158 Anotherday for "wolves"
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[知っている。よく知っていた。 ならば、どうすればいいかわからなかった。
だからこそ、あの時。>>2:358>>2:360 そして彼に「誘われ」た時。
男は、優しさと反対の道を行った。 あの家族から更に父を奪う事になると知りながら 大義名分をたて、信じた道を進む事にした。 話し合うこともあるいは出来ただろうに。 うらまれることなど重々承知だった。]
(+84) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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[――……「村医者」を罰すならば、 一番最後につるし上げればよかったのだ。 すべての罪を押し着せて、 「疑いあいを唆した、こいつこそが大罪人だ」と そう云って処罰してしまえばよかったのだ。 それを予感し、受ける覚悟すらあった。]
( ……残念だったね……。)
[それとも、「裏切りもの」たちは (それが男の予想する彼らだったならば) あの火刑で少しは、溜飲が下がったのだろうか。
そうならばいいなと思う。 きっと、生きる限りそうではないんだろうなとも思う。
罪は人の心にすまうもの。 けして、逃れられはしないものだから。]
(+85) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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[ 夢の中に彼の背を見た。 無邪気に声をかけていた時は最早遠く 降り注ぐ雨の中立つ彼の姿は 一層、孤独なように思えた。 ]
( ……ルパート。 )
( ………………、僕は)
[ 聞き覚えのある足音が聞こえた。 ]
(+86) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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― 現実へ ―
[目を開ける。 顔も体も、依然として真っ黒な影のまま。
( ……足音。)
視界の端に、蒲公英が揺れていた。 白い綿毛が風にそよいでは、
( ……噫、聞きなれた、足音だ。)
一つ、また一つと飛んでいく。]
タンポポの綿毛を一息に吹き飛ばす。 ――種が残らなければ、恋が叶うんだと。
昔、よく遊んだ人間の子が言ってたよ。
(+87) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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[彼女はとうの昔に亡くなったが。]
[影は前を向いたままそういうと、 ずるりと立ち上がり、
彷徨う幽霊の目の前に立った。>>+80 自分が抉った首の惨状がそのままなのを見ては、 虚勢の様な笑顔を浮かべる。 全て黒く塗り潰された顔では伝わりはしないが]
…………やあ、ルパート。
[そう、静かに元友人の名を呼んだ。*]
(+88) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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[焼かれた体に未だ炎が燻るように ゆらりと尾のような影が揺らめいた。
――かちり、と影の爪が一度鳴る。 (誰が彼を殺したのか)
ひゅう、と虚ろな空気が通う音。 (あの喉を抉り殺したのは自分)
つ、と骨ばった首から、ぽたぽたと血が滴る。 (あの血を掌で受けたのも、自分)
呼ばれた名と、続かない言葉。 (…………ああ、変わらないな、何もかも。)
彼が――ルパートが、何を知っているのか、 何も知らない影は、彼が眉を顰めた理由を 正しくは理解していない。 ただ、死んでもまだ痛いのか、と思っただけだ]
(+93) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[長い長い沈黙の中、 影は、無い目でただ鳶色を見つめている。]
……………。
[ 彼が一歩。踏み出せば 花は折れることなく、綿毛を揺らすだけ。] [ 何を、と思う。]
………… は。
[小さく息を吐いたのは、沈黙が重かったからで。 それから、小さく肩を竦めて、それは少し 憎たらしげな仕草に見えただろうか。]
(+94) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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…………子供の時は、 一晩寝りゃすぐ仲直りだったのにさ。 なんだって、僕ら今こんなに不器用なんだ。
謝られるような事は、されてない。 (むしろ謝ることの方が多すぎるんだ) それでも。
[相も変わらず、彼を目の前にすれば 胸が痛み、心が血を噴出すような心地がするが 少しだけ向き合えるようになったのは 最早、死んでしまったから、というのが大きい。]
ルパート。 ……何か、あるのかい……?
[喋ることさえ辛そうな彼に 問う声は、できる限り柔らかく。 まるで診察中の医師のような口調で問うた。*]
(+95) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[少しでも柔らかく、話し辛いなら、話しやすいように。 それは友に向けるものとしては、 少し、距離が遠いものだった。
呼びかけられる。 手を伸ばされ、>>+96 そして届かず落ちる。 まるで何かを恐れるようだ。
年月が経っても変わらないのか、 それとも年月が人を臆病にするのか。
ルパートの唇から零れる言葉は、 どこまでも、どこまでも不器用で 何がどうだっただとか そういった具体的なものを置き去りにして 搾り出すように彼の心情だけを描き出す。]
(+100) 2015/05/19(Tue) 03時頃
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[――……そうして、言葉だけ置いて、 彼はまた、ついと背を向けるのだ。>>2:269]
(+101) 2015/05/19(Tue) 03時頃
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君のほうが辛かった……だろう。 キャサリンが死んで、 君一人で家族を支えて……。 うらんでない なんて嘘をつくなよ。
[許しは請わないと言った筈だ。 それなのに、こうして謝りにきた。 それは多分、相手も辛いからなのだろう。]
…………ルパート。
[呼んでも彼は振り返らなかった。 その背が、酷く悲しいものにみえたのは何故だろう。 泣いているように見えたのは、何故だろう。
影は息を吐く。 胸に空いた風穴から白く靄が零れた。]
(+102) 2015/05/19(Tue) 03時頃
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ルパート。君は、「また」、……そうだ。
[一歩。]
僕の答えも、声も。何も、聞かずに そうやって……いつも、いつも、背を向けるんだ。
[二歩。] [進むごとに影が薄まる。] [隣に立つ頃には、 影は生前の姿をほんの少しの間、取り戻して]
勝手だなあ。ルパート。随分と勝手だ。
[その背に触れた。 幾度か、とん、とん、と叩いて撫でる。 喉奥につかえた痛みを流そうとするかのように]
(+103) 2015/05/19(Tue) 03時頃
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ごめんな。 苦しかっただろう。辛かっただろう。
…………もう、いいんだ。ルパート。
(背負わなくたっていいんだ)
[そう言って静かに、空を見上げた。
できる事は、ただ、 この友の背に負った悲しみが少しでも軽くなるように 寄り添う事くらいだったが。
――それすらもおこがましいか。 ルパートの背を撫でながら、小さく自嘲した。**]
(+104) 2015/05/19(Tue) 03時頃
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