219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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(───きみを傷つけるのだから。)
[>>@113 死神の径へと辿るのに 手を引いたものの存在など知らない男は、 その言の葉を何処までも愚かしく鵜呑みにして 増え往く有象無象の雑音の気配を見回して、 何処迄も自分勝手なおこないに手を染めるのだ。]
(事態を手招いたのも、我儘に付き合わせたのも、 夢幻に付き合わせたのも、須らく僕の罪業。 為らば、”最期迄”付き合って貰ったって 今更増える罰も、──たかが知れているだろう?)
(236) 2017/06/23(Fri) 02時半頃
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所詮、口約束だろ。 それに、この怪我で行けると思ってんのか。 きみも、僕も。足手まといになるだけだろう。 他人様に迷惑を掛けるだけ、…じゃあねえのか?
(足の熱は、 薪のように勢いを増す事は無かった。 だらだらと赤を垂れ流す左腕と、 惨めな引っ掻き疵の残る背から命が薄れるごと、 次第に死んでゆくように冷めてゆく。)
[───きみに最初から最期迄迷惑を掛け続けて、 愈愈こうなりゃあ、何方が駄駄だか分からない言葉を 譲る気もさらさらと無いままに、最もらしく諭す。]
(見誤ったのはだれか、を差し置いて。 嗚呼、でも、ある意味じゃあ都合の好かったのだ。)
(237) 2017/06/23(Fri) 02時半頃
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( きみが輝久であれ、 そうでなかれど、きみを生かす。 諦念の悪さはその一貫ばかりを貫き通す。
元どおりに帰すことまではちょいと 無理かもしれんが、其処にいのちがあるんなら ──── 容赦してくれ。 )
[ それを告げるのは”どちらのきみ”か。 知るための記憶は、閉ざされたまんまだ。 ……恐らくは、未来永劫。 ]
(238) 2017/06/23(Fri) 03時頃
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……それになァ、 約したのはきみじゃあないだろう。 全部、僕になすりつけちまえばいいんだよ。
────その為に、”きみひとりで行ってくれ”。
(239) 2017/06/23(Fri) 03時頃
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(赤に塗り潰されたてのひらでは、 もう、如何なってんのか分かりもしねえが。 律儀に皆な、待っていなくとも叶うものばかりだろう。)
[ずるずると、 自ら離れた癖に這い蹲るように伸ばした手は >>228踏鞴を踏む足の均衡が崩れたのを好い事に、 袂を掴んでは、石畳に赤い線を引きながら、
────ろくに動かない左腕に 最期の力を籠めて、その袂を掴み、 腰を下ろせば引き摺るように襟元を一緒くたにして 掴み、それから、”木刀”であったそれと きみの手とを縫い付けるように右手で重ね、握り、]
(240) 2017/06/23(Fri) 03時頃
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( その刃を、この首に添えた。 )
…… ” 僕を殺せば、きみは走っていける ”。 明日の終わりを待つこともなく、生きられる。 (かもしれない、と謂う仮定は斬り捨てた。)
[───ひとに、触れるのが怖いほどに。 一度絡めば死後に於いても纏わりつくような、 「決して離れない」なんて藤花の言葉毎断って欲しい。]
(241) 2017/06/23(Fri) 03時頃
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(……臆、二度くらい死に直さなきゃあ、 ”きみ”をちゃんと見れはしないのだろう。 三度目の正直など、流石にありはしねえだろうけど。
─────だが、 ”次が存れば、その時は。” ) [きみが渋るようであれば、その手ごと引っ張って。 空白の時に狩らせた椿の恨みに憑かれたかのでもよう、 ───その首を捧げようとした。]
(242) 2017/06/23(Fri) 03時頃
