151 宇宙船は旅浪者の夢を見るか?
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[あまりここで長居していてはクリスティアが辛いだけだろう この場は駆けつけてくれた男性に任せて、一旦離れることにしよう]
ごめんなさい、そこの貴方……後の対応を任せてしまっていいかしら 私はそこの音楽室に居るから、申し訳ないけど、お願いします
[憔悴しているようにみえるクリスティアを落ち着ける場所に連れて行かなければ 着いてきてくれるようなら音楽室へと向かう]
(43) 2015/03/08(Sun) 01時半頃
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あ……、と。誰か呼ぼうか?
[咄嗟に思い出していたのは、先日アドレスを交換したマドカのことだ。 彼女たち二人だけでは心許ないだろう。 そう考えて、追いかけるように声を投げた]
(44) 2015/03/08(Sun) 01時半頃
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クラリッサは、フィリップに怪我は無いから大丈夫です、と言った
2015/03/08(Sun) 01時半頃
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………
[更に無言になる。 元の要因はそこだ。 とは言え、押し倒すつもりはなかったが、その結果は自分の愚かしい行動にも要因はある。 しばらく迷ったが、ようやく観念したように端末に文字を打ち込む。]
『実験の結果、衣服は消失したが、自分自身には何の問題もないと判断していた。 衣服がなくなったので替えの服をどうしようかと教室で迷っていた際に彼女が部屋を間違えて入ってきた。 誤魔化しようがなかったが、実験内容を伝えるわけにもいかないので、イカれた化学者でも演じて誤魔化そうとしたが、ひどいタイミングで人体に影響のある副作用が発覚した。 三半規管に異常を来した俺は体のバランスを崩し、彼女に覆い被さるように倒れこんだ。 そして現在、言語の一部に麻痺が生まれているらしく、単語が途切れ途切れになってしまうので、端末を利用している。 もっとも、言語障害は、実験の副作用か彼女にアレを蹴り上げられた痛みによるものかは分からん。』
[なんの実験か?そこは伏せる。]
(45) 2015/03/08(Sun) 01時半頃
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—ほんの少し前—
昔聞いたんだ。 お花畑と川があって川の向こうに行くと死んじゃうんだって。
あ、水まだいる?
[信じているものによって見える物は違うらしいと補足を加えて、 へろりと力の抜けた表情の彼女に水を勧めてみる。>>37
死にかけたときに川が見えるのはどこかの電子小説で見たのだとか、 紙の本が読めるのはすごいなとか落ち着くまでのんびりぽつぽつ語っていた]
(46) 2015/03/08(Sun) 01時半頃
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[ケイイチの方は意図的に見ないようにしていたが、フィリップやクラリッサの言葉から、断片的に情報が入ってくる。 実験の副作用で服が消えた>>40、とか。最初から全裸だった>>41、とかそういう情報だ。 しかし続くクラリッサの言葉に、耳を塞ぎたくなった。 耳を塞いで、走って逃げ出したいが、クラリッサを支えている今、そのどちらも叶わず、ここを引き受けるというフィリップに小さく頷く。 部屋を出ようとして……思い出した]
……これ。 トレイルに、渡しておいて。
[ケイイチの方を見ないように、投げるのはオレンジ色の錠剤。眠気覚まし三日分。 昼食時に食堂で渡す約束をしていたが、とても食堂になんか行けそうになかった。 消え入りそうな声でそれだけ言って、部屋を出た]
(+14) 2015/03/08(Sun) 01時半頃
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クリスマスは、フィリップ>>44に、うつむいたまま首を横に振る。今はできるだけ誰にも会いたくなかった。
2015/03/08(Sun) 02時頃
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───ん、分かった。
[そう返したのは、それぞれへ向け。 怪我がないと言う彼女と、人は呼ばれたくないというクリスティアと。 なら、ひとまずは二人にしておくのがいいだろう]
あとで顔を出すよ。
[念のためだ。 居場所を教えてくれた彼女>>43へ声を投げ、二人が行く様子を見送った]
(47) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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あー、トレイル…フォスター君にかな? Ok,預かった。確かに渡しておく。
[果たしてこれを彼女が託したのは、自分へかケイイチへか。 普通に考えれば婚約者への頼みごとなのだろうが、決して視線を向けてこない彼女の様子にそうとも言えず、ひとまず、声が出ないらしいケイイチに代わってオレンジ色の錠剤を請合った]
(48) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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[クラリッサを支えているのか、クラリッサに支えられているのか、もうよくわからない。 音楽室に入ると、目に付いた椅子に腰掛けて]
ごめんなさいね。 くらりんが酷い目に遭ったのに、私の方が気を遣ってもらっちゃってるわね。
[うつむいていた顔をえいっと上げて、クラリッサに微笑みかけた]
くらりん、何か用事があったんでしょう?
