88 めざせリア充村3
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[ソフィアの天幕の前まで行くと、人払いをしてしまう。 怪訝な顔をした部下たちに、適当に能力者同士で欠員についての内密な話し合いがあるとか理由をでっち上げて]
……ソフィア、いる?
…定時連絡の時間だけど、オスカーから連絡がない、から。
…………時間が…なくなる前に、ヤニク、を
[言葉は、途中不自然に途切れた。 喉が詰まったように、何も言えない。
人の唇って、こんなふうに震えるんだなって。 そんなことを、どこか遠くで自分を眺めてる気分で思う]
……行こ?
[やっと紡いだ言葉は、酷く頼りなく震えていた]
(45) 2013/07/01(Mon) 23時頃
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[声がかかって、のそりと体を起こす。 くしゃくしゃになった手紙を箱の中に押し込んで、 外に出ると、黒い服を着た二人が立っていた。]
……なかったんだ…そっ、か。
[連絡がなかったと聞けば、目線を伏せた。 震える声に頷いて、 倣うようにコートを引っ掛けて外に出る。]
…オスカーの天幕にあるから。
[行こう、と。]
(46) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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[抱き締められて、頭を撫でられて感謝の言葉をもらって 嬉しそうに笑った。 よかった、喜んでくれて。]
ん…?うん…。
[右に、と、もごもごと言いつつ、孔をあけてもらいつける。 オスカーは?と首傾げ]
…つけないの?
[と尋ねてみた。]
(47) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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[オスカーから連絡が無い、なんて聞いていなかったリッキィは眉間に少しだけ皺を寄せて。 それでも、口を挟まずに、チアキの震えた声には気がつかないフリをして。]
[場所を聞けば、一つ頷き。そのまま一番後ろをついて歩いただろうか。]
(48) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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ん、それじゃ――
[左耳に孔をあけて首を横に]
着けて?
[23にもなって甘えてみる]
(49) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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[黒い三人組はやけに目立っただろうが、 チアキが共にいるおかげか誰も声をかけてくることもなく。
途中、主のいないオスカーの天幕へと入って、 首を保存していた箱を手にする。 中を確認すれば、氷はすっかり融けていた。
送る場所は人目につかない方がいいだろうと、 拠点から少し離れた森の中を提案して。
その場所までの間、何か会話はあっただろうか。 辿り着けば地面に箱を置いて、蓋を開けた。]
(50) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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俺がどうとかじゃねぇよ……
[ミナカタの返答>>+39を聞いて一つわかったのは、彼は問いに返してくれる気はないらしいということ。 ヤニクの質問が悪かったのかもしれないが、それ以上問う言葉は持たなかった。 ミナカタが遠まわしに、何も思わないことはないと答えているのには気がついたけれど、そこも問い詰めることはできなくて。]
言うつもりになったら言え。 俺は何も納得してねぇからな。
[ライジが目を覚ましたらどう思うだろうか。 殺したはずのミナカタは生きているから、喜ぶだろうか。それとも別の感情を抱くだろうか。 そんなことを考えながら、モニターに彼の姿を探す。]
(+40) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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[二人が別れの挨拶をするようなら、 それが終わるまで待って。
くすねてきた油で、火葬の準備をする。*]
(51) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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[甘えてくるオスカーにくすりと笑い]
うん、着ける。 [付けてあげるのが、ちょっと緊張してこくこく頷いてお返事。]
着けたよ
[上手く付けられてるだろうか?]
