人狼議事


105 CLUB【_Ground】

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地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 03時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 03時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

 切欠なんぞ、たいしたこっちゃなくてな。
 単純に人と付き合うのが苦手で、頭動かすのは得意だからこの職に就いた。
 十八で入って二年働いて、初めて製作に携わる事になって。
 つっても、勿論今ほど重役じゃなかったけどな。

[その頃は若く、自分の見えている世界が全てで。
ただ目の前の今日を、明日を、生きていた。]

 アイツが生まれた時は、そりゃあ、嬉しくてな。

[忘れるはずがない、柔らかな雪が舞い落ちる夜。
神の祝福を受けて“生まれた”のだと思うほど。]

 一番下っ端だった俺が、世話係に就いた。

(@94) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 この“仕事”がどういうモンなのか、全然わかってなかったんだろうな。

[こうして冷酷で在る現在(いま)は、過去のそれ故に。
虎にも、フェネックにも、ティーにも、サミュにも。
他にも、誰にも落とした冷たい雨音。]

 俺も、アイツも、すぐに惹かれあった。
 “世話”なんぞしてると、そうなっちまうのかもしんねぇ。
 若い所員にはよく在る詰まらん話だ。

[最初は警戒していた兎が、徐々に慣れ。
男に甘えるようになり、寂しくなれば呼び、詩を詠い。
男もすぐに足を向け、小さな体を抱き締め、絵本を読み聞かせ。
目隠しを外したい衝動を何度抑えたか。
体を重ねたい欲求を何度慰めたか。]

(@95) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ――――愛してたよ。

[目を閉じなくても、耳を塞がなくても、すぐそこにまだ残る感触。
部下の小さな声(>>@98)に、重なったのは偶然か。]

 揃いのロケットなんて買って、こっそり渡したりしてな。
 “いつか”一緒に写真をとって、お互いで持とうなんて
 下らん未来を、叶えられると信じてた。

[減俸もペナルティも、研究所を追い出されても構わなかった。
二人で並んでいけるなら、歩んでいけるなら。]

 それが“愛”だと信じてた。

[その愛(プロセス)は、かくも脆く。
“いつか”なんて曖昧なもの、いつまで待っても訪れる事はない。]

(@101) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 まあ、愛らしい顔だったから。
 アイツに買い手が着くのは遅くなかった。
 出荷されてすぐに成約になった、飼い主の顔なんざ覚えてねぇが。

[一度珈琲に視線を落とす。
兎の顔は忘れずとも、飼い主になった男の顔は思い出せない。]

 世話係として、立ち会いが決まった。
 俺はその場をぶち壊して、奪って逃げようとも思ってた
 ……その頃は、若かったからな。

[そう、もう二〇年も経ってしまった。
それほどの若さも、眩しさも、真っ直ぐさも、“数週間前(いま)”の男にはなく。]

 アイツもものすごく嫌がってた。
 でも、それは決定事項で、どうしようもない事だ。
 お前なら、わかるだろ?

[赤い羽根の記憶、深層で触れた男とサミュの似た部分。]

(@102) 2013/12/22(Sun) 04時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 普段泣くようなヤツじゃねぇのに、泣き喚いて暴れまくって。

[それはともすれば、虎と重なる。]

 主張なんてあんましねぇのに。

[それはともすれば、狼と重なる。]

 俺もアイツも所員に羽交い絞めにされて。
 俺の場合は、見せしめだったんだろうな。
 “お前が携わる仕事は、こういうことだ” っつう。

[神聖なあの部屋は、小さな教会(しょけいだい)。
無惨にも、目隠しを外すというただ一つで落ちる刃は
いったいこれまでにいくつの想いを刎ね飛ばして来たのだろう。]

(@103) 2013/12/22(Sun) 04時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 泣き喚いた顔は、目隠しを外されて見る見る変わってったよ。
 俺だけにしか向けてなかった、向けない、そう思ってた表情に。
 ご大層に誓いのキスまでやってのけて、アイツは振り向いた。

