人狼議事


229 観用少年

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【人】 教え子 シメオン

[身の入らない読書は諦め、自室に戻ると
 余所行きの服に着替え、髪を整える。
 使用人が焼く世話は止め、移動用の車で待つ。
 空になった砂時計を返す事を忘れたように、
 ぼんやりと外界の輪郭を眺めていた。

 空も、街並みも。
 どの色彩も濡羽色に溶け込み、色づかせはしない]
 

 『お待たせ、さあ行こうか』


[広い座席に二人が乗り込み、
 隣に掛けた父が柔らかい金髪を撫でる。
 よく知った大きな掌に、自然と頬を擦り寄せた、]

(44) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 教え子 シメオン

 
[──愛情は、奥底まで染み込む事はなく。
 乾いた心を上滑り、
 喜びを育む為の心はとうに枯れていた。

 受け取り方も、強請り方も分からない少年は、
 貰ったあたたかさを取り落としていく。無自覚に]
 

(45) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 教え子 シメオン

 
 僕も……お兄ちゃんに、なるんだよね。
 ふふ、すごく楽しみ。

 ──早く会いたいな。


[そう言える頃には不機嫌は抹殺されていて、
 両親に何一つ悟る術を与えはしない。

 行き先は決まっていた。
 緩やかなエンジン音と共に、車が滑り出す]*

(46) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[目隠しを外し露わになった顔は、殊の外幼い。
まるで眩しいとでも言うように瞬きを繰り返す姿に>>41
随分と人間らしい仕草をするものだ、
と感心したのも束の間――]

……?
おい、何か言えよ。

[薄く開かれた唇から空気しか生まれないことに
俄かに眉を寄せ、言葉を要求した。

手が、伸びてくる。
それは未だ目隠しを握りしめたままの指を縋るようにして握る。

つまり――ケイイチが主であることは、
承知しているというところか。

それでも不可解なのはその様子で、
ケイイチはじっと「彼」の言葉を待った。]

(47) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[そうして―彼の仕草で気付くか、あるいは店主から進言されるか―
彼から音が産まれないことを、知ったのなら]

……ハァ?

[言葉は酷く、不機嫌そうに響く。
店主の男は喰えない笑顔で、その向こうに待つ従者はまた俄か慌てて、
そして、目覚めたばかりの「彼」は――

ケイイチは溜息を吐く。
握った指は未だ離れていないだろうか。
それならばそのまま握り込み、
離れていたのなら今度はケイイチから繋ぎ
そうして手を引いた。]

いいさ、認めよう僕の落ち度だ。
……言葉を話さない犬猫だって、
愛玩動物として永らく人と共にある。
そう思えば、障害でもない。

(48) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

――僕がお前の主人だ。
良き王は告げた言葉を違えないんだ。

[手続きはこちらで、と促される声に従ってそこへ向かう。
己の歩幅で、少年が転びそうにでもなれば助けたが、
そうでなければ身勝手な速度のままに。]**

(49) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

留守番 ジョージが参加しました。


【人】 留守番 ジョージ

[しあわせだったことは憶えている。

きょうだいのような、やさしい友だちがいて
それと一緒に家族というものがあって。

“   ”は、やさしい人。

本を持っていけば飽きるまで読み聞かせてくれる。
眠る前には、甘いホットミルクを入れてくれる。
布団の中に入るのは何時も一緒だ。

しあわせな感覚は残っていた。

目を閉じて聞く、耳元に落ちる声が心地良いこと。
あたたかいミルクを飲むと心がぽかぽかやさしくなること。
二人でいたら、電気の消えた部屋だって怖くないこと。

浮かび上がり消えゆく記憶がどれもすてきなものだから
少年は、しあわせなのだと自覚した。]

(50) 2017/10/05(Thu) 05時頃

【人】 留守番 ジョージ

[今も長いゆめを見ているようだった。
景色は霞みぼやけている。曖昧なふちどりで形作られた記憶はたゆたう意識をふんわり包み込んでくれた。

それはどこかの部屋。
窓から見下ろす街並みはずっと低いところにあって、代わりに点々と光を宿すだけの星空は手が届きそうなほどに近い。

隣には “   ” がいる。
ふたり並んでまんまるの月を眺める、少し冷えた夜だ。
寒くないように上着を掛けてくれる感覚があった。
彼はやさしい人なのだと、漠然と理解していた。

