279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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ああ、見えた。 コータは取り憑かれておったよ
[ トルドヴィンの問い>>12には簡潔に答えた ]
…、そんなっ
[ その落ち着きが崩れたのはトルドヴィンが次の言葉を発した時>>13
覚悟はしていた筈だった 安全な場所などどこにもない船内において、自分が助かったのならば、他の誰かが犠牲になっている、と。
それでも知らせを聞けば冷静にはいられなくて ]
(23) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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…見てくる。
[ このまま部屋にいたら、冷静に事実を告げる口調>>13に嫌悪感を抱いてしまいそうだった
彼の言うことは、どこまでも正しい。事態は逼迫している。 頭の中の冷静な部分ではそれを理解していたけれども、哀しみに揺れる感情はそれを受け入れることを拒んでいた。
ミタシュの震える身体>>20を見て慰めたいと願うけれども、それだけの心の余裕を持てないままに ]
来るか?
[ ミタシュに掛けたのは不器用な言葉だった
談話室の誰かが来るなら共に、誰も名乗りを上げないなら一人で、ヘリンの部屋を目指しただろう* ]
(24) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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――談話室――
[シルク少年との約束通り、チャージを終えて談話室に集う。 ワクラバ氏、トルドヴィン氏が先にいて、シルク少年と共にいた。 追ってアーサー氏、ミタシュ嬢、と集う。
なれば、不在なのは。]
なぜ。 なぜ、でしょう。
昨日のヘリン女史の言動に、何か宇宙クラゲの不都合となることがあったのでしょうか。
(25) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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[トルドヴィン氏が、ヘリン女史の不在の理由を口にする。 推論の裏付けがされた。]
今日発見できなければ、全滅。 何か、発見の手段はありますでしょうか。
(26) 2020/09/01(Tue) 21時半頃
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…猫さんの目には、ほんとに見えるんだね。
[なんで、なんて理屈は知らないけど。>>23 見えるというなら、そうなんだろう。でも、]
でも、……ど、して? どうして、生きているうちは 見えないの。 見えれば、見えていればお姉さんだって……ッ!!
(27) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[八つ当たりだ。 そんなこと、床に向かって叫んだ瞬間に知れた。 どれだけ嘆いても、涙は零れ落ちないままに。
声>>24がかかれば、ひどい顔を向けただろう。 涙ひとつ流れてない、なのに泣きはらしたかのような顔を。]
わた、わたし、は──…
[はく。と、口を動かす。 うまく言葉が出てこないまま、息をする動作を繰り返した。
やがて、こくんと頷く。 ひょっとしたら、嫌がられたかもしれないけど。]
(28) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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う ん。
[それでも、返したのは自分の意志で。 以前のように猫さんに手を差し出すこともなく、とぼとぼと 小さな足取りと共にヘリンお姉さんの部屋へ向かう。]
(29) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[部屋に向かう途中、小さな背中にだけ聞こえる音量の言葉を紡いだ。 視線は足元を見つめたまま。 そうしてないと、足が止まってしまいそうで。…このまま、投げ出したくなりそうで。そうならないよう、歩みを進める。]
ねえ、猫さん。 猫さん、……は 、
[問いかけた、声が途切れた。 何を問おうとしてるのだろう。彼の夢。>>3:211 素敵だと思ったなんて、今、言っても仕方ないのに。]
(30) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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……あと、ふたり。 誰だと、おもう?
[だから声にしたのは。 夢ではなく、無残な現実への問いかけだった。*]
(31) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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― 談話室 ―
[ 触れたトルドウィン>>12の肩は、以前支えてもらった腕と同じく黒い外殻に覆われていたか。 合わせた目から視線を落とし、指の先をじいと見つめた。]
うん 。
[ 方向を変える為に、触れた指へ軽く力を込める。 以前の様子なら問題ないと思うが、もし何らかの影響を与えてしまったなら謝罪の声だけが後ろに残った。
それから、身体はワクラバの元へ。 ほとんど同じ動きを繰り返す。]
(32) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[ モナリザ>>25が現れて、アーサー>>11がやって来て、ミタシュ>>18の姿が見えて。さん、しぃ、ご。 二日前まで両手の指を駆使していたのに、もう片手に収まりそうな命の数を実感する。 一向に姿の見えないひとりへ予感めいた何かを感じながら、アーサーの語るコータの旅立ちに耳を傾けた。]
みた しゅ。
[ ミタシュが尋ねたのは、器に眠るスプスプイらとは異なる夜を過ごしたスプスプイたちのことだろう。 昨晩、一緒にと願った声>>16に迷うことなく頷いた。 最初はみんな連れて行ってもらおうとしたのだが、主人のいないコーヒーへ視線を落とし、半数のスプスプイには談話室で休んでもらうことにした。
ひとりは、さみしい。 その半数が、この器のベッドに収まる赤灰色だ。]
(33) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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それな ら、 みんな いっしょ が いい、か も。 みん な みたしゅ と、 いっ、しょ 。
[ 一晩経ったコーヒーは、さすがにテーブルへ置いておくままという訳にもいかないから、と。 器に入った子たちとの合流を求め、指先で示す。]
かた ち。 …… から 、だ ? ほうって おかれ るの 、 きっと さみし、 い。
[ 青色洗剤を知らない己には、これは最初からずっとスプスプイの死体なのだ。 いつかの小さな呟き>>14よりずっと温度のある声の主へ、横たわる亡骸を預けようとした。]
