人狼議事


229 観用少年

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【人】 学園特警 ケイイチ


[――本当に?]

 

(17) 2017/10/05(Thu) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

……これで、全部?

[不機嫌な様子を隠そうともしない低い声だった。
背後に控える従者が、びくりと肩を震わせたのがわかる。
目の前にいる店主だという男も、心なしか顔を青ざめさせた様子で――
けれど、はっきりと物申した。]

 『ええ、申し訳ございません。
  観用少年は、波長の合うもの相手でないと目を覚まさないのです――
  決して! 貴方様が悪いというわけではなく!』

御託は良い。
要は――こいつらは、選ばなかった、ということだ。僕を。

[こいつらも、と、言ってやりたいところをぐっとこらえ
ケイイチは目の前に並んだ美しい少年の人形たちを睨みつけた。
長い前髪は片目を覆い隠したが、それでも尚その眼孔の鋭さは損なわれない。
どれもこれも固く目を瞑り深く眠りについている。
まるで目覚める予兆がない。]

(18) 2017/10/05(Thu) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

……ねえ、要は金だろう。
僕がこれら全部買い占めて火にくべたって、
何の問題もないわけだ。

  『っそのようなこと、御赦しする訳――!
   ……わかりました、そこまでお望みなのでしたら……』

[店主は、さらさらと紙に何かを書き始める。
覗けば、それは地図らしかった。]

  『ここに、中古の観用少年を売る店が御座います。
   一度目覚めたものの、手放された少年達です。
   彼等は次に視界に入れたものに、否応なしに愛情を抱きます。
   ――貴方様にぴったりかと』

(19) 2017/10/05(Thu) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[中古とは無礼な、と憤る従者を手で制すると、
ケイイチはその地図を指でつまみ――ふっと口許を緩ませた。]

いいよ。ソレにしよう。
こっちは見逃してあげる。
一度棄てられたってところが気に入った。

[そう告げると、さっさと立ち上がり
そのまま足早に店を後にした。

ケイイチが去った後の店で店主―つまり、観用少年を売ることを生業としている男―は、
彼にもらわれる少年が、
せめて穏やかな生を過ごせることを祈った。]

(20) 2017/10/05(Thu) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[名前はケイイチ。表向きの家名はコウガ。
年若くして所謂高級マンションの最上階に住居を構え、
数人の従者を従え、
それでいて働いた様子もない男の正体は――
さる国の王の落胤であった。

ケイイチが王の第一子で、しかも男児であったがために、
十四まではそのまま王になるための教育を受けてきた。
そのことに疑問も無ければ嫌悪もなく、ただ当然として受け入れた。
それが――正妻が子を成しそれが男児だと知れた途端、どうだ。
周囲の態度は手のひらを返したようになり、
側室であった母は自殺、ケイイチは見分を広めるための国外留学という名の追放処分に課せられた。

まったく、人という生き物のなんと信用ならないことか!
そして――それで尚関わりを求めずにはいられない、
己のなんと弱いことか。]

(21) 2017/10/05(Thu) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[そう、ケイイチは結局、関わりを求めていた。
けれど人は恐ろしい。
迷った末行き着いたのは、観用少年の存在だった。

人の形でありながら人でない、生きる人形。
日に三度のミルクと週に一度の砂糖菓子、
――何より、持ち主の愛情を求めるという人形。

これだ、と思った。
己なくして生きられない、己のみを求めてやまない。
それがケイイチにぴったりだった。
ケイイチがずっと求めていたものだと
けれど、観用少年のほうはそうではなかったらしい。
車に揺られながら、瞼の向こうで観用少年達を思い出し――
不快そうに眉間に皺を刻んだ。]

眠る。着いたら起こして。

[従者が穏やかに返答するのを聞きながら、
ケイイチはそのまま、少し眠ることにした。]

(22) 2017/10/05(Thu) 00時頃

少年探偵団 ガーディが参加しました。


【人】 少年探偵団 ガーディ

 
 
[                  ――――…
 
 
           頬へ擽かの如き質感が掠める。
             それはふんわりした指で、
          暗闇に燈る洋灯のような暖かさ。
 
       揺籠のような揺らす仕草に募る感情は、
    “目覚めた”時より重ねより強く刻まれている。

     その情に誘われ自然と唇を動かそうとして、
        頬の輪郭を伝う指が唇に触れ留めた。

          続いて囁かれる声音もまた掠れ、
        それでいて柔和な響きで綴られる音]
 
 

(23) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

落胤 明之進が参加しました。


【人】 少年探偵団 ガーディ

 
 
       “僕らの子供になるまで、喋らないで、
      すぐに名前を授けるから、それまで……”


 
[                初々しい娘の声。
         初々しい青年の、歓びに弾む仕草。

       暗闇から芽吹いた意識に焼き付く主は、
     若い夫婦のそれを映して言われるまま従う。

          そうしなければ生きていけない。
     子供を望んでも得られぬまま幾年も過ごし、
      疲れ果て代替品として望まれたものでも。

        琥珀の瞳は見開かれ、世界を映した。
            燈った感情の狂おしさ故に、
          ただ、ただ愛されるためだけに]