 余程、だったんだろうな。
 『解離性系統的健忘』、記憶喪失ってやつだ。
 俺の事だけ、すっぽりなんもかんも、忘れて。

 警戒した目で、言ったんだ。



 「 ――――“Who” are you ? 」
 
 
 
 っ、てな。

(@105) 2013/12/22(Sun) 04時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[そこから先は語るに至らない、とても下らない話。

男が“Foo(存在している)/Who(誰)”と名乗りはじめたことも。
あの兎を追い求め、何度も同じものを作り出そうとしたことも。
目隠しを外す“客(にんげん)”を憎んだことも。
同じような思いをさせぬ為に辛く当たる態度も言葉も。
貫くような所員としての動きも。
感情でわかっていながら、立場が雁字搦めに縛り付けていることも。
何一つ、男にはしてやれることがないことも。
そんな自分自身を、一番憎んでいることも。

口にしてしまえば簡単で、実に面白みのない物語(じんせい)。]

(@107) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[話し疲れたのか、男は少し間を置いた。
声が揺れる事はなく、まるで御伽噺のような口調。
切り捨てた過去を震え声で語る資格は、男にはない。


――――愛してたよ。

――――そう、愛して “た” 。


少し冷えた珈琲を啜る。
窓から見上げるのは、空。
真っ白な、雪。]

(@108) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 長くなったが、そういうこった。
 全部投げ出しても欲しいもんが、あった。
 まぁ、手には入らなかったけどな。

[淡々と話す様は他人事であるかのよう。
そして、一時戻るのは“上司”としての顔。]

 で、お前には居んのか。
 買いたいやつが。

[それが蛇とリスでなければ。
フェネックか虎であれば、買えなくはない。
買い取りという形になり、減俸もペナルティもついてしまうが。
心の内を聞けるかと、向ける瞳は強く。]

(@109) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[サミュからの返事がある前に、もう一人の部下と繋がった通信を切った。
白衣のポケットに眠る銀は、全て聞いてしまったのだろう。
聞かせたくなどなかった。
いつまでも、いつまでも “愛してる” と。

嘘でも、貫き通したかった。]

(@111) 2013/12/22(Sun) 05時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 もし、だ。
 お前が買いてぇヤツが居たとして。
 そいつがお前と同じ気持ちなら、俺は何も言わん。

[新しい煙草を取り出して、火を灯す。
空気に溶ける白は、雪よりももっと穢れている。]

 買い取る時も、出来るだけ上に掛け合ってやる。

[そう言って話し終えた“上司”の灰皿の上。
押し付けられた煙草は、強い噛み痕が残っていた。
どこかにも淡々と降り積もる、涙(ゆき)の *かわりに*]

(@117) 2013/12/22(Sun) 05時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 05時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[話していくお伽噺は何処か遠く。
男の過去とサミュの現在が重なり、離れては、また重なる。
弾かれ上がる顔が、狼狽え。

そして、男が落とした“余談”に返るものは。
本当に、笑い話のような現実であった。

黒縁の奥を丸め、少ししてから。
緩やかに上がったのは口角。
下がったのは眉。]

(@132) 2013/12/22(Sun) 11時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[打ち明けられる、偽らざる想い。
とても醜く、情けなく、柔らかな、優しい底辺。
震えそうになる手を握り込む手に、重ねる手は
この場所を離れ行くシマリスが“魔法の手”と比喩したもの。
ゆっくりと重ね、震えを取り去ろうと。
壁を殴り付けたその冷たい手で、指先を撫でた。]

 ――――――。

[似ていても、否なるもの。
その想いをまっすぐに受け止めて、途方に暮れたような
それでも何処か清々しささえみせる彼に、男は唇を開いた。]

(@133) 2013/12/22(Sun) 12時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 言っただろ、お前とそいつが同じ気持ちなら何も言わんと。
 認めるも何も。

[手が離れ、肩に乗り、ぽんとただ一度だけ叩く。
“背中を押す”ように。]

 ただ、まだ仕事が残ってんだろ。
 先ずはそれをこなせ。
 ―――、――ッ、ゴホ!

