278 冷たい校舎村8
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[ 開けたいのか開けたくないのか、 多分どっちでも良いのかも。 ぼんやりしてたり、夢中になったりすると、 手元の食べ物食べられなかったりするよね。
かりかり、かるーく、 数度引っ掻いた後に、>>+111 ]
(+120) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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─── いいんちょ、
[ あっ、って感じで、すがたを見上げた。
こんばんはおかえりただいま。 の、どれを言うのが良いのかな。 いっそおはようとかが一番良い?どうかな。 どれもちょっと、呑気だったりしますかね。
でも、うん、おはよういいんちょ。 お互い血まみれなんてことがなくて何よりです。 足跡も無くて、 足音だってべたつくものじゃない、現実世界。 ]
(+121) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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……なんだろ、待ちきれない、って言うのも、 ちょっとおかしかったりするけど……。 そんな感じ、かも?落ち着かない、みたいな。
[ ……失礼な言い方をしてしまえば、 結末をいち早く知りたいような、そんな感じだ。
座ってたって変わらないけれど、あたしは、 すきなみんなのこと、 きっと、落ち着いて待っていられない。 ]
(+122) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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[ なっちゃんと、喜多仲君の後に来たよ。 ちかちゃんはおんなじぐらい。 なんて足してみるけれど、どれくらいなんだろ? 時間見て来たわけじゃないから、ちょっと曖昧。
夢の中と違って、 こっちはちゃんと一分一秒進むのにね。 ]
(+123) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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[ 座るのは、いいかな。 いいんちょは座らない?って、 あたしからも聞いてみよう。
なっちゃん……の、マネキン発見のときには、 大変苦労をかけました。あたしはなんとか元気です。 両手があいたら、もしかしたら、 ばっちりダブルピースきめたかも。
……冗談です。でも写真映えする自信はあるよ。 閑話休題。
手を塞いでる ぬくい缶を撫でつつ、 ─── そういえばさ、なんて、呟きひとつ。 問いかけに重ねるみたいに。 ]
(+124) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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いいんちょも、 最後までいられないひと、だったんだね。
[ ちょっとだけ上にある、いいんちょの顔を見ている。 ]
(+125) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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……あ、えっと、否定じゃないよ。 単純に、終わりになった映画館には いられなくなるとか、 座席が足りなくなるみたいな感じ……って、 しおりちゃんとそんな話、あっちでしてたの。
それで……あたし、なんとなく、 いいんちょはずっといるんじゃないかって、 どこかで思ってた。から。
(+126) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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[ いいんちょのイメージは、"委員長"だし? なんとなく、ほら、 こういう時どうしたって任せたくなるって、 フツーのイメージがあるわけで。 多分、そういうのが良くないのかもしれないけど。 例えば、もし、エンドロールの一番最後まで、 残ったひとたちに理由があるとするなら、きっと、 ]
(+127) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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……あたしは、自殺したってひと相手にして、 多分、連れ戻すとかできないしさあ。
[ いいんちょは、できたと思う?なんて。 ]**
(+128) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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──病院前──
それにしたって、 十分肝座ってるわ。
[ これは、語尾に(笑)がつくやつです。 寝起きだったか、そっかそっか。 なんて平和なやり取りだろうな。
インクを葉野に結び付けられなかったのは、 礼一郎ももちろん同じだった。>>+113 世界の主の正体が分かった今も、 どうしてあそこまで。って思っている。
全部見に行ってたら、何か違ったかな。 今さら考えたって、どうしようもないけどさ。]
(+129) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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……あーあー、 ありがと。照れるからそのへんで。
[ 続けられた解説に、 ストップ、と手を突き出して制止をかける。
嘘じゃないのはわかってるよ。 わかってるから、それ以上言うなよ。 礼一郎が調子に乗るだろ。なんてね。
別の友人に話題が移ろったことを、>>+114 これ幸いと、大きくうなずいておいた。 本当に連城はいいやつだよ。ほんとに。]
(+130) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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[ 福住がむずかゆかろうが、 礼一郎の知ったことではない。
当たり前じゃん。と福住が言い切るそれが、 あいつにとってはそうじゃないって、 礼一郎は知ってる。付き合い長い特権でね。]
福住にとってはあたりまえでも、 あいつにとってどうかはさ、 本人に聞かなきゃわかんねえだろ。
[ それ以上は、 礼一郎の口から言うことでもないなって、 いきり立つ福住を応援するだけに留めておく。]
(+131) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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言ってやれ言ってやれ。 ……泣かさない程度にな。
……何があったか知らねえけど、 あいつ、計算づくです〜って顔して、 勢い任せだし、強情っぱりだし、 ……たまに大事なとこ抜けてるし。
一回がつんと言ってやってくれ。 ……屍を拾う覚悟はしておく。
[ 捨て身特攻そろそろやめてくれません? って礼一郎は思ったりしてるんだけど、どうかな。 あ、もう泣かせちゃった? お互い罪深いね。
他人事じゃないことくらいわかってるって、 礼一郎は「 わかってるよ 」って静かに笑った。]
(+132) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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[ 福住は打って変わって、 ばつの悪そうな顔をする。>>+117
おにーちゃん。という言葉が流れてきて、 今度は礼一郎がなんともいえない気分だ。]
……そっか。 辛いこと思い出させてごめんな。 仲良かったきょうだいに似てるってのは、 なんかちょっと褒め言葉な気もするけど。 ……良いお兄さんだったんだな。 [ そっか。って礼一郎はつぶやいたけど、 似てた。なんて、気のせいじゃないかなあ。 あるいは、もしかすると、]
(+133) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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ま、勘違いかもしれねえし、 ……似てなくなったのかもな?
