45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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[あれから12年。 僕はずっとあいつが大好きだ。 時々変えられていたお供えの花も、もうなくなって久しい。 はじめはニュースになったけど、今は誰も僕の事なんか覚えちゃいない。 足元のガードレールすら8年目には壊されて、僕の居場所は少し変わって近くのコンビニの屋根の上になった。 僕はただ道行く人を、毎日ひとりで見下ろすだけで。 趣味といえばその通りすがる人たちから、流行チェックをするくらい。 同じような毎日に飽き飽きしていて、そのくせあいつは、大好きだ。]
(47) 2012/03/11(Sun) 02時頃
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[なのに、どうしてさ、今頃になって、]
……。
[僕の事なんか、いっそ忘れてくれたほうが気楽だったのに。]
(48) 2012/03/11(Sun) 02時頃
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[まだ、兵役帰りの彼は笑っていたろうか。]
あ、はは。
[おんなじような乾いた、どうしようもない笑い声が口から漏れた。]
……あーあ。
[ぐるり、みんなを見渡してみた。 知らない人ばかりだった。ガードレールから8年コンビニから4年道行く人を見ていたら、どんな人でも顔を覚えるものなのだけど。 一度も見た事ない顔に、少しだけ興味が沸いた。 夢の中だけくらい現実逃避をしても、許されたい。]
あのさ。 せっかくだし自己紹介しない? このままじゃ、お姉さんだとかお兄さんだとか、ちょっと面倒だし。
[それにさ、知らない人とか、12年ぶりなんだ**]
(49) 2012/03/11(Sun) 02時頃
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[青年が恋した女性は綺麗な人で。 比べてこちらは引きこもりのような、 太い黒縁メガネにぼさぼさの髪。
最初は隣に立つのも恥ずかしかったけれど、 それでも世間並みの身だしなみをするようになったのは 彼女の隣にいたかったからだ]
(50) 2012/03/11(Sun) 02時半頃
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[お互い、友人以上のように過ごしていたけれど。 恋人というのは距離があって。 けれど、それでもいいと思っていた。 思えば、お互い悪い感情はなかった。 少なくとも自分は。
留学期間も終わって、見送りに空港まで来た時のこと 彼女はなきそうな顔で笑って言った]
「いつかまたこの国に戻るわ」 「だから、戻ってきたら」「xxxxxxxxx」
[帰国間際の言葉は、飛行機の登場を案内する放送が 肝心なところを掻き消した。 俺は聞きかえすのも憚られて、 笑ったまま、「うん」というのが精一杯だった。
あの時彼女はなんて言ったんだろう。 今となっては、知る術はない]
(51) 2012/03/11(Sun) 02時半頃
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[結婚するといっていた時期は桜が咲く時期。 結婚連絡のハガキでもきたのかと思えば
桜の花びらと届けられたのは、 彼女が死を伝える書簡。
彼女の手帳に、唯一書かれていた住所と連絡先がここだったらしい。そして、彼女の携帯の暗証番号 青年の名前だった
あの時、愛してると言えば。言えていたらもしかして*]
(52) 2012/03/11(Sun) 03時頃
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自己紹介?
[別に、この場にいる人間の名前など、どうでもよかったのだけれど。 だからといって、名を聞かれて、答えたくないという理由はない。]
ヒュー・ベイリー。
[枯れ木の根元に腰掛けたまま、やけに愛想のいい青年を見上げ、それだけ答えた。]
(53) 2012/03/11(Sun) 03時頃
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[あれは、秋の頃、だっただろうか。 勇気を出して告白した相手は、困ったような笑顔をこちらに向けていたのを覚えている。
『その答えは、この柏の葉が落ちる頃に改めて』
あの頃の私は馬鹿だ。 素直にその言葉を受け止めてしまった。 冬になる前に、答えを聞けると思い込んでしまっていた。]
柏の葉が落ちる頃――― なんて、体のいい断り文句、なのに、
(54) 2012/03/11(Sun) 03時半頃
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[柏は冬に落葉しない事を知ったのは、随分後になってから。 新芽が出た後に落ちるから、いつまで経ってもこの木から葉が無くなる事は無いのだそうで。]
馬鹿だな、私は。 あの日から、逢えない、まま―――
[本気、だった。 歳がいくつ違っていても、それでも。
ふらり歩く足を止め、空に輝く星々を悲しげに見つめる。]
私の世界には‥先生、貴方しか……
(55) 2012/03/11(Sun) 03時半頃
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[小さい頃から病弱だった。 何度も入院して、退院する度にクラスメイトは変わっていて。 学校では、激しい運動はしてはいけないと言われたし、 友達と遊ぶ事も、した事が無かった。
―――つまらない、人生。
同学年の子よりも2歳年上だった私は、高校で浮いていた。 そんな自分を唯一受け入れてくれるのは、油絵の具の匂いに包まれた、美術準備室。 その部屋に先生が居て、他の生徒が来るまでの間は、私にとっては特別だった。]
―――もう一度、会いたい、な。
(56) 2012/03/11(Sun) 03時半頃
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[空を見つめていた瞼を閉じ―――再び目を開けた時、それほど遠くない位置に、桜の樹が見えた。]
え……?
