人狼議事


191 The wonderful world -7 days of MORI-

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小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2016/06/04(Sat) 17時半頃


【人】 童話作家 ネル

[「死んだんだよな?」>>420
彼の問いに、僕は肩を震わせて、否定も肯定もできませんでした。
自分でも、確信は持てなかったからです。

――「おれがなんとかするから。」>>424
その幼馴染の言葉は頼もしく、そして、さらに僕を惨めな気持ちへとさせました。
僕には、そんなことをいう勇気はないからです。

最初の絵本で描いた、蛾の翅。それを纏って、赤いパーカーの人へとまっすぐ向かっていく彼>>429は、まさにヒーローのように思えました。
それに比べて、僕はなんと役立たずなことでしょう。
ただ、地面にへたり込んで、彼の背中を見ているだけしかできないのですから。

せめて、少しでも彼の役に立ちたい。
その願いに呼応するように、おもちゃの兵隊はカエルの群れへと武器を振るっていきました。]

(451) 2016/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 童話作家 ネル

[そういえば、この兵隊は、彼の翅は一体何なのでしょう。
重い盾がカエルへと振り下ろされる音を聞きながら、ふと、そんなことを思いました。

脳裏を過ったのは、謎のメールの文言です。
『2人1組になることで「サイキック」が目覚めます。』>>#4
成程、僕と彼の契約が成立したから、この力が目覚めたということでしょう。

この状況に陥ったのが、ただの事故であることは明白です。彼のことを責める道理はありません。
けれど、もし、僕が足手まといになって、彼の命を危険に晒すようなことがあったら?
そう考えると、真っ暗な穴に落ちていくような気持ちになるのです。]

(452) 2016/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 童話作家 ネル

[ですから、最後のカエルに風穴が空いたところで、僕はまた願います。
せめて、彼の足手まといにならないように、と。
謎の影に向かっていく彼の助けになりたい、と。

赤いパーカーの下、楽し気な笑みが浮かんだ>>@52のと、背後から獣の唸り声が聞こえたのと、
ちりり、と、兵隊の首につけられた小さな鈴の音が聞こえたのは、ほぼ同時でした。

そうして、兵隊は一斉に動き出します。
盾を持った兵隊は、僕を守るように僕の背後に盾を構えて、
剣を持った兵隊は、獣の唸り声を絶つために剣を振り下ろし、
銃を持った兵隊は、翅を纏った幼馴染の向こう、赤いパーカーへと、そのライフルの銃口を向けたでしょうか。]

(453) 2016/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 童話作家 ネル

 僕、だって……。

[足手まといには、ならないんだ、と。
鼻を啜りながら呟いた声は、きっと誰にも届かなかったでしょう。

再び潤みかけた目を擦って、僕は、唸り声を咆哮に変えた狼を振り向きました。
そうすれば、獣の断末魔が、或いは、獣の牙を防いだ金属音が響いたでしょうか。**]

(454) 2016/06/04(Sat) 18時頃

童話作家 ネルは、メモを貼った。

2016/06/04(Sat) 18時頃


【見】 さすらい人 ヤニク

[振り下ろされた剣を、飛び退くことで躱し>>453
金髪の少年へと飛び掛かったのは良いが、兵隊がそれを許さず、金属音が響く>>454
ライフルの銃口が、こちらを向いたところで、
彼のパートナーへと当たってしまう可能性が少しでもあれば、銃弾は放たれまいと高を括る。

ノイズ<ウルフ>は、今度は高く飛び上がり、頭上より金髪の少年――ではなく、彼を守る盾の兵隊へ、強かにその身体を打ち付けんと。]

(@53) 2016/06/04(Sat) 18時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2016/06/04(Sat) 18時頃


【見】 好奇診 キカ

[ちんちくりんと言われるのはまあ、幼い見た目であるゆえに致し方ないとは思うが、苦笑をして>>323

ノイズをけしかけたならば、その様子を横目に見ながら新たな通知音。]

『わーおまわりさん横暴すぎ』
『チャーハンもいいね』

[メニューを思い浮かべつつ、そんなコメントを。あまり食べられない故に特盛とは縁がないが、彼らの食べっぷりを見るのは楽しい。]

[横暴そうな男のサイキックは発火能力の様だ>>324。カエルのノイズはあっという間ひ黒こげになってしまった。]

(@54) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【見】 好奇診 キカ

[もう一人の方は、と 目を向ければ
何故か愕然としたような>>434表情を浮かべていて。
ああ、これは。エントリー料が何か解ったのだろうな。
こそり、口許を歪ませて笑みを形作って。]

 ……っ

[おおっと。
彼から気を逸らしてしまっていたが故に、此方に彼が敵意を向けて来るのに>>408少し反応が遅れた。

けれども、彼が此方に危害を加える事はなく。]

 ……憐憫?

