266 冷たい校舎村7
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[ 帰りたいわけじゃなかった ]
(391) 2019/06/17(Mon) 23時頃
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[ 未来なんて 真っ暗だった ]
(392) 2019/06/17(Mon) 23時頃
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[ 逃げ出して 消えてしまいたかった ]
(393) 2019/06/17(Mon) 23時頃
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[ だけど 約束したから ]
(394) 2019/06/17(Mon) 23時頃
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みんな、待ちくたびれてるかな。
(395) 2019/06/17(Mon) 23時頃
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[ 彼の明るい声に笑顔で応えて頷く。
蛭野くんと、高本くんにも目配せをして 大きく息を吸い込んで、光に手を伸ばす ]
(396) 2019/06/17(Mon) 23時頃
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[ 雪解けは もう目の前 ]**
(397) 2019/06/17(Mon) 23時頃
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[ざんねん。ランドセルにバッタを入れるより きっと悪質ないたずらです。 覚悟しとけよ、悟。
……なんてな。 ヨーコねーさんと笑みを交わしながら 俺はただ「わかってる」に頷いた。>>388*]
(398) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[出口へと皆がやってくる。 だから俺も、行かなくちゃいけない。]
(399) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[出て行く直前に振り向けば 冷たい校舎がまだそこにあった。
再び戻るまい、と思うことはあれど 俺も人間だ、あそこに戻って 再び閉じこもることもあるのかもしれない。
けれども、その日が来るまで―― 俺が時計の針をもう一度止めていいと思える、その日までは かの校舎に「さようなら」を言っておこう。]
(400) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[昇降口から外へ出てから、 光の中で捕まえてくる手を握り返した。強く。>>386 君たちが俺と真っ暗な校舎から出て行けば 子供の頃幸せに遊んだ>>382青空が光に変わる。
逃げ場はもうどこにもない。>>393 潜む暗がりもなければ、 深く積もっていた雪>>397も、今はなくって
どこに辿り着くかもわからない光の中で 俺は最後にひとりずつ抱きしめた。
……ちゃんと抱きしめられたかは、 まぶしくって見えてないから、わかんないんだけど
犬の体温くらい? ……それくらいのちょっとばかしの暖かさは 感じてくれると嬉しい。
ありがとう、って心ばかりの礼だ。]
(401) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[……大丈夫。 最後に少しまぶしいけど、 怖くないよ。>>373]
(402) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[真っ白い光の中で、 この言葉が聞こえているかどうかはわからない。 だけれども、三人に向けて言うだろう。]
またな、ともだち。 さようならじゃなくって 「また会う」ことをいつまでも願ってる。
だからさ。 今ここで君たちを止めたりはしない。 時計の針を止めることはしないでおくよ。
[君たちと見る明日は、どんな景色だろう。 俺は、ずっとそれが見ていたくって 君たちをここに閉じ込めた。]
(403) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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あのな………… きっと滅多に言わないから、 今言っとく
…………君たちの事が、大好きだ。
(404) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[だから、どうか]
[願うことはひとつ。]
[おはようのその先で、君たちの笑顔が見られますように。]
(405) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[冷たい校舎の時は――――――。]*
(406) 2019/06/17(Mon) 23時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 23時半頃
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[ 偶然持っていた、にしちゃできすぎてもいるが>>+70 堅治がそう言い切るのであれば、そのまま。 心理学の道に進むかどうか、なんて会話も したことはなかったように思うので、 どちらかなんて判別もつくはずがなかった。
勢いよく弾いた爪の先っちょでは、 堅治の血色の良い色をした額を何にも変えられず ただ、さすられるのを眺めるだけになった。 ]
ま、火があるかどうか知んねえけど……
[ 火のアテ、と聞けば眉間の皺が深くなった。>>+72 ]
(+81) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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他人に無理して合わせる必要なんてない、だろ ……嫌なもんは、はっきり嫌って言えねえと 苦しくなんのはお前自身なんだから
煙草、害しかねえんだぞ?
[ そんな害まみれの煙草で満たすしかなかったのは。 俺の方、なんだけど。
扉が堅治の手によって開かれれば、>>+72 追うように喫煙所から外に出るだろう。 吸い込んだ空気は綺麗だ。薄汚れてない。
そうして、煙草のおかえしについては、 自販機のジュースにつられるような男じゃないが 今回は仕方ないので、その笑顔と提案を 甘んじて受け入れようじゃないかって、顔をして。 ]
(+82) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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……まったく変わんねえ人間なんていなくね? むしろ、気づかない相手こそ問題あるだろ。
もしも、本当にともだち、ならさ。 堅治が昔から変わっちまってたとしても、 ひさしぶりなら、嬉しいもんじゃねーの?
ま、一般論としてだけど。
[ 明かしてくれた悩みの話を聞いて、>>+73 同じ奇妙な体験をしたクラスメイトの枠から 一歩だけ、おともだちに近づけた気がして 俺はすこしだけ、嬉しいって気持ちが湧く。
ごめんね、が押し付けられたなんて 一ミリたりとも思っちゃいない。 ]
(+83) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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つうか、情けねえとこ見れて俺は親近感湧いた 完璧超人な宇井野堅治が、思ってたよりも 人間らしかったっていうのが。な?
……ほら、怖え校舎に閉じ込められた夢。 あん中でも、お前怯えてたろ 窓の外眺めて、とか。マネキン見て、とか。
[ 少しふざけたように笑いながら、 両手で幽霊を示すようなジェスチャーをする。 ]
(+84) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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怖がりの堅治くん。俺が守ってやろーか?
[ なんてな、と。からかうように言いながら 病院の入口の方へと歩き出していた。 ]
(+85) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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[ 綺麗な空気をすこしだけ肺の中へと吸いながら ]*
(+86) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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迷子してるよ。 たぶん、これからも。
(+87) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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[……なんてことを柊に言う機会は、 とりあえず今のところは訪れなかった。 ついでに言うと、買い物に誘うノリみたいな告白の現場に居合わせることもなくって、 だからイロハはふつうに手を振っただけだった。>>+78
きょうの今この瞬間の、 イロハにとっての世界(というか家)の主のことについては黙殺して、 あしたのことは深く考えない。 そんなありさまのイロハが買って手に取ったとしても、 ミルクティーとココアの缶は温かい。 平等ってこういうことをいうよね]
(+88) 2019/06/18(Tue) 00時頃
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