219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[ 今一度、考える。 どうしてリョウを庇ったのか。 そこに別の影を見てなかったかって。
―――― だけど。
考えてもやっぱり、答えは変わらなかった ]
(+19) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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リョウが傷つくところなんて、 見たくなかったから。
[ 空飛ぶ死神を、真っ直ぐに見据える。
最初は確かに真衣に似てると思ったけど、 本当に最初だけだった。
リョウは無口で無愛想で無鉄砲で 見ていて冷や冷やしてしょうがない。
けど、度胸があって、勝負強くて、 それでいて可愛らしい女の子。
アタシが護りたかったのは、間違いなくその子だ ]
(+20) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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…… アナタにもねえ、 何かあったのかもしれないけど。
―――――― でもね、
[ にーっこり。 浮かべる笑みは、満面。
だが、その目は、笑ってはいない。 ( スッと、片足を地から離す ) ]
(+21) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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>>@20
あれ?
[ふいに声をかけられた。 カタミ薬局の前。 見えば、あの黒い服の少女]
――……死神さん? あ、ああ、ヒナちゃんは、 今、来るはず。
[一緒じゃないのは、には、確かにと思う。 昨日も最初。合流できず。]
(41) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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リツ、今日…パティさんとじょーじくん、見た?
[自分は見ていない、そうつけ足して
もう既に一度死んだ身である エントリー料で持っていかれたのもあって 恐怖に動揺してもいない筈である
リツとこうしていられる状態は仮初めで 唐突に理不尽に自分達の意思とは無関係に奪われ 自分達の命運は他者に握られているのだと
──思い知らされる*]
(42) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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[…それから暫くして、 襲いくる度に腹部と足ばかりを打って返し、如何にか追えない状態にすれば、そのまま向かう先へと足を向けた。
つ、頬に滴る緋色を指先で掬って、振り落とした。]
(今日で、6日目。
数の多い2組、なんぞ云われていたが、 この様子だと如何思っても ……、)
いや、止そう、皆違う所にいるのだろうから。
[こんなに強い雑音が居るのだ、今は側にいない先生の居場所が気になれば次に放られるのは意識下の、
『恐らくは、天輪の“0時の場所”が目的地、 …と踏んでいるが、その前に落ち合わないか、』
遠回しに、『今居るところが知りたい、』と述べた。]*
(43) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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女の子に暴力を働く男は、 世界で一番許せないのよねえッ!
[ ―――――― ダンッ!
足を地に力強く振り下ろした、瞬間。 死神の“ 真下 ”から水柱が吹き出す。 それはさながら、間欠泉のように。
そして、その水は空へと昇りながら 鮫の形へと成り、死神を呑み込まんと、空を泳ぐ ]*
(+22) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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[リツが何かを返してくれたかも知れないが それを確認する前に世界は瞬きをして昏くなる**]
(44) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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ところで君、 名前は?
[黒い服の死神にそう問いかけた。 その子からは熊さんと言われたので、 こちらのことは知っているだろうと。]
あと、君が、 何か土塊人形を作っているのを見たよ。 あれは、
君の記憶かい?