(24) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 
 
[    そうして“名付け”られ、産まれることは、
           終ぞなかったとしても――…


     彼らが天の贈り物を授かれ幸福であるなら、
     玩具のように捨てられ再び瞼を鎖そうとも。

         待ち続ける――ただ、待ち続ける。

            深く根付いた記憶の疵痕は、
      優秀な再生師を以てしても癒える事なく。

         名を授けてくれる情に触れるまで、
        云い付けられたとおりに失語のまま]


 

(25) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

【人】 落胤 明之進


       [ 僕は、何の為のお人形? ]

    [ あなたに、あいを囁かれるためのお人形?
        あなたに、あいをうたうためのお人形? ]
 

(26) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 
[目隠しの奥で鎖した瞼の奥にて、追憶を描く。

 愛されることなく産まれることもなかった、
 疵のある玩具を中古としても望むものなどなく、
 雪洞の中でただぼんやりと木製の椅子に座ったまま。

 混然とした記憶は棄てられた影響か、
 それとも幾夜も積んだ記憶の旅路のせいか、
 親になる筈だった夫婦の姿を、もう思い出せない。

 それでも繰り返し、繰り返し、
 重ねた夜を独り過ごす日々を追憶で濡らす。
 罅割れていく何かを、萎れゆく形を、
 欲しいと願った、………… を。

 ずっと、ずっと。
 目覚めて初めて刷り込まれた言葉を、
 護る理由などないと知りながら。
 ただ、待つだけの代替品のまま]

(27) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

【人】 落胤 明之進


    [ ねえ、僕のあいするだろう誰か。
      どうか無知で無垢たる僕へ、教えて欲しい。 ]
 

(28) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

【人】 落胤 明之進



    [ ── あい する、とは どういうこと? ]

 

(29) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 
[やわらかな髪を雪洞の光に透かせて、
 薄桃の唇は鎖したまま、店の奥にひっそりと。

 棄てられ壊れた人形は目隠しを遮幕に、
 今宵もただ、薄れた追憶に生きるだけ*]
 

(30) 2017/10/05(Thu) 00時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[どれだけ車で揺られていたか。
着いたのはビジネス街の一角。
明らかに周囲の雰囲気にそぐわない店に、
いかにもすぎる、とケイイチは低く吐き捨てた。
扉にかけられた札が「OPEN」になっているのを見ると
躊躇も遠慮もなく開けた。

中には、執事風の男が一人。
いらっしゃいませと恭しく頭を下げるあたり、これが店主か。
ケイイチは]

紹介されて来た。品を。

[短く愛想もなく切り出す。
男に案内されるまま奥の扉に入ると――そこは、異様な光景だった。

人形がずらり並ぶ姿は先ほども目にしていた。
けれど、ここにいるのはどれも一様に皆目隠しをしている。]

(31) 2017/10/05(Thu) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

っ…………。

[その光景に、少しばかり気圧されて
けれどそれ以上に、そう、興奮していた。]

……これ、目隠しを外せば、
愛情を抱くって聞いたんだけど。

[店主から肯定を得られたのなら、
ケイイチはごくりと喉をならし――一歩、中へ。]

(32) 2017/10/05(Thu) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ゆったりとした足取りで、部屋を一周。
そうする頃には気持ちも幾分か落ち着いていたか。

――結局、どれだって同じだろう

そういう気持ちで眺めたのなら]

……これにするか。

[視線の先には、木製の椅子に座る少年の姿。>>27
そして店主の言葉も説明も待たず
 ―そう、知らなかった
  「中古」であるということがつまり、どういうことか―
躊躇いなく無粋な目隠しに手をかけ、外した。]

起きろ、僕がお前の主人だ。

(33) 2017/10/05(Thu) 01時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2017/10/05(Thu) 01時頃


【人】 落胤 明之進


 [ ── 胎児のように寝ている と。

  そう 店に居る僕を見た人は、
  思うのかも知れない。
  僕はひとのように、赤子のように、
  母の胎からうまれた訳でも無いのに、
  全く可笑しな表現だ。
 
  お行儀良く椅子に座るのは面倒だったから、
  店のベッドで唯々眠る僕。

  "おとこ"を模して作られたにしては
  まるで少女の様にも見える。
  そんな まぁるい瞳が覆われている以外は 
  ───、きっと、胎児に当てはまるから質が悪い。 ]
 

(34) 2017/10/05(Thu) 01時頃

【人】 落胤 明之進


 [ 人形ごときが夢を見るなんて、
  それも可笑しな話だって、僕は思うけれど。

  閉じた瞳の内側で、沈み行く闇の中で、
  僕は何時かの夢を見る。

  悪夢じゃあないさ。
  あまぁい 夢。"あい"された、夢。
  僕の掠れた声に混ざって、
  亡くした僕の名前を呼ぶ誰かの顔は、
  …きっともう 覚えちゃあ居ない。忘れてしまった。
  そうなるように、作り替えられた。