[何かがおかしい。 向かう先に桜など、さっきまでは見えていなかったのに。 振り返ってみるも、歩いてきた道は闇に飲まれてしまったようで、よく、分からない。
目の前の現実と、先ほどまでの記憶が繋がらない恐怖で、その場に*立ち尽くしてしまった*]
(57) 2012/03/11(Sun) 03時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/11(Sun) 03時半頃
ヒューは、増えた人の気配に、そちらをちらりとだけ見たが、声をかけることはせず**
2012/03/11(Sun) 04時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/03/11(Sun) 04時頃
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自己紹介?
[夢なのに名前を訊いて来るなんて、変わって居ると思った。 けれど、問われれば隠す事もしない。
だって、どうせ夢、なのだし。それなら、隠す意味も無い。]
クラリッサ。
[ギプスの男の名乗りに次いで、クラリッサもぽつりと告げた。
ヒュー・ベイリー。 ───此の夢の、登場人物達の名前。
ふぅん。**]
(58) 2012/03/11(Sun) 05時半頃
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[握った桜のはなびら。 翠を細めてそれを見たのは夢だったのだろうか。
それから、自分は何を思ったのだろう。 なぜか、この桜の元まで至った理由は思い出せない。 だって…まだ桜なんてさく時期ではないのだから、 そもこの桜が目的なわけがないのに]
(59) 2012/03/11(Sun) 08時頃
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[ふと顔を上げると、そう遠い場所でもないところに 同じように馴染めていない表情の女性>>57がいた。 不思議そうに声をかけてみた]
君は…ここの人ではない、よね?
いや、失礼。とても不思議そう…というより、 馴染めてなさそうだったから。 何かあったのかなって。
[おせっかいでごめんね?元々遅いと評判の喋り方。 ゆるゆるとした空気は、そう人に警戒されることはなかったけれど]
俺もなぜかここにいたんだよ。 おかしな話だよね。
(60) 2012/03/11(Sun) 08時半頃
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あ、急にごめん。…俺はベネットっていうんだよ。
[相手の名前は問わなかった。それは任せる主義。 ふと見た掌には、いつのまにか一枚の桜。 薄紅をうつしこむ翠は、春の色*]
(61) 2012/03/11(Sun) 09時頃
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[其処に集まった面々の様に桜に触れる事は無く、ただ月光色の花弁へと冷たい印象を与える瞳を向けている。 気付けば、またひとりふたり、桜の周りに人が増えた様だった。 肩にかけたショルダーバッグの中から携帯灰皿を取り出すと、吸い殻をねじ込んだ。]
ヨーランダ。
[声は、低く涼やかだ。]
(62) 2012/03/11(Sun) 09時頃
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[名を聞いても良いか、そう問われたのは二度目に会った時。 貸し出しカウンターに彼が置いた数冊の本は児童文学。 少々の驚きと共に、子供の為に借りるのだろうかと、名を問われた事と併せて怪訝そうな瞳で男を見上げた。
名前なら、とシャツの胸に付けられたバッジを指で彼に見える様に上に向けた。 返ってきたのは、苦笑混じりの笑み。 深い群青の瞳が細まれば、日に焼けた目尻の肌に皺が入った。
姓では無く、名を聞きたいのだと言う。 今度は、彼女の白い眉間に皺が入った。]
(63) 2012/03/11(Sun) 09時半頃
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[ゆるりと踵を返し、近くの木の幹に背を凭れる様に腰を下ろした。 バッグの中から取り出したのは、さして厚くも無い一冊の本。
白く長い指は、日に焼けた本のページをめくる。 一年の月をめぐる旅、四月の章で指は止まる。 薄いレンズ越しに、薄青の瞳は児童文学特有の柔らかな文体の文字をなぞる。]
(64) 2012/03/11(Sun) 10時半頃
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[海辺のホテルの一室で、最後に彼と別れてから桜の花は幾度咲いただろう。 海外へ拠点を移すから、一緒について来て欲しいと言う彼に、彼女は首を振った。 身体に障害のある母を置いては、ゆけなかった。
彼女は、自分の事をあまり話さない。 それは、彼に対しても同じ事。