[唐突に。]
(45) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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そっちの方が口説き文句って言う。
[ 目の前にいる死神の顔は、良い方なのだろう。 そんな、俗にいうイケメンに 可愛いと言われた人は>>@1、 …ときめかざるを得なかったりして。 なお 全部想像。
私にとっては 完全に鉄パイプのオニーサンだったので、 ふーんで終わったわけだ。 ── 愛とか恋とか無縁です。 生まれ落ちるその前から。 ]
(+23) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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[ ローファーが地面を擦り、 真っ赤な蛇の頭が死神の喉元へ牙を剥く、
── はず だったけれど>>@1>>@2。
ぎり と、 何か似たような力か、見えない壁か。 赤色を阻んだ。
あからさまに顔を顰める、が。 攻撃を喰らっていないだけマシなのかもしれない。 強引にぶち抜こうと勢いをつけ、 保たせたのはきっかり数秒だった>>@2。 ]
(+24) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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[ きっかり数秒でも、離れる余裕はあるわけで。 壁を取り去った向こう、空へ上がった死神を睨んだ。 翼を広げる死神へ両手を翳せば、 鎖の音が じゃら、と 響く。
── 暢気に質問している間に その腹立たしい翼をもいでやると思うも。 それが直ぐできなかったのは、きっと、 目の前の死神の表情が、問いかける様子が、 "まるで何かが抜け落ちた"みたいに、 見えたから だ。 ]
(+25) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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[ …その、間。 答えるシーシャの、声は拾っていた。 ── 当社比、驚いていた そりゃあ。 多分 見ている私の瞳はまぁるくなっていた。
ああ、でも、── ]
(+26) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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[ ── だからこそ、 きっとこの先、幸か不幸か生きのびたとして。 私の、きっと人生で初めて選ぶことのできる結末は、 止めないで欲しい。
"傷つくところを見たくない"、なら "だからこそ" だ。
こういう時、なにも盗られていなければ、 心が痛むのでしょうか、わかりません。 ]
(+27) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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―サイガワラ駅前―
えっと、カタミ薬局…真っ直ぐ行って ミラーズ横切ればいっか。 …あ!忘れないうちにこれ、留めておかなきゃ。
[周囲をきょろきょろ。 誰も見ていなさそうなのを確認し、 スカートのホックを外し、裏地にバッジを二つ留める。 腰の辺りに、くるりと囲むように11個の青いバッジ。]
……熊さんの手を治して、 生き返るためにも。 これ、いっぱい溜めなきゃね。
―――え?何???
[すばやく留めなおし、立ち上がった所で… >>#3 すぐ近くで青き光と聞こえ、驚いてそちらを見た。]
(46) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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[ よぅく 知っているのは 私を一番傷つけるのはあの世界だってこと。 ]
(+28) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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ブルースカルバッジ持ってる!?
[参加者かと思い、一歩後ずさるが。 集団は陽菜に一瞥もくれず、気づかない。]
…あ、でも生きてる人だから。 私の事、見えていないのね。
[顔の前に手をひらひらっとさせてみて。 無反応だと確認。 ただただ虚ろに、「蒼き光の救済」を口にする。]
(47) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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── 6d / 十王マルチシアター前 ── [リツはやっぱり近くにはいない 他に見知った顔もいない
シアターから吐き出される マチネを見終わった客たちの様子は 熱に浮かされてる>>#3にしても違和感がある
『リツ、どこ? 今はマルチシアター前』
掌のカウンターと、メールを見て思いつくのは 回転木馬や、コーヒーカップ、それから観覧車
デートはしたことなかったけど 楽しく遊べる誰かとなら、行ってみたいスポットだ]
(48) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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── ……!
[ …多分 ぼんやりしていた所為だ。 一瞬のうち、気がつけば目の前には水の柱が、 ── 違う、鮫が、いて。
伸ばしていた手は咄嗟に引っ込められた。 …あれに巻き込まれたくはない、から。 ]
……… オニーサン どうするの、
[ 様子を窺う。 だらり、蛇を垂らして、 あの死神に 何時でも噛付けるように* ]
(+29) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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新興宗教の人みたい……。 でも、言っちゃ悪いけど、これって丸いバッジよね。 空飛ぶスパゲッティの怪物教とかじゃないんだから… ―――ッ!??
[言いながら一人の顔を覗き込み、 思わず足が竦んだ。
蒼い。
どうみても日本人なのに、目が真っ青で光っている。 思わず、その場から走り出した。]
(49) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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ミルフィは、スカートにつけているバッジ、実は10個だったと数え間違いに気づいてみたり。
2017/06/21(Wed) 22時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2017/06/21(Wed) 22時半頃
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[走り出した直後、駅の方角を振り返ると… 十王ストリートの走る辺り。 エリアの境付近だろうか。
>>#4 バサリと、大量のコウモリが飛び立ち、駅前に下りていくのが見えた。 その色は、遠目からもはっきりとわかる漆黒。 空に墨を流したような色。]
――真っ黒って、すごく、あぶないやつじゃ…
『熊さん!駅の向こう、大通りの方から、 なんか、いっぱい真っ黒いコウモリが飛んできたのが見えた!
