273 魔性の病院【R18ペア】
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― 魔界/領地争い ―
[数多の逸話はあれど、この地の領主の姿を見た者は居ない。 故に、人払いの為の作り話だと最初に言い出したのは酒場の酔いどれ。 だから最初は与太話の部類であった。 けれど、そんな話も広まれば徐々にそれ自体が力を持って、更に大きな動きを齎すものとなり。 魔界に住む人間たちの、もっと良い地に住みたいという欲を刺激するには充分過ぎた。
ただの噂話を真に受けた訳では無いけれど、希望をもって戦を起こした──それは決して無謀ではないと、思っていたのに]
ひ、ぃ…は、はぁ…っ、
[なんで私は一人で、炎と氷に苛まれる中を必死に走っているんだろう]
(22) 2019/12/07(Sat) 23時頃
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[>>20一瞬の出来事だった。 精鋭を集めたはずの魔道師団が術を唱える間も無く弾き飛ばされて。 武装を固めた兵士たちが、文字通り力に圧殺されていく。
その光景を目に止めた瞬間、私の足は進んできた道を逆戻りに駆け出していた]
うそだ、うそだうそだうそだ、こんなのは嘘だ…!!!
[目の前で為された、今現在後方で起きている惨劇に。 生まれて初めて知った『恐怖』から、必死に逃げる以外出来ない自分自身に。 どれを否定したいのか、どれも否定したいのか。 どちらかもわからぬまま、声を紡ぐ。 自分を捉える空虚な眼光にも気付かないまま*]
(23) 2019/12/07(Sat) 23時頃
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─ 魔界/戦場 ─ >>18
[ 槍は吸い込まれるように相手の鳩尾付近を貫いた。 それでもなお向けられたのは悠々たる笑みだ。 麾下の兵らと同じく、その体は影でできているのかもしれない。
どのみち、あれだけの領域を埋め尽くす影を操る力を持った魔だ。 これしきで斃せるとは思っていない。 首を刎ね飛ばせば、さすがにしばらくは動かなくなるだろうか。
紅の将の容貌は、間近でみれば見るほど玲瓏だった。 そんな顔をさらしてよくも平気でいられると思う。 異母兄らの執拗な嫌がらせに倦んで、めったに面貌を外すことのないシコウには、どこか危うさと苛立ちを喚起させる相手であった。]
(24) 2019/12/07(Sat) 23時半頃
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[ 向けられた視線は雄弁に、まだ決着のついていないことを告げている。 体勢を立て直すにも、飛竜は翼狼と組討ち中で召喚できない。 雷撃を受けとめた鎧はあちこちに軋みを生じている上に、鎧の隙間から入り込んだ霧の残滓がいまだ魔力を奪い続けていた。 長く戦い続けるのは不利だとわかっている。
シコウは空間に断裂を生じさせ、その隙間に我が身を落とした。 短い距離だが、瞬間的に移動できる業だ。
再出現したのは、紅の将が落ちてくる地。 一瞬先に待ち受けて、手刀でその首を跳ね飛ばすべく、腕を振るった。*]
(25) 2019/12/07(Sat) 23時半頃
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― 魔界/領地争い ―
《カラカラカラカラカラカラカラカラ》
[音が鳴るように骨が笑った。見て笑った。 これだけの数多な音が響くにも関わらずに、脳みそに直接落ちてくる恐怖の音だ。]
降参するものは捕虜に。奴隷と言うのは一つの財産ってやつだもんなぁ。
[陽気な声とは裏腹に伯爵もしっかりと悪徳を重んじる魔族の骨というものだ。 それにだ、いくら働きたくないとはいっても、舐められたままではいけない。 時に飴を与えることもいいだろう。ただ付け上がらせてはいけない。 だからお外出たくなくても外にでた引きこもり。]
彼らは運がなかった。
[これは、初めに動いたのが誰か、というだけの差だ。畏れられれば次の争いは極力控えられる。彼らはその生贄。だからこそ盛大に行われた宴]
(26) 2019/12/07(Sat) 23時半頃
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[遠く遠く、火と氷の中を逃げていくものたち。その一人だけを明確に捉えていた伯爵は]
ちゃーーんと、責任者には落とし前をつけてもーーーらーーーわーーーなーーーーーーーーとーーーなーーーー!
[聞かせるように、聞こえるように響かせた骨ボイスは、彼女>>23に遠くから、そして徐々に近づいてくるように響いただろう]
(27) 2019/12/07(Sat) 23時半頃
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[そして――]
どこにお逃げかな、レディ。
[逃げた先に立つ骨がいた*]
(28) 2019/12/07(Sat) 23時半頃
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― 魔界/領地争い ―
ひ……っ!