やさしくて、あたたかくて、それで……ええと

記憶の糸を手繰り寄せる。だけどある一点で
ぷつりと切れてしまったように、その先が見つからない。
思い出せないような、思い出してはいけないような、
不思議な感覚に襲われたのは何度目のことだっただろう。]

(51) 2017/10/05(Thu) 05時頃

【人】 留守番 ジョージ

[ ……だれだっけ。

そう過ぎる瞬間は少しもどかしい。
たいせつな人で、かぞくで、ともだちで
傍にいたことは確かなのに顔の一つも思い出せないなんて。

ぼくって案外冷たいやつなのかも、と軽く落胆しながら
霞がかったその人に、ゆめの中で手を伸ばす。
けれどなぜだか足は動かなくて、代わりに口を開いた。

(52) 2017/10/05(Thu) 05時頃

【人】 留守番 ジョージ



 
    “ ぼく、いい子にしてるから── ” 

(53) 2017/10/05(Thu) 05時頃

【人】 留守番 ジョージ

だから、と その先に伝えたかったのは……、


──…思い出した途端に世界が歪んだ。
ちゃんと目を開けていたはずなのに、光を失い姿が見えなくなって、底が抜け落ちるみたいに深い微睡みに飲まれる。
暗い世界を「怖い」と感じなかったのはこれが夢だからか。

       ……「彼は遠くへ行ったんだ」と
           忘れていたのをひとつ思い出す。]

(54) 2017/10/05(Thu) 05時頃

【人】 留守番 ジョージ

[運命に手放された人形は、その事実さえも知らず 
やさしい夢に包まれながらいつか醒めるのを待っていた。

次の目覚めもきっとまた、
しあわせに違いないと信じて。]**

(55) 2017/10/05(Thu) 05時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 
[握った指の体温がなじむ頃、
 体温が移った掌を緩めて薄明りに浮かぶ。

 問いかけに遅れ、髪を僅かに揺らした。>>47

 行儀よく膝を揃えて座る椅子の上、
 店主の言葉の羅列を耳孔は捉えず伏せた瞳のまま、
 透明な吐息だけを溢し、“人形”として在る。

 言葉が分からないわけではなかった。

 けれど理解してはいけないものだと理解して、
 彼の溜息に漣のような震えを返すだけ]
 

(56) 2017/10/05(Thu) 15時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 

[           ――また、棄てられる]

 

(57) 2017/10/05(Thu) 15時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 
[過る思考は刹那の疵で、
 包まれた掌にびくんと背を跳ねさせ双眸を向けた。

 琥珀に映る光景は真逆で繋がれて、>>48
 それを理解する前に、引かれて椅子から滑り下り]


 ……、…?


[遅れてやってくるはずの理解が及ばない。

 犬猫だというのなら繋がれるのも道理だとは識るけれど、
 ぺた、と素足が手引く彼を追いかけ忙しく動く程には、
 頭が素早く回らないのが現状で>>49
 

(58) 2017/10/05(Thu) 15時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 
[縋る指よりも繋がれた掌から伝播する体温に酔う。

 掛ける言葉の意味の半ばは思考から抜け落ちて、
 たった一つ理解できるものだけが残り、
 その残滓が、雪洞のようにふんわりと燈れば]

 ……

[手続きの間、繋いだ掌は離さないまま。
 主人と言い切る彼を見上げて、そっと寄り添った。

 彼が言葉にした愛玩動物らしく、
 “主人”の望むままを映す鏡のように]
  

(59) 2017/10/05(Thu) 15時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

  
 
[    動物の真似をする、微睡む子供の仕草で**]
 
 

(60) 2017/10/05(Thu) 16時頃

双生児 オスカーが参加しました。


【人】 双生児 オスカー

― 人形のみる夢 ―

[ゆらゆら揺れる夢の中


揺蕩うような羊水のごときぬるま湯で人形は夢を見る。


在りし日確かに”愛されていた”記憶。
応えることで得た喜びが遠い昔日のよう。]