[でなければ、あんなところにいたとは思えない]
私なら、大丈夫だから。 用事をしてきてもらって、構わないわ。
(+15) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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[深呼吸をする。 水を進められればありがとうと笑ってコップを傾ける。 次いで周囲で語られる話にも耳を傾ける。>>46
ようやく落ち着いて表情にも力が戻ってくるまでを、 そうして過ごしていた**]
(49) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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で……、だ。
[そうしておいて、問題の男へと向き直る。 上着を被って丸くなった様子は、惨めとか言いようがない。 打ちひしがれた様子に微かな同情も覚えつつ屈みこむ。 そうして、再び示された文面に目を通した]
お前、なあ……。
[突っ込みどころがありすぎるだろうと、息をつく。 そもそも、服が消えれば問題がありすぎるだろうとか。 その状況で何故その誤魔化し方を選ぼうとしただとか。
それは幾らケイイチの主張が正しくとも、誤解されて怒られても当然だ───急所蹴りは誠に気の毒としか言いようがないものの]
(50) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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──…で、なんの実験をしてたんだ。
[伝えるわけにはいかない、と。 そう書かれてあった内容>>45を問う。 見返す視線に否定が篭るなら、しらしらと視線がそれに返された]
何の実験で、何故服の消失という副作用が起こり、 何がお前自身に作用して、何が誤解を呼んだのか。
[一つ一つ数え上げるように口にして]
お前。 それ全部説明しないで納得して貰えると───思うか?
[あの彼女たちに、と。 視線で扉の向こうを示し、ケイイチへと再び視線を落とした]
(51) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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[なんの問題がある?と言いたげに顔を上げる。]
『世紀の大発明と言っても過言ではない。 些細な副作用だ。服が消えた事も、三半規管が逝かれたことも。 その要因で誤解された事も……。 そう完成したそれに比べれば、大した副作用ではない。』
[その誤解が例えクリスであったとしても…だ…。 ただ、それは今の自分にとってはマイナス方面で一番効果的な副作用だ。 故に、壊れてはいないだろうが、腕輪とキューブは自分の手元を離れて放り投げられていた。]
(52) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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[メールが届く。 どんな時でも厨二演出を欠かしたことはなかった。けれど、今はそんな気力もない。 ぼんやりと、右手の指先を閃かせ……]
…………え。
[唇が震える。声にならない声が、文面をたどる。 それは、その文面の、意味は]
……ふ、うっ……。
[こらえきれない涙がわきあがってくる。 ダメなのに。クラリッサのことを気遣わなければ、ダメなのに]
言い訳も、してくれないなんて。
[そうだ、自分は。 言い訳、してほしかったんだ。 どれだけむちゃくちゃな理屈でも、納得させられたかったんだ]
(+16) 2015/03/08(Sun) 02時頃
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[なんの実験か聞かれれば、もう黙っている理由もない。 彼女達も居なければ、ここにいるのはフィリップと自分だけだ。]
『ここで見ていろ。』
[そう書かれた端末を見せて、自分は上着を脱ぐ。 まず間違いなくこの衣服が消える確率は高い。 そうして放り投げた腕輪を取り、ふらふらと歩きながら教室の端まで歩く。]
(スイッチと番号を合わせて……)
[スイッチを入れると同時に、身体が分子レベルに分解されていく。 側から見ると、キラキラとした粒子が空中を漂い、そして一瞬で消えるように見えるだろう。 そうして、次の瞬間に、キラキラとした粒子は放り投げられていたキューブの真上に現れる。 再びその粒子が実態を型どり始めて…。]
(53) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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…、お前がいいならそれでいいよ。
[突き放すように告げて、立ち上がる。 そうして別の場所に屈みこみ、拾い上げたのは小さなキューブだ。
先にケイイチの手から力なく放られたもの。 恐らくは精密な装置なのだろう。 壊れてはいなそうなそれを拾い上げ、ケイイチの傍の机上へと置き]
