131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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[使命を失った自分に…約束を違えた自分に…何ができるのだろう?]
(323) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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……王!
[宙を飛びラディエルへ斬りかかる王の姿>>310を視界に収める]
万が一にも、負けることはないかと思いますが……。
[預言の変動に一抹の不安を覚えつつも、今は自身の目的地を目指すこととする]
(324) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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[ルンフィア王国、旧王城。 老朽化した現在では王の居城としての性質は持たず、専ら即位式や、儀式的な性質を持つ行事の時のみ使用されている]
[何時しかその周囲には王城の残骸を越える高さの城壁が築かれ、クロス・オブ・メサイヤ教の兵による厳重な警備が敷かれるようになったが。 「遺跡の管理と保全」という真っ当な理由付けに、疑いを持つ者がいるはずもなかった]
(325) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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全身全霊でお断りだっ!! つーか、死んだら金貰っても使えねぇし墓が高価でも参る奴居ねぇよ!
[そう叫びながら、回り込むように走り寄る。 少なくとも、真正面から行くよりは水弾を回避する目が有るだろうと考えて…]
つーわけで、当たるのも死ぬのも御免だから諦めてどっかいっとけっ!
[走り込んだ加速と自分の体重を乗せた回し蹴りを、首を狙って叩き込んだ。 ・・・少なくとも、何処に当たってもえぐい火力にはなっただろう。 強化の補助として保護もかかっているはずの足がじんじんと痛むほどの勢いで蹴ったのだから。]
・・・さてと・・・ すたこらさっさと、逃げるとしますかっ!
[少なくとも、自分の戦闘手段は徒手空拳。 今の一撃が致命傷にならなければ手におえないし、 なったらなったで別の意味でヤバい。 背後から撃たれる事に備えて、 ジグザグに走りながら逃げだした。]
(326) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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/* これはドナルドもヘクター兄様に仕えるフラグ……!?
兄様も早く羽はえないかなー でも、人間はやめないでほしい。切実に。
(+64) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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……呆れたな。それなり力を込めたのにあのぐらいの軽傷か。
[腕組みをして聖堂の屋根を見降ろしながら考える。馬鹿正直に降りていくつもりはない。しかし、仮にも「王の剣」を持つ相手に対していささか決め手を欠くことも事実であった]
この位置からなら一方的に攻撃はできるが… 少し決め手には欠ける。あの賢者の塔の青年、そう言えば何か考えているようだったが…?
(327) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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……家族と……友達の為…………。
(328) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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…ほら。あげるよ。返品不可だから大切に使えよ?
[凛と澄み渡る声に渡されたのは、突き出した腕の先にある掌の水晶]
それから、実証実験に少し付き合ってくれよ。 これはおまけだ。 お前の身体がどんな構造してるのかは知らないけど。
随分と、それも消耗してるみたいだからな。
[それだけで無い。少年は古びたデスクに立て掛けていた錫をその手に取り立ち上がる。 何をしようと云うのだろうか。事務的なデスクもある部屋だが、そこそこの広さがある、この空間の大体中央辺りに、少女を尻目にスタスタ歩んだ少年は。あたりを見渡し]
(329) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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――…ルゥ。本当の使い方はこれで正しいんだな?
[少年が虚空へ向けて語りかける。その時、少女が常に少年から感じてる恐怖にも似た威圧が微かに膨れる。が]
ははっ。アマネもこいつの使い方、知ってたのかな。 気の遠くなる時代の生き証人から正しい使い方を教えて貰えるなんて。
神秘研究家としては、「反則」以上の何物でもない卑怯だろ?
[やはり、自分は、もう神秘研究家卒業だな。そう独りごちて。アマトは垂直に『王の錫』を硬い研究所の床へ突き立てた]
(330) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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[王の錫。それは聖霊に干渉し力を増幅させる程度の聖具ではない。 飽くまでそれは、この聖遺物本来の用途の「副産物」に過ぎない。
…硬質な床に、杖先は刺さらない。だが錫の杖頭を飾る十字架>>2:271、それに巻き付く柔らかな植物の弦が、するすると音も無く杖先へとその先を伸ばしていき、弦は杖先に絡み、地面にはりつき。アマトが手を離しても、微動だにしない程、地面に固定された。
…風も無い室内でりんりん、しゃんしゃん、遊環が鳴らす清浄なる旋律。聖霊を呼び込む聖なる声鳴き音色が室内に響く。
嘗て、光の地を追われた闇の王達は、恵みの無い大地に辿り着いた。 だがそこに、王に従うひとりの騎士が、王より赦されし錫杖を大地に奉納した時。清浄なる祈りは、聖霊達を呼び覚まし、その地を豊かな聖力溢れる楽園へと変えたと、カーライルの御伽噺では聞く]
(331) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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聖なる哉。 起きろ、王の錫サンクティス―― 。
[そう聖霊術師の少年が、錫に告げた途端。 廃の研究所の無機質な床から、聖なる力が、聖霊力が。いや、既にこの世界で数を減らして久しい聖霊が、何処からともなく沸いて、現出してきた。
無機質な廃棄施設に、聖霊に満ち溢れた楽園が『王の錫』を中心に産まれたのだ。 ただ息をする、ただそこにいる。それだけで満ちていく聖霊の力。それは戦いに使えば、枯渇しない聖霊力の供給とも呼べる]
(332) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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貴様が私に対して何をしたか忘れたかね?