[肩からも離れた手は、煙草を掴み。
白煙を吐き出して溢れるのは *噛み殺し損ねた咳だった*]

(@134) 2013/12/22(Sun) 12時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[咳き込む白衣に、赤黒い染み。
モニターの向こうに泣き濡れる、虎の姿をすこし眺めて。]

 ああ、そうだ。
 虎の手の消毒―――ゴホッ、げほ!

[がたりと椅子に *座り込んだ*]

(@135) 2013/12/22(Sun) 12時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 12時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 13時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 13時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 16時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[重なる手、撫でる指先、合わせ鏡と、背中合わせ。
囁きの中に久し振りに笑みを落とす。
笑い方を忘れていたのか、喉奥を鳴らすようなものにしかならなかったが。
咳き込めば差し出されるのは水。
牛乳飲みてぇとか内心我儘を連ねたのは、秘密の話。]

 悪いな、先週濡れっぱで動いたから、ゴホ!
 あ゛あ゛ーーーー、風邪とか勘弁してくれ。

[仕事もしにくいし、頭も上手く回りにくい。
余計なことを考えたくないと、仕事に打ち込もうとする姿勢はバレているのだろう。
よく似た、この関係の延長線上に。]

(@141) 2013/12/22(Sun) 17時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[懺悔に重ねられた柔らかな祈り。
幸せになどなれない男の幸せを、願うなどと。
その気持ちを無碍にはしたくなく、けれど頷ける訳もない。]

 Thanks.

[We wish you every happiness.]

 充分、幸せだよ。
 “お前ら”が幸せならな。

[それが嘘も偽りもない、脆い本心。]

(@142) 2013/12/22(Sun) 17時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 おう、行ってこい。

[通信の気配、あの小さな部屋に降るのが無音の祝福たれと願う。
部下が荷物を抱えて部屋を出たならば、もう片方に通信を。]

 あ゛あ゛ーーーー、ゴホッ。
 だめだ、牛乳だ、牛乳が足らんのだ。

[そう残し、立ち上がるのはVIPルームへ。
動物に風邪を移すわけにいかないが、客に移すのは大いに結構だ。
失われた牛乳成分を求める廃人は、少しだけ足をもたつかせながら歩き出す。
印刷した過去はもう一人の部下のデスクの上、書類を片付けない上司のいつもと変わらぬ *悪い癖だった*]

(@143) 2013/12/22(Sun) 17時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 18時頃


【見】 地下鉄道 フランク

―VIPルーム―

 おー…つと?

[向かう部屋、既にそこに人の気配はなく。
ならば何を遠慮することもない、禁煙のそこで煙草に火をつけた。
モニターを眺めれば動物たちの様子が知れる。
虎の部屋にはフェネック、他はもう静かなものだ。
小さなあの場所で、リスの受け渡しがされている。
蛇はたった一言を残し、あの軍人に貰われていった。]

 ――――――。

[高級な革張りの椅子に深く腰かけて。
暫く、考え事に更ける。]

(@149) 2013/12/22(Sun) 22時頃

【見】 地下鉄道 フランク

[このグループが終われば、また別のグループが運ばれる。
がらんどうになることのない寮と工場。
こちらから見え、向こう側からは見えない魔法の鏡。
買われて行って空き部屋になった一つ一つを黒縁は映す。

――――あれから。

鶯は冬の雪空、星にさえ近い場所で小さな羽根を震わせて歌声を上げ。
ペットとしてではなく、大切な伴侶として、あの物腰柔らかな主人に抱かれたのだろう。

狼は片付けられた部屋の中、ただ一人にだけ向ける蜂蜜色で。
春夏秋冬これからの絵本を描きあい、あの男と溶け合ったのだろう。

蛇は、そしてリスは。
また今日から新しい御伽噺を飼い主と共に。]