(52) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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[オスカーの天幕にと聞けば、頷いて。 ソフィアに言葉少なに尋ねながら、やがて箱を手にするソフィアを見る。]
…………
[そっと、箱の表面を撫でた。
森の中へという提案には頷いて、ソフィアを先頭にして歩く。 やがて、たどり着いた先でポケットを探り マッチを取り出す
火をつける前に、箱を開けられて少しだけびくりとする。 自分独りでは、その小さな箱を開けて会う勇気はなかったから、ソフィアが開けてくれてよかったのかも知れない]
…………ごめん、なさい。
[小さな謝罪は、風に溶けた]
(53) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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[誰も居ないであろう、少し離れた森の中。 滅多に人が寄り付く場所では無いため、怪しがられる事も不思議がられる事も無いだろう。 この辺りでいいか、と一番最初に歩みを止めたのは誰だったか。 ソフィアが箱を地面に置いた。>>50 ………恐らく、これの中に居るのだろう、彼が。 自然にリッキィの足は箱の近くへと寄り、膝を折ると蓋が外された箱の中身を呆然と見つめる。]
………、
[触れようと手を伸ばせば、その指はそっと頬に触れて。 数刻前に止まったはずの涙は再び落ち始める。 あぁ、本当に]
(死んじゃった、……もう、二度と会えないのか…) ………なら、――――
[指先から感じられる温度は、とても、冷たかった。]
(54) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
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だな・・・。うん。
[生きていて、良かった。 ヤニクから迷いなく返ってきた返事>>+36に、コクリと頷く。
モニター前へ移動し、先程までいた世界を凝視する。
頭で理解は出来ているのだけれど、 まだ現実味にかけているような、境界線の曖昧さ。
現実に生きているのだ、ということをまだ実感できないでいるのは起きたばかりだからか、それとも、この画面の中の世界で、まだ生きている皆がいるからか…。
そっと画面を指先でなぞり、未だ戦いの最中にいる彼らを凝視する。]
(+41) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[時間だ、と呼ばれるまではずっとそのまま。 いや、時間だと言われても中々離れなかったかもしれない。]
[見送る準備の手伝いはあまりできなかったかもしれないけれど、指示を出されればその通りに動いただろうか。 そして、上がる煙を見つめ]
………そのうち、そっちに行くから。
[小さく、小さく呟いた。]
(55) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[>>52 着けられた感覚に違和感はなく、自分で見ることはできないが確かにそこに在る感覚があった]
うん、大丈夫――ありがとう。
[にこりと微笑み、また抱き寄せた。 それからまた少し休憩して――王国軍の拠点に着いたのは、ヤニクを弔っている最中だったろうか]
(56) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[箱の中は、入れる時と同じ。 焼き焦げて落ちた首は生前の面影を どれくらい残していただろうか。
膝をついて頬に触れているリッキィ>>54を見て、 掠れ消え行く声>>53を聞く。
自分はかける言葉はない。 かけられる言葉もない。
ただ黙って、許される限りの別離の時を見守って。 やがて時間となれば、リッキィの背を叩いて促した。
箱の中に油をかける。 火を入れるのはチアキの役目だっただろうか。]
(57) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[画面の中から、ライジに名前を呼ばれ>>35、 ビクリと肩が震える。
返事をしても当然届くはずもなく、拳を握る。
どうすれば、いいのだろう。 死ななきゃ現実に戻れないからといって、 画面の中にいる彼らに、 早く死んで欲しいとも思えなくて――――
自室に戻る志乃の後ろ姿をチラリと見る。
ようやく、冷静に頭が働き出す。
守りたい、なんて言っておいて、 先に殺され、彼女も死んで―――でも、 死んだから目が覚めて・・・。]
(+42) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[もっと話がしたい。 ありがとうを言い忘れてるんだ。
笑わなくてもいいって教えてもらったのに、俺はやめられなかったね。 折角心配してくれたのにごめん。 また手を怪我したんだ。きっとお前のほうが痛そうな顔して心配してくれるんだろうな]
……ごめん。
[それらを言葉にすることはなく、ただ手を握り締める。 リッキィがヤニクの焼け落ちた頭部に触れているのを見たが、自分にはその権利はないように思えた。
本当は、自分もそうしたかったくせに]
(58) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[煙があがり、消えるまでの間。 現れた人影>>56に目を見開いて。 共にモニカがいると気付けば更に。
それから気まずげに視線を逸らした。]
(59) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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リッキィ。
[ソフィアに促される彼女に、自分も促して しばらく、無言で佇む。
火を落とす。
その表情は、きっと酷いものだっただろう。 だから、俯いて隠す。 いつからか、ついた癖。誰にも、本音を隠して圧し殺して
……そうして、いま何が残っているのだろうか]
(60) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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ソフィア、リッキィ。
[火の前に立ったまま、小さな声で二人に呼びかける]
……いつかさ。また、昔みたいな日が来るのかな。
ソフィアがクッキー焼いてくれて、コーヒーも淹れてくれてさ。 でもコーヒー豆わかんないから、リッキィが教えてやっててさ。 僕が横から茶々入れて……
[ふつり。 言葉は途切れた]
(61) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[すっと、背筋を伸ばす。 その癖は、命令を出すときのもの]
……お偉方から、千枚刃に出撃要請がかかった。 重要拠点を、能力者が消えた今のうちに叩きたいんだそうだ。
恐らく、あちらは雷神を投下してきている。 …魔女は、行方不明になってるらしい。
…………リッキィ。
ライジを、殺せる?