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……じゃァ、 あとは宜しく。
[>>@114 周囲の雑音共の躙り寄る様に、 嗚呼、何時かに四面楚歌の曲目なんて思い出しはして。 儘、呆けたあとの彼に振り向き様、微笑んで。]
(死神の為らせ方なんてのは知らねえが、 かれに任せりゃあいいだろう、と亦ぞろ浅はかに) (臆、でも。気力の力ってのは、 碌に強いもんでもねえから、 剥がそうと思ったのなら───、 ──分からねえけれども、なァ。)*
(243) 2017/06/23(Fri) 03時頃
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[足りないものなど、 足した覚えなど何処にも無かった。 今になっては奪ってばかり、 過去に至っては─── ……。]
(……この視界に、 言葉以外できみ”だけ”を見れたことは ほとんどと、無かったのに。)*
(244) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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— 失われた回想・4 —
[長い時間を経て。 子供たちの悲願は、達成したかに思えました。
10億円を稼ぐという条件。 十数年を経て、それをとうとう満たした日のこと。 オトナたちに向かって、子供たち——既に成長してその枠をはみ出た者もいましたが——は解放を訴えました。 誰もが、鬱屈した暮らしからの自由を望みました。
しかし。]
(245) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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「君たちを自由にする?」 「さあ、何のことだか分からないな」 「それよりも次の公演の準備だ」
[——返ってきた返答は、これまでかけてきた長い年月を、 あっさりと裏切るものでした。
金の卵を産む雌鳥たちには、最初から、 檻の外へ出る権利など、与えられてはいなかったのです。]
(246) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[それが、火蓋を落とす切っ掛けでした。
マジック用のナイフを手に、オトナたちに最初に飛び掛かって行ったのは、 「あわてんぼうグレッグ」でしたか、それとも「ふまじめリッキィ」でしたか。
怒りと恨みに満ちた声を上げ、振り下ろした銀の刃は、 それも虚しく、オトナたちにあっさりと止められました。]
「まだそんな元気が残っていたのか、乱暴者め」 「何も分かっていないんだな、がっかりだよ」
[嫌な笑いを、オトナたちは浮かべていました。 子供たちの怒りを、悲しみを、絶望を、踏み躙るように。]
「そうだ、見せしめには丁度いい」 「逆らっても無駄だということを教えてやる」
(247) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[間もなく、子供たちは1つの部屋に集められました。 “見せしめ”をすると言って、笑うオトナたち。 その意味を、理解できる子供と理解できない子供は半々くらい。
一列に並べられた子供たちを、吟味するオトナたちの目線。 何やら話しているのが見えた後、オトナたちを掻き分け、「偉い人」が前に歩み出てきました。
その“女の人”が、何を考えたのかは誰にも分かりませんが。
彼女は、「おろかものメアリー」の目の前にやってきて、足を止めて、 そして——凶器を取り出したのが、見えました。
子供たちは、息を呑みます。 皆が絶望の中、10億円の目標まで頑張ることができたのは、 全ては「おろかものメアリー」の励ましがあったから。 それを誰もが知っていました。
彼女が“見せしめ”で殺されてしまえば、もうどうしようもない。 それを分かっていながら、恐怖で動くことができませんでした。 ……ただ、1人を除いて。]
(248) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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や、や、……やめでけろ……!