[彼の豹変具合には、流石に私も首を傾げて。
……もしかすると彼、面白い事になっているのかもしれない。]

(@55) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 目前に膜がはられたように、視界が歪んだ。

 ああ、傘か。

 そう気づいたとき、
 勢いのついた足は、止めるにはもう遅いから、
 傘に触れた瞬間、靴越しにも伝わるその奇妙な固さに、
 咄嗟に、宙に浮いたまま、
 力を流すように自分が後ろへ”飛ぶ”。

 その後、赤いひとの口から放たれた言葉>>@52にも、
 不思議と、身体が、気持ちが、止まることはなく、]

(455) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【見】 好奇診 キカ

 ……別に。生前に良い思い出はないもの。

 いいんだよ。救いも無限の未来も、私には過ぎたものだったからさ

[眼鏡のお陰で表情がわからなくて良かった。
けほ、と掠れた息を吐き出し、再度彼らに向き合う。

ふわり、パイプより薫る紫煙の匂いとともに、球体が形作られてゆく>>440。]

 そりゃあそうだね。
 私もスタートラインで留まっていられちゃあ困る。

[球体はカエルのノイズを貫く。此方に向けられたものは、懐から取り出したメスで弾かんと。]

(@56) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



[ 紀陸 類がエントリー料として徴収されたのは、『諦め』である。]

.

(456) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ それは、たとえばこんなときにも顔を覗かせる。

 赤いひとの声に、振り返ることはした。
 きみの背後に、新たな化物が姿をあらわすのが見えた。
 ああ、きみを守らなくては。
 だけど、目の前のコイツも、倒さなければ。

                        ──── 選べない。]

(457) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 生前の紀陸 類であれば、こんなとき、
 戸惑いつつも、幼なじみの元へと、
 文字通り、飛んで帰ったはずだ。

 おとなしく、覇気のないこどもではあれど、
 物分かりも、諦めもよいこどもであった。

 なにもかもは手に入らないと、よく知っていた。
 完璧超人でもなんでもない自分には、
 できることとできないことがあるということも、
 世の中、どうにもならないことがあることも、

 そういうことだけは、よくよく知っているはずだった。]

(458) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ だけど、今、]

    ( 全部 やらなきゃ 全部 ほしい 全部 全部 )

[ 諦めることを忘れてしまった今、紀陸 類には選べない。]

(459) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【見】 好奇診 キカ


 …けれども。
 私ら死神を倒しても意味は無いよ。

 生き延びるには唯一つ。
 "ミッションをこなすこと"

[一応私は補助部隊だから、戦闘向きではないし
どちらかというとヒントを与える役に立つ奴だよ?なんて
内心でひとりごちた。*]

(@57) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ きみのため、きみを元に戻すため、
 役に立つかもしれないこと、全部、
 貪欲に、追い求めてゆく、しかない。

 赤いひとの元へ、飛び戻る。
 さっきよりも少し高く、その頭上を飛び往くように。
 優雅に舞う蝶を装うように、どこかふらふらと、
 りんぷんを撒き散らすように。

 羽ばたくたびに散るそれは、
 身体にはあまりよくないものだから。

 ひとならば、息をせずには生きられぬでしょう。
 吸ってしまえば、痺れるくらいのなにかは、
 あるんじゃないだろうか、と、

 ちらりと、こちらに銃口を向ける存在>>453が視界に映る。
 「撃ってしまえ!」と、声高に叫ぶ。]

(460) 2016/06/04(Sat) 18時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2016/06/04(Sat) 19時頃


好奇診 キカは、メモを貼った。

2016/06/04(Sat) 19時頃


【人】 トレーサー キルロイ

[ それから、それから、それから。
 欲張りに生きるのはとても忙しい。
 もう死んでいるはずだけれど。

 本来、蝶と違って蛾は、まっすぐ、速くも飛ぶものだ。
 びゅんと、きみを守るように掲げられた盾を超え、

 また、足を振るったのは、武器も、腕もないからで、
 盾を壊そうとせんばかりに身体をぶつける化物の腹めがけて、
 死んでしまえという気持ちだけは込めて、
 おんぼろのスニーカーをぶつけにいく。

