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───────────────── もちろん。あいさきがぐるぐるした時は、俺が話聞くよ。 ちゃんと頼ってくれよな。
俺はもうガキじゃねえ。ガキじゃねえとは思ってる……けど 「居場所」って、やっぱ、ないと心細いっつか うまくいえねーけど。
あいさき、大学いくだろ。 そんでもまた会って 会えるようなさ
それくらいの「居場所」はあればいいなって思うけど。 お前と俺の間にさ。
なんからしくもねーことかいたわ。 俺負けないんで、誰勧誘したか知らねえけど あいさきはラーメン三人前おごる準備しとけよ ─────────────────
(336) さねきち 2018/10/22(Mon) 23時頃
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[切って傷つけて殴り合って、 それだけが、意味のあることじゃないだろう。
つかず離れず、支えあっていられるならば それは一番健全な「友達」だと思うんだ。 そういう意味で四十崎は俺に「昼」を思い出させてくれる。 もう忘れかけていた、正しい人間の長閑な「昼」を 居場所としてくれる気がする。
混ぜられるもう一人が誰かは知らないけれど 俺は久々に、四十崎とするゲームのことについて 思いを馳せている。
ああ、どうかどうか。
やさしさは、人と人の あい だにあるものだから、 お前がくれる優しさの さき に 願わくば切れやしない よすが がありますように。
願いをこめて、最後にこう、送った*]
(337) さねきち 2018/10/22(Mon) 23時頃
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───────────────── To 四十崎 From 葛 ─────────────────
お前と友達でよかった。 ありがとうな。
───────────────── *
(338) さねきち 2018/10/22(Mon) 23時頃
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―― 朝 ――
[端末が鳴る。首を傾げ、俺はフライパンから視線をあげた。ぱっと取ったそれはメールの到着を知らせている。>>331 卵焼きが焼ける音に紛れて、俺は小さく肩を竦めた。]
いつ、っつってんのに
[今かよ、と溜息をつく。焼き上げたそれらを手早く皿にもりつけ、ラップをかけた。サラダは作り置いてある。
もう知らん、と思ったのは ――部屋で寝ている父に対して、だ。
手にとったヘルメットは二つ。 駐車場まで降りて、蒼い機体を唸らせる。 示された現在地を暫く注視して、走りなれた町のあそこだと理解すれば、返信をすることなく走り出す。]
(339) さねきち 2018/10/22(Mon) 23時頃
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[――朝の風が痛みの残る頬を撫でていく。 再び来る「また」に、 少しだけ落ち着かない心地を抱えながら 目印となる店をみつけ、その周囲を見渡すと、そいつの目によく見えるよう停まった。>>333 ヘルメットをあげて洋次郎を見る。]
俺を呼び出すとはいいご身分でオニーサン
[眠そうな顔で笑いやがるから、お姉さんに囲まれた後なんだろう。 俺は鬱陶しいと思いながらヘルメットを投げた。「大丈夫」という声が聞こえたなら]
うっせぇ、大丈夫じゃねえよクソ はやく被れ、ねぼすけ
[そういって表情を隠すようにヘルメットを被りなおす。 照れ隠しの様子は、見えていなければいい。
洋次郎が後ろに乗るなら、蒼い機体を走らせるだろう。*]
(340) さねきち 2018/10/22(Mon) 23時頃
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―― 朝 ――
甘ったれんな
[眉間に皺が寄る。いて、と殴られた痕が引きつるのに顔を顰めて、にまにまと笑う洋次郎を睨んだ。>>354 てめえが仕事帰りってんなら俺は喧嘩帰りだ、とは思ったが口にしない。そもそも喧嘩した後バイクは知らせて寝てたし。
貼ってある天使のステッカーを癖のようにざらりとなでて、一息をつく。 笑い袋よろしく、犬の顔を引きずってかまだ笑っているそいつの脇腹をよっぽど小突いてやろうか>>355と思ったが、俺は自分の顔を隠すことに忙しい。
ヘルメットをつけていない――とわかれば、ふざけんなこのタコぶっこ×すぞ、とがなっているのだけれど、それにも気づけなかったものだから、ふてくされるように前を見た。]
(356) さねきち 2018/10/23(Tue) 00時半頃
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うっるせえ 世界一のクソ男ボコボコにしてやったんだよ まじあいつはいつか殺す
