105 CLUB【_Ground】
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[>>@16恋人とか、愛玩動物だとか。 そもそも自分は愛玩動物で、何がおかしいのだろうと、きょとんと、烏羽色の瞳を見る。 特別な、大好きな人のそばにいられて、世話もしてくれると言ってもらえた。 先に聞こえた言葉に、ちょっとの引っかかりがなかったわけでもないが、今はそれより、嬉しいとあったかいが胸を占めていて]
(17) 2013/12/23(Mon) 11時半頃
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おう! わかったんだぞ!!
[今度はちゃんと、満面の笑みで言えた。 引き寄せられた頬に触れる感触が擽ったくて、ぴくんと小さく肩を揺らし、目を細め]
おれずっとずっと、フーのそばいるんだぞ。 フーのこと、おれ大好きなんだぞ!
[お返しに、またぺろりと頬を舐める。 頬から、ちょっと首を傾げて、今度は唇を舐めようとして……]
……びゃっ?!
[いきなり叫んだフーにびっくりして、ちょっと毛を逆立て、身を離した。]
フー、どうしたんだ!? 頭痛いのか? やっぱりサミュエルたち呼ぶか!?
[何かに頭を悩ませ出したらしいフーの様子に、またオロオロが復活した。]
(18) 2013/12/23(Mon) 11時半頃
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[その後、連れて行かれることになった研究ルームには、見たことのないものが沢山あって、ずっと好奇を刺激されっぱなしだった。 何かしら、壊したであろうことも否めない。
フーはいつもとても忙しそうだったので、仕事の邪魔をしてはいけないと、なるべく大人しく努めてはいたが、あくまで”虎基準”なので、その辺はお察しである。 何かしら、手伝えることはないだろうかと探しもしたが、何か出来ることは見つかったろうか。]
フー……、今日のたいへんなの、おわったか?
[仕事のあと、世話をしてもらう時に向けるのは、今までより数段蕩けた近褐色の瞳。 矢張り旺盛なものは旺盛だが、ずっと感じてきた”足りない”何かは少しだけ落ち着いてきたような気がする**]
(19) 2013/12/23(Mon) 12時頃
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[斬られた痕、抉られた痕、煙草の火を押し付けた焼印の痕。 癒えてもいまだ残るそれを赤い目はどんな風に見ただろう。
それでも作りものの生き物は、かけられた魔法に操られて、愛してしまうのだろうけれど。]
情けないね。 裏切られて酷い目に遭ったから、今でも人間が怖いんだ。 だから、それでも愛して甘えさせてくれる、そんな相手が欲しくて君たちを買おうとした。
狡くて浅ましいとわかってはいるけれど、 それでも俺は……。
(+36) 2013/12/23(Mon) 12時頃
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シィ。 お前じゃないと、駄目なんだ。
(+37) 2013/12/23(Mon) 12時頃
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だからその分、最期までずっと共に生きて、全力で愛するから。
辛い時、眠れない時、君に甘えさせて。
(+38) 2013/12/23(Mon) 12時頃
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―研究ルーム―
あ゛あ゛っ!!
[今日何度目になるか分からない声をあげた。 ここ一週間で声を上げることが多くなった、気がするのではなく確実にだ。 此処には寮にないものがたくさんある、そのぶん好奇心に抗うことはできないのだろう。 我慢はしている方だが、使い物にならなくなったものたちは蓄積されていく。]
噛むな走るな暴れるな大人しくしてろ。
[溜め息は重い。 重いが、そこに嫌悪があるわけではない。]
(@34) 2013/12/23(Mon) 12時頃
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【一週間前】
[頬に口づけられれば応えるように軽くその果実を食むように唇を食べた]
可愛いことしてくれるじゃん
[抱き抱えたまま空室の部屋へ運ぶ しばらく慣れるまで共に寝るつもり]
(+39) 2013/12/23(Mon) 12時半頃
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[落とされる、本音。 聞きながら、耳を傾けながら 時折、髪を撫でるようにしながら]
(+40) 2013/12/23(Mon) 13時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 13時頃
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【自室 】
[ちあきをいつもの通り撫でる。そしてふと、思いついてちあきに尋ねてみた]
そうだ、お風呂に。露天風呂いくかい?