 その間にも、宙に浮いたおれは、羽ばたく、羽ばたく。
 地面に、目にはほとんど見えない淡黄色が、
 うっすら、積もっていく。*]

(461) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

[「壁」は雑踏に戻って、ガヤガヤと音をたてている。

そうしたら、歩調も鈍くこともない。ちょっとさっきの女の子の傘が羨まし…くはないわね、見た目重視なら。

お腹がなったの、やっぱり聞こえてたみたい。
笑わないでよ、って言いかけたけど、多分今一瞬泣いたあたしよりマシじゃないのかしら。
そう思ったらその笑顔を崩すような事は言いたくなかった。

他の参加者がいる、なんてウソみたいに。
あたしにはこの人しかアテがなかったから。

…知らない人でも支えてくれる大人のひとは、少なからず心強い。]

(462) 2016/06/04(Sat) 19時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/04(Sat) 19時頃


【人】 記号の妖精 ミーム

[強く握りしめられた手を、握り返す。>>374
契約は終わってるけど。互いにこのほうがきっと支え合えるから。

空腹を埋めるがてらあるいて、
おにーさんの開いた地図を一緒に覗き見る。>>375

どちらが、なんて聞かれたら、
もともと観光にきてたあたしに迷うなんて文字はなかった。]

 ぱせり!
 グラデーションドーナツ!

[海外から初上陸と詠われて数カ月たってる。モリ区ではもう「古い」部類かもしれないけど、流行した当時にテレビでみた赤から青から緑からしたチョコとは思えないそれをかけたという、話題だけかっさらったそれが食べたくてチェックをいれていたお店。]

(463) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

[きいてすぐに道を自分で確認し、
ぱっと手を離して、先導きって走っちゃった。

ちょっと遠くの空をみたら、ドーナツと同じいろした鳥が飛んでたかもしれないけど>>403、あたしたちが走ったのは反対方向だった。

ええ、相変わらず参加者なんていないじゃない、なんて内心不満をぶーたれて。きっと次に空をみるとしたら、傘の女の子探しかもしれないな、なんて。

不意に尋ねられたテレパシーでの質問に驚いて、
目を丸くしながら振り返るけど…。

…表向きでは、くるっとまわって。
にっこり、笑うだけにしましょうか。]

(464) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

 ― カフェぱせり ―

[お店に入った途端、
くにゃり、と。何かが揺らいだ気がした。

それ以上になにをいえばいいのかしら。
何が揺らいだかもわからないの。
そこで謎の種が植えられていたとしても――>>40>>41
「こっち」にはさも関係の無いように。]

 『いらっしゃいませーお二人様ですか?』

[と。店員さんは何事もないように営業すまいる。

トレイルが言った通りにものごとを伝えれば>>442
案内されたのは一番奥の席。
ちょっと他より静かだけど、窓もあって景色は確認でき…というか、店は普通に対応してくれたことにそこで気付いて。

でも、なんていうか…、それ以外はあまり他とかわらないみたいだから。「イベントの参加者ですか」って聞くのは、気が引けたから、素直にあたしはグラデーションドーナツと、オムライスを頼んでいる。]

(465) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

[注文がくるまで、情報を確認しようとして、
ポケットにつっこんでいたポーチを取り出す。]


 …あ、あたし。

 さっき「トレイル」が好きって、言ったでしょ?
 …ほら。

[テレパシーの会話で話題に出た、
憧れの人の話を雑談混じり、とばかりに。

トレイルがCD発売ライブで売っていた、
ロゴ入りのポーチ、その中に入ってるハンドタオル、
CD特典でついてたストラップをぶらさげたファンデーション、ボールペン機能つきのペンライト。

などなど。]

(466) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

[ファンもといオタクってね。こういうの鈍いのよ。

でもわかるでしょ?
「ロゴシリーズ位なら溜めてても許される」。

クスクス動画とかみるとたまにイラストとか絵とか。
ああいうのつかわれてて、持ち歩くと学校じゃたまに引かれるから控えてるけど、こういうものなら痛い目をあまりみないとか、考えちゃうじゃない?

…手遅れだなんて、まっさかぁ。ふふふ。

でも。今こそ「トレイル」の動画の再生回数は三千万なんて気の遠い話だけど、それ以前から同人イベントとかで売ってたものだって混じってるんだもの。

ミーハーとはあまり思われない程には集めてるそれで、机にお店ひろげた。語るより見てもらった方が早かったし。]

(467) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

[それがひといきついたら、携帯で来た地図を確認したりして、女の子が飛んでった方角なんて思い出していたら、ふと、彼から飛んできた言葉と、質問。]


 なかざとさん。…っていうのね。
 おにーさんおにーさん言っててごめんね。
 そういうの言う暇もなかったから…。

[タメ口は治せなかった。
オフ友子ちゃんもじつは10歳上だった時に、ネット上でタメだったのがいきなり敬語にはなれなかったし、かなり同感覚で喋ってるけど。
怒りはしないし、なんて彼の優しさにとっくに甘え気味だった。

そうやって。気軽に。
続けて言葉を、発しようとして。]

 よろしくね中里さん!