───ひどい顔だな。
[そう、彼の表情を評した]
(54) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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―音楽室―
[クリスティアと一緒に音楽室に入る]
気にしないで。私は確かに傷ついたけど、それでも未遂だったし、大丈夫 それよりも、クリスティアが辛い顔をしているのは……
[ぽつり、ぽつりと話していると、クリスティアがこちらに微笑みかけてくる 何か、用事があったのではと言う彼女に首を振って]
用があったのは音楽室の方なのよ。それが、私……教室を間違えて入ってしまって その時に、全裸だった彼が居て、何故か堂々としているものだから、 彼はそう言う変人な研究者なんだろうと思って、そのまま音楽室の方に行こうとしたら、いきなり……
[そこから先は言わずもがな、だろう ふぅ、と息を吐くと……目の前のクリスティアが突然、涙を流し始める]
クリスティア!?
[慌てて彼女の元に駆け寄って、背中をさする]
(55) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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…瞬間移動、所謂ワープの人体実験だ…。 人間の体を分子レベルに解体し、移動後に再構築する。 その際の乱数のけいさんが誤っていたがために衣服のデータは消失したんだろうな。
[一旦健康体に戻ったことで言語の麻痺も解除されている。 当然ながら三半規管の異常も今はない。]
サンプルを取った時のデータが健康体だったから、一度使用し、再構築を行う時にはサンプル時の健康体に比較的近い状況で再生できる。 もっとも、そのうち先ほどと同様の副作用で歩くのも侭ならなくなるだろうがな。
[そう言って腰を落ち着ける。]
現段階ではこれを利用できるのは俺だけだが、どこでどんな風に見られているか分からん。 あまりペラペラとこの仕組みを喋るわけにはいかない。 悪用されれば、俺一人の悪評なんか比にならないことになる。
[そう言って首を横に振りながら、溜息を漏らした。]
(56) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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えっ?
[キューブから手を離していたのは幸いであったろう。 また真っ裸に戻ったケイイチが、ふらふらと教室の端へ歩いていくのを目を丸くして見る。
その姿が、溶けた。 溶けたとしかいいようがない。 キラキラとした光が溶けて、幻のように宙に浮かんで───]
(57) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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!?
(58) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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[ひとしきり泣いた後、ふつふつとわいてきたのは怒りだった。 あんなことをしておいて、こんな一言で終わらせるとか、そうは問屋がおろさない。 泣きはらして真っ赤になった目は、据わっていた。 ひらり、右手を閃かせる]
To:ケイイチ Message: 絶対ごめんだわ。
[連絡先を抹消されたことなど知らない。 差出人不明の謎メールとして届くかもしれないなんて、知るわけもなく。 怒りのまま、送信した]
(+17) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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[ぎょっとしたなんてものではない。 度肝を抜かれたというのが正しい。 少しの間、理解が追いつかずに目を瞬いた。 その視線の先、先より格段にしゃんとしたケイイチの姿がある]
お前────…、
…─────、 は、
(59) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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[それで。そんな理由で見せられない? 馬鹿な。…いや。
恐らく、彼の言うことは正しいのだろう。 確かにこれは素晴らしくもあり、危険な技術だ。 あまりにも飛びすぎた夢の技術だ───、けど。
何故彼は、自分にこれを見せたのだ。 彼の理屈からいえば、当然自分にだって秘するべきなのだ。 それなのに。明かした理由を、彼は己の心に問うただろうか]
(60) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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心配かけて、ごめんなさい。
[背中をさすってくれるクラリッサ>>55に、泣きはらした顔のまま、それでも笑った]