[敷地は広いので誰の人影も見ることはないだろう スリッパを渡せば案内する]
(+41) 2013/12/23(Mon) 13時頃
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うん、待ってて。
[今すぐに抱きしめて口づけたい衝動に駆られ、壁の存在を疎むと同時に感謝する。部屋で目隠し一枚だけなら、何しでかしたかわからない。 ヤニクの頬を流れる温かな涙を何度も拭って、笑み浮かべて]
(@35) 2013/12/23(Mon) 13時頃
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【邸宅 露天風呂】
ここかな、ここで脱いで中に入るといいよ 脱げるかい?
[室温は温かくしてある。彼がもし恥ずかしがるなら脱がせてあげるつもりで軽く引き寄せてキスを落とせば戸を開け中へ入る。]
滑らないように
[そう忠告すれば冬の寒さを伝えるように弱くあげる湯気の先。 大理石でできた風呂へ]
(+42) 2013/12/23(Mon) 13時半頃
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おいホレス、こっちこい。
[怒濤のように一週間が過ぎたが、少し変化したことがある。 男は虎のことを何度かに一度は愛称で呼ぶようになった。 そして時折、用もなく呼びつけて頭を撫でた。 仕事のあとでそうすることが多かったが、それに虎が気付いたかはわからない。]
段ボールに、これ詰めて蓋する。 できるか?
[それから極々簡単な作業も一日に一回は頼んだ。 男が仕事で手が離せないかわりに、少しの時間潰しになればと。 あとは色々と学習させる為もあった。 こうして今日も七度目の“手伝い”をいいつける。]
(@36) 2013/12/23(Mon) 13時半頃
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[髪を撫でられる、そんなささやかな行為も嬉しくて 呼吸が落ち着いてからもずっとくっついたまま。 本当はシャワーを浴びて、シーツも変えて 最初の夜くらいはきちんとしたかったけれど このまま、甘えてしまうつもり]
(+43) 2013/12/23(Mon) 13時半頃
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[それから無事、ヤニクを買い取るための申請は円満に受理されて、一週間後の受け取りが決定した。 UGグループの買い取り期間に関する報告書の作成やら、次のグループを受け取る準備やら、残務処理はてんこもりで、目の回るような日々。仲間のいない寮はヤニクひとりには広すぎて、暇を見つけては足を運んだ。
そうして2人、残りの日数を数えて、 やがてついに*その日を迎える*]
(@37) 2013/12/23(Mon) 13時半頃
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[触れ合う体温が心地よく。 眠りに落ちてしまいそうになる。 ミナーのにおい、ミナーの感触。 その、すべてが―――]
(+44) 2013/12/23(Mon) 13時半頃
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[結局そのまま寝落ちて、 翌朝シャワーを浴びることになったり。 テッド用の服が無くてズボンにも下着にも 急遽はさみで穴を開けて応急処置をしたり。
落ち着きなく二人暮らしが始まって、 食料を買い出しに行く時に財布を持たせて レジで支払いを任せてみたり。 愛玩動物専門の衣類店に衝撃を受け まとめて服を買い込んだりして過ごす。
あの日降り始めた雪はそこそこの量になるほど積もり]
(+45) 2013/12/23(Mon) 13時半頃
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さ む い ……!!!
[バスタブに勢い良くお湯を流し込みながら 黄色い柑橘を一つ、湯船に放り込んだ。 爽やかな香りが立つこれは、 前に何処かで読んだ風呂好きの国の風習]
テッドー、もういいぞ寝間着とタオル持って来い。
[風呂好きの狼の影響で、 手抜きのシャワーから湯船を使う日が続く。 冬なので特に異論もなく、広くないのに一緒に入る]
(+46) 2013/12/23(Mon) 13時半頃
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―それから― [はじめてのおつかい、といった風情の 食料買出しでは、覗いた耳に通りがかりの子供がはしゃいだり、母親に謝られたりしたトラブルがあったものの概ね平和に終わった。
衣装は物珍しく、買い物は楽しかった。 似合うだろうか、と聞く姿は 微笑ましかったことであろう。
白い雪、部屋の中から窓の外を 眺めることもよくあり]
(+47) 2013/12/23(Mon) 14時頃
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あぁ
[たたんだ寝間着とタオルを抱えて 風呂場にやってくる。 くん、と鼻を鳴らす。]
いいにおいだな。
[猫と違って柑橘系が特に嫌いと謂うことはない狼は、嬉しそうに尾を揺らした。 一緒に風呂に入ることについては、 最初は恥じらいはしたが だんだんと、慣れていった。 もともとと大浴場で仲間たちと風呂に入っていたのだから早いものだ。
狭いのも、わるくはない。]
(+48) 2013/12/23(Mon) 14時頃
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だな。 こうすると、温まった気分になるらしい。
[実際の理由はよく知らないが、 テッドがあれこれと問うからたくさん物を調べた。 柑橘系の入浴剤がわりか、と服を脱いで 温まっている浴室に入る。
最初に一緒にと誘った時は凄く恥じらって、 めちゃめちゃ耳が下がっていたのも懐かしい話]
明日はこっちの匂いにしよう。
[スモークされたウッドチップのものも買ってある]
(+49) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[詰めろと頼んだのは男の私物。 大したものはない、詩集や絵本が数冊。 服は一切持たず、かわりに虎の衣服を詰め込むように言いつけた。 蛇の飼い主となった彼の差し入れたボール、あれも出来るならばひとつ貰いたいところ。]
出来たら、フェネックに挨拶してこい。
[それは此処を出る為の荷支度。 一週間で準備した、家というやつに向かうためだ。]
っと、今日はあいつも貰われてく日か。 ティー、悪いが“立ち合い”頼んでもいいか?