[その割には朝飯を作ってやる愛想はあるけれど。眠っている父親の首を絞めるか、野球バットで顔を潰すかの選択をする前に家は出なければならないと思う。
ともあれ。 お前が後ろに乗るのならば、]
へーい ワン公がちびらねえように 安全運転を心掛けてやんよ
[爆走してやっても面白いだろうけれど、それで振り落とされても後味が悪いだけだ。夜ならまだしも朝の世界で走るには目立ちすぎるから、警察も警戒しないようなルートを頭に思い描きながら、俺は言葉どおり安全運転でバイクを転がす。
――エンジン音が静かな朝に響く。]
(357) さねきち 2018/10/23(Tue) 00時半頃
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つか、なんでメール送った今なんだよ……
[愚痴が聞こえたかどうかはさておき、青空に似た蒼いバイクは、まだ白い空の下、海へと向かうだろう。
道中ミラー越しにお前を見ることがあるなら、 多分俺は「死にてーのかてめえ」と怒るけど 振り返るようなことがないなら、そのまんまだ。**]
(358) さねきち 2018/10/23(Tue) 00時半頃
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誰がするかよ
[と、俺は苦い顔をする。 世の中に糞男は星の数ほどいるので、洋次郎もそういう類の人間にあっていてもおかしくないが、一瞬開いた空白の意味を理解できないまま、「記念撮影とかまじむり」とそれだけを伝えた。 ――背中を軽く小突かれれば、へ、とあざわらってやり、お前を後ろに乗せるだろう。
人が少ない路を走っている。時折はやむを得ず大通りの傍を過ぎることもあったが、大体は野良犬がそうするように、人目につかない道から道へと。
やけに大人しいな、と思いながら、俺は背後のお前を見ずにいた。
急な誘いに応えるために家を飛び出し、ジャケットを着るのを忘れていたからか、それとも安住とは身長そのものが違うからか、いつもと勝手が違うので少し緊張している。肌を撫でる風も、後ろに乗るヤツとの距離も、なんだか少しだけ近いような気がしている。]
(366) さねきち 2018/10/23(Tue) 08時半頃
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――は あ?
[大人しくしていたお前が何か言う。>>362 どういうことだよ、と。ビビリか? と笑う前に、思考が停止した。 唸る風。すこし肌寒く、死に近い只中で、背中に触れる温度が近づく。抱きつくような形に姿勢を変えたのだろうかと察しはつくのだけれど、お前をミラー越しに見る前に―― 首筋あたりに風が入って、それ、が来る。]
……ふ、ぁ?!
[まず知覚したのは硬い感触だった。首筋に硬い感触が当たっている。暖かすぎる吐息が火傷痕に触れて初めて、「噛まれている」のだと理解した。ひくりとあっけなく肩が跳ねる。驚きで吐息が零れる。 跳ねる心臓も、震える背筋も、バイクに乗っている時でなけりゃあ気にしないままだっただろうに。
「なんで?」を思考する前に、前方を無理やり通ろうとする車が見えて―― 「殺すなよ」という声を思い出し、唐突に恐怖が駆け上る。]
(367) さねきち 2018/10/23(Tue) 08時半頃
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( ――殺しちまう! )
[その時の俺のあわてようときたら、ない。 普段ならそんな車知るかと進むところを、とっさにブレーキをかけ、ぎりぎりで停車する。ほんとうに目を鼻の先を信号無視した車が思い切り通り過ぎていくのを見て、ぞっと恐怖が腹の中で渦巻いた。
は、と吐き出した息が熱い。噛まれている場所が熱い。舌先や粘膜が火傷のあとに触れるならば、むき出しになった場所に触れられているような気がして、妙に胸が騒いだ。
エンジンの音が聞こえる。周りはあいも変わらず静かな朝の景色なのに、それは胎動のようにも感じられた。]
(368) さねきち 2018/10/23(Tue) 08時半頃
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( ……危なかった、 ……いきて、る )
(369) さねきち 2018/10/23(Tue) 08時半頃
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[――生きている。洋次郎も、俺も。 それだけのことなのにひどく落ち着かず、海につくまで、「やめろ」とも「このクソ野郎」とも言えずに無言を貫いて――]
(370) さねきち 2018/10/23(Tue) 08時半頃
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ノーヘルでバイクに乗るってのはな 死にてえってことだ マジふざけんなよ こ×すぞ あぁ?!