  あたし―――――――――――――――

(468) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

 ――――――…。

[例えるなら、小骨が喉につまったような。
1000あるパズルピースが一つだけ、ないような。


17歳、高校二年生。
野菜農家のパパとママと、
弟と、カラオケ好きなおばあちゃん。

都会暮らしなんかしてないから、
パソコンと携帯だけが「トレイル」を追う媒体。
トレイルがすき。それだけでここに来た。


   …そんな、あたしは。]

(469) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

[思わず、一度席をたって、
ポーチから財布を出して、学生証とか、内科の診察券とか、カラオケのメンバーズカードとか、レシートとかあれやこれやを、探して。さがして、さがして。

 あるものすべて1行、黒く塗りつぶされている。
 さっきのあたしのブラックホールみたいに。

財布の奥でみつけたオフ子ちゃんとのプリシール。

バッと勢いづいて…みたものは。
黒くは、なかったけど。

呆然。唖然。把握把握。
無くして漸く大事だって気付くってこういうことね。
苦虫かんだ顔を見せちゃったかもしれないけど。
どうしようもなく、と。

そのプリシールを中里さんの前にそっと出す。
映ったあたしの下に書かれたそれを、さしだして。]

(470) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 決意の言葉は、届かなかったように感じた。
 一瞬でぐらついた己の決意を現したみたいに、
 握りしめていたサーベルの柄は、
 役目を果たした途端、再び光の粒子になって、消滅する。

 ―― 所詮 ほんものじゃあ ないのだ。

 そんな己の慣れない動きを、
 これ以上無い言葉で評されて>>428
 錬成された ほんもの の サーベルが、
 彼の右手から無数に飛んでいく。 ]

(471) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 記号の妖精 ミーム

 …『Meme』。
 ミームとか、めめって呼ばれてるわ。
 ……ハンドルネーム、なんだけど。


 あの。ね。
 あたし…"名前、とられちゃったみたい。"


 あははっ… 今 気づいたの!
 ほんっとあたしってばバッカよねー!
 


[から元気を出して、届いたオムライスを食べようとスプーンをにぎって、ぐしゃり、と真ん中から割ってやった。
今まで以上に、得体のしれない、気味の悪さを覚えて、
現実でないことから目を逸らすように。

同時に。取り戻すものを見つけたやる気を、掬いあげるように。]**

(472) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 楽器職人 モニカ

― 或る少女の無くした断片 ―

[ 頑張れば、追いつけるかな、と。
 珍しく 弱音のように、震える声で言ったことがある。

 相手は■君なんかじゃなくって、
 ■君と並ぶくらい頭の良い クラスメートのおんなのこ。
 
 模試の成績が張り出された廊下で、
 悪い判定を食らった成績表を握りしめて。

 ■君の背をいつまでも追いかけている私のことを、
 「がんばることは素敵だけど、あきらめも肝心じゃ無い?」
 って、遠慮無く地の底にたたき落とす言葉に。
 
    ―― ああ つかれたな

 って。 感じ始めてしまった。

 いつかの 忘れた日。 ]

(473) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ ―― 目が 合った>>431
 
 きっと。
 己の表情は、泣き出しそうな、もので。
 はくはくと、言葉を選ぶように口を数度動かしてから、
 
 ようやく。 ]

 …桐原君は、すごいね

[ 眉を下げて、悲しげに笑む。
 彼がすごいこと。なんだって、出来ること。
 そう思うのは本心なのに、どうしてだか。
 
 自分の出来なさを 痛感してしまって。 ]

(474) 2016/06/04(Sat) 19時頃

【人】 楽器職人 モニカ


 え…えっと。
 私も、 ――頑張るね。
 使うとき、 きっと 触らなきゃだめだから。
 桐原君の邪魔しちゃうのは ごめんなさい。
  
[ だから 今度 彼に言う言葉は。
 住む世界が違うということを悟った、と。
 そんな感情も、劣等感も、すべて混ざったように。

 たどたどしい。 ]

(475) 2016/06/04(Sat) 19時頃

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