[立ち合いという言葉を口にしたのも、小さな変化のひとつ。 虎が理解出来るかは怪しかったが、目の前でモノ扱いしない程度には想っている。]
(@38) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[タバコは吸う本数をぐっと減らした。 少なくとも一日に二箱なんて無茶はもうしない それでもイライラしないのは、 多分テッドがそばに居るから。
キスのほうが、ずっと中毒性が高いのだ]
(+50) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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……ふうん、 食べるわけじゃ、ないんだな。
また何度か鼻を鳴らして。 まだ少し恥ずかしそうにはするが、浴室へ。
初めての入浴ではなかなか直視できずに 困らせた覚えがある。]
そんなのもあるのか。
[すごいな、と感心したように頷いた。 温かい湯気に混じった、かんきつの香りを堪能する風情]
(+51) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[煙草のにおいがうすくなっていっていることに 気づいている。 側にいて、求めたり、求められたりしての口付けは――ほんとうに、甘くてくすぐったい。
口にはなかなかしないが とても好きな、行為の一つ]
(+52) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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―研究ルーム―
………。
[ホレーショーを愛称で呼び、手伝いをさせる上司の様子を無言で見つめる。 最初はどうなることかと思ったが、ホレーショーの頭を撫でるその横顔は、ずいぶんと穏やかに見える]
ショック療法? 荒療治?
[それが良いことなのかそうでないのか。 判断するのは自分ではないけれど、ここ一週間で少しずつ見えるようになった変化は、自分は、好きだ]
(@39) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[たくさん練習して、考えて、 一生懸命紙に向かった、 その結果が、この白い画用紙なのだと、 雪のような白を指先でなでながら、思う。
あったかくて、やさしくて、ふわふわしたもの。 ──毛布かな?
だけど、見たことがない、と。
もしかして もしかして?
自惚れて、いいのかな。
ティーの目許が、やわらかに、 ゆがむ。]
(@40) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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[決意。 それから──]
うん、
────…うん、 しあわせだよ。
[しあわせ。 しあわせ。
心の中で、何度も繰り返した。
だって、きみがしあわせになるんだもの。]
(@41) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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これは匂いを楽しむものらしい。 食いたいなら、キッチンにオレンジがある。
[匂い付けのレモンのようなものだ、と付け加えて、 しかしかじってみるのなら止めはしない。 多分酸っぱいだけだろうし]
岩塩もあったな、そっちは匂いがしないからやめといた。 ミネラルがなんとか、って書いてあったが。
[その効果はよくわからない、 どうせ入れるのなら湯の色が変わるほうが面白いし 泡が出るのを入れたらテッドはどんな顔をするか。 中から具が出てくるのは、 匂いが強いので苦手かもしれないとそれは買わず。
ざっと身体を洗って、寒いのでさっさと湯船に逃げる]
(+53) 2013/12/23(Mon) 14時半頃
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あ?
[何やら部下の視線を感じ、顔を向ければ荒療治だのなんだのと。 交わした通信での会話を思い出しながら、じとりと睨み付けた。 こうなってしまってすぐは、いたたまれないような態度でいたが たった七日間のうちの前半でそれは終わり、所謂ところの開き直りに近いのが現状である。]
サミュは準備できてんのか?
[煙草をつかんで火をつける。 寮では吸わなかったそれを虎の前で吸うのも、またひとつの変化だが。]
(@42) 2013/12/23(Mon) 15時頃
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