97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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"北天の獣《Karen》たるこの声に応じよ 海嘯の黒竜 我は汝を振るわす者也"
[声に応じるかのごとく、ぞぶり、と水蛇の体が膨張し。 絡みつく月光をまるで蜘蛛の糸か何かのように払い飛ばし 天を揺るがす咆哮が鼓膜を激しく揺らし終えた時 蛇は長く美しい姿の黒竜へと変容する。 竜は煌々と輝く黒耀の相貌を以って天使の一つを睨み下ろした]
(403) 2013/09/27(Fri) 01時頃
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La――――、
[飾り音の多い、金属質の歌声。 発せられるとともに、パイプオルガンの音も、セシルの声《ヴォイス》も、響きあい、響きあい、全てを吸い込んで共振、共鳴させる。 ハーモニーを越えていくそれ。敢えて言うのならば、増幅器《アンプ》。]
[体鳴楽器のあるべく姿。響かせ、大きくし、強める力《ギフト》――]
(404) 2013/09/27(Fri) 01時頃
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[パイプオルガンを見上げる様子は もの知らぬ幼子が好奇心で見上げるより どこか違う雰囲気を伴って。
左手でストップを操作し 2人の音域に合う調整を入れる。]
ーーーーー…………へぇ
[それは、確かに人の声とは言い難い、 細かく振動する音色。 元々パイプオルガンの音色も、 セシルの歌声も、高い空間を構成する。 それが、輪をかけて硬質に高く、高く 青年は共鳴しあう音に集中して目を細める]
(405) 2013/09/27(Fri) 01時頃
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[増幅器と歌声を触媒に得て、 音色は、構成された空間は、ただのビジョンではなく パイプオルガンがある空間を実際に塗り替えていく。
穏やかな旋律は穏やかな日差しに、 淡く霞む空、もともと高い大聖堂の壁はより高く、 そのまま、天井は吹きっさらしへと変わり、 大聖堂の地下から這い出した蔓も高く、高く……
倫敦の市民は 時計塔の獣についで大聖堂の異変にも 大変驚くことになるが。
なにせ、大聖堂が茨に覆われて なお姿見せるほどさらに高くなったのだ。]
(406) 2013/09/27(Fri) 01時半頃
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[そうして、短い賛美歌を奏でた奏者 青年は、よくしった大聖堂の様変わりに 演奏後気づいて青い顔をした。]
(407) 2013/09/27(Fri) 01時半頃
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[バチン!儚い破砕音を立てて、月光の帯は跳ね飛ばされる。 想像外の力、尚も天を揺るがす咆哮を前に、少年はひと時、その瞳を驚きで瞬かせていたが]
……黒い竜……!?
そんな、これは一体何の力…… !
[煌々と輝く黒曜の双眸。それが少年を睨み降ろしていた。 先に仕掛けたのは此方、敵意を感じるのは当然だが]
(408) 2013/09/27(Fri) 01時半頃
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[開きがある力量に、表情を歪める]
ﻫﻮﻛﻮﺭﻱﺗﺴﻮﻛﻴﻴﻮ ﻳﻮﺯﻮﺭﺍﻧﻮﺃﻭﺃﻭ ﺁﻧﺎﺗﺎ ﺗﺎﻳﻮﺭﻱﻧﻴﻜﻮﻧﻮﻣﻴﺘﺸﻴ ﻳﻮﻛﻮ !!