  ……僕も確かにあいしていた筈なんだけどな。
  作り手によって呆気なく散る、
  そんなあいだったのかもしれない。 ]
 

(35) 2017/10/05(Thu) 01時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2017/10/05(Thu) 01時頃


【人】 落胤 明之進


 [ 夢の中を、泳ぐ。

     溺れる。

      沈み、行く。
  
  雑音混じりの、
  もう覚えていない過去を身体は手繰り、
  前の誰かが僕を買った、そんな何時かに触れた。

  ( ── 嗚呼 確かに、
       "あい"していたはずなんだ。
       僕が目覚めた相手なのだから、… )

  ── きみはまるで死んでいるようだ、と、
  靄に隠れた顔が笑みを形作り、
  身体を這う声色で"名付けた"光景。 ]
 

(36) 2017/10/05(Thu) 01時頃

【人】 落胤 明之進


 [ …そう、もう僕に名前なんて亡いんだ。
  だから、僕の名前はあなたが決めて。
  名前も声も顔も何もかもしらない、二度目の誰か。

  ── 夢を手繰っても、
     もう名前は思い出せないから。

  きっと名付けてくれるあなたは、
  僕にとっての、二度目の"あい"。

  ただ、きっと、あなたは。
  常に死んだような表情をしている"人形"を好く、
  そういう"ひと"なのかもしれないと、
  
  夢を泳ぐ 僕は思う** ]
 

(37) 2017/10/05(Thu) 01時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2017/10/05(Thu) 01時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2017/10/05(Thu) 01時頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2017/10/05(Thu) 01時頃


教え子 シメオンが参加しました。


【人】 教え子 シメオン

 
[──…日に三度のミルク、週に一度の砂糖菓子。
 生命維持のため、飢える腹を満たす食事より。

 永遠などと我儘は言わないから。
 刹那でも良い──、  の愛情が、欲し、かった]
 

(38) 2017/10/05(Thu) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

[立派な邸宅に住んでいる人達は、
 どうやら見せ掛けだけでなく、心も豊からしい。
 仲睦まじい夫婦は勿論、その息子も当然に。

 ──そんな街の噂は知らぬふりで、
 陽当たりの良いテラス席で大きく伸びをする。
 天使が白い羽根を広げるように、
 ゆったりした仕草ひとつ取ってもあどけなさは残る。

 脚の長い椅子に腰掛けている所為で、
 足元はふわふわと浮いている。
 本を捲る最中、そう落ち着きがなくなるのは、
 宿題消化が憂鬱で仕方ないからではなく。
 色とりどりの花が咲き、
 手入れの行き届いた中庭の特等席、
 時間と気力が有り余る子供が独り占めしていた空間。

 今までは対面は空席だったのに。
 しかし明日には──、もう一人此処に座る、らしい]

(39) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 教え子 シメオン

 
 ……聞いてない。 急過ぎるよ。


[使用人達の声が遠い、楽しげな笑い声が手伝って
 人知れず不機嫌を眉間に刻んだ。
 昨日突然に知らされた、家族が増える話。
 そればかりが少年の心を埋め尽くしていた。

 観用少年。精巧な人形。

 ただの玩具=I

 見た目も言動も人間そのものらしいけれど、
 お人形遊びをする年はとっくに過ぎている。

 父は町長、母は医者。
 二人は忙しい、そんな遊びをする余裕はない筈──、
 珍しく外側に滲み出る程、内心で毒づきながら。
 バタン、と音を立てて読み進められない本を閉じる]

(40) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ


[声が聞こえる。
 粗暴な、ざらついた感触のそれ。

 さりとて不快を呼ばない響きは不思議で、
 気配が近付くと顎を僅かに上げて見上げて。

 目隠しに掛る指に無抵抗に。
 剥ぎ取られ雪洞の光が視界を焼いて、
 睫毛を揺らして、瞬きを幾度か]
 

(41) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 
 …………。


[薄く唇を開いて微かな息を溢した。

 当然ながら音のないそれは、
 目隠しを奪った指を擽るのみでしかない。

 琥珀の瞳に映った少年を尊いものだと感覚する。
 追憶に疵を磨かれた純粋が、
 ちりりと焦がれて灼ける、あの感覚も]
 

(42) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[それは、影を描く心情を拭う感覚のはずだ。
 目覚めたときすでに知る感覚のはずだった。

 けれど、でも。

 自分は生まれてはいけない。
 まだ、生まれることを許されてはいない。

 だから、琥珀の瞳は彼を映して、
 そうして何かを拭うようにふんわりと瞼を落とす。
 
 代わりに小さな手だけを伸ばし、握った。
 目隠しを奪った指に、そっと……縋るように*]

(43) 2017/10/05(Thu) 01時半頃

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