すごく、強いかも!見えたら気をつけて!』
[すばやく集人へテレパシーを飛ばし、 カタミ薬局までの道を急いだ。]
(50) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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[昨日よりも前から、ずっと気になる疑問 それを解消したいと思うのは──ワガママだろうか?
『ねえ、リツ…他の人に会ったら みんなで集まって作戦会議してみたい』
生き延びたところで、バッジの数で命運が決まる それでも、ただいわれるがまま、されるがまま ただ、ミッションをこなしてるだけなのは──解せない
『もし、知ってる人、見かけたらでいいから…声かけて』
それに、ミッションをクリアさせるにしても その方が遥かに効率がいいようにも思える
こんな自分は、甘い考えのこどもなのだろうか?]
(51) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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─ ─
[人はみんな寂しがりだ。 だから、みんな他の誰かと寄り添おうとする。 寄り添っているうちに、変に期待したり、 怒ったり泣いたり、傷つけたり。 期待に応えようとして頑張りすぎて 心が折れてしまったりする。 人は、一人ぼっちでは生きていけない。 時にはそんな事を忘れて一人で歩いている気になって 気付いたら取り残されて慌てることもあるだろう。
でも、それでも。 心に信頼できる誰かがいれば。 その人は一人ではなくて、その心の誰かと いつまでも共に生きて行けるのだと思う。 たとえ距離が二人を隔てても、 生と死が二人を分かつた後も]
(+30) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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「……………っ?!桐生!!」>>5:222
[ああ、俺は馬鹿だったなあ。 助けを呼ばなくたって、あんな必死な声出して 自分を呼んでくれる人がいたのに。 こんな空っぽな自分でも、一緒にバカやって 協力しあって笑いあえる奴がいたのに。
心配してくれる奴がいたのに]
(+31) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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『ニキ、』
[あの時>>5:232本当に嬉しかった。 迎えに来てくれたことが、泣きそうなくらいに。 きっとあのまま死ななかったら、 大粒の涙をこぼして嬉し泣きしていただろう]
『ニキ、ありがとう、きてくれて』
[その言葉は風にかき消えてしまったけれど]*
(+32) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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あんまり別行動しないほうがいいわよう 特に、ゲームも終盤になってくると 死神よりノイズより、参加者のほうが よーっぽど怖いんだから
……今回はこんなの湧いちゃったから、 みんなそれどころじゃないかもしれないけど
[ 忠告するような声音は、どうしてでしょう。
なんだかあの馬鹿正直とも言える女の子を見ていると、 ついついきになってしまうというか。 何かを重ねているのかもしれませんね。]
(@21) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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[リツから、返事が聞けたなら、そこへ向かう**]
(52) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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―回想―
「だったら、強くなるの」
[辺りを赤く染める落日。 河川敷通りに揺れる影法師。
おぶられた状態だったのでその言葉を告げる彼女の顔を見る事はできなかったが、その声は厳しく、だけどどこか優しいものだった。
…ぼくが男だから?と聞けば彼女は「ちがうよ」と答え]
「男の子とか女の子とか、関係ないの。人間にはいつか…いつか、大切な人を守らないといけない時がくるから」
[そう続けたのだ。]
(+33) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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─ 東エリア / 呉商堂書店付近 ─
[───其れでも。 路の片隅から時折顕れる黒い雑音達が見えるたび、 違う径を辿るように歩いていたものだから。
本来の目的地であったドゥームプラザからは 自然、外れて───…。]
『”0時の位置”を如何見るか、 ってのは、未だ分からねえが…。 僕のほうも天の輪は此処じゃねえか、と 思うところはあるな。
───今は、 』
(53) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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>>50
え
[それは、その死神の女の子とどれほどの話をしたときか。 ヒナからのテレパシーに、その方向をみやる。]
黒い……。
[この黒いノイズ。 その正体をこの女の子は知るのだろうか。]
(54) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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