[「おろかものメアリー」に、処刑の手が下されるその瞬間。 「なきむしキャサリン」は、飛び出していました。 自分を救ってくれた大切な人を、救うために。 ここを出たら友達になろうと約束をしてくれた、彼女を救うために。
きっと、夢中でした。 マジックは失敗ばかり、みんなに責められ落ち込んでいた「なきむしキャサリン」は、 ひとかけらの勇気を振り絞って、処刑を執行しようとする凶器の前に飛び出しました。
「おろかものメアリー」は、死の覚悟をしていましたが、驚いて目を見開き、 そして「偉い人」は——]
(249) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[——。
凶器が、1人の子供の命を一瞬にして奪い去りました。
その子供は、死の間際も仮面をつけており、 本当の顔も、本当の名前も、誰も知らないまま。
本人が忘れてしまえば、全ては儚く失われてしまうものでした。
決して思い出されることのない悪夢の顛末は、これでおしまい。 死した子供が、その後にUGで辿ることになる物語も、 残された子供たちと、この闇の一座がどうなったかも、 処刑を実行した「偉い人」がその時に考えたことも、
全ては、知る人のみが知る、失われた記憶のお話。]
(250) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[余談。
「なきむしキャサリン」は、死の間際までたった一つのことを考えていました。 直向きに「おろかものメアリー」を慕っていた感情と、彼女がくれた全ての思い出を。]
(251) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[——「メアリー」は、役立たずの私に勇気をくれた。 どうしようもなかった私を守ってくれて、ずっと支えてくれた。 いつもどんな時も絶えなかった微笑みと、励ましの言葉は、あまりにも優しかった。
出身地はきっと違っていて、北方の田舎生まれの私とは違う、濁らない敬語。 仮面で見えなかったけど、間違いなく美少女を思わせる佇まい。 その全てに、憧れ続けていた。
願わくば、“ああなりたい”と思った。]
(252) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[暗く、辛い日々だったけど、 「メアリー」と過ごした思い出は、悪いものではなかった。
だから私も、きっと、彼女のように。 “自分のことよりも、誰かのために行動できるように” “例え全てを投げ打ってでも人に尽くせるような、素敵な人になりたい”と、
そう決意した気持ちは——
——「死んでも手放したくない」と、思った。]
(253) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[ ……“酒衛 鳴李”が徴収されたエントリー料は、**]
(254) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[ 二人と別れたあと、 禁断ノイズを数匹排除しながら暫く道を歩いて、 十王ストリートから離れた路地裏へと身を滑り込ませる。 その途中、妙な連中を遠目に見たりもしたが。>>#3]
…っ。
[ ここまで派手にやられたのは久しぶりだな、と 吐く息に混じってついつい笑みが浮かぶ。
痛みより、なにより。 戦いの中で真っ先に感じるのは、この高揚感。 どうにも耐え難い、抑えきれない衝動。
だからこそ、もう、俺は戻れないのだろうとも、思う ]
(@115) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[ あのお嬢さんは。 ―― まだ、“戻れる”んじゃないか、って。
そう考える俺は、甘いんだろうかね…? 去り際、彼女に投げられた言葉に、 結局答えることはできなかったけれど。
ひとつだけ確信を持って言えるのは、 勝手に殺したり、勝手に諭そうとしたり。 勝手に期待したり。 “普通”に考えても、自分勝手なのは俺のほうだということ>>+80 ]
(@116) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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[ ――愛されてみたかった。 誰かに必要とされたかった。 ただ一度でいい、「ここにいていいんだ」と、 誰かにそう、言われてみたかった。
それが、かつての俺が願っていたこと。 ずっと忘れてしまいたかった、 でも忘れることの叶わなかった俺の過去の“記憶”。 ただ、俺の場合はそれこそ「誰でもよかった」のだけど。
だから、エントリー料として「自分自身」を奪われた。>>2:@47 なにひとつ好きになれない、 だけどそんな自分の願いを叶えるために必要だったもの。
誰かに肯定してもらいたがっていた自分を失って、 正直、息をするのが楽になったことは、否定できない。 実際、一度死んでから過ごした時間は、 (あいつと過ごしていた時間を含めて) 今まで生きてきたどんな時間よりも、 穏やかで、何よりとても“楽しい”ものだった。]
(@117) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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[ それと同時に、 自分やあいつが支払ったものを知ったことで わかってしまったものもある。 仮に、エントリー料を返還されたとしても、 俺はもう、かつての“戸隠 流生”には戻れない。 あいつが切実に取り戻したがっていた“俺”は>>3:@9 もう元には戻らないんだ、と。