[>>26カラカラと響く音に耳を押さえるも、ほんの少しも遮られない。 陽気とも言える、けして張り上げている訳でもない語りかけるような声もまた同じ。 運がなかったというその言葉は端的に現状を示している。
そうだ、運がなかった。 だって戦いにすらならないなんて誰も思っていなかった。 私自身、こんなことになるなんて思っていなかった。
皆を率いて出立した時は、それこそ誇らしさすら感じていたのに]
ちが、ちがう…私、こんなつもりじゃ……!
[>>27後方から響く声が徐々に近付く、それから逃げるように目を瞑って顔を振って]
(29) 2019/12/08(Sun) 00時頃
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…………っ…!?
[開いた瞳に映ったのは、後方から聞こえていたはずの声の主。
宿した絶望が声と足を凍りつかせて]
ど、して。
[目の前に居るのか、私だけに声をかけるのか。 答えを聞いたところできっと絶望が濃くなるだけだろうに、勝手に問いが口から出ていた*]
(30) 2019/12/08(Sun) 00時頃
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─ 魔界/戦場 ─ >>24
[彼我の距離が縮んでいく。 心の踊る時間だ。 このままもろともに大地へ抱擁するのもいい。 彼は砕け散るだろうか。己は───
思考を遊ばせていた空想が途切れる。 空間に開いた亀裂は、思考を現実に引き戻した。 狭間に消えた彼の気配を探る。 黒竜のいる場所―――ではない。 背後…!]
(31) 2019/12/08(Sun) 00時頃
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[歓喜にも似た戦慄が背筋を駆け上がった。 避けうるべくもないこの距離、このタイミング。 振り抜かれた手刀が空気を押しつぶす音を聞き、先触れのごとき風圧を首筋に感じる。 黒鱗に包まれた手は過つことなく将の首を捉え、速度と力をもって切断せしめた―――はずだ。 だが落ちたはずの首は身体についたまま。深紅の将は地面にも落ちずに空中でひたりと止まっていた。
不死の徒たる己にとって、闇も光も纏わぬ攻撃など些かの痛手にもならない。炎や雷でさえ、本質的にはこの身を傷つけ得ない。 それでも確かに彼の手が肉を通り抜けた感覚はあって、頭と体の刹那の断絶は酩酊に似た目眩を引き起こしていた。]
(32) 2019/12/08(Sun) 00時頃
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あぁ ……
[官能に近い吐息を漏らし、己を貫く槍に手を掛ける。 一瞬、身体を霧化させて槍を引き抜き、大きく一度回転させた。]
返すよ。
[空中に在るというのに蹴る動作を伴って飛び上がり、高い位置から槍を投げ落とす。 穂先は鎧の胸甲を指していた。]
(33) 2019/12/08(Sun) 00時頃
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それはね、レディ。
《カラリカラリカラリ》
[空洞の眼孔は無遠慮に見据えて骨が鳴る。 恐怖に染まる女。情報で知っているものと一致する姿は、今は恐怖に染まっている]
この領内には素晴らしいものが沢山ある。それを知る前に出ていってしまうなんて、私は悲しい…そう、非常に悲しい。
[大仰な仕草で両手を赤い天にかかげるようにいう]
なぜ!魔王様を称えるように湖に咲かせた赤い蓮を見てくれないのか。
なぜ!改良に改良を重ねたスカルポークの肉をその口に頬張らずに去るのか。
なぜ!白く染まる絶景の峰を目指し、その場でビールを味合わないのか。
[悲劇を謳うように声をはね上げる]
(34) 2019/12/08(Sun) 00時半頃
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失敬。質問に答えていなかったな
どうして。といったね。私は自分の悲しみを癒しに来たんだ。
[質問>>30にどこか穏やかな声で語りかける。]
悲しみを癒す方法。それはたった二つしかないんだ。
それには君のような美しいレディの力がどーうしても必要なんだ
(35) 2019/12/08(Sun) 00時半頃
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さて、その前にだね。レディ。
……こんなはずじゃなかった。なんて言葉で
……すむと思ってるのかな?
