264 ナラティブの林
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─個室E─ [談話室の前にまだキョウスケさんはいただろうか。 巽さんの部屋はいつでも大して鍵がかかっていない。 そんなことを禎光さんがいつか話していたような気がする。
遠慮がちのノック音の後、おそるおそるドアノブを捻る。 日中の光をいっぱいに浴びたカーテンが淡く 明るく室内を照らす程度、仄かに暗い部屋の中で 深々と眠りに落ちている……と思ったけど]
あれ、いない。
[終わったので、呼びに、と思ったがいないようで]
もう起きたのか。早いなぁ。
[いないと分かれば部屋の中までは入らず、そのまま部屋を後に]
(163) 2019/04/28(Sun) 17時半頃
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─→談話スペース─
あ、キョウスケさん、こんにちはー。 今日はここでまったりしてるんですか? さっきは禎光さんと話してましたよね。
[いいですか、と声を掛けていいと言われれば横に座り スマホ片手のキョウスケさんに]
あ、もしかして温泉探してました?
[と見当はずれの問いかけを投げる]
(165) 2019/04/28(Sun) 19時頃
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[モンドさんとの“散髪”ついでの談話。話は巽さんの話題に移る。]
そうですねぇー……連休前は花見終わった頃から既に 疲れてそうでしたし……。
[巽さんの疲労に関しては、自らも心配を寄せるが]
でも、巽さんも深く考えないで、って言ってましたし かえって気を遣わせちゃうんじゃないですかー? 次に会った時に、ありがとう、でいいと思いますけど〜。
[お礼、と繰り返し言うモンドさんは本当に優しい人なんだなあ、とも。そんなに髪を早く切りたかったんだなあ、とも。 自らをプロと言ってくれるモンドさんに照れくさそうな声で続ける>>158]
そんなそんな……、日々勉強だと思ってるんで…… それに職業柄、人の髪の毛伸びてると気になっちゃうんで エゴみたいなもんですよー でも、モンドさんのお気持ちはありがたくいただきます。
[お礼の内容を聞いて、驚いた様子のモンドさんを横目に箒で掃いて。]
(166) 2019/04/28(Sun) 19時頃
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そうですー、僭越ながら俺もお手伝いできたらな〜って。 あ、でも、無理に急がなくていいですからね! 快諾してもらえてよかった。 じゃ、その時はいつでも、言ってくださいね
[楽しそうに会話してた男の口が止まり、しばしの沈黙に>>159 手を止めて、そちらを仰ぐ。]
……?────ふふふ、任せてください!
[説得力があるのだろう>>160、そう言う男の真意に気付くこともなく頼られることに自然と笑みが零れる。 「お疲れ様でしたぁー」と愛想よく掛けた声に、一瞬視線が外されて、そこに間が生まれる。違和感がゆらりと湧くのもその一瞬で、少し目線をあげると何度目か目を合わせ]
いえいえー、こんなことでよければいつでも。 ……「でも」?
[真剣な眼差しで囁く言葉>>161にドキリと心臓を掴まれた思いがした]
(167) 2019/04/28(Sun) 19時頃
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え……、俺が……。 [藪から棒の言葉に、瞠るように相手を見ると、大振りの仕草に冗談と揶揄するから、その言葉に気を許して安堵の表情を浮かべ]
な、なんだ……冗談か……。 わかりました。誰にも言いません。 ……あ、俺のことも内緒にしてください、ね!
[と、そういうところをモンドさんが言うと思わないけれど、互いの秘密を再確認するように。]
お仕事……頑張ってきてくださいね!
[そんな風に声を掛けて、立ち去る背を見送り、自らは一旦、片づけへ。続けて行う時も、一度は全部綺麗にしてからやるのが男のポリシーである*]
(168) 2019/04/28(Sun) 19時半頃
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[キョウスケさんは俺にとって、ミステリアスなお兄さん。 そんなに年は変わらないはずなのに、キョウスケさんの 意味深そうな微笑みとか余裕を感じる言葉とかなんと言うか すごく憧れている。 俺も来年くらいには、キョウスケさんのように、と彼と出会って 常に思っているのはここだけの秘密]
いつかみんなで休み合わせて温泉に行きたいですよねぇー。 その時は俺、荷物持ちでもなんでもしますんで!
[そんな憧れのキョウスケさんが自分と同じように寂しさを抱えているなんて露も思わず。呑気にそんな風に話を続けた]
(180) 2019/04/28(Sun) 22時半頃
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