だって、知ってしまった。
人を傷つけて笑っていられる俺は、 他者を踏みつけて平然としていられる俺は、 誰かの命を奪って生き残ろうとしてきた俺は、 …他の誰でもない、俺自身でしかないんだってことを。
エントリー料を奪われたからおかしくなったんじゃない。 あいつが好きでいてくれたものに抑えられていた 俺の本性が表に出ただけに過ぎないんだ、と。 それを突きつけられた、……だから。 あのときの俺は、あいつの手を振り払った。 ]
(@118) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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[ 「Q、失った大切なものを取り戻すことができたとして、 その存在は、「失う前」に戻ることができるか?」>>5:22
――かつての俺の選択は、No、だった。* ]
(@119) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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『prrrrrrrr...』
よぉ、生きてるか田舎娘? 俺はまだ死んでねーぞ。
[ 相手の声が聞けたのなら、 ふ、と声を漏らすのと同時、口許に笑みが浮かぶ。 ]
ヘマはやらかしたがまぁ、明日までにはどうにかなってんだろ。 アンタが無事ならそれでいいさ。 ゲーム続行のためには、“ゲームマスター”が必要不可欠だもんな。
(@120) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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ああ、いろいろトラブルはあったが、 俺としては楽しかったぜ? 禁断ノイズも、特例の『強き魂』どもも。
今回のゲームは最初“平和”だと思ってたからな。 お人好し共が妙に多くて、 けどまァ…今思うと、それも楽しかったな…。
[ 最初の三日間を思い出す。 どいつもこいつも、出会う連中は皆、危なっかしくて 他人を出し抜こうとするような奴よりも、 協力し合おうなんて考えるような奴らが多くて。
最初に会った、集人とヒナはまだ生きているだろうか? それとも、死んでしまっただろうか? いちおう、こちらが先に死んでしまっては 特別ミッションの続行ができないので なんとか生き延びる方向を選んだが。 ]
(@121) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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[ ロイやニキたちはどうしただろう? 最初の三日間はよく顔を合わせていたのだが ここのところ見かけていない。 簡単にくたばるとは思いがたいところがあるので どこかで生きていればいいと、 ついついそんなことを考えてしまう。
…今思うと、こっちも随分、 奴らに影響を受けてしまったのかもしれない。 ずいぶん、甘くなったものだと思う。 今回のゲームは、なんというか、 妙なことが多いものだ。 ]
(@122) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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――…なぁ。
[ 電話口の彼女に問いかける。]
俺に、何かしてほしいことはあるか? 俺が、アンタにしてやれることは、あるか? [ ――ふ、と。 口の端から笑いが漏れる。 もし、相手から怪訝そうな反応があれば ]
なんだろうなぁ、今聞いておかねぇと アンタ、どっか手の届かないところにいっちまいそうでな。 …柄じゃねぇことは、わかってるんだが。
なんにせよ、後悔なんつーのはしたくねぇんでな。 何かあるんなら、聞いとくぞ?
(@123) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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[ 電話先の彼女の答えは、どうだったろう?
それを聞くのが先だったか、 それとも日付を超えるのが先だったか。
いずれにせよ、次に迎える夜明けは、最終日――** ]
(@124) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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[此方を見る先生の意思を知らないからこそ、 随分重い疵を負っていそうなのに意識がはっきりしているのに安堵などして。 虎視眈眈、獲物を狙う猛獣が低く唸るのを横目に、>>@113 只、助けようと、疾く連れ出そうとしていた。
幾ら怪我が重かろうと、翌日になれば治るのだから。 目下、危険な此処を抜けるべきだと考えていた。
(疾く逢いに行かなかったのも、 我儘を諌めないのも、夢幻に付き合ったのも、 須くは己の罪だと思っているのに。
─── 最期の最後でも、罰は下るらしい。)
自分勝手と形容された行為の正体を知る訳ではない。>>236 仮に知っていたとしても、青年は紛れなく先生を生かそうとするだろうが。]
(255) 2017/06/23(Fri) 04時頃
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