(61) 2017/10/05(Thu) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

[――――その笑顔を見る為なら
           何の苦も無かった。

”彼”が喜んでくれるなら、何だってした。
様々なことを覚えていった。

その度に嬉しそうにするから従順に覚えていった。

然し。人形は所詮、自らは
”愛玩人形”でしか無かったことを知るのだ。]

(62) 2017/10/05(Thu) 16時頃

【人】 双生児 オスカー




『新しい人形を買ったんだ。』



         

(63) 2017/10/05(Thu) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

[聞き耳など立てるつもりは無かった。
用があって偶然聞いてしまったその台詞は

名高い人形師の腕をもってしても消せない記憶であった。
根付いてしまったものを人形はよく知っている。

だから目覚めたくない。
夢の中。さ迷うように愛されて幸せだった頃をずっとずっと微睡んでいたかった

例え最後が終わりの声だったとしても]

(64) 2017/10/05(Thu) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

[嗚呼。何もかも忘れていたなら


 《 どうしてこんなに憶えているのか。
   元の持ち主の手垢塗れで仕方がないんだ。 》

  

  ”また”売られることも無いだろうに――――。]*

(65) 2017/10/05(Thu) 16時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2017/10/05(Thu) 16時頃


FSM団 ミナカタが参加しました。


【人】 FSM団 ミナカタ


[――――……あぁ、何もかも夢ならばよかったのに。


そう思ったのは、一体いつだったか。

あれはそう、きっと夏の頃。
やけに青々とした景色の中。
世間話のように告げられたあの言葉。

色々なものを喪って、いらないものばかりが残って。
その時から心に、ぽっかりと穴が空いたような感覚で]

(66) 2017/10/05(Thu) 16時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ


はぁ、疲れた。
そろそろきちーな、色々と……


[とんとん、と腰を叩いてぼやきながら帰路に着く。
吸ってる煙草をケチるようにギリギリまで吸い上げて、
そのまま捨てようとしてやめる。
別に環境なんか気遣っちゃいないが、
なんとなく捨てるのは躊躇われた。

煙草をポケットの中にある携帯灰皿に突っ込んで、
ついでに家の鍵も取り出して。
およそ綺麗とは言い難い自分の部屋へと
足を踏み入れた―――のだが]

(67) 2017/10/05(Thu) 16時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

………………。
なんだ、この人形。


[少し片付けられた部屋。
恐らくは妹が勝手に上がり込んで
雑な掃除をしたのだろう。
それはいつものことだからいい。

けれど、目の前にある目隠しをされた人形。
これはいつものことじゃない。知らない。
妹が持ち込んだのか?と首を傾げるばかりである。

大して裕福でもない自分は、観用少年なんてものは知らない。
それがどんな高額で取引されているのかも、
中古なんてものがあることも。

……だから、不用意と言うには不用意すぎるほど。
何の躊躇いもなく、その目隠しを取ったのだった]*

(68) 2017/10/05(Thu) 16時半頃

【人】 留守番 ジョージ

[中古品は訳あって破格の値段であると云う。
消し去りきれない記憶の欠片と、生得的な視力の悪さがその理由であると少年自身が知る由はなく。

人懐っこくおしゃべりもする、愛玩用に誂え向きの人形は
いささか不相応の安価で目に付く入口付近に鎮座していた。

窓際の席にはレース越しの日が射し込んであたたかい。
目隠し越しに陽の光や夜の星月が見える訳では無いけれど、この特等席もしあわせな微睡みに手を貸していたかもしれない。

高さの合わない木椅子のせいで足はぷらりと浮いて
手は膝の上でお行儀の良い姿勢をとりつつ、うたた寝でもするように僅か傾いた頭は下を向いていた。

くせのある栗色の髪が、陽射しを受けて艶やかに輝く。
薄く開いた唇からは安らかな寝息でも聞こえそうだ。

身じろぎひとつない静寂と目隠しの存在を除けば
作りものとは思えない、ただの少年なのだけど。]*

(69) 2017/10/05(Thu) 16時半頃

【人】 双生児 オスカー



  [微睡みを破られる時がどんな時であるかを
             よく知っている。]


  

(70) 2017/10/05(Thu) 16時半頃

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