[詩の持つ力の指向性が転換した。 天空から注ぐ月光は、月輪を無し、黒竜を襲う。 月の刃が、黒曜の双眸を切り裂かんと迫り往く間、少年はひときわの集中を籠めて、月を讃える賛美歌を歌う]
(409) 2013/09/27(Fri) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/27(Fri) 01時半頃
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― 大聖堂・祭壇 ―
[袋から出した楽譜を神父に渡すと 彼は主旋律をチェレスタに聴かせる
自分のパートは高音部 チェレスタの《声》を殺さぬよう 少し控えめに調律《チューン》する
賛美歌はアリアではなく、神に捧げるもの 調和《ハーモニー》が肝心だから]
(410) 2013/09/27(Fri) 01時半頃
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[音律のフレーズが変わる。 竜へと刃が降り注いだところで玉の鱗が涼しい音を立てるだけ。 青年と竜から見れば児戯に等しいそれに、一つ溜息を吐き]
───"遊んでやれ"
[息を吐き出す。 黒竜は身を翻して吼え応じ、尾が水面を打って飛沫は建物や畔を襲う。 次には月を食らうかのように上昇したかと思えば 少年の身を飲み込むように直上より目掛けて下る。
飲み込まれるだろうその瞬間、あと少し竜が力を加えれば 少年の首が噛み切られるだろう瞬間 嘲るように、ふつりと、その姿は消えて 消えた竜の向こう側───橋の中央。
気だるげな顔をして、青年は少年の有様をただ観察する**]
(411) 2013/09/27(Fri) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/27(Fri) 01時半頃
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[共鳴、増幅。 音同士が響きあう間、"楽器"としてのチェレスタはトランス状態に近い。 音を高め合い、そして自らの音を強めていく。 大聖堂が、大聖堂でなくなっても、それは続いた。]
Ah――――、
[何も、まだ、見えていないが。]
(412) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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[13といえば、イスカリオテのユダを指す 神の子イエスと合わせての13人目
神に背きイエスを裏切り、それから――]
(413) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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[一曲、終わってもチェレスタの歌声が止まらない。 パイプオルガンのパイプがまだ振動して、 空間が、世界がまだ変わろうとして。
青年は青い顔のまま 両手で強く不協和音を鳴らした。
たのむ、もう、やめてくれ、と、いうように。]
……違う、違うんだ…… 俺は…………唯の神父なんだ……
[不協和音を鳴らした後 胸元の切り裂かれたスータンの上から 木製のロザリオを握り呟いた。]
(414) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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[『アルト』には、直接詩を用いて、相手を傷付ける様な力は、殆ど備えられていない。 今の月輪が、少年の知る詩でも、ほぼ唯一の物。 だから、鱗を掠めた程度、それ以上の手傷を負わせられないと悟ると]
――――ッ やられ…!!
[水面を強く打つ、黒き長尾。竜が浮かび上がり。 月影を作り、天高くから竜が降り注いだ時、言葉を失った。
両腕を頭で交差し、強く瞳を瞑り、余り意味も為さない抵抗を]
(415) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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[飲まれ、噛み千切られる。そう覚悟していたと云うのに]
………………あ れ?
[来る衝撃が何時までも来ない事を不審に思い、そろそろと瞳を開けると。 既に、黒竜は、少年の至近は愚か。 まるで冗談か、幻想かの様にふつりとその姿を掻き消していた。
あの黒竜が、自然に消え失せるはずはない。 使役主に命を助けられた。いや、遊ばれたのだとまでは、混乱した頭ではわかるはずもなく]
(416) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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いき、てる……?
[黒竜の使役主が、気だるげに自分を眺めている。 それに少年が気付く事は結局最後までなく]
…………く、そ……。 くっ、そ……!!
[青い表情のまま、よろ、と後ろへ足を戻して。 黒竜がいない、逃げようと思うなら、今以外にはない。
どこへ逃げるかの宛てもなく、その場から逃げる様駆け出した。 唇で、強く噛み切る血が、雨と混じりあい、顎を濡らしながら]
(417) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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[チェレスタの音楽《ギフト》は 徐々に勢いを増していき 加減をしてると負けそうだった]
(もっと、高らかに強く!)
[そろそろ、自分の声《ヴォイス》も限界か そう思いながらも、彼の音色に引きずられる
音がぶつかり混じり合う 手触りの違うはずの音同士にも関わらず 神父の奏でるオルガンによって ひとつの糸に紡がれる
それは大聖堂を満たしていき響き渡り 空気を震わせ――聖堂そのものが鳴り響く]
(418) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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[歌っているうちに新たな違和感に気づく]
(…高音が、前より強く太くなっている?)
[チェレスタに引きずられて、にしては 高音域が限界を超えているはずなのに楽に出る
かつて、ボーイソプラノで出していた時 その頃の比ではないほどに ファルセットで出る声はするすると気持ちいいほどに]
(419) 2013/09/27(Fri) 02時頃
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!!
[耳をついた不協和音に、びくんと大きく肩が震えて、歌声は止まった。 青い顔をしている。悪いことをした子供のように、こちらの表情も曇った。]
……オルガニスト……? くるしい?
[それは嫌だった。自分の音で誰かが苦しむのは、楽器としてこの世にある以上悲しみのひとつ。 変わり果てた聖堂も、ようやく見える。]
どうし、たの、これ、
(420) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[発声の恍惚感はその引っかかりと 神父の鳴らした不協和音によって覚まされた
あの穏やかな彼が何かに苛まれるように 否、何かに怯えるかのように 青い顔をしてつぶやいて>>414]
神父…様?
