88 めざせリア充村3
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ぅ……わ、ッ !?
[クッキーと珈琲(?)と会話に集中していたせいで、 背後から忍び寄るヤニクと、その不穏な企みには、 まったく気付かなかった。
突然、後ろからかけられた声に、 間抜けな声を上げてビクリと肩を竦め。
その瞬間、 パシ パシッ ッ と小さな光が指先から溢れ、 辺りに散った。
能力の自制は不得意ではないが、 驚くたびに微細な電気を放出してしまうあたり 俺もまだまだ未熟だ。]
(410) 2013/06/24(Mon) 22時頃
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ぁー……悪い。痛かったよな?
[電雷の名残を払うように拳を握って解いて。 ゆっくりと、ヤニクとナユタの方を振り返る。 それはもう作り物めいた満面の笑顔で。
そして立ち上がり、息を呑んだヤニクに近寄り、]
痛いよな?撫でてやるからこっち来い。
[伸ばした腕でヤニクを捕まえ、 放電する掌で撫で回し 全身に淡い電気刺激を与えようと。 中庭でしたように。
本音を言えば股間掴んで そこにジワッとむず痒い程度の電気を… と考えもしたし、実際試みようともしたが。 さすがに逃げられるだろうか。]
(416) 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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[モニカとソフィアは厨房へと避難済で、 女の子の目を気にする必要も無い。
自らの身体を抱き電流に耐えるヤニクを抱き寄せて 躊躇なく股間を掴んでやった。 抗議の声は聞き入れずに。
そこにごくごく淡い電気を流すと適当な刺激になって なかなかどうして悪くない状態になるというのは 俺自身が試して実証済み。]
ごめんなさいって言わねえと、 このまま天国まで連れてっちまうぞ。
[悪ふざけの脅しは通じるだろうか。]
(431) 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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[気にする気なんてまったくなかった。
食堂の出入り口からも厨房からも、 俺がヤニクの何処を掴んで何をしているのかは 詳細には見えないように位置調整も完璧だ。 完璧だと信じたい。]
正気に決まってんだろ? ほら、ごめんなさいは?
[睨められても怯むことは無く。 ヤニクが降参するまで、 敏感な箇所への電気マッサージは続けられた。]
(457) 2013/06/24(Mon) 23時半頃
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ふ、…っは、 よくできました。いい子だな、ヤニク。
[小声でのやり取りを経て、 ようやく悪戯を仕掛けていた手を解く。
腕から逃してやったヤニクはどんな顔をしているのか。 笑みの浮かぶ顔を彼へと向けて、 その目元や表情を具に見つめてやる。]
(458) 2013/06/24(Mon) 23時半頃
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[怒鳴られ罵られても、 赤くなった顔と震える手では迫力が足りない。 思わず笑いそうになるものの、 これ以上怒らせるのも可哀想だと口元を手で覆い なんとか零れそうになる笑いを堪える。
口へ当てた手が、 先程ヤニクにあれこれしていた右手なのは 右が利き手なのだから仕方がない事。]
悪かったって。そう言うなよ。 ほら、仲直りするぞ。仲直り。
[おもしろがって、 じりじりとヤニクへと歩み寄りつつ。]
(470) 2013/06/24(Mon) 23時半頃
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[じりじり追い詰めたけれども、 ヤニクは安全圏へと逃げこんでしまった。 残念だ、と、さして残念そうでもなく笑って。]
俺も水欲しい。…って言っても、 雨も洪水も湿気も要らないからな。 コップ一杯分で。
[ヤニクに続いて厨房へと声をかけ、 ついでに水と言えば…なナユタに冗談も投げておく。]
(478) 2013/06/25(Tue) 00時頃
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