ごめんなさいね、何がなんだか、正直よくわからないのだけど……。 弁解の余地なんて、ないのかもしれないのだけど……。 私、やっぱりどこかで、ケーイチのこと、信じたくて……。
[あの状況に対する、納得のいく説明がこの世に存在するなんて、正直見当もつかないのだが、それでも。 それでも、こればっかりは理屈じゃないのだ]
(+18) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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[終わらせたくない、と思う。このままでは不完全燃焼だ]
ちゃんと、一から十まで説明してもらって。 情状酌量の余地のない変態だということがはっきりしたら、その時は……。
[言葉を切る。 クラリッサと目を合わせ、真顔で言い切った]
私が、この手でもって、粛清するわ。 薬学の申し子の名にかけて。
[クラリッサの仇、そして乙女の純情をもてあそんだ落とし前、この手でつけねばならない。 そんな宣言をして、乱暴に涙をぬぐった]
(+19) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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……お前の理屈は分かった。 分かったが…ああ、上着を着ろ。みっともない。
[もう一度、脱ぎ置かれた自分の上着を放りやり]
その説明は、僕にするべきものじゃないだろう。 この僕を、二度ほど会ったばかりの僕を婚約者より信用してるというなら話はまた、別だけどね───…
[衝撃から立ち直れば、また再びため息が落ちる。 顔を近づけ悪態をつき、そうして視線を合わせる。 彼に彼の心を問うように]
(61) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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『言い訳も、してくれないなんて。』
[確かに、その言葉が聞こえた 背中をさすりながら、何か言葉をかけるべきかと迷っていると、クリスティアは赤くなった目で、心配かけてごめんなさいと笑う]
謝らないで良いわ。貴方が一番辛いと思うから 私としては、私に対する蛮行と貴方を傷つけたと言う事だけで許せないのだけど…… クリスティアが信じたいと言うなら、任せた彼が来るのを待ちましょう……
[そう言って、もう一度背中をさすりはじめた]
(62) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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お前が何故、僕にこの説明をしてみせたのか。 ……したくなったのか。
良く考えてみるんだな。
それでいいなら、好きにするさ。 そりゃあ確かに滅多に拝めないほどの技術だ。 流出したら、大変だものな?
[肩を竦める。肩の鳥は、良く分からんという顔をしていた。 まあ、そりゃあそうだろう。鳥だもの]
(63) 2015/03/08(Sun) 02時半頃
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[フィリップから上着を受け取り、それを羽織る。 そうして、言葉を口にしようとして、言語にも異常が出ている事を察する。 故に軽く首を横に振り、端末に文字を打つ。]
『これでよかった。 俺は功を焦り過ぎて自爆しただけだ。 今、最低の変態野郎となって忘れてくれた方がきっといい。』
[そう打ちこんで彼に見せる。 そうして改めて文字を打ち込み直して…。]
(64) 2015/03/08(Sun) 03時頃
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────…、
[顔を近づけ告げたのは、大体馬鹿だの阿呆だのといった悪態だ。 けど。示された端末に、少しだけ口を閉ざした。
打ち込み直された、幾つかの文字。 それに視線を向け、再び彼へと顔を向ける]
(65) 2015/03/08(Sun) 03時頃
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[フィリップの言葉にじっと視線を向けながら少しだけ考える。 ほんの少しだけ、いや、僅かでもないが求めてしまったのだ。 知ってほしいという事、誤解を解きたいということ。 十分理解している。自分の事を理解出来ないほど愚かでもない。]
『自慢したかっただけだ。自分の技術を。 そして、悪用も何も、どうでもよくなっただけだ。』
[そう、悪用などされてもどうでもいい。 自分の儲けを優先すべきだ。自分の利益を。 俺はそのつもりでこの分野を死ぬ気で学んできたのだから。]
『上着、助かった。部屋で着替えてからまた届ける。 あとでメールする。』
[端末に文字を打ち込み、それを彼に見せれば、大人しく自室に向かうつもりで、ふらふらと教室の出口に向かった。
(66) 2015/03/08(Sun) 03時頃
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