人狼議事


52 星に願いを 〜史上最低の性転換事件〜

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キャロライナは、そのまま庭の方へと足を向けた

polpo 2012/06/27(Wed) 03時半頃


【人】 馬飼い キャロライナ

─ 星を目指し ─

[宴会場の喧噪が完全に耳から消えたあたりだっただろうか?
あたしの足は徐々に速まっていく。
クラリッサの前で見せていた余裕などかなぐり捨てる。

ううん……余裕なんて初めからありはしなかった。、
いつしか駆けるように
── 逃げるように

あたしは走っていた]

(173) polpo 2012/06/28(Thu) 08時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

 ぁ……

[けつまずき、前のめりになった途端、視界が変わる。
無機質で、それでいて温もりの残り香が漂う回廊を抜け
今、あたしを包むのは仄暗き夜色の壁と虫たちの微かな囀り。

静かな……静かな夜だった。
昼の太陽の下、彼女を待ちながら眺めた木漏れ日の観劇は今はなく、
さながら華やいだお祭りが終わり、全ての熱が引いていくような世界。
静まる世界に 沈む心
闇に溶けていく記憶の欠片]

(174) polpo 2012/06/28(Thu) 08時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

[── 星に願いを と 子供の頃一度は聞いたフレーズが脳裏を走る。
数多の星々の瞬きは 願いを受けるシグナルで
想いを受けて流るる光が流星となる。

この一夜にも満たない不可思議な狂騒も、誰かの願いだったのだろうか?
この締め付けられる想いも誰かの願いだったのだろうか?]

(175) polpo 2012/06/28(Thu) 08時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

 あたしが あたしも望んだことなんだ。

[変わらぬ時を願いながらも
心のどこかで、あの柔らかく優しい花に抱かれたいと思っていた。
同時にどこかで、預け続けた背中から離れなければならぬと思っていた。

交錯した想いは日常を非日常にねじ曲げて、迷宮のように複雑にして
けれど星は、そんな錯綜し歪んだ願いを叶えながら
導を照らしていたんだ]

(176) polpo 2012/06/28(Thu) 08時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

 そう……変わらない
 終わっていない
 これからも続くんだ。

[あたしが彷徨い出でるように、一歩踏み込めば、
庭に植えられた観葉植物達が、風のタクトに合わせ一斉に歌い出す。
夜が──踊る。

華やいだ祭りも、巡る世界も何も終わっていない。
消えていない。続いている。

夜が去れば日は昇る。
町内会の面々、光る眼鏡、輝く頭皮……きっと何も変わらない。
彼女の陽光が如く降り注ぐ微笑みも、あたしに届くだろう。
一層の艶を纏って]

(177) polpo 2012/06/28(Thu) 08時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

 お祝いも…考えなきゃかな?

[その後の顛末は知る由もない。けれど確信していた。
きっと二人はうまくいく。託した想いを受けずとも
より強く より高く結ばれていくだろう。
とてもとても喜ばしいことだ。

あたしは 祝福する 祝福する
 花咲く園を祝福する

あたしを 喝采せよ 喝采せよ
 次なる空へ躍り出て]

(178) polpo 2012/06/28(Thu) 08時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

 がんばんなきゃだよね。
 君も…… あたしも

[祝福を胸に 飛翔を背に
見上げた夜空は、きっと見たことが無いほどに綺麗だったことだろう。

残念ながら、未だ頬を伝い降り続ける熱い雨が
そんな素敵な夜空を、今は隠してしまっていたのだけど。

その雨も やがては止み、夜露となって消えていく] **

(179) polpo 2012/06/28(Thu) 08時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

[熱い雨が眼を赤く染め
忍ぶ嗚咽が、夜の風に溶けていく]

 ……!!

[あたしを呼ぶ声に、思わず小さく悲鳴が出そうになる。
息をのむ音がやけに大きく体中に響く]

 え……あ……ザックさん?
 ど、どうしたの? お散歩?

[取り繕うようにはにかんでから、眼を腫らしているであろうことに赤面し、視線をはずしてしまう]

(183) polpo 2012/06/28(Thu) 22時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

あ、あはは……そういえば昼間もここで会ったね。
鯉ちゃんたちもあたしより、ザックさんの方になついてる見たい。あたしにはあんまり寄ってきてくれなかったんだよ。

あ、あのね……昼間はごめんなさい。
あたし、きっとザックさんの領域にずかずか入っちゃってた。

ごめんなさい。

[普段の勝ち気はなりを潜める。
何かあっただろうと問われれば、寂しそうに笑いながら]

ん……あたしは何もないの。
何もない、何もなかったから……

なにかあったのはあたしじゃないの。

[自分でも何を言ってるのかわからない。
それが無性に悲しい]

(186) polpo 2012/06/28(Thu) 23時頃

【人】 馬飼い キャロライナ

そっか……女の子になってたか……

あたしも、あの時は男の子だったからかな。
そこまでわからなかった。
わかろうとしなかった……

だけど…今ならちょっとだけわかるかも知れないね。
あたしは今……一応女だからさ。

[あのとき、今のあたしなら……少しは彼女の支えになれたのだろうか?
もはや、無意味な自責の念が押し寄せる]

 そだね……何かはあったよ。
 ねえ、ザックさん…あたしの髪は……変…かな?

[何があったか……流石にすぐそれを語る気にはなれなかった。
代わりに少し考えるようにして首をかしげた後、眼を細め彼を見据えた]

(189) polpo 2012/06/28(Thu) 23時頃

【人】 馬飼い キャロライナ

 あはは、うん……そうだね。
 それは名案だよ。ザックさん。

 気分…そうね。新しいあたしになるために。

 ザックさんならどんなあたしにしてくれるのかな?
 どんなあたしを描いてくれるのかな?

[髪を切りたいと言えば、きっとその意味をわかるだろうと、持ちかけようとした話。
それを先に綺麗に切り返された。

わかっていて、あえて言わせなかったのかもしれない。
事実はどうだったかわからない。けれど、彼の細やかな配慮に、今まで緊張していた心が少し和らいだ気がした]

 じゃ、おねがいしよっかな!

[努めて明るく告げて笑って見せた後、あたしは勢いよく髪を結ぶリボンをほどく。
一つの区切りを自らに告げるかのように]

(192) polpo 2012/06/28(Thu) 23時半頃

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