(34) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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アーサー氏。 私も同行してよろしいでしょうか。
[ミタシュ嬢を伴ってヘリン女史の部屋へ向かおうとするところに、すい、と脚部ホイールを回転させる。]
私は宇宙クラゲを探す手がかりを求めています。 彼女のもとに、なにか痕跡がある可能性を考えます。
(35) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[何故アーサーは生きているクラゲのことを感知できないか、については答えを持たない。 元助手が宇宙クラゲに寄生されていたという過去も、時にこの世ならざるものですら猫が感知できるということも、"生きているもの"を感知できないことの理由ではない。 故に、ヒューマノイドは感情に揺れ動く幼気な少女のことを見ているしかできなかった。
それも、動向を申し出た理由の一つかもしれない。 ミタシュ嬢をこのままにしておくことは、"隣人"たるヒューマノイドのAIが許せないのだ。]
(36) 2020/09/01(Tue) 22時半頃
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[ トルドウィン>>13が口を開いたのは、皆が――少なくとも彼にとっての皆が集まってからだった。 淡々と告げられる報告に似た言葉たちに、複数>>20>>23の悲鳴が上がる。]
……。
[ 唇の奥からは、何の音も出て来なかった。眦から流れるものもない。 きっとヘリンならまた隠し切れずに泣いてくれるかもしれないけれど、その彼女はきっともう何処にもいない。
死体を見た者>>2:142がいた。しかし通路も部屋も、己が訪れた場所はすべて綺麗なままだった。 ヘリンの部屋に清掃用ロボットが入ったのなら、彼女の部屋も綺麗に整えられたのだろう。目を伏せる。]
……。
[ しかし、アーサー>>24の提案を否定することはなかった。 ミタシュ>>28>>29が泣きそうな顔で頷いたのも止めなかった。]
ここ ろ、 は、 ……。
[ 何も、言わなかった。]
(37) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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……そうか。
[アーサーから返ってきた簡潔な答え>>23に目を閉じて。 彼を詰る少女の言葉>>27に、目を開けた。僅かに触角が揺れる。]
……。
[見てくる>>24、と声を発したアーサーを止めることはしなかった。 ミタシュがついていくのを見て、組んでいた腕をほどきかけたが、後を追うのはやめた。そのまま、壁に背を預ける。]
(38) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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─ 談話室にて ─
一緒に…ぜんぶ? いい、…の?
[薄荷さんの全部を一緒に、と。>>34 言ってくれたシルクさんに返すわたしの声に、少しの戸惑いが乗った。いいの?と、睫越しに見上げれば、宇宙服越しの静かなまなざし。]
いっしょに、いるの。 わたしで…、いいの?
[再度聞き直して、それでも彼か彼女が頷いてくれるなら、わたしは全部の薄荷さんを包んで胸元に大切に仕舞いこんだ。 赤く色が変わって、枯れ果ててしまった青石洗剤。かつては何の躊躇いもなく使い捨ててしまっていた、彼らの亡骸。いまは大切な、隣人のヒトの証だ。]
(39) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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[わたしが猫さんとヘリンお姉さんの部屋を訪ねるのに、モナリザさんも一緒に来てくれるみたいだった。 わたしとおなじ、機械の身体のヒト。
辺境出身のわたしにとって、ヒューマノイドという概念はなじみが薄い。 厳密に言えば、モナリザさんはヒドではないのかも知れない。でも、ヒトだった。
少なくともこの場において、わたしにとって彼女はヒトに違いない。その思いの裡>>36までは見透かせないにせよ。]
(40) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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[ 次いでモナリザ>>35も同行を申し出る。 彼女の言い分は最もだった。 トルドウィン>>13が語った報告、その最後の言葉はきっと全員理解しているだろう。
パイセンが襲われて、ソラに会えなくなって。残り9人。 スプスプイが赤灰色になって、 コータが果てのない旅に出て。残り7人。 ヘリンが何処にもいないのなら、残り6人。
クラゲはあと2体。夜ごとに1人消えていく今が続くなら、今日は最後になるかもしれない日だ。
それなのに、情報も指針も残されていない。 ただ過ぎ行く時を無為に過ごすくらいなら、一欠片でも何かが残っている可能性に賭ける方がよっぽどいい。
故に、制止の言葉は今度も出て来ない。]
(41) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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ああ、見える。 吾輩にも理屈は分からないけれど、確かにな。
[ 少女の大きな耳>>27に向かって静かに答えた ]
… …… …………。
[ " ごめんなぁ "
泣きはらしたような顔>>28に困ったような笑みを向けた
" どうして生きている間は見えないのか " 自分でも分からない。推論を語ることは出来るけれども彼女が求めているのは、きっとそれじゃない。
長い沈黙の末に悲痛な叫びが落ちた床に投げ出したのは何の慰めにもならない陳腐な言葉でしかなかった ]
(42) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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では、行こうか
[ ミタシュ>>29とモナリザに>>35声を掛けた 前を立ってトコトコと。
二人との距離は、きっと、少しだけ遠い ]
(43) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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、なんだね。
[ 途切れた言葉の先>>30を知らない。何だか顔を見上げるのが怖くて歩みを止めぬまま ]
…。分からない。 この後に及んで、情が邪魔をする
[ 莫迦だよな。自嘲的に笑った 信じる、と伝えた者が居る。 その内一人は命を散らす事で、奇しくも 信頼が正しかった事を証明してしまった
信じる人。信じられない人。 ピースはまだ埋まらない ]
お前さんは?