[冷酷な領主としての顔を覗かせるように、逃げながら言い訳をしていた言葉>>29を逃さなかった骨耳はレディへと語りかけた*]
(36) 2019/12/08(Sun) 00時半頃
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― 魔界/領地争い ―
[>>34私の問いに答える姿は、まるで舞台の上の役者の様。 けれど本来あるべき肉の器が無い、数多あった噂話に重なるその姿に感じるのは恐怖だけ。
既に力も見せつけられた、あの大仰な噂話が全てとは言わずともほぼ真実だったのだろうとも分かっていて。 今の自分の命が風前の灯火であることも、いやという程思い知らされる。 だから、どうしてと呟いた言葉は返事を期待してのものではなかったのだけれど]
……え…?
[>>35思いの外穏やかな声で返された答えを聞いて、一瞬呆気にとられた]
(37) 2019/12/08(Sun) 00時半頃
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[けれどそれも束の間。 >>36次に耳朶を打ったその声で、すぐに恐怖が呼び戻される。
ただ、戻ってきたのはそれだけではなく]
……済まない事くらいは、分かっている。
貴方に対しても、皆に対しても。
[目の前の相手への理不尽な怒り。 それ以上に感じる自分の情けなさ、不甲斐なさに。 震える身体を少しでも抑えるように、拳を握りながら声を返した*]
(38) 2019/12/08(Sun) 00時半頃
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― 魔界/領地争い ―
《カラカラカラ》
よい威勢だ。おかげで私を癒す二つの方法のうち一つが満たされようとしている。
[震える声に喝をいれるようにして、声を返す>>38レディ。 その態度に満足するように骨は笑った]
では、先の質問にちゃんと答えようか。
一つは、美しき乙女の悲鳴。
もう一つは隊のトップとしての気概を見せるか。というものだよ。
[右手をあげると青白い稲妻がバチバチと音をたてる]
さあ、おもてなしの時間だ。
[その稲妻を握りつぶすと、雷光が周囲に拡散するように広がり、レディの総身を襲うように奔った*]
(39) 2019/12/08(Sun) 01時頃
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─ 魔界/戦場 ─ >>31
[ 手応えはあった──が、それも途中から曖昧になる。 耳に届いたのは、悲鳴とは温度の異なる喘ぎだった。
宙に浮かぶ紅の将がシコウのものであった槍を手に取る。 武装もしていない将の手にあって、それは武具というよりは教導の道具にすら見えた。
どこへ導くものか。
兜の奥で目を細める。 埒も無い。]
(40) 2019/12/08(Sun) 01時頃
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[ 返す、と向けられた反撃の穂先に反射的に手をかざす。 障壁の業は、だが、砕かれた。 魔力が削られていたせいもあろうが、万全でも、抗し切れたかどうか。
刃は掌を深く裂いて、先ほど相手を貫いたのと同じ場所へと突き立った。 重い衝撃が貫く。
刃に残る紅の力が肉体に触れて、熱い。 視界が眩む。
蹈鞴を踏み、かろうじて視線を彼に留める。 退却すべきだ、と理性は主張するが、体は動かない。]
── 名は。
[ 押し殺した声で問うた。 その答えから力を引き出そうとするごとく。*]
(41) 2019/12/08(Sun) 01時頃
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― 魔界/領地争い ―
[>>39表情を模るものは無いのに、楽しげだと分かる顔。 カラカラと響く音すら軽やかで、だというのに私の身体の震えを増していく。
先程、二つとだけ言われた質問の答えが明かされた、私に対しての恐怖の宣告であったのも拍車をかけたのだろうけれど。 トップとしての気概を見せるか、という言葉は先の行動を言外に責められた様にも思え]
……っ!!
[白い骨の手から弾けた稲光、握りつぶされて拡散し私の身目掛けて奔りくるそれからまた逃げだすなんて情けない様を晒すわけにはもう行かず]
──scopulus!
[力ある言葉を紡ぎ、地面をせり上げ雷を遮ろうと試みたが発動は叶ったか*]
(42) 2019/12/08(Sun) 01時半頃
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─ 魔界/戦場 ─ >>40
[槍は持ち主を希求するかのごとく飛翔し、防御を貫いて彼の元へと戻る。 掌から溢れる赤と濃い血の香気が魔の性を疼かせた。 知らず、舌先が薄い唇を舐める。
再び剣を取ろうと動かした手が止まる。 名を問われるのは、戦場においては珍しいこと。 己にとっては、喜ばしいこと。]
黍炉。 今はそう名乗っている。
[いくつも名を持つことを隠そうともせずに答え、懐に手を入れた。]
(43) 2019/12/08(Sun) 01時半頃
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[引き出したのは数枚の符。 短い言葉と共に投げれば、複雑な軌跡を描いて飛び、宙に張り付く。 東西南北、そして天と地。符を中心に見えざる壁が伸び、空間を四角に切り取った。 いかなる魔の技をも通さない不可視の匣に彼と己とを閉じ込める。]
私が求めるものは君だ。
オトサカのシコウ。 大人しく、一緒に来てくれるかい?