(62) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[>>56王国軍の拠点に着いて、どうやら弔っている最中に来たようだ。 人影を見れば分かる。ヤニクを弔っているんだと。]
…、下がってるよ。
[と、オスカーにそう小さく声をかけて、とっとっ、と一歩ニ歩と下がる。]
(63) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[ふと、人の気配がしてそちらに目を向ける]
オス、カー?
[まず、その長身が目に入って、それから]
……モニカ。
[息を、飲んだ]
(64) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[燃えている箱を見て、それが何を示しているかは分かっていた。 >>59 視線を逸らしたソフィアを追うことはない――]
やぁ、先に弔っていたんだね――。
[声を掛けながら、ガサリ――木々を掻き分けて近づいて行く。 >>63 傍にモニカが居たのは見て取れたことだろう]
ところでチアキ――僕ってもう戦死者入りしてる?
[ソフィアが視線を逸らしてしまったので、代わりにチアキに尋ねることにした。]
(65) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[さすがに肌寒くなって、長襦袢まで着替えて。 しかし、きちんと着付ける気力が湧かなくて、 そのまま、ベッドに俯せになって、小さな声、唄を口遊む。 死ぬ前に歌っていた唄。
みんなが、幸せになればいいのに。 みんなが、笑っていたらいいのに。
そんな想いを込めて、精一杯の音を響かせていた。 夢の向こうまで、届けばいいのに。
どうしても啜り泣く声が混ざってしまったけれど。 一人になると、なぜか頑張れない。]
(+43) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[来るよ、とは言葉に音にする事ができずに黙って、俯いて。 チアキの言葉通りを送っていた日々は、もうそんなにも遠い出来事なのだと実感すると、俯いたまま。]
……私に、直々のご指名、か。 期待されてるのか、それとも危ない道具の処理か。
[雷神の投下の可能性。魔女の行方不明。 なる程、それなら今以外ベストなタイミングは無いだろう。 息を吸って、はいて。焼けた匂いが、した。]
ご命令とあれば。 チアキ、そんな聞き方しないで「命令」して。 じゃないと、きっと……
[それでも迷って、動揺して、手にかけられないかもしれないけれど。 それだったら、自分が死ぬだけだと、少し前の兄の去り際を思い出した。 静かに、上官の言葉を待つ。]
(66) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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……。 [黙ったまま、オスカーの傍についていく。 こんなタイミングで着くとは思わなかった。
…こんな時に来なければ。 何か問われれば、こちらも静かに口を開くつもりでいる。]
(67) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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……チアキ、
[>>61名前を呼んで、その先は出なかった。
肯定なんてできなかった。 否定なんてしたくなかった。 だってそれは、夢見てたこと。
一人じゃクッキーなんて作れない。 一緒に作ろうって言った人はもういない。 今度、コーヒーの作り方を教えてくれるって言った人は。
やがて、「上官」としてのチアキの声がした。 リッキィへの問い>>62に僅かに肩を揺らして。 オスカー達が現れたのはその直後だったか。]
(68) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[――視線が止まったのは黒いコートを着て歩く三人。>>50 ソフィアがオスカーの天幕から取り出した箱の中身がよく見えず、何だろうと興味と、不安を胸に様子をうかがう。 どこかの森で、ソフィアが開けた蓋の中身>>50が一瞬何かわからなくて――何かを悟って、息を止めた。
立っているチアキに殴られた痕>>31があるのをみて痛そうな顔をしつつ、眉を寄せる。 箱に納められていたヤニクの首に指を伸ばしたリッキィの目から、涙がこぼれる>>54のが見えて。]
泣くなよ、クソッ。
[ここにヤニクは生きている、リッキィが泣くことなど何もない。 これは一時期の悪夢。いつだかわからないが、目が覚めれば終わるはず。]
――もう、勝手に死なねぇから、なくな、よ……
[泣いているリッキィに触れたくて、隣に行ってやりたくて仕方がなくて。 それなのに近づくことも声をかけてやることすらできなくて、もどかしくて悲しくて、その場に蹲った。]
(+44) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[噂をすれば、なんとやらか。 チアキの視線の先を辿ればそこには話題になっていた魔女とオスカーが。]
……連絡、来てないっていうから………生きて、たんだ。
[喜んでいいのか、モニカと共に居る理由を問いただせばいいのか。 微妙な表情をしていた。]
(69) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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