[男は場馴れをしているのだろうか、水弾は当たる気配がない。>>320]
ああ、なに、言葉での返答は不要。 その身を以て応えてくれればいい。
[再び水弾を撃とうと手を構える。 男が白衣から何かの瓶を取り出し、飲み干す。]
(333) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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[ 「設置型」聖具、『王の錫』サンクティス――
そこに在る限り、聖霊の力を生み出し続ける聖遺物。 例えば、クラウディア程の行使者がこれを担えば、確かに『王の怒り』よりも優れたポテンシャルを秘めているだろう>>257]
……どうだ?まな板。 身体の調子はよくなったりしないか?
[そこには闇聖霊も光聖霊も、火も水も何も関係なく、多種多様な聖霊の力が産み出されている。創造の聖具。 消耗していた少女の調子を伺う様に、少年は彼女を振り向いた]
(334) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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……………。
[クラウディア卿がドナルドを連れて行く直前。 無意識に父を呼ぶ声>>322が届いて一瞬目を閉じた。
我が子は……シーパルは、己を恨んでいるだろうか。
父と呼ばれる事は無いかもしれない。 姿も声も識る事は出来ないかもしれない。
愛した天使に一瞬とは言え、邂逅が叶ったからか、 我が子への想いを募らせながらも、父を呼ぶ子を 教団に渡す様な行為を平然とする己に資格など無いかと 苦笑を浮かべた]
(335) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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まあ、いいか。
………随分とオスカーとか言うあの子供を殺した事を怒っているようだな…
それなら。
[左手に携えた古びた書物がひとりでにページを捲り、あの一節が示される。]
『大いなる影は王に言った。“憎め。お前の憎む全ての者をこの上なく憎悪せよ。魂を闇に染めて怒り狂い、己を明け渡しさえすれば、お前の目的は自ずと達せられるであろう。自我を捨てよ。永劫に明け渡せ。”(ラディエルの書87(0..100)x1:9(0..100)x1)』
(336) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 00時頃
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『王は全くそのようにした。しかし人よ、聞きなさい。それは、全く己が王としての資格を自ら放棄することであったのだ(ラディエルの書87:10)』
(337) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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/* ラディエルの書は過去らしいけど。 過去に一体何が。
>>334 まな板はやめなさいwwwwwww 超兵器ばっかりだなあwwwwwwww
(+65) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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[煙幕が晴れ、視界はクリアになる。 男の絶叫と共に、再び水弾を撃つ。>>326 先程までとは打って変わり、思考を巡らし狙うも、男はそれを上回る機敏さで避けていく。]
なんだ? 先程までとはまるで動きが違う――魔法薬か!!
[先程、男が飲んでいたものの正体に感付き、さらに射出速度を高めるが、 男の動きはこちらの反応速度を上回っている。 先程までは逃げ回るだけの男――ずっとこちらが攻撃を仕掛け、相手は防戦一方。 ならば、疲労で足が止まるまで撃ちつづければいい――その様な思考に凝り固まった中、反転しこちらへと詰め寄った男の行動に面食らう。]
なに? ぐぇッ!! ――ぐ……逃がさん……。
[速さ、重さともに申し分ない回し蹴り。 咄嗟に腕を上げ首を庇うが、防御ごと押し込まれ、簡単に後方へと吹き飛ばされる。 倒れ伏したそのままの姿勢で、男の背中に水弾を撃つも、その動きに惑わされ、当たらない。]
(338) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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俺の声じゃだめなんだよ!! お前じゃないとだめなんだよ!!
だから!!なんとかしてくれよ!!
[周りから見たらいきなり叫んだように見えただろう。 本人は必死で気づくことすらできなかったが]
(339) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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さて。これで『王の剣』がある手に入ればよし、最低でも奴の王としての底も分かろうというものだが… [天使は、中空で変わらず2人へと注意を向けたまま静止して佇んでいる**]
(340) 2014/08/22(Fri) 00時頃
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/* バーサクの魔法かなんかなんですかね。
あっちもこっちも暴走してるぞ! 頑張れティソ!負けるなティソ!
(+66) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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テメェの説教なんざクソ喰らえだ…… 聖人ぶった顔で俺達を見下しやがって!
この「王の剣」を甘く見んじゃねェぞ? その口、二度と聞けねぇようにしてやらァ!
――― 闇条槍《アブエルダ・ジャベリン》!!