[きいてんのか、と問いかけた相手は、しおらしかったのは最初の十数秒だけで、今はげらげらと笑い出している。生憎と俺は犬を飼ったことがないので、馬鹿な犬のしつけなんざ知らない。てめえ、と呻き、ひっぱたいてやりてえ衝動を堪えた。]
きいてんのかおい。 くそ、……俺だけ死ぬってはなしじゃねぇんだぞ
[お前も死んだらどうするんだよ、と俺は暗に責め立てている。 笑い袋になっているお前の胸倉を、今度は俺が掴む番のようだ。可能ならばそうして、諭すように真剣な表情で説教する。
数歩先にある海は、怒りに無視されて少し寂しげに小波を立てていた。]*
(371) さねきち 2018/10/23(Tue) 08時半頃
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―― 海 ――
そうだろうが ……それは、 ……うるせぇよ
[お前だけならいいという話でもない、と揚げ足をとられて、返す言葉がなかった。俺だけなら別にいいじゃねえか。そう思うのだけれど。伸ばされた手がそれを止めるように、俺の髪をかき回す。>>387]
やめろクソ
[唸る俺は随分と「しおらしい」。わしゃわしゃと乱される髪。夜が隠してくれるわけでもないから、きっと赤くて醜い火傷痕はよく見えるだろう。見んなよ、と呟きながら、洋次郎のまなざしを捉えている。]
(390) さねきち 2018/10/23(Tue) 23時頃
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……ンなわけ、
[ねえだろう、という言葉は音にならずに消えた。 そこには人間がいた。まどろむ犬の顔をしたハチ公ではなくて、何かを言いたげに笑う、意地の悪いお前の姿があった。>>388
そこにあるのは嘲笑か、それとも安堵か、執着か。 ……なんだっていいと思った。美しいさざ波の反射や陽の光を、優しくもないほの暗い炎に変えて瞳の中で煌かせている。その「人間」の笑顔を、俺ははじめて綺麗だと思ったから。
クソ野郎と呻いた声はやっぱり言葉にならない。 すっかり言葉を失い負け犬に成り下がった。 情けない。妙に背中が痛い。お前が噛んだせいで、「いきている」だけでこんなに「いたい」。 どうせ今日も昨日の繰り返しでしかない生で、確かに「いきている」と実感する。]
(391) さねきち 2018/10/23(Tue) 23時頃
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だったらてめえの――
(392) さねきち 2018/10/23(Tue) 23時頃
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…………
[折れるように項垂れる。お前の胸倉掴む俺自身の手だか、お前の首筋やら肩だか、どっちに当たるのかわからないが、そこに額を押し当てた。
ここにひとりの人間がいる。蕩けるような笑みと共に、今にも犬になり下がりそうな人間だ。鼓動の音やかましく、不確かな『また』と『明日』に引きずられて生きる人間がいる。そんな人間が当然のように「おまえだけならいいって話でもない」と、いってみせる。当然のように俺の命を心配して。
そんなもの、殺せるわけがないだろう。 「生きている」と思ってしまった相手を。 まるで一蓮托生だとでもいいたげに指>>-613に力を込めたお前を、殺せるわけがない。――俺が死ぬだけならいいのに。
きつい腕の感触>>383は、潮風ごときにかき消せるものではなくて、まだまだ胸を(この心臓ごと、)しめつけてくる。じわりじわりと、昇る熱さの正体を俺は知らない。
しばらく、額を押し当てていた。]
(393) さねきち 2018/10/23(Tue) 23時頃
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……てめえが、ちゃんと見てろ。 ほっとくと置いてくぞ俺は
[誰にも追いつけないように走っているから、犬の寝ぼけた頭で追いつけると思わないでほしい。
きちんとリードを引けるのは、腐り落ちかけた首輪を結びなおすのは、人間の手だとよく知っておけと思う。俺は何様だろうな。……縋っているのは、俺の方なのかもしれなかった。
苦しさと怖気を弾き飛ばすように、唸るように言う。]
死ぬのなんか怖くなかったのに……ッ てめーのせいだ クソ 責任とれ洋次郎
[鬼胎を孕む。 ――慄く。誰かの「死」に。
そんな「人間らしい」感情を抱くのは、いつぶりだろう。安住の自殺にすら最初に「怒り」を抱いた俺が、……怖くなる、なんて。
俺は思い切り――手を伸ばし、]
(394) さねきち 2018/10/23(Tue) 23時頃
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わかったか この クソ野郎!