[夢から覚めたばかりのような顔で彼を見つめた]
(421) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[チェレスタの声が止まった。 セシルはどうだったか。
チェレスタの、セシルの、視線と声に青年は、 我に返り一度、二度頭を振る。]
…………いえ、すいません、 乱暴な止め方をして。
チェレスタの歌声はとても高く美しかったですね。 セシルも……昔より音が安定して。 音域も広がって……
[アスランもなるほど、聖歌隊員だと、 日々の訓練なければでない音だと 技巧的なことに思考を集中して 平安を取り戻そうと。口にして弱く笑む。]
これは…………どうした、のでしょうね。
(422) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[自分の音のせいじゃない。と、逃げたい。] [けれど、無垢なチェレスタや 痛みを抱えているであろうセシルに 責任をなすりつけることもできず、 わからない、というように自虐的に笑う、]
(423) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[チェレスタの音楽《ギフト》も途絶え あたりを見回せば 大聖堂が様変わりしているのが目に入る]
…これは?
[眠り姫の城のように、茨に覆われている しばらくしたら、それを神父から聞かされるだろう]
(424) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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― 倫敦 大聖堂付近 ―
[元々、『アルト』の詩は、争う事に向かなかった。 自分本来の旋律は、聖堂に忍び込む際に用いた様、人を眠りに落とす様な。 夜空の中で微睡む、安らぎの眠り詩。
他に誰も、『アルト』以上に力を持つ存在を知らずにいた。
故に、分を越えた領域にも足を踏み入れようとして、この惨敗だ。
アリアを奏でる事しか出来ない自分の限界は、すぐ近くにあった]
(425) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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(風邪でもひいたかな……)
[意識が濁り、ぽう、と身体中が夏の太陽に曝されている様に熱い。 あの水蛇の所為で、全身がぼとぼとに濡れたからか。 まず、今日という日は雨が絶えず降り注いでいる天候だった。
黒竜から逃走を果たし、はや十数分。 何処を逃げているのか、少年もわからないまま市街を、兎に角あの橋から遠ざかる様に走りぬけて。 …今は何処にいるんだろう?]
(426) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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…… あ 。
[くら、と来た。身体が雨の中で意識を持ち去られそうな処を、何とか気力だけで持ち堪えた気がした]
(ま、ずい。はやく、どこかで、やすまないと)
[王宮は遠い、休めそうな場所に心当たりもない。 せめて、何処かで雨宿り出来る様な場所は無いだろうか。
黒竜から逃げた安心感からか、全身から力が抜けている様で]
(427) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[ふと、今自分が背を預けているのは、何処だろうと、考える。
教会の様な石造りの壁に…蔓と茨が巻き付いている。 聖堂よりも随分背の高い場所だが、ここは何処だろうか。
蔓と茨があるのなら。誰か、金持ちの庭にでも迷い込んでしまったのだろうか。 幸い、この壁は多少の雨風は凌げる様で]
(……すこしだけ。 ここで やすんでも)
[現在地のわからない程度には判断力の衰えた頭は。 脱出時から、更に変貌した聖堂の壁にその身を横たえる事を選び。 暫くすれば、少年の寝息が緩く鳴り出した*]
(428) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[高い声を褒められれば、それはよく思うが、オルガニストの表情は晴れない。]
……くさ?
[わからないのであれば知るべきだと思う。 張りめぐる茨に触れようと、傍に近寄っては手を伸ばす。]
(429) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[神父はどこまで話しただろうか それが一区切りついたところで、彼に問う]
神父様…鏡はありますか?
[所々で感じた違和感にいいようのない不安を憶える 見てはいけない、そんな警告が聞こえたが
しかし、この違和感を見過ごせず 鏡の向こうの現実と向き合い 自分の身に起こったことを知ることになる
鏡の中で涙を流しているのは 記憶の中の自分とは*全く違う姿であった*]
(430) 2013/09/27(Fri) 02時半頃
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[チェレスタはそれを「誰のせい」だなどとは考えていない。 ただ、単純な興味と、好奇心と、何が起きたのかを知ろうという思いだけ。]
(431) 2013/09/27(Fri) 03時頃
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[セシルからも同じ質問が飛んだが、 実際に何が起きているのか?は オルガンの椅子に座ったままで把握はできず むしろ、知りたくない気持ちが優って これ以上、摩訶不思議はたくさんだと言うように ゆるく首を横に振るだけ。]
……なんでしょう、ね…… くさ、植物、それら、だと思うのですが……
[果敢に蔓に手を伸ばすチェレスタに、追従して 動く気になれず、椅子に座ったまま首を振った。
セシルから鏡をと言われれば ……若干躊躇の後観念したように渡した。]
(432) 2013/09/27(Fri) 03時頃
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