[階段を降りるように宙を踏み、地表へ降り立つ。 彼と視線の高さを同じくして、問いかけた。**]
(44) 2019/12/08(Sun) 01時半頃
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― 魔界/領地争い ―
[下手に術で防がずに土に雷を防がせる。そのほうが確実だ。と評価項目を増やす。 せりあがった土を爆散させるように稲妻がはじけ、レディ>>42が発動した術が雷を塞ぐ。]
《カラカラカラ》
やろうと思えばできるし、いーーーじゃーなーーいーーかー。
[骨は笑い、間延びさせた声が響かせて、声が大気を揺らし]
私もできるんですよー!こーいうのーー!
[骨の空洞からできた独特の声のもと、骨の足元がぼこりとせりあがり、土の塔がたつように盛り上がり、形作られたのは土の人形。 骨を肩の上に乗せられるほどの大きさのそれは、腕を振りかぶるようにして、レディ目掛けて土の拳を叩きつけた**]
(45) 2019/12/08(Sun) 02時頃
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― 魔界/領地争い ―
く…っ!!
[術の発動は成り、雷の直撃は避けられた。 けれど>>45稲妻に散らされた土と、弾けた光自体を防ぐことは出来ず目を瞑る。 その隙をつこうと思えばつけただろうに、間延びした声を響かせるのみに留められたのは強者の余裕か。 こちらの体勢が整ってから続けられた言葉に従い作り上げられたのは土のひとがた。 その大きさは先から見ていたゴーレムの比ではなく、握られた拳が直撃すれば命の保証すら危うかろう。 こちら目掛けて振り下ろされるそれは防ごうにも今の土壁には強度が足りない、ならば]
──inspiratione!!!
[攻撃こそ最大の防御とばかり、言霊で生み出した風の塊を拳に真っ向かち合わせた**]
(46) 2019/12/08(Sun) 02時頃
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─ 魔界/戦場 ─ >>43
[ 躊躇いなく返答があった。 紅の将が艶めいた唇から紡いだのは誰の、とも何処の、との枕詞もつかない名。 耳慣れない身近な響きにはあるいは家姓すら伴っていないだろうと推察された。 何者にも拠らず確固たる個でいられる強さと自負を感じる。
その相手が、シコウの名と出自を知っていた。 あまつさえ求めると言われる。 どちらも一方的だ。
いささかの動揺を鎮めるために、深く息を吐く。]
(47) 2019/12/08(Sun) 08時頃
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[ 周囲に巡らされた札術は逃亡を阻害するためのものと思われた。 もとより援軍が来るとも思っていないが、「一緒に来い」とは如何なる動機か。 捕虜にしたところで、オトサカから何か引き出すのは難しかろう。]
無駄だ。
[ 零したのは返答でもあり、自戒でもある。 告げられた名を意識に乗せながら、胸に刺さった槍を引き抜いた。]
(48) 2019/12/08(Sun) 08時頃
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[ 生半な攻撃ではダメージを通せないのは、すでにわかっている。 残された力も多くはない。 差し出せるものが我が身だけであるならば──そうしよう。
溢れる血を魔弾となし、叩きつける。
火山の力を基とする父は、子らの肉体に特定の資源を象徴として授けた。 シコウのそれは、オパールだ。 その硬度では戦場で役に立ちはしないものを、と悔しくは思えど、仕方ない。 炎の揺らめきの如き緋をまとう結晶を撃ち尽くし、前のめりに膝をつく。*]
(49) 2019/12/08(Sun) 08時頃
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オトサカは、>>47訂正 「身近」→「短」
2019/12/08(Sun) 08時半頃
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[彼を名指しした瞬間の動揺は、表情のない兜越しにも伝わった。 彼は今まで、個として望まれたことがないのだろうか。 戦場の舞踏家と呼ばれ敵に恐れられはしても、味方に求められているようには見えない。現に、彼の危機は他の場所からも見えただろうに、誰かが彼を救いに駆けつける気配もない。
ならば私が教えよう。 求められることの喜ばしさを。 彼の初めてを味わう。そう考えるだけで漲る。]
(50) 2019/12/08(Sun) 12時頃
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