[ムカつくお前の額を、指先で弾こうとした。 その時のお前の表情だが、生憎と視界が滲んでいたのでわからない。情けない顔をしていたなら見たかったが、生憎と見えない。
寄せては返す波。反射光が滲む視界に突き刺さるので、ぞんざいに目元を拭った。 デコピンが叶うんだか、叶わねえんだか、知らないが 俺は振り返らずようやく来た海辺を歩き出す。
むしゃくしゃしてぶん投げた石は、川辺でもあるまいし跳ねずに沈んでいく。無性にむずがゆい、と感じている背中を掻いた。
白いシャツにしっかり血が滲んでいると気づくのは――火傷痕に刻まれた歯形に気づくのは、ずいぶんと先のことだった。*]
(395) さねきち 2018/10/23(Tue) 23時頃
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[例えばハスのステッカーにしないかと、言われたなら、俺はこう返すだろう。 「俺はてめーの所有物じゃねえ」と。 そう言うくせに、言葉に切れ味はなく、それなりに可愛い犬猫の従順さを見せはするだろう。
例えば言葉が切れることがあるなら、進路どうする、と、暗い明日のことをきくのだろう。 俺は就職するだけだけど。お前もそのまんまなの。 そう問うことも、あるだろう。
そういう語ってもたりない会話の全ては、今ではなく地続きの未来にある。]
[少し離れたお前が新たに抱いた腹黒い感情を知らない。]
(407) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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[知ったとして。 思うのは、「俺でいいのか」って心配だけだ。 ほしいなら対価を寄越せ、とあざわらうだけだ。]
(408) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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[例えば、お前の命だとか。
満ちない9999と10000の境界。 足りない1つをお前が添えてくれるなら その時は、全部お前にくれてやるよ。
この恐怖も、この怒りも、喜びも悲しみも、愛も。 心の全てを傾けてやるよ。 今は、そうじゃないけれど。]
(409) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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[白い砂浜にいくつか足跡がつく。 銀に光る海を、眩しく見つめた。
蹴り飛ばした砂。靴に入り込んで、いたたまれない気持ちになる。 生温い風を吸い込み、吐き出して、――カシャリ、という音に振り向いた。
洋次郎が何を思ったのか、俺の後姿を取っている。 何撮ってるんだこ×すぞ、と、火傷痕のせいで写真をとられるのが嫌いな俺は思う。 それはそれとして、額が赤くなっている洋次郎の姿は愉快だとも、思う。]
撮ってんじゃねーよ。ばーか
[背後に海を。青くなりきれない白い空を。うざったい前髪が潮風に小さく揺れて、その中で多分、俺は笑っている。 きっと最近は誰にも見せたことがなかった穏やかな笑みを、お前に見せている。]
(410) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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[穏やかな世界に一時、2人でいることに安堵しながら どこか飢え乾いた俺は、 落ちる瞬間に、どんな顔をしてるんだろうな。
――願わくば、その瞬間が 夢で見たようなあっけないものではなくて 永劫に似た満ち足りたものでありますように。
人間の顔した腹の黒いお前を見ながら、そう思った。**]
(411) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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―― サッカーの話 ―― [後輩のサッカー練習に丸一日だけ付き合った。 それだけいうと随分と簡単なことのように思えるが 俺には随分と勇気のいる行動ではあった。>>429
久しぶりに触れるサッカーボールに慣れない感触を抱いたのも束の間、30分もすれば体の方が慣れてきて、目の前の有望なGKへの守備範囲外へボールを叩き込む余裕がでてくる。
ああ、けれど、やっぱり現役は違うな。 経験は未熟でも、体の捌き方は俺より随分といいし、磨けば光ると感じられる部分が多々あって――俺は口にはださないけれど、随分と青空が似合うそいつの姿を、羨望の眼差しでみていた。どこかから友村が見ていたなら、なんだよ、と首を傾げたことだろう。
刻々と時間が過ぎ行く中。 息があがった俺の頬にぴたりと押し当たるスポーツドリンクの気配を感じたなら>>430 俺はすこし拗ねた顔で、それを受け取る。]
(449) さねきち 2018/10/25(Thu) 00時頃
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や、……まだ。 もう一回だけ、やろうぜ
[こんな時間に何をいっているのだろうと思われただろうか。 俺はスポドリを一旦置き、後輩にシュートを防いでみせるよう、言う。 それが叶うならば――
俺のシュートが、 きっとその日何回も辰巳の守備を抜けたそれが、 後輩の手で防がれるのを見ることができたなら。
俺は、きっと、晴れやかに「負けた」と笑ったことだろう。]
(450) さねきち 2018/10/25(Thu) 00時頃
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[それがあったとしても、なかったとしても]
……は、誰が見にいくかよ。
[後輩からの誘いに俺は口を尖らせる。 意訳は「YES」だけど。 ふてぶてしいその表情に頷いてやるのは癪だったから]
――やれるもんなら、やってみやがれ 辰巳刀流
[ひねくれた先輩はそういって、全力のエールを後輩に送っただろう *]
(451) さねきち 2018/10/25(Thu) 00時頃
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