呆けている間に彼の腕を掴んで無理やり駐車場の方へと向かう。
南方を貶めるような発言は絶対に許せない。 さっきまで楽しかったら尚更苛立たしさが増す。気づけば無言で車の前。
さっさと車の鍵開けよ、と視線だけで告げた。 口を開けばろくなことを言いそうにない。だから、声が出せなかった。*]
(139) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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[本来は従順な人形だ。主人に何か言われれば、素直にそれに従っただろう。……今だって、先のことが無ければ。 大した理由ではなかったとしても、ひとりで目覚めたのが偶然だとしても、靄がかった内心に素知らぬふりは出来なかった。手を離したら、ひとりで走って行ったら──何気なく振り返った途端、またいなくなっているんじゃないか、と。] んー…、やっぱり今日はいいや。 [信用していなかった訳では無い。今朝だってそう、昨日は怒っていただけで、ちゃんと迎えには来てくれたんだし。 ただ勝手に不安がっているだけ。そんなもの、口にしたって仕方ないから。子どもの気まぐれのせいにして、誤魔化す。]
(140) 2017/10/11(Wed) 17時頃
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[それでも、遊びはせず外を見るだけに終わっても、少年の記憶には鮮明に残る時間だった。教えてもらった花のことや、雑木林のこと。相手の気も知らず、楽しかったのを思い起こすように喋りかける。疲れたような顔は見て取れたかもしれないけれど、察するには至らず。 不思議そうな顔に、小首をかしげ同じような表情を浮かべる。行かないのだと聞けばどこか嬉しげに、そっか、と返して。] ううん、なんでもない ねぇ、じゃあさシメオン! 今日はいっしょに寝られるよね? [がたんと音を立て、行儀悪く席を立ち詰め寄る。昨日はダメだったから、と、さも当たり前のように期待を滲ませて。*]
(141) 2017/10/11(Wed) 17時頃
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[眠りに落ちるのは簡単だった。 瞼を落として意識を揺らせば自然と落ちていく。 揺籠に安寧を抱いて委ねて、 そこで揺蕩えば次に瞼が開くときは陽に包まれている。
そう、落ちる意識を堰き止める意思さえなければ。
陽の昇るだいぶ前――黎明も遠い夜の闇の中。 頬を突かれる感覚よりも、 隣の体温が息を殺して消えたことで瞼を開いた]
…………
[冷たいシーツに指を這わせて息を吐く。 そうして同じように音もなく寝台から抜け出して、 裸足の足で入口の扉を薄く開くと]
(142) 2017/10/11(Wed) 17時半頃
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[見渡しても人の気配は遠く、姿は見えない。 普段ならば入口の傍にいる従者の姿もないことに、 人払いする理由が思い至らず小首を傾げた。
寝室の隣が嘗ての自分にあてられた部屋なのは記憶にある。 だから自然と人の気配がするそこへ導かれ、 そっと扉を開いて中を覗き込み――……]
……わぁ
[――縺れ合うふたりに思わず声が出た。
彼らが何をしているかの理解はなく、 ただ、少なくとも、……その光景に釘付けのまま。
瞳は真っ直ぐにケイイチを射抜いて、 どうして、ともつかない唇の動きだけが驚きを示している*]
(143) 2017/10/11(Wed) 17時半頃
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[愛が無くとも欲を満たす行為は心地良い。 縺れるように重なって、 いよいよその熱が男を穿つという、瞬間――
ふと視線を感じ入り口に視線をやって]
えっ!?
[酷く、素っ頓狂な声が出た。 そこに居たのは間違いなくガーディだった。
さぁ、と血の気の引く音がする。 不思議そうに見上げる男娼を慌て起こしシーツを纏わせると、 自身もバスタオルで腰回りを覆い隠し、入口へ――ガーディの下へ向かった。 昂ぶっていたはずのものは、衝撃にゆるく萎えてしまっている。]
(144) 2017/10/11(Wed) 17時半頃
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ガ、ガーディ……? どうした?眠れない、のかなー?
[尋ねる声は不自然なまでに明るくけれど震えている。 汗をかき情欲の消え切らない身体で無闇に接近するのは躊躇われて、 中途半端に距離をとったまま、]
は、腹でも減った? ミルク温めるか? あ、眠れないならアイツら呼ぼうか?話し相手に……。
[そうやってしどろもどろの態度で、 ガーディが何か言うまで必死で言葉を投げかけ続けた。]
(145) 2017/10/11(Wed) 17時半頃
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[薄明りだけの室内に浮かび上がる景観は、 まっさらな記憶には刺激が強いわけでもなく。
その光景が見知らぬものであるという、 ただ、それだけの事実。
けれど不思議と沸き起こる不安めいた衝動に、 驚きのまま開いた唇を近づく彼へと向けて>>144]
……どうして?
[どうして隣に寝ていないのか、も。 どうして知らない人間と遊んでいるのかも。
裸であったことも、声が震えていることも、>>145 彼の問いかけに答えているようで、答えずに問いかける]
(146) 2017/10/11(Wed) 18時頃
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