(@150) 2013/12/22(Sun) 22時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ごほっ。

[空咳が記憶を霧散させる。
店員に運ばせた牛乳と、煙草の煙を吸い込みながら。
白衣についた虎の血が、赤から酸化して黒ずむ。
こんな状態で咳を溢してたら「死ぬんじゃ」なんて言われかねない。]

 全く。

[「わからない」と叫んだ悲痛な声。
モニターに視線を落とした。]

(@152) 2013/12/22(Sun) 23時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 23時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 23時頃


【見】 地下鉄道 フランク

[窓の外を見上げる虎を見て、呟く。]

 “わからねぇ”
 って素直に言えても、苦しいんかね。

[男にはそれを口にするつもりも、素直さもなく。
頑固に捩れたものを早々直す事など出来ない。
黒縁のガラス板が過去と現在を重ね、音が、声が耳に繰り返す。

ここに座っていた、男の事を。]

(@155) 2013/12/22(Sun) 23時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ――――――。

[手を、伸ばす。
冷えた指先は空を掻く。
流れるジャズ。

Lamentabile.
Più perdendosi.]

(@156) 2013/12/22(Sun) 23時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[部下からの報告に、我に返る現実。
労いを返せば映るのは。]

 アホ虎め、なにしてんだ。

[自ら指を傷めておきながら。
いつもの元気はまるでなく、そうさせているのは男自身であるが。
熱を与えてしまっては同じ事を繰り返す、だから離れているというのに。
既にそれが手遅れであろう事には気付くことのないまま。]

(@157) 2013/12/22(Sun) 23時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/22(Sun) 23時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[壁越しに擦れ違う新たな主従は、友であり恋人であり。
闇夜に消え行く車を見送るのは柔らかな白、降り積もる雪。

モニターに映る虎に向ける指。
画面をなぞるのは、そっと優しく。
二年前、あの爪で引き裂かれた時に

「大丈夫だ」

と、言葉の代わりになぞるものと同じ。]

(@158) 2013/12/23(Mon) 00時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 00時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 00時半頃


【見】 地下鉄道 フランク

[煙草を灰皿に押しつけ、捻くれた灰色を霧散させる。
そろそろ店も閉める準備をする頃。
男にもまた仕事がひとつ、ふたつ。]

 あー、ったく。
 ティーも減俸だな、覚悟しとけ。

[暫くしても姿の見えぬ部下の査定、給料日をお楽しみに。
通信を入れると立ち上がる。
不意に、店員が渡して来たのは書き損じた何か。
個人情報だから処分を仰いできたらしい。]

 あ、ずかっとく。

[紙切れ一枚を煙草と同じ胸ポケットに仕舞いこんだ。]

(@159) 2013/12/23(Mon) 01時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 01時頃


【見】 地下鉄道 フランク

―寮・虎の部屋―

 ――――――。

[特に声は掛けず、コンコンとノックを響かせる。
手には救急箱、消毒やテープの入ったそれを持って。
フェネックは外に出た後だったろう、中の気配を窺う。

通信で乗せた男の声が多少ざらついて、返る言葉に心配の色が見えた。
だからといって何かを返したわけではなかったが。]

(@160) 2013/12/23(Mon) 01時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[中からはえらく慌てた音や声。]

 準備できたんだろうな?

[深い深い溜息を一つ。
まさか目隠しを引き裂いているなど、男は知らなかったから。
入るぞと一声かけて、中へ。
視線は辛うじて、履き潰したサンダルを見ていて。]

(@161) 2013/12/23(Mon) 01時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 あ?

[呼び声に顔が向くのは至極当然の事である。
何の気なしに顔を上げて。

上げて。

あげ。]

(@162) 2013/12/23(Mon) 02時頃

【見】 地下鉄道 フランク




 ―――――あ。
 
 
 

(@163) 2013/12/23(Mon) 02時頃

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