[ 問いかけた *]
(44) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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いって 、らっ しゃ、 い。
ぼく は、 のこる …… よ。 あしで まとい、 になる、 し、
[ 己の足元を見下ろす。地からずっと高い位置にある足先は未だ安定せず、厚く覆われた装備の下、萎びて小さな形があるだけだ。片方に至っては気体から変われてもいない。 きっと今すぐにでも駆けて行きたいくらいのはずだ。 首を横に振る。]
だ、 から、 かえって きて、 ね。 おしえ、 て。
みんな が、 みた、 へりん、 の こと。 これから のため、 の 、 なに か。
ぼく も しりた、 い。 …… まって、 る。 から。
[ コーヒーでも入れて。と言おうとした口は、アーサーの小さな背中を思い出して閉じられた。]
(45) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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[ トルドウィン>>38の腕が一瞬浮いて、再び閉ざされる。 旅立つ3つ、あるいは4つの背を見送ってから、トルドウィンへと視線を向けた。]
…… みつ 。 もっ て、 る ?
[ 一言、ヘリンが絶賛した甘いそれの在り処を尋ねた。]
(46) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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わからない。 思い当たるようなことは、特にないが。
[ヒューマノイドの問いかけ>>25には、ゆるく首を振った。少なくとも彼女はアーサーのように、何かを知る能力があるというようなことは、言っていなかった。]
発見の手段、か。 わたしは、スプスプイがまだ何かを教えてくれる気がしているんだがな。
[息絶えたスプスプイの分隊と、本隊。今は全てミタシュが胸元に持っている彼らの亡骸。 それらを指して、男はそう呟いた。]
(47) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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[蜜を持っているか>>46、と問われれば目を瞬いて、頷く。]
ああ。
[ポーチから濃い琥珀色のチューブを何本か出して、シルクに差し出した。]
どうぞ。好きなだけ。
(48) 2020/09/01(Tue) 23時頃
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トルドヴィンは、自分も一本、蜜チューブを開けて舐めている。
2020/09/01(Tue) 23時半頃
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情。とは、どういうことでしょうか。 となたもクラゲだと思いたくない、ということでしょうか。 あるいは、どなたか特定の方を外して考えているということでしょうか。
[ヒューマノイドは、感情に関する認知が少ない。 どうしても推測しきらない項目が多くなり、質問が生まれる。]
残り6名から、あと2名。 確率論だけで言えば、3名で行動している今、ここに1体はいてもおかしくありません。 ですが、私にはおふた方のどちらかが宇宙クラゲと考える材料がありません。
情とは、こういうことなのでしょうか。
(49) 2020/09/01(Tue) 23時半頃
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― 少し前:談話室 ―
ぜんぶ 、 が いい 、よ。
[ ミタシュ>>39の問いには短く答えた。 もう一度近い言葉が繰り返されるから、フェイスカバーの奥、頷いて見せる。宙に浮く髪が海藻みたいに踊った。]
…… ? あの、 ね。
[ 不思議そうな顔をした。それから、緩慢な手招きを。 小柄な彼女と屈めない己では距離は完全に縮まらなくて、結局言葉はすべて空気に溢れてしまった。]
いい、 よ。
[ そうしてスプスプイの形は、ミタシュの胸元へ宿る。]*
(50) 2020/09/01(Tue) 23時半頃
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ありが 、とう。
[ トルドウィン>>48のポーチから次々と琥珀色が現れた。 ぷしゅぷしゅ。ゴロゴロ。頼りない音を立て、前進する。 チューブに手が届く段階で何度目かの腕を借りようと手を伸ばし、それが叶ったなら腕一本分の距離を残して浮き止まった。]
ひと しぼり、 で いい、 の。 こーひー に、 いれよう と おもっ て。
[ 淹れるのが上手だったコータも、目の覚めるような味を提供してくれたヘリンも、皆の為にと準備してくれたミタシュもいない。 五度目のコーヒーは、分厚く覆われた己が手で危なっかしく淹れられた。]
(51) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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とる どいん 、 も のむ ……?
[ 念の為という様子で尋ねた。 ワクラバの姿があったなら、彼にも同様に。 望まれた数だけ出来上がったカップは、淵にところどころ茶色い染みができている。]
……。
[ 己の分には借りた琥珀色を一絞り垂らして、深い色に混じって見えなくなるのを暫く眺めていた。]
(52) 2020/09/02(Wed) 00時頃
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