266 冷たい校舎村7
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あのときは、 お見苦しいところをお見せしました。
[宮古に向けるのは、いつもの高本悟らしい 委員長然とした爽やかな笑みだ]**
(378) gurik0 2019/06/20(Thu) 19時頃
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[ 告白を断って、「やるなあ」って言われるとか 他の人じゃ絶対あり得ない気がする。
まぁ他の人に告白された記憶はないのだけど ]
一緒にいなくていいって言ってるのに。
[ 相変わらずの上からだなぁって、 私ももう、苦く笑うしかない。
そのうえ「お前以下」って続くとか なんで私この人好きなんだろう? って思わず自分で自分に問いたくなる ]
(379) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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[ だけど、その続きを私は黙って聞く ]
……………………
[ 進学校 受験戦争 良い大学
ずっと、捕らわれていた言葉たちの羅列 ]
(380) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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[ 彼が大学へ進まないことは あのときなんとなく、分かってた>>5:211
だけどそこに秘めた胸の内までは 私は気付けていなかった ]
(381) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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[ 最後まで聞き終えた私の右手は缶コーヒーから 離れて勢いよく彼の左頬へと向かう
5本の指をしっかり開いたまま パンって触れると、そのままそこに留まる ]
…………甘ったれてる。
[ ムカついたら叩いていいって言われた>>5:-99 思いっきり叩きたかったのに、叩ききれない ]
(382) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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────── じゃあ …………
(383) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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私と一緒に 落ちてくれる ?
(384) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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どこまでも どこまでも 堕ちてくれる ?
(385) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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[ 彼の頬に手をあてたまま、 真っ直ぐに問い掛ける ]
私はそれなりに良い大学にも入れないし キラキラした青春も送れない。 明るい未来なんて描けなくて、 地獄に堕ちるだけだよ。
それなら一緒にいて安心できるの? だから私と付き合いたいの?
[ やっぱり歪んでるよね、
ほんとに どうしようもなく ]
(386) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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……………
それなら、 道連れになってよ。 私の道連れになってよ…………
[ 頬にあてた右手をそのままぎゅっとグーに握る。
私からすれば実家を継げる未来があることが 羨ましくてたまらないなんて、
……………………言えなかった ]
(387) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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好きだよ、高本くん。
カーストとか面倒くさいものは嫌いだけど、 私からすると高本くんはいつも上の方で キラキラしてるよ。
優等生とか成績とか大学とか全部無視して、 歪んでて、最高に性格悪いの足しても、 ぜんぶ、高本くんが好きだよ。
………………だから
(388) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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私じゃ、ダメだよ。
──── もっといい女の子、探して
[ 小さく手を震わせて、 あの時みたいに告げる>>2:414 ]
(389) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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[ だって私は、あの男から逃げられない ]**
(390) papico 2019/06/20(Thu) 20時頃
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──── 後日:パン屋 ────
[ 少し硬いと噛み切るのが難しいアスパラ。 だけども、しっかりと処理されたアスパラは、 パン生地と共に、 しっかりと切れてくれる柔らかさ。
そんな、仕事の丁寧さを、 宇井野は好ましく思っている。 菓子パンも美味しいに違いない。
約束された美味しさのてんとうむしパン。 トングでつかんだ時点で、 食感も想像できてしまうが、 思いを馳せたら長くなるので省略しよう。 ]
(391) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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ああ。甘いのは食わねぇんだ。
[ 食えない、とは、言わない。>>366 寧ろ好きな方でもあるが、 甘さも可愛さも封印している。
美味しいしな、と>>367 言われればより、美味しそうに見えた。
食べたらしあわせになれるだろうな。 そっけない答えをききながら、 二枚のトレイを置いて 包んでもらって。 ]
(392) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 受け取る袋はいつも大きい。 てんとうむしパンは袋をわけてもらって。 ]
……ん?