ハァァァァァァァァァアアッッ!!
[―――此れで、あの天使の息の根を止めてやる。 荊を束ねて顕現するは、漆黒の大槍。 渾身の力を籠め、胴体めがけて投げつける!]
(341) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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[突き出された腕の先、掌にある水晶を大事そうに受け取って。 …変態とか思ったのは改めることにした。]
……ありがとう。感謝するわ。
[水晶はすう、と少女の左胸に吸い込まれるようにして消えて行く。 この未来もまた預言書には記されていなかったこと。 痛みは徐々に引いて、ほっと息をついたのも束の間]
…実験?
[何をするのかと戸惑った様子で部屋の中央あたりに歩んだ少年を見つめ。 ぞわりと、また先ほどと同じような恐怖を感じた。 ――ルゥ?今この少年は、ルゥといったか。]
(……まさか…)
[先ほど感じた混沌。安寧ではない痛いほどの闇。 結論に辿り着き、乾いた笑いが零れた。]
(342) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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[少年が床へ垂直に杖先を突き立てる。 しかし廃れていても硬質な研究所の床だ。突き刺さるはずもない。
――が、するすると杖先へ伸びて行く植物の弦に目を見張った。 床へ張り付き、弦自体が杖を固定する土台のように変化している。話声はおろか風の音さえしない室内に、音色が響く。]
――……っ、……!
[―声が出ないとは、まさにこのことをいうのか。 色褪せた研究所に満ちる聖霊の力は。まるで、それを必要とする者にとっての楽園。]
(343) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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[あり得ない。こんなことが出来る存在があるだなんて、考えもしていなかった。 枯渇していた体内に聖霊力は流れ込み、こんなにも調子が良いなんて初めてのこと。]
………凄くいいわ。呼吸も大分楽だし。
[振り向いた少年に呆然とそう返すと。 自身の呼び名がまな板になっているのに数拍置いて気付き、慌てて訂正の言葉を。]
まな板じゃないわよ、無いのは認めるけど私にはシーパルっていう名前があるのっ!
[珍しく頬は紅潮していた。]
(344) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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はは、そういえばお前の名前聞いてもなかったな。
俺はアマト。 ………唯のアマトだ。姓はない。
それより、随分と顔色も良くなってきたな。死にそうに白い肌も程よく健康的になったみたいだし。
[顔が赤い。まあ白い肌だからこの位で普通なのだろうと思うが>>344]
(345) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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[聖霊が満ち溢れる廃研究所の空間の中、然し受け答えの途中で少年はピタリと足を止める。 虚空を見る。また、先程の混沌に満ちた何かと話している、と云うわけではなさそうだ]
………………いじける暇。か。随分な言い草で。
…………………………。
悪いまな…シーパル。すぐ戻るからそいつ見ててくれないか?
[酷いと云えば余りにも失礼に過ぎる呼び草を、何も無かった様に訂正して、少女へ対し、黒うさぎへ視線を向けさせて。 アマトと名乗った少年が、廃施設の出口へと歩いていく。レグレシアを拝める外へだ]
(346) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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― 旧王城前 ―
流石にここは警備が厳しいわね……。
[思えば先の大聖堂の騒ぎの中、聖具《レガリヤ》が闇の者の手に渡ったことは、教団幹部には知れているだろう。 ならば聖具《レガリヤ》の在処の警備が厳重になることも、不思議ではない。 とはいえそれがフェイクである可能性も、まだ消えてはいないのだが]
…………。 先のように気配を消すか、それとも……。
[今この場には、自分以外に闇に属する者はいない。 先の王のように、光の者と戦っているのだろうか? 敗走し、どうにか生き延びようとしている者もいるのだろうか]
(347) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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……"地の奥深くより来たる震え、 それは地の上に立つ者をも打ち砕いた"
――地難の相《フェイズ・アース》
[地の底より突き上げる力が、建物に強い振動を与える。 不自然なほど、旧王城の敷地に限定された範囲で]
[影に溶け込まず、敢えて陽動の一手を選んだ理由。 それは預言書にも語られていない]
(348) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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…そう、アマト。 感謝するわ。まな板とか言ってきたのもチャラにしてあげる。
[全くもって可愛くない返事である。 もっと素直にお礼を言えたらと思うのだが、性格が邪魔をして来るのだ。 偉そうに言っておいて気分を害していないかとチラチラ窺う様は、なんというか可笑しかった。]
……どうしたの? 何かあった?
[少年の足がピタリと止まるのを見て、首を傾げ。 虚空へ向けられた視線。しかし先ほどの嫌な感じはせず、どうしたのかと問うて]
………え、ええ。 それくらい構わないけど……今、外は危ないわよ?
[まな板とまた呼びかけたのはこの際無視だ。 黒うさぎを預かるのは良いが、外で起きている騒ぎを思い出して出口へ歩く背中へそう声を掛ける。]
(349) 2014/08/22(Fri) 00時半頃
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