話せば、彼の枷になるだろうと。 そう思い、ただ首を振るに止めた。]
(65) 2012/03/11(Sun) 10時半頃
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[最後に彼の名を聞いたのは、仕事に出勤する前に見た朝のニュース。 戦場付近にいたカメラマンが流れ弾に当たって死亡したという。
その時に、何を思い、感じたのかは全く記憶に残っておらず。
ただ、どうしたのかと問う母に、何でも無いと一言返事し食器を片付けた事だけは鮮明に憶えている。]
(66) 2012/03/11(Sun) 11時頃
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[薄青の瞳が、ほんの一瞬兵役から帰ってきたという男へと向けられるが、すぐにそれは本のページへと戻されて。
夜風に運ばれた花びらが、白い肩にはりつく。
本にかかれた桜の記述、その内容を思えば薄く息を吐いた。**]
(67) 2012/03/11(Sun) 11時頃
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==========お知らせ==========
お集まり下さいました皆さん、どうもアリガトウ御座います。
この村は、人数に関わらず、本日24時(12日0時)に、スタートさせていただきます。
ルールは、今のところ「更新直後に転声で[[who ]]を二度振り、吊り襲撃を決定する」の予定です。
質問等ございましたら、お気軽にどうぞです。
(#5) 2012/03/11(Sun) 15時半頃
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[震える腕を押さえるように、二の腕の辺りにぎゅっと力を込める。
竦んで動けずにいたら、>>60誰かに話しかけられた。 最初少しだけ後ずさってしまったが、彼の纏う雰囲気が優しいものであると気付き、言葉を紡ごうとする]
あ……、あの… …き、気付いたら、道に迷って、いて……
ここは――‥
(68) 2012/03/11(Sun) 17時半頃
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[どこなのかと尋ねようとしたら、"俺もなぜかここに"と言われてしまった。]
…怖くは、ありませんか…?
[ぽつりと口にしてから、これでは自分が怖がりだと告白してしまったようで、思わず視線を逸らしてしまった。
>>61会話の途中で相手が名乗ったのを聞いて、顔を上げる。]
あ…、私はエリアスと言います。
(69) 2012/03/11(Sun) 17時半頃
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[こうして1対1で自己紹介する場面など、そう多くは体験してきていない。 どことなく、はにかむ様な笑顔を見せつつ。
ふと桜の樹の元に目をやれば、数人がそこに集まっている事に気付いた。]
…あの人達も、私達と同じ、なのかな。 なんだか、皆、あの樹に寄せられている…みたい…。
(70) 2012/03/11(Sun) 17時半頃
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エリアスは、右腕を負傷している男性が、こちらを数瞬見ていた事には気付かなかった**
2012/03/11(Sun) 17時半頃
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[軽くなった髪を風が撫ぜる。 少し寒い。 失恋で髪を切る、なんて。実際にする人なんていないと思っていたのに。]
あの時、きちんと告白していたら。 何か、変わったのかな……。
[風に乗った桜の花びらが、短く切った髪につく。 あの人に会ったのは、やはりこんな桜が咲いている時期で。]
(71) 2012/03/11(Sun) 22時頃
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……え?桜?
[確か先程まで自宅へと帰る途中の公園にいたはずなのに、気づけば見知らぬ場所にいる。 驚いて辺りを見渡せば、他にも何人かの姿が見えたか。 恐る恐る傍へと向かう。]
(72) 2012/03/11(Sun) 22時頃
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そうですか。
…確かに、少し怖いです。 だって桜の下には……
[薄紅色は儚さを変えず。 桜の下には死体がある。 そういう話を聞いたことがあるけれど、 ふと息を吐いて言葉を止める]
あ、失礼。 エリアスさん。教えてくれてありがとう。
…桜って、本当はとても短命なんだそうですよ。 でも、桜の下で遊ぶ人達がいるから。 幸せな空気をすって、長生きするんだそうです。
(73) 2012/03/11(Sun) 22時頃
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