[ 渡したら、半分。>>368 輝かんばかりのクリームを露わにして、 ずいと目の前に差し出されていた。 あ、カスタード良い匂いだな。とか。 考えながら、じぃと見つめて。 ]
(393) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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ははっ ありがとうな。
[ 受け取った。 断面から流れ落ちてしまうほど、 やわらかなクリームがたっぷりのパン。
しあわせを運んでくれる、てんとうむし。>>369
知らないはずが。ない。 あんなにもたくさんのしあわせをくれた。 ジンクスじみたものだとしても、 宇井野にとって、てんとうむしは、 本当にしあわせを運んでくれるんだ。 ]
(394) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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ああ、知ってるさ。…………。
飼っててな。 しあわせを、運んでくれたんだ。 随分と前のことだが。
[ なんて。 らしくもない、だろうか。 らしくもないだろうな。
気づいて欲しいわけではない。 気づいてくれない方が良いけども。
出してやらなければ、 しあわせをくれた真実を、 なかったことにしてしまう気がして。 気づけば、そんなことが口をついて出ていた。 ]
(395) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ がぶりとかぶりつけば、 口いっぱいに、甘い幸せ。 口角に置き去りにされたクリームも、 余さず舌の上へと誘い込んだ。
甘いものを、幸せそうに食べる、って。 昔、母に言われたことを思い出した。
努めて無表情を保とうとしてるけども、 柔らかいクリームに溶かされるように、 頬が思わず 少し、ほんの少し、緩んでしまう。 ]
(396) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 美味しい。すごくおいしい。 頬張ったのを溢さないように、 と、いうていで。 口許を片手で覆って。
しあわせを分かち合える嬉しさが、 吐息と共に流れてしまいそうだったから。
ゆっくり、ゆっくり、生地を砕いて。 味わって、咀嚼していることを、 抑え込む間の沈黙の理由に、 した。 *]
(397) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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―― お見舞い:瑠璃 ――
[バスケットの中の赤くて瑞々しい林檎を見ていた。]
(398) さねきち 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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みやこさん。こんにちは、 お見舞いきてくれたんだ。ありがと。 ……果物? 綺麗。
[開く扉を見て、そこにある小さな姿に笑いかけた。
体育館裏でもないのに、 俺は遅すぎる四月一日みたいに笑って 見せられたフルーツバスケット>>285に瞬きをし 「ありがと」と手を伸ばす。
とん、と机の脇にフルーツバスケットは置かれる。 俺はにこにこしている宮古瑠璃をじいっと見た。
あんなにぼろぼろのマネキンになってしまったのに 現実世界のあなたはいつもどおり笑っているので なんだかまやかしじみているな、と思った。]
(399) さねきち 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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……なんだ?
[白いベッドに乗りあがってくるあなたを見つめる。 少しばかり驚いていたから、 伸びてくる白い手に気づくのが遅れて、]
[つう、と糸をたどるように、 その手が服の上から傷をなぞる。>>286]
(400) さねきち 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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ふ…………っ、……、う゛
[ちかっ、と何かが明滅した気がした。 触れられている場所から痛みが走り目を閉じる。
その一瞬だけ、屈服した犬みたいに 触れてくるひとの色に頭の中が染まる。
一呼吸の間だけ。 その人のことだけ。
こわばっていたのは一瞬。 体を弛緩させ、息をついて宮古を見、小さく笑った。]
(401) さねきち 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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いてぇよ、みやこさん。いじわる。
[俺はへたくそに笑いながら、きちんと「痛い」と言って すこしだけ恨みがましげに宮古瑠璃を見る。 そうして、ぽん、と宮古の手の甲に己の手を置いた。
別にお手、じゃないけれども。]
怒ってる? それとも、何か後悔してる? ……マネキン、酷い状態だったから。
[校舎から出る時何かあった? って、 俺はきっと的外れな質問を投げるだろう。
体育館裏であなたに問いを投げかけた、あの時みたいに*]
(402) さねきち 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 学校に行き、予備校に行き、お見舞いに行き、 登校する回数が減って、友人を覆う白が減って、 クリスマスツリーもしめ縄飾りも見なくなり、 つまり、日々は同じ速度で通り過ぎていく。
鶴が何羽いるのか数えるのを買って出て、 寄せ書きの隅っこに、小さな文字で、 「 卒業式でまた写真を撮ろうね 」と。 そう記したくせ、その後のお見舞いで、 卒業式には出られるよね? と尋ねた。 無茶なことを言っていないか不安だったのだ。
毎晩、姉の爪がぎちぎちという傍らで、 僕は自宅にいる時間を受験勉強に費やす、 健全でありふれた受験生として過ごす。
…………冬だった。]
(403) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 冬の終わりが見えてきたころの話だ。 僕は進学先と、春から住む家を決めた。]
(404) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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あのね。高本くん。 家を出ることになったんだ。
(405) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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──数か月後──
[ 晴れやかとは言えないが、 淡々とした語調と表情で僕は言った。
僕はタイミングをうかがって、 ひとりでいる高本悟に声をかけた。 あまり脈略のない切り口だった。
僕の中でそれは、 冷たい校舎に閉じ込められるより前、 あの本当の文化祭の日と地続きの話。
……だったけれど、 話をする順序を少し間違えてしまったので、 たぶん、ずいぶん唐突に聞こえたことだろう。]
(406) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 家から通えることを条件に、 受験する大学を決めたというのに、 下宿先も探してきなさい。と両親は言った。
心配になったのかもしれない。 僕の生活能力とか、社会性とか、 あるいは姉弟離れできない子どもたちが。
直接そういわれたわけじゃないので、 肉親とはいえ、真意はわからない。 両親は、いつもするべきことだけ教えてくれる。 ので、僕はそれにうなずいて、従う。
ただ、国公立に受かった場合と、 私立に進学する場合とで、 家賃の上限に差をつけられてしまったので、 僕はそのときはじめて切実に、 国公立に受からなければ。と思った。]
(407) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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