[ はは。礼一郎は笑った。いろいろあってね。 なんのことかなんてわからなくていいです。]
(+134) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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わはは、よくわかってらっしゃる。 ついでに友達思いで後先考えない。
[ 流れるようなけなし文句である。>>+119 リズミカルにいくつか付け足して、 礼一郎はひらりと手を振ってその場を去った。*]
(+135) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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―― 現在:病院前 ――
[ ペットボトルのふたを開けて、 ジャスミンティーを飲んだ。 ほうっと白い息を吐きだす ]
……しおちゃん。
[ 届くわけないってわかってるけど、 それでも誠香は呟いた。 見上げた空に雪はなく、冬の星座が瞬いている ]
(+136) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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僕さ、あの校舎であんな死に方してさ、 正直、恥ずかしくて恥ずかしくて、 思い出すだけで死んじゃいたくなるくらいなんだけど、 なんでかな。一回死んだからかな。 前、向かなきゃって、思えたんだよ。
[ 未来のことを考えるたびに、 そこに自分がいてはいけない気がした。 兄のいない未来で、 笑っているかもしれない自分が許せなかった。 けれど今は、 いつまでも過去にしがみついていては いけないような気がする。 兄のいない現実に、真正面から向き合わなくては いけないような、そんな気がしている ]
(+137) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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……しおちゃんが抱えてるものがなんなのか、 僕は知らないし、安請け合いなんてできないけど。 でも、一回死んだ気になったら、 案外生きてけるんじゃないかな。 どうかな?
[ 帰っておいでよ、って。 テレパシー、飛ばしてみた。ぴぴぴ* ]
(+138) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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──現在・病院内>>+85──
もう一回、チャンスほしいよね 私も、わかってたなら、しおりちゃんと のんびりお話なんてしてなかったよ
ごはん、作るとか、それよりも先に… ……ううん。それよりももっと早く しおりちゃんが思い詰める前に、 この手を伸ばしたかったなって思うよ
[ ねえ、神様。私たちにもう一度、 彼女を助ける機会を与えてはくれませんか?
何かを与えられなくとも、 そう、この指先が少しでも掠められたなら、 未来は少しでも変わっていた? ]
(+139) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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[ ただ、なにもできなかったと言う彼と 愛宮心乃は同じことを思っていた。
自分のことでいっぱいで、 他人のことを考えられないなんて 敬愛するマザーが聞いたら、呆れてしまう。
でも、たぶん、きっと、 これは私の単なる妄想に過ぎないお話だけど、 ]
(+140) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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しおりちゃんは、与えてくれた
(+141) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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自分を見つめ直す機会を
(+142) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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[ 言葉が悪いかもしれないけれど、 しおりちゃんが先にやっていなければ、 私自身が、あの立場にいたかもしれない。 ……と、心乃は思っていた。
しおりちゃんが、行動を持って示してくれたのだ。 きっと、そうなんだ、って思いたい。 命≠フ大切さを見失っていたのだ、私は。
ただ、マザーのように悪意ある自分と 熱い抱擁を交わす日はまだ遠いかもしれないけれど。 生かされているという事実を鑑みて、 私は、私らしく℃v考してみていた。 ]
(+143) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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私にできて、喜多仲くんにできないこと 喜多仲くんにできて、私にできないこと ……きっと、なにもできてないことないよ
[ おしるこ缶を、ぎゅと握る。 すこしぬるくなり始めていた。 ]
(+144) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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まだ帰って来てない人たちもいる 私たちにできて、彼らにできることと 彼らにできて、私たちにできないこと
きっと、あるよ。まだ間に合うよ
[ 信じていたい、と思う。 私たちができることは、待つこと。 彼女が戻って来れた時に、 生≠共に喜び合う準備だろう。
喜多仲くんに言い聞かせるというよりかは、 自らに言い聞かせるようなものだった。 ]
(+145) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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ねえ、喜多仲くんだったらどう? 死の淵から帰ってきたら、 ともだちに、どうやって迎えてもらいたい?
[ なんて、愛宮心乃は微笑みを浮かべた。** ]
(+146) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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──現在/病院──
[ 見上げられて、目が合う。>>+121
礼一郎はおつかれさまも考えたよ。 結局どれもこの空気に馴染む気がせず、 単純に名前を呼んだりしたけどさ。
手持無沙汰みたいにいじられてる、 手の中の缶に気が付いて、 ロビーは飲食大丈夫なのかなとか、 何か買ってきたらよかったとか、
礼一郎はそういうことを考えたので、 呑気でも生きられていいですね、現実世界。]
(+147) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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……落ち着かねえよなあ、そりゃ。
[ ごくふつうの同意を返した。>>+122
ちらりと時計を見る。 もう夜はとっくに更けていて、 良い子の出歩く時間じゃないのにな。]
俺もいいかなあ。 落ち着かねえし、 なんか気兼ねしちゃって。
[ 同じように問い返されて、>>+124 礼一郎の返す答えも、 そんなにおもしろくはないでしょうが。]
(+148) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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[ あちら側ではいろいろありまして、 なんかもうほんとにいろいろあってさ、
あんなの苦労とか全然思ってないから、 気にしなくっていいんですよ。とは、
スマホの電波が回復したって、 礼一郎にアンテナが備え付けられてないから、 こちら側でも一向に伝わらないですね。
ま、重要な話ってわけでもないから大丈夫です。]
(+149) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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